JP2008073901A - 画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、挿入ページを印刷ジョブ間に挿入する挿入ページ処理を自己の機能として実行する画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】プリンタ装置Pr1〜Prmは、ネットワークNW上のホストコンピュータHC1〜HCnからの印刷ジョブが発生すると、バナーページ(挿入ページ)情報を該印刷ジョブのバナーページに印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該バナーページを挿入する。したがって、非Windows環境下においても、また、ホストコンピュータHC1〜HCn側にドライバをインストールすることなく、印刷ジョブ間に適宜のバナーページ情報を印刷したバナーページを挿入することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】プリンタ装置Pr1〜Prmは、ネットワークNW上のホストコンピュータHC1〜HCnからの印刷ジョブが発生すると、バナーページ(挿入ページ)情報を該印刷ジョブのバナーページに印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該バナーページを挿入する。したがって、非Windows環境下においても、また、ホストコンピュータHC1〜HCn側にドライバをインストールすることなく、印刷ジョブ間に適宜のバナーページ情報を印刷したバナーページを挿入することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、挿入ページを印刷ジョブ間に挿入する挿入へ紙処理を自己の機能として実行する画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関する。
基幹系印刷においては、複数の印刷ジョブを連続して大量に印刷することが行われ、排紙先に出力された印刷済用紙を、印刷ジョブ毎に仕分けをしやすくするために、従来からセパレータとして合紙を挿入し、また、表紙をジョブの先頭に挿入することが行われている。
この表紙・合紙機能は、Windows(登録商標)のOS(Operating System)環境下では、Windowsの標準の機能として搭載されている毎ジョブの先頭ページに挿入するバナーページ印刷を利用して行われる。
すなわち、図6に示すように、ネットワーク100に3台のプリンタ装置101〜103とホストコンピュータ104が接続されている場合、ホストコンピュータ104は、OSとしてのWindows110上に、アプリケーションソフトウェアプログラム(以下、アプリケーションという。)111と各プリンタ101〜103に対応したプリンタドライバ112〜114を搭載し、また、ネットワーク(Network)I/F115等を備えている。そして、プリンタ装置101〜103は、図7に示すように、プリンタシステム120、ネットワークI/F121、プリンタ言語処理部122及び操作部123等を備えており、ネットワークI/F121によりネットワーク100を介してホストコンピュータ1004と接続されている。なお、図6では、ネットワーク100上のホストコンピュータ104は、1台のみ記載されているが、通常は、複数台接続されている。
このようなシステムにおいては、ホストコンピュータ104が、表紙・合紙機能を有するWindows110上に各プリンタ装置101〜103用のプリンタドライバ112〜114を搭載しており、プリンタドライバ112〜114を利用して表紙・合紙の設定、例えば、合紙の挿入位置と挿入枚数等の合紙設定を行うようになっている(特許文献1、特許文献2等参照)。
しかしながら、上記従来技術にあっては、Windowsの機能を利用して表紙・合紙処理を行っているため、Windows環境では、表紙・合紙処理を行うことができず、汎用性を向上させて、表紙・合紙処理の利用性の良好な画像形成を行う上で、改良の必要があった。
すなわち、Windowsの機能を利用して表紙・合紙処理を行っているため、プリンタドライバ等をホストコンピュータ等のホスト装置にインストールする必要があるが、基幹系等の非Windows環境ではプリンタドライバがインストールされていないケースも多く、このような状況においては、表紙・合紙機能を利用することができない。
また、従来のWindowsを利用した表紙・合紙機能にあっては、合紙で挿入される紙としては、画像形成装置で印刷として利用している用紙をそのまま白紙の状態で利用するのが一般的であるが、複数のユーザが共有の画像形成装置を利用して印刷する場合、排紙先に多くのユーザの印刷物が白紙の用紙を合紙として挟んだ状態で蓄積されてしまい、どの印刷束が誰の印刷束であるのかの判別が難しくなるという問題があった。
