JP2008077260A - タバコに組み込んだｉｃチップを利用する通信システム - Google Patents

Abstract

【課題】喫煙者に自主的に使用済みタバコのフィルター（吸殻）を回収させることができるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供する。
【解決手段】フィルター０１０３内にＩＣチップを組み込んだタバコのフィルター０１０３を回収すると共に、ＩＣチップを読み取り自在のフィルター回収機０１０４と、サーバ０１０６とがネットワーク網０１０５を介して通信自在に接続されるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムであって、フィルター回収機０１０４は、回収されたフィルター０１０３内のＩＣチップを読み取るＩＣチップ読取機０３０１と、読み取ったデータをサーバ０１０６に送信すると共に、サーバ０１０６からの応答を受信する送受信部０４０１と、サーバ０１０６から受信したフィルター回収に対する払い戻し金額をＩＣカードである「タバコカード」０１０１に書き込むためのＩＣカードリーダ・ライタ０４０２等を備える。
【選択図】図４

Description

本発明は、タバコに組み込んだＩＣチップを利用することにより、使用済みタバコのフィルター（吸殻を含む）回収率を向上させ、或いは、移動端末機によって、タバコの特定の銘柄を販売している場所を知ることができるようにした、タバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムに関するものである。

近年、タバコが人体に有害であることが医学においても証明され、喫煙者は減少しつつある。又、その副流煙の影響等からも喫煙者のマナーが問い直されている。
そして、最近では、使用済みタバコを無造作に捨てる、所謂、ポイ捨てによる地域環境の悪化を防ぐため、路上喫煙の禁止等の処置が講じられている。特に都市部を中心に法律や各団体の禁煙時間の設定等様々な規制をかけているが、依然として路上のポイ捨ては絶えず、社会問題となっている。現在の規制内容はポイ捨てを行った瞬間にしか規制効力がなく、又、回りに人がいない場合や、物陰に隠れて見えない状態等、確認できない場合は規制の効力が発揮されない。これらのことから、抑制するだけでは限界があり、新たな発想で喫煙者自身に回収意識を持たせ、ポイ捨てを止めさせることが必要となる。

このポイ捨てによるタバコのフィルターの回収に於いても、現在は専門の業者やボランティア等の特定の人間に頼るところが多く、その回収のための労力も大きく、相当の費用負担も発生する。このポイ捨てが削減されれば、フィルターの回収の労力や費用の負担を軽減することが可能となる。

又、未成年者に対するタバコ販売の規制のため、成人認証制度が導入され、数年後には「タバコカード」によるタバコ販売制度が施行されることとなっている。この「タバコカード」には認証機能以外に、プリペイド型の電子マネー機能が格納される予定であり、事前にカードにチャージ（入金）しておけば、現金を使わずにタバコが購入できる機構となっている。
この制度の導入によって、全国の自動販売機が認証機能付きの自動販売機に替わる予定である。
尚、本発明に関連する公知技術文献としては例えば下記の特許文献１乃至３がある。
特開２００３−２００３号公報 特開２００３−３１０２３５号公報 特開２００５−２４５２５８号公報

今後、更にポイ捨てを削減するためには、これまでと同様、ポイ捨ての規制をより厳しく行うという解決案もあるが、これは規制のための新たな人員の導入が必要であり、喫煙者側にも「規制によって強制されている」という受身的な被害者意識が生じるため、これ以上の規制は効果が期待できず、又、一部の喫煙者からの反発も予想される。

ポイ捨てが未だになくならない要因としては、喫煙者の意識が低いという点と、使用済みのタバコのフィルター（吸殻）が価値のない不要物（ゴミ）となっている点にある。言い換えると、喫煙者にとって使用済みのタバコのフィルター（吸殻）は価値がないものであり、喫煙マナーはマナーであって喫煙者にとって喫煙マナーを守ることが直接利益に結びつかないという点に問題がある。

逆に、使用済みのタバコのフィルター（吸殻）に付加価値を付け、タバコ販売業者は喫煙者から有償でそれを回収するようにすれば、喫煙者の意識を変えることが可能である。そうすると、喫煙者は、その価値を換金できる場所にフィルターを運ぶことになる。その換金場所をフィルターの回収場所とすることで、喫煙者が自主的にそこに運ぶようになる。その結果、マナーとしてのポイ捨てを守らない喫煙者であっても、価値のあるものは持ち帰ると想定され、路上のポイ捨ては削減されることとなる。

又、そのフィルターを利用して喫煙者に対して新しいサービスが提供できれば、更に持ち歩く意義が向上し、その場に捨ててしまう喫煙者を減少させることが可能となる。具体的なサービスとしては、特定のタバコを指定して、それを販売している近くの場所を検索できるサービスであり、例えば喫煙者が「自分の吸っているタバコを売っている近くの場所はどこか」探す場合は、従来、自ら探す以外にはなく、このような場所を探すサービスは現在全く実現されていない。

更に、タバコのフィルターの回収においても、喫煙者の意識向上を実現できれば、清掃業者やボランティアの労力を削減することが可能となり、更に周辺地域の美化につながる。
尚、前記特許文献１乃至３は、前述のようなタバコのフィルターを回収することを目的としていない。

