JP2008077190A - 生体認証システム、サーバ、およびネットワークシステムにおけるジョブの実行方法 - Google Patents

生体認証システム、サーバ、およびネットワークシステムにおけるジョブの実行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティレベルを低下させることなく、ユーザが代理者にジョブの実行を依頼することのできる生体認証システムを提供する。
【解決手段】クライアントにおいてジョブを生成する際に、当該ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を取得して付加し、ジョブおよび生体情報をクライアントからサーバに送信し、サーバにおいて、受信したジョブに付加された生体情報、および、生体情報と操作権限との関係を予め記録した生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示す情報を取得し、当該情報を当該ジョブに関連付けて記憶し、当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザの生体情報を取得するとともに、取得した生体情報および前の情報に基づいて当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有すると判断された場合に、当該ジョブを実行する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、生体認証システム、および、生体認証システムを利用したネットワークシステムにおけるサーバ、並びにジョブの実行方法に関する。
一般に、ユーザがコンピュータシステムの機能の一部または全部を使用するために、そのユーザが使用権限を有した本人であるか否かの確認を行うための認証が行われる。
従来において、認証の方法として、パスワードを用いる方法、カードなどを用いる方法があるが、近年においては、より安全性の高い生体認証システムが用いられている。生体認証システムでは、指紋、虹彩、静脈など、個人の身体的特徴を生体センサによって検出し、得られた生体情報を用いて個人の認証を行う。
例えば、指紋を用いた生体認証では、検出された1つの指紋から複数の特徴点を抽出し、予め登録された指紋情報の特徴点と比較し、それらの形状や位置が合致するかどうかを判断する。
一方、ネットワークシステムなどを用いて、ユーザが秘密の文書を離れた場所にあるプリンタで印刷したい場合がある。そのような場合に、ユーザ自身が印刷のためのジョブを生成し、プリンタにそのジョブを実行させて印刷させ、印刷物をユーザ自身が回収するのであれば、秘密性は維持されるので何ら問題はない。しかし、諸般の事情から、種々の作業をユーザが他人に依頼したい場合がある。例えば、ジョブの生成はユーザ自身が行うが、プリンタにジョブを実行させて印刷物を回収するのはプリンタの近辺にいる他人に依頼する、といったことがある。
そのような場合に、単にユーザの認証を行うだけのシステムでは、ユーザが生成したジョブを特定の他人に実行してもらうことはできない。これは、生体認証システムがセキュリティを強化するためのものである故の問題でもある。
ところで、ユーザ本人の指紋情報とともにユーザが指定した代理人の指紋情報をカードに記録しておき、ユーザ本人およびその代理人のいずれもがカードを用いて認証できるようにすることが提案されている(特許文献1)。
また、ユーザの代理者を示す情報を代理認証データベースに登録しておき、代理者が指紋情報を入力したときにそれを代理認証データベースの登録情報と照合して認証を行なうことが提案されている(特許文献2)。
特開平9−114983 特開2002−222168
上に述べた特許文献の技術を用いると、ユーザは適当な者を代理者として決めておき、その代理者の指紋情報をカードやデータベースに登録しておくことによって、ユーザが種々の作業をその代理者に依頼して実行してもらうことが可能である。
しかし、その場合において、代理者はユーザと同等の権限が与えられるので、ユーザが依頼していない作業についても代理者が実行させることが可能である。そのため、例えば、代理者がジョブAについてのみ印刷を依頼されているにも係わらず、ジョブBについても印刷を実行させてしまったり、またジョブの実行以外の作業や処理を行ってしまうこともあり得る。
このように、従来の生体認証システムにおいては、ユーザの代理者もユーザと同様に認証されるようになっているので、セキュリティレベルが低下するという問題があった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、セキュリティレベルを低下させることなく、ユーザが代理者にジョブの実行を依頼することのできる生体認証システムを提供することを目的とする。
本発明に係る生体認証システムは、ネットワークで接続されたクライアントとサーバからなる生体認証システムであって、前記クライアントは、ユーザの指示に基づいてジョブを生成する手段と、生成したジョブに前記ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を付加する手段と、前記ジョブおよび付加された生体情報を前記サーバに送信する手段と、を有し、前記サーバは、ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、生体情報と操作権限との関係を予め記録した生体情報データベースと、前記クライアントから受信したジョブに付加された生体情報および前記生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得する手段と、取得した前記ジョブ実行要求権限情報をそれに対応するジョブに関連付けて記憶する手段と、当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザから取得した生体情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて、当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するか否かを判定する手段と、前記ジョブの実行を要求する権限を有すると判定された場合に当該ジョブを実行する手段と、を有してなる。
