JP2008073669A - 生活用水製造装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】不純物を含まないピュアな純水を洗顔・洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に利用できるようにした生活用水製造装置を、コンパクトで且つ故障を可及的に抑制できる状態に収納配置させた構成を提供すること。
【解決手段】純水生成器5及びこれを生活用水利用設備に供する手段を備えた生活用水製造装置1が収納枠65内に収納設置されており、この生活用水製造装置1が具備する電気駆動型の開閉弁4は、収納枠65内において上方に配置され且つこの収納枠65内においてこれら開閉弁4の下方に純水生成器5が配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】純水生成器5及びこれを生活用水利用設備に供する手段を備えた生活用水製造装置1が収納枠65内に収納設置されており、この生活用水製造装置1が具備する電気駆動型の開閉弁4は、収納枠65内において上方に配置され且つこの収納枠65内においてこれら開閉弁4の下方に純水生成器5が配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、理美容、健康、医療、飲食、その他、生活用水利用設備全般に使用される生活用水製造装置に関するものである。
従来、例えば、洗顔や洗髪に際して、化粧品や化粧水、シャンプーやリンスに拘る人は多いが、水に拘る人は少ないのが実情である。
なお、従来、病院、実験室、飲食品加工業、調理場など衛生の確保が高度に要求される作業現場に設置される手洗い装置として、紫外線殺菌器とフィルターとを給水配管中に設置した殺菌水洗面化粧台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
実開昭61−90490号公報
なお、従来、病院、実験室、飲食品加工業、調理場など衛生の確保が高度に要求される作業現場に設置される手洗い装置として、紫外線殺菌器とフィルターとを給水配管中に設置した殺菌水洗面化粧台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来、洗顔や洗髪に使用している水の大半は、水道水又は井戸水である。前記特許文献1のものは、原水を紫外線殺菌器で殺菌し、フィルターで濾過して使用するようにしているが、純水に比較すれば、不純物が残留しているものと推定されるのみならず、温水として使用するようにしたものではない。
一方、純水は、水道水や井戸水とは違い、不純物(例えば、塩素、トリハロメタン、有機物、無機物、細菌類等)を殆ど含まないピュアな水のため、素肌に浸透し易く、馴染み易い性質を有している。
一方、純水は、水道水や井戸水とは違い、不純物(例えば、塩素、トリハロメタン、有機物、無機物、細菌類等)を殆ど含まないピュアな水のため、素肌に浸透し易く、馴染み易い性質を有している。
純水を使用した洗顔や洗髪は、従来使用している水道水や井戸水と比較すると、素肌に対して、遙かに浸透性が高く、老廃物(脂肪等)や汚れを落とす作用効果が優れている。
特に、純水を加熱して温水として使用することによって、洗顔や洗髪時に素肌に沈着している老廃物(脂肪等)を確実に浮かせ、より質の高い洗顔や洗髪を可能にする。
しかし、純水を作るためには、例えば、純水生成器を従来使用している洗面化粧台等に組み込む必要があり、その組み込みスペースとして、洗面化粧台等の下部スペースが想定されるが、この下部スペースでは、小型のものしか組み込めず、これでは、純水の生成能力が低く満足な洗顔や洗髪を行うことができないという問題がある。なお、純水を大量に生成できる能力のある大型の純水生成器を洗面化粧台等とは別設置することも考えられるが、その場合では、この装置の設置場所の確保が問題となり、取付施工性及び運搬・取扱性等にも問題がある。
特に、純水を加熱して温水として使用することによって、洗顔や洗髪時に素肌に沈着している老廃物(脂肪等)を確実に浮かせ、より質の高い洗顔や洗髪を可能にする。
しかし、純水を作るためには、例えば、純水生成器を従来使用している洗面化粧台等に組み込む必要があり、その組み込みスペースとして、洗面化粧台等の下部スペースが想定されるが、この下部スペースでは、小型のものしか組み込めず、これでは、純水の生成能力が低く満足な洗顔や洗髪を行うことができないという問題がある。なお、純水を大量に生成できる能力のある大型の純水生成器を洗面化粧台等とは別設置することも考えられるが、その場合では、この装置の設置場所の確保が問題となり、取付施工性及び運搬・取扱性等にも問題がある。
また、純水生成器では所定水量の水を一時的に溜めるような状態で純水の生成を行うものであるために、生成器外周部では結露が起こりやすく、この種の純水生成器を洗面化粧台等の限られたスペースへ無策のまま組み込ませた場合、流路構成に必要とされる開閉弁などの電気駆動型の機器類が結露水によって故障しやすくなるといった問題が予測される。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて開発されたもので、不純物を含まないピュアな純水を洗顔・洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に利用できるようにした生活用水製造装置を、コンパクトで且つ故障を可及的に抑制できる状態に収納配置させた構成を提供することを目的とする。
本発明は、従来技術の上記問題点に鑑みて開発されたもので、不純物を含まないピュアな純水を洗顔・洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に利用できるようにした生活用水製造装置を、コンパクトで且つ故障を可及的に抑制できる状態に収納配置させた構成を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明は、原水供給源から供給された原水をもとに純水を生成して吐出栓を経て生活用水利用設備へ供給するための生活用水製造装置であって、上記生活用水製造装置は、容器内が逆浸透膜で仕切られてこの逆浸透膜の一方側に原水通路が形成され他方側に純水通路が形成されている構造の逆浸透膜式純水生成器と、原水供給源側から吐出栓までの間で上記純水生成器を接続配管する配管システムとを有したものであってこの配管システムには必要に応じて経路構成を切り替える遠隔操作可能な電気駆動型の開閉弁が複数設けられており、これら開閉弁は収納枠内において上方に配置され且つこの収納枠内においてこれら開閉弁の下方に純水生成器が配置されている。
即ち、本発明は、原水供給源から供給された原水をもとに純水を生成して吐出栓を経て生活用水利用設備へ供給するための生活用水製造装置であって、上記生活用水製造装置は、容器内が逆浸透膜で仕切られてこの逆浸透膜の一方側に原水通路が形成され他方側に純水通路が形成されている構造の逆浸透膜式純水生成器と、原水供給源側から吐出栓までの間で上記純水生成器を接続配管する配管システムとを有したものであってこの配管システムには必要に応じて経路構成を切り替える遠隔操作可能な電気駆動型の開閉弁が複数設けられており、これら開閉弁は収納枠内において上方に配置され且つこの収納枠内においてこれら開閉弁の下方に純水生成器が配置されている。
上記構成によれば、不純物を含まないピュアな純水を生成する生活用水製造装置を、収納枠内に電気駆動型の開閉弁が上方で、その下方に純水生成器が設けられる配置であるので、純水生成器で発生する結露水が原因で開閉弁が故障を起こすことを防止できる。
また、純水生成器が複数設けられているものとした場合、各純水生成器は収納枠内においてその左右両脇に振り分けられ且つ長手方向を縦方向に向けて配置され、収納枠内の中央であって左右に振り分け配置された純水生成器の相互間に、前処理器や紫外線殺菌装置をはじめとする機器類及びこれらを接続配管する配管部材が収められたものとするのがよい。
また、純水生成器が複数設けられているものとした場合、各純水生成器は収納枠内においてその左右両脇に振り分けられ且つ長手方向を縦方向に向けて配置され、収納枠内の中央であって左右に振り分け配置された純水生成器の相互間に、前処理器や紫外線殺菌装置をはじめとする機器類及びこれらを接続配管する配管部材が収められたものとするのがよい。
このようにすることで、純水生成器や前処理器、紫外線殺菌装置といった機器類の収まりをよくし、全体を機能的で且つコンパクトにまとめることができる。従って、生活用水製造装置全体として、外観を損なわずコンパクトで機能的なものとさせることができる。
また、収納枠の外周部であって開閉弁の配置レベル以上の高さで収納枠内を換気する換気ファンを設けるのが好適である。