以上の現状に鑑み、本発明は、喫煙者に自主的に使用済みタバコのフィルター（吸殻）を回収させることができるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供することを目的とする。
又、タバコの特定の銘柄を販売している近くの場所を携帯端末機で検索できるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供することを目的とする。

上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項１に係る発明は、フィルター内にＩＣチップを組み込んだタバコの前記フィルターを回収すると共に、前記ＩＣチップを読み取り自在のフィルター回収機と、サーバとがネットワーク網を介して通信自在に接続されるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムであって、
前記フィルター回収機は、回収されたフィルター内のＩＣチップを読み取るＩＣチップ読取機と、
読み取った結果として取得される「全フィルター毎に発番された独自の番号」を配列として結合するデータ結合手段と、
結合したデータを前記サーバに送信すると共に、前記サーバからの応答を受信する送受信手段と、
前記サーバから受信したフィルター回収に対する払い戻し金額をＩＣカードである「タバコカード」に書き込むためのＩＣカードリーダ・ライタとを備え、
前記サーバは、タバコの銘柄毎に履歴を持って情報が格納されているタバコマスタデータベースと、
製品毎の情報が格納されているタバコ商品情報データベースと、
前記フィルター回収機から情報を受信し、その応答結果を前記フィルター回収機に送信する送受信手段と、
前記フィルター回収機から送信された配列データを解析分解する受信データ解析手段と、
分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコマスタデータベース及び／又はタバコ商品情報データベースを検索するデータベース検索手段と、
前記フィルターの１つずつに対して、フィルター回収の払い戻し単価の取得を行う検索結果解析手段とを備えたことを特徴とするタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供するものである。

請求項２に係る発明は、前記サーバは、前記分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコ商品情報データベースにフィルターが回収されたことを示す情報を格納するフィルター回収情報格納手段を備えることを特徴とする請求項１記載のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供するものである。

請求項３に係る発明は、前記サーバは、前記分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコ商品情報データベースを検索した時、前記分解されたフィルターデータに関するフィルターが既に回収済みである場合、フィルター回収の払い戻し単価の取得を行なわないように構成されていることを特徴とする請求項１又は２記載のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供するものである。

請求項４に係る発明は、フィルター内にＩＣチップを組み込んだタバコのＩＣチップを読み取り自在の移動端末機と、サーバとがネットワーク網を介して通信自在に接続されるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムであって、
前記移動端末機は、フィルター内のＩＣチップを読み取るＩＣチップ読み取り機と、
前記移動端末機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
読み取ったデータに基づく「タバコ銘柄毎に発行されたコード」と、取得した前記移動端末機の位置情報とを連結するデータ連結手段と、
連結した情報を前記サーバへ送信し、その応答結果を受信する送受信手段と、
受信した応答結果を表示する表示手段とを備え
前記サーバは、販売店等毎に位置情報が格納されている販売店マスタデータベースと、
販売店毎にその販売店で売っている商品のリストが格納されている販売店商品情報データベースと、
前記移動端末機から情報を受信し、その応答結果を送信する送受信手段と、
前記移動端末機から送信された情報を解析し分解する受信データ解析手段と、
前記分解した情報に基づき、前記販売店マスタデータベース及び／又は前記販売店商品情報データベースに対して検索を行うデータベース検索手段と、
検索結果に基づき、前記移動端末機の近隣でその銘柄を販売している販売店の位置情報を解析する検索結果解析手段とを備えたことを特徴とするタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムを提供するものである。

本発明の請求項１記載によれば、喫煙者は、フィルター回収機を使用して、使用済みタバコのフィルター（吸殻）の回収の対価を「タバコカード」に書き込んでチャージする（喫煙者に返金する）ことが可能となり、喫煙者に自主的に使用済みタバコのフィルター（吸殻）を回収させることができる。

請求項２記載の発明によれば、フィルターの回収状況を蓄積し、把握することができる。
請求項３記載の発明によれば、フィルター回収の払い戻しの二重払いを防止することができる。

請求項４記載の発明によれば、フィルター内にＩＣチップを組み込んだタバコのＩＣチップを読み取り自在であり、且つ、移動端末機の位置情報を取得できる移動端末機によって、移動端末機の近くで、特定のタバコ銘柄を販売している場所（販売店や、自動販売機等）を知ることが可能となる。又、これによって、間接的に、喫煙者に自主的に使用済みタバコのフィルター（吸殻）を回収させることができる。

以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
図１は、本発明を適用したタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムの概略構成の一例を示す説明図である。
本発明のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムは、将来導入される成人認証制度に伴って喫煙者が携帯することになるＩＣカードである「タバコカード」０１０１と、粉末サイズ（極小サイズ）のＩＣチップが埋め込まれたタバコのフィルター（吸殻を含む）０１０３と、全国のタバコの販売店（コンビニエンスストア、自動販売機等を含む）０１０２と、フィルター０１０３のＩＣチップを読み込むことができると共に、「タバコカード」０１０１を読み書き自在のタバコのフィルター回収機０１０４と、サービスを提供するデータベースを持つシステムサーバ０１０６と、フィルターのＩＣチップを読み込むことができると共に、位置情報を取得できる移動端末機０１０９と、前記販売店０１０２、フィルター回収機０１０４、及び移動端末機０１０９をサーバ０１０６に通信自在に繋ぐネットワーク網０１０５とから構成される。