好ましくは、前記生体情報データベースは、生体情報を識別する識別情報、前記生体情報の主体であるユーザ、前記識別情報ごとに対応した1つまたは複数の操作内容、および、前記操作内容に対して権限を付与された一人または二人以上のユーザ、の関係を記録したものである。
また、前記生体情報データベースは、一人のユーザについて複数の部位についての生体情報を記録することが可能であり、かつ、それぞれの部位の生体情報に対して、前記操作内容および前記権限を付与されたユーザを、それぞれ個別に記録することが可能である、
また、前記生体情報は指紋情報であり、前記部位は、右手または左手のそれぞれの指である。
また、前記クライアントは、ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、ユーザの指示に基づいてジョブを生成する手段と、生成したジョブに前記ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を付加する手段と、前記ジョブおよび付加された生体情報を前記サーバに送信する手段と、を有し、前記サーバは、ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、生体情報を識別する識別情報、前記生体情報の主体であるユーザ、前記識別情報ごとに対応した1つまたは複数の操作内容、および、前記操作内容に対して権限を付与された一人または二人以上のユーザ、の関係を予め記録した生体情報データベースと、前記クライアントから受信したジョブに付加された生体情報および前記生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得する手段と、取得した前記ジョブ実行要求権限情報をそれに対応するジョブに関連付けて記憶する手段と、当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザから取得した生体情報に基づいて当該ユーザの認証を行う生体認証手段と、前記生体認証手段によって認証されたユーザの情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて、当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するか否かを判定する手段と、前記ジョブの実行を要求する権限を有すると判定された場合に当該ジョブを実行する手段と、を有してなる。
本発明に係るジョブの実行方法は、クライアントにおいてジョブを生成する際に、当該ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を取得するとともに取得した生体情報を生成したジョブに付加し、前記ジョブおよび付加された生体情報を前記クライアントからサーバに送信し、前記サーバにおいて、受信したジョブに付加された生体情報、および、生体情報と操作権限との関係を予め記録した生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得し、当該ジョブ実行要求権限情報を当該ジョブに関連付けて記憶し、当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザの生体情報を取得するとともに、取得した生体情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有すると判断された場合に、当該ジョブを実行する。
本発明によると、セキュリティレベルを低下させることなく、ユーザが代理者にジョブの実行を依頼することができる。
図1は本発明に係る生体認証システムSNを適用したネットワークシステム1の全体の構成の例を示す図、図2は画像形成装置2のハードウェア構成の例を示す図、図3は画像形成装置2の操作パネル20fの例を示す図、図4は端末装置3のハードウェア構成の例を示す図、図5はネットワークシステム1の機能的構成の例を示す図、図6は生体情報テーブルTB1の例を示す図、図7は生体情報データDS1の例を示す図である。
図1において、ネットワークシステム1は、通信回線4を介して互いに接続可能な1台または複数台の画像形成装置2、1台または複数台の端末装置3などによって構成される。通信回線4として、インターネット、イントラネット、公衆回線、または専用線などが用いられる。以下、これらの画像形成装置2を、それぞれ「画像形成装置2A」、「画像形成装置2B」…、のように区別して記載することがある。同様に、これらの端末装置3をそれぞれ「端末装置3A」、「端末装置3B」…、のように区別して記載することがある。
画像形成装置2は、コピー、スキャナ、ファックス、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバなどの様々な機能を集約した処理装置である。複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれることもある。「ネットワークプリンティング」は、画像データを端末装置3から受信して画像を用紙に印刷する機能である。「ネットワークプリンタ機能」または「PCプリント機能」などと呼ばれることもある。「ドキュメントサーバ」は、ユーザごとに「ボックス」または「パーソナルボックス」などと呼ばれる、パーソナルコンピュータにおけるフォルダまたはディレクトリなどに相当する記憶領域を与えておき、ユーザが自分の記憶領域に画像ファイルなどのドキュメントデータを保存しておくことができるようにする機能である。「ボックス機能」と呼ばれることもある。
