JP2008071160A - ソフトウェア部品提供システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ログ出力や性能測定処理等の機能を付加でき、かつ、品質保証がされた、新たなソフトウェア部品提供システムを提供する。
【解決手段】提供部品作成部13は、利用部品検索部11および付加部品選択部12において取得した利用部品情報および付加部品情報に基づいて、利用部品データベース15および付加部品データベース17から各部品を取得し、提供部品を作成する。そして、提供部品の情報を提供部品情報管理リポジトリ18に、提供部品を提供部品データベース19に格納する。更に、提供部品情報管理リポジトリ18の情報が利用部品情報管理リポジトリ14に反映されることで、提供部品の再利用を可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、既存のソフトウェア部品に機能を付加した新たなソフトウェア部品を提供するソフトウェア部品提供システムに関する。
近年、ソフトウェアの開発では、プログラムの再利用という観点から、オブジェクト指向によるソフトウェア開発が広く行われている。アプリケーションの開発でも、低コスト化や品質向上のためにフレームワークを利用した開発が行われている。
アプリケーション開発者はフレームワークの設計上の意図を理解し、それがどのように実現されているかを把握した上で、フレームワークを自分が望むように改造することができる。その際、アプリケーションシステムの機能要件に合致するようにフレームワーク中のソフトウェア部品を変更することにより、所望のアプリケーションを効率良く開発することができる。
ここでソフトウェア部品とは、一般的には、再利用を目的として用意された機能単位のプログラムを言う。すなわち、多くのプログラムで共通に使われている機能をソフトウェア部品として作成しておくことで、同じ機能のプログラムを何度も作り直さなくても済むようにするためのものである。このソフトウェア部品の再利用により、ソフトウェアの生産性を向上させることが可能となる。
しかし、ソフトウェア部品が多くなると、その中から適当な部品を選択してフレームワークに組み込む作業そのものが複雑になり、部品間の相互関係に誤りを生じさせる原因となる。従って、部品間の関係を正確に保持することが困難になり、部品間の独立性・保守性が低くなっていた。更に、僅かな変更であっても、その都度人手によってソースコードをコーディングしなければならないため、ソフトウェアを部品化・再利用しているにも関わらず、作業が繁雑となってミスを生じ、品質保証ができないという問題があった。
上記の問題を解決するために、ソフトウェア部品間の相互関係を正確に保持することでソフトウェア部品の独立性及び保守性を向上させることのできるソフトウェア部品の検索・組込装置が特許文献1等に記載されている。
特開平6−119153号公報
しかしながら、上述の技術では、予め定義された部品仕様書に従ってソフトウェア部品のソースコードから必要な部分を取得し、編集する構成であるため、作成されたソフトウェア部品の品質保証ができない問題があった。
本発明は、上記のような問題に鑑み、ログ出力や性能測定処理等の機能を有するソフトウェア部品を付加でき、かつ、品質保証がされた、新たなソフトウェア部品提供システムを提供することを目的とする。
本発明に係るソフトウェア部品提供システムは、所望のソフトウェア部品の作成に利用できる利用部品を検索するための利用部品検索部と、この利用部品検索部に接続し、前記利用部品の情報を管理する利用部品情報管理リポジトリと、前記利用部品検索部に接続し、前記利用部品を蓄積・管理する利用部品データベースと、前記利用部品に対して付加可能である付加部品を選択するための付加部品選択部と、この付加部品選択部に接続し、前記付加部品の情報を管理する付加部品情報管理リポジトリと、前記付加部品選択部に接続し、前記付加部品を蓄積・管理する付加部品データベースと、前記利用部品検索部および前記付加部品選択部に接続し、前記利用部品に前記付加部品を付加して所望のソフトウェア部品である提供部品を作成する提供部品作成部と、この提供部品作成部に接続し、前記提供部品の情報を管理する提供部品情報管理リポジトリと、前記提供部品作成部に接続し、前記提供部品を蓄積・管理する提供部品データベースを有する。
本発明によれば、付加できる部品を提示し選択させることで、利用者が部品そのものに手を入れることがなくなり、ソフトウェア部品の品質保証ができる。
また、付加した部品を着脱可能とすることで、必要なときに簡単に部品追加や削除ができるとともに、削除し忘れや、誤った修正を防止できるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本発明に係るソフトウェア部品提供システムは、利用部品検索部11と、付加部品選択部12と、提供部品作成部13と、利用部品情報管理リポジトリ14と、利用部品データベース15と、付加部品情報管理リポジトリ16と、付加部品データベース17と、提供部品情報管理リポジトリ18と、提供部品データベース19から構成される。