タバコのフィルター０１０３内のＩＣチップには、そのフィルター０１０３を特定する番号や銘柄（例えばマイルドセブンメンソール１ｍｇ等）が格納されている。
又、「タバコカード」０１０１には、利用者の個人を特定する情報（名前や生年月日等）や現在そのカードにチャージされている金額が格納されている。
一方、サーバ０１０６に備えるタバコマスタデータベース０１０７には、タバコの銘柄や金額およびフィルターの単価（フィルター回収の払い戻し単価）等が履歴を持って格納されており、タバコ商品情報データベース０１０８には、１本の製品毎にフィルター０１０３を特定する番号や製造年月日およびフィルターの回収有無が格納されている。

更に、販売店マスタデータベース０１１０には、全国の販売店の名前や住所および座標位置が格納されており、販売店商品情報データベース０１１１には、販売店毎にどの製品を販売しているかが格納されている。

以上の構成で、本発明のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムは次の「フィルター回収業務」と「タバコ照会業務」を提供する。
(１)「フィルター回収業務」
成人認証制度によって「タバコカード」０１０１を保有する喫煙者は、その「タバコカード」０１０１にチャージされているお金を使用して販売店０１０２でフィルターＩＣチップ埋め込み済みのタバコを購入する。喫煙者はそのタバコを吸った後、その吸殻のフィルター０１０３をフィルター回収機０１０４に投入し、フィルター回収機０１０４に、フィルターＩＣチップを読み込ませる。フィルター回収機０１０４は、ネットワーク網０１０５を介して、読み込んだＩＣチップが埋め込まれたフィルターのフィルター回収の払戻金額をサーバ０１０６に問い合わせる。サーバ０１０６では、タバコマスタデータベース０１０７とタバコ商品情報データベース０１０８を検索して払戻金額を計算し、フィルター回収機０１０４に応答送信する。フィルター回収機０１０４では、喫煙者が「タバコカード」０１０１をかざすことで、払戻金額分がその「タバコカード」０１０１にチャージされる。喫煙者に、回収したフィルター０１０３分の金額が払い戻されたことになり、喫煙者はそのチャージされたお金をタバコ購入費用の一部等として使用することができる。

(２)「タバコ照会業務」
フィルター０１０３にＩＣチップが埋め込まれているタバコ（もしくはその吸殻）を保有する喫煙者は、そのＩＣチップを移動端末機０１０９（機能対応した携帯電話等）に読み込ませる。喫煙者はその読み込ませた情報（製造番号）と、移動端末機０１０９が取得した移動端末機０１０９の位置情報とを連結し、連結した情報をもって、ネットワーク網０１０５を介してサーバ０１０６に問い合わせる。サーバ０１０６では、問い合わせのあった銘柄を販売している販売店０１０２を販売店マスタデータベース０１１０と販売店商品情報データベース０１１１から検索し、その中で喫煙者の現在地の近隣で販売している販売店０１０２の所在場所を求める。その結果、喫煙者は自分の近隣で自身が保有するタバコと同じ銘柄を販売している販売店０１０２を探す（照会する）ことが可能となる。
その他、喫煙者は問い合わせたタバコの消費期限・製造地等を照会することも可能である。

図２は、フィルター０１０３内のフィルター内粉末ＩＣチップ０２０６の格納場所を示す図である。
一般的なタバコは第一フィルター０２０１、第二フィルター０２０３とその２つを巻いている巻紙０２０２、タバコの葉の部分０２０４、タバコの葉の部分０２０４を巻いている巻紙０２０５から構成されている。

本通信システムで埋め込むことになるフィルター内粉末サイズのフィルター内粉末ＩＣチップ０２０６は第二フィルター０２０３と第一フィルター０２０１との境目に近い第二フィルター０２０３内に埋め込むこととする。その理由は、第一フィルター０２０１に埋め込んだ場合では、喫煙者が噛んでしまったり唾液がついてしまう可能性が高いこと、巻紙０２０２に付着させた場合では汚れたり剥がれ落ちる可能性が高いこと、タバコの葉の部分０２０４では燃えてしまう可能性が高いこと等が考えられるためである。又、第二フィルター０２０３に埋め込むフィルター内粉末ＩＣチップ０２０６はフィルター内粉末サイズであり非接触型であることが必要である。

図３は、フィルター回収機０１０４の回収方法を示す説明図である。
フィルター回収機０１０４は、フィルター０１０３内のフィルター内粉末ＩＣチップ読取機０３０１と読み取った後のフィルター回収箱０３０２から構成され、喫煙者は、ＩＣチップ埋め込み済みフィルター０１０３をフィルター内粉末ＩＣチップ読取機０３０１に読み込ませる。