画像形成装置2は、役所または企業などのオフィス、学校または図書館などの公共施設、コンビニエンスストアなどの店舗、その他種々の場所に設置され、複数のユーザによって共用することができる。
図2に示すように、画像形成装置2は、CPU20a、RAM20b、ROM20c、大容量記憶装置(ハードディスク)20d、制御用回路20e、操作パネル20f、スキャナ20g、印刷装置20h、通信インタフェース20j、および指紋センサSS2などによって構成される。
大容量記憶装置20dは、オペレーティングシステムおよびファームウェアなどのプログラムおよびドキュメントのデータなどを保存しておくための大容量の記憶装置である。大容量記憶装置20dとして、ハードディスクまたはフラッシュメモリなどのようなデータの書換え可能でありかつ不揮発性である記憶装置が用いられる。プログラムまたはデータの一部をROM20cに記憶させておいてもよい。大容量記憶装置20dに記憶されているプログラムおよびデータは、必要に応じてRAM20bにロードされ、CPU20aによってプログラムが実行される。
制御用回路20eは、大容量記憶装置20d、スキャナ20g、印刷装置20h、通信インタフェース20j、および操作パネル20fなどを制御するための回路である。
スキャナ20gは、原稿に描かれている文章、数式、記号、写真、図表、またはイラストなどのコンテンツの画像を光学的に読み取って画像データを生成する装置である。
印刷装置20hは、スキャナ20gによって得られた画像データ(テキストデータを含む)または端末装置3などから送信されてきた画像データに基づいて画像を用紙に印刷する。通信インタフェース20jは、通信回線4を介して他の装置と通信を行うためのNIC(Network Interface Card)またはモデムなどである。
指紋センサSS2は、ユーザの指紋を読み取って指紋情報SJを取得するためのものである。指紋センサSS2は、画像形成装置2の一部としてそのハウジングの表面に組み込まれる。または、画像形成装置2の近傍に指紋センサSS2を独立して設置してもよい。指紋センサSS2として、イメージセンサまたは容量式センサなどの種々の方式のセンサを用いることが可能である。指紋センサSS2は、ユーザの指紋を例えば画像データDFとして取り込む。画像データDFに基づいて、特徴点データDTその他の種々のデータが必要に応じて生成される。これら画像データDF、その後に生成されたデータなどは、RAM20bまたは大容量記憶装置20dなどに格納される。
図3において、操作パネル20fは、操作部SBおよび表示部TDによって構成される。操作部SBとしてテンキーなどが用いられ、表示部TDとして液晶ディスプレイなどが用いられる。ユーザは、操作部SBを操作することによって、画像形成装置2に対して、処理の実行の開始(要求)または中断などの指令を与え、データの宛先、印刷条件、または画像ファイルフォーマットなどの処理条件を指定し、その他種々の事項を指定することができる。表示部TDには、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが所望する処理の種類および処理条件を入力するための画面、およびCPU20aなどで実行された処理の結果を示す画面などが表示される。操作パネル20fとしてタッチパネルを用いた場合は、タッチパネルが操作部SBおよび表示部TDの両方を兼ねる。このように、操作パネル20fは、画像形成装置2を操作するユーザのためのユーザインタフェースの役割を果たしている。
図4に示すように、端末装置3は、CPU30a、RAM30b、ROM30c、ハードディスク30d、制御用回路30e、キーボード30f、ポインティングデバイス30g、ディスプレイ30h、通信インタフェース30j、および指紋センサSS3などによって構成される。端末装置3として、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどが用いられる。
キーボード30fおよびポインティングデバイス30gは、ユーザが端末装置3に種々の情報を入力するための入力装置である。ディスプレイ30hは、ユーザに対して種々の画面を表示する。つまり、キーボード30f、ポインティングデバイス30g、およびディスプレイ30hは、ユーザインタフェースの役割を果たしている。また、ユーザは、ディスプレイ30hに表示される画面を見ながらキーボード30fまたはポインティングデバイス30gを操作することによって、遠隔的に画像形成装置2を使用することができる。
指紋センサSS3は、ユーザの指紋を読み取って指紋情報SJを取得するためのものであり、画像形成装置2に設けられた指紋センサSS2と同様のものである。指紋センサSS3は、端末装置3の一部としてそのハウジングの表面に組み込まれる。また、端末装置3の近傍に別途独立して設置してもよい。
通信インタフェース30jは、通信回線4を介して画像形成装置2または他の端末装置3と通信を行うためのNIC(Network Interface Card)またはモデムなどである。
制御用回路30eは、ハードディスク30d、ディスプレイ30h、および通信インタフェース30jなどを制御するための回路である。
ハードディスク30dには、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトウェア、および画像形成装置制御ソフトウェアなどがインストールされている。
次に、ネットワークシステム1が、クライアントとサーバからなるネットワークプリントシステムとして機能する場合について、その構成および動作を説明する。この場合に、画像形成装置2はサーバとして、端末装置3はクライアントとして、それぞれ動作する。ここでは、端末装置3において印刷のためのジョブJB3を生成し、これを画像形成装置2に送信し、画像形成装置2においてジョブJB3の実行を要求し、実際に用紙に印刷する。画像形成装置2での印刷に当たって、ジョブJB3を生成したユーザUS3が指定した代理者である別のユーザUS4が認証され、代理者であるユーザUS4がジョブの実行を要求する。
