JP2008076337A - 入力インピーダンス測定装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】交流信号源の故障や破損を防止すると共に、定格電圧や定格電流が大きい高価な交流信号源を不要にして測定コストを低減できる入力インピーダンス測定装置及び方法を提供する。
【解決手段】直流電圧を生成する直流電源装置と直流負荷装置間に変圧器の第1巻線またはインダクタを直列に接続し、直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を変圧器の第2巻線に接続した交流信号源、直流負荷装置の入力端と並列に接続した交流信号源またはインダクタと並列に接続した交流信号源から供給する。この交流信号源は変圧器またはコンデンサによって直流電源装置から直流的に絶縁しておく。この状態にて直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から入力インピーダンスを算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定する入力インピーダンス測定装置及び方法に関する。
任意の装置の入力インピーダンスは、例えば非特許文献1に記載されているように装置に対する入力電圧を入力電流で除算した値で定義される。したがって、入力インピーダンスを測定する場合、交流信号源を用いて被測定装置に交流信号を入力し、その入力端における交流電圧及び交流電流を測定し、それらの測定値(振幅及び位相)からベクトル演算を行うことで入力インピーダンスを求めればよい。
しかしながら、被測定対象がインバータやDC−DCコンバータ等のように直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置である場合、入力インピーダンスはその直流動作点によって変化する。
そのため、直流負荷装置の動作時における入力インピーダンスを測定するためには、直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する必要がある。また、該直流電圧を生成する直流電源装置と直流負荷装置との間に交流信号源を直列に挿入し、交流信号源から出力される交流信号を直流負荷装置へ供給する直流電圧に重畳して入力する必要がある。このとき、直流電源装置から出力された直流電圧は交流信号源にも印加されるため、交流信号源は直流電流が流れている状態で動作する。
藤井信生著「アナログ電子回路」昭晃堂、1984年3月15日、p.65〜67
上述したように従来の入力インピーダンス測定方法では、直流負荷装置へ供給する直流電圧が交流信号源にも印加されるため、交流信号源は直流電流が流れている状態で動作する。そのため、入力電圧が高く、消費電力が大きい直流負荷装置の入力インピーダンスを測定する場合、交流信号源にも高い直流電圧が印加され、大きな直流電流が流れてしまう。このとき、交流信号源に、その定格電圧を越える直流電圧が印加され、定格電流を越える直流電流が流れると、交流信号源が故障あるいは破損するおそれがある。
交流信号源の故障や破損を防止するためには、定格電圧や定格電流が大きいものを使用すればよい。しかしながら、それでは交流信号源が高価になって入力インピーダンスの測定に要するコストが増大してしまう。
本発明は上記したような従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものであり、交流信号源の故障や破損を防止すると共に、定格電圧や定格電流が大きい高価な交流信号源を不要にして測定コストを低減できる入力インピーダンス測定装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の入力インピーダンス測定装置は、直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に第1巻線が直列に接続される変圧器と、
前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を前記変圧器の第2巻線に対して入力する交流信号源と、
前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
を有する。
または、直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に直列に接続されるインダクタと、
前記直流負荷装置の入力端と並列に接続される、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を出力する交流信号源と、
前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
を有する。
または、直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に直列に接続されるインダクタと、
前記インダクタと並列に接続される、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を出力する交流信号源と、
前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
を有する。
一方、本発明の入力インピーダンス測定方法は、所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間に変圧器の第1巻線を直列に接続しておき、
前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を交流信号源から前記変圧器の第2巻線へ入力し、
ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する方法である。
または、所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間にインダクタを直列に接続すると共に、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を生成する交流信号源を前記直流負荷装置の入力端と並列に接続しておき、
前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記交流信号源から前記交流信号を出力し、
ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する方法である。
または、所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間にインダクタを直列に接続すると共に、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を生成する交流信号源を前記インダクタと並列に接続しておき、
