JP2008078917A - 同期化処理装置および同期化処理方法 - Google Patents
同期化処理装置および同期化処理方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】ストリーム信号の復旧後の不連続を防止し、これにより出力の乱れを抑圧した同期化処理装置および同期化処理方法を提供すること。
【解決手段】各映像信号ごとに計算された遅延量を信号断の前後で比較し、その値の異なる映像信号についてのみ、遅延メモリ3における同期化処理に用いられる遅延量の値を更新する。すなわち、映像信号入力断が発生し、復帰した場合に遅延量は再計算され、その値での遅延量(メモリ遅延)の更新準備が行われる。映像信号断前(通常映像信号)の遅延量と、映像信号復帰時に再計算された遅延量とをそれぞれ比較し、両者が異なる信号についてのみ遅延量を更新する。換言すれば断の前後で遅延量の一致する映像信号については更新動作を行わない。これにより遅延メモリ3への書き込みと読み出しとが一度初期化されしまい、後段で映像信号の不連続が生じるという不具合を可及的に防止できる。
【選択図】 図1
【解決手段】各映像信号ごとに計算された遅延量を信号断の前後で比較し、その値の異なる映像信号についてのみ、遅延メモリ3における同期化処理に用いられる遅延量の値を更新する。すなわち、映像信号入力断が発生し、復帰した場合に遅延量は再計算され、その値での遅延量(メモリ遅延)の更新準備が行われる。映像信号断前(通常映像信号)の遅延量と、映像信号復帰時に再計算された遅延量とをそれぞれ比較し、両者が異なる信号についてのみ遅延量を更新する。換言すれば断の前後で遅延量の一致する映像信号については更新動作を行わない。これにより遅延メモリ3への書き込みと読み出しとが一度初期化されしまい、後段で映像信号の不連続が生じるという不具合を可及的に防止できる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、映像や音声データを含むトランスポートストリーム(TS)信号を互いに同期させる同期化処理装置および同期化処理方法に関する。
近時、地上波におけるデジタルテレビジョン放送の標準方式(ISDB−T:Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial)が決定され、実用化に向けて種々の開発が進められている。特に、欧州と日本においては直交周波数分割多重(以下、OFDMという)方式が伝送方式として採用されることが決定され、特に欧州においては規格化が完了し実用レベルに達している。このOFDM方式は、広帯域信号を互いに直交する多数の搬送波(以下、キャリアという)で伝送することにより、地上テレビジョン放送において必須の伝送条件であるマルチパス伝搬路における耐遅延干渉特性を改善できる等の特徴がある。
地上デジタルテレビジョン放送にあっては、互いに離れた複数の地点に設置された送信局または中継局からOFDM信号をストリーム送信する単一周波数網(SFN:Single Frequency Network)を構成することが予定されている。この種のシステムにおいては受信側で複数局からのストリーム信号を受信した際に、各信号間の伝送遅延の違いなどによりフレーム位相がずれることがある。よって受信側において各ストリーム信号の遅延時間の差を吸収し、同期化させる必要が生じる。このような処理は、各ストリーム信号をSRAM(Static Random Access Memory)などにバッファし、書き込み(Write)と読み出し(Read)のタイミングを信号ごとに時間差(設定遅延量)をもって行うことにより実現できる。
信号ごとの設定遅延量は通常の運用時において信号ごとに算出され、メモリに設定される。しかしながらストリーム信号が短時間でも断となると各信号ごとの設定遅延量はその復帰後に再度計算され、更新される。例え、設定遅延量の値が瞬断前と復帰後で同じであっても新たに計算した値によりSRAMへのWriteとReadが初期化されるので、後段の機器において信号の不連続が生じ、システム的な最終段の出力が乱れるという不具合がある。なお特許文献1にこの種の不具合への対策の一例が開示される。
特開2001−268064号公報