図5において、端末装置3には、指示部301、ジョブ生成部302、ジョブ格納部303、生体情報記憶部304、認証部305、および通信部306などが設けられる。
また、画像形成装置2には、通信部201、ジョブ実行要求権限情報記憶部202、ジョブ格納部203、ジョブ読出し部204、ジョブ実行部205、生体情報取得部206、生体情報データベース207、操作権限取得部208、認証部210、および指示部211などが設けられる。
画像形成装置2および端末装置3におけるこれらの機能は、図2および図3に示されたそれぞれのハードウエアおよびソフトウエアによって実現される。
端末装置3において、指示部301からのユーザUS3の指示に基づいて、ジョブ生成部302においてジョブJB3を生成する。ジョブJB3の種類には、印刷のジョブ、FAX送信のジョブ、メ−ル送信のジョブ、コピーのジョブ、書き込みのジョブ、読み取りのジョブ、削除のジョブなど、種々のものがある。ここでは、まず、ジョブJB3が印刷のジョブである場合について説明する。
指紋センサSS3は、ジョブJB3の生成を指示したユーザUS3の指紋情報SJ3を取得する。認証部305は、指紋情報SJ3を、生体情報記憶部304に格納された多数の指紋情報SJと照合し、必要に応じてユーザIDなどとともに照合し、合致するものがある場合にそのユーザを認証する。なお、指紋情報は、端末装置3におけるユーザUS3のログインの際に取得することでもよい。認証された指紋情報SJ3は、ジョブ生成部302に送られる。
ジョブ生成部302において、生成したジョブJB3に指紋情報SJ3が付加される。このように、指紋情報SJ3が付加されたジョブJB3Sが作成され、これがメモリなどのジョブ格納部303に一旦格納される。
作成されたジョブJB3Sは、ユーザUS3の指示などにより、通信部306を経由して画像形成装置2に送信される。
画像形成装置2において、通信部201を経由してジョブJB3が受信される。生体情報取得部206は、受信したジョブJB3から、そこに付加された指紋情報SJ3を抽出する。操作権限取得部208は、抽出された指紋情報SJ3と、指紋情報SJと操作権限との関係を予め記録した生体情報データベース207と、に基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報JK3を取得する。取得したジョブ実行要求権限情報JK3は、それに対応するジョブJB3と関連付けられ、ジョブJB3Kとしてジョブ実行要求権限情報記憶部202に記憶され、その後、多数のジョブを格納するジョブ格納部203に格納される。
なお、通信部201を経由して受信したジョブJB3をそのままジョブ格納部203に格納し、ジョブ実行要求権限情報JK3を取得したときにそのジョブ実行要求権限情報JK3をジョブJB3と関係付けてジョブ格納部203または他の適当なメモリに格納するようにしてもよい。
一方、ユーザUS3の依頼を受けた代理者であるユーザUS2は、画像形成装置2において、指示部211からジョブJB3の実行の要求を指示するとともに、指紋センサSS2によって自分の指紋を読み取らせ、指紋情報SJ2を入力する。入力された指紋情報SJ2は、認証部210において種々の照合が行われる。
つまり、認証部210は、ジョブJB3の実行を要求するユーザUS2から取得した指紋情報SJ2、および先に取得したジョブ実行要求権限情報JK3に基づいて、ユーザUS2が当該ジョブJB3の実行を要求する権限を有するか否かを判定する。ジョブJB3の実行を要求する権限を有すると判定されたときには、ジョブ読出し部204は、ジョブ格納部203に格納されているジョブJB3(ジョブJB3K)を読み出し、そのジョブJB3をジョブ実行部205により実行する。
ジョブ実行部205は、例えば、印刷装置20hにジョブJB3の実行を指示する。また、ジョブ実行部205が印刷装置20hの一部であるとすることも可能である。
さて、生体情報データベース207は、生体情報である指紋情報SJと操作権限との関係を記録するものであるが、具体的には、例えば、図6に示す生体情報テーブルTB1および図7に示す生体情報データDS1を格納する。
生体情報テーブルTB1は、生体情報番号BS、認証ユーザNU、権限ユーザKU、および操作内容SNを記録したものである。また、生体情報データDS1は、生体情報である多数の指紋情報SJについて、それぞれの生体情報番号BSを付して記録したものである。
生体情報番号BSは、それぞれの生体情報を識別する識別子である。ここの例では、生体情報として指紋情報SJが記録されている。生体情報番号BSによって、生体情報テーブルTB1と生体情報データDS1とが関連付けられている。
認証ユーザNUは、生体情報番号BSで示される指紋情報SJの主体であるユーザUSを示す。つまり、指紋情報SJの主体である認証ユーザNUが、それぞれの指紋を指紋センサSSに読み取らせて指紋情報SJを登録したということになる。図6に示す例では、生体情報番号BSが「0001」〜「0004」については、ユーザUSである「A」がその指紋情報SJの主体でありかつその指紋情報SJを登録したのである。
権限ユーザKUは、生体情報番号BSで示される指紋情報SJに対して権限を付与されたユーザを示す。図6に示す例では、生体情報番号BSが「0001」に対しては「A」のみが権限を有し、「0002」に対しては「A」「B」が権限を有し、「0003」に対しては「B」のみが権限を有し、「0004」に対しては「A」「C」「D」が権限を有する。
操作内容SNは、生体情報番号BSで示される指紋情報SJに対して付与された操作権限の内容を示す。操作内容SNは、例えば、「All」「Print」「Copy」「Read」「Write」「Delete」などである。図6に示す例では、生体情報番号BSが「0001」「0002」に対しては全ての操作が許され、「0003」に対しては印刷のみが許され、「0004」に対しては印刷、読み取り、およびコピーのみが許される。