そこで、本発明は、非Windows環境においても、印刷ジョブの先頭または最後に適宜なページ挿入を行う画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、給紙部から送り出されてきた被記録媒体に画像形成部で印刷ジョブの印刷データに基づいた印刷を行って排出部に排出するとともに、前記印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして前記被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成装置であって、前記挿入ページに印刷する所定の挿入ページ情報を記憶する記憶手段と、印刷ジョブが発生すると、該印刷ジョブに対して前記挿入ページ情報を前記記憶手段から取り出して前記挿入ページに印刷出力して該印刷ジョブの先頭または最後に該挿入ページを挿入する制御手段と、を備えていることにより、上記目的を達成している。
請求項2記載の発明の画像形成制御プログラムは、印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成制御プログラムであって、印刷ジョブが発生すると、所定の挿入ページ情報を記憶する記憶手段から該挿入ページ情報を取り出して該印刷ジョブの挿入ページに印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該挿入ページを挿入することにより、上記目的を達成している。
上記各場合において、例えば、請求項3に記載するように、前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているときには、該挿入ページ情報を該印刷ジョブに対する挿入ページ情報として用い、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されていないときには、前記記憶手段の挿入ページ情報を該印刷ジョブに対する挿入ページ情報として用いてもよい。
また、例えば、請求項4に記載するように、前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているときには、該印刷ジョブに付与されている挿入ページ情報と前記記憶手段の挿入ページ情報のうち、任意に設定される優先度に基づいて該印刷ジョブに対する挿入ページ情報を決定してもよい。
さらに、例えば、請求項5に記載するように、前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記挿入ページへの前記挿入ページ情報の印刷を、選択に応じて制御してもよい。
また、例えば、請求項6に記載するように、前記記憶手段の前記挿入ページ情報または前記印刷ジョブに付与されている前記挿入ページ情報は、所定の文字列を含んでもよい。
さらに、例えば、請求項7に記載するように、前記印刷ジョブに付与されている前記文字列は、該印刷ジョブのPJLで指定されてもよい。
また、例えば、請求項8に記載するように、前記記憶手段の前記文字列は、入力操作された任意の文字列であってもよい。
請求項9記載の発明の記録媒体は、印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成制御プログラムを記録する記録媒体であって、前記画像形成制御プログラムとして、請求項2から請求項8のいずれかに記載の画像形成制御プログラムを記録することにより、上記目的を達成している。
本発明によれば、印刷ジョブが発生すると、所定の挿入ページ情報を該印刷ジョブの挿入ページに印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該挿入ページを挿入するので、非Windows環境下においても、また、ホスト装置側にドライバをインストールすることなく、印刷ジョブ間に適宜の挿入ページ情報を印刷した挿入ページを挿入することができ、印刷ジョブ毎に仕分けを行いやすくして、利用性を向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図5は、本発明の画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用したネットワークシステム1のシステム構成図である。
図1において、ネットワークシステム1は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNWに、複数のホストコンピュータHC1〜HCnと複数のプリンタ装置(画像形成装置)Pr1〜Prmが接続されている。
ホストコンピュータHC1〜HCnは、通常のコンピュータとしてのハードウェアを備えているとともに、図2に示すように、非Windows系のOS10上に、アプリケーション11を搭載しているとともに、ネットワーク(Network)I/F12を備えており、ネットワークI/F12にネットワークNWが接続されている。また、ホストコンピュータHC1〜HCnは、図3に示すように、図示しないキーボードやマウス等の入力デバイスまたは該入力デバイスを利用したウェブ(Web)操作部13を備えている。
ホストコンピュータHC1〜HCnは、アプリケーション11で作成された文書データに対してアプリケーション11で印刷要求が指示操作されると、非Windows系OSが、ネットワークI/F12を利用してネットワークNWを介して指定のプリンタ装置Pr1〜Prmに印刷データと印刷要求を含む印刷ジョブを送信する。
プリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷部(画像形成部)、複数枚の用紙(被記録媒体)を収納する用紙カセットを少なくとも1つ以上備えている用紙収納部(送給部)、用紙収納部の用紙カセット内の用紙を1枚ずつ印刷部に搬送・供給する用紙搬送部、印刷部で印刷された印刷済用紙を少なくとも1つ以上設置されている排紙トレイ(排出部)上に搬送して排出する排紙搬送部等のプリンタ装置としての基本機能部を備えているとともに、図3に示すように、プリンタシステム20、ネットワーク(Network)I/F21、プリンタ言語処理部22及び操作部23等を備えており、プリンタシステム20がバナーページデータ20aを備え、プリンタ言語処理部22がバナーページ処理部22aを備えている。なお、以下の説明において、バナーページ(挿入ページ)とは、印刷中に用紙間、特に、印刷ジョブの先頭や最後等の印刷ジョブ間に挿入するページをいい、バナーページ情報(挿入ページ情報)とは、このバナーページに使用するジョブに関する所定の情報をいうものとする。
プリンタ言語処理部22は、プリンタシステム21の制御下で、ネットワークNWを介してホストコンピュータHC1〜HCnから送られてきた印刷ジョブを解釈して、該印刷ジョブの印刷データを用紙に印刷出力させるとともに、後述する表紙・合紙処理を実行する。
プリンタシステム20は、内部メモリ等に格納されている基本プログラムに基づいてプリンタ装置Pr1〜Prmの各部を制御してプリンタ装置Pr1〜Prmとしての基本処理を実行するとともに、該内部メモリ等に格納されている画像形成制御プログラムに基づいて後述するバナーページ制御処理(画像形成制御処理)を実行する。
すなわち、プリンタ装置Pr1〜Prmは、CD(Compact Disc)、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、フレキシブルディスク等の記録媒体に記録されている画像形成制御制御プログラムを読み込ませて導入することで、後述するバナーページ制御処理(画像形成制御処理)を実行するプリンタ装置(画像形成装置)Pr1〜Prmとして構築されている。
また、プリンタシステム20は、タイマ機構を内蔵または外付けで備えており、タイマ機能は、現在日時を計時する。
さらに、プリンタシステム20は、バナーページデータ20aをそのバナー情報メモリ(図示略)に格納しており、バナーページデータ20aは、図4に示すように、バナーページ情報とその処理方法(設定方法)を示すであり、図4において、設定方法の欄に示されている「印刷データ情報(PJLで設定)は、ホストコンピュータHC1〜HCnからの印刷データにPJL(Printer Job Language:プリンタジョブ制御言語)がついている場合に、該印刷データ(PJL)によって設定されるバナーページ情報であり、プリンタ本体情報(Web操作部or操作部で設定)は、ホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13またはプリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23で設定されるバナーページ情報であり、優先度は、印刷データ情報で設定されるバナーページ情報とプリンタ本体情報で設定されるバナーページ情報のいずれを優先させるかを示すものである。また、図4において、バナーページ情報の欄には、バナーページ情報として、保存される情報の一覧を示しており、以下、個別のバナーページ情報について説明する。
まず、バナーページON/OFF情報は、プリンタ装置Pr1〜Prmの本体が保持するバナーページ情報の印刷をするかどうかを決定する情報であり、ホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13による操作またはプリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23で設定された情報である。
ジョブ(JOB)IDは、PJLを使用可能な環境であれば、印刷データ内で指定することができるが、プリンタ装置Pr1〜Prm本体では知ることは不可能であるため、印刷データ情報で「○」、プリンタ本体情報で「×」が付いている。したがって、ジョブIDは、優先度の列に記載されているように、PJLで指定があれば、それをジョブIDとして利用し、PJLで指定がないときには、ジョブIDをバナーページに出力しない。
日付及び時間は、PJLでもプリンタ装置Pr1〜Prm本体でも情報として取得できるが、その日付や時間に差異がある。すなわち、PJL情報の日付及び時間は、ホストコンピュータHC1〜HCn側で該印刷ジョブがアプリケーション11またはドライバで出力された日付及び時間であり、プリンタ本体情報の日付及び時間は、プリンタ装置Pr1〜Prmの内蔵するタイマ機構が計時する現在日時(日付と時間)である。したがって、本実施例では、バナーページ情報としては、印刷にとってより正確な日付及び時間であるプリンタ本体情報を優先して使用するように、優先度の欄に設定されている。
給紙トレイは、バナーページに使用する用紙として、どの給紙トレイを指定するかの情報であり、印刷データ情報とプリンタ本体情報のいずれによっても設定可能であるが、ユーザの意思により近い印刷データ情報での指定を優先するように、優先度の欄に設定されている。
