JP2008069699A - 排気浄化装置 - Google Patents

排気浄化装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008069699A
JP2008069699A JP2006248439A JP2006248439A JP2008069699A JP 2008069699 A JP2008069699 A JP 2008069699A JP 2006248439 A JP2006248439 A JP 2006248439A JP 2006248439 A JP2006248439 A JP 2006248439A JP 2008069699 A JP2008069699 A JP 2008069699A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
exhaust
exhaust gas
internal combustion
combustion engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006248439A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Sakurai
健治 櫻井
Shigeki Miyashita
茂樹 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2006248439A priority Critical patent/JP2008069699A/ja
Publication of JP2008069699A publication Critical patent/JP2008069699A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

【課題】 内燃機関に複数の排気通路が設けられている場合に十分なHC吸着性能を得ることができる排気浄化装置を提供する。
【解決手段】 排気浄化装置(100)は、内燃機関(10)の複数の気筒群(11,12)のそれぞれに設けられた排気系(101,102)と、複数の排気系のそれぞれに備えられたプリ触媒(20,30)と、複数の排気系への排気ガスの流量を調整する流量調整手段(40)とを備え、複数の排気系はプリ触媒よりも上流側において連通管(103)によって接続されるとともにプリ触媒よりも下流側において合流し、複数のプリ触媒のうち少なくとも一つはHC吸着性能を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
自動車の排気ガスにはHC(炭化水素)が含まれている。良好な排ガス性能を得るためには、排気ガス中のHCを浄化する必要がある。そこで、HC吸着体を用いて、排気ガスに含まれるHCを吸着する技術が考えられている。しかしながら、単にHCを吸着体に吸着させただけでは、HCの吸着性能を持続させることができない。そこで、吸着体を再生して使用する排気浄化装置が提案されている。
例えば、エンジンの排ガス通路から分岐されたバイパス路にヒータ付きHC吸着触媒が設けられるとともに後流のNOx触媒非活性時にHC吸着触媒へ排気ガスが供給される装置において、機関停止時にHC吸着触媒への通路を閉じる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−100716号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、複数の排気通路が設けられている場合の通路切り替え方法等については言及されていない。また、吸着触媒の吸着性能は各吸着触媒の吸着状態によってばらつきが大きいことから、複数の排気通路が設けられている場合には十分なHC吸着性能が得られないおそれがある。
本発明は、内燃機関に複数の排気通路が設けられている場合に十分なHC吸着性能を得ることができる排気浄化装置を提供することを目的とする。
本発明に係る排気浄化装置は、内燃機関の複数の気筒群のそれぞれに設けられた排気系と、複数の排気系のそれぞれに備えられたプリ触媒と、複数の排気系への排気ガスの流量を調整する流量調整手段とを備え、複数の排気系はプリ触媒よりも上流側において連通管によって接続されるとともにプリ触媒よりも下流側において合流し、複数のプリ触媒のうち少なくとも一つはHC吸着性能を備えていることを特徴とするものである。本発明に係る排気浄化装置においては、HC吸着性能を有するプリ触媒に流入する排気ガス量を流量調整手段によって調整することができる。この場合、HC吸着性能を有するプリ触媒に流入する排気ガス量を調整することによって、HC吸着性能を有するプリ触媒のHC吸着量を調整することができる。したがって、十分なHC吸着性能を得ることができる。
流量調整手段は、内燃機関の停止が予測される場合に、HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系への排気ガスの流量を低減させてもよい。この場合、HC吸着性能を有するプリ触媒へのHCの新たな吸着が抑制される。それにより、HC吸着性能を有するプリ触媒におけるHC吸着量を低下させることができる。その結果、HC吸着性能を有するプリ触媒のHC吸着性能を再生することができる。
