JP2008069678A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Shinji Okuhara
伸二 奥原
Toru Horie
堀江  徹
Kenichi Negi
謙一 根木
Kazuo Koshizuka
和男 越塚
Atsushi Tokunaga
敦史 徳永
Manabu Saito
学 斉藤
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【課題】リテーニングナットの締め付けにより高い軸力を効果的に与えることができ、組立の作業性を改善し、信頼性の高い燃料噴射弁を提供すること。
【解決手段】第1の燃料通路13が形成されたインジェクタボディ2の先端部に第2の燃料通路14が形成されたノズルボディ3がリテーニングナット4により固定されており、外部から供給される高圧燃料が第1及び第2の燃料通路13、14を通ってノズルボディ3内に形成されている燃料溜まり室15に送られるようになっている燃料噴射弁1において、ノズルボディ3の外側表面のうち、リテーニングナット4をインジェクタボディ2へ螺着したときに、ノズルボディ3においてこの螺着による締付力を受ける部分に被覆層31を設け、ノズルボディ3とリテーニングナット4との間の摩擦係数を低減させるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は燃料噴射弁に関する。
例えば、コモンレール式の燃料噴射システムの場合、コモンレールから供給される高圧燃料を内燃機関の気筒に固定された燃料噴射弁に送り、この燃料噴射弁によって気筒内に高圧燃料を噴射するように構成されている。従来のこの種の燃料噴射弁は、特許文献1に開示されているように、ノズルホルダ(インジェクタボディ)の先端部にノズルボディをリテーニングナットにより取り付けて成り、コモンレールからの高圧燃料は、ノズルホルダとノズルボディとにまたがって形成される燃料通路を通ってノズルボティ内に形成されている燃料溜まり室に送られる構成となっている。
そして、ノズルホルダとノズルボディとの間には高圧シール面が形成されており、リテーニングナットの締め付けにより該高圧シール面によるシール作用で、ノズルホルダとノズルボディとの間から高圧燃料が外に漏れるのが抑えられている。
特開2002−242796号公報
従来の燃料噴射弁は以上のように構成されているので、燃料噴射弁の組立時にリテーニングナットを必要且つ充分な力で適切に締め付けないと、高圧シール面のシール効果を充分に発揮させることができないが、燃料噴射弁の各部品の表面は金属加工処理をしたままの状態であり、リテーニングナットの締め付け工程における作業性や、締め付け処理及び高圧シールの信頼性については何等の対策も施されていなかった。
このため、高圧シール面のシール効果を高めるための高い軸力を得るため、リテーニングナットを大きな力で締め付けなければならず、作業性が良くない上に、大きな締付力により部品に損傷が生じたり、逆に締付力が不足することにより高圧シール効果が充分でないなど、製品としての信頼性の面でも不具合が生じる場合があった。
本発明の目的は、従来技術における上述の問題点を解決することができる、改善された燃料噴射弁を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明の特徴は、第1の燃料通路が形成されたインジェクタボディの先端部に第2の燃料通路が形成されたノズルボディをリテーニングナットにより固定されて成り、外部から供給される高圧燃料が前記第1及び第2の燃料通路を通って前記ノズルボディ内の燃料溜まり室に送られるようになっている燃料噴射弁において、前記ノズルボディの外側表面のうち前記リテーニングナットの前記インジェクタボディへの螺着による締付力を受ける部分に被覆処理が施されている点にある。
本発明によれば、ノズルボディの外表面のうちの、リテーニングナットのインジェクタボディへの螺着による締付力を受ける部分に被覆処理が施されているので、ノズルボディとリテーニングナットとの間の摩擦係数が低減し、リテーニングナットの締め付けにより高い軸力を効果的に与えることができ、組立の作業性を改善し、信頼性の高い燃料噴射弁を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態の一例につき詳細に説明する。
