JP2008072609A - アンテナ装置 - Google Patents

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健 飯塚
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    • H01Q1/36Structural form of radiating elements, e.g. cone, spiral, umbrella; Particular materials used therewith
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Abstract

【課題】回路基板を小型化してもアンテナ素子の接地効率を低下させず総合利得を維持することができるアンテナ装置を提供する。
【解決手段】アンテナ装置1は、電波を受信する受信手段8とGNDパターン9とを有するアンテナ素子2と、アンテナ素子2からの入力信号を増幅する増幅回路が形成された回路基板3と、回路基板3上の増幅回路を覆って妨害波を遮蔽するシールドカバー4と、アンテナ素子2のGNDパターン9に取り付けられシールドカバー4から離間された状態でシールドカバー4を取り囲むように配設された接地部材6とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナ装置に係り、特に、GPS(Global Positioning System)や衛星ラジオ用等の電波を受信するために用いられるアンテナ装置に関する。
例えば、測位システムとして普及している車載用のGPSシステムのアンテナ装置や、米国で実用化されている車載型或いは家庭等での据え付け型の衛星ラジオ等に用いるアンテナ装置として種々のアンテナ装置が開発されている(例えば特許文献1〜3等参照)。
これらのアンテナ装置では、図4(A)、(B)や図5に例示するアンテナ装置100のように、例えば、電波を受信するパッチ型の受信面101を有するアンテナ素子102の背面に回路基板103が貼付されている。回路基板103のアンテナ素子102と反対側の面にはアンテナ素子102から入力された信号を増幅する図示しない増幅回路が形成されており、その増幅回路が形成された面が、外部からの妨害波を遮蔽する略箱状のシールドカバー104で覆われている。
なお、図4(A)では受信面101が実際よりも厚く表されている。また、図5では、図4のアンテナ装置100を天地逆転した場合の回路基板103、シールドカバー104および同軸ケーブル105が示されており、アンテナ素子102等は図示が省略されている。
アンテナ素子102と回路基板103とには、入力ピン105がアンテナ素子102や回路基板103に垂直に貫挿されており、入力ピン105の一端側が半田付けによりアンテナ素子102の受信面101に電気的に接続されている。また、入力ピン105の他端側は回路基板103上の増幅回路に半田付けされて電気的に接続されていて入力部103aが形成されている。入力ピン105は、アンテナ素子102の受信面101で受信した電波信号を回路基板103の増幅回路に入力させるようになっている。
また、シールドカバー104の内側には、同軸ケーブル106が挿入されている。同軸ケーブル106の芯線106aは回路基板103上の増幅回路に半田付けされて電気的に接続され、その接続部分が増幅回路の出力部103bを構成している。同軸ケーブル106はその芯線106aを介して増幅回路に駆動電力を供給するとともに、アンテナ素子102で受信され増幅回路で増幅された信号を出力するようになっている。
また、シールドカバー104はGNDも兼ねており、シールドカバー104の基面104aから同軸ケーブル106側に屈曲されて形成された舌片104bが同軸ケーブル106の外部導体106bに対して半田付けされて電気的に接続されることで、舌片104bを介してシールドカバー104がGND電位とされ、シールドカバー104を介して増幅回路が接地されるようになっている。
特開2005−110007号公報 特開2004−72320号公報 特開2004−228357号公報
このようなアンテナ装置では、図4(B)の拡大図に示すように、アンテナ素子102の回路基板103側の面のほぼ全域に貼付されたGNDパターン107と、回路基板103のアンテナ素子102側の面のほぼ全域に配設されたGNDパターン108とが、例えば両面テープ等の接着部材109で接着されて、アンテナ素子102と回路基板103とが接着されている。
