JP2008071597A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は燃料電池システムに関し、反応ガスに加湿を施しつつ、燃料電池に対して反応成分を適切な圧力で供給することを目的とする。
【解決手段】この発明は燃料電池10を備える。燃料電池の要求する反応ガス圧を基本ガス圧として算出する基本ガス圧算出手段を備える。反応ガスへ加湿を行うインジェクタ56を備える。加湿後の水蒸気分圧を取得する水蒸気分圧取得手段を備える。基本ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加えた圧に基づいて目標ガス圧を算出する目標ガス圧算出手段を備える。燃料電池で目標ガス圧となるように反応ガスを調節して燃料電池に供給する調節弁36を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は燃料電池システムに関する。
従来、例えば特開2005−302555号公報には、アノード側の水や窒素などの分圧を考慮して、アノードガスを供給する燃料電池システムが開示されている。燃料電池の動作の際、燃料電池のアノード側にアノードガスとして水素ガスが供給される。水素ガスを適度に供給すると、燃料電池の良好な性能が得られる。また、燃料電池の動作中、燃料電池のカソード側から水や窒素などがアノード側に移行する。そこで、上記従来の燃料電池システムでは、アノード側での水や窒素などの分圧はカソード側でのそれらの分圧と同等と仮定し、アノード側での水や窒素などの分圧を推定している。そして、水や窒素などの分圧を考慮して目標のガス圧を定め、燃料電池内部のアノード側のガス圧が目標のガス圧となるよう制御している。
特開2005−302555号公報
ところで、燃料電池の良好な電池性能を得るためには、燃料電池内部に水が十分に存在することが重要である。そこで、燃料電池内部を加湿するために、燃料電池の反応ガスを加湿する場合がある。アノードガスを加湿すると、アノード側での水蒸気分圧が加湿に応じて上昇する。このとき、アノード側の水蒸気分圧は、カソード側の水蒸気分圧と同等に考えることはできない。よって、上記従来の技術では、反応ガスの加湿を行う場合に、水蒸気分圧を精度良く推定できない恐れがあった。従って、上記従来の技術では、反応ガスに加湿が施される場合には、真に反応に用いられる成分の分圧を正しく目標圧力に制御することが困難であった。
この発明は、上記のような課題を解決するためのもので、反応ガスに加湿を施しつつ、燃料電池に対して反応成分を適切な圧力で供給することのできる燃料電池システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上述の目的を達成するため、燃料電池システムであって、燃料電池と、燃料電池の要求する反応ガス圧を基本ガス圧として算出する基本ガス圧算出手段と、反応ガスへ加湿を行う加湿器と、加湿後の水蒸気分圧を取得する水蒸気分圧取得手段と、基本ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加えた圧に基づいて目標ガス圧を算出する目標ガス圧算出手段と、前記燃料電池で目標ガス圧となるように反応ガスを調節して前記燃料電池に供給する調節手段と、を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明1記載の燃料電池システムであって、前記加湿器は、反応ガスの水蒸気分圧が飽和水蒸気分圧になるように反応ガスへ加湿を行い、前記水蒸気分圧取得手段は飽和水蒸気分圧を取得することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明記載の燃料電池システムであって、反応ガスへの加湿量を取得する加湿量取得手段を備え、前記水蒸気分圧取得手段は、加湿量取得手段で取得された加湿量に基づいて加湿後の水蒸気分圧を取得し、前記加湿器は加湿量取得手段で取得された加湿量で反応ガスへ加湿を行うことを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明記載の燃料電池システムであって、反応ガスはアノードガスであり、前記加湿量取得手段は、燃料電池内部に必要な水分量を加湿量として取得することを特徴とする。
