JP2008081189A - 容器処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器2を保持するキャリア4の構造を簡単にし、かつ、処理ヘッド34、52、56に対して正確に位置決めする。
【解決手段】キャリア4の進行方向前方側に固定位置決め部材42を設け、後方側から渦巻きばね46により可動押圧部材43を付勢し、これら両部材42、43間に容器2を把持する。このキャリア4を搬送するコンベヤ6の上方に、充填ヘッド34、キャッピングヘッド52および容器抜き取りヘッド56を配置する。その下流側に間欠的に回転してキャリア4を前後に当接した状態で送る間欠送りスクリュー60を設け、停止した容器2が前記各ヘッドの位置に対応するように制御する。容器2が変更されて口部2aの搬送方向前後の位置がずれた時には、スクリュー60の回転を制御して停止位置を変更し、容器2の口部2aを処理ヘッドに合わせる。
【選択図】図1

Description

本発明は容器処理装置に係り、特に、容器キャリア内に容器を保持して搬送し、フィラあるいはキャッパ等の処理ヘッドによって所定の処理を行う容器処理装置に関するものである。
容器を保持した容器キャリアをコンベヤによって間欠的に搬送し、フィラ、キャッパ等の処理部に順次停止させて、充填、キャッピング等の処理を行う容器処理装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。前記特許文献1に記載された従来の容器処理装置で使用している容器キャリア(特許文献1ではボトル搬送具と呼んでいる)は、保持する容器をその中央部に位置決めするようになっている。
また、前記のような容器キャリアを外形の異なる複数種類の容器に対応させて各種容器に兼用可能にするために、キャリアの本体部に、一対の容器把持部材を互いに接近離隔する方向に進退動可能に配置し、これら両把持部材をスプリング等の付勢手段によって付勢して、容器を把持するようにしたものが従来から知られている(例えば、特許文献2または特許文献3参照)。
特許文献2に記載された発明の容器ホルダは、ホルダ本体の下部寄りに支持した2本の軸に、それぞれ相対向するグリップ支柱の下端部を取り付け、両軸に設けたセクトギヤにより両グリップ支柱を連動させるとともに、ねじりばねにより両グリップ支柱を閉じる方向に付勢している。そして、前記グリップ支柱の下端の受圧部をプッシュバーにより押圧することにより、両グリップ支柱を開放して容器の挿入および取り出しを行うようにしている。
また、特許文献3に記載された容器ホルダは、基体に一対の保持体を相対的に進退自在に取り付け、この一対の保持体へ物品の把持方向へ付勢させる付勢手段を連係させるとともに、一対の保持体へ付勢手段の付勢力に抗してその一対の保持体を相対的に連動作動させる操作手段をそれぞれ連係させるようにしている。
特開平11−189205号公報(第3−4頁、第7−9頁、図1) 特許第2811232号公報(第2−3頁、図2) 特開平9−278019号公報(第3−4頁、図1)
前記特許文献2および特許文献3に記載された兼用型の容器ホルダ(容器キャリア)では、容器をホルダの中央に正確に位置決めして、各処理部に配置された処理ヘッドに対応させる必要があるので、単に付勢手段によって互いに接近する方向に付勢するだけではなく、リンク機構等、両把持部材を同量だけ前進させて接近させるための手段が必要である。そのため容器キャリアを構成する部品点数が多くコスト高となり、特に、ライン全体で多数のキャリアを必要とする場合に、大きなコスト高となるという問題があった。
