JP2008069485A - 金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置 - Google Patents

金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置 Download PDF

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Abstract

【課題】金属繊維が分散した用紙の製造における金属繊維を、単純な工程で紙料中に分散させ、金属繊維が分散した紙料を定法により抄造する、金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置を提供する。
【解決手段】 本発明は、撹拌槽に金属繊維束と加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料を供給して、撹拌機構で撹拌し、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して定法により抄造する金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属繊維が分散した用紙の製造において、金属繊維を分散させた紙料を定法により抄造する、金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置に関する。
現在、銀行券、パスポート、有価証券、印紙類、商品タグ、有料道路等の回数券、各種チケット等の貴重印刷物は、偽造、変造されないために様々な偽造防止技術が用いられている。例えば、紙自体に施される技術の一つとしては、蛍光繊維、金属繊維等を混抄する用紙が挙げられる。
金属繊維を混抄する用紙は、該用紙にランダムに金属繊維が混抄されているため、同一の配置で金属繊維を混抄する用紙の作製は難しく、複製防止効果に優れる。また、金属繊維はマイクロ波を用いて検出が可能であるので、金属繊維の有無による真偽判別及びランダムに配置させた金属繊維の検出から、その用紙独自の固有情報を検出することができる。さらに、金属繊維を混抄する用紙を複写機により複写した場合、マイクロ波を用いて検出が不可能であるので複写物であることが容易に判別可能であり、複写防止機能を有している。
このような金属繊維を混抄した用紙に用いられる金属繊維の形態は、金属繊維1本あたり直径が0.5〜25μm、長さが0.5〜15mm程度であり、金属繊維を所定の長さに切断するのは容易でないため、実際には金属繊維を水溶性樹脂に含浸させ、硬化させたうえで切断した金属繊維束を用いるのが一般的である。そして、樹脂で含浸された金属繊維束を用いて金属繊維が混抄したシートを製造する場合、一旦、樹脂を溶かして、金属繊維を溶媒中に分散させる必要がある。
しかしながら、パルパーのような製紙用原料作製工程で離解中に、前記金属繊維束を製紙用原料中に直接投入し製紙用原料中への金属繊維の分散を試みた結果、濃度が3〜4%の製紙用原料中に投入された金属繊維束は、製紙用原料と同時に回流する状態となってしまい、金属繊維束を分散させる力が加わらず原料中に分散されない問題があった。
さらに、溶媒として水又は温水を用いて撹拌し、一旦、樹脂を溶かしてからパルパーに投入する方法において、親水性を有する水溶性樹脂、例えばPVA樹脂で含浸された金属繊維束は、PVA樹脂の親水性によってPVA樹脂が水中又は温水で概ね溶け、金属繊維束から分離した金属繊維は溶媒中で浮遊するが、特に水中においてPVA樹脂は溶けにくい性質をもつ。また、1度、金属繊維束から分離した金属繊維も金属繊維同士が分子間力によって引き付けあうとともに、撹拌中に金属繊維同士が接触すると絡み合い凝集してしまう問題があった。
一方、金属繊維を紙料中に分散させる方法として、例えば、金属を、糊剤を含有せしめた水中分散性シート面に蒸着して成るシートの離解分散した金属蒸着繊維を、紙料中に分散せしめ定法により抄紙し乾燥した金属蒸着繊維入り特殊紙が開示されている(特許文献1)。
また、表面が親水性材料で被覆された磁性ワイヤを用いて、磁性ワイヤを水と親水性処理させて水懸濁液とし、抄紙機の抄紙網上に紙原料がそれぞれ貯留された第1の紙層形成用槽と第2の紙層形成用槽とを配設し、第1の紙層形成用槽と第2の紙層形成用槽との間に磁性ワイヤと水とを混ぜ合わせた水懸濁液を貯留する磁性ワイヤ供給槽を配設して、磁性ワイヤ供給槽に貯留した水懸濁液中に気泡を発生させて水懸濁液を磁性ワイヤ供給槽からオーバーフローさせ、第1の紙層形成用槽から供給された紙原料により形成された第1の紙層上に水懸濁液を供給することにより、水懸濁液に含まれる磁性ワイヤを第1の紙層上に分散配置し、磁性ワイヤが分散配置された第1の紙層上に第2の紙層形成用槽から紙原料を供給して第2の紙層を形成して作製されるセキュリティペーパーとその製造方法及び装置が開示されている(特許文献2)。
特公昭51−6763号公報(第1頁、第3図) 特開平17−146477号公報(第1−17頁、第4、5及び6図)
しかしながら、特許文献1では、金属を糊剤によって含有せしめた水中分散性シート面に蒸着して成るシートを用いる必要があり、直接金属繊維を混入する方法ではなく、金属を糊剤によって含有せしめた水中分散性シート面に蒸着して成るシートを作製するか、購入する必要があるため、製造コストが高価であった。また、特許文献2では、磁性ワイヤを水中に分散させるために、磁性ワイヤに酸化チタン等の材料を表面処理する必要があるため、製造コストが高価であった。