第5の発明は、第3の発明記載の燃料電池システムであって、反応ガスはアノードガスであり、前記加湿量取得手段は、燃料電池のアノード側に必要な水分量を取得する必要水分量取得手段と、燃料電池のカソード側からアノード側に移行する水分量を算出する移行水分量算出手段とを含み、必要水分量から移行水分量を引いた量に基づいて加湿量を取得することを特徴とする。
第6の発明は、第3−5の発明のうちいずれか1つに記載の燃料電池システムであって、反応ガスはアノードガスであり、前記水蒸気分圧取得手段は、燃料電池のカソード側からアノード側に移行する水分量を算出する移行水分量算出手段を含み、加湿量と移行水分量の和に基づいて加湿後の水蒸気分圧を取得することを特徴とする。
第7の発明は、第1−6の発明のうちいずれか1つに記載の燃料電池システムであって、目標ガス圧よりも高い圧力で反応ガスを貯蔵する貯蔵器を備え、前記調節手段は、前記貯蔵器から供給された反応ガスを減圧する減圧器を含むことを特徴とする。
第1の発明によれば、燃料電池に所望される反応ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加えた圧に基づいて目標のガス圧を定める。そして、燃料電池でのガス圧力が目標ガス圧になるように、反応ガスを調節して供給する。よって、本発明によれば、反応ガスへ加湿を行う際にも、適切な圧力で反応ガスを供給することができる。
第2の発明によれば、反応ガスの水蒸気分圧が飽和水蒸気分圧になるように反応ガスへ加湿を行う。このとき、加湿後の水蒸気分圧は飽和水蒸気分圧となる。飽和水蒸気分圧は温度により一義に算出できる。よって、本発明によれば、加湿後の水蒸気分圧を温度により一義に算出できる。
第3の発明によれば、反応ガスへの加湿量を取得し、取得した加湿量に基づいて水蒸気分圧を取得する。加湿量が多いと、加湿後の水蒸気分圧は高い。加湿量が少ないと、加湿後の水蒸気分圧は低い。加湿量に基づいて加湿後の水蒸気分圧を取得することで、加湿量の多少にかかわらず、加湿後の水蒸気分圧を精度良く推定することができる。
第4の発明によれば、燃料電池内部に必要な水分量を加湿量として取得し、取得した加湿量での加湿を行う。よって、本発明によれば、燃料電池に所望される水分量を適切に加湿することができる。
第5の発明によれば、カソード側から移行する水分量を燃料電池内部に必要な水分量から引いた量に基づいて、加湿量を算出する。燃料電池のアノード側には、カソード側から移行する水が所在する。カソード側から移行する水は、燃料電池内部を湿潤する。よって、燃料電池に真に加えるべき水分量は、必要な水分量からカソード側から移行する水分量を引いた量に相当する。これより、本発明によれば、燃料電池に所望される水分量を適切に加湿することができる。
第6の発明によれば、カソード側からアノード側に移行する水分量と加湿量の和に基づいて加湿後の水蒸気分圧を算出する。燃料電池のアノード側には、カソード側から移行する水が所在する。燃料電池のアノード側に所在する水分量は、カソード側から移行する水分量と加湿量の和になる。よって、カソード側から移行する水分量を考慮すると、燃料電池のアノード側の水分量をより正確に取得することができる。よって、本発明によれば、加湿後の水蒸気分圧を精度良く取得することができる。
第7の発明によれば、減圧器より目標ガス圧に減圧された反応ガスが燃料電池に供給される。つまり、目標ガス圧を減圧のみで実現することができる。所望のガス圧を得るために、増圧の必要が生ずるとすれば、その増圧を実現するためのエネルギーが必要になる。そこで、本発明の構成を用いれば、常に、特別なエネルギー消費を伴うことなく、目標ガス圧を得ることができる。従って、本発明よれば、優れた省電力特性を得ることができる。
実施の形態1.
[実施の形態1の構成]
図1は、実施の形態1の燃料電池システムの構成を説明するための図である。本実施の形態1の燃料電池システムは燃料電池10を備える。燃料電池10のカソード側にはカソード管路系12を備える。燃料電池10のアノード側にはアノード管路系14を備える。また、燃料電池10は温度センサ11を備える。温度センサ11は燃料電池の温度を測定する。燃料電池10は電流センサ13を備える。電流センサ13は燃料電池10の出力電流を測定する。