この場合、回路基板103のGNDパターン108はアンテナ素子102のGNDパターンとしても機能し、シールドカバー104からGND電位を供給されてアンテナ素子102にGNDレベルを提供するようになっている。
しかし、このようなアンテナ装置100で、コストダウン等のために回路基板103の小型化が図られると、回路基板103のGNDパターン108の面積が縮小し、アンテナ素子102の接地効率が低下してアンテナ素子102のGNDが不十分となる。そのため、アンテナ装置100の総合利得の劣化を生じてしまうという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、回路基板を小型化してもアンテナ素子の接地効率を低下させず総合利得を維持することができるアンテナ装置を提供することを目的とする。
前記の問題を解決するために、請求項1に記載のアンテナ装置は、
電波を受信する受信手段とGNDパターンとを有するアンテナ素子と、
前記アンテナ素子からの入力信号を増幅する増幅回路が形成された回路基板と、
前記回路基板上の前記増幅回路を覆って妨害波を遮蔽するシールドカバーと、
前記アンテナ素子のGNDパターンに取り付けられ、前記シールドカバーから離間された状態で前記シールドカバーを取り囲むように配設された接地部材と
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ素子のGNDパターンは、前記接地部材を介して接地されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置において、前記接地部材に当接し、前記接地部材を接地するベース部材を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記接地部材は、断面矩形状の筒状に形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記接地部材は、曲面状に形成されていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、前記アンテナ素子と前記増幅回路は、独立に接地されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、アンテナ素子のGNDパターンとして機能する回路基板のGNDパターンが回路基盤の小型化に伴って縮小しても、アンテナ素子のGNDパターンの端部の全周に接地部材を取り付けることで、アンテナ素子のGNDパターンをGNDが十分に拡大され、GNDパターンの接地効率の低下を効果的に防止することが可能となる。そのため、アンテナ装置の総合利得の劣化が効果的に抑制され、アンテナ装置の総合利得の維持を図ることが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、アンテナ素子のGNDパターンに接地部材を接地し、接地部材を介してアンテナ素子のGNDパターン自体を接地することで、アンテナ素子の接地効率の低下を防止してアンテナ素子にGND電位を十分に供給することが可能となる。そのため、アンテナ装置の総合利得の劣化が効果的に抑制され、アンテナ装置の総合利得の維持を図ることが可能となり、前記請求項1に記載の発明の効果がより的確に発揮される。
請求項3に記載の発明によれば、接地部材をベース部材に当接させるようにすれば、接地部材が確実に接地され、アンテナ素子のGNDパターンに適切にGND電位を供給することが可能となり、前記各請求項に記載の発明の効果を発揮させることが可能となる。
請求項4に記載の発明によれば、前記各請求項に記載の発明の効果に加え、接地部材をシールドカバーの側面の形状に沿った断面矩形状の筒状に形成すれば、接地部材の製造が容易となるとともに、アンテナ装置の構造をより小型化することが可能となる。
請求項5に記載の発明によれば、前記各請求項に記載の発明の効果に加え、接地部材を例えば円筒状等の曲面状に形成すれば、接地部材を非常に容易に形成することが可能となる。また、接地部材を曲面状に形成すれば、アンテナ装置の構造上要求される形状にあわせて接地部材を形成することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、前記各請求項に記載の発明の効果に加え、アンテナ素子のGNDと回路基板上の増幅回路のGNDとを独立とすることで、アンテナ素子が増幅回路の動作による影響を受けることなく的確に電波を受信することが可能となる。