図1は、本発明による燃料噴射弁の一実施形態を示す図で、その要部が断面して示されている。燃料噴射弁1は、インジェクタボディ2と、ノズルボディ3と、ノズルニードル4と、背圧制御部5とを有する。インジェクタボディ2に2個以上の第1の位置決め穴6を、ノズルボディ3に同数の第2の位置決め穴7をそれぞれ形成し、第1の位置決め穴6及び第2の位置決め穴7に挿入した位置決めピン8により互いの位置を合わせて、インジェクタボディ2の先端部にノズルボディ3をリテーニングナット9により、後述の如くして取り付けると共に、その上方部に背圧制御部5を設けている。
燃料タンク10からの燃料は燃料ポンプ11により加圧されてコモンレール12に高圧燃料として蓄えられ、燃料噴射弁1にこの高圧燃料が供給される。インジェクタボディ2には第1の燃料通路13が形成されている。ノズルボディ3には第2の燃料通路14が形成されると共にノズルニードル4の受圧部4Aに対向して燃料溜まり室15が形成されている。
コモンレール12からの高圧燃料は、第1の燃料通路13及び第2の燃料通路14を通って燃料溜まり室15に常時供給可能となっている。第1の燃料通路13の一部は図中上方に延びて、背圧制御部5の部分から燃料還流路16を形成し、燃料タンク10に燃料を還流可能としている。燃料還流路16は、後述するスプリング室19などとともに燃料のリーク通路を形成している。
ノズルボディ3の先端部には燃料を噴射するための噴孔17が任意の数だけ形成されている。噴孔17につながるシート部18にノズルニードル4の先端部がシートすると噴孔17が閉鎖される。ノズルニードル4がシート部18からリフトすることにより噴孔17が解放されると、燃料が噴射可能となる。
ノズルニードル4の上方部におけるインジェクタボディ2の中心部に形成されたスプリング室19には、スプリングシート20と、ノズルニードル4をシート部18のシート方向に付勢するノズルスプリング21と、スプリングシート20に上方から当接するバルブピストン22とが設けられている。バルブピストン22が背圧制御部5により制御されて、すなわち、ノズルニードル4の背圧が制御されることにより、スプリングシート20を介してノズルニードル4のシート及びリフトが制御される。ノズルニードル4の上部は、ノズルボディ3のクリアランスシール孔23内を摺動可能となっている。なお、スプリング室19は、低圧側の燃料還流路16に連通し、ノズルボディ3はそのクリアランスシール孔23において高圧側(燃料溜まり室15)と低圧側(スプリング室19)とを分離している。
インジェクタボディ2は、その底面においてその長さ方向に直交する第1のシール面24を有し、第1のシール面24には第一の燃料通路13が開口している。一方、ノズルボディ3は、その上面においてその長さ方向に直交する第2のシール面25を有し、第2のシール面25には第2の燃料通路14が開口している。
リテーニングナット9の後端開口部91付近の内周面にはねじ溝部91Aが形成されており、インジェクタボディ2の外周面にはねじ溝部91Aに相応したねじ溝部2Aが形成されている。そして、ねじ溝部91Aとねじ溝部2Aとを螺合させてリテーニングナット9を所定のシート締付力で締め付けることにより、第1の燃料通路13及び第2の燃料通路14の各開口が対向した状態で第1のシール面24及び第2のシール面25が所定の面圧を確保し、高圧シール部26が形成され、これにより、高圧燃料が通過する第1の燃料通路13と第2の燃料通路14との接続部から燃料が外に漏れないようにする、高圧シール構造が構成されている。
リテーニングナット9の内側であって高圧シール部26に対向する部分には環状溝92が形成されており、これにより、インジェクタボディ2とノズルボディ3とリテーニングナット9とが図1に示すように組み立てられた場合に、高圧シール部26から漏れ出た高圧燃料を一旦集めるための環状空間27が、インジェクタボディ2とノズルボディ3とリテーニングナット9とを含んで形成される構成となっている。そして、環状空間27に一旦集められた高圧燃料を燃料低圧側に逃すための連通路28が設けられている。