以上述べたように既存のストリーム信号同期化装置においては、信号瞬断後に設定遅延量がリセットされることからストリーム信号の不連続が生じやすく、映像や音声に乱れが生じるという不具合がある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ストリーム信号の復旧後の不連続を防止し、これにより出力の乱れを抑圧した同期化処理装置および同期化処理方法を提供することにある。
この発明は上記事情によりなされたもので、その目的は、ストリーム信号の復旧後の不連続を防止し、これにより出力の乱れを抑圧した同期化処理装置および同期化処理方法を提供することにある。
上記目的を達成するためにこの発明の一態様によれば、フレーム構造を有する複数のストリーム信号を互いに同期させる同期化処理装置において、前記複数のストリーム信号の伝送経路における遅延量をそれぞれ計算する遅延量計算部と、この遅延量計算部により計算された遅延量を用いて前記複数のストリーム信号のフレーム位相を互いに同期させる同期化部と、前記遅延量計算部により計算された前記複数のストリーム信号ごとの遅延量を当該ストリーム信号の断の前後で互いに比較する遅延量比較部と、この遅延量比較部による比較の結果、前記断の前後で遅延量の値が異なるストリーム信号についてのみ、前記同期化部における同期化処理に用いられる遅延量の値を各ストリーム信号ごとに更新する更新制御部とを具備することを特徴とする同期化処理装置が提供される。
このような構成であるから、通常動作時(ストリーム信号の断の前)の遅延量と、瞬断後の復帰時に再計算した遅延量とが互いに比較され、両者に変化がない場合には設定遅延量は更新されない。従ってストリーム信号の不連続が不用意に生じることが無くなり、よってシステム的な最終段の出力(映像や音声)のモニタの乱れを抑圧できる。
この発明によれば、ストリーム信号の復旧後の不連続を防止できるようになり、よって出力の乱れを抑圧した同期化処理装置および同期化処理方法を提供することができる。
図1は、この発明に係わる同期化処理装置の実施の形態を示す機能ブロック図である。なおこの実施形態ではストリーム信号として映像データを含む信号を採りあげ、以下映像信号と称する。このほかストリーム信号は音声データを含むものでも良い。図1において、フレーム構造をもつ複数の映像信号(TS)は図示しない前段の装置から基準クロック(CLK)信号、フレーム信号(Fsync)とともに同期化部1に取り込まれる。各映像信号は同期化部1によりフレーム信号に同期化される。同期化後の映像信号は遅延メモリ3にアドレスを変えながら順次書き込まれる。
同期化部1は各映像信号の遅延情報を遅延量計算部2に与える。遅延量計算部2には例えば1ppsおよび10MHzのシステムクロックも与えられ、遅延量計算部2は各映像信号の伝送経路における遅延量をそれぞれ計算する。その値は遅延量比較部5に与えられ、映像信号ごとにテーブル化されて(遅延量テーブル5a)記憶される。この値により、遅延メモリ3に書き込まれた映像データ(アドレス)を読み出すタイミングが決まる。遅延メモリ3における遅延量は、メモリ遅延と規定のオフセット時間との和となる。メモリ遅延は遅延メモリ3における読み出し時刻と、遅延メモリ3における書き込み時刻との差である。
ところで、遅延量比較部5は映像信号の断が生じた場合に、その前後における遅延量を比較する。すなわち遅延量比較部5は、遅延量計算部2により計算された各映像信号ごとの遅延量を当該映像信号の断の前後で互いに比較する。その結果、断の前後で遅延量の値が異なる映像信号についてのみ、遅延メモリ3における同期化処理に用いられる遅延量の値が遅延メモリ更新制御部4により各映像信号ごとに更新される。
図2は、図1の遅延量テーブル5aの一例を示す模式図である。例えば映像信号として信号A〜信号Dがあるとし、それぞれの遅延量が通常運用時において図2(a)に示すように100msec,10msec,15msec,48msecであったとする。この状態から瞬断が生じ、復帰後には図2(b)に示すように、信号B,Cについては遅延量に変化(それぞれ32msec,10msecに変化)があったとする。
そうすると遅延メモリ更新制御部4は、信号B,Cについてのみ、遅延メモリ3における設定遅延量を更新する。逆に言えば遅延メモリ更新制御部4は、信号A,Dについては遅延メモリ3における設定遅延量を更新しない。
そうすると遅延メモリ更新制御部4は、信号B,Cについてのみ、遅延メモリ3における設定遅延量を更新する。逆に言えば遅延メモリ更新制御部4は、信号A,Dについては遅延メモリ3における設定遅延量を更新しない。