フィルター回収箱０３０２に集まったフィルター０１０３は、再度フィルター回収機０１０４に読み込ませたり、路上に撒かれたりする等の悪質なイタズラを防ぐため、特定の業者や販売店（図１に於いて０１０２）の関係者のみが回収できることとし、喫煙者はフィルター回収機０１０４の回収口にフィルター０１０３を入れるだけとする。
フィルター回収機０１０４はフィルター０１０３の読み込み終了後、フィルター内粉末ＩＣチップ読取機０３０１からサーバ（図１に於いて０１０６）に問い合わせる。

図４は、「フィルター回収業務」における詳細構成図である。
「フィルター回収業務」は、フィルター回収機０１０４と、サーバ０１０６と、それらを接続するネットワーク網０１０５から構成される。
フィルター回収機０１０４は、フィルター０１０３内のフィルター内粉末ＩＣチップ（図２に於いて０２０６）を読み取るフィルター内粉末ＩＣチップ読取機０３０１、その結果として取得される「全フィルター毎に発番された独自の番号」を配列として結合するデータ結合部０３０３、サーバ０１０６へ要求するための送信やその結果を受信する機能をもつ送受信部０４０１、フィルターの回収払戻金額を「タバコカード」０１０１に書き込むためのＩＣカードリーダ・ライタ０４０２で構成される。又、サーバ０１０６は、フィルター回収機０１０４から情報を受信し、その結果を送信する機能を持つ送受信部０４０３、受信データ解析部０４０５とデータベース検索部０４０６と検索結果解析部０４０７とフィルター回収情報格納部０４０８の四部からなるデータ処理部０４０４、タバコの銘柄毎に履歴を持って情報が格納されているタバコマスタデータベース０１０７、製品毎の情報が格納されているタバコ商品情報データベース０１０８から構成される。

フィルター回収機０１０４は、フィルター内粉末ＩＣチップ読取機０３０１によって、回収されたフィルター０１０３を一括して読み込み、その結果として取得される「全フィルター毎に発番された独自の番号」を、データ結合部０３０３によって、配列として結合し、送受信部０４０１によって、サーバ０１０６に送信することにより問い合わせる。サーバ０１０６では、受信データ解析部０４０５によって、フィルター回収機０１０４から一括して送信された配列データを分解し、データベース検索部０４０６、及び、検索結果解析部０４０７によって、フィルター０１０３の１つずつに対してフィルター単価（フィルター回収の払い戻し単価）の取得を行う。全フィルター０１０３の単価の取得が終わったあとに、送受信部０４０３によって、その合計をフィルター回収機０１０４に返信する。更に、フィルター回収情報格納部０４０８によって、配列の分解情報（フィルターデータ）に基づき、タバコ商品情報データベース０１０８にフィルターが回収されたことを示す情報（後述するフィルター回収「有」の情報）を格納する。
フィルター回収機０１０４では、送受信部０４０１によって、そのサーバ０１０６の応答を受信し、ＩＣカードリーダ・ライタ０４０２によって、喫煙者の「タバコカード」０１０１に払戻金額を書き込む。

ここで例えば、喫煙者「喫煙 太郎」がタバコのフィルター８０本をフィルター回収機０１０４に投入すると、フィルター回収機０１０４では「マイルドセブンメンソール１ｍｇのフィルター８０本」としてサーバ０１０６に問い合わせ、サーバ０１０６ではそのフィルターの単価が、例えば、「１本あたり０．９円」であることを検索し、払戻金額を「７２円」としてフィルター回収機０１０４に応答し、フィルター回収機０１０４はその「７２円」を「喫煙 太郎」の「タバコカード」０１０１にチャージする。

図５は、「フィルター回収業務」に必要となるデータの構成図である。
(１)フィルター内粉末ＩＣチップ格納データ
フィルター内粉末ＩＣチップ格納データは、図５（ａ）に示すように、製造番号０５０１、銘柄コード０５０２、銘柄名０５０３、製造年月日時分０５０４のデータから構成される。このうち、製造番号０５０１は全フィルター（図４に於いて０１０３）に発番された独自の番号であり、この番号により出荷されたタバコのフィルター（０１０３）を特定するようになっている。
この製造番号０５０１は、製造国コード、製造地域、製造年月日、通し番号(箱単位)、通し番号(箱内)を連結した形式になっており、具体的な例で表すと、日本(JP)の北海道西地区(01)で2006年01月01日の123456789番目に製造された箱の中で１本目(01)の製造番号０５０１は、以下のように表現される。
製造番号０５０１(例)：「JP-01-20060101-123456789-01」

(２)「タバコカード」格納データ
「タバコカード」格納データは、図５（ｂ）に示すように、認証ＩＤ０５０５、所有者カナ氏名０５０６、所有者漢字氏名０５０７、所有者生年月日０５０８、チャージ額０５０９のデータから構成される。このうち、本システムで使用するのはチャージ額０５０９であり、このチャージ額０５０９に対して、払戻金額を加算することとなる。

