JP2008077394A - 印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】デバイスからの管理コード入力における操作性向上を図る。
【解決手段】ジョブに対するデータ処理を行う情報処理装置と、ジョブを出力する画像形成装置を備えた情報処理システムにおいて、前記画像形成装置は、画像形成装置を制御する第1形式の命令を解釈して実行可能な第1の実行環境と、前記第1の実行環境の上に実現される、前記画像形成装置の機種とは依存しない形式で定義された第2形式の命令を解釈して実行可能な第2の実行環境を備えた画像形成装置であり、この第2の実行環境において、ユーザを認証する手段と、前記情報処理装置で管理され、かつ画像形成装置から出力されるジョブに対しての管理コードを入力する手段を有する情報処理方法。
【選択図】図1
【解決手段】ジョブに対するデータ処理を行う情報処理装置と、ジョブを出力する画像形成装置を備えた情報処理システムにおいて、前記画像形成装置は、画像形成装置を制御する第1形式の命令を解釈して実行可能な第1の実行環境と、前記第1の実行環境の上に実現される、前記画像形成装置の機種とは依存しない形式で定義された第2形式の命令を解釈して実行可能な第2の実行環境を備えた画像形成装置であり、この第2の実行環境において、ユーザを認証する手段と、前記情報処理装置で管理され、かつ画像形成装置から出力されるジョブに対しての管理コードを入力する手段を有する情報処理方法。
【選択図】図1
Description
本発明は、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機等、およびこれらの複合機の機能を有する画像形成装置、制御方法、制御プログラムおよびジョブ管理装置、ジョブ処理方法、ジョブ管理プログラムに関するものである。
従来から、ジョブ情報を取得して管理する情報処理システムに関するジョブ管理方法が開発されてきており、周辺機器で実行されたジョブ情報を収集することが行われている。
上記のように収集されたジョブ情報は、印刷、コピー等のデバイスからの出力を行ったユーザ単位、またはそのユーザが属する「部門」、「所属」といったグループを表す属性とは別に、主に仕事を単位とした属性を定義する必要が発生する場合がある。例えば、法律事務所等では、仕事の内容ごとに管理コードといった属性を定義し、発生した印刷やコピー経費を管理コードごとに集計するといった業務管理を行っている。デバイスからの出力ジョブに対して仕事単位の管理コードを割り振り、出力ジョブに関する課金が行われている。
ここで、ネットワークに接続されたプリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機等を統合したマルチファンクション機器(MFP)においては、近年、特開2003−330732で示されるように、デバイス上にプログラムが実行可能な仮想環境を実現し、その仮想環境において各処理を行うソフトウエアを実行する形態が実現されている。デバイスからの出力ジョブに対する前記管理コードの入力を、デバイスにおいて行う場合は、デバイスに内蔵したソフトウエアまたは、前記仮想環境で実行されるソフトウエアにおいて、その処理を実現する方法が考えられる。このデバイスにおいて管理コードを入力する処理は、通常、ユーザ認証を行いデバイス操作にログインする。次に、管理コードを入力するといった過程を踏むが、管理コード入力の途中でユーザを変更する必要が生じた場合は、いったんログアウトを行い、ユーザを変更してログインし、管理コードを入力するしかなかった。
特開2003−330732号公報
デバイスにおいて管理コードを入力する場合において、管理コードの入力途中でユーザを変更する場合は、いったんデバイスからログアウトし、管理コードの再入力を行わなくてはならず、操作性が悪いという問題がある。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、デバイスからの管理コード入力の利便性向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるシステムは、請求項1の発明は、ジョブに対するデータ処理を行う情報処理装置と、ジョブを出力する画像形成装置を備えたシステムにおいて、前記画像形成装置は、画像形成装置を制御する第1形式の命令を解釈して実行可能な第1の実行環境と、前記第1の実行環境の上に実現される、前記画像形成装置の機種とは依存しない形式で定義された第2形式の命令を解釈して実行可能な第2の実行環境を備えた画像形成装置であり、この第2の実行環境において、ユーザを認証する手段と、前記情報処理装置または他の情報処理装置で管理されるコードを入力する手段を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の情報処理方法において、情報処理装置で管理されるコードを入力する処理過程において、ユーザ認証を行う処理またはコードを入力する処理の初期状態に遷移することを可能とすることを特徴とする。
本発明によれば、デバイスの操作パネルから管理コードを入力する場合において、デバイスからのログアウトを行うことなく、管理コードの入力途中でユーザを変更することが可能となり、デバイスからの管理コード入力における操作性向上を図ることが可能となる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<デバイスの仮想環境>
図1は複写機、他の画像形成装置、及び、コンピュータを含むシステムブロック図である。本発明の画像形成装置(画像処理装置)の好適な一例である複写機等、情報処理装置(コンピュータ)、および周辺機器との関係を示す。画像形成装置100、200は、リーダ部1と、プリンタ部2と、コントローラ部3、またその中に、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8、コア部10を有する。コンピュータは、ワークステーション、又は、標準的なPCを用いることができる。