図3は、比較のため既存の同期化処理装置を示す機能ブロック図である。図示するように既存の同期化処理装置は、遅延メモリ更新制御部4およびその機能を備えていない。このため信号断からの復帰後には全ての映像信号の設定遅延量が盲目的に更新される。このため本来であれば更新の必要のない信号A,Dについても遅延メモリ3の書き込みと読み出しとが一度初期化されてしまい、後段で映像信号の不連続が生じるという不具合がある。
これに対しこの実施形態では、各映像信号ごとに計算された遅延量を信号断の前後で比較し、その値が異なっていた映像信号についてのみ、遅延メモリ3における同期化処理に用いられる遅延量の値を更新するようにする。すなわち、映像信号入力断が発生し、復帰した場合に遅延量は再計算され、その値での遅延量(メモリ遅延)の更新準備が行われる。映像信号断前(通常映像信号)の遅延量と、映像信号復帰時に再計算された遅延量とをそれぞれ比較し、両者が異なる信号についてのみ遅延量を更新する。換言すれば断の前後で遅延量の一致する映像信号については更新動作を行わない。これにより遅延メモリ3への書き込みと読み出しとが一度初期化されしまい、後段で映像信号の不連続が生じるという不具合を可及的に(断の前後で遅延量が不変の映像信号については)防止できる。これらのことから、ストリーム信号の復旧後の不連続を防止し、これにより出力の乱れを抑圧した同期化処理装置および同期化処理方法を提供することが可能となる。
なお、この発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
1…同期化部、2…遅延量計算部、3…遅延メモリ、4…遅延メモリ更新制御部、5…遅延量比較部、5a…遅延量テーブル
Claims (6)
- フレーム構造を有する複数のストリーム信号を互いに同期させる同期化処理装置において、
前記複数のストリーム信号の伝送経路における遅延量をそれぞれ計算する遅延量計算部と、
この遅延量計算部により計算された遅延量を用いて前記複数のストリーム信号のフレーム位相を互いに同期させる同期化部と、
前記遅延量計算部により計算された前記複数のストリーム信号ごとの遅延量を当該ストリーム信号の断の前後で互いに比較する遅延量比較部と、
この遅延量比較部による比較の結果、前記断の前後で遅延量の値が異なるストリーム信号についてのみ、前記同期化部における同期化処理に用いられる遅延量の値を各ストリーム信号ごとに更新する更新制御部とを具備することを特徴とする同期化処理装置。 - 前記複数のストリーム信号の少なくとも1つは、映像データを含むことを特徴とする請求項1に記載の同期化処理装置。
- 前記複数のストリーム信号の少なくとも1つは、音声データを含むことを特徴とする請求項1に記載の同期化処理装置。
- フレーム構造を有する複数のストリーム信号を互いに同期させる同期化処理方法において、
前記複数のストリーム信号の伝送経路における遅延量をそれぞれ計算し、
前記計算された遅延量を用いて前記複数のストリーム信号のフレーム位相を互いに同期させ、
前記計算された前記複数のストリーム信号ごとの遅延量を当該ストリーム信号の断の前後で互いに比較し、
この比較の結果、前記断の前後で遅延量の値が異なるストリーム信号についてのみ、前記同期化処理に用いられる遅延量の値を各ストリーム信号ごとに更新することを特徴とする同期化処理方法。 - 前記複数のストリーム信号の少なくとも1つは、映像データを含むことを特徴とする請求項4に記載の同期化処理方法。
- 前記複数のストリーム信号の少なくとも1つは、音声データを含むことを特徴とする請求項4に記載の同期化処理方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006254705A JP2008078917A (ja) | 2006-09-20 | 2006-09-20 | 同期化処理装置および同期化処理方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008262165A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-30 | Sony Corp | 表示装置 |
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2006
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