カソード管路系12について説明する。カソード管路系12はカソードガス源からカソードガス吸入を行う管路16を備える。管路16はコンプレッサ18と接続される。コンプレッサ18は管路20を介し燃料電池10と接続される。コンプレッサ18は管路16から管路20へガスを流通させる。また、燃料電池10は燃料電池10から外部への管路22を備える。管路22は、調圧弁24を介し希釈器26と結ばれる。希釈器26は希釈器26内部のガスの濃度を希釈する役割を持つ。希釈器26は、気液分離器28を介し、燃料電池システム外部への管路30と接続される。気液分離器28は気液分離器内の気体と液体の混合物を気体と液体に分離する役割を持つ。
アノード管路系14について説明する。アノード管路系14は、アノードガス源としての高圧タンク31と接続された管路32を備える。高圧タンク31には、燃料電池10が必要とする圧力に比して十分に高い圧力で、水素ガスが貯蔵されている。管路32は遮断弁34を備える。遮断弁34は遮断弁34内部のガスの流れを遮断できる。遮断弁34は管路35を介して調圧弁36と結ばれる。調圧弁36はアノードガスの燃料電池への管路40と結ばれる。調圧弁36は、調圧弁36を流通するガスを調整し、管路40内のガス圧力を所定の圧力となるよう調整する。アノードガスの燃料電池への管路40は圧力センサ42を備える。圧力センサ42は管路40内部のガスの圧力を測定する。管路40は燃料電池10と接続される。また、燃料電池10は、アノードガスの燃料電池外部への管路43を備える。管路43は、気液分離器44を介して遮断弁48と結ばれる。遮断弁48は、管路50を介し、アノード管路系の希釈器26と接続される。また、気液分離器44は水タンク52と接続される。さらに、水タンク52はカソード管路系12の気液分離器28と接続されている。水タンク52は気液分離器44,28によって分離された液体(水)を貯蔵することができる。水タンク52は、水排出弁53を介して燃料電池システム外部に接続する。水タンクに貯蔵された水は、水排出弁53により燃料電池システム外部に排出され得る。水タンク52はコンプレッサ54を介してインジェクタ56と接続される。コンプレッサ54は、水タンク52内部の水をインジェクタ56に向けて圧送する。インジェクタ56は、外部から供給される信号を受けて、その水を管路58に、つまり、燃料電池10に供給されるアノードガス中に噴射することができる。インジェクタ56は管路58を介し、アノードガスの燃料電池への管路40と接続される。
さらに、本実施形態の燃料電池システムはECU60を備える。ECU60には、温度センサ11と電流センサ13と圧力センサ42が接続される。温度センサ11と電流センサ13と圧力センサ42とでそれぞれ測定された測定値はECU60に送信される。また、ECU60は調圧弁36と接続される。調圧弁36はECU60の信号に従い、アノードガスの燃料電池への管路40内のガスの圧力を調節できる。ECU60はインジェクタ56と接続される。インジェクタ56は、ECU60の信号に従い、水の噴射量を調節できる。
[実施の形態1の作用]
燃料電池の動作の際には、カソードガス源からカソードガス(空気(酸素))が供給され、カソードガスは燃料電池10に送られる。アノードガス源としての高圧タンク31から高圧のアノードガス(水素ガス)が供給される。高圧の水素ガスは調圧弁36で減圧され、燃料電池10に供給される。燃料電池10では、水素ガスと空気の供給に伴い、発電反応が生ずる。発電反応に伴って、燃料電池10のカソード側で水が生成する。カソード側で生成した水は、カソードガスの流れに伴い、カソードガスに含まれる形で燃料電池10外部に排出される。ここで、燃料電池10から燃料電池10外部に排出されるカソードガスをカソードオフガスと呼ぶ。カソードオフガスは、気液分離器28で気体成分と液体成分に分離される。カソードオフガスの気体成分は、燃料電池システムの外部へ排出される。気液分離器28の液体成分は水タンク52に移動して貯蔵される。また、燃料電池10のカソード側に所在する空気の一部(窒素や酸素など)は、アノード側へ透過する。
燃料電池10のカソード側に所在する水の一部は、アノード側へ移行する。また、インジェクタ56は、水タンク52に貯蔵された水を調圧弁36の下流側のアノードガスに噴射して加湿を行う。インジェクタ56より加湿された調圧弁36の下流側のアノードガスは燃料電池のアノード側に供給される。よって、燃料電池10のアノード側には、インジェクタ56の加湿により加えられた水とカソード側から移行した水が所在する。これらの水は燃料電池10内部を湿潤させる。燃料電池10内部が十分に湿潤していると、良好な電池性能が得られる。