このようにすることで、収納枠内全域にわたり結露の発生を防止できる。そのため、電気駆動型の各種機器類が故障するのを防止できる他、カビや害虫、異臭の発生等を防止できる利点もある。
また、収納枠の外周部であって開閉弁の配置レベル以上の高さで収納枠内を換気する換気ファンを設けるのが好適である。
このようにすることで、収納枠内全域にわたり結露の発生を防止できる。そのため、電気駆動型の各種機器類が故障するのを防止できる他、カビや害虫、異臭の発生等を防止できる利点もある。
生活用水製造装置の配管システムには純水生成器によって生成された純水を加熱する加熱装置が設けられているが、この加熱装置は収納枠の下部に収納設置するのがよい。また生活用水製造装置の配管システムには送水ポンプが設けられているが、この送水ポンプは収納枠の下部に収納設置するのがよい。
このようにすることで、全体を機能的で且つコンパクトにまとめることができる。従って、生活用水製造装置全体として、外観を損なわずコンパクトで機能的なものとさせることができる。
このようにすることで、全体を機能的で且つコンパクトにまとめることができる。従って、生活用水製造装置全体として、外観を損なわずコンパクトで機能的なものとさせることができる。
また、前記生活用水利用設備が洗面器と、この洗面器を所定高さに支持する下部キャビネットと、洗面器の奥部上方に起立姿勢で設けられる鏡体とを有し、洗面器へ向けて吐出栓が設けられた洗面化粧台とされており、前記収納枠が洗面化粧台の鏡体の裏面側に扁平な薄型の枠体として配置されているものであってもよい。
このようにすることで、不純物を含まないピュアな純水、即ち、素肌に浸透し易く、馴染みやすい高品質の純水で先願・洗髪等を効率よく高品位を維持して行うことができ、しかも、生活用水製造装置を洗面化粧台の鏡体の裏面側の扁平薄型の収納枠内にコンパクトにまとめることができ、設置場所の確保が容易となり、取付施工性及び運搬・取扱性等の問題も解消することができる。
このようにすることで、不純物を含まないピュアな純水、即ち、素肌に浸透し易く、馴染みやすい高品質の純水で先願・洗髪等を効率よく高品位を維持して行うことができ、しかも、生活用水製造装置を洗面化粧台の鏡体の裏面側の扁平薄型の収納枠内にコンパクトにまとめることができ、設置場所の確保が容易となり、取付施工性及び運搬・取扱性等の問題も解消することができる。
本発明に係る生活用水製造装置では、不純物を含まないピュアな純水を洗顔・洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に利用できるようにした生活用水製造装置を、コンパクトで且つ故障を可及的に抑制できる状態に収納配置させた構成を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1乃至図13は、本発明に係る生活用水製造装置1を生活用水利用設備の一例である洗面化粧台2に適用した一実施形態を示している。図5及び図6に示すように、この洗面化粧台2は生活用水製造装置1を収納具備したものとなっている。
[生活用水製造装置1]
この生活用水製造装置1は、図2乃至図4に示すような純水生成器5を具備している。
[純水生成器5]
純水生成器5は逆浸透膜式を採用した、所謂、メンブレンフィルタであって、容器6内に逆浸透膜7が設けられ、この逆浸透膜7によって仕切られる一方側に原水通路8が形成され、他方側に純水通路9が形成されるようになっている。
図1乃至図13は、本発明に係る生活用水製造装置1を生活用水利用設備の一例である洗面化粧台2に適用した一実施形態を示している。図5及び図6に示すように、この洗面化粧台2は生活用水製造装置1を収納具備したものとなっている。
[生活用水製造装置1]
この生活用水製造装置1は、図2乃至図4に示すような純水生成器5を具備している。
[純水生成器5]
純水生成器5は逆浸透膜式を採用した、所謂、メンブレンフィルタであって、容器6内に逆浸透膜7が設けられ、この逆浸透膜7によって仕切られる一方側に原水通路8が形成され、他方側に純水通路9が形成されるようになっている。
本実施形態において容器6は円筒形に形成されていると共に、この容器6内の長手方向全長にわたり且つ同心配置となるように、一回り径小の円筒形を形成する状態で逆浸透膜7が収納されており、この逆浸透膜7の円筒形内部に形成される円形通路が純水通路9として使用され、円筒形外部に形成される円筒形通路が原水通路8として使用される。すなわち、純水通路9のまわりを原水通路8が全周的に取り囲むような状態となっている。
逆浸透膜7は、微細な不純物(例えば、塩素、細菌類、その他、0.0001ミクロン以上の溶質)を濾過除去して純水を生成できるようにしたもので、膜両側が略同圧のときには、溶液の濃度差により、薄い側から濃い側へ溶媒が浸透して濃度が平衡するまで浸透現象が進行するが、濃い側の溶液を浸透圧以上に加圧したときには、逆浸透現象が起こる。すなわち、原水通路8に高濃度側として原水を通し、純水通路9に低濃度側として純水を通すように使用する場合、膜両側が略同圧のときに図4に示すように純水通路9側から原水通路8側へ向けた浸透現象が起こるものの、原水通路8側を浸透圧以上に加圧することで、図3に示すように、原水通路8側から純水通路9側へ向けた逆浸透現象が起こり、純水通路9内で純水を生成できることになる。
逆浸透膜7は、微細な不純物(例えば、塩素、細菌類、その他、0.0001ミクロン以上の溶質)を濾過除去して純水を生成できるようにしたもので、膜両側が略同圧のときには、溶液の濃度差により、薄い側から濃い側へ溶媒が浸透して濃度が平衡するまで浸透現象が進行するが、濃い側の溶液を浸透圧以上に加圧したときには、逆浸透現象が起こる。すなわち、原水通路8に高濃度側として原水を通し、純水通路9に低濃度側として純水を通すように使用する場合、膜両側が略同圧のときに図4に示すように純水通路9側から原水通路8側へ向けた浸透現象が起こるものの、原水通路8側を浸透圧以上に加圧することで、図3に示すように、原水通路8側から純水通路9側へ向けた逆浸透現象が起こり、純水通路9内で純水を生成できることになる。
この純水生成器5の一次側には原水供給路10と、洗浄水供給路11と、洗浄用純水供給路12とが設けられており、純水生成器5の二次側には純水取出路15と、廃棄原水取出路16と、廃棄純水取出路17とが設けられている。
原水供給路10は原水通路8へ原水を供給するためのものであり、洗浄水供給路11は、原水供給路10から原水通路8へ原水が供給されていないとき(非供給時)に限り原水通路8へ洗浄用純水を供給するためのものであり、洗浄用純水供給路12は、原水供給路10及び洗浄水供給路11から原水通路8へ原水が供給されていないとき(非供給時)に限り、純水通路9へ洗浄用純水を供給するためのものである。
原水供給路10は原水通路8へ原水を供給するためのものであり、洗浄水供給路11は、原水供給路10から原水通路8へ原水が供給されていないとき(非供給時)に限り原水通路8へ洗浄用純水を供給するためのものであり、洗浄用純水供給路12は、原水供給路10及び洗浄水供給路11から原水通路8へ原水が供給されていないとき(非供給時)に限り、純水通路9へ洗浄用純水を供給するためのものである。
なお、原水供給路10と洗浄水供給路11とは、図例のように各独立した状態で純水生成器5に接続するようにしてもよいが、これに限定されるものではなく、途中で流路切替弁などを介して合流させた状態で、この流路切替弁と純水生成器5とを1本の配管経路として接続させるようにしてもよい。
純水取出路15は純水通路9からの流出水を適宜の吐出栓へ導くためのものであり、廃棄原水取出路16は原水通路8からの流出水を適宜の廃棄端へ導くためのものであり、廃棄純水取出路17は純水通路9から取り出された純水を純水取出路15の始端、途中又は終端から適宜の廃棄端へ導くためのものである。
[配管システム3]
図1は、生活用水製造装置1の配管図であって、この図1から明らかなように、本実施形態において上記した純水生成器5は複数(図例では2台)設けられ、これら各純水生成器5を所定配置で接続させるようにして配管システム3が構成されている。以下、一方の純水生成器5を「第1純水生成器5A」と言い、他方の純水生成器5を「第2純水生成器5B」と言う。これら第1、第2の各純水生成器5A,5Bには、純水生成能力が例えば4.7リットル毎分のものを採用することができる。
純水取出路15は純水通路9からの流出水を適宜の吐出栓へ導くためのものであり、廃棄原水取出路16は原水通路8からの流出水を適宜の廃棄端へ導くためのものであり、廃棄純水取出路17は純水通路9から取り出された純水を純水取出路15の始端、途中又は終端から適宜の廃棄端へ導くためのものである。
[配管システム3]