図1は複写機、他の画像形成装置、及び、コンピュータを含むシステムブロック図である。本発明の画像形成装置(画像処理装置)の好適な一例である複写機等、情報処理装置(コンピュータ)、および周辺機器との関係を示す。画像形成装置100、200は、リーダ部1と、プリンタ部2と、コントローラ部3、またその中に、モデム通信部4、ネットワーク処理部7、PDL展開部8、コア部10を有する。コンピュータは、ワークステーション、又は、標準的なPCを用いることができる。
リーダ部1は、画像形成装置にセットされた原稿の画像を読み取り、原稿画像に応じた画像データを、コア部10を通じて、プリンタ部2へ出力する。プリンタ部2は、リーダ部1からの画像データに応じた画像を記録紙上に記録する。
コンピュータ11、12は、情報処理装置の一例であり、パーソナルコンピュータまたはワークステーション(PC/WS)である。また、コンピュータ11、12からは、PDLプリントデータを、ネットワーク4、ネットワーク処理部7を通じて、コア部10に流し、PDL展開部8でPDLデータをプリンタ部2で記録できる画像データに展開し、コア部10を通じて、プリンタ部2でプリントする。
14はファックス装置であり、例えばリーダ部1で読み取った原稿画像を、コア部10、モデム通信部4を経由し、公衆回線網15を通じてファックス送信する。あるいは、他のファックス装置12からの画像データを、公衆回線網15、モデム通信部4、コア部10を通じて受信し、プリンタ部2(プリンタエンジン部2)で受信画像をプリントする。
また、本発明の情報処理装置の記憶手段の一例としては、コンピュータ11、12内のハードディスク30、36である。35、37は、コンピュータ11、12の表示装置であり、例えば、LCDディスプレイである。31、38は、コンピュータ11の入力装置であり、キーボードである。なお、図1に示す構成は一例であり、図示の構成に限定されるものではない。
図2は本発明に係る画像形成装置に好適な複写機本体100,200の一例を示す断面図である。なお、画像形成装置の一例としては、プリンタ、スキャナ、Faxがあり、画像形成装置を制御する一例としては、複写機が有するHDD内の所定の記憶領域をボックスとして設け、当該ボックス内の画像データを操作することも考え得る。本発明に係る画像形成装置は、画像形成装置本体(複写装置本体)100、デッキ150、循環式自動原稿送り装置(RDF)180から大略構成されている。
画像形成装置本体100は、プラテンガラス101、スキャナ102、走査ミラー105、106、レンズ108、CCDセンサ(イメージセンサ部)109、感光体ドラム110、1次帯電器112、前露光ランプ114、クリーニング装置116、転写帯電器118、露光制御部120、現像器121、転写ベルト130、上段カセット131、下段カセット132、ピックアップローラ133、134、給紙ローラ135、136、レジストローラ137、吸着帯電器138、転写ベルトローラ170、定着前帯電器139、140、定着器141、排紙ローラ142、排紙フラッパ154、反転パス155、再給紙トレイ156、多重フラッパ157、搬送パス158、給紙ローラ159、経路160、排出ローラ161、第1の送りローラ162、第2の送りローラ162a、反転ローラ163を備えている。上記構成を詳述すると、上記図1におけるリーダ部1は、図2のプラテンガラス101〜CCDセンサ109に対応し、上記図1におけるプリンタ部2は、図2の感光体ドラム110〜反転ローラ163に対応する。
まず、リーダ部1について、詳述する。プラテンガラス101は、原稿載置台である。スキャナ102は、原稿照明ランプ103、走査ミラー104等で構成される。スキャナ102は、不図示のモータにより所定方向に往復走査されることにより、原稿の反射光107を、走査ミラー104〜106を介してレンズ108を透過させてCCDセンサ109に結像する。CCDセンサ109で、電気信号に変換され、CCDセンサ109付近の、図示しないスキャナ画像処理部によって、A/D変換、シェーディング補整が行われ、後述するコア部10(図7)におけるメモリ704に、デジタル画像データとして蓄積される。
次にプリンタ部2について詳述する。露光制御部120は、レーザ、ポリゴンスキャナ等で構成されており、上記コア部10のメモリ704に蓄積されたデジタル出画像データをメモリから読み出し、後述するコア部10(図7)において、デジタル画像データからビデオ信号に変換し、I/F708を通じてプリンタ部に送る。そして、そのビデオ信号に基づいて変調されたレーザ光129を、感光体ドラム110に照射する。感光体ドラム110の回りには、1次帯電器112、現像器121、転写帯電器118、クリーニング装置116、前露光ランプ114が装備されている。感光体ドラム110を中心とした画像形成部126において、感光体ドラム110は、不図示のモータにより図中矢印方向に回転しており、1次帯電器112により所望の電位に帯電された後、露光制御部120からのレーザ光129が照射され、静電潜像が形成される。
一方、上段カセット131或いは下段カセット132からピックアップローラ133、134により給紙された転写紙は、給紙ローラ135、136により本体に送られ、レジストローラ137により転写ベルトに給送され、可視化されたトナー像が転写帯電器118により転写紙に転写される。転写後の感光体ドラム110は、クリーニング装置116により残留トナーが清掃され、前露光ランプ114により残留電荷が消去される。転写後の転写紙は、転写ベルト130から分離され、定着前帯電器139、140によりトナーが再帯電され、定着器141に送られ加圧、加熱により定着され、排紙ローラ142により本体100の外に排出される。
吸着帯電器138は、レジストローラ137から送られた転写紙を転写ベルト130に吸着させる。転写ベルトローラ170は、転写ベルト130の回転に用いられると同時に、吸着帯電器138と対になって、転写ベルト130に転写紙を吸着帯電させる。
画像形成装置本体100には、例えば4000枚の転写紙を収納し得るデッキ150が装備されている。デッキ150のリフタ151は、給紙ローラ152に転写紙が常に当接するように転写紙の量に応じて上昇する。また、画像形成装置本体100には、例えば100枚の転写紙を収容し得るマルチ手差し153が装備されている。