このように、一人のユーザUSが複数個の指紋情報SJを登録することができる。その場合に、そのユーザUSは、異なる部位の指紋情報SJをそれぞれ登録する。例えば、図6において括弧書きしているように、生体情報番号BSが「0001」はAの右人指し指、「0002」はAの左人指し指、「0003」はAの右中指、「0004」はAの左中指の指紋情報SJに対応する。
しかし、これら生体情報番号BSと生体の部位との関係は、生体情報データベース207において認識されている必要はない。したがって、ユーザUSが複数の指紋情報SJを登録する際には、自分が認証ユーザNUとなってそれぞれの部位の指紋情報SJを入力するとともに、入力したそれぞれの指紋情報SJに対して、自分の所望する権限ユーザKUおよび操作内容SNを指定して登録すればよい。そのような登録のための画面が表示部TDに表示される。そして、そのユーザUSは、自分のどの部位の指紋情報SJに対してどのような権限ユーザKUと操作内容SNを登録したかを覚えておくか、メモなどに記録して分かるようにしておけばよい。ただし、指紋情報SJの登録画面において、それぞれの指紋情報SJについてユーザUSの部位を入力して登録しておくことも可能である。
なお、認証ユーザNUおよび権限ユーザKUは、それぞれのユーザUSの氏名、またはそのユーザUSのユーザIDなど、個々のユーザを特定できるものであればよい。
つまり、本実施形態においては、一人のユーザUSについて、異なる複数の生体部位の生体情報(指紋情報SJ)と権限ユーザKUおよび操作内容SNとの関連付けを行い、その後に生体認証を行った結果から、種々のジョブJBに対して実行を要求する権限の有無を判別するようになっている。
なお、ジョブJBの生成において、生成されたジョブJBがどのような操作内容のジョブであるかが定まったものである場合には、例えば印刷のジョブであったり、スキャンのジョブであったりする場合には、生体情報テーブルTB1によって、そのジョブJB自体の実行を要求する権限の有無が判別される。また、生成されたジョブJBの操作内容が定まっていない場合には、例えば、ジョブJBが画像データ自体であったり、対象物を指定するデータであったりした場合には、そのジョブJBに対して複数の操作が可能であるから、生体情報テーブルTB1によって、そのジョブJBに対してどのような操作の実行を要求する権限があるのかが判別される。
さて、上に述べたように、生体情報取得部206で抽出された指紋情報SJ3に対して、操作権限取得部208は、生体情報データベース207に基づいてジョブ実行要求権限情報JK3を取得する。その場合に、指紋情報SJ3に対して、生体情報データベース207に格納された生体情報データDS1の指紋情報SJと照合を行う。合致する指紋情報SJが見つかれば、その生体情報番号BSをキーとして、生体情報テーブルTB1から、権限ユーザKUおよび操作内容SNを取り出す。これによって、当該ジョブJB3についてのジョブ実行要求権限情報JK3が取得される。
ジョブ実行要求権限情報JK3として、例えば、ジョブJB3を特定する情報、および、そのジョブJB3の実行の要求を行う権限を有する権限ユーザKUが含まれる。また、ジョブJB3が複数の操作が可能なジョブである場合には、操作内容SN、およびそれぞれの操作内容SNについての権限ユーザKUが含まれる。
また、代理者であるユーザUS2が指紋センサSS2から指紋情報SJ2を入力すると、認証部210は、指紋情報SJ2に対して、生体情報データベース207に格納された生体情報データDS1の指紋情報SJと照合を行う。合致する指紋情報SJが見つかれば、その生体情報番号BSをキーとして、生体情報テーブルTB1から、認証ユーザNUを取り出す。取り出した認証ユーザNU(つまりユーザUS2)が、ジョブ実行要求権限情報JKに示された権限ユーザKUに含まれているか否かを判定する。
認証ユーザNU(ユーザUS2)が権限ユーザKUに含まれている場合には、そのジョブJB3の内容を表示部TDに表示する。ユーザUS2は、表示されたジョブJB3の内容を見て確認し、それに対して実行の要求を指示する。
その場合に、ユーザUS2の操作による入力指示に応じて、ユーザUS2への依頼者であるユーザUS3が認証ユーザNUとなっているジョブJB3のみを表示させることによって、ユーザUS2は目的のジョブJB3のみを即座に選択して実行を指示することができる。
なお、ユーザUS2が指紋センサSS2から指紋情報SJ2を入力する際に、生体情報データベース207に登録されている指紋情報SJであれば、ユーザUS2のどの部位の指紋情報SJを入力してもよい。
このように構成されているので、例えば、ユーザUS2が指紋センサSS2から指紋情報SJ2を入力したときに、当該指紋情報SJ2に対応する認証ユーザNUが権限ユーザKUとして含まれたジョブ実行要求権限情報JKをジョブ格納部203から検索し、ヒットするジョブJBの全てを抽出してリストとして表示部TDに表示することも可能である。そうした場合には、表示部TDに表示されたリストの中から、ユーザUS2が実行の要求を行いたいジョブJBを選択し、それを実際に実行させるようにすることが可能である。
このようにすると、ユーザUSは、指紋情報SJを入力することによって、それに対応してジョブ格納部203に蓄積されているジョブJBを簡単に知ることができ、その中から必要なジョブJBを容易に選択して実行させることができる。その場合に、そのような操作を行うための画面を表示部TDに表示するとともに、ユーザUS2の操作による入力指示に応じて、抽出されたジョブJBを、新しい順、古い順、依頼者ごとなどにソートして表示することも可能である。
上に述べたように、本実施形態のネットワークシステム1によりネットワークプリントを実行する場合に、ユーザUS3は、まず、クライアントである端末装置3において本人認証を行う。そのときに、誰にジョブの操作権限を与えるかを考えて、どの指を使って認証するかを決める。生成したジョブ(プリントジョブ)と認証に使った生体情報(指紋情報SJ2)とを画像形成装置2に送信する。