図1は、生活用水製造装置1の配管図であって、この図1から明らかなように、本実施形態において上記した純水生成器5は複数(図例では2台)設けられ、これら各純水生成器5を所定配置で接続させるようにして配管システム3が構成されている。以下、一方の純水生成器5を「第1純水生成器5A」と言い、他方の純水生成器5を「第2純水生成器5B」と言う。これら第1、第2の各純水生成器5A,5Bには、純水生成能力が例えば4.7リットル毎分のものを採用することができる。
なお、配管システム3では、原水や純水などの流れを所定向きに規制するために各所に逆止弁が設けられているが、逆止弁を設けること自体はこの種の流体設備では各種機器への逆流や流体の混濁を防ぐための普通の技術であり、以下ではこれら逆止弁の位置付けを逐一説明しない。
また、この配管システム3では、必要に応じて所定の配管回路を構成させるため、電磁弁や電動弁などの遠隔操作可能な電気駆動型の開閉弁4を各所に配置してあり、これら各開閉弁4で流路切替を行うものとしているが、以下では説明の便宜上、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、3番開閉弁4c、・・・等と番号を付した名称とする。但し、これら各開閉弁4に付した番号はあくまでも説明の便宜上のもので、流れ順や配置順などとは無関係とする。
[原水供給路10]
この生活用水製造装置1は、水道水や井戸水等の原水供給源CWから1番開閉弁4a及び送水ポンプ20を経た後、一次前処理器22、二次前処理器23を経、2番開閉弁4b又は3番開閉弁4cを介して第1、第2の各純水生成器5A,5Bが並列に接続されている。
また、この配管システム3では、必要に応じて所定の配管回路を構成させるため、電磁弁や電動弁などの遠隔操作可能な電気駆動型の開閉弁4を各所に配置してあり、これら各開閉弁4で流路切替を行うものとしているが、以下では説明の便宜上、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、3番開閉弁4c、・・・等と番号を付した名称とする。但し、これら各開閉弁4に付した番号はあくまでも説明の便宜上のもので、流れ順や配置順などとは無関係とする。
[原水供給路10]
この生活用水製造装置1は、水道水や井戸水等の原水供給源CWから1番開閉弁4a及び送水ポンプ20を経た後、一次前処理器22、二次前処理器23を経、2番開閉弁4b又は3番開閉弁4cを介して第1、第2の各純水生成器5A,5Bが並列に接続されている。
一次前処理器22は原水から粗大な不純物(6μm以上のほこりや砂、錆等の各種浮遊物質類)を除去するためのもので、例えばセディメントフィルタを採用することができる。また二次前処理器23は、一次前処理器22では十分に除去できないような微細な不純物(トリハロメタン等の各種有害成分)を濾過除去するためのもので、例えばプリカーボンフィルタを採用することができる。これら一次前処理器22及び二次前処理器23を設けることにより、第1、第2の各純水生成器5A,5Bにおける純水生成機能を高精度化できる。
原水供給源CWから2番開閉弁4bを経て第1純水生成器5Aに至る間、及び原水供給源CWから3番開閉弁4cを経て第2純水生成器5Bに至る間を接続しているのが、それぞれ原水供給路10(図2参照)であって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bに対しては、それらの各原水通路8に対する一次側と接続されていることになる。以下、第1純水生成器5A用の原水供給路10を「第1原水供給路10A」と言い、第2純水生成器5B用の原水供給路10を「第2原水供給路10B」と言う。2番開閉弁4bと3番開閉弁4cのそれぞれの一次側が互いに連通接続されている。
[廃棄原水取出路16]
第1純水生成器5Aの二次側は、第1流量計25から合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続されており、第2純水生成器5Bの二次側は、第2流量計28から合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続されている。
[廃棄原水取出路16]
第1純水生成器5Aの二次側は、第1流量計25から合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続されており、第2純水生成器5Bの二次側は、第2流量計28から合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続されている。
第1純水生成器5Aから合流部26を経て廃棄端27に至る間、及び第2純水生成器5Bから合流部26を経て廃棄端27へ至る間を接続しているのが、それぞれ廃棄原水取出路16(図2参照)であって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bに対しては、それらの各原水通路8と連通接続されていることになる。以下、、第1純水生成器5A用の廃棄原水取出路16を「第1廃棄原水取出路16A」と言い、第2純水生成器5B用の廃棄原水取出路16を「第2廃棄原水取出路16B」と言う。
第1廃棄原水取出路16Aにおいて、第1純水生成器5Aと第1流量計25との中間部からは、分岐部30を介して4番開閉弁4dへ至り、第1流量計25をバイパスした状態で合流部26乃至廃棄端27へと至るように接続配管されている。同様に、第2廃棄原水取出路16Bにおいても、第2純水生成器5Bと第2流量計28との中間部から分岐部31を介して5番開閉弁4eへ至り、第2流量計28をバイパスした状態で合流部26乃至廃棄端27へと至るように接続配管されている。
第1廃棄原水取出路16Aにおいて、第1純水生成器5Aと第1流量計25との中間部からは、分岐部30を介して4番開閉弁4dへ至り、第1流量計25をバイパスした状態で合流部26乃至廃棄端27へと至るように接続配管されている。同様に、第2廃棄原水取出路16Bにおいても、第2純水生成器5Bと第2流量計28との中間部から分岐部31を介して5番開閉弁4eへ至り、第2流量計28をバイパスした状態で合流部26乃至廃棄端27へと至るように接続配管されている。
要するに、4番開閉弁4dや5番開閉弁4eを開閉切替することで、廃棄端27への排水状態を維持しつつ第1流量計25や第2流量計28による計測のオンオフを選択できるようになっている。
[純水取出路15]
第1純水生成器5Aの二次側は更に、上記第1廃棄原水取出路16Aとは別の接続経路により、6番開閉弁4f、合流部35、純水流量計36、分配経路37、紫外線殺菌装置38、及び7番開閉弁4gを経るようにして加熱装置40と接続されている。また、第2純水生成器5Bからは、上記第2廃棄原水取出路16Bとは別の接続経路により、8番開閉弁4hを介して上記合流部35と連通接続されており、結果としてこの第2純水生成器5Bも、純水流量計36、分配経路37、紫外線殺菌装置38、7番開閉弁4gを経て加熱装置40と接続されていることになる。
[純水取出路15]
第1純水生成器5Aの二次側は更に、上記第1廃棄原水取出路16Aとは別の接続経路により、6番開閉弁4f、合流部35、純水流量計36、分配経路37、紫外線殺菌装置38、及び7番開閉弁4gを経るようにして加熱装置40と接続されている。また、第2純水生成器5Bからは、上記第2廃棄原水取出路16Bとは別の接続経路により、8番開閉弁4hを介して上記合流部35と連通接続されており、結果としてこの第2純水生成器5Bも、純水流量計36、分配経路37、紫外線殺菌装置38、7番開閉弁4gを経て加熱装置40と接続されていることになる。
紫外線殺菌装置38は、第1、第2の各純水生成器5A,5Bから送り出される純水に紫外線を照射し、殺菌処理するためのものである。
加熱装置40は、電熱ヒータ式又はガスヒータ式などの加熱手段を具備したものであって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bで生成された純水を必要に応じて加熱し、常温の純水とは別に適宜の設定温度(例えば75℃程度の高温純水や5〜15℃程度の低温純水等とする)に維持されるように電熱ヒータ又はガスヒータのON−OFF制御をするようになっている。この加熱装置40には、常温純水流出路41と加熱純水流出路42とが接続され、これらの先に吐出栓の一種である混合水栓43が接続されている。
加熱装置40は、電熱ヒータ式又はガスヒータ式などの加熱手段を具備したものであって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bで生成された純水を必要に応じて加熱し、常温の純水とは別に適宜の設定温度(例えば75℃程度の高温純水や5〜15℃程度の低温純水等とする)に維持されるように電熱ヒータ又はガスヒータのON−OFF制御をするようになっている。この加熱装置40には、常温純水流出路41と加熱純水流出路42とが接続され、これらの先に吐出栓の一種である混合水栓43が接続されている。