排紙フラッパ154は、両面記録側ないし多重記録側と排紙側の経路を切り替える。排紙ローラ142から送り出された転写紙は、この排紙フラッパ154により両面記録側ないし多重記録側に切り替えられる。多重フラッパ157は、両面記録と多重記録の経路を切り替えるものであり、これを左方向に倒すことにより、反転パス155を介さず、直接、搬送パス158に転写紙を導く。給紙ローラ159は、経路160を通じて転写紙を感光体ドラム110側に給紙する。
排出ローラ161は、排紙フラッパ154の近傍に配置されて、この排紙フラッパ154により排出側に切り替えられた転写紙を機外に排出する。両面記録(両面複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を右に倒し、記録(複写)済みの転写紙を反転パス155で介した後、多重フラッパ157を左に倒し、搬送パス158を介して裏返した状態で再給紙トレイ156に格納する。また、多重記録(多重複写)時には、排紙フラッパ154を上方に上げて、多重フラッパ157を左に倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス158で介した後、再給紙トレイ156に格納する。再給紙トレイ156に格納されている転写紙が、下から1枚ずつ給紙ローラ159により経路160を介して本体のレジストローラ137に導かれる。
本体から転写紙を反転して排出する時には、排紙フラッパ154を上方へ上げ、多重フラッパ157を右方向へ倒し、記録(複写)済みの転写紙を搬送パス155側へ搬送し、転写紙の後端が第1の送りローラ162を通過した後に、反転ローラ163によって第2の送りローラ162a側へ搬送し、排出ローラ161によって転写紙を裏返して機外へ排出する。また、機外へ排出された転写紙は、フィニッシャ190に搬送される。
190はフィニッシャであり、画像形成装置100で印刷された転写紙をスタックするものである。パス193は、画像形成装置100で印刷された転写紙を受け取る経路である。ローラ197は、パス193から搬送された転写紙を、パス195あるいはパス196に送り出すものである。パス195へ送り出すには、排紙フラッパ194を下方に移動し、パス196へ送り出すには、排紙フラッパ194を上方に移動させる。そして、パス196を通った場合は、ローラ198によって、ビン192に排紙される。パス195を取った場合は、そのままビン192に排紙される。例えば、コピーを行った場合は、転写紙をビン191に
排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
排紙し、PDLプリントを行った場合は、ビン192に排紙することで、ユーザの利便性が上がる。
図7は本発明に係る画像形成装置のコア部10の構成を示すブロック図である。コア部10は、インターフェース部701、706、707、708、データ処理部702、705、CPU703(各制御手段)、メモリ704(記憶手段)を備えている。
上記構成を詳述すると、リーダ部1からの画像データは、I/F706を介してデータ処理部702へ転送される。データ処理部702では、画像の回転処理や変倍処理などの画像処理を行う。また、そして、データ処理部702へ転送された画像データは、CPU703を通じて、メモリ704にデジタル画像データとして蓄積される。また、本発明の表示部の好適な一例である操作部500からの制御コマンドに応じて、CPU703、データ処理部705、I/F708を通じて、プリンタ部2へ転送される。または、インターフェース部701を介してモデム処理部4、ネットワーク処理部7へ転送される。操作部500は、例えば、液晶パネルを用いて構成され、該液晶パネルは、タッチパッドの機能となっており、指が触れることにより、所定の命令又は設定に対応付けられたキー選択を可能とするものである。
また、ネットワーク処理部7を介して入力された画像を表すコードデータは、701を介して、CPU703へ転送され、CPUが、PDLコードであると判定した場合、PDLコードを、I/F701を通じて、PDL展開部9へ転送されて、そこで、画像ビットマップデータに展開される。この画像ビットマップデータは、I/F701、CPU703を通じて、メモリ704へ蓄積されていく。その後、CPU703、データ処理部705、I/F708を通じて、プリンタ部2へ転送され、プリントする。
モデム処理部4からのファックス画像データは、I/F701、CPU703を介して、データ処理部705へ転送された後、I/F708を介して、プリンタへ転送される。
CPU703は、メモリ704に記憶されている制御プログラム、及び、I/F707経由で操作部500から受けた制御コマンドに従って、上記のような制御を行う。また、メモリ704はCPU703の作業領域としても使われる。
このように、本画像形成装置では、画像入出力制御部3のコア部10を中心に、原稿画像の読み取り、画像のプリント、画像の送受信、画像の保存、コンピュータからのデータの入出力などの機能を複合させた処理を行うことが可能である。本発明の入力手段の好適な一例であるインタフェース部(I/F部)701は、外部ネットワーク上のサーバや他の画像形成装置から、様々なアプリケーションや制御プログラムをダウンロードし、メモリ704に記憶することが出来る。また、他の入力手段の好適な一例としては、不図示の着脱可能なメモリスロットが考えられる。ネットワークだけからではなく、該メモリスロットに接続されたフレキシブルディスクやICカード、DVDやCD−ROMなどの可搬記憶媒体からもプログラムをダウンロードして、メモリ704に格納することが出来る。
図3は本発明の画像形成装置の一例である複合機100のコア部10に記憶されたソフトウエア構造図300である。
301は画像形成装置全体を制御する本発明の第1の実行環境の一例であり、一般的には複写機の各種機能をリアルタイムに制御可能なリアルタイムOSの各モジュール、或いは、CPUに、命令してクリティカルに複写機のオプション装置、拡張カードを含む各機能を制御することが可能なライブラリ群である。そして、その上位で動作するアプリケーションに対して、インターフェース・コマンドを提供するモジュール群により実現されるものである。302は第1の実行環境301上で動作するコントローラ制御部であり、リーダ部1、プリンタ部2、モデム通信部4、PDL展開部8など制御するモジュールにより構成されるものとする。