任意文字列は、バナーページ情報に使用する文字列として、どのようなどんな文字列を出力するかの情報であり、印刷データ情報とプリンタ本体情報のいずれによっても指定可能であるが、ユーザの意思により近い印刷データ情報での指定を優先するように、優先度の欄に設定されている。
なお、上記図4においては、その優先度として、日付、時間の情報については、本体情報をPJL情報よりも優先し、給紙トレイと文字列(任意文字列)については、PJL情報を本体情報よりも優先しているが、優先度の設定は、任意であり、上記逆の優先度の設定であってもよいし、さらに異なる優先度の設定であってもよい。
プリンタ言語処理部22は、印刷ジョブのプリンタ言語を解釈して、必要な印刷設定を行うとともに、印刷データを印刷部が処理可能な描画データに変換する。
プリンタ言語処理部22は、上述のように、バナーページ処理部22aを備えており、バナーページ処理部22aが、プリンタシステム20の制御下で、後述するバナーページ制御処理(画像形成制御処理)を行う。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例のネットワークシステム1は、プリンタ装置Pr1〜PrmにおいてホストコンピュータHC1〜HCnからの印刷ジョブ毎にバナーページを挿入するとともに、該バナーページにバナーページ情報を印刷する。
すなわち、印刷ジョブ(印刷データ)を受信すると(ステップS101)、プリンタ装置Pr1〜Prm本体のプリンタシステム20のバナー情報メモリに保存されているバナーページデータ20aを参照して、バナーページON/OFF情報がバナーページONの設定となっているかチェックし(ステップS102)、バナーページON/OFF情報がバナーページOFFであると、バナーページ印刷を行うことなく、該印刷ジョブのPDL(Page Description Language)処理、すなわち、PDLを解釈して必要な印刷設定を行い、印刷データを描画データに変換して印刷部に印刷処理させて、バナーページ制御処理を終了する(ステップS111)。
ステップS102で、バナーページON/OFF情報がバナーページONであると、プリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷ジョブにPJLの指定(付加)があるかチェックし(ステップS103)、PJLが付加されていると、該PJLにバナーページへの文字列の指定があるかチェックする(ステップS104)。印刷ジョブにPJLの指定があるか否かは、PJLコマンドの最初と最後についてくるデータであるUELコマンドに基づいて判断する。すなわち、UELコマンドがあると、PJLの指定があると判断し、UELコマンドがないと、PJLの指定がないと判断する。
ステップS104で、文字列の指定があるときには、プリンタ装置Pr1〜Prmは、該PJLで指定されている文字列をバナーページ情報としてセットし(ステップS105)、ステップS104で、PJLにバナーページへの文字列の指定がないときには、プリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23またはホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13で指定されている文字列をバナーページ情報としてセットする(ステップS106)。
文字列のセットを完了すると、プリンタ装置Pr1〜Prmは、PJLにバナーページへの給紙トレイの指定があるかチェックし(ステップS107)、PJLに給紙トレイの指定があると、該PJLで指定の給紙トレイを使用する給紙トレイとしてセットする(ステップS108)。
ステップS107で、PJLに給紙トレイの指定がないときには、プリンタ装置Pr1〜Prmは、プリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23またはホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13で指定されている給紙トレイを今回の印刷に使用する給紙トレイとしてセットする(ステップS110)。
給紙トレイのセットが完了すると、プリンタ装置Pr1〜Prmは、その備えているタイマ機構の計時する現在日時(日付と時間)を取得して、バナーページ情報としてセットし(ステップS109)、まず、バナーページ情報の印刷を行って、該印刷の完了したバナーページを排紙した後、上記同様にPDL処理によって印刷データの印刷を行って、バナーページ制御処理を終了する(ステップS111)。
なお、現在日時は、上述のように、PJL情報の日付及び時間が、ホストコンピュータHC1〜HCn側で該印刷ジョブがアプリケーション11またはドライバで出力された日付及び時間であり、プリンタ装置Pr1〜Prm本体情報の日付及び時間が、プリンタ装置Pr1〜Prmの内蔵するタイマ機構が計時する現在日時(日付と時間)であるため、本実施例では、バナーページ情報としては、印刷にとってより正確な日付及び時間であるプリンタ本体情報を優先して使用するように、優先度の欄に設定されているが、PJLの日時情報を採用してもよい。