アノード側に所在する水は、アノードガスの流れに伴い、アノードガスに含まれる形で燃料電池10の外部に排出される。燃料電池10から排出されたアノードガスは気液分離器44で気体成分と液体成分に分離される。排出されたアノードガスの気体成分は希釈器26に移される。排出されたアノードガスの液体成分は水タンク52に移され、水タンク52で貯蔵される。
燃料電池10のアノード側には、燃料電池10の動作状態に応じた適切な圧力で水素ガスを供給することが望ましい。ここで、燃料電池10内部のアノード側には、加湿によって加わった水が水蒸気として存在する。従って、燃料電池10のアノード側でのガス圧力は、所望の水素ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加算したガス圧力であることが望まれる。そこで、本実施形態では、所定の水素ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加えた圧力を目標ガス圧として、燃料電池10アノード側のガス圧力がその目標ガス圧となるように、水素ガスを調圧弁36で調整して燃料電池10に供給する。このような処理によれば、燃料電池10のアノード側に適切な圧力で水素ガスを供給することができる。
[実施の形態1の効果]
上述のとおり、燃料電池10のアノード側の圧力が目標ガス圧となるように、水素ガスを調圧弁36で調整する。目標ガス圧は燃料電池10の運転状態に応じた所望の水素ガス圧と加湿後の水蒸気分圧の和を用いている。燃料電池10のアノード側でガス圧力が目標ガス圧になると、水素ガス圧は所望の圧力になる。よって、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧となるよう水素ガスを調整して供給すると、適切な圧力で水素ガスを供給することができる。
加湿量が多くなると、水蒸気分圧は高くなる。水蒸気分圧が高くなると、その分目標ガス圧は高くなる。また、加湿量が少なくなると、水蒸気分圧は低くなる。水蒸気分圧が低くなると、その分目標ガス圧は低くなる。これらのとき、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧となるように水素ガスの供給を調整すると、適切な水素ガス圧が達成される。以上により、加湿後の水蒸気分圧を考慮した目標ガス圧とすることで、加湿量の多少にかかわらず、燃料電池10のアノード側に適切な圧力で水素ガスを供給することができる。
上述のとおり、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧となるように、水素ガスは高圧タンク31から調圧弁36で減圧されて供給される。所望のガス圧を得るために、増圧の必要が生ずるとすれば、その増圧を実現するためのエネルギーが必要になる。これに対して、本実施形態のシステムによれば、所望のガス圧を減圧のみで実現することができる。つまり、本実施形態のシステムによれば、所望のガス圧を、常に、特別なエネルギー消費を伴うことなく得ることができる。このため、本実施形態のシステムによれば、優れた省電力特性を得ることができる。
なお、本実施の形態では、インジェクタ56を用いて加湿を行っているが、これに限られるものではない。一般的に用いられる加湿器を用いて加湿を行えばよい。例えば、中空子型加湿器や平膜型加湿器に代表される、水を透過させる膜を備えた加湿器を用いて加湿を行ってもよい。より具体的には、加湿室と被加湿室と水分を透過させる透過膜を備え、加湿室から被加湿室へ膜を通して水分を移行させる加湿器を考える。加湿室にカソードオフガスを流通させ、被加湿室にアノードガスを流通させる。ここで、カソードオフガスは、燃料電池10のカソード側で生成した水を含み、十分に湿潤している。カソードオフガスに含まれる水が水分透過膜を通してアノードガス中に移行する。よって、アノードガスを加湿することができる。さらには、加湿室と被加湿室のガス圧力差や温度を調整すると、アノードガスへの加湿量を調節できる。
なお、本実施の形態では、高圧タンク31は水素ガスを高圧で貯蔵する水素貯蔵タンクである。しかし、これに限られるものではなく、水素を高圧で供給する貯蔵器であればよい。例えば、液体水素を貯蔵する液体水素タンクでもよい。また、水素を吸蔵して貯蔵する水素吸蔵タンクでもよい。