前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記交流信号源から前記交流信号を出力し、
ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する方法である。
上記のような入力インピーダンス測定装置及び方法では、変圧器またはコンデンサによって交流信号源が直流電源装置から直流的に絶縁されるため、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源に印加されず、交流信号源に直流電流が流れることが無い。
本発明によれば、交流信号源に対して直流電圧や直流電流が入力されることによる、該交流信号源の故障や破損が防止される。また、定格電圧や定格電流の小さい交流信号源を用いて入力インピーダンスを測定することが可能になるため、入力インピーダンスの測定コストが低減できる。
次に本発明について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の入力インピーダンス測定装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、第1の実施の形態の入力インピーダンス測定装置は、入力インピーダンスの測定対象である直流負荷装置102に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置101と、直流電源装置101と直流負荷装置102間に第1巻線が直列に接続される変圧器103と、変圧器103の第2巻線に対して直流負荷装置102の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を入力する交流信号源104と、直流負荷装置102の入力端における交流電圧Vin及び交流電流Iinをそれぞれ測定し、入力インピーダンスを算出する測定制御装置105とを有する構成である。図1に示す変圧器103が接続されない直流電源装置101の出力端は、接地されていてもよく、接地されていなくてもよい。
直流負荷装置102は、例えば300Vの直流電圧で動作する、消費電力が5kWの装置とする。直流負荷装置102は、上記仕様の装置に限定されるものではなく、どのような仕様の装置であってもよい。
測定制御装置105は、直流負荷装置102の入力端の交流電圧Vinを測定するための電圧プローブ及び直流負荷装置102の入力端に流れる交流電流Iinを測定するための電流プローブを備え、電圧プローブ及び電流プローブを用いて装置内に取り込んだ交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値(振幅及び位相)からベクトル演算を行うことで入力インピーダンスを算出し、その算出結果を出力する。なお、交流電流Iinは、電流プローブに限らず、シャント抵抗器(抵抗値R)を変圧器103と直流負荷装置102間に直列に挿入し、該シャント抵抗器の両端電圧Vshを電圧プローブにて測定し、Vsh/Rから求めてもよい。
測定制御装置105は、例えば装置内に取り込んだ交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値をデジタルデータに変換するA/Dコンバータ、プログラムにしたがって演算や処理を実行するDSPやCPU及び各種の論理回路によって実現できる。
交流信号源104は、変圧器103の第2巻線に対して、所定の周波数で、例えば3Vの交流信号を出力する。交流信号源104の出力電圧は、直流負荷装置102の入力端における交流電圧Vinや交流電流Iinの測定に最適な値に設定すればよく、上記3Vに限定されるものではない。
交流信号源104から出力する交流信号の周波数は、直流負荷装置102の仕様に応じた所定の周波数範囲内に設定すればよい。交流信号の周波数は、固定値である必要はなく、例えば、ある周波数の交流信号における入力インピーダンスの測定終了毎に測定制御装置105からの指示にしたがって交流信号源104の出力周波数を順次変化させてもよい。また、交流信号として所定の範囲内の周波数成分を全て含む合成信号を使用してもよい。このように交流信号源104から所定の範囲内の複数の周波数の交流信号を出力すれば入力インピーダンスの周波数特性を得ることができる。交流信号の周波数を所定の範囲内で変化させて入力インピーダンスを測定する場合、上記測定制御装置105に代えてインピーダンスアナライザあるいは周波数特性分析器等も含む周知のゲインフェーズアナライザを用いてもよい。ゲインフェーズアナライザには交流信号源104の機能を備えていてもよく、備えていなくてもよい。
このような構成において、図1に示す直流負荷装置102の入力インピーダンスを測定する場合、直流電源装置101は直流負荷装置102に対して所要の直流電圧を供給する。また、交流信号源104は、測定制御装置105からの指示にしたがって入力インピーダンスの測定に用いる所定の周波数の交流信号を出力する。
交流信号源104から出力された交流信号は変圧器103を介して直流負荷装置102へ供給される。例えば変圧器103の変圧比が1対1の場合、直流負荷装置102には直流電源装置101から出力された直流電圧(300V)に交流信号源104から出力された交流信号(3V)が重畳された電圧が入力される。
測定制御装置105は、この状態で直流負荷装置102の入力端における交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値をそれぞれ取り込み、それらの値からVin/Iinを計算し、その計算結果を直流負荷装置102の入力インピーダンスとして出力する(ディスプレイ等に表示する)。
第1の実施の形態によれば、変圧器103によって交流信号源104が直流電源装置101から直流的に絶縁されるため、直流電源装置101から出力された直流電圧が交流信号源104に印加されず、交流信号源104に直流電流が流れることが無い。したがって、交流信号源104に対して直流電圧や直流電流が入力されることによる、該交流信号源104の故障や破損が防止される。また、定格電圧や定格電流の小さい交流信号源104を用いて入力インピーダンスを測定することが可能になるため、入力インピーダンスの測定コストが低減できる。
(第2の実施の形態)
図2は本発明の入力インピーダンス測定装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、第2の実施の形態の入力インピーダンス測定装置は、直流電源装置と直流負荷装置間に第1の実施の形態で示した変圧器103に代えてインダクタ203が直列に接続され、交流信号源205が直流負荷装置の入力端と並列に接続された構成である。交流信号源205には、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源205に印加されないようにコンデンサ204が直列に接続されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