以下、本発明に係るアンテナ装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るアンテナ装置1は、図1(A)、(B)および図2に示すように、アンテナ素子2、回路基板3、シールドカバー4、同軸ケーブル5、金属リング6およびボトムカバー7等を備えている。なお、図2では、図1のアンテナ装置1が天地逆転された状態で示されており、また、ボトムカバー7の図示が省略されている。
アンテナ素子2は、本実施形態ではセラミック製でやや肉厚の板状に形成されている。アンテナ素子2の一方側の面には、電波を受信する受信手段としてパッチ型の受信面8が貼付されている。なお、図1(A)では、受信面8が実際よりも厚く表されている。また、アンテナ素子2の受信面8と反対側の面には、図1(B)の拡大図に示すように、金属薄膜状のGNDパターン9が入力ピン12およびその周囲の部分を除くほぼ全面に貼付されている。
アンテナ素子2の受信面8と反対の面側には、回路基板3が設けられている。回路基板3のアンテナ素子2側の面には、前記拡大図に示すように、アンテナ素子2のGNDパターン9とは別体の金属薄膜状のGNDパターン10が入力ピン12およびその周囲の部分を除くほぼ全面に貼付されている。
本実施形態では、この回路基板3のGNDパターン10とアンテナ素子2のGNDパターン9とが例えば両面テープ等の接着部材11で貼付されることでアンテナ素子2と回路基板3とが接着されるようになっている。また、アンテナ素子2自体のGNDパターン9とともに、回路基板3のGNDパターン10もアンテナ素子2のGNDパターンとして機能するようになっている。
なお、本実施形態では、回路基板3はアンテナ素子2よりも小型であり、回路基板3のGNDパターン10はアンテナ素子2のGNDパターン9よりも面積が小さい。そのため、回路基板3のGNDパターン10は、アンテナ素子2のGNDパターンとして機能するとしても、図4に示した従来のアンテナ装置1と比較した場合、その寄与度は小さい。
回路基板3のアンテナ素子2と反対側の面すなわち回路面3aには、アンテナ素子2からの入力を増幅して出力する図示しない回路が形成されている。回路基板3には、適宜の位置に図示しない複数のスルーホールが形成されており、これらのスルーホールを介して回路面3a上の回路のGNDと裏面のGNDパターン10とが接続されるようになっている。
アンテナ素子2と回路基板3の所定の位置には、入力ピン12がアンテナ素子2の受信面8や回路基板3の回路面3aに垂直に貫挿されている。本実施形態では、入力ピン12の一端側が半田付けによりアンテナ素子2の受信面8に電気的に接続されている。
また、入力ピン12の他端側は回路基板3上の増幅回路に半田付けされて電気的に接続されており、その接続部分が回路の入力部3bとされている。入力ピン12は、アンテナ素子2の受信面8で受信した電波信号をこの入力部3bを介して回路基板3の増幅回路に入力させるようになっている。
回路基板3の回路面3a側には、略箱状に形成された金属製のシールドカバー4が回路面3aを覆うように取り付けられており、シールドカバー4は、回路面3aに到達する外部からの妨害波を遮蔽するようになっている。また、略箱状のシールドカバー4の基面4aはアンテナ素子2の受信面8や回路基板3の回路面3aに平行に配置されるようになっている。
図1(A)の断面図に示されているように、シールドカバー4は、その一部が突起状に形成されて回路基板3に貫通されることで、回路基板3に対して位置決めされるようになっている。また、図2に示すように、本実施形態では、シールドカバー4は回路基板3の回路面3a上で半田Hによる半田付けにより回路のGNDと電気的に接続されるようになっている。
シールドカバー4の内側には、同軸ケーブル5が挿入されている。同軸ケーブル5の芯線5aは回路基板3上の増幅回路に半田付けされて電気的に接続されており、その接続部分が回路の出力部3cとされている。同軸ケーブル5は、芯線5aを介して増幅回路に駆動電力を供給するとともに、アンテナ素子2で受信され増幅回路で増幅されてこの出力部3cを介して出力された信号を下流側に出力するようになっている。