本発明は、容器を保持したキャリアを搬送するコンベヤと、このコンベヤの上方に設置され、停止した容器に所定の処理を行う処理ヘッドと、処理ヘッドの設けられた位置またはその下流側に配置され、キャリアに係合して間欠的に回転し、容器の口部が前記処理ヘッドに対応する位置にキャリアを停止させる停止手段と、この停止手段の回転を制御する制御手段とを備え、前記キャリアが、進行方向前方側もしくは後方側のいずれかに配置された固定位置決め部材と、この固定位置決め部材の逆側に配置されて固定位置決め部材に向かって進退動可能な可動押圧部材と、可動押圧部材を固定位置決め部材に向けて付勢する付勢手段とを備え、可動押圧部材によって容器を固定位置決め部材に押し付けて容器を保持するように構成し、前記キャリアに保持された容器の口部の搬送方向前後の位置が変更された時には、停止手段の回転を制御して回転方向の停止位置を変更し、その容器の口部を処理ヘッドの位置に対応させることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、各々に処理ヘッドを備えて、それぞれ容器に異なる処理を行う複数の処理部を、前記コンベヤに沿って配置するとともに、これら処理部の下流側に、前記停止手段を配置し、キャリアを前後に当接した状態で下流側に送ることを特徴とするものである。
本発明の容器処理装置で用いるキャリアは、一対の容器把持部材の一方(固定位置決め部材)を固定とし、この固定位置決め部材に対して他方の可動押圧部材を付勢手段によって付勢することにより容器を把持するようにしたので、キャリアの構成が簡単になり、しかも、キャリアに保持された容器の口部の位置が処理ヘッドの位置とずれる場合には、コンベヤ上でキャリアの位置を規制するスクリューの回転を制御して位相を調整しているので、構造が簡単であり、しかも、キャリアの正確な位置決めが可能である。
容器を保持するキャリアが、進行方向の前方側または後方側のいずれかに配置した固定位置決め部材と、付勢手段によって固定位置決め部材に向かって付勢された可動押圧部材を備えており、このキャリアに容器を保持させてコンベヤによって搬送する。容器処理ヘッドの位置またはその下流側に配置したスクリューを間欠的に回転させてキャリアを前後に当接した状態で搬送し、キャリアに保持された容器の口部が処理ヘッドに対応する位置に停止させて処理を行う。異なる容器に変更し、容器の口部が処理ヘッドの位置とずれてしまう場合には、スクリューの回転を制御して位相を変えることにより、容器の口部の位置を処理ヘッドの位置に合致させる。このような構成としたことにより、キャリアの構成を簡素化してコストダウンを図るという目的を達成する。
以下、図示実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る容器処理装置の全体の構成を示す平面図である。この容器処理装置は、容器2(図3(a)、(b)参照)を収容保持するキャリア4を搬送するコンベヤ6が循環式になっており、この循環式搬送コンベヤ6上の所定位置に、キャリア4内に容器2を供給する容器供給部A、キャリア4内に供給されて保持された容器2内に液体を充填する充填部B、液体が充填された容器2の口部にキャップを装着するキャピング部Cおよびキャッピングが終了した容器2をキャリア4から抜き取る容器抜き取り部Dが順次配置されている。
循環式の搬送コンベヤ6は、前記各処理部(充填部B、キャッピング部C、容器抜き取り部D)が設けられているメインコンベヤ6aと、容器2が抜き取られた空の容器キャリア4を容器供給部Aに送るリターンコンベヤ6bとから構成されており、リターンコンベヤ6bはメインコンベヤ6aよりも高速で走行して、容器キャリア4を間隔をあけた状態で搬送する。また、容器供給部Aを通過した後、このリターンコンベヤ6bから速度の遅いメインコンベヤ6aに乗り移った容器2は、前後に密着した状態で搬送される。なお、この実施例では、前記各処理部B、C、Dが設けられているメインコンベヤ6aの始端から後に説明する間欠送りスクリュー等の停止手段までが処理区間になっており、この区間内に、例えば、キャッピング部としてインナーキャッパとオーバーキャッパを設ける等、処理部の数を増減することも可能である。
