JP2008080125A - 可撓性骨固定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】骨プレートであって、各プレートが様々な骨折および患者の解剖学的構造に適切でありうる骨プレートを提供する。
【解決手段】骨固定装置は、複数の第1の可撓性プレートを含む第1の構成体であって、第1の可撓性プレートは、第1の閾値力が第1の構成体に加えられ、かつ複数の第1の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に曲がるように構成された、第1の構成体と、複数の第2の可撓性プレートを含む第2の構成体とを含む。複数の第2の可撓性プレートは、第2の閾値力が第2の構成体に加えられ、かつ複数の第2の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に曲がるように構成されている。装置は、第1および第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第1のロック部材も含み、第1の閾値力は、ロックされた関係の第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分であり、第2の閾値力は、ロックされた関係の第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である。
【選択図】図1

Description

開示の内容
〔関連出願の相互参照〕
本出願は、2006年9月27日出願の、「可撓性骨固定装置(FLEXIBLE BONE FIXATION DEVICE)」を名称とする、米国特許出願第11/527,951号の一部継続出願であり、その開示内容は、参照により全体として本明細書に組み込まれるものとする。
〔分野〕
本出願は、概して整形外科の分野に関し、より具体的には、骨折した骨または他の状態に損傷された骨の安定および圧迫のための骨プレートおよびシステムに関する。
〔背景〕
骨折した骨の内部固定のための骨プレートは、骨折した骨表面の輪郭に概ね適合していなければならない。これは、骨に対してきつくネジで締められる圧迫プレートに、特に当てはまる。プレートの形状を骨の輪郭に合わせることは、骨折部の治癒の間に骨とプレートとの間の負荷の適切な配分を可能にするために、圧迫プレートにとって重要である。プレートが、周囲の軟組織、神経、腱、脈管などに炎症を起こすか、またはそれらに害を与えることがないように、できるだけ低い外形を有すること、および骨表面と調和することもまた望ましい。
寛骨臼およびその他の骨盤の骨折のための骨プレートの1つの種類は、再建バー(reconstruction bar)と呼ばれる。従来の再建バーは、骨に適合するようにバーを構成するために、特別な用具を用いて外科医によって曲げられることが可能な生体適合性金属から一般的には形成されている。典型的には、外科医は、最初に薄い金属のテンプレートを手で形成して骨折部位で骨表面に適合させる。開口した切開部を通して作業しながら、外科医は、テンプレートを曲げて所望の形状に近づけ、テンプレートを骨表面に置き、テンプレートを取り除き、テンプレートの形状を調整し、テンプレートが骨表面の形状にぴったり合うまでこれらのステップを繰り返す。その後、外科医は、時には助手の助けを借りて、多くの特別な形成用具を用いて、植え込まれるべき再建バーをテンプレートとほぼ同一の外形に曲げて、いつバーがテンプレートに十分に類似するか評価するために、バーおよびテンプレートを隣り合わせに、目に見えるように保持する。この処置には、数分かかることがあり、かつかなりのスキルを必要とする場合がある。このバーは、次に、従来の皮質ネジを用いて骨に取り付けられることができる。バーの形状が骨表面の形状に正確に合う可能性は低いので、骨ネジを締めると、バーを骨表面に対して引っ張ることができ、これにより、バー材料の跳ね返り特性に起因して、バーに沿って様々な場所で屈曲の前負荷(bending preloads)を誘発する。代わりに、バーは、そのバーの様々な場所と骨表面との間にかなりの間隙がある状態で植え込まれてもよく、その結果、骨とバー構成体(bar construct)との間で負荷の一様でない転移を生じる。したがって、再建バーであって、外科医によってより迅速に植え込まれることができ、補助的な用具をあまり必要とせず、よりいっそう骨表面に適合しかつ骨表面に合わせて作られ、従来の再建バーと比べて固定装置と少なくとも同じくらい有効である、再建バーを提供することは有利であろう。
整形外科用装置製造業者が現在直面している別の問題は、非常に様々な骨折および患者の解剖学的構造のための骨プレートの各種商品(full line of bone plates)を提供する必要性である。剛性の1部品の骨プレート(rigid, one-piece bone plate)をそれぞれ形成するのに関連する製造コストは、主としてそのプレートを骨表面の形状におおよそ合うように構成する必要性に起因して、かなりのものである。さらに、大量の製品在庫が、使用者(病院)に提供されて、治療されるべき多くの種類の骨折および患者の解剖学的構造のために準備されなければならない。したがって、より幅広い適応(broader indications)を有する骨プレートであって、各プレートが、現在利用可能なプレートよりも、非常に様々な骨折および患者の解剖学的構造に適切でありうる、骨プレートを提供することは有利であろう。潜在的には、このような骨プレートは、現在のプレートより低いコストで製造することができ、在庫は、手術の結果を悪化させることなく、減少する。
〔概要〕
骨固定装置は、複数の可撓性部材を含むビームを含む。この複数の可撓性部材は、骨固定装置の長さに沿って定められた曲線軸(curvilinear axis)に対してほぼ平行に延びている。複数の可撓性部材は、少なくとも1つのロック部材に係合する1つ以上のグループに設けられる。ロック部材は、可撓性部材を、ロックされた関係またはロックされていない関係のいずれかで、共に保持するように構成されている。ロックされた関係では、ロック部材は、可撓性部材を共に圧縮する。可撓性部材によって提供されたビームは、可撓性部材がロックされていない関係にあるとすれば、閾値力(threshold force)がビームに加えられると、曲がるように構成されている。可撓性部材がロックされた関係にある場合、ビームは、屈曲に対して増大した抵抗力を有し、このため、閾値力を加えることは、積み重ねられた複数の可撓性部材を曲げ、かつ骨固定装置の形状を変えるのに不十分である。
一実施形態では、少なくとも1つのロック部材は、ビームの第1の側面に係合するように構成された第1の部分、およびビームの、反対側の第2の側面に係合するように構成された第2の部分を含む。可撓性部材は、グループ内に積み重ねられた構成で配列される。第1の部分、および第2の部分は、共にクランプするように構成され、したがって、可撓性部材を圧縮する。少なくとも1つのロック部材は、第1の部分および第2の部分を通って延びる開口部も含む。この開口部は、骨ネジを受け入れるように構成され、この骨ネジは、骨固定装置を、損傷した骨に固定すると共に、第1および第2の部分を共に引っ張って可撓性部材に対してきつくクランプするように構成されている。
骨固定装置は、損傷した骨を安定させる方法を提供する。この方法は、第1の構成体および第2の構成体を含む固定装置を提供するステップであって、第1および第2の構成体のそれぞれは、積み重ねられた複数の可撓性部材を含み、第1および第2の構成体のそれぞれは、開口部を定めている両端部を有する、ステップを含む。この方法は、この開口部内に挿入されるようにサイズ決めされた3つのロック部材を提供するステップであって、各ロック部材は、骨内に係合するためのねじ山を含む、ステップも含む。この方法は、第1の構成体の開口部のうちの1つを、第2の構成体の開口部のうちの1つと垂直軸に沿って整列させるステップも含む。この方法はまた、固定装置が骨の輪郭に適合するように、整列した孔において第2の構成体に対して第1の構成体を旋回させると共に、第1および第2の構成体を曲げて所望の構成を得るステップを含む。この方法は、固定装置を所望の構成に保持すると共に、ロック部材が骨にネジ係合して固定装置を骨に取り付けるように、整列した開口部を通してロック部材のうちの1つを挿入し、かつ残りの開口部のそれぞれの中にロック部材のうちの1つを挿入するステップも含む。
別の実施形態では、骨固定装置は、複数の第1の可撓性プレートを含む第1の構成体であって、複数の第1の可撓性プレートは、第1の閾値力が第1の構成体に加えられ、複数の第1の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に曲がるように構成されている、第1の構成体と、複数の第2の可撓性プレートを含む第2の構成体と、を含む。この複数の第2の可撓性プレートは、第2の閾値力が第2の構成体に加えられ、複数の第2の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている。この装置は、第1の可撓性プレートおよび第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された、第1のロック部材をさらに含み、第1の構成体に加えられる第1の閾値力は、ロックされた関係にある第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分であり、第2の構成体に加えられる第2の閾値力は、ロックされた関係にある第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である。
さらなる実施形態では、骨固定装置は、複数の第1の可撓性部材を有する第1の構成体を含む。この複数の第1の可撓性部材は、第1の閾値力が第1の構成体に加えられて、複数の第1の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている。固定装置は、複数の第1の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された、第1のロック部材をさらに含む。第1の構成体に加えられる第1の閾値力は、ロックされた関係において複数の第1の可撓性部材を曲げるのに不十分である。固定装置は、拘束された関係にある複数の第1の可撓性部材を収容するための保持器をさらに含む。
骨固定装置は、損傷した骨を固定する方法をさらに提供する。この方法は、第1の構成体および第2の構成体を含む固定装置を提供するステップを含む。第1および第2の構成体のそれぞれは、積み重ねられた複数の可撓性部材を含む。第1および第2の構成体のそれぞれは、開口部を定めている両端部を有する。この方法は、その開口部内に挿入されるようにサイズ決めされた3つのロック部材を提供するステップであって、各ロック部材は、骨内に係合するためのねじ山を含む、ステップも含む。この方法は、第1の構成体の開口部のうちの1つを、第2の構成体の開口部のうちの1つと垂直軸に沿って整列させるステップと、固定装置が骨の輪郭に適合するように、整列した孔において第2の構成体に対して第1の構成体を旋回させると共に、第1および第2の構成体を曲げて所望の構成を得るステップと、を含む。この方法は、固定装置を所望の構成に保持すると共に、ロック部材が骨にネジ係合して固定装置を骨に取り付けるように、整列した開口部を通してロック部材のうちの1つを挿入し、かつ残りの開口部のそれぞれの中にロック部材のうちの1つを挿入するステップを含む。
前述の特徴および利点、ならびにその他の特徴および利点は、以下の詳細な説明および添付の図面を参照することにより、当業者には、より容易に明らかになるであろう。
〔説明〕
図1および図2に関して、骨固定装置20の実施形態が図示されている。骨固定装置20は、骨折した骨の内部固定を提供する骨プレート/再建バーである。骨固定装置20は、複数の可撓性部材24から形成された、負荷支持構造体(load carrying structure)/ビーム22を含む。可撓性部材24は、可撓性要素間の相対運動が許容される場合には装置20が可撓性状態にあり、かつ可撓性要素間の相対運動が実質的にない場合は装置20が剛性状態にあるように、配列されている。装置20は、少なくとも1つのロック部材26をさらに含み、これにより、使用者は、装置20を可撓性状態と剛性状態との間で変化させるために、ロック部材26を可撓性部材24に適用することができる。以下にさらに詳細に説明するように、装置20は、この装置20が可撓性状態にある場合には、骨折した骨表面、または別様に損傷を受けた骨表面の輪郭に適合するように容易に成形することができる。この装置は、その後、骨折した骨の固定のために、剛性状態に変換されうる。