加熱装置40は、1回の洗顔や洗髪に使用する容量の平均値(例えば25リットル)以上の容量の貯湯タンクを具備させておくのが好適である。加熱純水流出路42はこの貯湯タンクの上部から加熱後の純水を取り出せるように接続しておけばよい。
なお、加熱純水流出路42は一般給湯管44を介して、瞬間湯沸器やセントラル給湯設備などの外部給湯設備HWと連通接続させておくこともできる。この場合、一般給湯管44には、常時閉で必要時だけ開弁できるようにした切換弁45を設置しておくのが好適となる。
なお、加熱純水流出路42は一般給湯管44を介して、瞬間湯沸器やセントラル給湯設備などの外部給湯設備HWと連通接続させておくこともできる。この場合、一般給湯管44には、常時閉で必要時だけ開弁できるようにした切換弁45を設置しておくのが好適となる。
混合水栓43にはシャワーヘッド付きのものを採用してもよい。また、混合水栓43を複数設けてしてもよい。
なお、7番開閉弁4gと加熱装置40とを接続する配管途中に、混合水栓43の止水時に起こる突発的な水圧上昇(ウオーターハンマー現象)等の衝撃を吸収緩和させるためのアキュームレータ46を設けるのが好適である。また、加熱装置40に対して原水供給源CWから直接的に原水を取り入れられるようにする緊急時対策配管50を設けておき、この緊急時対策配管50に対して、常時閉とする緊急解放弁51を設けておくことが推奨される。更に、原水供給源CWから直接的に原水を吐出できるようにした一般的な吐出栓(単水栓)52を接続するようにしてもよい。
なお、7番開閉弁4gと加熱装置40とを接続する配管途中に、混合水栓43の止水時に起こる突発的な水圧上昇(ウオーターハンマー現象)等の衝撃を吸収緩和させるためのアキュームレータ46を設けるのが好適である。また、加熱装置40に対して原水供給源CWから直接的に原水を取り入れられるようにする緊急時対策配管50を設けておき、この緊急時対策配管50に対して、常時閉とする緊急解放弁51を設けておくことが推奨される。更に、原水供給源CWから直接的に原水を吐出できるようにした一般的な吐出栓(単水栓)52を接続するようにしてもよい。
上記したように、第1純水生成器5Aから合流部35や純水流量計36、紫外線殺菌装置38を経るようにして加熱装置40に至る間、及び第2純水生成器5Bから合流部35や純水流量計36、紫外線殺菌装置38を経るようにして加熱装置40に至る間を接続しているのが、それぞれ純水取出路15(図2参照)であって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bに対しては、それらの各純水通路9と連通接続されていることになる。以下、、第1純水生成器5A用の純水取出路15を「第1純水取出路15A」と言い、第2純水生成器5B用の純水取出路15を「第2純水取出路15B」と言う。
[洗浄用純水供給路12]
第1純水取出路15Aにおいて、純水流量計36を経た後に接続された分配経路37には、その経路中に、9番開閉弁4iを介して第2純水生成器5Bの一次側へと至る接続配管部分がある。同様に、第2純水取出路15Bにおいても、分配経路37の経路中から10番開閉弁4jを介して第1純水生成器5Aの一次側へと至る接続配管部分がある。
[洗浄用純水供給路12]
第1純水取出路15Aにおいて、純水流量計36を経た後に接続された分配経路37には、その経路中に、9番開閉弁4iを介して第2純水生成器5Bの一次側へと至る接続配管部分がある。同様に、第2純水取出路15Bにおいても、分配経路37の経路中から10番開閉弁4jを介して第1純水生成器5Aの一次側へと至る接続配管部分がある。
第1純水生成器5Aから合流部35や純水流量計36、9番開閉弁4iを経るようにして第2純水生成器5Bの一次側へ至る間、及び第2純水生成器5Bから合流部35や純水流量計36、10番開閉弁4jを経るようにして第1純水生成器5Aの一次側へ至る間を接続しているのが、それぞれ洗浄用純水供給路12(図2参照)である。
すなわち、6番開閉弁4f及び9番開閉弁4iを開弁させた状態にすれば、第1純水生成器5Aの純水通路9と第2純水生成器5Bの純水通路9とがこの順番で連通するようになって、その結果、第1純水生成器5Aで生成された純水を第2純水生成器5Bの純水通路9へと導くことができるようになる。以下ではこの接続配管部分を「第1洗浄用純水供給路12A」と言う。
すなわち、6番開閉弁4f及び9番開閉弁4iを開弁させた状態にすれば、第1純水生成器5Aの純水通路9と第2純水生成器5Bの純水通路9とがこの順番で連通するようになって、その結果、第1純水生成器5Aで生成された純水を第2純水生成器5Bの純水通路9へと導くことができるようになる。以下ではこの接続配管部分を「第1洗浄用純水供給路12A」と言う。
また8番開閉弁4h及び9番開閉弁4iを開弁させた状態にすれば、第2純水生成器5Bの純水通路9と第1純水生成器5Aの純水通路9とがこの順番で連通するようになって、その結果、第2純水生成器5Bで生成された純水を第1純水生成器5Aの純水通路9へと導くことができるようになっている。以下ではこの接続配管部分を「第2洗浄用純水供給路12B」と言う。
[洗浄水供給路11]
第1純水取出路15Aにおいて、純水流量計36を経た後に接続された分配経路37では、その経路中に、上記第1洗浄用純水供給路12Aとは別に、11番開閉弁4kを介して第2純水生成器5Bの一次側へと至る接続配管部分がある。この接続配管部分は、第1洗浄用純水供給路12Aが第2純水生成器5Bの純水通路9に対して連通接続されていたのとは異なり、第2純水生成器5Bの原水通路8に対して連通接続されている。
[洗浄水供給路11]
第1純水取出路15Aにおいて、純水流量計36を経た後に接続された分配経路37では、その経路中に、上記第1洗浄用純水供給路12Aとは別に、11番開閉弁4kを介して第2純水生成器5Bの一次側へと至る接続配管部分がある。この接続配管部分は、第1洗浄用純水供給路12Aが第2純水生成器5Bの純水通路9に対して連通接続されていたのとは異なり、第2純水生成器5Bの原水通路8に対して連通接続されている。
同様に、第2純水取出路15Bにおいても、上記第2洗浄用純水供給路12Bとは別に、分配経路37の経路中から12番開閉弁4lを介して第1純水生成器5Aの一次側へと至る接続配管部分があり、この接続配管部分は、第2洗浄用純水供給路12Bが第1純水生成器5Aの純水通路9に対して連通接続されていたのとは異なり、第1純水生成器5Aの原水通路8に対して連通接続されている。
第1純水生成器5Aから合流部35や純水流量計36、11番開閉弁4kを経るようにして第2純水生成器5Bの一次側へ至る間、及び第2純水生成器5Bから合流部35や純水流量計36、12番開閉弁4lを経るようにして第1純水生成器5Aの一次側へ至る間を接続しているのが、それぞれ洗浄水供給路11(図2参照)である。
第1純水生成器5Aから合流部35や純水流量計36、11番開閉弁4kを経るようにして第2純水生成器5Bの一次側へ至る間、及び第2純水生成器5Bから合流部35や純水流量計36、12番開閉弁4lを経るようにして第1純水生成器5Aの一次側へ至る間を接続しているのが、それぞれ洗浄水供給路11(図2参照)である。
すなわち、6番開閉弁4f及び11番開閉弁4kを開弁させた状態にすれば、第1純水生成器5Aの純水通路9と第2純水生成器5Bの原水通路8とがこの順番で連通するようになって、その結果、第1純水生成器5Aで生成された純水を第2純水生成器5Bの原水通路8へと導くことができるようになる。以下ではこの接続配管部分を「第1洗浄水供給路11A」と言う。
また8番開閉弁4h及び12番開閉弁4lを開弁させた状態にすれば、第2純水生成器5Bの純水通路9と第1純水生成器5Aの原水通路8とがこの順番で連通するようになって、その結果、第2純水生成器5Bで生成された純水を第1純水生成器5Aの原水通路8へと導くことができるようになっている。以下ではこの接続配管部分を「第2洗浄水供給路11B」と言う。
[廃棄純水取出路17]
更に、第1純水取出路15Aにおいて、第1純水生成器5Aと6番開閉弁4fとの中間部からは、分岐部48を介して13番開閉弁4mへ至り、合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続配管されている。同様に、第2純水取出路15Bにおいても、第2純水生成器5Bと8番開閉弁4hとの中間部から分岐部49を介して14番開閉弁4nへ至り、合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続配管されている。
また8番開閉弁4h及び12番開閉弁4lを開弁させた状態にすれば、第2純水生成器5Bの純水通路9と第1純水生成器5Aの原水通路8とがこの順番で連通するようになって、その結果、第2純水生成器5Bで生成された純水を第1純水生成器5Aの原水通路8へと導くことができるようになっている。以下ではこの接続配管部分を「第2洗浄水供給路11B」と言う。
[廃棄純水取出路17]