(３)タバコマスタデータベース（図４に於いて０１０７）
タバコマスタデータベースは、図６（ａ）に示すように、銘柄コード０５１０、銘柄名０５１１、販売価格０５１２、販売期間０５１３、フィルター単価０５１４のデータから構成される。このうち、銘柄コード０５１０は全タバコの銘柄とその履歴に発番された独自の番号であり、この番号により出荷されたタバコの銘柄を特定するようになっている。
これらタバコマスタデータは、基本的には一度登録されたら変更することは許可しない。金額やフィルター単価が変更された際には、旧データを履歴として残し、新しい情報を新バージョンとして新たに作成することとする。
この銘柄コード０５１０は、銘柄コードと履歴番号を連結した形式になっており、具体的な例で表すと、マイルドセブンメンソール１ｍｇ(MSm01)のバージョン(02)の銘柄コード０５１０は、以下のように表現される。
銘柄コード０５１０(例)：「MSm01-02」

(４)タバコ商品情報データベース（図４に於いて０１０８）
タバコ商品情報データベースは、図６（ｂ）に示すように、製造番号０５１５、銘柄コード０５１６、製造年月日時分０５１７、フィルター回収有無０５１８のデータから構成される。このうち、製造番号０５１５は、図５（ａ）の製造番号０５０１と同じデータとなり、この番号により出荷されたタバコのフィルター（図４に於いて０１０３）を特定するようになっている。
このフィルター回収有無０５１８は、フィルター（０１０３）が回収されたかどうかを示す情報であり、これをサーバ（図４に於いて０１０６）に保持することで、二重回収等の悪意のある行為に対して対応することが可能となる。フィルター回収有無０５１８のうち、回収されたことを示す情報は、フィルター回収情報格納部（図４に於いて０４０８）によって書き込まれる。

図７は、フィルター回収機（図４に於いて０１０４）とサーバ（図４に於いて０１０６）との間の通信情報の具体例の説明図である。
(１)フィルター回収機（０１０４）からサーバ（０１０６）へ「払戻額計算要求」を行う際のデータ内容
フィルター回収機（０１０４）がサーバ（０１０６）に対して払戻金額の計算要求をする際に、サーバ（０１０６）に送信する情報は、同図（ａ）に示すように、自回収機を識別するための回収機識別番号０６０１、算出要求を行うフィルター（図４に於いて０１０３）の本数である回収本数０６０２、その本数分それぞれのフィルター（０１０３）のフィルター内粉末ＩＣチップ（図２に於いて０２０６）から読み取った製造番号０６０３を結合したデータから構成される。
ここで言う回収機識別番号０６０１は、全国のフィルター回収機（０１０４）に対して振られた独自の番号を意味し、この番号で一意に識別を可能とする。
又、回収本数０６０２とは、フィルター内粉末ＩＣチップ（図２に於いて０２０６）を正常に読み取れた本数であり、回収されたフィルター（０１０３）のうち、何らかの原因で読み取れない場合は喫煙者にその読み取れない本数を通知して、正常に読み取れた本数のみを払い戻すこととする。

(２)サーバ（０１０６）からフィルター回収機（０１０４）へ「払戻額計算応答」を行う際のデータ内容
サーバ（０１０６）がフィルター回収機（０１０４）から要求を受け、その計算結果を応答する際にフィルター回収機（０１０４）に送信する情報は、同図（ｂ）に示すように、応答先のフィルター回収機（０１０４）を識別するための回収機識別番号０６０４、算出結果の払戻金額０６０５のデータから構成される。

図８は、払戻金額の算出処理を示すフローチャートである。図４を併せて参照しながら説明する。
データ処理部０４０４はフィルター回収機０１０４からの「払戻額計算要求」を受け、払戻額の計算処理を開始する（ステップ０７０１）。
フィルター回収機０１０４から送信されてきた情報が、「払戻額計算要求」かどうかを判断し、「払戻額計算要求」であった場合は、その送信情報を解析する。又、「払戻額計算要求」ではなかった場合は、処理を中断し、ステップ０７０９に処理を移しエラー情報を応答する（ステップ０７０２）。

フィルター回収機０１０４から送信されてきた製造番号の１つ目を使用してタバコ商品情報データベース０１０８を検索し、[銘柄コード]と[フィルター回収有無]を取得する。次にその銘柄コードを元にタバコマスタデータベース０１０７を検索し、[フィルター単価]を取得する（ステップ０７０３）。

ステップ０７０３で取得した[フィルター回収有無]が「無」の場合には次のステップ０７０７を行い、「有」の場合にはステップ０７０７は行わずにステップ０７０８へ処理を移す（ステップ０７０６）。
ステップ０７０３で取得した[フィルター単価]を、応答用の払戻金額（初期値はゼロ）に対して加算する（ステップ０７０７）。
ステップ０７０３，０７０６，０７０７の処理対象としていた製造番号が、フィルター回収機０１０４から送信されてきた製造番号の配列の最後の場合、ステップ０７０９へ処理を移す。そうでない（まだ処理していない製造番号が残っている）場合は、次の製造番号に対してステップ０７０３から処理を行う（ステップ０７０８）。

