JP2008071412A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008071412A
JP2008071412A JP2006248865A JP2006248865A JP2008071412A JP 2008071412 A JP2008071412 A JP 2008071412A JP 2006248865 A JP2006248865 A JP 2006248865A JP 2006248865 A JP2006248865 A JP 2006248865A JP 2008071412 A JP2008071412 A JP 2008071412A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
base
cover
conductive
tape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006248865A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kimura
高志 木村
Hiroyuki Okawa
裕之 大河
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP2006248865A priority Critical patent/JP2008071412A/ja
Publication of JP2008071412A publication Critical patent/JP2008071412A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

【課題】シールテープ−HDA間の静電気放電を防止し、HDA素子部にダメージを与えない磁気ディスク装置を得る。
【解決手段】磁気ヘッド構造体を収納する金属製のベース10及びカバー20と、このベース及びカバーの外周面に貼付されてベース及びカバーの当接部を密閉するシールテープ30とを備えたヘッドディスクアッセンブリを有する磁気ディスク装置において、シールテープを、ベース及びカバー側から順に導電性弾性層31、金属層32及び絶縁性弾性層33を積層して形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドディスクアッセンブリ(HDA)を有する磁気ディスク装置に関する。
磁気ディスク装置に用いられるHDAは、記録媒体である磁気ディスクや高速回転中の磁気ディスクに対向して磁気情報の記録及び再生を行う磁気ヘッド、ヘッド駆動機構などを収納する筐体として金属製のベースとカバーを有し、ベースとカバーの当接部を密閉した気密構造により、筐体内部への塵埃の混入が防止されている。ベースとカバーの両部材間を密閉する部材には、例えば特許文献1、2に記載されているように、金属層を絶縁性樹脂層で挟んだ三層構造のシールテープを用いることが近年一般的となってきた。シールテープの金属層は電磁シールド効果を発揮し、絶縁性樹脂層はシールテープに柔軟性を与えて密閉性を向上させる。この三層構造のシールテープは、いずれか一方の絶縁性樹脂層に塗布した粘着剤によりベース及びカバーの外周面に沿って貼付されることで、該ベースとカバーの当接部を封止する。
特開07−073658号公報 特開10−055662号公報
上記シールテープによる封止は、従来、ひとつずつ手作業で実施されている。密閉度を向上させるためにシール貼付位置は厳密に規定されており、シール貼付位置が規定位置からずれた場合には、貼り付けたシールテープを剥がして、新たなシールテープを貼り直す必要がある。しかしながら、シールテープ剥離作業を行うと、HDAの素子部にダメージが生じることが判明した。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、シールテープ−HDA間の静電気放電を防止し、HDA素子部にダメージを与えない磁気ディスク装置を得ることを目的とする。
本発明は、シールテープ剥離作業によりHDAの素子部がダメージを受ける原因が、シールテープ−HDA間で生じる静電気放電にあるとの結論に達して完成されたものである。シールテープ剥離作業によりシールテープ−HDA間で静電気放電が生じるメカニズムは、以下のように考えられる。すなわち、シールテープが絶縁性樹脂層内に金属層を有する層構造であることにより、シールテープをベースとカバーの当接部から剥離すると、先ず、粘着剤を塗布した側(HDAに接着している側)の絶縁性樹脂層(下部絶縁性樹脂層)に高電圧の剥離帯電が発生し、この剥離帯電により、金属層内に電荷が誘導される。シールテープの剥離量が増える(シールテープとHDAの接着面積が減少する)につれて、金属層内に誘導される電荷量は増え、下部絶縁性樹脂層を挟んで対向する金属層とHDAの間の静電容量は低下し、この静電容量低下に伴い金属層−HDA間の電圧は増大する。そして、金属層−HDA間の電圧が下部絶縁層の絶縁耐圧を超えると、金属層−HDA間で静電気放電(高電圧放電)が起こり、この静電気放電によりHDAの素子部がダメージを受ける。静電気放電が起こる可能性は、シールテープがHDAから完全に離れる瞬間、最も大きくなる。そこで、本発明は、シールテープを弾性層/金属層/弾性層の三層構造としながらもHDAに接着する側の弾性層を導電性弾性層から構成し、これにより、シールテープの帯電を低減し、金属層−HDA間の静電気放電を回避することを提案する。
すなわち、本発明は、磁気ヘッド構造体を収納する金属製のベース及びカバーと、このベース及びカバーの外周面に貼付されて該ベース及びカバーの当接部を密閉するシールテープとを備えたヘッドディスクアッセンブリを有する磁気ディスク装置において、シールテープは、ベース及びカバー側から順に導電性弾性層、金属層及び絶縁性弾性層を積層して形成されていることを特徴としている。