流量調整手段は、内燃機関の停止が予測される場合に、HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系への排気ガスの流入を禁止してもよい。この場合、HC吸着性能を有するプリ触媒へのHCの新たな吸着が抑制される。それにより、HC吸着性能を有するプリ触媒におけるHC吸着量を効率よく低下させることができる。
流量調整手段は、内燃機関の始動時に、HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系以外の排気系への排気ガスの流入を、所定時間禁止してもよい。この場合、HC吸着性能を有するプリ触媒において、比較的低温の排気ガス中のHCを効率よく吸着させることができる。
複数のプリ触媒は、いずれもHC吸着性能を有していてもよい。また、流量調整手段は、内燃機関の停止が予測される場合に、いずれか1つの排気系への排気ガスの流量を低減させてもよい。この場合、排気ガスの流量が低減された排気系に設けられたプリ触媒へのHCの新たな吸着が抑制される。また、いずれか1つのプリ触媒のHC吸着性能は他のプリ触媒のHC吸着性能よりも高く、流量調整手段は内燃機関の停止が予測される場合にHC吸着性能が他のプリ触媒よりも高いプリ触媒への排気ガス流量を低減させてもよい。
流量調整手段は、内燃機関の始動時に、内燃機関の先回停止時に排気ガスの流量が低減された排気系以外の排気系への排気ガスの流入を所定時間禁止してもよい。この場合、排気ガスの流量が低減された排気系に設けられたプリ触媒において、比較的低温の排気ガス中のHCを効率よく吸着させることができる。
内燃機関の停止が予測される場合とは、プリ触媒の暖機後かつ内燃機関がアイドル状態にある場合であってもよい。また、いずれか1つの排気系においてプリ触媒と連通管接続部位との間にターボチャージャをさらに備えていてもよい。
本発明によれば、内燃機関に複数の排気通路が設けられている場合に十分なHC吸着性能を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施例に係る排気浄化装置100の全体構成を示す模式図である。図1に示すように、排気浄化装置100は、内燃機関10、HC(炭化水素)吸着触媒20、三元触媒30、切替弁40、NOx触媒50、制御部60およびセンサ部70を備える。以下、排気浄化装置100の各部について説明する。
内燃機関10は、多筒型エンジンである。本実施例においては、内燃機関10は、第1気筒群11、第2気筒群12、点火装置13、空燃比調整装置14等を備えている。点火装置13は、第1気筒群11および第2気筒群12の気筒のそれぞれに点火プラグを備える。空燃比調整装置14は、各気筒への供給エア量を調整するスロットルバルブ、各気筒への供給燃料量を調整する燃料噴射装置等を含む。
三元触媒30は、排気ガス中の一酸化炭素、HC等の酸化と、NOxの還元とを同時に行うことができる触媒である。この三元触媒30としては、例えば、アルミナおよび酸素吸蔵材(例えば、セリア等)に貴金属(白金、イリジウム等)を担持させたもの等を用いることができる。HC吸着触媒20は、排気ガス中のHCを吸着させまたは脱離させる触媒である。本実施例においては、HC吸着触媒20は、ゼオライト等のHC吸着剤上に三元触媒がコートされた構造を有する。
切替弁40は、例えば、第1入口、第2入口および出口を備える三方弁からなる。NOx触媒50は、排気ガス中のNOxを還元浄化する触媒である。NOx触媒50は、例えば、HCを還元剤として用いる。制御部60は、CPU(中央演算処理装置)、ROM(リードオンリメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)等から構成される。センサ部70は、触媒温度センサ71、アクセル開度センサ72および車速センサ73を含む。
排気管101の上流端部は、第1気筒群11の各気筒の排気口に接続されている。HC吸着触媒20は、排気管101の途中に介挿されている。排気管101の下流端は、切替弁40の第1入口に接続されている。排気管102の上流端部は、第2気筒群12の各気筒の排気口に接続されている。三元触媒30は、排気管102の途中に介挿されている。排気管102の下流端は、切替弁40の第2入口に接続されている。連通管103の一端は、排気管101のHC吸着触媒20よりも上流側部位に接続され、連通管103の他端は、排気管102の三元触媒30よりも上流側部位に接続されている。
続いて、排気浄化装置100の動作の概要について説明する。点火装置13は、制御部60の指示に従って、内燃機関10の各気筒の点火時期を制御する。空燃比調整装置14は、制御部60の指示に従って、排気ガスに含まれるエアおよび燃料の空燃比(A/F)を調整する。内燃機関10の各気筒からの排気ガスは、排気管101,102、連通管103、HC吸着触媒20および三元触媒30を介して切替弁40に流入する。
HC吸着触媒20は、条件に応じて、排気ガスに含まれるHCをHC吸着剤に吸着させまたはHC吸着剤に吸着しているHCを脱離させる。三元触媒30は、排気ガスに含まれる一酸化炭素、HC等を酸化し、NOxを還元する。切替弁40は、制御部60の指示に従って、排気管101から流入する排気ガス量および排気管102から流入する排気ガス量を制御する。切替弁40を通過する排気ガスは、NOx触媒50に流入する。排気ガスに含まれるNOxは、NOx触媒50において還元され、外部に排出される。