シールドカバー4には、その基面4aから同軸ケーブル5側に屈曲されて舌片4bが形成されており、舌片4bが同軸ケーブル5の外部導体5bに半田付けされて電気的に接続されている。なお、同軸ケーブルの外部導体5bにはGND電位が供給されるようになっており、外部導体5bと舌片4bとの接続により同軸ケーブル5の外部導体5bから舌片4bおよびシールドカバー4を介して回路基板3の増幅回路にGND電位が供給されるようになっている。
シールドカバー4の側面の外側には、接地部材としての金属リング6がシールドカバー4の側面や回路基板3の周縁部から離間された状態でシールドカバー4を取り囲むように配設されている。金属リング6は、アンテナ素子2のGNDパターン9に半田付けされて接続されている。
本実施形態では、金属リング6は、そのアンテナ素子2側の端部と反対側の端部がシールドカバー4の基面4aと面一になるようにそのアンテナ素子2からの高さが規定されており、シールドカバー4に平板状のボトムカバー7が当接すると、ボトムカバー7は同時に金属リング6の端部にも当接するようになっている。
なお、金属リング6のアンテナ素子2からの高さやボトムカバー7の形状は、ボトムカバー7がシールドカバー4の基面4aに当接すると同時に金属リング6の端部に当接するものであれば前述した高さや形状に限定されない。
ボトムカバー7は、鉄等の金属材料で形成されており、本実施形態では、アンテナ装置1を包み込むようにして保護する図示しないアンテナケースの一部をなしている。ボトムカバー7は、金属リング6に当接して金属リング6を接地し、金属リング6を介してアンテナ素子2のGNDパターン9を接地するようになっており、本発明におけるベース部材を構成している。
また、本実施形態では、ボトムカバー7はシールドカバー4の基面4aと面接触し、シールドカバー4の接地効率をさらに向上させるようになっている。
次に、本実施形態に係るアンテナ装置1の作用について説明する。
アンテナ装置1の回路基板3上の増幅回路には、同軸ケーブル5の芯線5aから出力部3cを介して駆動電力が供給される。また、アンテナ素子2の受信面8がGPS用や衛星ラジオ用の高周波の電波を受信すると、入力部3bを介してその電波信号が増幅回路に送信され、増幅回路で増幅された電波信号が出力部3cから同軸ケーブル5の芯線5aを通じて出力される。
回路基板3の増幅回路は、それを覆う金属製のシールドカバー4により外部からの妨害波から遮蔽される。また、増幅回路は、前述したようにそのGNDがシールドカバー4に接続され、同軸ケーブル5の外部導体5bからシールドカバー4にGND電位が供給されることにより接地される。
このGND電位は回路基板3のスルーホールを介して回路基板3のGNDパターン10にも供給され、回路基板3のGNDパターン10が接地されてアンテナ素子2にGNDレベルが提供される。
また、本実施形態では、アンテナ装置1の底部に設けられた金属製のボトムカバー7とシールドカバー4の基面4aとが面接触することでシールドカバー4の接地効率が向上され、増幅回路の接地効率がより向上される。
しかし、前述したように、回路基板3のGNDパターン10は回路基板3が小型化したことに伴ってその面積が縮小するため、回路基板3のGNDパターン10の接地のみではアンテナ素子2のGNDが必ずしも十分にはとれない。
本実施形態では、金属リング6が金属製のボトムカバーに当接して接地され、金属リング6を介してアンテナ素子2のGNDパターン9に直接GND電位が供給される。そのため、アンテナ素子2のGNDを十分にとることが可能となり、回路基板3の小型化によりそのGNDパターン10の面積が縮小してアンテナ装置1の総合利得が劣化することが防止される。
図3は、全方位について約2.3GHzの電波に対する利得を測定した実験結果を示すグラフであり、標準アンテナに対する欠損を百分率で示したものである。グラフ中の数字は欠損の割合[%]を表す。利得の測定法は公知の測定法を用いた。
また、図3(A)は本実施形態に係るアンテナ装置1を用いた場合、図3(B)は本実施形態に係るアンテナ装置1において金属リング6を設けない場合の実験結果をそれぞれ示している。
図3(B)に示される金属リング6を設けない場合と比較すると、図3(A)に示される本実施形態に係るアンテナ装置1では、全方位について利得の欠損が非常に少なく抑えられており、金属リング6を設けたことでアンテナ素子2のGNDを十分にとることができアンテナ装置1の総合利得の劣化が効果的に抑制されていることが分かる。