容器2を保持する容器キャリア4は、各種サイズの容器2に兼用できるようになっており、図2および図3(a)、(b)に示すように、ほぼ正方形の本体部41の一方の壁面(この実施例では搬送方向前方側の壁面)41a上に固定位置決め部材42が、そして、前記壁面41aと向かい合う壁面(搬送方向後方側の壁面)41b側から固定位置決め部材42に向かって進退動可能な可動押圧部材43が設けられている。これら固定位置決め部材42と可動押圧部材43の互いに向かい合う面に、それぞれV字状把持部42a、43aが形成されている。本体部41の上面41cが容器2の載置面になっており、この載置面41c上に載せられた容器2の外面に、前記V字状把持部42a、43aが当接して容器2を把持するようになっている。なお、この実施例では、前記のように、容器キャリア4は固定位置決め部材42を前方に向けて搬送コンベヤ6上に載せられて搬送される。
前記キャリア本体部41の搬送方向前後の壁面41a、41b間に2本の平行な案内ロッド44、44が取り付けられており、可動押圧部材43がこれら案内ロッド44、44に支持されて進退動する。可動押圧部材43の下部は、前記載置面41cに形成された搬送方向の2本の切り欠き41d、41dを通って載置面41cの下方に延びている。この載置面41cの下方に延びている可動押圧部材43の下端に、前記案内ロッド44、44と直交する方向を向いた軸部材45が挿通され、この軸部材45の両端にそれぞれ渦巻きばね46、46が装着されて、可動押圧部材43を固定位置決め部材42側に常時付勢している。可動押圧部材43の両端に係合部材47、47が設けられており、これら係合部材47、47を、後に説明する開放用スクリュー8の溝部8aに係合させることにより、可動押圧部材43を固定位置決め部材42から引き離すことができる。このように可動押圧部材43を固定位置決め部材42から引き離して両部材42、43を開放した状態の時に、容器キャリア4内に容器2を挿入する。
容器供給部Aの、搬送コンベヤ6(リターンコンベヤ6b)の両側に、容器キャリア4の移動を規制する規制用スクリュー10、10が配置されている。これら規制用スクリュー10、10は、容器キャリア4の本体部41に両側から係合して搬送コンベヤ6上の容器キャリア4の移動を規制する。規制用スクリュー10、10は、図2に示すように、細い螺旋状の山部10aによって、キャリア本体部41の前後の長さよりも僅かに大きい幅を有する螺旋状の溝部10bが等ピッチで形成されており、この規制用スクリュー10、10の回転に伴って、搬送コンベヤ6上の各容器キャリア4は前後に極めて接近した状態で下流側に送られる。規制用スクリュー10、10は、リターンコンベヤ6bの走行速度よりも遅い速度で容器キャリア4を送るようになっており、その上流側では容器キャリア4が密着した状態になり、下流側では、容器キャリア4がリターンコンベヤ6bの走行速度で搬送されるので間隔をあけられる。
両側の規制用スクリュー10、10の上方には、それぞれ開放用スクリュー8、8が配置されている。これら開放用スクリュー8、8は、前記キャリア本体部41の上方に設けられている可動押圧部材43の両側に取り付けられた係合部材47、47に係合する。開放用スクリュー8、8は、係合部材47、47が係合するリード部8bおよび溝部8aのピッチが変化しており、等ピッチで溝部10bが形成された規制用スクリュー10、10によって送られているキャリア本体部41に対して、係合部材47、47および可動押圧部材43の相対的な位置を変化させるようになっている。この実施例では、渦巻きばね46、46によって搬送方向前方側の固定位置決め部材42に押し付けられた状態の可動押圧部材43を、固定位置決め部材42から次第に引き離すように、キャリア本体部41の移動よりも遅れて移動させるようになっている。