触媒温度センサ71は、各触媒の温度を検出して、その検出結果を制御部60に与える。アクセル開度センサ72は、アクセル(図示せず)の開度を検出して、その検出結果を制御部60に与える。車速センサ73は、本実施例に係る排気浄化装置100が搭載される車両の速度を検出し、その検出結果を制御部60に与える。
続いて、内燃機関10の作動時における制御部60による排気浄化装置100の制御の詳細について説明する。まず、制御部60は、内燃機関10が停止されるか否かを予測する。制御部60は、例えば、各触媒が暖機後かつ内燃機関10がアイドリングの状態にある場合に、内燃機関10が停止すると予測する。本実施例においては、制御部60は、触媒温度センサ71の検出温度が所定温度以上になった場合に各触媒の暖機が終了したと判定してもよい。この場合、触媒温度センサ71は、いずれか1つの触媒の温度を検出してもよい。また、制御部60は、アクセル開度センサ72の検出開度がゼロかつ車速センサ73の検出速度がゼロである場合に内燃機関10がアイドリングの状態にあると判定してもよい。
内燃機関10が停止すると予測された場合、制御部60は、HC脱離制御を行う。具体的には、制御部60は、HC吸着触媒20を通過する排気ガス量が低下するように切替弁40を制御する。それにより、排気ガス中のHCのHC吸着触媒20への新たな吸着が抑制される。HC吸着触媒20へのHC吸着速度よりもHC吸着触媒20からのHC脱離速度の方が大きくなるように切替弁40が制御されることによって、HC吸着触媒20におけるHC吸着触媒は低下する。制御部60は、内燃機関10が停止するまで上記HC脱離制御を行う。制御部60は、HC脱離制御の際に、排気ガスのHC吸着触媒20への流入が禁止されるように切替弁40を制御してもよい。この場合、HC吸着触媒20におけるHC吸着量を効率よく低下させることができる。
なお、各触媒が暖機後であれば、三元触媒30は十分に暖められている。この場合、排気ガス中のHCは、三元触媒30によって十分に酸化される。したがって、各触媒が暖機されていれば、排気ガスがHC吸着触媒20を通過しなくてもHC浄化に支障は生じにくい。
ここで、内燃機関10の始動時には三元触媒30が十分に暖機されていないことから、三元触媒30は十分なHC酸化性能を発揮しにくい。そこで、本実施例においては、制御部60は、内燃機関10の始動時に排気ガスの少なくとも一部がHC吸着触媒20を通過するように切替弁40を制御する。HC吸着触媒20が暖機されるまでの間、HC吸着触媒20の吸着能は高くなっている。したがって、排気ガス中のHCを効率よくHC吸着触媒20に吸着させることができる。なお、内燃機関10の始動時に、排気ガスの三元触媒30への供給が禁止されるように切替弁40が制御されれば、排気ガス中のHCをより効率よくHC吸着触媒20に吸着させることができる。
制御部60は、HC脱離制御の際、下記の制御を付加的に行ってもよい。例えば、制御部60は、各気筒の点火時期が遅角側に移行するように点火装置13を制御してもよい。この場合、排気ガスの温度が上昇する。それにより、HC吸着触媒20の温度が上昇する。その結果、HC吸着触媒20に吸着しているHCが脱離しやすくなる。また、三元触媒30におけるHCの浄化が促進される。なお、制御部60は、排気ガスの温度を上昇させる際に他の制御を行ってもよい。また、制御部60は、排気ガスの空燃比がストイキ側へ移行するように空燃比調整装置14を制御してもよい。この場合、HCのHC吸着触媒20からの脱離が促進される。また、三元触媒30におけるHCの浄化が促進される。
続いて、制御部60によるHC脱離制御のフローチャートの例を示す。図2は、HC脱離制御のフローチャートの一例を示す図である。制御部60は、所定の周期で図2のフローチャートを実行する。以下、図2のフローチャートについて説明する。まず、制御部60は、HC脱離制御フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS1)。ステップS1においてHC脱離制御フラグがオンであると判定されなかった場合、制御部60は、触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいか否かを判定する(ステップS2)。
ステップS2において触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいと判定された場合、制御部60は、アクセル開度センサ72の検出開度がゼロであるか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3においてアクセル開度センサ72の検出開度がゼロであると判定された場合、制御部60は、車速センサ73の検出車速がゼロであるか否かを判定する(ステップS4)。