導電性弾性層は、ベース及びカバーに接着する導電性粘着層と、この導電性粘着層と金属層の間に介在する導電性樹脂層により形成されていることが好ましい。導電性粘着層は導電材料を混入した粘着剤により形成され、導電性樹脂層は導電材料を混入した樹脂材料により形成されることが実際的である。
本発明によれば、シールテープの金属層とベース及びカバーの間に絶縁層が介在していないのでシールテープを剥がす際に生じる剥離帯電を低減でき、且つ、該金属層とベース及びカバーが導通接続している状態でシールテープの剥離作業を行なえるので、シールテープ−HDA間の静電気放電を防止できる。これにより、HDAの素子部にダメージを与えない磁気ディスク装置を得ることができる。
図1〜図3は、本発明の一実施形態によるHDAを有する磁気ディスク装置を示している。図1は、第1実施形態によるHDAを示す外観図である。HDAは、複数の磁気ヘッドからなる素子部や複数枚の磁気ディスク、素子部を駆動するための駆動機構等の磁気ヘッド構造体と、この磁気ヘッド構造体を収納する金属製のベース10及びカバー20と、このベース10及びカバー20の外周面に沿って貼付されて両部材間を密閉するシールテープ30とを有している。ベース10及びカバー20は、その外観形状が略長方形状をなし、HDA厚さ方向の上下に分離するタイプの筐体であって、不図示のネジ部材により一体化されている。ベース10とカバー20の当接部(当接面、当接位置)αは、図1の破線で示される。
図2(A)はシールテープ30の構成を示す断面図であり、図2(B)はシールテープ30の上面図である。シールテープ30は、電磁遮蔽効果を発揮する金属層32の上下に、該シールテープ30に柔軟性を与えて密閉度を高める弾性層31、32を積層した多層構造としながら、ベース10及びカバー20側(テープ裏面側)の弾性層を導電性弾性層31から構成し、テープ表面側の弾性層を絶縁性弾性層33から構成したものである。
導電性弾性層31は、ベース10及びカバー20に接着する導電性粘着層31aと、この導電性粘着層31aと金属層32の間に介在する導電性樹脂層31bとにより構成されている。導電性粘着層31aは、例えばカーボン、金属繊維等の導電材料を混入した粘着テープ(シート)からなり、シールテープ30が貼付される前の状態では、ベース10及びカバー20との接着面が剥離紙で覆われている。導電性粘着層31aの厚さは25μm程度である。導電性樹脂層31bは、例えばカーボン、金属繊維等の導電材料を混入した樹脂材料により10μm程度の厚さで形成されている。
絶縁性弾性層33は、例えばポリエチレンテレフタラート(PET)やポリ塩化ビニル(PVC)等の絶縁樹脂材料により10μm程度の厚さで形成され、金属層32は、アルミニウムやニッケル等の金属材料により10μm程度の厚さで形成されている。この金属層32はテープ全長に渡って存在し、金属層32の幅寸法(短手方向の寸法)W32は、導電性弾性層31と絶縁性弾性層33によって完全に被覆されるように、導電性弾性層31及び絶縁性弾性層33の幅寸法(短手方向の寸法)W31、W33よりも狭く設定されている。
このシールテープ30は、導電性粘着層31aによりベース10及びカバー20に貼付されると、該導電性粘着層31a及び導電性樹脂層31bを介して金属層32がベース10及びカバー20に導通接続され、該ベース10及びカバー20は同電位で保持される。金属層32とベース10及びカバー20の間には、テープ全長に渡って導電性弾性層31(導電性粘着層31a及び導電性樹脂層31b)が介在し、絶縁層は存在しない。
シールテープ30の貼付位置は、HDAの気密性確保のためにベース10及びカバー20に対して厳密に規定されており、シール貼付位置が予め設定された規定位置からずれているHDAに対しては、シールテープ30をベース10及びカバー20から剥がして、新たなシールを貼りなおす必要がある。
シール剥離作業は、図3に示されるように、ベース10及びカバー20を接地した状態で行う。シールテープ30を剥がす際には、剥離面であるシールテープ30の導電性弾性層31に剥離帯電が生じると推測されるが、導電性弾性層31は導電性を有していて、該シールテープ30の金属層32とベース10及びカバー20に導通接続しているから、剥離帯電による電荷はベース10及びカバー20を介してアースに流れ、導電性弾性層31及び金属層32−ベース10及びカバー20間は電圧差ゼロで保持される。よって、シールテープ剥離中に、シールテープ30−ベース10及びカバー20間で静電気放電が生じることはない。また、金属層32−ベース10及びカバー20間に絶縁層が存在しないので、金属層32−ベース10及びカバー20間に絶縁樹脂層が介在する従来構造のシールテープよりも、シールテープ剥離時に生じる剥離帯電は少ない。
以上のように本実施形態では、シールテープ30が導電性弾性層31、金属層32及び絶縁性弾性層33による多層構造をなし、そのベース10及びカバー20に接する側の弾性層が導電性弾性層31で構成されているので、シールテープ30を剥離する際に生じる剥離帯電は低減され、且つ、シールテープ30−ベース10及びカバー20間を同電位に保持した状態でシールテープ剥離作業を行なえる。よって、シールテープ剥離作業中にシールテープ30−ベース10及びカバー20間で静電気放電が生じることはなく、HDAの素子部ダメージを回避でき、シールテープ30によりHDA内部の気密性が確保された磁気ディスク装置が得られる。
本発明を適用した磁気ディスク装置のHDAを示す外観図である。 (A)シールテープの構成を示す断面図である。(B)シールテープの上面図である。 シールテープ剥離作業を説明する断面図である。
符号の説明
10 ベース
20 カバー
30 シールテープ
31 導電性弾性層
31a 導電性粘着層
31b 導電性樹脂層
32 金属層
33 絶縁性弾性層