また、上記ステップS103で、印刷ジョブにPJLの指定(付加)がないときには、プリンタ装置Pr1〜Prmは、プリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23またはホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13で指定され図4に示したプリンタ本体情報欄に設定されている文字列をバナーページ情報としてセットし、また、給紙トレイをバナーページで使用する給紙トレイとしてセットし(ステップS112)、その備えているタイマ機構の計時する現在日時(日付と時間)を取得して、バナーページ情報としてセットし(ステップS109)、上記同様にPDL処理による印刷処理を行って、バナーページ制御処理を終了する(ステップS111)。
なお、上記説明においては、バナーページを印刷ジョブの先頭に挿入する場合について説明したが、バナーページを印刷ジョブの最後に挿入するようにしてもよい。
このように、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷ジョブが発生すると、バナーページ情報(挿入ページ情報)を該印刷ジョブのバナーページ(挿入ページ)に印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該バナーページを挿入している。
したがって、非Windows環境下においても、また、ホストコンピュータHC1〜HCn側にドライバをインストールすることなく、印刷ジョブ間に適宜のバナーページ情報を印刷したバナーページを挿入することができ、印刷ジョブ毎に仕分けを行いやすくして、利用性を向上させることができる。
また、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷ジョブにバナーページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブにバナーページ情報が付与されているときには、該バナーページ情報を該印刷ジョブに対するバナーページ情報として用い、該印刷ジョブにバナーページ情報が付与されていないときには、プリンタ装置Pr1〜Prmのバナーページデータ20aのバナーページ情報を該印刷ジョブに対するバナーページ情報として用いている。
したがって、ホストコンピュータHC1〜HCnの利用環境や印刷ジョブのバナーページに対する要望等に応じて適切なバナーページ情報を印刷することができ、バナーページ情報によってより一層適切に印刷ジョブ毎の仕分けを行って、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷ジョブにバナーページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブにバナーページ情報が付与されているときには、該印刷ジョブに付与されているバナーページ情報とバナーページデータ20aのバナーページ情報のうち、任意に設定される優先度に基づいて該印刷ジョブに対するバナーページ情報を決定している。
したがって、ホストコンピュータHC1〜HCnの利用環境や印刷ジョブのバナーページに対する要望等に応じて設定した優先度に基づいて適切なバナーページ情報を印刷することができ、バナーページ情報によってより一層適切に印刷ジョブ毎の仕分けを行って、利用性をより一層向上させることができる。
また、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、バナーページへのバナーページ情報の印刷を、選択に応じて制御している。
したがって、ホストコンピュータHC1〜HCnの利用環境や印刷ジョブのバナーページに対する要望等に応じてバナーページ情報の印刷を制御することができ、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、バナーページデータ20aのバナーページ情報または印刷ジョブに付与されているバナーページ情報が、所定の文字列を含むものとしている。
したがって、バナーページ情報によってより一層適切に印刷ジョブ毎の仕分けを行うことができ、利用性をより一層向上させることができる。
また、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、印刷ジョブに付与されている文字列が、該印刷ジョブのPJLで指定される。
したがって、ホストコンピュータHC1〜HCnの利用環境や印刷ジョブのバナーページに対する要望等に応じて適宜任意の文字列をバナー情報として設定して、印刷することができ、バナーページ情報によってより一層適切に印刷ジョブ毎の仕分けを行って、利用性をより一層向上させることができる。
さらに、本実施例のプリンタ装置Pr1〜Prmは、バナーページデータ20aの文字列として、ホストコンピュータHC1〜HCnのWeb操作部13またはプリンタ装置Pr1〜Prmの操作部23で入力操作された任意の文字列を用いている。
したがって、利用環境や印刷ジョブのバナーページに対する要望等に応じて適宜任意の文字列をバナー情報として設定して、印刷することができ、バナーページ情報によってより一層適切に印刷ジョブ毎の仕分けを行って、利用性をより一層向上させることができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、非Windows系のOSの環境下においても、適切にバナーページ処理を行う画像形成装置、画像形成プログラム及び記録媒体に適用することができる。