本発明は、前述した問題点を解決することを目的としたもので、金属を糊剤によって含有せしめた水中分散性シート面に蒸着して成るシートを用いる必要がなく、酸化チタン等の材料を表面処理する必要がなく、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料を用いることによって金属繊維が凝集する問題がなく、金属繊維が分散した用紙の製造における金属繊維を、単純な工程で紙料中に分散させ、金属繊維が分散した紙料を定法により抄造する、金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置を提供することを目的とする。
本発明は、金属繊維が分散した用紙の製造方法において、水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入し、前記金属繊維投入口に投入された前記金属繊維束は、金属繊維供給機構に供給され、前記金属繊維供給機構に供給された前記金属繊維束は、撹拌槽に供給する量が調整され、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料が供給された前記撹拌槽に供給され、前記撹拌槽に供給された前記金属繊維束は、撹拌機構によって撹拌され、前記撹拌槽で撹拌されて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、紙料供給槽にオーバーフローされ、前記紙料供給槽にオーバーフローされて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、前記紙料経路に供給された第1の紙料は、前記紙料経路を流れる第2の紙料と混ざり、前記第1の紙料と前記第2の紙料が混ざった紙料を定法により抄造することを特徴とする金属繊維分散用紙の製造方法である。
また、本発明は、金属繊維が分散した用紙の製造方法において、水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入し、前記金属繊維投入口に投入された前記金属繊維束は、金属繊維供給機構に供給され、前記金属繊維供給機構に供給された前記金属繊維束は、第1の撹拌槽に供給する量が調整され、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料が供給された前記第1の撹拌槽に供給され、前記第1の撹拌槽に供給された前記金属繊維束は、第1の撹拌機構によって撹拌され、前記第1の撹拌槽で撹拌されて前記金属繊維が分散された第1の紙料は、前記第1の撹拌槽から第2の撹拌槽にオーバーフローされ、前記第2の撹拌槽にオーバーフローされて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、第2の撹拌機構によって撹拌され、前記第2の撹拌槽で撹拌されて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、紙料供給槽にオーバーフローされ、前記紙料供給槽にオーバーフローされて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、前記紙料経路に供給された第1の紙料は、前記紙料経路を流れる第2の紙料と混ざり、前記第1の紙料と前記第2の紙料が混ざった紙料を定法により抄造することを特徴とする金属繊維分散用紙の製造方法である。
また、本発明は、金属繊維が分散した用紙を製造するために抄紙機上に設置される金属繊維分散装置において、前記金属繊維分散装置は、金属繊維束を投入する金属繊維投入口と、前記金属繊維投入口に投入され、供給された前記金属繊維束の量を調整し撹拌槽に供給する金属繊維供給機構と、前記金属繊維供給機構から供給される前記金属繊維束を溶媒中に分散させるための撹拌機構が設けられた撹拌槽と、前記撹拌槽に継合し金属繊維を分散させるための溶媒を供給する供給管と、前記撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出するバルブと、前記撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽を備えたことを特徴とする金属繊維分散装置である。
また、本発明は、金属繊維が分散した用紙を製造するために抄紙機上に設置される金属繊維分散装置において、前記金属繊維分散装置は、金属繊維束を投入する金属繊維投入口と、前記金属繊維投入口に投入され、供給された前記金属繊維束の量を調整し第1の撹拌槽に供給する金属繊維供給機構と、前記金属繊維供給機構から供給される前記金属繊維束を溶媒中に分散させるための第1の撹拌機構が設けられた第1の撹拌槽と、前記第1の撹拌槽に継合し金属繊維を分散させるための溶媒を供給する供給管と、前記第1の撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出する第1のバルブと、前記第1の撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を再度撹拌する第2の撹拌機構が設けられた第2の撹拌槽と、前記第2の撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出する第2のバルブと、前記第2の撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽を備えたことを特徴とする金属繊維分散装置である。