以上の処理、つまり、フィルター回収機０１０４から送信されてきた製造番号を元に、応答用の払戻金額に対してステップ０７０３，０７０６，０７０７の処理で加算しながら、ステップ０７０８で最後まで繰り返していくことにより、すべての製造番号に対する払戻金額の合計を求めることができる。

ステップ０７０７で加算してきた応答用の払戻金額と、要求のあったフィルター回収機識別番号とで、応答用の情報を作成してフィルター回収機０１０４に対して情報の送信、即ち、「払戻額計算応答」を行う（ステップ０７０９）。
フィルター回収機０１０４に対して正常に送信できたことを確認し、データ処理部０４０４の処理を終了する（ステップ０７１０）。
このステップ０７０９で送信された情報を、要求元のフィルター回収機０１０４が受信し、喫煙者の「タバコカード」０１０１に書き込むことで、喫煙者への払戻処理は完了する。

図９は、「タバコ照会業務」における詳細構成図である。
「タバコ照会業務」は、移動端末機０１０９とサーバ０１０６と、それらを接続するネットワーク網０１０５から構成される。
移動端末機０１０９は、フィルター０１０３内のフィルター内粉末ＩＣチップ（図２に於いて０２０６）を読み取るフィルター内粉末ＩＣチップ読み取り機０８０１、移動端末機０１０９の位置情報を取得する位置情報取得部０８０２、フィルター内粉末ＩＣチップ読み取り機０８０１によって読み取ったデータに基づく「タバコ銘柄毎に発行されたコード」と、取得した移動端末機０１０９の位置情報とを連結するデータ連結部０８０３、サーバ０１０６へ情報送信し、その結果を受信する機能をもつ送受信部０８０４、受信情報（照会結果）を利用者に確認させるための表示部０８０５で構成される。

又、サーバ０１０６は、移動端末機０１０９から情報を受信し、その結果を送信する機能を持つ送受信部０４０３、受信データ解析部０４０５とデータベース検索部０４０６と検索結果解析部０４０７の三部からなるデータ処理部０４０４、販売店（図１に於いて０１０２）毎に位置情報が格納されている販売店マスタデータベース０１１０、販売店（０１０２）毎にその販売店（０１０２）で売っている商品のリストが格納されている販売店商品情報データベース０１１１から構成される。

本システムの利用者は、サーバ０１０６に照会をかけたいタバコのフィルター０１０３（一本）を移動端末機０１０９の「フィルター内粉末ＩＣチップ読取機」０８０１に読み込ませ、それにより取得される「全タバコ銘柄（履歴含む）毎に発行された独自のコード」と、位置情報取得部０８０２によって取得された移動端末機０１０９の位置情報とをデータ連結部０８０３によって連結し、送受信部０８０４によってサーバ０１０６に問い合わせる。サーバ０１０６では、移動端末機０１０９から送信された情報を受信データ解析部０４０５によって分解し、データベース検索部０４０６によって、要求元の移動端末機０１０９の近隣でその銘柄を販売している販売店（複数可）（０１０２）の検索を行い、検索結果解析部０４０７によって検索結果の解析を行う。その結果、該当する複数の販売店の位置情報を送受信部０４０３によって返信する。移動端末機０１０９では、そのサーバ０１０６の応答を送受信部０８０４によって受信し、表示部０８０５によって、利用者に照会結果を表示する。

ここで例えば、利用者「喫煙 太郎」がタバコのフィルター０１０３を移動端末機０１０９に読み込ませ移動端末機０１０９を使用して販売店（０１０２）の照会を行うと、移動端末機０１０９では「マイルドセブンメンソール１ｍｇを販売している、北緯35度36分01秒東経139度45分59秒から100ｍ四方にある販売店」としてサーバ０１０６に問い合わせ、サーバ０１０６では「その銘柄」を販売している「北緯35度36分01秒東経139度45分59秒」から「100ｍ四方」にある販売店（０１０２）を検索し、例えば、「自動販売機１」と「コンビニエンスストア」を移動端末機０１０９に応答し、移動端末機０１０９はその「自動販売機１」と「コンビニエンスストア」を移動端末機０１０９の表示部０８０５に表示する。

図１０は、「タバコ照会業務」に必要となるデータのデータ構成図である。
(１)販売店マスタデータベース（図９に於いて０１１０）
販売店マスタデータベースは、図１０（ａ）に示すように、販売店番号０９０１、販売店名０９０２、販売店住所０９０３、拠点座標(緯度)０９０４、拠点座標(経度)０９０５のデータから構成される。このうち、販売店番号０９０１は全国の販売店全てに対して発番された独自の番号であり、これをもって全販売店を特定するようになっている。
この販売店番号０９０１は具体的には、販売国コード、販売地域、通し番号を連結した形式になっており、日本(JP)の北海道西地区(01)で123456789番目の販売店番号０９０１は、以下のように表現される。
販売店番号０９０１(例)：「JP-01-123456789」