303はアプリケーション・プログラミング・インターフェース(以下API)であり、アプリケーションからの命令の入力の命令列に応答して、このインターフェースでコントローラ制御部302にアクセスするための処理とネットワーク処理部7及びネットワーク4を介して複合機200等に制御コマンドを送る機能を有するものである。304は第1の実行環境301上で動作するアプリケーションであり、API303を使用しコントローラ制御部302に各種処理を依頼するものである。また、ネットワーク処理部7を介してネットワーク4上のコンピュータ(情報処理装置)11,12,20と通信することも可能である。
305は特定のアプリケーションを実行するために最適な第2の実行環境であり、例えば、Java(登録商標)の仮想マシンなどにより実現されるものである。306は本発明の第2の実行環境305上のアプリケーションが第1の実行環境であるリアルタイムOS301上で動作するコントローラ制御部302にアクセスするためのAPIであり、本実施例においてはAPI303を呼び出すための変換モジュールの機能とネットワーク処理部7及びネットワーク4を介して画像形成装置200等に制御コマンドを送る機能を有するものである。
307は第2の実行環境305上のアプリケーションを統括的に制御する機能を有するフレームワークモジュールである。308は本発明の第2の実行環境305上の他のアプリケーションを管理するためのアプリケーションであり、フレームワーク307と協調し、後述のアプリケーション309,310のダウンロード、アップロード、消去、無効化を行うものである。
309,310は第2の実行環境305上で動作するアプリケーションであり、API306を使用しコントローラ制御部302に各種処理を依頼するものである。また、ネットワーク処理部7を介してネットワーク4上の情報処理装置11,12,20と通信することも可能である。
311は本発明の第2の実行環境305が使用する資源を管理するリソース管理部であり、第1の実行環境を実現するリアルタイムOS301上で動作する。リソース管理部311は、第2の実行環境を実現する仮想マシン305自身、API306、フレームワーク307、或いはOS305上の全アプリケーションがメモリ等のリソース資源を使用する際、予め決められた以上の資源が使用できないように制限するものである。
まず、API303について説明する。API303は、第1の実行環境であるリアルタイムOS301によって制御されるコントローラ制御部302にアクセスするための複数の制御コマンドにそれぞれ対応したリアルタイムOS301上のインターフェースの集合である。この制御コマンドに対応した個々のインターフェースでは、制御コマンドを実行する対象の機器を指定するパラメータを持ち、かつ指定の対象として同一機器内のコントローラ制御部302、さらに、ネットワーク4で接続された画像形成装置200のコントローラ制御部302を指定可能である。
図4は、API303のインタフェースの呼び出しの動作を示す図である。API303としては、例えば、従来、画像形成装置にリアルタイムOSを単独で載せている場合には、当該リアルタイムOS上で、画像形成装置の動作をきめ細かく制御可能な印刷プロトコルに従ったインタフェース群なども考えられる。ここでは、API303は、ネットワークプリンティングプロトコルを実現するためのライブラリ群である。
本実施形態では制御コマンドAに対応するインターフェースAが呼び出されたものとする。ここでは、コマンドとインタフェースは一対一対応して呼び出し可能なものと考えているが、シンプルなコマンドを複数組合わせて一つの新しいコマンドとみなし、これをインタフェースAと対応させてもよい。制御アプリケーション304が、API303のインターフェースAを呼び出す(401)。インタフェースAには、処理の対象となる画像形成装置を表す識別子が付加できる。API303は、インタフェースAに付加された識別子を解釈し、識別子が示す機器が、API303が備えられた画像形成装置自身であると判断した場合は、402でコントローラ制御部302に対し、コマンドAを実行して対応する処理を行う。API303は、コマンドの制御対象が機器外(画像形成装置200)と同様の識別情報を用いて判断すれば、403でネットワーク処理部7を介してネットワーク4の当該コマンドに対応したパケット形式のデータを送出する。
画像形成装置200のネットワーク処理部7(取得手段)は、前記パケット形式のデータから、コマンドを取得し、404で通信アプリケーション304に当該コマンドAのデータを渡す。通信アプリケーション304は、コマンドAに対応するインタフェースAを認識し、405で機器内のコントローラ制御部302を対象としたAPI303のインターフェースAを呼び出す。
このとき、401で呼び出されたインターフェースAと405で呼び出されたインターフェースAは同一のものとすることができる。API303は、コマンドの対象が機器内であるので、406でコントローラ制御部302に対し当該コマンドAに対応した処理を行う。このとき402のコマンドに対応した処理と406のコマンドに対応した処理は同一のものである。
図5は、API306の動作を示すブロック図である。本実施例では最終的に画像形成装置に命令を行うコマンドAに対応するインタフェースとして、インターフェースAが呼び出されたものとする。501は制御アプリケーション2(304)が、API306のインターフェースAを呼び出すことを示す。図4と異なる部分を詳述する。
API306に含まれる各インタフェースは、本発明の第2形式の命令の、好適な一例である。また、API303に含まれる各インタフェースは、本発明の第1形式の命令の、好適な一例である。