なお、本実施の形態では、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧を算出し、目標ガス圧となるように水素ガスを供給しているが、これに限られるものではない。燃料電池10のカソード側に用いる場合、カソード側で目標ガス圧を算出し、目標ガス圧となるようにカソードガスを供給してもよい。
[実施の形態1の具体的処理]
図2は実施の形態1のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。図2に示すルーチンでは、まず、燃料電池10の出力電流Iを取得する(ステップ100)。上述のとおり、電流センサ13は燃料電池10の出力電流Iを測定する。本ステップ100において、ECU60は電流センサ13で測定された出力電流Iを取得する。
次に、基本アノードガス圧Pabaseを算出する(ステップ102)。ここで、基本アノードガス圧Pabaseは、燃料電池10アノード側で所望される水素ガス圧である。基本アノードガス圧Pabaseは、燃料電池10の運転状態に応じたガス圧とすることが望まれる。ここでは、燃料電池10の運転状態は、燃料電池の出力電流の大小で判断される。ステップ102では、出力電流Iを用いて燃料電池10の運転状態を推定し、このときに所望される水素ガス圧を推定する。出力電流Iが大きくなるほど、所望の水素ガス圧は大きく。出力電流Iが小さくなるほど、所望の水素ガス圧が小さくなる。これらの関係となるよう、予め出力電流Iに対するPabaseをマップで準備する。そして、本ステップ102では、このマップを参照して出力電流IからPabaseを算出する。
そして、燃料電池10の温度Tを取得する(ステップ104)。上述のとおり、温度センサ11は燃料電池10の温度Tを測定する。本ステップ104では、温度センサ11で測定された温度Tを取得する。
続いて、インジェクタ56で噴射する加湿量を算出する(ステップ106)。ここでは、燃料電池10のアノード側の水蒸気分圧が飽和するような加湿を行う。本ステップ106では、まず、温度Tでの飽和水蒸気分圧Pfを算出する。続いて、飽和水蒸気分圧Pfとなるように加湿量を算出する。そして、インジェクタ56は、ステップ106で算出した加湿量での噴射を行う。
続いて、加湿後の水蒸気分圧Pwを算出する(ステップ108)。ここでは、ステップ106で行われた加湿により、燃料電池10のアノード側の水蒸気分圧は飽和している。そこで、本ステップ108では、加湿後の水蒸気分圧Pwを飽和水蒸気分圧Pfとして、加湿後の水蒸気分圧Pwを算出する。
続いて、目標ガス圧Paを算出する(ステップ110)。目標ガス圧Paは、基本アノードガス圧Pabaseと水蒸気分圧Pwの和とする。ここでは、目標ガス圧Paは、加湿後の水蒸気分圧を考慮した圧力となっている。
そして、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧Paとなるように、供給される水素ガスを制御する(ステップ112)。本ステップ112では、具体的にはまず、圧力センサ42で測定されたガス圧力を取得する。圧力センサ42でのガス圧力は、燃料電池10のアノード側でのガス圧力と同等と考えられる。そこで、圧力センサでのガス圧力が目標ガス圧Paとなるように、水素ガスの供給を調圧弁36で調節する。これより、燃料電池10のアノード側でのガス圧力は目標ガス圧Paとなる。ここでは、燃料電池10のアノード側で目標ガス圧Paとなるように水素ガスを調整すると、所望の水素ガス圧が達成される。以上により、加湿後の水蒸気分圧を考慮した目標ガス圧とすることで、燃料電池10のアノード側に適切な圧力で水素ガスを供給することができる。
本実施の形態では、ステップ108において、加湿後の水蒸気分圧を飽和水蒸気分圧として得ている。従って、加湿後の水蒸気分圧を温度により一義に決めることができる。
本実施の形態では、ステップ110において、目標ガス圧Paは、加湿後の水蒸気分圧を考慮した圧力となっている。しかしながら、本実施の形態はこれに限られるものではない。すなわち、水蒸気分圧に加えて、窒素ガスや酸素ガスなどの気体不純物を考慮した目標ガス圧としてもよい。このとき、気体不純物を考慮した目標ガス圧となるように水素ガスを供給すれば、より望ましい圧力で水素ガスを供給することができる。より具体的には、アノード側での窒素の圧力を推定する。そして、窒素の圧力と加湿後の水蒸気分圧と所望される水素ガス圧を加えた圧を目標ガス圧とする。
実施の形態2.