本発明による燃料噴射弁1は、その組立工程において、リテーニングナット9によるインジェクタボディ2とノズルボディ3との着圧結合のための締付工程の作業性を改善し、それと共に、より少ない締付トルクで高い軸力が得られるようにし、これにより高圧シール面26による信頼性の高い高圧シール機能を実現させるため、ノズルボディ3の外周面に被覆処理が施されている。符号31で示されるのは、この被覆処理によってノズルボディ3の外周面に形成された被覆層である。
次に、図2を参照して被覆層31について説明する。図2は、図1のノズルボディ3の部分を拡大して示す断面図である。本実施の形態では、被覆層31は、ノズルボディ3の外周面であって、リテーニングナット9と対向する部分に施されている。ここでは、被覆層31は、ダイアモンドライクカーボン(DLC)によりノズルボディ3の外周面をコーティング処理することにより形成されている。しかし、この被覆処理のための材料は、DLCに限定されず、ハードクロムメッキ等であってもよい。すなわち、リテーニングナット9によるノズルボディ3のインジェクタボディ2への締付時に、リテーニングナット9とノズルボディ3との間での摩擦を低減させることができるものであれば、被覆層31の形成のために用いるコーティング材料は何であってもよい。
このように、ノズルボディ3には被覆層31が上述の如く形成されているので、リテーニングナット9とインジェクタボディ2とのねじ結合によりノズルボディ3をインジェクタボディ2に対して圧着結合させる場合、被覆層31が低摩擦コーティング層として働き、リテーニングナット9とノズルボディ3との間の摩擦係数が低減し、従来と同じ締付トルクで組み立てたとしても、高い軸力が得られる。
その結果、ノズルボディ3とインジェクタボディ2との間の高圧シール面26の信頼性が向上し、高圧シール面26における高圧燃料の漏れ耐性が向上し、燃料の高圧化に対応できる高性能で信頼性の高い燃料噴射弁が得られる。
さらに、ノズルボディ3とリテーニングナット9との間の定着性が向上するので、燃料ガスの吹き抜け防止に効果があるほか、ノズルボディ3の外表面が被覆層31により覆われるので、在庫時や車両搭載時の錆びの発生を有効に抑えることができるほか、各種のガスに対して、ノズルボディ3の対腐食性を向上させることができる。
なお、被覆層31をDLCコーティング処理、又はハードクロムメッキ処理で形成する場合、その厚さは、2〜10μmであるのが好ましい。被覆層31の厚さを例えば40μm程度とすると、組立時又は組立後に被覆層31がせん断割れを起こしてしまう場合があるので、このような割れを生じさせないために、従来におけるこの種のコーティングにおける一般的な厚みよりは、若干薄くするのが好ましい。
上記実施の形態では、ノズルボディ3における被覆層31の形成範囲を、リテーニングナット9とノズルボディ3との対向する領域としたが、本発明はこの構成に限定されない。リテーニングナット9の締付時におけるリテーニングナット9とノズルボディ3との間の摩擦係数を効果的に減少させることができればよいので、例えば、ノズルボディ3の外周面であってリテーニングナット9による締付トルクを受ける面がコーティングされている構成であってもよい。したがって、例えば、リテーニングナット9の締付力を受ける、図2に示すノズルボディ3の肩部3A(図2で点線で示す領域)を被覆処理して、この部分に被覆層31を形成する構成であってもよいし、ノズルボディ3の外側全表面に被覆層31を形成してもよい。
本発明による燃料噴射弁の一実施形態を示す図。 図1のノズルボディの部分を拡大して示す断面図。
符号の説明
1 燃料噴射弁
2 インジェクタボディ
3 ノズルボディ
3A 肩部
4 ノズルニードル
9 ノズルナット
13 第1の燃料通路
13A 底面側開口端
14 第2の燃料通路
15 燃料溜まり室
17 噴孔
24 第1のシール面
25 第2のシール面
26 高圧シール部
31 被覆層

Claims (1)

  1. 第1の燃料通路が形成されたインジェクタボディの先端部に第2の燃料通路が形成されたノズルボディをリテーニングナットにより固定されて成り、外部から供給される高圧燃料が前記第1及び第2の燃料通路を通って前記ノズルボディ内の燃料溜まり室に送られるようになっている燃料噴射弁において、
    前記ノズルボディの外側表面のうち前記リテーニングナットの前記インジェクタボディへの螺着による締付力を受ける部分に被覆処理が施されていることを特徴とする燃料噴射弁。
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