まず、API306について詳述する。API306は、第2の実行環境305上のインターフェースの集合であり、API303が提供するインターフェースを呼び出し可能なインターフェースを含む。また、API306の各コマンドに対応した個々のインターフェースでは、API303と同様に制御コマンドを実行する対象を指定するパラメータを持ち、かつ指定の対象として同一機器内のコントローラ制御部302、およびネットワーク4で接続された画像形成装置200のコントローラ制御部302が指定可能である。
ここでは、第1の実行環境に変換して実行する必要があるインタフェースAが呼び出された場合を考える。まず、呼び出されたインタフェースAが起動する処理の対象が機器内であれば、API306のインタフェースを呼び出す。API306のインタフェースが呼び出されるのに応答して、リアルタイムOS301が解釈可能な、API303のインタフェースが起動され、呼び出される。そして、呼び出されると、APIのインタフェースは、コマンドAに対応する処理を起動する(502)。API303はコントローラ制御部302に対し、コマンドに対応した処理を行う(503)。コマンドの対象が機器外(例えば、画像形成装置200)であれば、ネットワーク処理部7を介してネットワーク4の当該コマンドに対応したパケットを送出する(504)。画像形成装置200のネットワーク処理部7は、送信された前述のパケットを受信し、505で通信アプリケーション304に当該コマンドAに対応するパケットデータを渡す。通信アプリケーション304は、506で機器内のコントローラ制御部302を対象としたAPI303のインターフェースAを呼び出す。このとき、502で呼び出されたインターフェースAと506で呼び出されたインターフェースAは同一である。
このようにして、操作したい機能が、画像形成装置内であるか、他の画像形成装置内であるかの違い、及び、装置のアーキテクチャの違い、及び、OSの差異にそれぞれ依存することが無いインタフェース群であるAPI306を提供することができる。そして、API306を活用することによって、実行環境2のAPI306の体系を学ぶだけで、各種アプリケーションが開発可能となり、さらに、API303をオーバーヘッドが無しに呼び出して活用できる仕組みとなっているので、画像形成装置の様々な機能を、制御するに際し、既に開発資産であるAPI303がある場合には、これを活用できる。
API306は、コマンドの対象が機器内であるので、507でコントローラ制御部302に対し当該コマンドAに対応した処理を行う。このとき503のコマンドに対応した処理と507のコマンドに対応した処理は同一であることは言うまでもない。また、404から406の処理と505から507の処理は同一であり、API303を使用した際の動作とAPI306を使用した際の動作は同一であることもいうまでもない。
図10は、仮想マシン305におけるインタフェース呼び出し処理の一例を示す図である。まず、第2の実行環境である仮想マシン306上で、装置外部からの入力又は、操作部からの指示などにより、アプリケーションが起動され、あるインタフェースが呼び出された場合に、図10の処理が始まる。S1801で、仮想マシン305に呼び出されたインタフェースを読み込んで認識する。そして、S1802で、仮想マシン305は、認識したインタフェースが、第2の実行環境で解釈可能な第2形式の所定の命令の好適な一例である、ネイティブメソッドであるか否かを判断する。ネイティブメソッドとは、本発明の第一形式の命令を呼び出すものであり、第1の実行環境の一例であるリアルタイムOS301で解釈実行可能なメソッドである。そして、仮想マシン305が、が呼び出されたインタフェースがネイティブメソッドではないと判断した場合には、通常メソッドを読み込んだと判断し、通常メソッドを起動して呼び出す。そして、通常メソッドは所定のアプリケーション処理を行い(S1804)、通常メソッドの終了処理を行って(S1805)、処理を終了する。S1802で、S1801で仮想マシン305が認識した命令がネイティブメソッドであると判断した場合には、S1806に進み、仮想マシン305は、ネイティブメソッド起動処理を行って(S1806)、第1形式の命令列の好適な一例であるエンジン制御プログラムを呼び出す(起動して実行する)。ここで、エンジン部を制御可能なエンジン制御プログラムを呼び出すと述べたが、これは、図5のAPI303に含まれるインタフェースを介してプリンタ制御コマンドを呼び出すことを意味し、図5の503の部分に該当する。そして、S1808でプリンタを制御する処理を行い、S1809でネイティブメソッド終了処理を行い、図10の処理は終了する。
ここでは、エンジン部を制御すると述べたが、第1の実行環境で実行される制御プログラムには、エンジン部を制御する各種コントローラをはじめ、ビデオコントローラ部、DCコントローラ部、ネットワークボードが備えられている場合は、ネットワークボード部、また、画像形成装置内のHDD内の、メモリの記憶内容制御する制御命令を含む。
通常メソッド処理を呼び出すアプリケーションとしては、例えば、クリティカルな応答が必要ではないプログラム、例えば、複写機やプリンタの操作パネルのグラフィカルユーザインタフェースをソフトウェアで実現するためのアプリケーションモジュールが考えられる。ネイティブメソッドを呼び出す場合としては、アプリケーションから、複写機やプリンタ等のエンジン制御部(エンジン部)を制御するクリティカルな応答が求められる処理を例えば、Java(登録商標)のネイティブメソッドインタフェースを介してプリンタエンジン制御プログラム呼び出す場合が考えられる。
図6は本発明に係る画像形成装置の操作部500(図1参照)の表示部に表示される画面を示す説明図であり、本発明の第1の実行環境の一例であるリアルタイムOS301上で実行されるアプリケーションを選択、実行するためのものである。尚、この画面はタッチパネルとなっており、それぞれ表示される機能の枠内を触れることにより、その機能が実行される。
コピーモードキー623は、複写動作を行う場合に押すキーである。そして、このコピーモードキー623が押されたときに、図6の630に示すコピーモードの画面を表示する。拡張機能キー601は、このキーを押すことによって両面複写、多重複写、移動、綴じ代の設定、枠消しの設定等のモードに入る。