実施の形態2のシステムについて説明する。実施の形態2の燃料電池システムは、図1の燃料電池システムと同様である。図3は実施の形態2のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。図3において図2と同じ部分には、同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。
図3に示すルーチンでは、ステップ102での基本アノードガス圧Pabaseの算出に続き、燃料電池10のアノード側で所望される必要水分量を算出する(ステップ116)。ここでは、燃料電池10の運転状態に従って、燃料電池10のアノード側で所望される所定の水分量が算出される。ここでは、燃料電池10の運転状態は、燃料電池10の出力電流Iの大小より判断される。すなわち、ステップ116では、ステップ100で取得した出力電流Iに基づいて、必要水分量を算出する。具体的には、出力電流Iが大きくなるほど、必要水分量が多くなる。出力電流Iが小さくなるほど、必要水分量が少なくなる。これらの関係となるよう、予め出力電流Iに対する必要水分量をマップで準備する。そして、本ステップ116では、このマップを参照して出力電流Iから必要水分量を算出する。
続いて、インジェクタ56で噴射する加湿量を算出する(ステップ118)。ここでは、アノード側に所望される水分量すべてをインジェクタ56の加湿で補うように、加湿量を算出する。本ステップ118では、ステップ116で算出した必要水分量を加湿量として算出する。そして、インジェクタ56は、ステップ118で算出した加湿量での噴射を行う。
次に、アノード側での水蒸気分圧Pwを算出する(ステップ120)。ここでは、インジェクタ56で噴射される加湿量が、新たにアノード側に加わる水分量である。インジェクタ56での加湿量がすべて水蒸気となると仮定し、水蒸気分圧Pwを推定する。本ステップ120では、まず、前回のルーチンで算出した水蒸気分圧をPw1として取得する。そして、ステップ118で得た加湿量がすべて水蒸気となったときの水蒸気分圧をPw2として算出する。Pw1とPw2を加えた圧を、アノード側での加湿後の水蒸気分圧Pwとして算出する。なお、初回のルーチン時には、Pw1を0として取得する。なお、インジェクタ56の動作していないときには、PWを所定の割合で減少させる。ここで、所定の割合とは、燃料電池10の運転状態と温度により定まる値である。
ステップ104では、燃料電池10の温度Tを取得する。そして、ステップ104で取得した温度Tでの飽和水蒸気分圧Pfを算出する(ステップ121)。
続いて、水蒸気分圧Pwと飽和水蒸気分圧Pfを比較する(ステップ122)。ステップ120で算出した水蒸気分圧Pwが飽和水蒸気分圧Pfより高い場合、水蒸気分圧Pwは、飽和しており、飽和水蒸気分圧Pfとなっていると判断できる。この場合、水蒸気分圧Pwを飽和水蒸気分圧Pfとなるように補正する(ステップ124)。他方、ステップ121で水蒸気分圧Pwが飽和水蒸気分圧Pfより高くないと判断された場合は、水蒸気分圧Pwをそのまま用いる。以後、ステップ110、112と、目標ガス圧Paを算出し、目標ガス圧Paとなるように水素ガスを供給する。
以上の具体的処理を行うことにより、加湿後の水蒸気分圧を考慮した目標ガス圧とすることで、燃料電池10のアノード側に適切な圧力で水素ガスを供給することができる。さらには、ステップ118において、燃料電池10のアノード側で所望される水分量を加湿することにより、燃料電池に所望される水分量を適切に供給することができる。そして、ステップ122、124において、飽和水蒸気分圧Pfより水蒸気分圧Pwが大きいか否かに基づいて水蒸気分圧Pwを補正することより、加湿後の水蒸気分圧をより精度良く推定することができる。
なお、本実施の形態では、ステップ116において、燃料電池10のアノード側で所望される必要水分量は、出力電流Iを用いて算出したが、これに限られるものではない。
なお、本実施の形態ではステップ118において、加湿量は、ステップ116で算出した必要水分量を加湿量として算出したが、これに限られるものではない。上述のとおり、燃料電池10のアノード側に所在する水は、アノードガスに含まれる形で燃料電池10外部に排出される。そこで、アノード側から排出される水分量を考慮して、加湿量を算出してもよい。具体的には、まず、アノード側から排出される水分量を公知の手法により算出する。そして、必要水分量にアノード側から排出される水分量を加えた量を、加湿量とする。
なお、本実施の形態では、ステップ118で算出した加湿量に従ってインジェクタ56で噴射を行ったが、これに限られるものではない。例えば、ステップ124で水蒸気分圧Pwを飽和水蒸気分圧Pfとする補正を行った後、補正後の水蒸気分圧Pwとなるように加湿量を算出する。その算出した加湿量で、インジェクタ56で加湿を行ってもよい。このとき、ステップ122で水蒸気分圧Pwをそのまま用いると判断した場合は、ステップ118で算出した加湿量に従って、インジェクタ56の噴射を行う。
実施の形態3.