図4および図5に図示されるように、装置20の負荷支持ビーム22は、複数の細長い可撓性部材24を含む。図4および図5の実施形態では、可撓性部材24は、巻かれて楕円コイル30となった、金属ワイヤのような単一のフィラメントから形成されることができる。楕円コイル30は、長さDを有する、間隔をあけた2つの平行なセグメント32(本明細書ではグループ32とも呼ばれる)、および、セグメント32を連結し、かつコイル30に180°の湾曲部(turns)を作る、2つの丸みを帯びた端部湾曲部(rounded end turns)34を含む。この実施形態では、コイルは、2つのフィラメント端部36で終端する。フィラメント端部36は、コイル30の丸みを帯びた端部湾曲部34の近くでロック部材26を圧迫する(bear against)ことができる。
コイル30を形成するフィラメントは、バネ鋼、ステンレス鋼、ニチノールなどの形状記憶金属、チタン合金、ポリマー、またはその他の適切な生体適合性材料から形成することができる。コイル30を形成するフィラメントの断面形状は、多数の断面形状のうちのいずれかであってよい。例えば、図6Aの実施形態では、コイル30を構成するフィラメントは、長方形の断面形状、特に正方形の断面形状を有する。図6Bの実施形態では、コイル30を構成するフィラメントは、丸みを帯びた断面形状、特に円形の断面形状を有する。もちろん、楕円長方形(oblong rectangular)などの、その他の長方形ワイヤ、長円形などの、その他の丸みを帯びたワイヤ、および六角形などの、その他の多角形形状をしたワイヤを含む、多数の他の断面形状をしたフィラメントが可能である。代わりに、可撓性部材24は、ワイヤである必要はないが、積み重ねられた複数の薄いプレートなどの、その他の構成要素によって設けられてもよい。また、2つのグループ32を備えたビーム22の代わりに、可撓性部材24は、可撓性部材24の単一のグループ、または別個のビームを提供する、2つ以上の接続されていないグループなどの、その他の構成で設けられてもよい。
図5〜図6Bに示されるように、細長い可撓性部材24は、各グループ32に垂直に積み重ねられるか、または層をなしている。等しい数の可撓性部材24が、それぞれの積み重ね(stack)には与えられており、このため、可撓性部材24の厚さ(または直径)の合計が、負荷支持構造体22の全体の厚さになる。可撓性部材24の単一の積み重ねのみが図6Aおよび図6Bに示されているが、可撓性部材の2つ以上の並んだ積み重ね(side-by-side stacks)が、代替的実施形態で提供されてもよい。
その他の実施形態では、可撓性部材24はまた、各グループ内で、垂直な積み重ね以外の構成で配列されてもよい。例えば、可撓性部材24は、(不図示の)ほぼ円形の断面形状を有する束になった構成(bundled configuration)で共に保持されてよい。
再び図1および図2に関して、骨固定装置20は、ビーム22上に配列された複数のロック部材26も含む。開示された実施形態では、6つのロック部材26が端から端まで整列しているが、所望に応じて、より少ないか、またはより多いロック部材26を有することが可能である。各ロック部材26は、上部半部(top half)40および底部半部(bottom half)42を含み、この上部半部40および底部半部42は、一体化したラッチ要素44(図8を参照)によってなど、互いに緩く取り付けられていてよい。上部半部40および底部半部42が連結されると、ロック部材26を通って延びる2つのチャネル46が形成される。このチャネル46は、図1および図2に、ビーム22の露出部分の間で各ロック部材26を通って延びる点線によって表されている。各ロック部材26のチャネル46は、ロック部材の別個の半部40、42がビーム22の向かい合っている側面に設けられた状態で、ビーム22の複数の可撓性部材24がロック部材26を通って延びることを可能にする、通路を提供する。各ロック部材26は、当業者により認識されるように、例えば金属射出成形された(MIM)316Lステンレス鋼、または、その他多数の生体適合性金属もしくは生体適合性材料のうちいずれか1つなどの、生体適合性材料で構成されている。
図7に関して、各ロック部材26は、ロック部材の上部半部40および底部半部42を通って延びる骨ネジ孔50を含む。ロック部材26の上部半部40は、骨ネジの頭部を受け入れるための凹状表面61を提供する凹部60を含む。凹部60はまた、骨ネジのねじ山付きシャフトが、底部半部42まで自由に通過することを可能にする。例示的な骨ネジ52が、図11に示されており、この骨ネジ52は、頭部54であって、この頭部54から延びるねじ山付きシャフト56を備えた、頭部54を含む。ロック部材26の底部半部42は、ネジ52のねじ山付きシャフト56にネジ係合するように構成されたねじ山部分70を含む。ネジ52が孔50内に挿入されると、ねじ山付きシャフト56は、ロック部材の上部半部40を通過し、底部半部42のねじ山部分70に係合する。次に、ネジ52が締められると、底部半部42は、ロック部材26の上部半部40に対してきつく引っ張られ、これにより、セグメント内でネジをロックする。代わりに、ロック部材の底部半部42は、骨ネジ52のための、ねじ山のない隙間孔(unthreaded clearance hole)を含むことができ、このため、骨ネジ52を用いて骨固定装置20が骨に取り付けられると、骨表面に対する圧縮力が、上部半部および底部半部を共にクランプする。同時に、骨ネジは、骨固定装置を骨に取り付けるために、締め具(fastener)として役立つ。
次に図8〜図10Bに関して、底部半部42から分離された上部半部40を備えたロック部材26の一実施形態が図示されている。上部半部40は、この上部半部40に形成された孔50に至る凹部60を備えた、概ね平坦な上面62を含む。側壁64は、上面62の縁部から底部半部42に向かって延びる。スロット66が、側壁64内に形成されて、ロック部材26を通って延びるチャネル46を提供している。タブ68は、側壁64からロック部材26の底部半部42に向かって延びる。タブ68は、歯69であって、ロック部材の底部半部42に係合し、かつ上部半部40を底部半部42に対して固定するように設計された歯69をタブの端部に含む。
ロック部材26の底部半部42は、概ね平坦な下面72であって、この下面72を通って延びる孔50を備えた、概ね平坦な下面72を含む。側壁74は、下面の縁部から上部半部40に向かって延びている。スロット76が側壁74内に形成されて、ロック部材26を通って延びるチャネル46を提供している。溝部78が、側壁74に形成されて、ロック部材の上部半部40のタブ68を受け入れる。特に、タブ68の歯69は、底部半部42の溝部78の棚部79に係合するように構成されており、したがって、上部半部を底部半部に緩く固定する。図8の矢印58は、2つの半部40、42を共に固定するために、この2つの半部40、42が互いにぱちんと閉じることができる向きおよび方向を示している。ロック部材26の2つの半部40、42が共に連結されると、2つの半部のスロット66、76は、整列し、ロック部材26のチャネル46への開口部を形成する。したがって、ロック部材26は、複数の可撓性部材24がロック部材のチャネル46を通って延びてスロット66、76の外へ出た状態で、ビーム22に固定されてよい。
ロック部材26を通って形成されたチャネル46は、ロック部材26をビーム22上の所定位置に保持するのを助けるための特徴部を含むことができる。例えば、図3に示されるように、各チャネル46は、1対の向かい合った鋸歯状のクランプ面48を含み、骨ネジが締められたときに可撓性部材24がチャネル46内を動くのを阻止するのを助けることができる。したがって、鋸歯状のクランプ面48は、可撓性要素間の相対運動を妨げるのを支援し、かつ骨固定装置20を剛性状態にロックするのを容易にするように設けられている。この鋸歯状のクランプ面は、うねのある表面、歯の付いた表面、またはその他のざらざらした表面(textured surface)により設けられてよい。チャネル46は、ビーム22の形状に応じて、異なる断面形状で設けられてよい。したがって、チャネル46は、図7(および図15)では長方形の断面で示されているが、チャネル46は、異なる断面形状を有することもできる。例えば、ビーム22が、束になった構成で配列された複数の可撓性部材24として設けられた場合、チャネル46の断面形状は、円形であってよい。
図12Aは、1対の隣接するロック部材26A、26Bの一部の詳細な側面図であり、ビーム22の一部は、ロック部材26Aと26Bとの間に延在した状態である。図12Aの実施形態では、ビーム22は、4つの積み重ねられた可撓性部材24を含む。ロック部材26Aの上部半部40が底部半部42に緩く接続されると(すなわち、骨ネジを締める前)、セグメント間の4つの可撓性要素の部分は、S1の長さを有する4つの個別のセグメントとして特徴付けられてよい。間隙G1が、ロック部材26Aの上部半部40と底部半部42との間に存在する。この間隙G1は、ロック部材26Aのチャネル46のクランプ面が可撓性部材24にクランプ力を加えることができる距離を提供する。
図12Bは、図12Aと同じ隣接するロック部材26A、26Bを図示している。しかし、図12Bでは、ロック部材26A、26Bは、互いに対して傾斜している。このような傾斜は、骨固定装置10が曲線状の骨表面(contoured bone surface)に位置付けられる場合に必要となることがある。この位置では、ロック部材26Aと26Bとの間の可撓性部材24の露出部分は、形状が概ね台形であり、S1より大きなS2の最大寸法を備えている。ロック部材26Aと26Bとの間の、この傾斜した位置付けは、閾値力がロック部材26A、26Bのうちの一方に加えられ、それゆえ1つのロック部材26Aを他方のロック部材26Bに対して動かす場合に達成することができる。個別の可撓性部材24のそれぞれの可撓性の特質は、慣性モーメント(すなわち、断面二次モーメント(second moment of area))、および可撓性部材24に含まれる材料の弾性により定められる。可撓性部材間の比較的緩い関係のために、ビーム22を曲げるために必要な閾値力は、複数の可撓性部材24のそれぞれの総曲げ応力(aggregate bending stress)にほぼ等しい。
骨ネジが、各ロック部材26A、26Bの孔50内に置かれ、かつ各ロック部材26の上部半部40を底部半部42に向かって圧縮するのに用いられると、複数の可撓性部材24もまた共に圧縮される。この複数の可撓性部材24は、ある程度の圧縮を許容するのみで、このため、間隙G2(G2<G1)が、骨ネジによる圧縮の後、上部半部と底部半部との間に依然として存在する。各ロック部材26A、26Bの上部半部40および底部半部42が、可撓性部材24を締め付けた状態で、可撓性部材24は、互いに固定され、互いに対して動くことができず、これにより、その場所におけるビーム22の剛性が非常に増加する。したがって、第2のロック部材26Bに対して第1のロック部材26Aを以前に動かした閾値力は、ビーム22を曲げるのにもはや十分ではなく、第2のロック部材26Bに対して第1のロック部材26Aを動かすために、いっそう大きな力が必要である。このロック特徴部により、ロックされていない位置で、骨が人間の手により曲げられることを妨げると同時に、隣接するロック部材26の位置を調節することによって、可撓性骨プレート20が、ロックされていない位置で人間の手により曲げられることが可能となる。
前述の段落で述べたように、骨プレート20のビーム22は、ロックされていない位置である程度の剛性(one measure of stiffness)を有し、ロックされていない位置で、異なる程度の剛性(different measure of stiffness)を有する。一般的に、任意のビームの強度は、ビームの負荷/ゆがみの各モードに関連するビームの剛性因子(beam stiffness factor)の関数である。この剛性因子は、ビーム材料の弾性率Eと、ビームのゆがみの方向における中立軸の周りの慣性モーメントIとを掛けた結果として定められてよい。ビーム材料が与えられたとすると、提案された再建バー、および従来の再建バーの慣性モーメントの比較は、開示された骨プレート20におけるビーム22のための可撓性部材24としての、提案された材料の有効性を予想するのを助けることができる。例えば、1平方ミリメートルのワイヤが、各可撓性部材24を形成するのに用いられると、垂直方向における4つのビームの中立軸の周りの個々の慣性の曲げモーメント(bending moments of inertia)の合計は、約0.33mm4である。図12Aおよび図12Bに説明するビームのためにこのようなワイヤを使用すると、図12Bに示されるロック位置でのビーム22の慣性の曲げモーメントは、約5.33mm4、または図12Aについて説明された配列の剛性の16倍であろう。ビーム22は、間隔をあけた1対の可撓性部材24の束を有するので(すなわち、コイル30は、各ビームがロック部材26を通って延びている状態で2つのビーム22を提供する)、(図12Bに示される)垂直(上下)方向における総合的な慣性の曲げモーメントは、単一のビームの慣性の曲げモーメントの2倍(すなわち、5.33mm4ではなく10.66mm4)である。横(左右)方向では、図12Bに示されるような、間隔をあけた1対の層状のビームは、約333mm4の総合的な慣性の曲げモーメントを有する。