画像モードキー602は、複写画像に対して網掛け、影付け、トリミング、マスキングを行うための設定モードに入る。
ユーザモードキー603は、モードメモリの登録、標準モード画面の設定が行える。
応用ズームキー604は、原稿のX方向、Y方向を独立に変倍するモード、原稿サイズと複写サイズから変倍率を計算するズームプログラムのモードに入る。M1キー605、M2キー606、M3キー607は、それぞれに登録されたモードメモリを呼び出す際に押すキーである。オプションキー609は、フィルムから直接複写するため、フィルムプロジェクタ等のオプション機能の設定を行うキーである。
ソータキー610は、ソート、ノンソート、グループの設定を行うキーである。原稿混載キー611は、原稿フィーダにA4サイズとA3サイズ、またはB5サイズとB4サイズの原稿を一緒にセットする際に押すキーである。等倍キー612は、複写倍率を100%にする際に押すキーである。用紙選択キー613は、複写用紙の選択を行う際に押すキーである。縮小キー614、拡大キー615は、定型の縮小、拡大を行う際に押すキーである。濃度キー618、620は、キー618を押す毎に濃く複写され、キー620を押す毎に薄く複写される。濃度表示617は、濃度キー518、520を押すと表示が左右に変化する。
AEキー619は、新聞のように地肌の濃い原稿を自動濃度調整複写するときに押すキーである。
HiFiキー621は、写真原稿のように中間調の濃度が濃い原稿の複写の際に押すキーである。文字強調キー622は、文字原稿の複写で文字を際だたせたい場合に押すキーである。送信モードキー624は、ファックス送信等を行うときに押すキーである。ボックスモードキー625は、ボックスに格納されたデータを操作するときに押すキーである。上記のコピーモードキー623、送信モードキー624、ボックスモードキー625は、それぞれOS301上で実行されるアプリケーション304を選択する操作に該当する。
拡張モードモードキー626は、本発明のモードキーであり、本発明の第2の実行環境305上で実行されるアプリケーションを選択、実行するための画面(図7)に遷移するものである。本実施例では、他のモードキーの選択と同等に表示しているが、キーの大きさやデザインを変更するなどし、視覚的により認識しやすいように表示してもよい。
640はステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。図の場合、コピー中であることを示している。650は履歴キーであり、これを押下することで、印刷済みのジョブの履歴情報を表示する。たとえば、印刷ジョブの、終了時刻、ユーザ名、ファイル名、印刷枚数等の情報を表示する。
コピーモード画面630表示時に、図外のStartキーなどにより複写動作の実行が指示された場合、API303に対し処理の開始や各種パラメータの設定などを行うインターフェースが順次呼び出される(401)。通常、複写動作は機器内に対して指示されるためAPI303において、コントローラ制御部302にコマンドを伝え(402)、結果として複写動作が実行される。
図8は、本発明のアプリケーション管理手段の好適な一例であるアプリケーション管理アプリケーション308の操作画面を示す図である。本実施例では、画像形成装置100にはリムーバブルな記憶媒体に直接接続できないため、情報処理装置11,12の記憶装置30,36からダウンロード処理を行うものとする。また、本実施例では、画像形成装置100上の操作部500から操作するように構成しているが、本アプリケーションをネットワーク上の情報処理装置11,12から操作するように構成されてもよい。さらに、本実施例ではOS2上のおいて本発明のアプリケーション管理モジュールが実施された場合に関して解説するが、OS1上においても適応可能であることは言うまでもない。
801は既にダウンロードされているアプリケーションの一覧を表示するものである。802はアプリケーションの名称を示す項目である。803はアプリケーションの現在のステイタスを示す項目である。起動は、現在実行されていることを示す。
804はアプリケーションのバージョンを示す項目である。805はアプリケーションをダウンロードした日時を示す項目である。806はダウンロードボタンであり、新たにアプリケーションをダウンロードする際に選択する。選択後は後述のダウンロード画面(図9)に遷移する。807はアップロードボタンであり、アプリケーションの一覧で所望のアプリケーションを選択し、このボタンを選択することでダウンロードされているアプリケーションを所定の情報処理装置にアップロードする。
808は消去ボタンであり、アプリケーションを消去する際に選択するボタンである。アプリケーションの一覧で所望のアプリケーションを選択し、このボタンを選択することで画像形成装置100からアプリケーションを削除する。809は本発明のアプリケーション起動ボタンであり、フレームワーク307に対し所定のアプリケーションの起動を指示することにより、停止状態のアプリケーションを起動状態にするものである。
810は本発明のアプリケーション停止ボタンであり、FramWork307に対し所定のアプリケーションの停止を指示することにより、起動状態のアプリケーションを停止状態にするものである。
820は本発明のアプリケーション管理アプリケーションを選択するモードキーである。
821は簡易Copyモードキーである。822はApp3モードキーである。830はステータスラインであり、機器の状態や印刷情報を示すメッセージを表示する。図の場合、コピー中であることを示している。なお、アプリケーション一覧801に表示される内容に関しては、特に本実施例に限定するものではない。また、表示順や表示方法に関しても特に規定するものではない。
図9は、アプリケーション管理アプリケーションの、アプリケーションダウンロード画面を示す図である。本実施例では、画像形成装置100にはリムーバブルな記憶媒体に直接接続できないため、情報処理装置11,12の記憶装置30,36にアップロード処理を行うものとする。また、本実施例では、画像形成装置100上の操作部500から操作するように構成しているが、本アプリケーションをネットワーク上の情報処理装置11,12から操作するように構成されてもよい。