図4は、実施の形態3の燃料電池システムを説明するための図である。実施の形態3の燃料電池システムは、圧力センサ62および流量センサ64を新たに備える点を除いて、図1の燃料電池システムと同様である。実施の形態3において実施の形態1と同じ部分は、同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。図4に示す燃料電池システムは、燃料電池10カソード側から外部への管路22に圧力センサ62を備える。圧力センサ62は、管路22でのカソード側から排出されるカソードオフガスの圧力(以下、「エア背圧Pc」と称す)を測定する。また、カソードガス源とコンプレッサ18を結ぶ管路16に流量センサ64を備える。流量センサ64は、燃料電池10での酸素消費量が補正され、管路22でのカソードオフガスの流量(以下、「カソードオフガス流量v」と称す)を取得する。ここで、燃料電池10での酸素消費量は電流より推定される。圧力センサ62と流量センサ64で測定された測定値はECU60に送信される。
図5は実施の形態3のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。図5において図3と同じ部分には、同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。
図5に示すルーチンでは、ステップ102での基本アノードガス圧Pabaseの算出に続き、エア背圧Pcとカソードオフガス流量vを取得する(ステップ126)。ECU60は、具体的には、圧力センサ62で測定されたエア背圧Pcと、流量センサ64で測定されたカソードオフガス流量vを本ステップで取得する。
続いて、ステップ104では、燃料電池10の温度Tを取得する。ステップ121では、ステップ104で取得した温度Tでの飽和水蒸気分圧Pfを算出する。
次に、カソード側の持ち去り水分量を算出する(ステップ128)。ここで、カソード側の持ち去り水分量とは、燃料電池10のカソード側から燃料電池外部に持ち去られる水分量である。ここでは、上述のとおり、カソード側で生成した水は、カソードオフガスに含まれる形で燃料電池10の外部に排出される。カソードオフガスには、飽和するのに十分な水が含まれていると考えられる。よって、カソード側から持ち去られる水分量は、カソードオフガスでの飽和水蒸気分圧に相当する水分量と考えられる。そこで、カソード側から持ち去られる水分量は、カソードオフガスの圧力と流量と、飽和水蒸気分圧に基づいて推定される。本ステップ128では、カソード側での持ち去り水分量を、上記のステップで算出したカソードオフガス流量vと水蒸気分圧Pfとエア背圧Pcとを用いて、式(1)より算出する。
持ち去り水分量 = カソードオフガス流量v×飽和水蒸気分圧Pf/(エア背圧Pc−飽和水蒸気分圧Pf) ・・・・(1)
持ち去り水分量は式(1)であらわされることから、エア背圧Pcが高くなると持ち去り水分量は少なくなり、エア背圧Pcが低くなると持ち去り水分量は多くなる。また、カソードオフガス流量vが多くなると持ち去り水分量は多くなり、カソードオフガス流量vが少なくなると持ち去り水分量は少なくなる。
続いて、生成水分量を算出する(ステップ130)。ここで、生成水分量は、燃料電池10のカソード側で生成する水分量である。燃料電池10は、上述のとおり、発電反応に伴って、カソード側で水を生成する。燃料電池10の出力電流Iが大きい場合、発電反応が多く行われ、水が多く生成される。燃料電池10の出力電流Iが小さい場合、発電反応はあまり行われておらず、生成される水は少ない。本ステップ130では、電流センサ13での出力電流Iを取得し、出力電流Iの大小に伴ってカソード側の生成水分量を算出する。具体的には、生成水分量を出力電流I×セル数/2/ファラデー定数として算出する。ここで、セル数は燃料電池10を構成する燃料電池セルの枚数であり、ファラデー定数は96485.3mol/sである。
続いて、カソード側からの移行水分量を算出する(ステップ132)。上述のとおり、燃料電池10のカソード側に所在する水の一部は、アノード側へ移行する。カソード側には、カソード側で生成する水からカソードオフガスにより持ち去られた後の水が所在する。さらに、カソード側に所在する水の一部は、アノード側とカソード側との水蒸気分圧差に従い、アノード側に浸透する。本ステップ132では、まず、ステップ130で算出した生成水分量からステップ128で算出した持ち去り水分量を引いた量を算出する。この生成水分量から持ち去り水分量を引いた量に基づいて、カソード側からアノード側へ移行する移行水分量を算出する。
続いて、ステップ116で、アノード側での必要水分量を算出する。そして、インジェクタ56での加湿量を算出する(ステップ136)。上述のとおり、アノード側には、カソード側から移行した水が所在する。アノード側で必要とされる水の一部は、アノード側へ移行した水で補われている。そこで、アノード側で必要とされる水のうち、アノード側へ移行した水を除いた部分を、加湿により付加する。本ステップ136では、ステップ116で算出した必要水分量から、ステップ132で算出したアノード側への移行水分量を引いた量を、インジェクタ56で加湿すべき加湿量とする。インジェクタ56は算出した加湿量での噴射を行う。