図13〜図16は、図1〜図12に示された骨固定装置の代替的実施形態の多数の図を示している。図13〜図16の実施形態では、ビーム22は、図1〜図12に示された4つの可撓性部材ではなく、6つの可撓性部材24を含む。図13〜図16の6つの可撓性部材24は、コイル30に巻かれた0.50mmのワイヤから形成されて、可撓性部材24の6つの層を有するグループを提供する。各ロック部材26のネジ孔60の中心間の間隔は、典型的には約16.7mmである。ネジ孔は、標準的な5mmの皮質骨ネジ(cortical bone screws)を受け入れるようにサイズ決めされている。
操作中、可撓性骨固定装置20は、骨折した骨、または別様に損傷した骨に取り付けられるように構成されている。図18は、人間の骨盤90上に位置付けられた骨固定装置20を示す。骨固定装置20は、骨盤の骨折部92の上に延びている。骨固定装置20を骨盤上に位置付ける場合に、外科医は、最初に骨折部から組織を取り除いて骨を露出する。次に、外科医は、複数の可撓性部材24がロックされていない関係にあり、かつ骨固定装置が骨折部92にまたがっている状態で、骨固定装置20を骨の上に置く。外科医は、骨固定装置を押して、骨固定装置が、骨の輪郭に概ね適合し、かつ所望の形状に湾曲するか、または他の方法で所望の形状に適合するように、骨固定装置の適切な場所に屈曲力を加える。したがって、骨固定装置は、3次元に曲がることができる(すなわち、垂直な屈曲、横の屈曲、ならびにねじれる屈曲)。骨固定装置20を曲げることは、ビーム22に対して概ね平行な骨固定装置20の長さに沿って延びる曲線軸に関して想像されることができる。したがって、ビーム22は、曲線軸に対して横(左右)に、もしくは曲線軸に対して垂直(上下)に曲がることができるか、または曲線軸の周りでねじれることができる。
骨固定装置20が所望の形状に曲がった後、外科医はその次に骨固定装置を骨に固定するプロセスを開始する。骨固定装置の一方の端部で開始して、外科医は、ロック部材26の孔50をガイドとして用いて骨に孔をあける。次に、外科医は、その孔を通して骨ネジを骨の中に挿入する。骨ネジがロック部材26の中で締められると、ロック部材は、複数の可撓性部材を共に圧縮し、骨固定装置20の曲線軸に沿ったその場所で、複数の可撓性部材をロックされた関係に置く。外科医は、すべてのロック部材が複数の可撓性部材をロックされた関係に固定し、骨ネジが骨に固定されるまで、骨固定装置の反対側の端部までこの手順に従う。代わりに、すべてのネジが完全に挿入されるまで、外科医は、骨固定装置20の中ほどで骨ネジを孔に完全に挿入して、続けてどちらかの方向の隣接する孔に次の骨ネジを完全に挿入することができる。さらに、いくつかの外科的適用では、すべての骨ネジを固定装置20の孔に部分的に挿入し、次に装置20のいずれかの端部または装置20の中ほどから各ネジを締めることが望ましい場合がある。前述した手順のそれぞれについて、ロック部材を通る骨ネジを完全に締める前に、各ロック部材を骨表面に接して位置付けることが一般的に望ましい。しかし、外科医が、骨表面と、ロック部材のうちの少なくともいくつかとの間に間隙がある状態で、固定装置を骨表面に取り付けることを好む外科的状況も中にはあるであろう。
前述した手順により、骨表面の輪郭に合うように容易に曲がる骨固定装置が提供される。骨プレートを曲げるのに必要な力は、人間の手により提供されてよい。骨固定装置は容易に成形され、骨固定装置を曲げるためにいかなる用具も必要ではないため、骨固定装置を備え付ける外科処置を実行するのに必要な時間が削減される。加えて、単一の骨固定装置は、多数の形状に曲げられることができるため、様々な形状の骨固定装置を手元に有する必要性が減少し、骨固定装置の病院の在庫が、減少されうる。
図17は、骨プレート120の別の代替的実施形態を図示しており、この骨プレート120は、近位上腕骨などの様々な骨の固定のための骨固定装置として適用されうる。前述した実施形態のように、骨固定装置120は、複数の可撓性部材124から形成された負荷支持構造体を含む。可撓性部材124は、生体適合性金属、ポリマー、織地(fabric)、紙、吸収性材料、またはその他の適切な材料の薄いシートから形成された、複数の細長い積層物(elongated laminates)として提供されている。
図17の実施形態では、骨固定装置120は、頭部140、およびステム部分144を含む。積層物124は、この積層物を概ね整列状態に保持するために、溶接、セメント結合(cementing)等によるなどして、頭部端部の近くで部分的に連結されてよい。しかし、その他の実施形態では、積層物124は、最初は互いに分離されていてよい。頭部140は、積層物を通って延びる複数の孔142を含む。複数の孔142のそれぞれは、例えば、多軸ロックネジ52、非ロックネジ(non-locking screw)、ガイダンスワイヤ、縫合糸、またはその他のロック部材など、ロック部材126のうちの1つを受け入れるように構成されている。
各積層物124のステム部分144もまた、複数の孔146を含む。それぞれの薄片状の層の孔146は、整列して、骨ネジまたは他の固定装置がその整列した孔を通過することを可能にする。ステム部分144の積層物124は、最初にステム孔146を備えていても備えていなくてもよい。
孔146が最初にステム部分144に設けられていない場合、外科医は、1段階で、各孔を、積層物124を通して骨の中にあけることができる。しかし、任意の孔146をあける前に、外科医は、まず、孔を受け入れることになる積層物の一部を骨表面に対して押して、積層物を適切に曲げて骨と整列させる。この実施形態では、図17の積層物123などの上方の可撓性部材はまた、ドリルの先端部を案内するために小さなパイロット孔を含むことができる。外科医は、間隔をあけたネジをこのように適用し、プレートの頭部近くの場所から始めて、反対側の端部に向かう。各孔をあけた後、外科医はネジをその孔に挿入し、これにより積層物を共にその場所でロックし、プレートのその部分を骨に取り付ける。
代わりに、孔146が最初にステム部分144に設けられている場合、孔146は、予め決められた構成に応じて離れている。この実施形態では、骨表面と接触する底部の可撓性部材124の孔146、例えば図17の切り取り部分に示される積層物125の孔147は、骨ドリルを案内し、かつ皮質骨ネジのねじ山との係合をロックするようにサイズ決めされてよい。底部の積層物125の上の他の可撓性部材124の孔146は、骨ネジのねじ山の山径(major diameter)よりもかなり大きくてよい。一実施形態では、孔は、底部の積層物125の上のそれぞれの薄片状の層において、引き続いてより大きい。特に、骨ネジの頭部は、上方の薄片状の層の、より大きな孔の最小直径よりも大きな直径を一般的に有する。この配列により、可撓性部材が曲がることができると同時に、骨ネジが孔146を通過することができるように予めあけられた孔146が十分な整列を維持することを依然として可能にする。とりわけ、可撓性部材124が曲がると、上部積層物123の孔146の位置は、底部積層物125の孔とは異なる範囲へ移ることになる。しかし、上方積層物の孔146は、下方積層物125の孔よりも十分に大きく、このため、孔が互いに対して僅かに移動した/オフセットした位置にあるにもかかわらず、通路は、骨ネジを受容することになる孔を通ったままである。この実施形態では、積層物124の孔は、円形であるか、またはスロットの形をとって細長くてよい。特に、上方積層物の細長いスロットは、骨固定装置を曲げた後で、孔の整列を確実にするのに有利である。
骨固定装置120の予め形成された孔があれば、外科医は、装置120を骨に取り付け始め、これは骨固定装置120の頭部140の近くにある一組の孔から開始する。外科医は、その場所で骨表面に対して積層物124を押しつけ、底部積層物125のより小さい孔146を用いて骨ドリルを案内する。その後外科医は、その場所ですべての積層物を通して骨ネジを直ちに挿入し、かつネジを締めることができ、これにより、その場所で積層物を共にロックする。次に外科医は、次の孔の場所に進み、すべてのネジが所定位置に収まるまでこの手順を繰り返す。前述のとおり、上方積層物の孔は、ネジのねじ山のためにかなりの隙間を提供し、一方、底部積層物125の孔は、ネジのねじ山に係合するように構成されている。積層物は、外科医が複数の可撓性部材を骨の輪郭に適合するように成形すると、互いに対して移動しうるが、異なるサイズの孔が、骨ネジの通過を依然として可能にしている。いったん骨ネジが締められ、骨に対して積層物124を圧縮すると、ビーム122は、剛性の/ロックされた状態であり、骨の骨折部を固定するように構成される。
図17に示される積層物124は、金属およびポリマーを含む多数の材料の任意の1つから作ることができ、シアノアクリレートセメントまたは骨セメントなどの生体適合性接合剤により、ネジが挿入されるまで少なくとも一時的に互いに接着されてよい。積層物はまた、多数の孔を各層に提供する金属メッシュ材料から形成されてもよい。このようなメッシュ材料を用いることにより、積層物内に孔をあける必要がなく、メッシュの孔は、積層物を通る骨ネジの通路を提供することができる。
他の実施形態では、図17の骨固定装置120の積層物124は、さらなる特徴および利益をもたらす異なる材料から形成されてもよい。例えば、底部積層物125は、シリコーンゴムなどの弾力性材料で作られて骨表面に対して適合した界面を提供することができ、これにより骨膜の血流を保護するのを助ける。代わりに、底部積層物125は、創傷部位における組織の感染を防ぐのを助けるように、吸収性材料、例えば抗菌薬などの治療薬を含有する滅菌した綿織物から形成してもよい。中間積層物は、可撓性、硬さ、疲労抵抗、および他の機械的特性を増大させるように設計された材料で作られてよく、これにより改善された特性を備えた複合の可撓性骨プレートを形成する。
一実施形態では、図17の積層物124は、外科処置の間に、ある長さに切断されてよい。例えば、図17に示された可撓性骨プレート120は、余分に長いステム(extra long stem)144を備えて極端に大きな患者に適応させることができる。外科医は、次に外科用はさみを用いて各積層物124を所望の長さに切断することができる。このようにして、外科医はまた、ステムの端部を階段状にする(stair step)か、または先細にして、骨折部の上の自然な仮骨の形成によりよく似るようにすることができる。一実施形態では、1巻の積層物(a roll of laminate)は、外科医が、所望の数の可撓性要素をその1巻から切断し、それらの可撓性要素を、垂直に層を成した構成に整列させ、可撓性要素を骨に取り付けることができるように、提供されてよい。巻かれた積層物は、ネジが骨に対して締められるまで層を一時的に置くための接着剤を含むことができる。この積層物はまた、細片ではなくシートの形態で提供されてもよい。積層物、可撓性部材、プレート、およびそのような部材を用いる、関連した方法の、その他多くの変形が、当業者により想像されるであろう。
次に図19を参照すると、骨固定装置の別の実施形態が骨固定装置220として図示されている。骨固定装置220は、複数の第1の可撓性部材224を含む第1の構成体218を含む。骨固定装置220は、第1のロック部材をさらに含み、この第1のロック部材は、可撓性部材224を互いに対して保持すること、または組み立てることを支援するための、保持部材または第1の組立部材226として主に役に立つ。この第1の組立部材226は、骨2に係合する皮質骨ねじ山または海綿骨質ねじ山(cortical or cancellous bone threads)233を含むことができる。組立部材226は、多軸ロックネジ、非ロックネジ、または他のロック部材の形態であってよく、かつカニューレ状であってよい。多軸ロックネジの例は、ボノ(Bono)に付与された米国特許第5,954,722号に、より十分に説明されており、この開示内容は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。単純にするために、図示されたような可撓性部材224はそれぞれ、類似の形状を有しており、長さLおよび幅Wを定める周辺部228を有する。図19に示されるように、周辺部228は、縁部を備えた、概ね弓状の形状を有し、この縁部は、骨または軟組織への損傷を避けるために湾曲しているか、または面取りされている。この周辺部は、概ね円形の端部230、231、および概ね円筒形の中央部分232を含むことができる。可撓性部材は、必要に応じて、任意の代替形状を有してもよい。