搬送コンベヤ6上に載せられた容器キャリア4の両側に配置されている開放用スクリュー8、8は、駆動モータ12(図3(a)参照)によって回転される。モータ12の駆動軸12aに駆動ギヤ14が取り付けられ、この駆動ギヤ14に中間ギヤ16が噛み合っている。これら駆動ギヤ14と中間ギヤ16にそれぞれ伝達ギヤ18、20が噛み合っている。これら両伝達ギヤ18、20と一体のプーリ18a、20aと、前記開放用スクリュー8、8に設けられたプーリ8a、8aとの間に、それぞれベルト22、24が掛け回されてモータ12の駆動力が両側の開放用スクリュー8、8に伝達される。前述のように、一方の伝達ギヤ18(図3(a)の左側の伝達ギア)は駆動ギヤ14に直接噛み合い、他方の伝達ギヤ20は中間ギヤ16を介して駆動ギヤ14に噛み合っているので、両側の開放用スクリュー8、8は逆方向に回転する。前記モータ14の駆動は制御手段(コントローラ)26によって制御されるようになっており、前記開放用スクリュー8、8の回転が制御される。なお、図示は省略するが、両規制用スクリュー10、10も、開放用スクリュー8、8と同様の駆動機構によって回転される。
この実施例の開放用スクリュー8、8は、可動押圧部材43を固定位置決め部材42から最も離隔させた時には、この可動押圧部材43がキャリア本体部41の搬送方向後方側の壁面41b付近に位置するまで移動させることができ(図2中に符号4D、4Eで示すキャリア参照)、両部材42、43間に外径が最も大きい容器2(図2中に符号2Aで示す容器参照)を挿入することができる。
前記容器供給部Aには、リターンコンベヤ6bの走行経路に対して直交する方向を向けて、容器搬入コンベヤ28が配置されており、この容器搬入コンベヤ28によって搬送されてきた容器2を、作業員30が、前記開放用スクリュー8、8によって可動押圧部材43が後退されている容器キャリア4内に挿入する。
容器供給部Aで容器2が挿入された容器キャリア4は、容器供給部Aの規制用スクリュー10、10から解放されて、搬送コンベヤ6(リターンコンベヤ6b)によって搬送され、メインコンベヤ6aに乗り移った後充填部Bへ送られる。充填部Bにはフィラ32が設置されており、このフィラ32の処理ヘッド(充填ヘッド)34が搬送コンベヤ6の真上に位置している。充填ヘッド34は複数本(この実施例では6本)の充填ノズル36を備えており、これら充填ノズル36は、容器キャリア4の搬送方向前後の長さと同じピッチで配置されている。従って、容器キャリア4を停止させた時には、6本の充填ノズル36の位置が、その下方の6本の容器2の口部2aの位置にそれぞれ合致するようになっている。
充填部Bの下流側にキャッピング部Cが設けられており、フィラ32によって液体が充填された容器2の口部2aにキャップを装着するキャッパ50が設置されている。このキャッパ50の処理ヘッド52であるキャッピングヘッドは、搬送コンベヤ6の真上に位置しており、3本のキャップ保持チャック(図示を省略)が、容器キャリア4の搬送方向前後の長さと同じ間隔で設けられている。従って、搬送コンベヤ6上の容器2が停止すると、3本のチャックがその下方の3本の容器2の口部2aの位置にそれぞれ対応する。
さらに、キャッピング部Cの下流側の容器抜き取り部Dに抜き取り装置54が設けられており、この容器抜き取り装置54の処理ヘッドである抜き取りヘッド56が搬送コンベヤ6の真上に位置している。この実施例では抜き取りヘッド56は容器2を把持する6本のグリッパを備えており、これら6本のグリッパは容器キャリア4の搬送方向前後の長さと一致する間隔で配置されている。従って、搬送コンベヤ6上の容器2が停止した時には、6本のグリッパすべてが下方の6本の容器2の口部2aの位置にそれぞれ対応するようになっている。