ステップS4において車速センサ73の検出車速がゼロであると判定された場合、制御部60は、HC脱離制御フラグをオンに設定する(ステップS5)。次に、制御部60は、点火装置13を制御して、各気筒の点火時期を遅角側の所定の時期に設定する(ステップS6)。次いで、制御部60は、切替弁40を制御して、排気ガスのHC吸着触媒20への流入量をHC脱離制御前の流入量よりも少ない所定量に設定する(ステップS7)。次に、制御部60は、空燃比調整装置14を制御して、排気ガスの空燃比をストイキ側の所定値に設定する(ステップS8)。その後、制御部60は、フローチャートの実行を終了する。なお、ステップS1においてHC脱離制御フラグがオンであると判定された場合、制御部60は、ステップS2〜ステップS5を実行せずにステップS6から実行する。
ステップS2において触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいと判定されなかった場合、ステップS3においてアクセル開度センサ72の検出開度がゼロであると判定されなかった場合、および、ステップS4において車速センサ73の検出車速がゼロであると判定されなかった場合には、制御部60は、HC吸着触媒20に流入する排気ガス量と三元触媒30に流入する排気ガス量とが任意の比率になるように、切替弁40を制御する(ステップS9)。その後、制御部60は、フローチャートの実行を終了する。以上のように、図2のフローチャートによれば、内燃機関10が停止する際にHC吸着触媒20におけるHC吸着量を低下させることができる。
図3は、HC脱離制御のフローチャートの他の例を示す図である。制御部60は、所定の周期で図3のフローチャートを実行する。以下、図3のフローチャートについて説明する。まず、制御部60は、HC脱離制御フラグがオンであるか否かを判定する(ステップS11)。ステップS1においてHC脱離制御フラグがオンであると判定されなかった場合、制御部60は、触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいと判定された場合、制御部60は、アクセル開度センサ72の検出開度がゼロであるか否かを判定する(ステップS13)。ステップS13においてアクセル開度センサ72の検出開度がゼロであると判定された場合、制御部60は、車速センサ73の検出車速がゼロであるか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14において車速センサ73の検出車速がゼロであると判定された場合、制御部60は、HC脱離制御フラグをオンに設定する(ステップS15)。次に、制御部60は、点火装置13を制御して、各気筒の点火時期を遅角側の所定の時期に設定して所定の時間(数秒程度)待機する(ステップS16)。次いで、制御部60は、排気ガスのHC吸着触媒20への流入が禁止されるように切替弁40を制御する(ステップS17)。
次に、制御部60は、空燃比調整装置14を制御して、排気ガスの空燃比をストイキ側の所定値に設定する(ステップS18)。その後、制御部60は、フローチャートの実行を終了する。なお、ステップS11においてHC脱離制御フラグがオンであると判定された場合、制御部60は、ステップS12〜ステップS15を実行せずにステップS16の動作を行う。
ステップS12において触媒温度センサ71の検出温度が所定値よりも大きいと判定されなかった場合、ステップS13においてアクセル開度センサ72の検出開度がゼロであると判定されなかった場合、および、ステップS14において車速センサ73の検出車速がゼロであると判定されなかった場合には、制御部60は、HC吸着触媒20に流入する排気ガス量と三元触媒30に流入する排気ガス量とが任意の比率になるように、切替弁40を制御する(ステップS19)。その後、制御部60は、フローチャートの実行を終了する。以上のように、図3のフローチャートによれば、内燃機関10が停止する際にHC吸着触媒20におけるHC吸着量をより効率よく低下させることができる。
図4は、内燃機関10を始動させる際のフローチャートの一例である。内燃機関10が始動する際には、制御部60は、排気ガスの三元触媒30への流入が所定時間禁止されるように、切替弁40を制御する(ステップS21)。その後、制御部60は、フローチャートの実行を終了する。図4のフローチャートに従えば、排気ガスに比較的多量のHCが含まれる場合に、HC吸着触媒20にHCを効率よく吸着させることができる。
本実施例においては、排気管101,102が複数の排気系に相当し、切替弁40および制御部60が流量調整手段に相当し、HC吸着触媒20および三元触媒30がプリ触媒に相当し、HC吸着触媒20がHC吸着性能を有するプリ触媒に相当する。
続いて、本発明の第2実施例に係る排気浄化装置100aについて説明する。図5は、排気浄化装置100aの全体構成を示す模式図である。図5に示すように、排気浄化装置100aが排気浄化装置100と異なる点は、排気管101におけるHC吸着触媒20と切替弁40との間の部位に、過給機80が設けられている点である。なお、前述した第1実施例と同一符号を付した部材は、第1実施例と同様のものであり、第1実施例と同様の位置に配置されている。
過給機80は、排気管101内の排気ガスの流動エネルギを用いてエアを圧縮する過給機である。それにより、過給機80は、排気管101を流動する排気ガスの熱を消費する。したがって、内燃機関10の始動時において、HC吸着触媒20が暖機されるまでの時間が長くなる。その結果、HC吸着触媒20のHC吸着能の持続時間を長くすることができる。なお、過給機80が排気管102における三元触媒30と切替弁40との間の部位に設けられていても、本発明の効果を得ることができる。