可撓性部材224のそれぞれは、内壁234を有することができ、この内壁234は、可撓性部材224を通る開口部236を画定している。開口部236は、第1の組立部材226を受け入れるのに役立つことができる。
次に図20を参照すると、複数の第1の可撓性部材224は、第1の閾値力(first threshold force)FTにさらされると、実線で図示されるような第1の位置240から透視図で図示されるような第2の位置242へそれるか、または曲がる。第1の組立部材226が可撓性部材224に対して前進して複数の第1の可撓性部材224を共に圧縮すると、この複数の第1の可撓性部材224の剛性にいくらか増大が生じることが認識されるべきである。しかし、この剛性の増大は、多くは組立部材226に近接して生じる。組立部材226から離れると、複数の第1の可撓性部材224は、依然としてかなり可撓性がある。複数の第1の可撓性部材224に剛性の構成を提供して骨2に接触させ、図21に示されるようにロックされた関係にするために、かつ部材224を骨2に対して湾曲したままにするために、典型的には、部材224の両端部がクランプされる。両端部をクランプする1つの方法は、部材224が湾曲した構成に保持される間に、2つの骨ネジ256を開口部258内に挿入し、かつそれらのネジを締めることによるものである。この2つの骨ネジ256は、追加的なロック部材として役立つ。2つの骨ネジ256、および組立部材226が複数の第1の可撓性部材224に固定され、かつ第1の閾値力FTが第1の構成体218に加えられる場合、第1の閾値力FTは、複数の第1の可撓性部材224をそらすか、または曲げるのに不十分である。
再び図20を参照すると、複数の第1の可撓性部材224は、複数の任意の数の可撓性部材を有することができる。例えば、2つ、3つ、4つ、またはより多い第1の可撓性部材224が、構成体218に利用されてよい。構成体218は、4つの第1の可撓性部材、すなわち、1番目の第1の可撓性部材224A、2番目の第1の可撓性部材224B、3番目の第1の可撓性部材224C、および4番目の第1の可撓性部材224Dを含むことができる。
単純にするために、第1の可撓性部材224A、224B、224C、224Dのそれぞれは、同一の寸法を有することができ、かつ共通の厚さTを含むことができる。第1の可撓性部材の厚さTは、典型的には組立部材226によりロックされていない場合に可撓性部材224の可撓性を提供するように選択されていることが認識されるべきである。例えば、可撓性部材224が金属、例えばチタン合金、コバルトクロム合金、またはステンレス鋼合金で作られている場合、厚さTは、例えば0.30〜1.80mmであってよい。
第1の可撓性部材224は、第1の組立部材226により共に連結されて第1の構成体218を形成する。第1の可撓性部材の開口部236は、第1の組立部材226を受け入れる。例えば、第1の組立部材226などを受け入れるために、第1の可撓性部材のうちの1番目224Aは、開口部236Aを含み、一方、第1の可撓性部材のうちの2番目224Bは、開口部236Bを含む。
第1の可撓性部材のうちの底部または4番目224Dは、第1の組立部材226の雄ネジ246と協働するための雌ネジ244Dを含むことができる。雌ネジ244D、および雄ネジ246は、可撓性部材284を接続して開口部236の近くでロックされた関係にする。
再び図20を参照すると、構成体218は、不規則な形のあらゆる骨2に合致することができる。例えば、構成体218は、凹状の外面(concave periphery)3を有する骨2と使用するのに適していてよい。下方プレート224Dの底面250は、破線252として示されるようにロックされていない関係にある場合は、骨2の外面3にぴったりと適合することができる。2つの骨ネジ256で可撓性部材224をロックすると、底面250は、骨2の外面3と結合関係を維持する。骨2が、透視図で示されるように凸状の外面254を有する場合、可撓性部材224の開口部258内に位置付けられた骨ネジ256は、可撓性部材224の形状を維持し、かつ透視図で示される位置242に可撓性部材224をロックする。
本開示の固定装置は、複数の第1の可撓性部材224のみを含む、図19〜図21の固定装置220の形態であってよいが、骨固定装置は、代わりに、第1の構成体に加えて第2の構成体を含む固定装置の形態であってもよい。次に図22〜図29を参照すると、本開示の別の実施形態が固定装置320として図示されている。この固定装置320は、第1の構成体318に加えて第2の構成体348を含む。第1の構成体318および第2の構成体348は共に、より大きな骨折部および不規則な骨形状に適応するように、より大きくいっそう複雑な装置を提供する。第1の構成体318は、複数の第1の可撓性部材324を含む。第2の構成体348は、第1の構成体318と同様に、複数の第2の可撓性部材338を含む。複数の第1の可撓性部材324、および複数の第2の可撓性部材338は、任意の適切なサイズおよび形状を有することができ、長方形、長円形、または8の字型の形状を有することができる。
骨固定装置320は、図22に示されるように、複数の第1可撓性部材324を備えた第1の構成体318、および第1のロック部材326であって、複数の第1の可撓性部材324をロックされた関係に共に圧縮するように構成された、第1のロック部材326を含む。この第1のロック部材326は、装置320の面取り部分(chamfer)329内に収まる頭部325、および装置320の雌ネジ344に係合する雄ネジ346を含む。ロック部材326は、締められると、複数の第1の可撓性部材324を引っ張り、ロックされた配列にする。第1のロック部材は、代わりに、または加えて、装置320を骨に固定するために、骨に係合する骨ねじ山(bone threads)327を含むことができることが認識されるべきである。雄ネジが図示のように、(透視図で図示される)ロック部材326’にない場合、骨ねじ山327’は、骨に係合し、頭部325’は、複数の第1の可撓性部材324を引っ張り、ロックされた配列にする。
第1のロック部材326は、多軸ロックネジ、または非ロックネジの形態であってよい。第1のロック部材326に類似する第2のロック部材322はまた、複数の第1の可撓性部材324を互いに対して固定するために使用されてもよい。第1の可撓性部材324は、第1の閾値力FTFが第1の構成体318および複数の第1の可撓性部材324に加えられた場合に複数の第1の可撓性部材324が曲がるように構成されるように、選択される。第1のロック部材326は、複数の第1の可撓性部材324をロック関係に共に圧縮するように構成されている。第1の閾値力FTFは、ロックされた関係にある第1の構成体318に加えられた場合、複数の第1の可撓性部材324を曲げるのに不十分である。
骨固定装置320は、第1の構成体318に加えて追加の構成体を含むことができる。この追加の構成体は、変化する形状を有する骨固定装置320を提供することができる。この形状は、細長くてもよく、かつリボンの形状であってもよい。このような骨固定装置は、長骨、および長く複雑な骨折が生じることがある骨盤の領域に十分に適している。骨盤および複雑で平坦でない外面を有する他の骨での使用について、追加の構成体は、三次元のうちいずれかにおいて、考えられるあらゆる形状で構成されてよい。直交のx軸311、直交のy軸313、および直交のz軸315は、装置320の長さ方向軸がx軸311であり、z軸315が装置320の上面または底面に対して垂直であり(骨内まで入り)、かつy軸313が装置320の上面または底面に対して平行であるように、定められており、装置320は、x−z平面で曲がって骨表面の造り(topography)に適合することができる。さらに、この構成体は、互いに対して(自転車のチェーンのように)旋回してx−y平面で再構成されることができる。自転車のチェーンの構成体は、例えば、寛骨臼骨折部に巻きつくように装置を構成するために有用である場合がある。また、装置320は、x軸の周りでわずかにねじれていてもよい。これは、長骨の骨幹の平坦な表面が骨の長さ方向軸に巻きつく場合に、その平坦な表面に沿うために特に有用である。
例えば、図22に示されるように、骨固定装置320は、複数の第2の可撓性部材338を含む第2の構成体348を含むことができる。骨固定装置320は、第1の可撓性部材324および第2の可撓性部材338が、重なる交互の配列に織り合わされるか、または位置付けられるように構成されてよい。
第2の可撓性部材338は、第2の閾値力STFが第2の構成体348に加えられ、かつ複数の第2の可撓性部材338がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている。さらに、第1の構成体318と同様に、第2の構成体348は、第1のロック部材326を用いて複数の可撓性部材338をロックされた関係に共に圧縮する。第2の構成体348に加えられる第2の閾値力STFは、ロックされた関係にある場合には複数の第2の可撓性部材338を曲げるのに不十分である。第1の可撓性部材324および第2の可撓性部材338は、厚さTTを有するプレートの形態をとっている。可撓性部材またはプレートの数、および各部材またはプレートの厚さは、骨折した骨を適切に支持するためにロックされた関係で十分な強度を提供するように、かつ骨の輪郭に適合するためにロックされていない関係で十分な可撓性を提供するように、選択される。例えば、プレートは0.050〜1.300mmの厚さを有してもよく、プレートの総数は、3〜30枚であってよい。例えば、20のプレートを有する構成体であって、各プレートが0.125mmのプレート厚さを有している、構成体について、この構成体は、2.50mmの厚さを有する。2つの構成体が図23に示されるように共に連結され、各構成体が20の可撓性部材を有する場合、合計で40の可撓性部材が合わせて積み重ねられて全体の高さは5.00mmである。
次に図23を参照すると、第1の可撓性部材324および第2の可撓性部材338は、互いの間で交互に位置付けられている。例えば第2の可撓性部材338のうちの2番目の部材338Bは、第1の可撓性部材324のうちの1番目の部材324Aと、第1の可撓性部材324のうちの2番目の部材324Bとの間に置かれている。同様に、第1の可撓性部材324のうちの1番目の部材324Aは、第2の可撓性部材338のうちの1番目の部材338Aと、第2の可撓性部材338のうちの2番目の部材338Bとの間に置かれている。
第1の可撓性部材324のそれぞれは、第1の内壁334を含む。第1の内壁334のそれぞれは、第1の部材の第1の開口部336を画定している。同様に、複数の第1の可撓性部材324のそれぞれは、第2の内壁350を含む。第2の内壁350のそれぞれは、第1の部材の第2の開口部352を画定している。
さらに、複数の第2の可撓性部材338のそれぞれは、第1の内壁354を含む。第1の内壁354のそれぞれは、第2の部材の第1の開口部356を画定している。第1のロック部材326は、第1の部材の第1の開口部336および第2の部材の第1の開口部356のそれぞれと協働するように構成されている。同様に、第2の構成体348の複数の第2の可撓性部材338はそれぞれ、第2の内壁358をさらに含み、この第2の内壁358は、第2組の可撓性部材338の第2の開口部360を画定している。
図23に示されるように、間隙またはスペース335が、第1の部材の第2の開口部352の周囲で、隣接する第1の可撓性部材324の間に形成されている。可撓性部材またはプレート(図示せず)が、間隙335内に嵌め込まれてよいことが認識されるべきである。このプレートは、それぞれ円筒形状を有し、かつ第2のロック部材322を受け入れるための開口部を有することができる。このプレートは、第1の部材の第2の開口部352の周囲に、より剛性の構成体を提供することができる。同様のプレートが、骨固定装置320の反対側の端部の周囲で間隙内に嵌め込まれてよい。