画像形成装置2では、ジョブに付加された生体情報をみて、予め生体情報データベース207に登録されている関連付けから、操作が許可されているユーザと操作権限を特定する。そして、操作が許可されているユーザUS2が画像形成装置2において認証を行うと、ユーザUS2はそのジョブを印刷することができる。
なお、プリンタドライバのGUIで権限委譲するユーザを選択するようにすることも可能であるが、ユーザの管理はMFPで行うのが通常であるので、ドライバがその管理情報をMFPから取得してGUIを生成するようにした場合にはシステムが複雑になる。
これに対して、本実施形態においては、プリンタドライバは生体情報をMFP(画像形成装置2)へ送るのみであるので、システムが簡単である。したがって、GUIや操作パネルがなかったりGUIが貧弱な端末装置3からプリントジョブを指示する場合に効果が大きい。
例えば、端末装置3として、携帯端末、携帯電話などからネットワークプリンティングを指示する場合に、携帯端末で生体認証をおこない、プリントジョブと認証情報とをまとめてMFP(画像形成装置2)へ送信することにより、MFP側でユーザ権限情報の付加処理を実行することが可能である。
また、上に述べたように、ユーザUS2が画像形成装置2で印刷を行うときに、表示部TDの画面を認証画面に切り替えることなく、生体認証を行った時点で、自分に印刷の操作権限があるプリントジョブを印刷するようにすることもできる。このようにすると、認証画面、印刷ジョブ選択画面が不要にすることも可能であるから、これによって操作性が向上するという効果がある。
上の説明では、ジョブJBが印刷である場合について説明した。つまり、端末装置3でジョブJB3が生成されて、それが画像形成装置2に送信され、画像形成装置2においてジョブJB3が実行される例について説明した。しかし、これとは逆に、画像形成装置2でジョブJBが生成され、それが端末装置3に送信され、端末装置3においてジョブJBが実行されるようにしてもよい。また、画像形成装置2および端末装置3のいずれにおいてもジョブJBを生成し、いずれにおいてもジョブJBを実行できるように構成してもよい。例えば、画像形成装置2において、ユーザUS2がジョブJBを生成し、生成したジョブJBにユーザUS2の生体情報を付加し、これを端末装置3、または他の画像形成装置2に送信するようにしてもよい。
そのような具体的な例として、例えば、画像形成装置2において、ドキュメント(原稿)をスキャナ20gによりスキャンして読み取り、読み取った画像を端末装置3に送信する(スキャン送信)ことが可能である。この場合に、画像形成装置2においてスキャンのジョブJBが生成される。端末装置3および画像形成装置2において、複数のユーザUSについて、それぞれの生体に操作権限を割り当てるために、予め生体の部位と操作権限ユーザとの紐付けを行っておく。
スキャン送信を実行するときには、画像形成装置2において指紋センサSS2で指紋を読み取らせ、これにより認証が行われたときにその認証をトリガーとしてスキャン送信を開始する。スキャン送信を行うドキュメントに、認証データに紐付けされた権限委譲ユーザ名と操作権限とを付加する。
端末装置3でドキュメントを受信すると、それに付与された権限委譲ユーザと操作権限に基づいて、そのドキュメントを処理し利用することができる。
その場合には、画像形成装置2においてジョブJBを生成し、生体情報とともに端末装置3に送信する。端末装置3において、生体情報テーブルTBにしたがって操作権限を有する者のみが、そのジョブJBの実行を要求することができる。この場合に、生体情報テーブルTBは、予め端末装置3に格納しておいてもよく、またはジョブJBの送信とともに画像形成装置2から端末装置3に送信してもよい。なお、端末装置3において、ジョブ実行要求権限情報JKを取得し、当該ジョブ実行要求権限情報JKを当該ジョブJBに関連付けて記憶し、端末装置3に対してジョブJBの実行の要求があったときに、当該ジョブJBの実行を要求するユーザの生体情報を取得するとともに、取得した生体情報およびジョブ実行要求権限情報JKに基づいて当該ユーザが当該ジョブJBの実行を要求する権限を有すると判断された場合に、当該ジョブJBを実行すばよい。したがって、この場合には、画像形成装置2がクライアントの役割を果たし、端末装置3がサーバの役割を果たすと考えることができる。
なお、操作権限取得部208が生体情報データベース207に基づいてジョブ実行要求権限情報JK3を取得する場合に、受信したジョブJB3が操作内容SNとして含まれた生体情報を生体情報テーブルTB1から抽出し、当該ジョブJB3に対応した生体情報テーブルTBを生成してもよい。
例えば、上に述べたように端末装置3において印刷のためのジョブJB3を生成し、これが画像形成装置2に送信されてきた場合に、画像形成装置2において、生体情報テーブルTB1から印刷のためのジョブJB3に対応した生体情報を抽出し、図8に示す生体情報テーブルTB2を生成する。この生体情報テーブルTB2に基づいて、代理者である別のユーザUS4の認証を行う。
また、画像形成装置2においてスキャナ20gにより読み取った画像を端末装置3に送信する場合に、画像形成装置2において、生体情報テーブルTB1から、読み取りまたはスキャンにともなうジョブJBに対応した生体情報を抽出し、図9に示す生体情報テーブルTB3を生成する。この生体情報テーブルTB3に基づいて、代理者の認証を行う。
このようなジョブJBに対応した生体情報テーブルTBは、必要に応じて一時的に生成するようにしてもよく、また予め生成して格納しておいてもよい。予め生成しておいた場合には、ジョブ実行要求権限情報JK3の取得などの処理速度が向上する。
上に述べたように、本実施形態のネットワークシステム1では、異なる生体部位の生体情報と操作を許可するユーザとの関連付けを予め行っておき、生体認証を行った結果から、そのジョブを操作する権限と操作する機能とを関連付ける。これによって、ユーザUS3の特定の部位の生体情報に基づいて本人認証を行ったときに、その生体の部位に対応して予め登録されている代理者と操作権限情報とを取得し、ユーザUS3が生成したジョブに対してその操作権限情報を付与することができる。