更に、第1純水取出路15Aにおいて、第1純水生成器5Aと6番開閉弁4fとの中間部からは、分岐部48を介して13番開閉弁4mへ至り、合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続配管されている。同様に、第2純水取出路15Bにおいても、第2純水生成器5Bと8番開閉弁4hとの中間部から分岐部49を介して14番開閉弁4nへ至り、合流部26を経て廃棄端27へ至るように接続配管されている。
第1純水生成器5Aから分岐部48や13番開閉弁4m、合流部26を経るようにして廃棄端27に至る間、及び第2純水生成器5Bから分岐部49や14番開閉弁4n、合流部26を経るようにして廃棄端27へ至る間を接続しているのが、それぞれ廃棄純水取出路17(図2参照)であって、第1、第2の各純水生成器5A,5Bに対しては、それらの各純水通路9と連通接続されていることになる。以下、、第1純水生成器5A用の廃棄純水取出路17を「第1廃棄純水取出路17A」と言い、第2純水生成器5B用の廃棄純水取出路17を「第2廃棄純水取出路17B」と言う。
[経路制御部60]
このような生活用水製造装置1には経路制御部60が設けられている。この経路制御部60は、第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モードと純水通路洗浄モード、及び第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モードと純水通路洗浄モードとの、合計4モードを含む経路切替を可能にするためのものである。勿論、純水生成の運転モードや原水をそのまま吐出可能な状態とする運転停止モードなどにも対応可能にするとよい。
[経路制御部60]
このような生活用水製造装置1には経路制御部60が設けられている。この経路制御部60は、第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モードと純水通路洗浄モード、及び第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モードと純水通路洗浄モードとの、合計4モードを含む経路切替を可能にするためのものである。勿論、純水生成の運転モードや原水をそのまま吐出可能な状態とする運転停止モードなどにも対応可能にするとよい。
この経路制御部60は、例えば、シーケンサやコンピュータ等によるタイムスケジュール、或いは人的なスイッチ操作に基づき、配管システム3の適所に配置した圧力センサや各流量計25,28,36等からデータを取り込んで、各データを比較演算しつつ配管システム3内の各開閉弁4a〜4n等を開閉動作させる、といった具合に圧力や流量、実質的な流れの有無等をファクターとする自動制御を実行させるものとすればよい。
[洗面化粧台2としての構成]
図5及び図6に示したように、洗面化粧台2は、洗面器66と、この洗面器66を所定高さに支持する下部キャビネット68と、洗面器66の奥部上方に起立姿勢で設けられる鏡体70とを有し、洗面器66まわりのカウンター67上に混合水栓43(場合によっては吐出栓52やシャワーヘッド等を含む)が設置されたものとなっている。鏡体70は、下部キャビネット68に対して一体的に連結された構造としてもよいし、下部キャビネット68とは連結せずに、下部キャビネット68の設置位置に合わせて建物躯体の壁面などへ固定するようにしてもよい。
[洗面化粧台2としての構成]
図5及び図6に示したように、洗面化粧台2は、洗面器66と、この洗面器66を所定高さに支持する下部キャビネット68と、洗面器66の奥部上方に起立姿勢で設けられる鏡体70とを有し、洗面器66まわりのカウンター67上に混合水栓43(場合によっては吐出栓52やシャワーヘッド等を含む)が設置されたものとなっている。鏡体70は、下部キャビネット68に対して一体的に連結された構造としてもよいし、下部キャビネット68とは連結せずに、下部キャビネット68の設置位置に合わせて建物躯体の壁面などへ固定するようにしてもよい。
このような洗面化粧台2に対し、生活用水製造装置1は、洗面器66の後部及び鏡体70の裏部、並びに下部キャビネット68の後部にわたるようにして扁平薄型(例えば70〜100mm程度の奥行き寸法)の収納枠65を設けたうえで、この収納枠65内に整列収納することができる。収納枠65は、洗面化粧台2の高さ及び左右方向幅と同一とすると見栄えが良好になる。なお、収納枠65は、建物躯体側の壁面等に埋め込むようにして設けてもよい。
生活用水製造装置1の加熱装置40や送水ポンプ20など、比較的大きく重量のあるものについては洗面器66の後部やその下方となる下部キャビネット68内へ収納配置するのが好適である。
生活用水製造装置1の加熱装置40や送水ポンプ20など、比較的大きく重量のあるものについては洗面器66の後部やその下方となる下部キャビネット68内へ収納配置するのが好適である。
殊に、送水ポンプ20は電気機器であるために漏電対策が必要であり、その意味でも第1、第2の各純水生成器5A,5Bによる結露環境から遠ざけた配置とすべきであって、洗面器66の後部や下部キャビネット68内への配置は好適と言える。
第1、第2の各純水生成器5A,5Bは、容量を確保する必要から直径及び長さ的に所定のボリュウムを有したものになるため、鏡体70の裏側となるように配置するのが好適である。これら第1、第2の各純水生成器5A,5B相互間に、一次前処理器22及び二次前処理器23や、第1流量計25、第2流量計28、純水流量計36、紫外線殺菌装置38を配置させると全体としての収まりがよく、コンパクトなレイアウトにできる。
第1、第2の各純水生成器5A,5Bは、容量を確保する必要から直径及び長さ的に所定のボリュウムを有したものになるため、鏡体70の裏側となるように配置するのが好適である。これら第1、第2の各純水生成器5A,5B相互間に、一次前処理器22及び二次前処理器23や、第1流量計25、第2流量計28、純水流量計36、紫外線殺菌装置38を配置させると全体としての収まりがよく、コンパクトなレイアウトにできる。
第1、第2の各純水生成器5A,5Bをはじめ、一次前処理器22、二次前処理器23、第1流量計25、第2流量計28、純水流量計36、紫外線殺菌装置38は、いずれも内部に水を貯留する状態となるため、結露を起こし易く、その結露水が落下することを考慮する必要がある。そこで、これらよりも上方となるような位置付けで、複数の開閉弁4(4a〜4n)を配置して水濡れから回避させるのが好適となる。尚、第1流量計25、第2流量計28、純水流量計36は、電気式でも可能であって、この場合では、これらも水濡れから回避するために上位に配置すればよい。
加えて、収納スペース65の上部側となる位置へ換気ファン71を設けておき、収納スペース65内の換気を良好にさせることが推奨される。
下部キャビネット68の前面(扉72等)には、コントロールパネル73が設けられ、このコントロールパネル73には自動運転用の各種設定スイッチや各モードの運転スイッチ、緊急停止用スイッチ、警報ランプなどが設けられている。また制御ボックス等も並設することができる。
[動作]
次に、生活用水製造装置1の動作について説明する。上記構成を具備した本実施形態の生活用水製造装置1では、図7に示すように6つの動作モードを実施できる。すなわち、[第1純水生成器5Aによる純水生成モード][第2純水生成器5Bによる純水生成モード][第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モード][第1純水生成器5Aに対する純水通路洗浄モード][第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モード][第2純水生成器5Bに対する純水通路洗浄モード]の6つの動作モードである。
下部キャビネット68の前面(扉72等)には、コントロールパネル73が設けられ、このコントロールパネル73には自動運転用の各種設定スイッチや各モードの運転スイッチ、緊急停止用スイッチ、警報ランプなどが設けられている。また制御ボックス等も並設することができる。
[動作]
次に、生活用水製造装置1の動作について説明する。上記構成を具備した本実施形態の生活用水製造装置1では、図7に示すように6つの動作モードを実施できる。すなわち、[第1純水生成器5Aによる純水生成モード][第2純水生成器5Bによる純水生成モード][第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モード][第1純水生成器5Aに対する純水通路洗浄モード][第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モード][第2純水生成器5Bに対する純水通路洗浄モード]の6つの動作モードである。