任意の数の構成体が、本開示の骨固定装置に用いられてよいことが認識されるべきである。構成体のそれぞれは、無制限の長さのリボンを提供する、前の構成体(prior construct)であって、形状の無限の選択を有する、前の構成体から延びることができる。例えば、図22に示されるように、骨固定装置320は、複数の第3の可撓性部材364を含む第3の構成体362をさらに含む。この第3の構成体362は、第2の構成体348から延びる。骨固定装置320は、複数の第4の可撓性部材368を含む第4の構成体366を含む。第4の構成体366は、第3の構成体362から延びる。さらに、図22に示されるように、骨固定装置320は、第4の構成体366から延びる第5の構成体370を含む。第5の構成体370は、複数の第5の可撓性部材372を含む。
骨固定装置320は、ロック部材322、326に類似する追加のロック部材377を含んで、第2の構成体348、第3の構成体362、第4の構成体366、および第5の構成体370の可撓性部材を共に剛性の構成に保持することができる。追加ロック部材377のうちの1つは、第2の構成体348と第3の構成体362との開口部379内に嵌まり込むことができる。追加ロック部材377のうちの別のものは、第3の構成体362と第4の構成体366との開口部381内に嵌まり込むことができる。追加のロック部材377のうちの、さらに別のものは、第4の構成体366と第5の構成体370との開口部383内に嵌まり込むことができる。追加のロック部材377のうちのまた別のものは、第5の構成体370の第2の開口部385に嵌まり込むことができる。
構成体のそれぞれは、互いから直線的に、または共通の中心線に沿って延びることができるが、その他の形状および構成が望まれる場合がある。例えば、図22に示されるように、第2の構成体348は、第1の構成体318に対して角度β1で延びている。同様に、第3の構成体362は、第2の構成体348から角度β2で延びている。同様に、第4の構成体366は、第3の構成体362から角度β3で延びている。さらに、第5の構成体370は、第4の構成体366から角度β4で延びている。角度β1〜β4は、特定の患者のために好ましい骨固定装置のいかなる形状も提供するように、任意の角度であってよいことが認識されるべきである。透視図で示されるように、構成体349などの構成体は、構成体のチェーン内の任意の構成体から延びてよく、骨固定装置のいっそう複雑な形状を提供することも認識されるべきである。構成体349における旋回軸接合部(pivot joint)の積み重なった全体の高さは、他の旋回軸接合部の積み重ねの高さよりも高いが、それは許容可能であってよい。(不図示の)追加の構成体は、構成体349または任意の他の構成体から延びることができる。構成体349の可撓性部材は、構成体348、362の可撓性部材と共に織り合わされてよい。
隣接する構成体の可撓性部材は、必ずしも交互に織り合わされている必要はないことが認識されるべきである。例えば、図22Aを参照すると、装置320Aは、可撓性部材324Aを含む。この可撓性部材324Aは、第2の構成体348Aを形成し、この第2の構成体348Aは、第1の構成体318Aの可撓性部材324Aの上部、および第3の構成体362Aの可撓性部材324Aの上部に積み重ねられている。隣接する構成体は、互いに上または下に置かれる。例えば、奇数番目の構成体318A、362A、370Aは、隣接する構成体の下方にあってよく、偶数番目の構成体348A、366Aは、隣接する構成体の上方にあってよく、奇数番目の構成体318A、362A、370Aのみが骨と接触する。
代わりに、図22Bを参照すると、装置320Bは、可撓性部材324Bを含み、この装置では、隣接する第1の構成体318Bおよび第2の構成体348Bはそれぞれ、ドミノの倒れたラインに類似する構成を有しており、第1の構成体318Bの第1の端部319Bは、骨と接触し、かつ第1の構成体318Bの第2の端部321Bは、骨から離れている状態である。
第1のロック部材326は、第1の可撓性部材324を圧縮するように任意の方法で構成されてよい。例えば、第1のロック部材は、固定装置220と同様に、底部の可撓性部材とネジ係合することができる。部分的に締められたロック要素は、次に、装置をロックする前に、装置を骨に位置付けるために複数の可撓性プレートを拘束するのに用いられてよい。部分的に締められたロック部材は、次に、完全に締められてロック関係をもたらすことができる。
代わりに、骨固定装置の様々な構成体を患者の骨に沿った適切な位置に位置付けかつ整列させるために、非拘束関係にある可撓性部材を含むように、別個の特徴部が望ましい場合がある。多様な構成要素の設計は、可撓性部材が互いに対して硬くロックされていない、組み立てられた関係において保持器(retainer)が複数の可撓性部材を含むために、使用されてよいことが認識されるべきである。例えば、保持器は、拘束を提供するように共に溶接されるか、または締まりばめされた、ねじ山付き締め具、リベット、または1対の構成要素の形をとっていてよい。
図22に示されるように、骨固定装置320は、第1の保持器374などの別個の保持器を含んで可撓性部材をロックされていない関係に保持し、一方、第1のロック部材326などのロック部材は、可撓性部材を共に硬くロックするために別々に用いられてよい。保持器は、可撓性部材を含み、骨固定装置は、プレートをロックする前に、骨に沿って所望の位置に整合される。追加の保持器387は、第2のロック部材322、ならびに追加のロック部材377のそれぞれを受け入れるために利用される。追加の保持器387は、第1の保持器374に類似しており、単純にするために、図示のように第1の保持器374と同一である。
次に図24を参照すると、第1の保持器374が、非常に詳細に示されている。保持器374は、第1の保持部分376、および第2の保持部分380を含む。第1の保持部分376は、複数の第1の可撓性部材324のうちの1つ、または複数の第2の可撓性部材338のうちの1つと協働するように構成された、表面378を有する。第2の保持部分380は、複数の第1の可撓性部材324のうちの対向する1つ、または複数の第2の可撓性部材338のうちの1つと協働する、表面382を有する。複数の第1の可撓性部材324、および複数の第2の可撓性部材338は、第1の保持部分376の表面378と、第2の保持部分380の表面382との間に位置付けられている。図24に示されるように、第1の保持部分376は、上方プレート384を含む。上方プレート384は、表面378を含む。第2の保持部分380は、下方プレート386を含む。下方プレート386は、第2の保持部分380の表面382を含む。
上方プレート384、および下方プレート386は、複数の第1の可撓性部材324、または複数の第2の可撓性部材338に合うサイズおよび形状を有することができることが認識されるべきである。このようなプレートは、典型的には、二重の上方保持部分、または二重の下方保持部分(dual upper or dual lower retaining portions)を含む。二重の上方保持部分を備えたプレートは、典型的には、二重の下方保持部分の隣に交互に位置付けられる。しかし、図22〜図29に示されるように、第1の保持部分376の上方プレート384、および第2の保持部分380の下方プレート386は、概ね円筒形の形状、またはディスク形状を有する。
第1の保持部分376、および第2の保持部分380は、互いに一体化されてもよく、または別個の構成要素であってもよい。図24に示されるように、第1の保持部分376、および第2の保持部分380は、別個の構成要素であり、複数の第1の可撓性部材324および複数の第2の可撓性部材338が、保持部分376と保持部分380との間で容易に組み立てられることができるように、互いから取り外し可能である。第1の保持部分376、および第2の保持部分380は、締まりばめされてもよく、ネジで固定されてもよく、あるいは互いに対してインターロックされてもよい。例えば、図24に示されるように、第1の保持部分376は、保持器374の第1の保持部分376に形成された溝部390に結合して嵌められた、間隔をあけた複数のタブ388によって、第2の保持部分380にぱちんと嵌められている(snap fitted)。
単一のタブ388、または第2の保持部分380の周囲に十分に延びているタブが用いられてよいことが認識されるべきである。さらに、溝部390は、タブ388のそれぞれを受け入れるための、別個の凹部を含むことができる。さらに、第1の保持器374の第1の保持部分376と共に第2の保持部分380の軸方向運動を可能にする、多様な他のインターロックが用いられてよいことが、認識されるべきである。第1の保持部分376、および第2の保持部分380は、任意の適切な耐久性材料で作られてよく、なおかつ、例えば、人間の解剖学的構造に適合性のある金属またはポリマーで作られてよいことが、認識されるべきである。
図24に示されるように、第1の保持部分376は、この第1の保持部分376内に第1の部分の開口部394を画定している、内壁392を含むことができる。同様に、第2の保持部分は、この第2の保持部分388内に第2の部分の開口部398を画定している、内壁396を含む。第1のロック部材326は、第1の部分の開口部394および第2の部分の開口部398を通過するようにサイズ決めされた骨締め具部分(bone fastener portion)331を含むことができる。第1のロック部材326の骨締め具部分331は、患者304の骨302と協働するように構成された、骨ねじ山333を含むことができる。骨ねじ山333は、皮質ねじ山または海綿状ねじ山(cancellous threads)であってよい。
図24に示されるように、骨締め具326は、第1の保持器374の第2の部分380に形成された雌ネジ344に結合して嵌められるロック用雄ネジ(external locking threads)346を含むことができる。第1の保持部分376、および第2の保持部分380は、典型的には、保持器374の中心線359に沿って動くことができ、ロックされた関係、およびロックされていない関係を提供する。下方プレート386のプレート接触面382は、実線で図示されるように第1の位置337にある上方プレート384のプレート接触面378に対して位置付けられる。この第1の位置337では、第1の可撓性部材324、および第2の可撓性部材338は、ロックされていない関係にある。透視図で示されるように第2の位置339では、第1の可撓性部材324、および第2の可撓性部材338は、ロックされた関係にある。ロックされていない関係を提供するために、第1の位置337の表面378と表面382との間の距離は、第1の可撓性部材324、および第2の可撓性部材338の厚さの合計よりも長い。
図24に示されるように、複数の第1の可撓性部材324のそれぞれは、第1の開口部336を画定している内壁334を含み、複数の第2の可撓性部材338のそれぞれは、複数の第2の可撓性部材338を通る第1の開口部352を画定している内壁350を含む。第1の可撓性部材324の開口部336、および第2の可撓性部材338の開口部352は、第1の保持部分376のハブ343の外周部341を受け入れるように、かつ第2の保持部分380のハブ347の外周部345を受け入れるようにサイズ決めされることが認識されるべきである。
次に図25および図26を参照すると、複数の第1の可撓性部材324のうちの1つが図示されている。この可撓性部材324は、外周部328を含む。可撓性部材324は、単純にするために、均一の厚さTTを有し、このため可撓性部材324は、互いに接して位置付けられて複数の可撓性部材324を形成することができる。凹部またはキャビティは、可撓性部材324の対向する面349に形成されてよいことが認識されるべきである。
可撓性部材324の外周部328は、任意の適切な形状を有することができ、単純にするために、骨または軟組織への損傷を避けるように湾曲するかまたは面取りされた縁部を備えた、8の字型の形状を有することができる。可撓性部材324は、概ね円筒形の第1の端部330および第2の端部331を有し、これらの端部はそれぞれネック332で互いに接続されている。可撓性部材324の端部330、331の外周部328は、第1の端部の中心線351および第2の端部の中心線353からそれぞれ延びる、半径R1により定められている。可撓性部材324は、ネック332のネック幅NWによってさらに定められることができる。ネック332は、可撓性部材394の応力集中部(stress risers)を縮小するために、半径RNを含むことができる。ネック332の外周部328は、代わりに長円形状または他の形状を有してもよいことが認識されるべきである。可撓性部材324は、第1の開口部336、および第2の開口部352をさらに含む。この開口部336、352はそれぞれ、中心線351、353からそれぞれ延びる半径R2により定められている。これらの開口部は、これら開口部に挿入される保持器の直径よりも直径が大きく、このため構成体をz方向に曲げることができる。代わりに、この開口部は、円形に成形されるのではなく、スロットであってもよい。保持器の外径と開口部の直径との間の直径の隙間(diametral clearance)は、現在の実施形態について、典型的にはおよそ0.5〜1.5mmの範囲である。