搬送コンベヤ6の容器抜き取り装置54が設けられている位置から下流側に向けて、搬送コンベヤ6と平行した容器排出コンベヤ58が配置されており、容器抜き取り装置54によって容器キャリア4から抜き取られた容器2は、この容器排出コンベヤ58上に排出されて次の工程に送られる。
搬送コンベヤ6(メインコンベヤ6a)の、前記容器抜き取り装置54よりも下流側の側部に間欠送りスクリュー60が配置されている。間欠送りスクリュー60は、図5に示すように、細い螺旋状の山部60aによって、容器キャリア4の前後方向の長さとほぼ一致する幅を有する螺旋状の溝部60bが形成されており、回転することによりこの溝部60a内に係合した容器キャリア4を下流側に送る。この実施例では、間欠送りスクリュー60が搬送コンベヤ6による容器キャリア4の搬送速度よりも遅い速度で送るようになっており、この間欠送りスクリュー60よりも上流側では、搬送コンベヤ6上の容器キャリア4は前後に接触した状態で搬送される。間欠送りスクリュー60は、その端部に固定されたプーリ62と、モータ64の駆動軸64aに連結されたプーリ66との間に掛け回されたベルト68を介して回転されるようになっており、コントローラ68によってモータ64の駆動を制御することにより間欠送りスクリュー60が間欠的に回転停止を行う。
この容器処理装置では、多数の容器キャリア4が循環する搬送コンベヤ6上を搬送されており、リターンコンベヤ6b上を間隔をあけて搬送されていた空の容器キャリア4が容器供給部Aに導入される。容器供給部Aでは、各容器キャリア4は規制用スクリュー10、10に係合し、この規制用スクリュー10、10の回転に伴ってリターンコンベヤ6bよりも遅い速度で下流側に送られる。従って、容器供給部Aの上流側に接近すると、間隔をあけて搬送されてきた容器キャリア4が前後に接触した状態になる。
容器供給部Aに導入された容器キャリア4が、規制用スクリュー10、10に係合して下流側に送られるとともに、この容器キャリア4の上部に設けられている可動押圧部材43の両側の係合部材47、47が、規制用スクリュー10、10の上方に配置されている開放用スクリュー8、8に係合する。リターンコンベヤ6b上を搬送されてきた容器キャリア4は、容器供給部Aに導入された時点では、可動押圧部材43が渦巻きばね46、46によって搬送方向前方側の固定位置決め部材42に押し付けられた状態(図2中の符号4Aで示すキャリア参照)になっており、容器供給部Aに入ると、可動押圧部材43の両側に設けられている係合部材47、47が開放用スクリュー8、8に係合する(図2中のキャリア4B参照)。可動押圧部材43は搬送方向後方側に位置しており、開放用スクリュー8、8は係合部材47、47を、規制用スクリュー10、10によって送られているキャリア本体41よりも遅い速度で前進させるようになっているので、キャリア本体41の前進に伴って可動押圧部材43が相対的に後退する(図2中のキャリア4C参照)。この実施例では、図2に示すように、固定位置決め部材42と密着していた可動押圧部材43を、容器キャリア4の搬送方向の最も後方側に相対的に後退させる(図2中のキャリア4D、4E参照)。
この容器供給部Aの配置と直交させて容器搬入コンベヤ28が設けられており、この容器搬入コンベヤ28によって搬入されてきた容器2を、作業員30が取り上げて容器キャリア4の固定位置決め部材42と可動押圧部材43との間に挿入する。その後、開放用スクリュー8、8は、リード部8b、8bの幅を徐々に狭めて可動押圧部材43を固定位置決め部材42側に相対的に前進させて容器2を把持した状態にする。
容器2を挿入され、容器供給部Aの開放用スクリュー8、8および規制用スクリュー10、10から解放された容器キャリア4は、リターンコンベヤ6b上からメインコンベヤ6a上に乗り移る。メインコンベヤ6aはリターンコンベヤ6bよりも遅い速度で走行しており、メインコンベヤ6aに乗り移った容器キャリア4は前後に密着した状態になって搬送される。