本実施例においては、排気管101,102が複数の排気系に相当し、切替弁40および制御部60が流量調整手段に相当し、HC吸着触媒20および三元触媒30がプリ触媒に相当し、HC吸着触媒20がHC吸着性能を有するプリ触媒に相当し、過給機80がターボチャージャに相当する。
続いて、本発明の第3実施例に係る排気浄化装置100bについて説明する。図6は、排気浄化装置100bの全体構成を示す模式図である。排気浄化装置100bが図1の排気浄化装置100と異なる点は、三元触媒30の代わりにHC吸着触媒30bが設けられている点である。なお、前述した第1実施例と同一符号を付した部材は、第1実施例と同様のものであり、第1実施例と同様の位置に配置されている。
制御部60は、内燃機関10が停止すると予測した場合には、HC吸着触媒20を通過する排気ガス量およびHC吸着触媒30bを通過する排気ガス量のいずれか一方が低下するように、切替弁40を制御する。本実施例においては、制御部60は、HC吸着触媒20を通過する排気ガス量が低下するように、切替弁40を制御する。また、制御部60は、内燃機関10の始動時には、HC吸着触媒20,30bのいずれにも排気ガスが流入するように切替弁40を制御してもよい。また、制御部60は、内燃機関10の始動時には、HC吸着触媒30bへの排気ガスの流入が禁止されるように切替弁40を制御してもよい。この場合、より効率よく排気ガス中のHCをHC吸着触媒20に吸着させることができる。
なお、2つのHC吸着触媒の吸着能に差がある場合には、制御部60は、内燃機関10が停止する際により高いHC吸着能を有するHC吸着触媒への排気ガスの流入量が低下するように切替弁40を制御してもよい。内燃機関10の始動時に、排気ガス中のHCを効率よく吸着させることができるからである。
本実施例においては、排気管101,102が複数の排気系に相当し、切替弁40および制御部60が流量調整手段に相当し、HC吸着触媒20,30bがプリ触媒に相当する。
なお、上記各実施例においては2つの気筒群が設けられているが、それ以上の気筒群が設けられている場合にも本発明の効果が得られる。例えば、3以上の気筒群のそれぞれに接続された各排気管にプリ触媒が設けられていてもよい。この場合、いずれか1つのプリ触媒がHC吸着触媒であれば本発明の効果が得られる。例えば、内燃機関が停止する際にいずれか1つのHC吸着触媒への排気ガス流入量が低下すれば、次回の内燃機関の始動時に、排気ガス中のHCをそのHC吸着触媒に吸着させることができる。
本発明の第1実施例に係る排気浄化装置の全体構成を示す模式図である。 HC脱離制御のフローチャートの一例を示す図である。 HC脱離制御のフローチャートの他の例を示す図である。 内燃機関を始動させる際のフローチャートの一例である。 本発明の第2実施例に係る排気浄化装置の全体構成を示す模式図である。 本発明の第3実施例に係る排気浄化装置の全体構成を示す模式図である。
符号の説明
10 内燃機関
11 第1気筒群
12 第2気筒群
13 点火装置
14 空燃比調整装置
20 HC吸着触媒
40 切替弁
60 制御部60
70 センサ部
100 排気浄化装置
101,102 排気管
103 連通管

Claims (10)

  1. 内燃機関の複数の気筒群のそれぞれに設けられた排気系と、
    前記複数の排気系のそれぞれに備えられたプリ触媒と、
    前記複数の排気系への排気ガスの流量を調整する流量調整手段とを備え、
    前記複数の排気系は、前記プリ触媒よりも上流側において連通管によって接続されるとともに前記プリ触媒よりも下流側において合流し、
    前記複数のプリ触媒のうち少なくとも一つは、HC吸着性能を備えていることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記流量調整手段は、前記内燃機関の停止が予測される場合に、前記HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系への排気ガスの流量を低減させることを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記流量調整手段は、前記内燃機関の停止が予測される場合に、前記HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系への排気ガスの流入を禁止することを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  4. 前記流量調整手段は、前記内燃機関の始動時に、前記HC吸着性能を有するプリ触媒を備える排気系以外の排気系への排気ガスの流入を、所定時間禁止することを特徴とする請求項2または3記載の排気浄化装置。
  5. 前記複数のプリ触媒は、いずれもHC吸着性能を有することを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  6. 前記流量調整手段は、前記内燃機関の停止が予測される場合に、いずれか1つの排気系への排気ガスの流量を低減させることを特徴とする請求項5記載の排気浄化装置。