901はダウンロードするアプリケーションを指定する入力フィールドである。本実施例では、ネットワーク4で接続される情報処理装置11から所定のアプリケーションをダウンロードするものとする。902は本画面の処理を中断し図8の画面に遷移するボタンである。903はダウンロードの開始を指示するボタンでる。
なお、ダウンロードするアプリケーションを指定する方法は、特に本実施例の方法に限定するものではない。ネットワーク4上の情報処理装置11,12,20等を視覚的に並べ、かつ各情報処理装置内の記憶装置30,36の内容を視覚的に表示しダウンロードする対象を選択できるように構成されてもよい。
<ジョブ収集の全体構成>
図11は、ジョブ収集の全体構成図である。11−1は管理サーバである。管理サーバでは、ユーザ管理、管理コードの登録、編集、ユーザの使用権の設定を行う。さらに、デバイスの仮想環境において実行されるユーザ認証・管理コード入力処理において使用する管理コードが、どの管理サーバの管理コードを使用するかの設定を行う。11−2は、管理サーバにおけるジョブの収集処理を示す。管理サーバは、デバイスにおけるジョブ情報を定期的に収集している。11−3はジョブ情報、その他のデータを格納するデータベースである。11−4はデバイスである。ネットワークに接続されたプリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機等を統合したマルチファンクション機器(MFP)である。11−5は、デバイス上の仮想環境で実行される、ユーザ認証・管理コード入力処理である。11−6はユーザ認証処理である。デバイスの操作パネルより、ユーザID、パスワードを入力し、ユーザ認証を行う。このユーザ認証で処理されるユーザ情報は、後述するように管理サーバで保持しているユーザ情報と同期している。11−7は管理コード入力処理である。デバイスの操作パネルから、後述するように、3つの入力方法により管理コードの入力を行う。11−8はデバイスのコントローラである。11−9はコントローラの操作部である。デバイスのパネルにコピー、ファックス、スキャナ等のメニューを表示し、ユーザは所望の操作を行う。11−10はデバイスの出力処理である。11−9において操作された出力に対して、コピー、ファックス、スキャン等の出力処理を行う。11−11はジョブ作成処理である。11−10で出力されたジョブに対して、出力枚数、用紙タイプ、用紙サイズ、出力日時等のジョブ情報の作成を行う。また、このジョブ情報作成処理においては、11−7で入力された管理コードが、出力ジョブの1情報として追加される。11−12はジョブ情報を保存するストレージ(ハードディスク等)である。
図11は、ジョブ収集の全体構成図である。11−1は管理サーバである。管理サーバでは、ユーザ管理、管理コードの登録、編集、ユーザの使用権の設定を行う。さらに、デバイスの仮想環境において実行されるユーザ認証・管理コード入力処理において使用する管理コードが、どの管理サーバの管理コードを使用するかの設定を行う。11−2は、管理サーバにおけるジョブの収集処理を示す。管理サーバは、デバイスにおけるジョブ情報を定期的に収集している。11−3はジョブ情報、その他のデータを格納するデータベースである。11−4はデバイスである。ネットワークに接続されたプリンタ、スキャナ、ファクシミリ、複写機等を統合したマルチファンクション機器(MFP)である。11−5は、デバイス上の仮想環境で実行される、ユーザ認証・管理コード入力処理である。11−6はユーザ認証処理である。デバイスの操作パネルより、ユーザID、パスワードを入力し、ユーザ認証を行う。このユーザ認証で処理されるユーザ情報は、後述するように管理サーバで保持しているユーザ情報と同期している。11−7は管理コード入力処理である。デバイスの操作パネルから、後述するように、3つの入力方法により管理コードの入力を行う。11−8はデバイスのコントローラである。11−9はコントローラの操作部である。デバイスのパネルにコピー、ファックス、スキャナ等のメニューを表示し、ユーザは所望の操作を行う。11−10はデバイスの出力処理である。11−9において操作された出力に対して、コピー、ファックス、スキャン等の出力処理を行う。11−11はジョブ作成処理である。11−10で出力されたジョブに対して、出力枚数、用紙タイプ、用紙サイズ、出力日時等のジョブ情報の作成を行う。また、このジョブ情報作成処理においては、11−7で入力された管理コードが、出力ジョブの1情報として追加される。11−12はジョブ情報を保存するストレージ(ハードディスク等)である。
<管理サーバにおける管理方法>
次に、図12、図13、図14を用いて、管理サーバ(11−1)で行う処理を説明する。
次に、図12、図13、図14を用いて、管理サーバ(11−1)で行う処理を説明する。
図12は、管理サーバで管理されるユーザ情報である。ユーザ情報はユーザID(部門ID)、パスワードで構成される。このユーザ情報は管理サーバにおいてユーザが入力する。
図13は管理コードの構造を示す図である。ここでは、管理コードは階層化されて管理されていて3つの階層から構成されている。各管理コードにはその管理コードを使用することが可能なユーザが設定されている。(管理コードの使用権)これら管理コードおよび管理コードの使用権の設定方法は、たとえば、特開2004−178324で示されている。図14は管理サーバの設定画面である。管理サーバにおいて、デバイスの一覧表示を行い、ネットワークに接続されているデバイスの一覧を表示する。管理対象とするデバイスを選択し、管理サーバ設定ボタンを押下することで、選択したデバイスと管理サーバの関連付けが行われる。具体的には、ここで設定されたデバイスの仮想環境において実行されるユーザ認証・管理コード入力処理(後述)に対して、管理サーバのIPアドレス、ポート番号が送信される。管理サーバとユーザ認証・管理コード入力処理はこの関連情報を利用して、相互にデータ通信を行う。また、この管理サーバでは、ユーザ情報に対して、管理サーバとデバイスとの同期処理が可能である。管理サーバで管理しているユーザ情報を、設定したデバイスにアップロードすることで、デバイスにおけるユーザ情報との同期を取ることができる。