なお、図7において、最上欄の1番、2番、3番、・・・の表記は、上記説明中で記載した開閉弁の便宜上の番号であり、これら各番号の下に括弧書きで付した表記は各開閉弁の符号である。また各モードの欄では、各開閉弁が開弁されていることを「開」と表記し、閉弁されていることを升目内に「×」を入れることで表記した。「開」を表記した升目内の右下に添え書きした小さな数字は、経路の順方向に沿った開閉弁の配置(並び)を理解し易くさせるための「参考順位」である。
[第1純水生成器5Aによる純水生成モード]
第1純水生成器5Aを使って混合水栓43や吐出栓52から純水を吐出させるには、図7及び図8に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、7番開閉弁4gの4つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
[第1純水生成器5Aによる純水生成モード]
第1純水生成器5Aを使って混合水栓43や吐出栓52から純水を吐出させるには、図7及び図8に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、7番開閉弁4gの4つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−2番開閉弁4b−(第1原水供給路10A)−第1純水生成器5Aの原水通路8〜純水通路9−(第1純水取出路15A)−6番開閉弁4f−合流部35−純水流量計36−分配経路37−紫外線殺菌装置38−7番開閉弁4g−加熱装置40といった経路構成がなされ、加熱装置40を単に通過して加熱されないままの純水が常温純水流出路41へ供給されたり、加熱装置40で高温又は低温に加熱された純水が加熱純水流出路42へ供給されたりする状況が整う。
この状況下で混合水栓43を操作することで、所望する温度の純水を得ることができる。また吐出栓52を操作することで常温の純水を得ることができる。
なお、第1純水生成器5Aからは、原水通路8−第1廃棄原水取出路16A−分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第2純水生成器5Bによる純水生成モード]
第2純水生成器5Bを使って混合水栓43や吐出栓52から純水を吐出させるには、図7及び図9に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、7番開閉弁4gの4つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
なお、第1純水生成器5Aからは、原水通路8−第1廃棄原水取出路16A−分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第2純水生成器5Bによる純水生成モード]
第2純水生成器5Bを使って混合水栓43や吐出栓52から純水を吐出させるには、図7及び図9に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、7番開閉弁4gの4つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−3番開閉弁4c−(第2原水供給路10B)−第2純水生成器5Bの原水通路8〜純水通路9−(第2純水取出路15B)−8番開閉弁4h−合流部35−純水流量計36−分配経路37−紫外線殺菌装置38−7番開閉弁4g−加熱装置40といった経路構成がなされ、加熱装置40を単に通過して加熱されないままの純水が常温純水流出路41へ供給されたり、加熱装置40で高温又は低温に加熱された純水が加熱純水流出路42へ供給されたりする状況が整う。
この状況下で混合水栓43を操作することで、所望する温度の純水を得ることができる。また吐出栓52を操作することで常温の純水を得ることができる。
なお、第2純水生成器5Bからは、原水通路8−第2廃棄原水取出路16B−分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モード]
第1純水生成器5Aの原水通路8を洗浄するには、図7及び図10に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、11番開閉弁4k、4番開閉弁4dの5つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
なお、第2純水生成器5Bからは、原水通路8−第2廃棄原水取出路16B−分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第1純水生成器5Aに対する原水通路洗浄モード]
第1純水生成器5Aの原水通路8を洗浄するには、図7及び図10に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、11番開閉弁4k、4番開閉弁4dの5つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−3番開閉弁4c−(第2原水供給路10B)−第2純水生成器5Bの原水通路8〜純水通路9−(第2純水取出路15B)−8番開閉弁4h−合流部35−純水流量計36−分配経路37−11番開閉弁4k−(第1洗浄水供給路11A)−第1純水器5Aの原水通路8−(第1廃棄原水取出路16A)−分岐部30−4番開閉弁4d−合流部26−廃棄端27といった経路構成がなされ、第2純水生成器5Bの第2純水取出路15Bと第1純水生成器5Aの第1洗浄水供給路11Aとが連通した状態とされる。
すなわち、第2純水生成器5Bを使って純水を生成させたうえで、この純水を第1純水生成器5Aの原水通路8へ送り込む状況が整う。ここにおいて繰り返し言えば、第1純水生成器5Aの原水通路8へは第1洗浄水供給路11Aを使って純水が供給されるのであって、第1原水供給路10Aを使って原水が原水通路8へ供給されているのではない(原水供給源CWからの原水が直送されるのではない)。このような経路構成により、第1純水生成器5Aの原水通路8を洗浄することができる。
なお、分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
なお、分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第2純水生成器5Bからは、原水通路8−第2廃棄原水取出路16B−分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第1純水生成器5Aに対する純水通路洗浄モード]
第1純水生成器5Aの純水通路9を洗浄するには、図7及び図11に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、10番開閉弁4j、13番開閉弁4m、4番開閉弁4dの6つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
[第1純水生成器5Aに対する純水通路洗浄モード]
第1純水生成器5Aの純水通路9を洗浄するには、図7及び図11に示すように、1番開閉弁4a、3番開閉弁4c、8番開閉弁4h、10番開閉弁4j、13番開閉弁4m、4番開閉弁4dの6つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−3番開閉弁4c−(第2原水供給路10B)−第2純水生成器5Bの原水通路8〜純水通路9−(第2純水取出路15B)−8番開閉弁4h−合流部35−純水流量計36−分配経路37−10番開閉弁4j−(第1洗浄用純水供給路12A)−第1純水器5Aの純水通路9−(第1廃棄純水取出路17A)−分岐部48−13番開閉弁4m−合流部26−廃棄端27といった経路構成がなされ、第2純水生成器5Bの第2純水取出路15Bと第1純水生成器5Aの第1洗浄用純水供給路12Aとが連通した状態とされる。
すなわち、第2純水生成器5Bを使って純水を生成させたうえで、この純水を第1純水生成器5Aの純水通路9へ送り込む状況が整う。このような経路構成により、第1純水生成器5Aの純水通路9を洗浄することができる。
なお、分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第2純水生成器5Bからは、原水通路8−第2廃棄原水取出路16B−分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
なお、分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第2純水生成器5Bからは、原水通路8−第2廃棄原水取出路16B−分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