利用部品検索部11は、新規のソフトウェア部品の作成に利用できるソフトウェア部品(以下、「利用部品」という。)を検索する際に使用される。例えば、ソフトウェア部品名やソフトウェア部品の機能等を検索キーとして検索することができる。
付加部品選択部12は、利用部品に対して付加可能なソフトウェア部品(以下、「付加部品」という。)を選択する際に使用される。付加部品の具体例としては、ログ出力用部品、メッセージ通知用部品あるいは性能測定用部品等がある。ログ出力用部品は、処理実行日時、実行ユーザー名、実行結果等をログとして出力する部品である。メッセージ通知用部品は、エラー発生時の警告メッセージ、処理終了時のメッセージ等を画面表示やメール送信等の方法で通知する部品である。性能測定用部品は、実行速度や命令実行回数等を測定する部品である。これらの付加部品を用いることでソフトウェア部品の品質向上が促進される。
提供部品作成部13は、利用部品検索部11で検索した利用部品に対して付加部品選択部12で選択した付加部品を付加した所望のソフトウェア部品(以下、「提供部品」という。)を作成する際に使用される。
利用部品情報管理リポジトリ14は、利用部品に関する情報(以下、「利用部品情報」という。)を管理する際に使用される。この利用部品情報は、利用部品ごとに分類されており、利用部品ID、利用部品名称、利用部品カテゴリ、処理概要等の項目から構成される。
利用部品データベース15は、利用部品情報管理リポジトリ14に対応しており、利用部品のソースコードを蓄積・管理する際に使用される。
付加部品情報管理リポジトリ16は、付加部品に関する情報(以下、「付加部品情報」という。)を管理する際に使用される。この付加部品情報は、付加部品ごとに分類されており、付加部品ID、付加部品名称、付加部品カテゴリ、処理概要等の項目から構成される。
付加部品データベース17は、付加部品情報管理リポジトリ16に対応しており、付加部品のソースコードを蓄積・管理する際に使用される。
提供部品情報管理リポジトリ18は、提供部品に関する情報(以下、「提供部品情報」という。)を管理する際に使用される。この提供部品情報は、提供部品ごとに分類されており、当該提供部品の作成において基礎となった利用部品情報および付加部品情報等の項目から構成される。
提供部品データベース19は、提供部品情報管理リポジトリ18に対応しており、提供部品のソースコードを蓄積・管理する際に使用される。
図2は図1に示した機能を実現するためのハードウェア構成例を示すブロック図である。
CPU21は、各装置に指令を与え、制御処理を実行する中央処理装置であり、図1における利用部品検索部11、付加部品選択部12、提供部品作成部13の機能を有する。入力部22は、システム利用者が各種のデータや指示情報を入力する装置である。情報記憶部23は、図1に示したリポジトリ(14、16、18)、および、データベース(15、17、19)を有する記憶装置である。ROM24は、システム全体の制御を行うためのプログラムを記憶するメモリである。このプログラムには、リポジトリおよびデータベースを検索するプログラムや、部品を作成するプログラム等が含まれる。RAM25は、ROM24に記憶されているプログラムをCPU21が実行する際にプログラムおよびデータを展開するメモリである。表示部26は、部品情報等を表示する液晶パネルおよび表示制御回路等から構成される表示装置である。
上記の構成を踏まえ、図3のフローチャートを参照して、本実施形態における動作を説明する。
システム利用者が、新規なソフトウェア部品の作成に利用したい部品の機能等を利用部品検索条件として入力部22から入力する(ステップS301)と、CPU21は、この利用部品検索条件で利用部品情報管理リポジトリ14を検索する(ステップS302)。ここで、検索条件に一致する利用部品情報が存在する場合には、CPU21は、検索条件に一致した利用部品情報を取得し(ステップS303)、RAM25に記憶する。
次に、付加部品情報管理リポジトリ16から付加部品情報を取得し(ステップS304)、利用部品情報と共に表示部26へ表示する(ステップS305)。そして、入力部22を用いて、表示部26に表示されている付加部品情報の中から、付加したい部品を選択する(ステップS306)。この際、選択した付加部品の情報をRAM25に記憶する。尚、付加部品は、利用部品に対して複数選択可能であり、異なる選択も可能とする。
次に、RAM25に記憶した利用部品情報に含まれる利用部品IDをキーとして利用部品データベース15を検索し、利用部品のソースコードを取得する(ステップS307)。この際、取得したソースコードはRAM25に記憶される。同様に、付加部品情報に含まれる付加部品IDをキーとして付加部品データベース17を検索し、付加部品のソースコードを取得する(ステップS308)。
次に、取得した利用部品および付加部品のソースコードを組合せ、新規の提供部品を作成する(ステップS309)。尚、提供部品作成処理において、利用部品および付加部品のソースコード自体は変更されないため、独立性は保たれている。そして、提供部品情報を提供部品情報管理リポジトリ18に格納する(ステップS310)。そして、提供部品のソースコードを提供部品データベース19に格納する(ステップS311)。また、ステップS302において該当する利用部品情報が無い場合は、該当部品が無い旨のメッセージを表示部26に表示し(ステップS312)、ステップS313に進む。ステップS313においては、提供部品の作成を続行するか判定を行い、続行する場合はステップS301に戻り、作成を終えるまでステップS301からS313を繰り返す。