メインコンベヤ6aの各処理部(充填部B、キャッピング部C、容器抜き取り部D)よりも下流側に、間欠的に回転、停止を行うことにより、メインコンベヤ6a上の容器2を複数個(この実施例では3個)ずつ下流側に送る間欠送りスクリュー60が設けられている。この間欠送りスクリュー60を回転させるモータ64の駆動をコントローラ68により制御しており、間欠送りスクリュー60が停止して上流側を搬送されている容器キャリア4を停止させると、充填部Bの処理ヘッド34が備えている6本の充填ノズル36とその下方に停止した6本の容器2の口部2aとの位置が一致するようになっている。また、同時に、キャッピング部Cのキャッピングヘッド52が備えている3本のキャップを保持したチャックの下方に3本の容器2がそれぞれ対応して停止し、さらに、容器抜き取り部Dの各グリッパの下方にそれぞれ対応して容器2が停止するようになっている。
間欠送りスクリュー60の回転が停止して容器2を各処理部B、C、Dの処理ヘッド34、52、56の位置に対応させて停止させている間に、各処理装置(フィラ32、キャッパ50、容器抜き取り装置54)が、充填、キャッピングおよびキャリアからの容器2の抜き取りの各処理を行う。なお、この実施例では、キャッピングヘッド52が容器2を3本ずつ処理するようになっており、各処理部B、C、Dに容器キャリア4を停止させて3本の容器2の処理を行った後、間欠送り用スクリュー60を回転させて容器キャリア4を3個分だけ前進させて停止する。
容器抜き取り部Dで容器キャリア4から抜き取られた容器2は、メインコンベヤ6aと平行に配置されている容器排出コンベヤ58に移されて排出され、次の工程に送られる。また、容器2が抜き取られた空の容器キャリア4は、間欠送りスクリュー60を通過した後、メインコンベヤ6aからこのメインコンベヤ6aよりも高速で走行するリターンコンベヤ6bに乗り移り、間隔をあけられた状態で搬送され、再び容器供給部Aに送られる。
この容器処理装置で処理される容器2が変更された場合には、容器キャリア4に挿入された容器2が可動押圧部材43によって固定位置決め部材42に押し付けられた状態で位置決めされるので、容器2の口部2aの搬送方向前後の位置が、前に処理された容器2の口部2aの搬送方向前後の位置とずれることになる。この場合には、間欠送りスクリュー60の回転をコントローラ68により制御して、回転方向の停止位置を変更し、容器キャリア4に把持されている容器2の口部2aの位置を前記処理ヘッド34、52、56の位置に対応させる。
この実施例では、キャリア4に設けられた容器を把持する部材を固定位置決め部材42と可動押圧部材43から構成し、一方だけを移動させるようにしたので従来よりもキャリア4の構造が簡単であり、低コストで兼用型のキャリアを製作することができる。また、固定位置決め部材42に容器2を押圧することにより位置決めをするので、正確な位置決めが可能である。さらに、容器2の形状を変更した場合には、間欠送り手段として用いているスクリュー60の回転方向の停止位置の位相を変更することにより、固定位置決め部材42に位置決めされた容器2の口部2aを処理ヘッド34、52、56に正確に対応させることができる。なお、前記実施例では、最も下流側の処理装置である抜き取り装置54よりも下流側に間欠送りスクリュー60を配置したが、この最も下流側の処理装置の位置に間欠送りスクリュー60を配置するようにしても良い。また、各処理部ごとに間欠送りスクリューを設けるようにしても良い。