Claims (4)

  1. 磁気ヘッド構造体を収納する金属製のベース及びカバーと、このベース及びカバーの外周面に貼付されて両部材間を密閉するシールテープとを備えたヘッドディスクアッセンブリを有する磁気ディスク装置において、
    前記シールテープは、前記ベース及びカバー側から順に導電性弾性層、金属層及び絶縁性弾性層を積層して形成されていることを特徴とする磁気ディスク装置。
  2. 請求項1記載の磁気ディスク装置において、前記導電性弾性層は、前記ベース及びカバーに接着する導電性粘着層と、この導電性粘着層と前記金属層の間に介在する導電性樹脂層とにより形成されている磁気ディスク装置。
  3. 請求項2記載の磁気ディスク装置において、前記導電性粘着層は、導電材料を混入した粘着剤により形成されている磁気ディスク装置。
  4. 請求項2または3記載の磁気ディスク装置において、前記導電性樹脂層は、導電材料を混入した樹脂材料により形成されている磁気ディスク装置。
JP2006248865A 2006-09-14 2006-09-14 磁気ディスク装置 Pending JP2008071412A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248865A JP2008071412A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248865A JP2008071412A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008071412A true JP2008071412A (ja) 2008-03-27

Family

ID=39292869

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006248865A Pending JP2008071412A (ja) 2006-09-14 2006-09-14 磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008071412A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9508393B1 (en) * 2015-06-25 2016-11-29 Western Digital Technologies, Inc. Hard disk drive enclosure base with a helium sealed gasket

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9508393B1 (en) * 2015-06-25 2016-11-29 Western Digital Technologies, Inc. Hard disk drive enclosure base with a helium sealed gasket

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7522375B2 (en) Magnetic disk drive with cover seal and method for fabricating same
US9208825B1 (en) Disk drive having a conformal peripheral foil seal having an opening covered by a central metal cap
US7709078B1 (en) Disk drive housing hole seal including a conductive layer with an exposed planar surface region
TWI403999B (zh) 可撓式顯示器之封裝結構
US20080273278A1 (en) Multi-port cable for removable esd/eod protection for electronic devices
US20080170335A1 (en) In situ radio frequency shield for a magnetic linear recordingmedia head
TW201013657A (en) Systems having components coupled with electrostatic dissipative adhesive
US6822823B1 (en) Hard disk drive with electrically conductive sheet for electrostatic discharge protection
US8564902B2 (en) Magnetic head with components separated by insulative portions and electrically coupled together by connective element
US8445789B2 (en) Cable having ESD dissipative adhesive electrically connecting leads thereof
JP2008071412A (ja) 磁気ディスク装置
US8405950B2 (en) Cable having ESD dissipative layer electrically coupled to leads thereof
JP4191756B2 (ja) 磁気ディスク装置
JP4188988B2 (ja) 磁気ディスク装置及びその製造方法
JP4162690B2 (ja) ヘッドディスクアッセンブリのシールテープ貼替方法
US20060103984A1 (en) Flexible printed circuit and hard disk drive with the same
JP2007012106A (ja) 磁気ディスク装置
JP4234744B2 (ja) 磁気ディスク装置及びその製造方法
JPH0773658A (ja) 磁気ディスク装置
JP2841594B2 (ja) 密閉容器のシール構造
JP2007115340A (ja) 磁気ディスク装置及びシール構造
US20070268620A1 (en) Magnetic disk apparatus
JP2007133202A (ja) 電気泳動表示装置および電子機器
JP2000315366A (ja) 磁気ヘッドアセンブリおよび磁気ディスク装置
JP2007196297A (ja) 電子機器の製造方法、電動ドライバ及び製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20080108

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20080128

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20080821

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080916

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02