  7. いずれか1つのプリ触媒のHC吸着性能は、他のプリ触媒のHC吸着性能よりも高く、
    前記流量調整手段は、前記内燃機関の停止が予測される場合に、HC吸着性能が他のプリ触媒よりも高いプリ触媒への排気ガス流量を低減させることを特徴とする請求項5記載の排気浄化装置。
  8. 前記流量調整手段は、前記内燃機関の始動時に、前記内燃機関の先回停止時に排気ガスの流量が低減された排気系以外の排気系への排気ガスの流入を所定時間禁止することを特徴とする請求項6または7記載の排気浄化装置。
  9. 前記内燃機関の停止が予測される場合とは、前記プリ触媒の暖機後かつ前記内燃機関がアイドル状態にある場合であることを特徴とする請求項2〜4,6〜8のいずれかに記載の排気浄化装置。
  10. いずれか1つの排気系において前記プリ触媒と前記連通管接続部位との間にターボチャージャをさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の排気浄化装置。
JP2006248439A 2006-09-13 2006-09-13 排気浄化装置 Pending JP2008069699A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248439A JP2008069699A (ja) 2006-09-13 2006-09-13 排気浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006248439A JP2008069699A (ja) 2006-09-13 2006-09-13 排気浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008069699A true JP2008069699A (ja) 2008-03-27

Family

ID=39291501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006248439A Pending JP2008069699A (ja) 2006-09-13 2006-09-13 排気浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008069699A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3557925B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
EP1122413B1 (en) Exhaust purifying apparatus and method for internal combustion engine
EP0839996B1 (en) Exhaust gas purifying device for engine
US8096111B2 (en) Reduction of NOx trap at engine shutoff
JP2000230416A (ja) 内燃機関の排気切り換えバルブの故障検知装置
WO2009133771A1 (ja) 排気ガス浄化方法及び排気ガス浄化システム
JP4349362B2 (ja) 内燃機関の排気装置
JP2007162489A (ja) 過給機付き内燃機関の制御装置
JPH11343841A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP3779828B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2004036431A (ja) 内燃機関の排気ガス浄化装置
JP2007327394A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2007077875A (ja) 内燃機関の排気浄化システム
JP2004190549A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2008069699A (ja) 排気浄化装置
JP4743431B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP4320584B2 (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP2003035135A (ja) 排気ガス浄化装置
JP2005147106A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JPH112115A (ja) エンジンのhc吸着剤の劣化診断装置
JP2002339737A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JP3557842B2 (ja) 内燃機関の触媒再生装置
JP2009174386A (ja) 内燃機関の排気浄化装置
JPH11141332A (ja) ターボチャージャ付エンジンの排気ガス浄化装置
JP2002070541A (ja) 内燃機関の排気浄化装置