1 ネットワークシステム
NW ネットワーク
HC1〜HCn ホストコンピュータ
10 OS
11 アプリケーション
12 ネットワークI/F
Pr1〜Prm プリンタ装置
20 プリンタシステム
21 ネットワークI/F
20a バナーページデータ
22 プリンタ言語処理部
22a バナーページ処理部
23 操作部
NW ネットワーク
HC1〜HCn ホストコンピュータ
10 OS
11 アプリケーション
12 ネットワークI/F
Pr1〜Prm プリンタ装置
20 プリンタシステム
21 ネットワークI/F
20a バナーページデータ
22 プリンタ言語処理部
22a バナーページ処理部
23 操作部
Claims (9)
- 給紙部から送り出されてきた被記録媒体に画像形成部で印刷ジョブの印刷データに基づいた印刷を行って排出部に排出するとともに、前記印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして前記被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成装置であって、前記挿入ページに印刷する所定の挿入ページ情報を記憶する記憶手段と、印刷ジョブが発生すると、該印刷ジョブに対して前記挿入ページ情報を前記記憶手段から取り出して前記挿入ページに印刷出力して該印刷ジョブの先頭または最後に該挿入ページを挿入する制御手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
- 印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成制御プログラムであって、印刷ジョブが発生すると、所定の挿入ページ情報を記憶する記憶手段から該挿入ページ情報を取り出して該印刷ジョブの挿入ページに印刷出力し、該印刷ジョブの先頭または最後に該挿入ページを挿入することを特徴とする画像形成制御プログラム。
- 前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているときには、該挿入ページ情報を該印刷ジョブに対する挿入ページ情報として用い、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されていないときには、前記記憶手段の挿入ページ情報を該印刷ジョブに対する挿入ページ情報として用いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置または請求項2記載の画像形成制御プログラム。
- 前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているか判別し、該印刷ジョブに挿入ページ情報が付与されているときには、該印刷ジョブに付与されている挿入ページ情報と前記記憶手段の挿入ページ情報のうち、任意に設定される優先度に基づいて該印刷ジョブに対する挿入ページ情報を決定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置または請求項2記載の画像形成制御プログラム。
- 前記画像形成装置または前記画像形成制御プログラムは、前記挿入ページへの前記挿入ページ情報の印刷を、選択に応じて制御することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置または画像形成制御プログラム。
- 前記記憶手段の前記挿入ページ情報または前記印刷ジョブに付与されている前記挿入ページ情報は、所定の文字列を含むことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置または画像形成制御プログラム。
- 前記印刷ジョブに付与されている前記文字列は、該印刷ジョブのPJLで指定されることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置または画像形成制御プログラム。
- 前記記憶手段の前記文字列は、入力操作された任意の文字列であることを特徴とする請求項6記載の画像形成装置または画像形成制御プログラム。
- 印刷ジョブの先頭または最後に挿入ページとして被記録媒体を挿入するページ挿入処理を行う画像形成制御プログラムを記録する記録媒体であって、前記画像形成制御プログラムとして、請求項2から請求項8のいずれかに記載の画像形成制御プログラムを記録することを特徴とする記録媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113635682A (zh) * | 2020-04-27 | 2021-11-12 | 夏普株式会社 | 进行带纸张插入功能的印刷的印刷控制装置及其控制方法 |
-
2006
- 2006-09-20 JP JP2006253754A patent/JP2008073901A/ja active Pending
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