ところで、この洗浄モードの場合、第1純水生成器5Aにおいて純水通路9へ供給されるのが純水であると共に、原水通路8内は、先に行った原水通路洗浄モードに伴って純水が充満した状態(純水に置換された状態)にあり、且つ純水通路9の内圧が原水通路8と同等以上にされているため、純水通路9から原水通路8へ洗浄用純水が移動するようになる。そのため、第1純水生成器5Aの第1廃棄原水取出路16Aから、分岐部30−4番開閉弁4d−合流部26−廃棄端27といった経路構成を、併せて形成させるのが好適である。
[第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モード]
第2純水生成器5Bの原水通路8を洗浄するには、図7及び図12に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、12番開閉弁4l、5番開閉弁4eの5つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
[第2純水生成器5Bに対する原水通路洗浄モード]
第2純水生成器5Bの原水通路8を洗浄するには、図7及び図12に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、12番開閉弁4l、5番開閉弁4eの5つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−2番開閉弁4b−(第1原水供給路10A)−第1純水生成器5Aの原水通路8〜純水通路9−(第1純水取出路15A)−6番開閉弁4f−合流部35−純水流量計36−分配経路37−12番開閉弁4l−(第2洗浄水供給路11B)−第2純水器5Bの原水通路8−(第2廃棄原水取出路16B)−分岐部31−5番開閉弁4e−合流部26−廃棄端27といった経路構成がなされ、第1純水生成器5Aの第1純水取出路15Aと第2純水生成器5Bの第2洗浄水供給路11Bとが連通した状態とされる。
すなわち、第1純水生成器5Aを使って純水を生成させたうえで、この純水を第2純水生成器5Bの原水通路8へ送り込む状況が整う。ここにおいて繰り返し言えば、第2純水生成器5Bの原水通路8へは第2洗浄水供給路11Bを使って純水が供給されるのであって、第2原水供給路10Bを使って原水が原水通路8へ供給されているのではない(原水供給源CWからの原水が直送されるのではない)。このような経路構成により、第2純水生成器5Bの原水通路8を洗浄することができる。
なお、分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
なお、分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Aの原水通路8を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第1純水生成器5Aからは、原水通路8−第1廃棄原水取出路16A−分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
[第2純水生成器5Bに対する純水通路洗浄モード]
第2純水生成器5Bの純水通路9を洗浄するには、図7及び図13に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、9番開閉弁4i、14番開閉弁4n、5番開閉弁4eの6つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
[第2純水生成器5Bに対する純水通路洗浄モード]
第2純水生成器5Bの純水通路9を洗浄するには、図7及び図13に示すように、1番開閉弁4a、2番開閉弁4b、6番開閉弁4f、9番開閉弁4i、14番開閉弁4n、5番開閉弁4eの6つの開閉弁を開弁させ、その他の開閉弁は全て閉弁させる。
このようにすることで、原水供給源CW−1番開閉弁4a−送水ポンプ20−一次前処理器22−二次前処理器23−2番開閉弁4b−(第1原水供給路10A)−第1純水生成器5Aの原水通路8〜純水通路9−(第1純水取出路15A)−6番開閉弁4f−合流部35−純水流量計36−分配経路37−9番開閉弁4i−(第2洗浄用純水供給路12B)−第2純水器5Bの純水通路9−(第2廃棄純水取出路17B)−分岐部49−14番開閉弁4n−合流部26−廃棄端27といった経路構成がなされ、第1純水生成器5Aの第1純水取出路15Aと第2純水生成器5Bの第2洗浄用純水供給路12Bとが連通した状態とされる。
すなわち、第1純水生成器5Aを使って純水を生成させたうえで、この純水を第2純水生成器5Bの純水通路9へ送り込む状況が整う。このような経路構成により、第2純水生成器5Bの純水通路9を洗浄することができる。
なお、分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの純水通路9を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第1純水生成器5Aからは、原水通路8−第1廃棄原水取出路16A−分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
なお、分岐部31−第2流量計28−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第2純水生成器5Bの純水通路9を通過した洗浄水の流量を検出することができる。
また、第1純水生成器5Aからは、原水通路8−第1廃棄原水取出路16A−分岐部30−第1流量計25−合流部26−廃棄端27といった経路構成もなされているので、第1純水生成器5Aの原水通路8を通過した余剰の原水は廃棄される。
ところで、この洗浄モードの場合、第2純水生成器5Bにおいて純水通路9へ供給されるのが純水であると共に、原水通路8内は、先に行った原水通路洗浄モードに伴って純水が充満した状態(純水に置換された状態)にあり、且つ純水通路9の内圧が原水通路8と同等以上にされているため、純水通路9から原水通路8へ洗浄用純水が移動するようになる。そのため、第2純水生成器5Bの第2廃棄原水取出路16Bから、分岐部31−5番開閉弁4e−合流部26−廃棄端27といった経路構成を、併せて形成させるのが好適である。
[まとめ]
上記詳説したように、この生活用水製造装置1では、第1純水生成器5A又は第2純水生成器5Bを用いて純水の生成ができ、この純水を所望に応じて混合水栓43や吐出栓52から吐出させることができる。かくして、不純物を除去したピュアな純水を洗顔、洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に亘って利用することができる。
[まとめ]
上記詳説したように、この生活用水製造装置1では、第1純水生成器5A又は第2純水生成器5Bを用いて純水の生成ができ、この純水を所望に応じて混合水栓43や吐出栓52から吐出させることができる。かくして、不純物を除去したピュアな純水を洗顔、洗髪等の理美容分野、医療健康分野、飲食関係、その他、生活用水利用設備全般に亘って利用することができる。
また、第1純水生成器5A又は第2純水生成器5Bはそれぞれ、各種洗浄モードによって原水通路8と純水通路9とが順番に洗浄されるようになっているので、逆浸透膜7における原水通路8に向く面の洗浄(洗い流し)と、純水通路9に向く面の洗浄(不純物の詰まり解消及び洗い流し)とが行われ、常に清浄な状態(フィルターとしての高機能状態)が維持されることになる。
そのため、第1純水生成器5Aや第2純水生成器5Bが具備する機能の全てを十分に活用したものとして、純水の生成ができるものであり、生成される純水として純度の高いピュア度を維持したものとできる。
そのため、第1純水生成器5Aや第2純水生成器5Bが具備する機能の全てを十分に活用したものとして、純水の生成ができるものであり、生成される純水として純度の高いピュア度を維持したものとできる。
なお、純水を生成するに際し、第1純水生成器5Aを使用するか又は第2純水生成器5Bを使用するかといった判断、或いはどのタイミングで各種洗浄モードを実施するかといったことは、経路制御部60が具備するシーケンサやコンピュータ等に対して入力するタイムスケジュールやプログラム、或いは人的なスイッチ操作に基づき、所望に設定できるものである。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば純水生成器は3個以上使用することもでき、最小使用数は2個、最大使用数は何個でも使用可能である。また廃棄端27は各純水生成器5(5A,5B)ごと、或いは廃棄原水取出路16(16A,16B)ごと、廃棄純水取出路(17A,17B)ごとに、複数箇所設けてもよい。
さらに、この生活用水製造装置1は洗面化粧台2への実施が限定されるものではなく、流し台や浴室、手洗い、幼児用入浴設備、病人用治療設備、理美容分野、医療健康分野、飲食関係(炊飯や出し汁、飲料水、料理水、製氷機等)、その他、生活用水利用設備全般に亘って利用することができる。