次に図27を参照すると、骨固定装置320の第1の保持器374内の所定位置にある第1のロック部材326が図示されている。この第1のロック部材326は、複数の第1の可撓性部材324をロックするための、ロック用雄ネジ346を含む。第1のロック部材326は、骨ねじ山333をさらに含み、この骨ねじ山333は、皮質ねじ山または海綿状ねじ山であってよい。骨ねじ山333は、第1のロック部材326のロック用雄ネジ346と類似のピッチおよび直径を有し、このため、第1のロック部材326の骨ねじ山333は、第1の保持器374にネジで組み立てられる(threadably assembled)。ロック用雄ネジ346は、複数の第1の可撓性部材324を共にロックするために追加の強度を提供するように、複数のリードのねじ山であってよいことが認識されるべきである。
次に図28および図29を参照すると、患者304の骨盤の形をとる骨302上の所定位置にある骨固定装置320が図示されている。骨固定装置320は、第1の骨締め具326、第2の骨締め具322、および追加の骨締め具377を含み、追加の骨締め具377もまた、骨固定装置320のためのロック部材として役に立つ。各構成体318、348、362、366、370は、骨302と整列しており、一方、ロック部材326、322、377は、ロックされていない状態にある。次に、角度β1〜β4は、骨固定装置320を骨盤2と適切に整列させるように調節されてよい。適切に整列されると、骨固定装置320の下面371は、典型的には、骨盤302の表面306と結合して接触した状態にとどまる。
本開示にしたがって、次に図30を参照すると、本開示の別の実施形態が、外科処置または外科的方法400の形態で表されている。方法400は、患者の損傷した骨を安定させるために用いられる。この方法は、第1の構成体および第2の構成体を含む固定装置を提供するステップ410であって、第1および第2の構成体のそれぞれは、積み重ねられた複数の可撓性部材を含み、第1および第2の構成体のそれぞれは、開口部を定めている両端部を有する、ステップ410を含む。この方法は、開口部内に挿入されるようにサイズ決めされた3つのロック部材を提供するステップ412であって、各ロック部材は、骨内に係合するためのねじ山を含む、ステップ412も含む。この方法は、第1の構成体の開口部のうちの1つを、第2の構成体の開口部のうちの1つと垂直軸に沿って整列させるステップ414をさらに含む。この方法は、固定装置が骨の輪郭に適合するように、整列した孔において第2の構成体に対して第1の構成体を旋回させると共に、第1および第2の構成体を曲げて所望の構成を得るステップ416も含む。この方法は、固定装置を所望の構成に保持すると共に、ロック部材が骨にネジ係合して固定装置を骨に取り付けるように、整列した開口部を通してロック部材のうちの1つを挿入し、かつ残りの開口部のそれぞれの中にロック部材のうちの1つを挿入するステップ418も含む。この方法は、第1の構成体をx−y平面で互いに対して旋回させるか、またはその構成体をx軸の周囲でねじるステップをさらに含むことができる。
次に図31〜図33を参照すると、本開示のロック部材の別の構成が図示されている。図32を参照すると、骨固定装置320Cに用いるためのロック部材326Cが図示されている。骨固定装置320Cは、この骨固定装置320Cが、骨ねじ山を含まないロック部材326Cを含む点を除いて、図22〜図29の骨固定装置320と同様である。ロック部材326は、ロック用雄ネジ346Cを含み、この雄ネジ346Cは、保持器374Cに形成された雌ネジ344Cと結合する。装置320Cに形成された追加の開口部357C内に嵌まり込む骨締め具355Cは、骨固定装置320Cを骨302Cに固定するために用いられる。骨固定装置320Cは、骨302Cに対して骨固定装置320Cの半径方向の圧縮を提供することができることが認識されるべきである。
次に図32を参照すると、本開示の別の実施形態が、骨固定装置320Dとして図示されている。骨固定装置320Dは、第1のロック部材326Dを含んで複数のプレート324Dを共に固定する。この第1のロック部材326Dは、ロック用雄ネジ346Dを含み、この雄ネジ346Dは、保持器374Dに形成された雌ネジ344Dと結合する。第1のロック部材326Dは、骨ねじ山333Dをさらに含み、このねじ山333Dは、骨固定装置320Dの第1のロック部材326Dのロック用雄ネジ346Dよりも小さい。骨ねじ山333Dは、皮質ねじ山、または海綿状ねじ山であってよいことが認識されるべきである。骨ねじ山333Dのピッチが雄ネジ346Dのピッチよりも大きい場合、装置320Dは、半径方向の圧縮を提供することができる。
次に図33を参照すると、本発明のさらに別の実施形態が骨固定装置320Eとして図示されている。骨固定装置320Eは、第1のロック部材326Eを含み、このロック部材326Eは、長さ方向開口部361Eを提供するためにカニューレ状になっており、開口部361Eは、この開口部361Eを通る別個の骨ネジ363Eを受け入れる。第1のロック部材326Eは、保持器374Eに形成された雌ネジ344Eと結合するロック用雄ネジ346Eを含む。骨ネジ363Eは、皮質ねじ山または海綿状ねじ山である骨用雄ネジ(external bone threads)365Eを含むことができることが認識されるべきである。この骨ネジ363Eは、骨302Eの半径方向の圧縮を提供することがさらに認識されるべきである。
前述した実施形態では、可撓性部材または積層物の表面は、剛性状態に共に固定された場合に達成可能な摩擦によるロックを強めるために、多数の隆起部(processes)、コーティング、または特徴部のうちいずれか1つにより処理されるか、またはそれらのうちいずれか1つを備えることができる。例えば、可撓性部材の表面は、例えばサンドブラストによって得ることができる粗い質感(rough texture)、または、非常に多数の小さな突起、歯、鋸歯状切れ込み(serrations)、または他の構造的特徴部を備えることができる。湿気により活性化するセメントまたは接着剤などの接合剤は、可撓性部材の表面にコーティングされるか、または別の方法で配置されることができ、このためいったんインプラントが身体の湿潤環境に置かれると、接合剤は活性化し、数分または数時間後に完全に固まって構成体の剛性を増大させる。この接合剤は、熱、紫外線放射、または他のエネルギー源により活性化されてもよい。
本発明は、特定の好ましい実施形態に関して説明してきたが、その他の実行および改作物が可能であることは当業者によって認識されるであろう。例えば、本明細書に開示された可撓性部材は、垂直に積み重ねられて図示されているが、可撓性部材はまた、互いに対して横方向に位置付けられてもよい。加えて、ロック部材および可撓性部材の形状は、所望の外科的適用に応じて変化することができる。例えば、図1に示されるロック部材26は、骨固定装置が患者の解剖学的構造に合うようによりよく構成されることができるように、より長くてよく、より幅広くてよく、円形であってよく、T字型であってよく、L字型であってよく、または別なふうに成形されてもよい。あるいは、例えば、図17に示される固定装置120は、頭部を備えていなくてもよく、このため、装置は、長骨の骨折の固定にいっそう適する。もちろん、多数の他の改作が可能である。さらに、前述の他の態様を組み込むことなく得ることができる、本明細書に記載された個々の向上に対する利点がある。したがって、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲は、本明細書に含まれる好ましい実施形態の記載に限定されるべきではない。
〔実施の態様〕
(1) 骨固定装置において、
複数の第1の可撓性プレートを含む第1の構成体であって、前記複数の第1の可撓性プレートは、第1の閾値力が前記第1の構成体に加えられ、かつ前記複数の第1の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第1の構成体と、
複数の第2の可撓性プレートを含む第2の構成体であって、前記複数の第2の可撓性プレートは、第2の閾値力が前記第2の構成体に加えられ、かつ前記複数の第2の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されており、前記第2の構成体は、前記第1の構成体に接続されている、第2の構成体と、
前記複数の第1の可撓性プレートおよび前記複数の第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第1のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分であり、前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第1のロック部材と、
を備える、骨固定装置。
(2) 実施態様1に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第2のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第2のロック部材と、
前記複数の第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第3のロック部材であって、前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第3のロック部材と、
をさらに備える、骨固定装置。
(3) 実施態様1に記載の骨固定装置において、
保持器であって、
前記複数の第1の可撓性プレートのうちの1つと協働するように構成された表面を有する、第1の保持部分、および、
前記第1の保持部分に接続された第2の保持部分であって、前記第2の保持部分は、前記複数の第1の可撓性プレートのうちの対向する1つと協働するように構成された表面を有し、前記複数の第1の可撓性プレートは、前記第1の保持部分の前記表面と前記第2の保持部分の前記表面との間に位置付けられる、第2の保持部分、
を含む、保持器、
をさらに備える、骨固定装置。
(4) 実施態様3に記載の骨固定装置において、
前記第1の保持部分は、プレートであって、前記第1の保持部分の前記表面を有する、プレートを含み、
前記第2の保持部分は、プレートであって、前記第2の保持部分の前記表面を有する、プレートを含む、骨固定装置。
(5) 実施態様3に記載の骨固定装置において、
前記第1の保持部分は、前記第1の保持部分内に第1の部分の開口部を画定している内壁を含み、
前記第2の保持部分は、前記第2の保持部分内に第2の部分の開口部を画定している内壁を含み、
前記第1のロック部材は、前記第1の部分の開口部および前記第2の部分の開口部に嵌められる部分を含む骨締め具であって、骨と協働するように構成された、骨締め具を含む、骨固定装置。
(6) 骨固定装置において、
複数の第1の可撓性部材を含む第1の構成体であって、前記複数の第1の可撓性部材は、第1の閾値力が前記第1の構成体に加えられ、かつ前記複数の第1の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第1の構成体と、
前記複数の第1の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された第1のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第1のロック部材と、
前記複数の第1の可撓性部材を、組み立てられた関係に保持するための保持器と、
を備える、骨固定装置。
(7) 実施形態6に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された第2のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第2のロック部材、
をさらに備える、骨固定装置。
(8) 実施形態6に記載の骨固定装置において、
前記保持器は、
前記複数の第1の可撓性部材のうちの1つと協働するように構成された表面を有する、第1の保持部分、および、
前記第1の保持部分に接続された第2の保持部分であって、前記第2の保持部分は、前記複数の第1の可撓性部材のうちの対向する1つと協働するように構成された表面を有し、前記複数の第1の可撓性部材は、前記第1の保持部分の前記表面と前記第2の保持部分の前記表面との間に位置付けられる、第2の保持部分、