以上をもって提供部品の作成処理が完了する。そして、提供部品情報管理リポジトリ18に格納された提供部品情報は利用部品情報管理リポジトリ14へ反映され、利用部品検索部11において提供部品の作成において基礎となった利用部品ID等の情報から検索可能となる。これにより、付加部品の追加や削除を行い、新たなソフトウェア部品の作成に再利用可能となる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で種々変形して実施可能である。例えば、提供部品の作成処理前に、提供部品の動作シミュレーションを行う構成でも良い。また、本実施形態では、部品情報をリポジトリから検索し、提供部品作成前に部品のソースコードをデータベースから取得していたが、取得前に当該部品情報に係る部品のソースコードがデータベースに存在するか否かについても確認する構成でも良い。
本発明の一実施形態に係るソフトウェア部品提供システムの全体構成を表すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るハードウェア構成例を表すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るソフトウェア部品作成の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…利用部品検索部、12…付加部品選択部、13…提供部品作成部、
14…利用部品情報管理リポジトリ、15…利用部品データベース、
16…付加部品情報管理リポジトリ、17…付加部品データベース、
18…提供部品情報管理リポジトリ、19…提供部品データベース、
21…CPU、22…入力部、23…情報記憶部、24…ROM、
25…RAM、26…表示部。

Claims (5)

  1. 所望のソフトウェア部品の作成に利用可能な利用部品を検索する利用部品検索部と、
    前記利用部品の情報を管理する利用部品情報管理リポジトリと、
    前記利用部品を蓄積・管理する利用部品データベースと、
    前記利用部品に対して付加可能である付加部品を選択する付加部品選択部と、
    前記付加部品の情報を管理する付加部品情報管理リポジトリと、
    前記付加部品を蓄積・管理する付加部品データベースと、
    前記検索した利用部品に対して前記選択した付加部品を着脱可能に付加し、所望のソフトウェア部品を提供部品として作成する提供部品作成部と、
    前記提供部品の情報を管理する提供部品情報管理リポジトリと、
    前記提供部品を蓄積・管理する提供部品データベースを備えたことを特徴とするソフトウェア部品提供システム。
  2. 前記利用部品検索部および前記付加部品選択部に対する指示情報を入力可能な入力部と、
    前記指示情報、前記利用部品情報管理リポジトリが管理する情報、あるいは前記付加部品情報管理リポジトリが管理する情報を表示する表示部を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア部品提供システム。
  3. 前記付加部品は、ログ出力用部品、メッセージ通知用部品あるいは性能測定用部品であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア部品提供システム。
  4. 前記利用部品情報管理リポジトリが管理する情報は、前記利用部品を識別する利用部品識別情報を含み、
    前記付加部品情報管理リポジトリが管理する情報は、前記付加部品を識別する付加部品識別情報を含み、
    前記提供部品情報管理リポジトリが管理する情報は、前記提供部品を識別する提供部品識別情報と前記利用部品識別情報と前記付加部品識別情報を含むことを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア部品提供システム。
  5. 前記提供部品情報管理リポジトリの情報が前記利用部品情報管理リポジトリに反映されることで、前記利用部品検索部から検索可能となり、所望のソフトウェア部品の作成に再利用可能であることを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア部品提供システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010026589A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Casio Comput Co Ltd 情報処理装置及びプログラム
JP2014186678A (ja) * 2013-03-25 2014-10-02 Hitachi Systems Ltd 部品生成システムおよび方法ならびにプログラム

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