<デバイスの仮想環境におけるユーザ認証、管理コード入力処理>
次に、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21を用いてデバイスの仮想環境におけるユーザ認証、管理コード入力処理を説明する。
次に、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21を用いてデバイスの仮想環境におけるユーザ認証、管理コード入力処理を説明する。
図15は、デバイスからのユーザ認証・管理コード入力処理における、画面遷移である。デバイスの操作パネルのイメージ図を示している。15−1はユーザ認証画面である。図16に示す。ここでは、部門ID(ユーザID)と暗証番号(パスワード)を入力する。入力された部門IDとパスワードからユーザ認証を行う。部門IDとパスワードは管理サーバと同期している。ユーザ認証が成功すれば15−2の管理コード入力画面(図17)に遷移する。図17は管理コード入力画面である。ここでは、管理コードは3階層から構成されている。「クライアント」、「マター」、「サブマター」は階層の名称である。各々にエディットボックスが用意されており、このエディットボックスに所望の管理コードを入力する。管理コードは次の3つの入力方法で入力することが可能である。この画面において、エディットボックスをタッチすると、15−4に遷移する。「下矢印」ボタンを押下すると15−5に遷移する。「検索」ボタンを押下すると15−6に遷移する。15−4は仮想キーボードが表示され(図18)、管理コードを直接タイプ入力することが可能である。
15−5はサーバ検索画面である。図19に示す。ここでは、管理サーバと通信を行い、入力された管理コードに対して、管理サーバに格納されている管理コードを検索し、先頭部分一致で検索された管理コードを管理サーバより取得し、取得した候補を画面に表示する。ユーザは表示された候補の一覧から所望の管理コードを選択指定することで、管理コードの入力を行うことが可能である。
15−6は、管理コードのキャッシュ入力である。過去に入力された管理コードの履歴を、ユーザ認証・管理コード入力処理が保存しておき、その履歴(キャッシュ)を表示する。その画面を図20に示す。ユーザは表示されたキャッシュを選択指定することで管理コードの入力を行う。表示されたキャッシュは、日付順、名前順でソートすることが可能である。また、履歴の消去ボタンを押下することで、キャッシュの消去を行うことも可能である。なお、キャッシュが存在しない場合は、図17におけるキャッシュ入力ボタン(下矢印ボタン)が有効とならない。以上のように3つの入力方法を用いて、管理コードの入力をデバイスの操作パネル上から行うことが可能である。
次に、15−3は画面遷移をあらわすダイアログを示している。このダイアログは、デバイスの操作パネル上に割り当てられたデバイス機器のハードキーを押下することで、前述の管理コード入力処理過程(15−2、15−4、15−5、15−6)のいずれかの画面において、起動表示される。このダイアログは図21で示す。ここでは「管理コードの設定」、「ログオフ」の2つのメニューボタンが表示される。
図22は、15−3で示される処理遷移を説明した処理フローである。
はじめに、デバイスの仮想環境で実行されるユーザ認証、管理コード入力の処理概要をフローを用いて記述する。22−1は起動・初期処理である。ここでは、管理サーバとの通信の接続確認や、管理サーバからの初期情報を取得する。22−2はユーザ認証処理である。22−3は管理コード入力処理である。22−2および22−3の処理が終了すると22−4に進み、デバイス操作にログインする。デバイス操作とは、コピー、ファックス、スキャンといったデバイスからの出力、設定処理を示す。22−3における管理コード入力処理をさらに詳細に説明する。22−6は、管理コード入力画面を表示する。これは15−2および図17示される。22−7は入力する管理コードの階層指定である。ユーザが15−2および図17の階層別に表示された管理コード入力のエディットボックスを選択する処理である。22−1において条件分岐が行われる。22−8、22−9、22−10は、それぞれ、直接タイプ入力、サーバ検索入力、キャッシュ入力である。22−11はデバイスパネル上の機器キーを押下することにより、処理メニューの選択が可能なダイアログ図21が表示される。「管理コードの設定」、「ログオフ」の2つのメニューが選択可能であり、「ログオフ」を選択すると、Aであるユーザ認証画面に遷移する。管理コードの入力途中において、ユーザの変更を行う場合は、デバイスにログインすることなくユーザ認証をやり直す、つまりユーザの変更を行うことができる。「管理コードの設定」を押下すると、Bである管理コードの入力画面(初期状態)に画面遷移する。以上のように、デバイスの仮想環境において実行されるアプリケーションとして、ユーザ認証および管理コード入力機能を持ち、管理コードの入力処理中において、処理状態の遷移を可能とする処理を持つことで、デバイス操作に遷移する前の状態において、ユーザ認証の変更が可能となる。
Claims (2)
- ジョブに対するデータ処理を行う情報処理装置と、ジョブを出力する画像形成装置を備えた情報処理システムにおいて、前記画像形成装置は、画像形成装置を制御する第1形式の命令を解釈して実行可能な第1の実行環境と、前記第1の実行環境の上に実現される、前記画像形成装置の機種とは依存しない形式で定義された第2形式の命令を解釈して実行可能な第2の実行環境を備えた画像形成装置であり、この第2の実行環境において、
ユーザを認証する手段と、
前記情報処理装置で管理され、かつ画像形成装置から出力されるジョブに対しての管理コードを入力する手段を有する情報処理方法。 - 請求項1記載の情報処理方法において、情報処理装置で管理され、かつ画像形成装置から出力されるジョブに対しての管理コードを入力する処理過程において、ユーザ認証を行う処理または管理コードを入力する処理の初期状態に遷移することを可能とする情報処理方法。
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