を含む、骨固定装置。
(9) 実施態様8に記載の骨固定装置において、
前記第1の保持部分は、プレートであって、前記第1の保持部分の前記表面を有する、プレートを含み、
前記第2の保持部分は、プレートであって、前記第2の保持部分の前記表面を有する、プレートを含む、骨固定装置。
(10) 実施態様8に記載の骨固定装置において、
前記第1の保持部分は、タブを含み、
前記第2の保持部分は、前記タブを受け入れるための溝部を含む、骨固定装置。
(11) 実施態様8に記載の骨固定装置において、
前記第1の保持部分は、前記第1の保持部分内に第1の部分の開口部を画定している内壁を含み、
前記第2の保持部分は、前記第2の保持部分内に第2の部分の開口部を画定している内壁を含み、
前記第1のロック部材は、前記第1の部分の開口部および前記第2の部分の開口部に嵌められる部分を含む骨締め具であって、骨と協働するように構成された、骨締め具を含む、骨固定装置。
(12) 実施態様8に記載の骨固定装置において、
前記保持器の前記第1の保持部分および前記第2の保持部分のうちの一方は、雌ネジを定め、
前記第1のロック部材は、前記保持器の前記雌ネジと協働するための雄ネジを含み、前記第1のロック部材は、前記第2の保持部分に向かって前記第1の保持部分を押し進めるように構成されている、骨固定装置。
(13) 実施態様8に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、その可撓性部材を通る開口部を画定している内壁を画定しており、
前記保持器の前記第1の保持部分は、第1の保持部分のハブを含み、
前記保持器の前記第2の保持部分は、第2の保持部分のハブを含み、前記複数の第1の可撓性部材それぞれの前記内壁は、前記第1の保持部分のハブおよび前記第2の保持部分のハブのうちの少なくとも1つと結合する、骨固定装置。
(14) 実施形態6に記載の骨固定装置において、
複数の第2の可撓性部材を含む第2の構成体であって、前記複数の第2の可撓性部材は、第2の閾値力が前記第2の構成体に加えられ、かつ前記複数の第2の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第2の構成体、
をさらに備え、
前記第1のロック部材は、前記複数の第2の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成され、
前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性部材を曲げるのに不十分である、骨固定装置。
(15) 実施態様14に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材は、プレートを含み、
前記複数の第2の可撓性部材は、プレートを含む、骨固定装置。
(16) 実施態様14に記載の骨固定装置において、
前記第2の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第1の可撓性部材の間に置かれ、
前記第1の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第2の可撓性部材の間に置かれる、骨固定装置。
(17) 実施態様14に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第1の内壁を含み、前記第1の内壁のそれぞれは、第1の部材の第1の開口部を画定しており、
前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第2の内壁を含み、前記第2の内壁のそれぞれは、第1の部材の第2の開口部を画定しており、
前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれは、第1の内壁を含み、前記第1の内壁のそれぞれは、第2の部材の第1の開口部を画定しており、
前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれは、第2の内壁を含み、前記第2の内壁のそれぞれは、第2の部材の第2の開口部を画定しており、
前記第1のロック部材は、前記第1の部材の第1の開口部、および前記第2の部材の第1の開口部のそれぞれと協働するように構成されている、骨固定装置。
(18) 実施態様14に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、サイズおよび形状において、前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれに類似している、骨固定装置。
(19) 実施態様17に記載の骨固定装置において、
前記第1の部材の第2の開口部のそれぞれと協働するように構成された、第2のロック部材と、
前記第2の部材の第2の開口部のそれぞれと協働するように構成された、第3のロック部材と、
をさらに備える、骨固定装置。
(20) 実施態様17に記載の骨固定装置において、
前記第1の部材の第2の開口部のうちの少なくとも1つは、ねじ山が付けられている、骨固定装置。
(21) 実施態様14に記載の骨固定装置において、
複数の第3の可撓性部材を含む第3の構成体であって、
前記複数の第3の可撓性部材は、第3の閾値力が前記第3の構成体に加えられ、かつ前記複数の第3の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されており、
前記複数の第3の可撓性部材は、プレートを含む、
第3の構成体と、
前記複数の第3の可撓性部材および前記複数の第2の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された、第2のロック部材であって、前記第2の構成体に加えられる前記第3の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性部材および前記複数の第3の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第2のロック部材と、
をさらに備える、骨固定装置。
(22) 実施態様21に記載の骨固定装置において、
前記複数の第3の可撓性部材は、前記複数の第2の可撓性部材の間で交互に間隔を置いている、骨固定装置。
(23) 実施態様21に記載の骨固定装置において、
前記第2の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第3の可撓性部材の間に置かれ、
前記第3の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第2の可撓性部材の間に置かれる、骨固定装置。
(24) 実施態様21に記載の骨固定装置において、
前記第1のロック部材は、前記第1のロック部材の長さ方向軸を定め、
前記第2のロック部材は、前記第2のロック部材の長さ方向軸を定め、
前記第1のロック部材の前記長さ方向軸、および前記第2のロック部材の前記長さ方向軸は、互いに対して傾いている、骨固定装置。
(25) 実施態様6に記載の骨固定装置において、
前記第1のロック部材は、ねじ山付き締め具を含む、骨固定装置
(26) 実施態様25に記載の骨固定装置において、
前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第1の部材の第1の開口部を画定している内壁を含み、
前記第1の部材の第1の開口部のうちの少なくとも1つは、前記ねじ山付き締め具と協働するための開口部のねじ山を含む、骨固定装置。
(27) 実施態様25に記載の骨固定装置において、
前記ねじ山付き締め具は、骨と協働するための骨ねじ山を含む、骨固定装置。
(28) 損傷した骨を安定させる方法において、
第1の構成体および第2の構成体を含む固定装置を提供するステップであって、前記第1および第2の構成体のそれぞれは、積み重ねられた複数の可撓性部材を含み、前記第1および第2の構成体のそれぞれは、開口部を画定している、両端部を有する、ステップと、
前記開口部内に挿入されるようにサイズ決めされた3つのロック部材を提供するステップであって、各前記ロック部材は、前記骨内に係合するためのねじ山を含む、ステップと、
前記第1の構成体の前記開口部のうちの1つを、前記第2の構成体の前記開口部のうちの1つと垂直軸に沿って整列させるステップと、
前記固定装置が前記骨の輪郭に適合するように、整列した孔において前記第2の構成体に対して前記第1の構成体を旋回させると共に、前記第1および第2の構成体を曲げて所望の構成を得るステップと、
前記固定装置を前記所望の構成に保持すると共に、前記ロック部材が前記骨にネジ係合して前記固定装置を前記骨に取り付けるように、整列した前記開口部を通して前記ロック部材のうちの1つを挿入し、残りの前記開口部のそれぞれの中に前記ロック部材のうちの1つを挿入するステップと、
を含む、方法。
(29) 実施態様28に記載の方法において、
旋回させる前記ステップは、x−y平面で前記第1の構成体を互いに対して旋回させるステップと、
x軸の周囲で前記第1の構成体をねじるステップと、
のうちの少なくとも一方を含む、方法。
(30) 実施態様28に記載の方法において、
旋回させる前記ステップは、x軸の周囲で前記構成体をねじるステップを含む、方法。
複数のロック部材、および複数の可撓性部材で構成されるビームを含む、骨固定装置の上面図を示す。 図1の骨固定装置の側面図を示す。 線3−3に沿った、図1の骨固定装置の複数のロック部材のうちの1つの断面図を示す。 図1のビームの上面図を示す。 図4のビームの側面図を示す。 線6−6に沿った、図5のビームの一実施形態の断面図を示す。 線6−6に沿った、図5のビームの代替的実施形態の断面図を示す。 線7−7に沿った、図1の可撓性骨プレートの複数のロック部材のうちの1つの断面図を示す。 図1の複数のロック部材のうちの1つの、離れた位置にある上部半部および底部半部の側面図を示す。 図8のロック部材の上部半部の上面図を示す。 図8のロック部材の上部半部の端部側面図を示す。 図8のロック部材の底部半部の上面図を示す。 図8のロック部材の底部半部の端部側面図を示す。 図8のロック部材を通して挿入されるように構成された骨ネジを示す。 ロックされていない構成の、図1の複数のロック部材のうちの2つの側面図を示す。 ロックされた構成の、図1の複数のロック部材のうちの2つの側面図を示す。 図1の可撓性骨固定装置の代替的実施形態の斜視図を示す。 図13の可撓性骨固定装置のロック部材のうちの1つの上方斜視図を示す。 図14のロック部材の断面図を示す。 図14のロック部材の下方斜視図を示す。 図1の可撓性骨固定装置の代替的実施形態の斜視図を示す。 人間の骨盤の一部の前面図を示しており、骨盤に取り付けられた、図1の骨固定装置を示す。 可撓性骨固定装置の別の代替的実施形態の上面図を示す。 ロックされていない関係にある、図19の可撓性骨固定装置の側面図を示す。 ロックされた関係にある、図19の可撓性骨固定装置の側面図を示す。 可撓性骨固定装置の別の代替的実施形態の斜視図を示す。 可撓性骨固定装置の別の代替的実施形態の平面図を示す。 可撓性骨固定装置の別の代替的実施形態の平面図を示す。 図22の可撓性骨固定装置の部分的側面図を示す。 図22の可撓性骨固定装置の所定位置にあるロック部材の側面図を部分的に断面で示す。 図22の可撓性骨固定装置の可撓性部材の上面図を示す。 図25の可撓性部材の側面図を示す。 図22の可撓性骨固定装置と共に使用するための締め具の平面図を示す。 人間の骨盤の一部の前面図を示しており、骨盤に取り付けられた、図22の骨固定装置を示す。 図28の人間の骨盤の一部の側面図を示しており、それている平面(diverging planes)における骨固定装置の部材を示す。 手術を行う方法のための流れ図を示す。 別個のロック部材および骨締め具を利用している、本開示の可撓性骨固定装置の別の実施形態の、部分的に断面の、部分平面図を示す。 異なるサイズのロックねじ山および骨ねじ山を備えたロック部材を利用している、本開示の可撓性骨固定装置のさらに別の実施形態の、部分的に断面の、部分平面図を示す。 別個のカニューレ状のロック部材の内側に嵌まっている別個の骨締め具を利用している、本開示の可撓性骨固定装置の別の実施形態の、部分的に断面の、部分平面図を示す。

Claims (26)

  1. 骨固定装置において、
    複数の第1の可撓性プレートを含む第1の構成体であって、前記複数の第1の可撓性プレートは、第1の閾値力が前記第1の構成体に加えられ、かつ前記複数の第1の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第1の構成体と、