このように、本実施形態によると、生体認証におけるセキュリティレベルを低下させることなく、ユーザが代理者にジョブの実行を依頼することができる。
次に、ネットワークシステム1の処理動作について、フローチャートを参照して説明する。
図10はネットワークシステム1の処理動作を示すフローチャートである。
図10において、端末装置3において、ユーザUS3が印刷の実行を指示すると(#11でイエス)、ユーザUS3の生体認証が行われ(#12)、印刷のジョブJB3が生成され(#13)、ジョブJB3にユーザUS3の生体情報が付加される(#14)。それらのデータが画像形成装置2に送信される(#15)。
画像形成装置2において、データを受信すると(#16)、そのデータから生体情報を取得し(#17)、取得した生体情報によって認証が行われる(#18)。生体情報データベース207に基づいて、権限ユーザKUを取得し(#19)、操作内容SNを取得する(#20)。それらに基づいて、ジョブ実行要求権限情報JK3をジョブJB3に付加し(#21)、ハードディスクなどに保存する(#22)。代理者であるユーザUS2からプリントの要求があると(#23でイエス)、そのユーザUS2の生体情報を取得し(#24)、取得した生体情報によって認証が行われる(#25)。認証された認証ユーザNUがジョブJB3についての権限ユーザKUであるか否かが判断され、権限ユーザKUである場合に(#26でイエス)、印刷が許可され、画像形成装置2において実行される(#27)。
上に述べた実施形態において、生体情報データベース207の構成、生体情報テーブルTB1および生体情報データDS1の構成、これらのデータを用いて認証を行う方法、ジョブ実行要求権限情報JKを取得する方法などは、上に述べた以外に種々変更することができる。その他、画像形成装置2および端末装置3におけるハードウエア、ソフトウエア、それらによる機能の構成、処理の内容および順序などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
上に述べた実施形態においては、生体情報として指紋情報SJを取り上げたが、指紋情報SJのみでなく、他の生体情報、例えば、虹彩または静脈など、種々の個人の身体的特徴を用いることが可能である。
例えば、生体情報として静脈情報を用いる場合に、その生体の部位として、右手、左手、それらの指、またはそれらの手のひらを用いることができる。それらの部位の生体情報に対して、操作内容SNおよび権限ユーザKUをそれぞれ個別に記録しておけばよい。
本発明に係るネットワークシステムの全体の構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の操作パネルの例を示す図である。 端末装置のハードウェア構成の例を示す図である。 ネットワークシステムの機能的構成の例を示す図である。 生体情報テーブルの例を示す図である。 生体情報データの例を示す図である。 抽出された生体情報テーブルの例を示す図である。 抽出された生体情報テーブルの例を示す図である。 ネットワークシステムの処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 ネットワークシステム
2 画像形成装置(サーバ、クライアント)
3 端末装置(クライアント、サーバ)
20h エンジン(ジョブを実行する手段)
202 ジョブ実行要求権限情報記憶部(記憶する手段)
203 ジョブ格納部(記憶する手段)
204 ジョブ読出し部
205 ジョブ実行部(ジョブを実行する手段)
206 生体情報取得部
207 生体情報データベース
208 操作権限取得部(ジョブ実行要求権限情報を取得する手段)
210 認証部(判定する手段)
302 ジョブ生成部(ジョブを生成する手段)
303 ジョブ格納部(生体情報を付加する手段)
304 生体情報記憶部
305 認証部
306 通信部(送信する手段)
SN 生体認証システム
SS2 指紋センサ(生体情報センサ)
BS 生体情報番号(識別情報)
NU 認証ユーザ(ユーザ)
KU 権限ユーザ(ユーザ)
SN 操作内容

Claims (8)

  1. ネットワークで接続されたクライアントとサーバからなる生体認証システムであって、
    前記クライアントは、
    ユーザの指示に基づいてジョブを生成する手段と、
    生成したジョブに前記ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を付加する手段と、
    前記ジョブおよび付加された生体情報を前記サーバに送信する手段と、を有し、
    前記サーバは、
    ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、
    生体情報と操作権限との関係を予め記録した生体情報データベースと、
    前記クライアントから受信したジョブに付加された生体情報および前記生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得する手段と、
    取得した前記ジョブ実行要求権限情報をそれに対応するジョブに関連付けて記憶する手段と、
    当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザから取得した生体情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて、当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するか否かを判定する手段と、
    前記ジョブの実行を要求する権限を有すると判定された場合に当該ジョブを実行する手段と、