このような構成において、図2に示す直流負荷装置の入力インピーダンスを測定する場合、直流電源装置は直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する。また、交流信号源205は、測定制御装置からの指示にしたがって入力インピーダンスの測定に用いる所定の周波数の交流信号を出力する。このとき、第2の実施の形態では、交流信号の周波数に対してコンデンサ204のインピーダンスが十分に小さくなるように設定しておけば、交流信号はコンデンサ204を通過して直流負荷装置に印加される。一方、交流信号の周波数に対してインダクタ203のインピーダンスが十分に大きくなるように設定しておけば、交流信号は直流電源装置に対してほとんど流れ込まないため、交流信号源205の過負荷が防止される。
測定制御装置は、この状態で直流負荷装置の入力端における交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値をそれぞれ取り込み、それらの値からVin/Iinを計算し、その計算結果を直流負荷装置の入力インピーダンスとして出力する。
第2の実施の形態によれば、コンデンサ204によって交流信号源205が直流電源装置から直流的に絶縁されるため、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源205に印加されず、交流信号源205に直流電流が流れることが無い。したがって、第1の実施の形態と同様に交流信号源205に対して直流電圧や直流電流が入力されることによる、該交流信号源205の故障や破損が防止される。また、定格電圧や定格電流の小さい交流信号源205を用いて入力インピーダンスを測定することが可能になるため、入力インピーダンスの測定コストが低減できる。
さらに、第2の実施の形態の入力インピーダンス測定方法によれば、交流信号源205から出力された交流信号がインダクタ203によって直流電源装置へ流れ込むことがないため、交流信号源205の過負荷が防止される。
(第3の実施の形態)
図3は本発明の入力インピーダンス測定装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、第3の実施の形態の入力インピーダンス測定装置は、直流電源装置と直流負荷装置間に第2の実施の形態と同様にインダクタ303が直列に接続され、該インダクタ303と並列に交流信号源305が接続された構成である。交流信号源305には、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源305に印加されないように、その一方の出力端に第1のコンデンサ304が直列に接続され、他方の出力端に第2のコンデンサ306が直列に接続されている。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
このような構成において、図3に示す直流負荷装置の入力インピーダンスを測定する場合、直流電源装置は直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する。また、交流信号源305は、測定制御装置からの指示にしたがって入力インピーダンスの測定に用いる所定の周波数の交流信号を出力する。このとき、第3の実施の形態では、交流信号の周波数に対して第1のコンデンサ304及び第2のコンデンサ306のインピーダンスが十分に小さくなるように設定しておけば、交流信号は第1のコンデンサ304及び第2のコンデンサ306を通過して直流負荷装置に印加される。一方、交流信号の周波数に対してインダクタ303のインピーダンスが十分に大きくなるように設定しておけば、交流信号は直流電源装置に対してほとんど流れ込まないため、交流信号源305の過負荷が防止される。
測定制御装置は、この状態で直流負荷装置の入力端における交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値をそれぞれ取り込み、それらの値からVin/Iinを計算し、その計算結果を直流負荷装置の入力インピーダンスとして出力する。
第3の実施の形態によれば、第1のコンデンサ304及び第2のコンデンサ306によって交流信号源305が直流電源装置から直流的に絶縁されるため、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源305に印加されず、交流信号源305に直流電流が流れることが無い。したがって、第1の実施の形態及び第2の実施の形態と同様に交流信号源305に対して直流電圧や直流電流が入力されることによる、該交流信号源305の故障や破損が防止される。また、定格電圧や定格電流の小さい交流信号源305を用いて入力インピーダンスを測定することが可能になるため、入力インピーダンスの測定コストが低減できる。
さらに、第3の実施の形態の入力インピーダンス測定方法によれば、第2の実施の形態と同様に交流信号源305から出力された交流信号がインダクタ303によって直流電源装置へ流れ込むことがないため、交流信号源305の過負荷が防止される。
(第4の実施の形態)
図4は本発明の入力インピーダンス測定装置の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、第4の実施の形態の入力インピーダンス測定装置は、直流電源装置の一方の出力端が接地され、該接地された直流電源装置の出力端と直流負荷装置の入力端の間にインダクタ403が直列に接続され、該インダクタ403と並列に交流信号源405が接続された構成である。交流信号源405には、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源405に印加されないようにコンデンサ404が直列に接続されている。コンデンサ404は、交流信号源405の直流電源装置側の出力端に接続されていてもよく、直流負荷装置側の出力端に接続されていてもよい。その他の構成は第1の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
このような構成において、図4に示す直流負荷装置の入力インピーダンスを測定する場合、直流電源装置は直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する。また、交流信号源405は、測定制御装置からの指示にしたがって入力インピーダンスの測定に用いる所定の周波数の交流信号を出力する。このとき、第4の実施の形態では、交流信号の周波数に対してコンデンサ404のインピーダンスが十分に小さくなるように設定しておけば、交流信号はコンデンサ404を通過して直流負荷装置に印加される。一方、交流信号の周波数に対してインダクタ403のインピーダンスが十分に大きくなるように設定しておけば、交流信号は直流電源装置に対してほとんど流れ込まないため、交流信号源405の過負荷が防止される。