    複数の第2の可撓性プレートを含む第2の構成体であって、前記複数の第2の可撓性プレートは、第2の閾値力が前記第2の構成体に加えられ、かつ前記複数の第2の可撓性プレートがロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されており、前記第2の構成体は、前記第1の構成体に接続されている、第2の構成体と、
    前記複数の第1の可撓性プレートおよび前記複数の第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第1のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分であり、前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第1のロック部材と、
    を備える、骨固定装置。
  2. 請求項1に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第2のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第2のロック部材と、
    前記複数の第2の可撓性プレートをロックされた関係に共に圧縮するように構成された第3のロック部材であって、前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性プレートを曲げるのに不十分である、第3のロック部材と、
    をさらに備える、骨固定装置。
  3. 請求項1に記載の骨固定装置において、
    保持器であって、
    前記複数の第1の可撓性プレートのうちの1つと協働するように構成された表面を有する、第1の保持部分、および、
    前記第1の保持部分に接続された第2の保持部分であって、前記第2の保持部分は、前記複数の第1の可撓性プレートのうちの対向する1つと協働するように構成された表面を有し、前記複数の第1の可撓性プレートは、前記第1の保持部分の前記表面と前記第2の保持部分の前記表面との間に位置付けられる、第2の保持部分、
    を含む、保持器、
    をさらに備える、骨固定装置。
  4. 請求項3に記載の骨固定装置において、
    前記第1の保持部分は、プレートであって、前記第1の保持部分の前記表面を有する、プレートを含み、
    前記第2の保持部分は、プレートであって、前記第2の保持部分の前記表面を有する、プレートを含む、骨固定装置。
  5. 請求項3に記載の骨固定装置において、
    前記第1の保持部分は、前記第1の保持部分内に第1の部分の開口部を画定している内壁を含み、
    前記第2の保持部分は、前記第2の保持部分内に第2の部分の開口部を画定している内壁を含み、
    前記第1のロック部材は、前記第1の部分の開口部および前記第2の部分の開口部に嵌められる部分を含む骨締め具であって、骨と協働するように構成された、骨締め具を含む、骨固定装置。
  6. 骨固定装置において、
    複数の第1の可撓性部材を含む第1の構成体であって、前記複数の第1の可撓性部材は、第1の閾値力が前記第1の構成体に加えられ、かつ前記複数の第1の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第1の構成体と、
    前記複数の第1の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された第1のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第1のロック部材と、
    前記複数の第1の可撓性部材を、組み立てられた関係に保持するための保持器と、
    を備える、骨固定装置。
  7. 請求項6に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された第2のロック部材であって、前記第1の構成体に加えられる前記第1の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第1の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第2のロック部材、
    をさらに備える、骨固定装置。
  8. 請求項6に記載の骨固定装置において、
    前記保持器は、
    前記複数の第1の可撓性部材のうちの1つと協働するように構成された表面を有する、第1の保持部分、および、
    前記第1の保持部分に接続された第2の保持部分であって、前記第2の保持部分は、前記複数の第1の可撓性部材のうちの対向する1つと協働するように構成された表面を有し、前記複数の第1の可撓性部材は、前記第1の保持部分の前記表面と前記第2の保持部分の前記表面との間に位置付けられる、第2の保持部分、
    を含む、骨固定装置。
  9. 請求項8に記載の骨固定装置において、
    前記第1の保持部分は、プレートであって、前記第1の保持部分の前記表面を有する、プレートを含み、
    前記第2の保持部分は、プレートであって、前記第2の保持部分の前記表面を有する、プレートを含む、骨固定装置。
  10. 請求項8に記載の骨固定装置において、
    前記第1の保持部分は、タブを含み、
    前記第2の保持部分は、前記タブを受け入れるための溝部を含む、骨固定装置。
  11. 請求項8に記載の骨固定装置において、
    前記第1の保持部分は、前記第1の保持部分内に第1の部分の開口部を画定している内壁を含み、
    前記第2の保持部分は、前記第2の保持部分内に第2の部分の開口部を画定している内壁を含み、
    前記第1のロック部材は、前記第1の部分の開口部および前記第2の部分の開口部に嵌められる部分を含む骨締め具であって、骨と協働するように構成された、骨締め具を含む、骨固定装置。
  12. 請求項8に記載の骨固定装置において、
    前記保持器の前記第1の保持部分および前記第2の保持部分のうちの一方は、雌ネジを定め、
    前記第1のロック部材は、前記保持器の前記雌ネジと協働するための雄ネジを含み、前記第1のロック部材は、前記第2の保持部分に向かって前記第1の保持部分を押し進めるように構成されている、骨固定装置。
  13. 請求項8に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、その可撓性部材を通る開口部を画定している内壁を画定しており、
    前記保持器の前記第1の保持部分は、第1の保持部分のハブを含み、
    前記保持器の前記第2の保持部分は、第2の保持部分のハブを含み、前記複数の第1の可撓性部材それぞれの前記内壁は、前記第1の保持部分のハブおよび前記第2の保持部分のハブのうちの少なくとも1つと結合する、骨固定装置。
  14. 請求項6に記載の骨固定装置において、
    複数の第2の可撓性部材を含む第2の構成体であって、前記複数の第2の可撓性部材は、第2の閾値力が前記第2の構成体に加えられ、かつ前記複数の第2の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されている、第2の構成体、
    をさらに備え、
    前記第1のロック部材は、前記複数の第2の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成され、
    前記第2の構成体に加えられる前記第2の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性部材を曲げるのに不十分である、骨固定装置。
  15. 請求項14に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材は、プレートを含み、
    前記複数の第2の可撓性部材は、プレートを含む、骨固定装置。
  16. 請求項14に記載の骨固定装置において、
    前記第2の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第1の可撓性部材の間に置かれ、
    前記第1の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第2の可撓性部材の間に置かれる、骨固定装置。
  17. 請求項14に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第1の内壁を含み、前記第1の内壁のそれぞれは、第1の部材の第1の開口部を画定しており、
    前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第2の内壁を含み、前記第2の内壁のそれぞれは、第1の部材の第2の開口部を画定しており、
    前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれは、第1の内壁を含み、前記第1の内壁のそれぞれは、第2の部材の第1の開口部を画定しており、
    前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれは、第2の内壁を含み、前記第2の内壁のそれぞれは、第2の部材の第2の開口部を画定しており、
    前記第1のロック部材は、前記第1の部材の第1の開口部、および前記第2の部材の第1の開口部のそれぞれと協働するように構成されている、骨固定装置。
  18. 請求項14に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、サイズおよび形状において、前記複数の第2の可撓性部材のそれぞれに類似している、骨固定装置。
  19. 請求項17に記載の骨固定装置において、
    前記第1の部材の第2の開口部のそれぞれと協働するように構成された、第2のロック部材と、
    前記第2の部材の第2の開口部のそれぞれと協働するように構成された、第3のロック部材と、
    をさらに備える、骨固定装置。
  20. 請求項17に記載の骨固定装置において、
    前記第1の部材の第2の開口部のうちの少なくとも1つは、ねじ山が付けられている、骨固定装置。
  21. 請求項14に記載の骨固定装置において、
    複数の第3の可撓性部材を含む第3の構成体であって、
    前記複数の第3の可撓性部材は、第3の閾値力が前記第3の構成体に加えられ、かつ前記複数の第3の可撓性部材がロックされていない関係にある場合に、曲がるように構成されており、
    前記複数の第3の可撓性部材は、プレートを含む、
    第3の構成体と、
    前記複数の第3の可撓性部材および前記複数の第2の可撓性部材をロックされた関係に共に圧縮するように構成された、第2のロック部材であって、前記第2の構成体に加えられる前記第3の閾値力は、前記ロックされた関係にある前記複数の第2の可撓性部材および前記複数の第3の可撓性部材を曲げるのに不十分である、第2のロック部材と、
    をさらに備える、骨固定装置。
  22. 請求項21に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第3の可撓性部材は、前記複数の第2の可撓性部材の間で交互に間隔を置いている、骨固定装置。
  23. 請求項21に記載の骨固定装置において、
    前記第2の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第3の可撓性部材の間に置かれ、
    前記第3の可撓性部材のうちの1つは、隣接する前記第2の可撓性部材の間に置かれる、骨固定装置。
  24. 請求項21に記載の骨固定装置において、
    前記第1のロック部材は、前記第1のロック部材の長さ方向軸を定め、
    前記第2のロック部材は、前記第2のロック部材の長さ方向軸を定め、
    前記第1のロック部材の前記長さ方向軸、および前記第2のロック部材の前記長さ方向軸は、互いに対して傾いている、骨固定装置。
  25. 請求項6に記載の骨固定装置において、
    前記第1のロック部材は、ねじ山付き締め具を含む、骨固定装置
  26. 請求項25に記載の骨固定装置において、
    前記複数の第1の可撓性部材のそれぞれは、第1の部材の第1の開口部を画定している内壁を含み、
    前記第1の部材の第1の開口部のうちの少なくとも1つは、前記ねじ山付き締め具と協働するための開口部のねじ山を含む、骨固定装置。
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