(２)販売店商品情報データベース（図９に於いて０１１１）
販売店商品情報データベースは、図１０（ｂ）に示すように、販売店（図１に於いて０１０２）の番号である販売店番号０９０６、銘柄コード０９０７のデータから構成される。このうち、販売店番号０９０６は図１０（ａ）の販売店番号０９０１と同じデータで、銘柄コード０９０７は図６（ａ）の銘柄コード０５１０と同じデータとなり、これら２つの情報をもって、ある販売店（０１０２）で販売しているタバコの銘柄を表現することが可能となる。
又、銘柄コード０９０７は図６（ａ）で説明したように、バージョンを意識した体系となっているため、例えば、近隣には要求された銘柄の販売店が無い場合に、類似品の検索が可能となっている。

図１１は、移動端末機（図９に於いて０１０９）とサーバ（図９に於いて０１０６）との間の通信情報の具体例の説明図である。図９を併せて参照しながら説明する。
(１)移動端末機０１０９からサーバ０１０６へ「販売店検索要求」を行う際のデータ内容
移動端末機０１０９がサーバ０１０６に対して販売店の検索をする際に、サーバ０１０６に送信する情報は、検索対象とする銘柄コード１００１、検索範囲の中心としての検索座標(緯度)１００２と検索座標(経度)１００３、検索範囲を示す検索エリア１００４を結合したデータから構成される。

ここで言う銘柄コード１００１は、移動端末機０１０９のフィルター内粉末ＩＣチップ読取機０８０１から自動的に取得する。又、検索座標(緯度)１００２と検索座標(経度)１００３についても、移動端末機０１０９の位置情報取得部０８０２から自動的に取得する。従って、利用者はタバコのフィルター０１０３を移動端末機０１０９に読み込ませるだけで良く、検索の範囲を変更したい場合に限り、検索エリア１００４を指定しなおすことで販売店（図１に於いて０１０２）の照会を行うことが可能となる。

(２)サーバ０１０６から移動端末機０１０９へ「販売店検索応答」を行う際のデータ内容
サーバ０１０６が移動端末機０１０９からの要求を受けその検索結果を応答する際に、移動端末機０１０９に送信する情報は、検索した結果、該当した販売店（０１０２）の件数１００５、その店舗数分それぞれの販売店名１００６と販売店住所１００７と座標(緯度)１００８と座標(経度)１００９を結合したデータから構成される。

図１２は、販売店（図１に於いて０１０２）の検索処理を示すフローチャートである。図９を併せて参照しながら説明する。
データ処理部０４０４は移動端末機０１０９からの「販売店検索要求」を受け、販売店（０１０２）の検索処理を開始する（ステップ１１０１）。
移動端末機０１０９から送信されてきた情報が、「販売店検索要求」かどうかを判断し、「販売店検索要求」であった場合は、その送信情報を解析する。又、「販売店検索要求」ではなかった場合は、処理を中断し、ステップ１１０７に処理を移しエラー情報を応答する（ステップ１１０２）。

移動端末機０１０９から送信されてきた検索座標(緯度)と検索座標(経度)と検索エリアを元に、検索範囲として使用する座標(緯度)の範囲と座標(経度)の範囲を求める（ステップ１１０３）。
ステップ１１０３で求めた検索範囲の座標(緯度)と座標(経度)を使用して、販売店マスタデータベース０１１０から、その範囲内にある販売店（０１０２）を検索し、[販売店番号]、[販売店名]、[販売店住所]、[拠点座標(緯度)]、[拠点座標(経度)]を取得する。次にその検索で該当した販売店（０１０２）の[販売店番号]と移動端末機０１０９から送信されてきた銘柄コードを元に販売店商品情報データベース０１１１を検索し、情報の有無（その販売店で対象となる銘柄を販売しているか？）を確認する。この販売店商品情報データベース０１１１に対する検索で、情報が存在している場合、その販売店を、照会対象の販売店として扱うこととする（ステップ１１０４）。

尚、この処理においては、販売店商品情報データベース０１１１は母集合が大きいため、検索の順序は販売店マスタデータベース０１１０から検索を行うこととする。
ステップ１１０４で照会対象となった複数の販売店（０１０２）について、その件数と、販売店（０１０２）毎の[販売店名]、[販売店住所]、[拠点座標(緯度)]、[拠点座標(経度)]とで、応答用の情報を作成して移動端末機０１０９に対して情報の送信「販売店検索応答」を行う（ステップ１１０７）。

移動端末機０１０９に対して正常に送信できたことを確認し、データ処理部０４０４の処理を終了する（ステップ１１０８）。
前記ステップ１１０７で送信された情報を、要求元の移動端末機０１０９が受信し、その情報を表示部０８０５に表示することで、利用者への販売店（０１０２）の照会処理は完了する。

尚、上記実施例においては、図１に示すフィルター回収機０１０４とサーバ０１０６との間を有線回線で接続する例を挙げて説明したが、無線回線で接続されるものであっても同様に適用できることは言うまでもない。これは、移動端末機０１０９とサーバ０１０６との間についても同様である。又、本実施の形態において、ネットワーク網０１０５の例としてインターネットを上げているが、フィルター回収機０１０４とサーバ０１０６との間においてはＶＰＮ（Virtual Private Network：仮想私設通信網）を使用してセキュリティを向上すべきであることも言うまでもない。