そして、水蒸気分圧Pwを算出する(ステップ138)。燃料電池10のアノード側には、アノード側へ移行した水に加え、インジェクタ56により加湿された水が所在する。そこで、アノード側での水蒸気分圧Pwは、アノード側へ移行した水と加湿量を水蒸気として換算した分圧となる。本ステップ138では、ステップ132で算出したアノード側への移行水分量とステップ136で算出した加湿量を加算する。加算された水分量が、すべて水蒸気であると考え、水蒸気分圧Pwを算出する。以下、ステップ122、124、110、112を行い、目標ガス圧Paとなるように水素ガスを調整する。
本実施形態では、ステップ138において、カソード側から移行する水分量を考慮した水蒸気分圧を算出している。これより、非常に精度良く加湿後の水蒸気分圧を得ることができる。
本実施の形態では、ステップ136において、カソード側から移行する水分量を考慮して加湿量を算出している。これより、精密に加湿量を得ることができる。
なお、本実施の形態では、ステップ126において、カソードオフガス流量vの取得は、流量センサ64で測定しているが、その取得方法は、これに限られるものではない。例えば、燃料電池10のカソード出口に備えられた管路22に流量センサを設けてカソードオフガスの流量を取得してもよい。例えば、コンプレッサ18で送られるカソードガスの流量を測定し、このカソードガスの流量からカソードオフガスの流量を推定してもよい。このとき、流量センサ64は備えていなくてもよい。
なお、本実施の形態では、ステップ132において、カソード側から移行する移行水分量は、生成水分量から持ち去り水分量を引いた量に基づいて取得したが、これに限られるものではない。アノード側での圧力とカソード側での圧力と燃料電池の温度と燃料電池の電流に基づいて、移行水分量を推定することとしてもよい。
図1は、実施の形態1の燃料電池システムの構成を説明するための図である。 図2は実施の形態1のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。 図3は実施の形態2のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。 図4は、実施の形態3の燃料電池システムを説明するための図である。 図5は、実施の形態3のECUでの具体的処理をあらわすフローチャートである。
符号の説明
10 燃料電池
11 温度センサ
13 電流センサ
31 アノードガス源
36 調圧弁
40 アノードガスの燃料電池への管路
42 圧力センサ
56 インジェクタ
52 水タンク
60 ECU

Claims (7)

  1. 燃料電池と、
    燃料電池の要求する反応ガス圧を基本ガス圧として算出する基本ガス圧算出手段と、
    反応ガスへ加湿を行う加湿器と、
    加湿後の水蒸気分圧を取得する水蒸気分圧取得手段と、
    基本ガス圧と加湿後の水蒸気分圧を加えた圧に基づいて目標ガス圧を算出する目標ガス圧算出手段と、
    前記燃料電池で目標ガス圧となるように反応ガスを調節して前記燃料電池に供給する調節手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    前記加湿器は、反応ガスの水蒸気分圧が飽和水蒸気分圧になるように反応ガスへ加湿を行い、
    前記水蒸気分圧取得手段は飽和水蒸気分圧を取得することを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1記載の燃料電池システムであって、
    反応ガスへの加湿量を取得する加湿量取得手段を備え、
    前記水蒸気分圧取得手段は、加湿量取得手段で取得された加湿量に基づいて加湿後の水蒸気分圧を取得し、
    前記加湿器は、加湿量取得手段で取得された加湿量で反応ガスへ加湿を行うことを特徴とする燃料電池システム。
  4. 請求項3記載の燃料電池システムであって、
    反応ガスはアノードガスであり、
    前記加湿量取得手段は、燃料電池内部に必要な水分量を加湿量として取得することを特徴とする燃料電池システム。
  5. 請求項3記載の燃料電池システムであって、
    反応ガスはアノードガスであり、
    前記加湿量取得手段は、燃料電池のアノード側に必要な水分量を取得する必要水分量取得手段と、燃料電池のカソード側からアノード側に移行する水分量を算出する移行水分量算出手段とを含み、必要水分量から移行水分量を引いた量に基づいて加湿量を取得することを特徴とする燃料電池システム。
  6. 請求項3−5のいずれか1項記載の燃料電池システムであって、
    反応ガスはアノードガスであり、
    前記水蒸気分圧取得手段は、燃料電池のカソード側からアノード側に移行する水分量を算出する移行水分量算出手段を含み、加湿量と移行水分量の和に基づいて加湿後の水蒸気分圧を取得することを特徴とする燃料電池システム。
  7. 請求項1−6のいずれか1項記載の燃料電池システムであって、
    目標ガス圧よりも高い圧力で反応ガスを貯蔵する貯蔵器を備え、
    前記調節手段は、前記貯蔵器から供給された反応ガスを減圧する減圧器を含むことを特徴とする燃料電池システム。
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