前記実施例1では、キャリア4を停止させる停止手段としてスクリュー(間欠送りスクリュー60)を用いたが、その他の停止手段によってキャリア4を所定の位置に停止させるようにしてもよい。図7(a)、(b)は停止手段としてロータリストッパ160を用いた場合を示す平面図であり、前記実施例1と同一の部分には同一の符号を付して説明する。この実施例2は、ロータリーストッパ160をメインコンベヤ6aの容器抜き取り部Dに設けた場合を示している。ロータリーストッパ160は回転体160aの外周部に、円周方向等間隔で複数の係合部材160bが放射方向に突出させて設けてあり、この係合部材160bがキャリア4に係合することによりメインコンベヤ6a上のキャリア4の前進を阻止し、また、間欠的に所定角度回転することにより所定個数ずつキャリア4を下流側に送るようになっている。
図7(a)では、キャリア4の固定位置決め部材42と可動押圧部材43との間に最小の容器2(2M)を把持している。この最小容器2Mの口部の中心が容器抜き取り部Dの処理ヘッドの各グリッパの位置に対応するようにキャリア4を停止させる(符号O1で示す線が処理ヘッドと容器の口部とが対応する位置である)。キャリア4の把持する容器2が変更になった場合には、その容器2の口部の中心が前記処理ヘッドの位置に合致するように、ロータリストッパ160の係合部材160bの停止位置を変更する。例えば、キャリア4が把持する容器2が最大の外径を有する容器2(2L)に変更された場合には、図7(b)に示すように、容器2Lの口部の中心を前記最小の容器2Mの口部の中心の位置と同一の位置O1になるように、ロータリストッパ160の係合部材160bの停止位置を変更する。
容器処理装置の全体の構成を示す平面図である。(実施例1) 容器供給部に配置された規制用スクリューおよび開放用スクリューを示す平面図である。 図(a)は、搬送コンベヤを横断する方向の断面図および前記開放用スクリューの駆動部を示す図、図(b)は容器を把持したキャリアの側面図である。 搬送コンベヤ上に設けられた充填部の側面図である。 搬送コンベヤの側部に設けられた間欠送りスクリューの平面図である。 図(a)は、搬送コンベヤを横断する方向の断面図、図(b)は容器を把持したキャリアの側面図である。 第2の実施例に係る容器処理装置の停止手段を示す平面図であり、(a)図と(b)図はそれぞれ異なる容器を把持した場合のキャリアの停止位置を示している。(実施例2)
符号の説明
2 容器
2a 容器の口部
4 キャリア
6 コンベヤ
34 処理ヘッド(充填ヘッド)
42 固定位置決め部材
43 可動押圧部材
47 付勢手段(渦巻きばね)
52 処理ヘッド(キャッピングヘッド)
56 処理ヘッド(容器抜き取りヘッド)
60 スクリュー
68 制御手段(コントローラ)

Claims (2)

  1. 容器を保持したキャリアを搬送するコンベヤと、このコンベヤの上方に設置され、停止した容器に所定の処理を行う処理ヘッドと、処理ヘッドの設けられた位置またはその下流側に配置され、キャリアに係合して間欠的に回転し、容器の口部が前記処理ヘッドに対応する位置にキャリアを停止させる停止手段と、この停止手段の回転を制御する制御手段とを備え、
    前記キャリアが、進行方向前方側もしくは後方側のいずれかに配置された固定位置決め部材と、この固定位置決め部材の逆側に配置されて固定位置決め部材に向かって進退動可能な可動押圧部材と、可動押圧部材を固定位置決め部材に向けて付勢する付勢手段とを備え、可動押圧部材によって容器を固定位置決め部材に押し付けて容器を保持するように構成し、
    前記キャリアに保持された容器の口部の搬送方向前後の位置が変更された時には、停止手段の回転を制御して回転方向の停止位置を変更し、その容器の口部を処理ヘッドの位置に対応させることを特徴とする容器処理装置。
  2. 各々に処理ヘッドを備えて、それぞれ容器に異なる処理を行う複数の処理部を、前記コンベヤに沿って配置するとともに、これら処理部の下流側に、前記停止手段を配置し、キャリアを前後に当接した状態で下流側に送ることを特徴とする請求項1に記載の容器処理装置。
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