    を有してなることを特徴とする生体認証システム。
  2. 前記生体情報データベースは、
    生体情報を識別する識別情報、前記生体情報の主体であるユーザ、前記識別情報ごとに対応した1つまたは複数の操作内容、および、前記操作内容に対して権限を付与された一人または二人以上のユーザ、の関係を記録したものである、
    請求項1記載の生体認証システム。
  3. 前記生体情報データベースは、一人のユーザについて複数の部位についての生体情報を記録することが可能であり、かつ、それぞれの部位の生体情報に対して、前記操作内容および前記権限を付与されたユーザを、それぞれ個別に記録することが可能である、
    請求項2記載の生体認証システム。
  4. 前記生体情報は指紋情報であり、
    前記部位は、右手または左手のそれぞれの指である、
    請求項3記載の生体認証システム。
  5. 前記生体情報は静脈情報であり、
    前記部位は、右手または左手のそれぞれの指または手のひらである、
    請求項3記載の生体認証システム。
  6. ネットワークで接続されたクライアントとサーバからなる生体認証システムであって、
    前記クライアントは、
    ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、
    ユーザの指示に基づいてジョブを生成する手段と、
    生成したジョブに前記ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を付加する手段と、
    前記ジョブおよび付加された生体情報を前記サーバに送信する手段と、を有し、
    前記サーバは、
    ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、
    生体情報を識別する識別情報、前記生体情報の主体であるユーザ、前記識別情報ごとに対応した1つまたは複数の操作内容、および、前記操作内容に対して権限を付与された一人または二人以上のユーザ、の関係を予め記録した生体情報データベースと、
    前記クライアントから受信したジョブに付加された生体情報および前記生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得する手段と、
    取得した前記ジョブ実行要求権限情報をそれに対応するジョブに関連付けて記憶する手段と、
    当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザから取得した生体情報に基づいて当該ユーザの認証を行う生体認証手段と、
    前記生体認証手段によって認証されたユーザの情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて、当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するか否かを判定する手段と、
    前記ジョブの実行を要求する権限を有すると判定された場合に当該ジョブを実行する手段と、
    を有してなることを特徴とする生体認証システム。
  7. ネットワークを介してクライアントから送られてくる生体情報が付加されたジョブを受信して実行するサーバであって、
    ユーザの生体情報を取得する生体情報センサと、
    生体情報を識別する識別情報、前記生体情報の主体であるユーザ、前記識別情報ごとに対応した1つまたは複数の操作内容、および、前記操作内容に対して権限を付与された一人または二人以上のユーザ、の関係を予め記録した生体情報データベースと、
    前記クライアントから受信したジョブに付加された生体情報および前記生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得する手段と、
    取得した前記ジョブ実行要求権限情報をそれに対応するジョブに関連付けて記憶する手段と、
    当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザから取得した生体情報に基づいて当該ユーザの認証を行う生体認証手段と、
    前記生体認証手段によって認証されたユーザの情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて、当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するか否かを判定する手段と、
    前記ジョブの実行を要求する権限を有すると判定された場合に当該ジョブを実行する手段と、
    を有してなることを特徴とするサーバ。
  8. クライアントとサーバからなるネットワークシステムにおけるジョブの実行方法であって、
    クライアントにおいてジョブを生成する際に、当該ジョブの実行を指示するユーザの生体情報を取得するとともに取得した生体情報を生成したジョブに付加し、
    前記ジョブおよび付加された生体情報を前記クライアントからサーバに送信し、
    前記サーバにおいて、受信したジョブに付加された生体情報、および、生体情報と操作権限との関係を予め記録した生体情報データベースに基づいて、どのユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有するかを示すジョブ実行要求権限情報を取得し、当該ジョブ実行要求権限情報を当該ジョブに関連付けて記憶し、
    当該サーバに対してジョブの実行の要求があったときに、当該ジョブの実行を要求するユーザの生体情報を取得するとともに、取得した生体情報および前記ジョブ実行要求権限情報に基づいて当該ユーザが当該ジョブの実行を要求する権限を有すると判断された場合に、当該ジョブを実行する、
    ネットワークシステムにおけるジョブの実行方法。
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