測定制御装置は、この状態で直流負荷装置の入力端における交流電圧Vin及び交流電流Iinの測定値をそれぞれ取り込み、それらの値からVin/Iinを計算し、その計算結果を直流負荷装置の入力インピーダンスとして出力する。
第4の実施の形態の入力インピーダンス測定方法によれば、コンデンサ404によって交流信号源405が直流電源装置から直流的に絶縁されるため、直流電源装置から出力された直流電圧が交流信号源405に印加されず、交流信号源405に直流電流が流れることが無い。したがって、第1の実施の形態〜第3の実施の形態と同様に交流信号源405に対して直流電圧や直流電流が入力されることによる、交流信号源405の故障や破損が防止される。また、定格電圧や定格電流の小さい交流信号源405を用いて入力インピーダンスを測定することが可能になるため、入力インピーダンスの測定コストが低減できる。
さらに、第4の実施の形態によれば、第2の実施の形態及び第3の実施の形態と同様に交流信号源405から出力された交流信号がインダクタ403によって直流電源装置へ流れ込むことがないため、交流信号源405の過負荷が防止される。特に第4の実施の形態では第3の実施の形態に比べてコンデンサの数を減らすことができるため、測定系を簡素化できる。
本発明の入力インピーダンス測定装置の第1の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の入力インピーダンス測定装置の第2の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の入力インピーダンス測定装置の第3の実施の形態の構成を示すブロック図である。 本発明の入力インピーダンス測定装置の第4の実施の形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
101 直流電源装置
102 直流負荷装置
103 変圧器
104、205、305、405 交流信号源
105 測定制御装置
203、303、403 インダクタ
204、304、306、404 コンデンサ

Claims (6)

  1. 直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
    前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
    前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に第1巻線が直列に接続される変圧器と、
    前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を前記変圧器の第2巻線に対して入力する交流信号源と、
    前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
    を有する入力インピーダンス測定装置。
  2. 直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
    前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
    前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に直列に接続されるインダクタと、
    前記直流負荷装置の入力端と並列に接続される、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を出力する交流信号源と、
    前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
    を有する入力インピーダンス測定装置。
  3. 直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定装置であって、
    前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給する直流電源装置と、
    前記直流電源装置と前記直流負荷装置間に直列に接続されるインダクタと、
    前記インダクタと並列に接続される、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を出力する交流信号源と、
    前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する測定制御装置と、
    を有する入力インピーダンス測定装置。
  4. 所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
    前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間に変圧器の第1巻線を直列に接続しておき、
    前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を交流信号源から前記変圧器の第2巻線へ入力し、
    ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する入力インピーダンス測定方法。
  5. 所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
    前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間にインダクタを直列に接続すると共に、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を生成する交流信号源を前記直流負荷装置の入力端と並列に接続しておき、
    前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記交流信号源から前記交流信号を出力し、
    ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する入力インピーダンス測定方法。
  6. 所要の直流電圧が供給されることで動作する直流負荷装置の入力インピーダンスを測定するための入力インピーダンス測定方法であって、
    前記直流電圧を生成する直流電源装置と前記直流負荷装置間にインダクタを直列に接続すると共に、直列に接続されたコンデンサ及び前記直流負荷装置の入力インピーダンスの測定で用いる交流信号を生成する交流信号源を前記インダクタと並列に接続しておき、
    前記直流電源装置から前記直流負荷装置に対して所要の直流電圧を供給し、前記交流信号源から前記交流信号を出力し、
    ゲインフェーズアナライザが、前記直流負荷装置に入力される交流電圧及び交流電流をそれぞれ測定し、該交流電圧及び交流電流の測定値から前記入力インピーダンスを算出する入力インピーダンス測定方法。
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