本発明の一実施形態のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムの概略構成を示す説明図である。 本発明のフィルター内のフィルター内粉末サイズのＩＣチップの格納場所を示す説明図である。 本発明のフィルター回収機の回収方法を示す説明図である。 本発明の「フィルター回収業務」に於ける詳細構成図である。 （ａ）本発明の粉末ＩＣチップ格納データ構造図である。（ｂ）本発明の「タバコカード」格納データ構造図である。 （ａ）本発明のタバコマスタデータベースのデータ構造図である。（ｂ）本発明のタバコ商品情報データベースのデータ構造図である。 （ａ）本発明の回収機とサーバとの間の通信情報の具体例の説明図である。（ｂ）本発明のサーバと回収機との間の通信情報の具体例の説明図である。 本発明の払戻金額の算出処理を示すフローチャートである。 本発明の「タバコ照会業務」に於ける詳細構成図である。 （ａ）本発明の販売店マスタデータベースのデータ構造図である。（ｂ）本発明の販売店商品情報データベースのデータ構造図である。 （ａ）本発明の移動端末機とサーバとの間の通信情報の具体例の説明図である。（ｂ）本発明のサーバと移動端末機との間の通信情報の具体例の説明図である。 本発明の販売店の検索処理を示すフローチャートである。

符号の説明

０１０１ 「タバコカード」
０１０２ 販売店
０１０３ フィルター
０１０４ フィルター回収機
０１０５ ネットワーク網
０１０６ サーバ
０１０７ タバコマスタデータベース
０１０８ タバコ商品情報データベース
０１０９ 移動端末機
０１１０ 販売店マスタデータベース
０１１１ 販売店商品情報データベース
０４０２ ＩＣカードリーダ・ライタ

Claims (4)

1. フィルター内にＩＣチップを組み込んだタバコの前記フィルターを回収すると共に、前記ＩＣチップを読み取り自在のフィルター回収機と、サーバとがネットワーク網を介して通信自在に接続されるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムであって、
   前記フィルター回収機は、回収されたフィルター内のＩＣチップを読み取るＩＣチップ読取機と、
   読み取った結果として取得される「全フィルター毎に発番された独自の番号」を配列として結合するデータ結合手段と、
   結合したデータを前記サーバに送信すると共に、前記サーバからの応答を受信する送受信手段と、
   前記サーバから受信したフィルター回収に対する払い戻し金額をＩＣカードである「タバコカード」に書き込むためのＩＣカードリーダ・ライタとを備え、
   前記サーバは、タバコの銘柄毎に履歴を持って情報が格納されているタバコマスタデータベースと、
   製品毎の情報が格納されているタバコ商品情報データベースと、
   前記フィルター回収機から情報を受信し、その応答結果を前記フィルター回収機に送信する送受信手段と、
   前記フィルター回収機から送信された配列データを解析分解する受信データ解析手段と、
   分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコマスタデータベース及び／又はタバコ商品情報データベースを検索するデータベース検索手段と、
   前記フィルターの１つずつに対して、フィルター回収の払い戻し単価の取得を行う検索結果解析手段とを備えたことを特徴とするタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システム。
2. 前記サーバは、前記分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコ商品情報データベースにフィルターが回収されたことを示す情報を格納するフィルター回収情報格納手段を備えることを特徴とする請求項１記載のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システム。
3. 前記サーバは、前記分解されたフィルターデータに基づき、前記タバコ商品情報データベースを検索した時、前記分解されたフィルターデータに関するフィルターが既に回収済みである場合、フィルター回収の払い戻し単価の取得を行なわないように構成されていることを特徴とする請求項１又は２記載のタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システム。
4. フィルター内にＩＣチップを組み込んだタバコのＩＣチップを読み取り自在の移動端末機と、サーバとがネットワーク網を介して通信自在に接続されるタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システムであって、
   前記移動端末機は、フィルター内のＩＣチップを読み取るＩＣチップ読み取り機と、
   前記移動端末機の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
   読み取ったデータに基づく「タバコ銘柄毎に発行されたコード」と、取得した前記移動端末機の位置情報とを連結するデータ連結手段と、
   連結した情報を前記サーバへ送信し、その応答結果を受信する送受信手段と、
   受信した応答結果を表示する表示手段とを備え
   前記サーバは、販売店等毎に位置情報が格納されている販売店マスタデータベースと、
   販売店毎にその販売店で売っている商品のリストが格納されている販売店商品情報データベースと、
   前記移動端末機から情報を受信し、その応答結果を送信する送受信手段と、
   前記移動端末機から送信された情報を解析し分解する受信データ解析手段と、
   前記分解した情報に基づき、前記販売店マスタデータベース及び／又は前記販売店商品情報データベースに対して検索を行うデータベース検索手段と、
   検索結果に基づき、前記移動端末機の近隣でその銘柄を販売している販売店の位置情報を解析する検索結果解析手段とを備えたことを特徴とするタバコに組み込んだＩＣチップを利用する通信システム。

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