なお、図3(A)、(B)において90°近辺に特徴的な利得の欠損が見られるが、これはアンテナ装置1の構造に基づく欠損であり、アンテナ素子2の固有の特性に基づく欠損ではない。
以上のように、本実施形態に係るアンテナ装置1によれば、アンテナ素子2のGNDパターンとして機能する回路基板3のGNDパターン10が回路基盤3の小型化に伴って縮小しても、接地部材である金属リング6を接地し、金属リング6を介してアンテナ素子2のGNDパターン9自体を接地することで、アンテナ素子2の接地効率の低下を有効に防止して、アンテナ素子2にGND電位を十分に供給することが可能となる。そのため、アンテナ装置1の総合利得の劣化が効果的に抑制され、アンテナ装置1の総合利得の維持を図ることが可能となる。
その際、金属リング6をベース部材である金属製のボトムカバー7に当接させるようにすれば、金属リング6が確実に接地され、アンテナ素子2のGNDパターン9に適切にGND電位を供給することが可能となる。
また、金属リング6を本実施形態のようにシールドカバー4の側面の形状に沿った断面矩形状の筒状に形成すれば、金属リング6の製造が容易となり、アンテナ装置1の構造をより小型化することが可能となる。
なお、金属リング6を曲面状に形成することも可能であり、例えば金属リング6を円筒状とすれば非常に容易に形成することが可能となる。また、金属リング6を曲面状に形成すれば、アンテナ装置1の構造上要求される形状にあわせて金属リング6を形成することが可能となる。
さらに、本実施形態のように、アンテナ素子2のGNDと回路基板3上の増幅回路のGNDとを独立とすれば、アンテナ素子2が増幅回路の動作による影響を受けることなく的確に電波を受信することが可能となる。
なお、本実施形態では、アンテナ素子2の表面にGPS用や衛星ラジオ用の高周波の電波を受信するパッチ型の受信面8を備えたアンテナ装置1について述べたが、アンテナ素子の構成はGNDパターンを有するものであればパッチ型の受信面を備えた構成に限定されない。
(A)は本実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す概略断面図であり、(B)は一部拡大図である。 図1のアンテナ装置を天地逆転した状態のシールドカバーや金属リング等を表す斜視図である。 全方位に対する利得の割合を示すグラフであり、(A)は本実施形態に係るアンテナ装置を用いた場合、(B)は金属リングを設けない場合を示す。 (A)は従来のアンテナ装置の構成を示す概略断面図であり、(B)は一部拡大図である。 図4のアンテナ装置を天地逆転した状態のシールドカバー等を表す斜視図である。
符号の説明
1 アンテナ装置
2 アンテナ素子
3 回路基板
4 シールドカバー
6 金属リング(接地部材)
7 ボトムカバー(ベース部材)
8 受信面(受信手段)
9 GNDパターン

Claims (6)

  1. 電波を受信する受信手段とGNDパターンとを有するアンテナ素子と、
    前記アンテナ素子からの入力信号を増幅する増幅回路が形成された回路基板と、
    前記回路基板上の前記増幅回路を覆って妨害波を遮蔽するシールドカバーと、
    前記アンテナ素子のGNDパターンに取り付けられ、前記シールドカバーから離間された状態で前記シールドカバーを取り囲むように配設された接地部材と
    を備えることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記アンテナ素子のGNDパターンは、前記接地部材を介して接地されることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記接地部材に当接し、前記接地部材を接地するベース部材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記接地部材は、断面矩形状の筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記接地部材は、曲面状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記アンテナ素子と前記増幅回路は、独立に接地されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のアンテナ装置。
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