さらに、この生活用水製造装置1は洗面化粧台2への実施が限定されるものではなく、流し台や浴室、手洗い、幼児用入浴設備、病人用治療設備、理美容分野、医療健康分野、飲食関係(炊飯や出し汁、飲料水、料理水、製氷機等)、その他、生活用水利用設備全般に亘って利用することができる。
また、ホテルや集合住宅、業務用理美容施設、病院、レストラン、その他、各種業務用設備等に適用する場合には、洗面台やシャンプードレッサー、流し台、浴室、手洗い等の端末設備と生活用水製造装置とは分離し、純水生成器の使用個数を増加させたり容量を増加し、ポンプも大型にして1台の生活用水製造装置により一箇所で集中して純水を製造させ、これを複数の端末設備へ分配供給させるようにしてもよい。さらに、一軒家であっても、屋外に生活用水製造装置を設置して、1箇所で純水を集中して製造させ、これを屋内の各端末設備に分配供給させるようにしてもよい。
1 生活用水製造装置
2 洗面化粧台
3 配管システム
5 純水生成器
5A 第1純水生成器
5B 第2純水生成器
6 容器
7 逆浸透膜
8 原水通路
9 純水通路
10 原水供給路
10A 第1原水供給路
10B 第2原水供給路
11 洗浄水供給路
11A 第1洗浄水供給路
11B 第2洗浄水供給路
12 洗浄用純水供給路
12A 第1洗浄用純水供給路
12B 第2洗浄用純水供給路
15 純水取出路
15A 第1純水取出路
15B 第2純水取出路
16 廃棄原水取出路
16A 第1廃棄原水取出路
16B 第2廃棄原水取出路
17 廃棄純水取出路
17A 第1廃棄純水取出路
17B 第2廃棄純水取出路
22 一次前処理器
23 二次前処理器
27 廃棄端
38 紫外線殺菌装置
40 加熱装置
43 混合水栓
52 吐出栓
60 経路制御部
CW 原水供給源
2 洗面化粧台
3 配管システム
5 純水生成器
5A 第1純水生成器
5B 第2純水生成器
6 容器
7 逆浸透膜
8 原水通路
9 純水通路
10 原水供給路
10A 第1原水供給路
10B 第2原水供給路
11 洗浄水供給路
11A 第1洗浄水供給路
11B 第2洗浄水供給路
12 洗浄用純水供給路
12A 第1洗浄用純水供給路
12B 第2洗浄用純水供給路
15 純水取出路
15A 第1純水取出路
15B 第2純水取出路
16 廃棄原水取出路
16A 第1廃棄原水取出路
16B 第2廃棄原水取出路
17 廃棄純水取出路
17A 第1廃棄純水取出路
17B 第2廃棄純水取出路
22 一次前処理器
23 二次前処理器
27 廃棄端
38 紫外線殺菌装置
40 加熱装置
43 混合水栓
52 吐出栓
60 経路制御部
CW 原水供給源
Claims (6)
- 原水供給源(CW)から供給された原水をもとに純水を生成して吐出栓(43)(52)を経て生活用水利用設備へ供給するための生活用水製造装置(1)であって、
上記生活用水製造装置(1)は、容器(6)内が逆浸透膜(7)で仕切られてこの逆浸透膜(7)の一方側に原水通路(8)が形成され他方側に純水通路(9)が形成されている構造の逆浸透膜式純水生成器(5)と、原水供給源(CW)側から吐出栓(43)(52)までの間で上記純水生成器(5)を接続配管する配管システム(3)とを有したものであってこの配管システム(3)には必要に応じて経路構成を切り替える遠隔操作可能な電気駆動型の開閉弁(4)が複数設けられており、
これら開閉弁(4)は収納枠(65)内において上方に配置され且つこの収納枠(65)内においてこれら開閉弁(4)の下方に純水生成器(5)が配置されている
ことを特徴とする生活用水製造装置。 - 前記純水生成器(5)は複数設けられており、各純水生成器(5)は収納枠(65)内においてその左右両脇に振り分けられ且つそれぞれ長手方向を縦方向に向けて配置され、前記収納枠(65)内の中央であって左右に振り分け配置された純水生成器(5)の相互間に前処理器(22)(23)、紫外線殺菌装置(38)をはじめとする機器類及びこれらを接続配管する配管部材が収められている
ことを特徴とする請求項1記載の生活用水製造装置。 - 前記収納枠(65)の外周部であって開閉弁(4)の配置レベル以上の高さで収納枠(65)内を換気する換気ファン(71)が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の生活用水製造装置。 - 前記生活用水製造装置(1)の配管システム(3)には純水生成器(5)によって生成された純水を加熱する加熱装置(40)が設けられており、この加熱装置(40)が収納枠(65)の下部に収納設置されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の生活用水製造装置。 - 前記生活用水製造装置(1)の配管システム(3)には送水ポンプ(20)が設けられており、この送水ポンプ(20)が収納枠(65)の下部に収納設置されている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の生活用水製造装置。 - 前記生活用水利用設備が洗面器(66)と、この洗面器(66)を所定高さに支持する下部キャビネット(68)と、洗面器(66)の奥部上方に起立姿勢で設けられる鏡体(70)とを有し、洗面器(66)へ向けて吐出栓(43)(52)が設けられた洗面化粧台(2)とされており、前記収納枠(65)が洗面化粧台(2)の鏡体(70)の裏面側に扁平な薄型の枠体として配置されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の生活用水製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006259228A JP2008073669A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 生活用水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006259228A JP2008073669A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 生活用水製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008073669A true JP2008073669A (ja) | 2008-04-03 |
Family
ID=39346277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006259228A Pending JP2008073669A (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | 生活用水製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008073669A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106045158A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-26 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 带杀菌及加热的净水系统及其控制方法 |
CN115445440A (zh) * | 2022-10-13 | 2022-12-09 | 朗盛(山东)环境科技有限公司 | 一种stro膜柱的安装架 |
WO2024034300A1 (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | オルガノ株式会社 | 純水供給機 |
-
2006
- 2006-09-25 JP JP2006259228A patent/JP2008073669A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106045158A (zh) * | 2016-07-22 | 2016-10-26 | 佛山市云米电器科技有限公司 | 带杀菌及加热的净水系统及其控制方法 |
WO2024034300A1 (ja) * | 2022-08-08 | 2024-02-15 | オルガノ株式会社 | 純水供給機 |
CN115445440A (zh) * | 2022-10-13 | 2022-12-09 | 朗盛(山东)环境科技有限公司 | 一种stro膜柱的安装架 |
CN115445440B (zh) * | 2022-10-13 | 2024-04-26 | 道化(济南)环境科技有限公司 | 一种stro膜柱的安装架 |
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