本発明の金属繊維分散用紙の製造方法及び金属繊維分散装置は、金属繊維束を直接混入可能であり、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料を用いることによって溶媒中に均一に分散される。これは、金属繊維束を含浸している水溶性樹脂が溶けて金属繊維が溶媒中に分散していく際、金属繊維が白水又は希釈された製紙用原料中の繊維と絡みあい、金属繊維同士で絡む現象が起こることなく、金属繊維が撹拌中に分散することが可能となるからである。よって、金属繊維が均一に分散された紙料は、抄紙機上へ供給され、プレス、乾燥されて、金属繊維の塊がなく、金属繊維がランダムに配置された用紙が製造可能となる。
本発明の金属繊維分散装置の撹拌槽は、分散が不十分な金属繊維が生じた場合、撹拌槽で沈降されるので抄紙機上へ供給されることがない。よって、金属繊維が均一に分散された紙料のみが抄紙機上へ供給されるため、金属繊維の塊がなく、金属繊維がランダムに配置された用紙が製造可能となる。
さらに、撹拌槽及び撹拌機構を二つ設けた場合は、撹拌槽では金属繊維の分散が2回行えるとともに、分散が不十分な金属繊維を沈降させる処理が2回行えるので、分散の不十分な金属繊維の排除が確実に行える。
また、白水を供給管から供給する場合は、抄紙機の抄紙網上から落下する白水を加温して直接供給することが可能であるため、あえて白水を製造する設備が必要なく、継続的に撹拌槽に白水を供給できる。
本発明を実施するための最良の形態は、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は以下に述べる実施するための最良の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他のいろいろな実施の形態が含まれる。
金属繊維が分散した用紙の製造において、前記金属繊維を紙料中に分散させる金属繊維分散装置について図1を用いて説明する。
なお、下記に記載される金属繊維束3は、水溶性の樹脂で金属繊維を含浸し金属繊維束としたものである。
また、この発明の白水とは、抄紙機の抄紙網上から落下する紙料中の微細繊維、薬品及びてん料を含んだ溶液である。
また、この発明の製紙用原料とは、抄造工程の前工程である離解機で作製される原料のことで、当該原料の濃度は一般的に3〜4%である。そして、抄紙機上で抄造するときの原料の濃度は、濃度調節器により目的とする用紙の形態に合わせた濃度に調整して抄造している。
また、この発明の第1の紙料とは、金属繊維分散装置で金属繊維を溶媒中に分散させた紙料である。
また、この発明の第2の紙料とは、製紙用原料の濃度を濃度調節器によって調整されたものである。
図1に示すように、金属繊維分散装置1は、金属繊維束3を投入する金属繊維投入口2と、金属繊維投入口2に投入され、供給された金属繊維束3の量を調整し撹拌槽5に供給する金属繊維供給機構4と、金属繊維供給機構4から供給される金属繊維束3を溶媒中に分散させるための撹拌機構7が設けられた撹拌槽5と、撹拌槽5に継合し金属繊維束3を分散させるための溶媒を供給する供給管9と、撹拌槽5の下部には、沈降した金属繊維を排出するバルブ12と、撹拌槽5からオーバーフローした金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽11を備える。
金属繊維投入口2には、あらかじめ金属繊維投入口2内に金属繊維束3を投入しておき、投入された金属繊維束3は、自動で金属繊維供給機構4に供給される。
金属繊維供給機構4は図2に示すとおり、切欠き24を設けた円筒23と、円筒23を駆動するインバータモータ22からなり、切欠き24が鉛直方向上向きのとき金属繊維投入口2内の金属繊維束3が切欠き24に供給される。そして、円筒23が回転し切欠き24が鉛直方向下向きのとき、切欠き24に供給された金属繊維束3が撹拌槽5へ落下する。以降はその繰り返しで円筒23が1回転する毎に、切欠き24に供給された金属繊維束3が撹拌槽5へ供給される。このときインバータモータ22の回転を調整することによって、撹拌槽5への金属繊維束3の供給量を調整することができる。
撹拌槽5に供給する加温した白水は、あらかじめ抄紙機の抄紙網上から落下する白水を加温して、供給管9から撹拌槽5へ供給する。また、製造条件により白水中の繊維が少ない場合は、製紙用原料を希釈したものを溶媒として用いて、別工程で製紙用原料を0.05〜0.5%に薄めて加温し、供給管9から撹拌槽5へ供給すればよい(図示せず)。
撹拌槽5に投入する溶媒の供給量及び温度は、目的とする用紙(用紙中に分散させる金属繊維の量)及び金属繊維の形態(長さ、束ねる本数、含浸している水溶性樹脂)により変わるので、それに応じて溶媒の供給量及び温度を調整するとよい。
撹拌機構7の駆動については、モータ(図示せず)を撹拌機構7に連結させて撹拌機構7を回転させ、金属繊維供給機構4から供給された金属繊維束3と供給管9から供給された溶媒が撹拌される。
加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料及び金属繊維束3は常時供給されるので、撹拌槽5内で撹拌され、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、紙料供給槽11にオーバーフローされる。
紙料供給槽11にオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給される。
撹拌槽5では、仮に分散が不十分な金属繊維が生じた場合、撹拌槽5の下部に分散の不十分な金属繊維は沈降する。そして、撹拌槽5の下部には、それを排出するためのバルブ12を設けている。
金属繊維が分散した用紙の製造における、前記金属繊維を紙料中に分散させる金属繊維分散装置において、二つの撹拌槽及び撹拌機構を設けて分散を行う金属繊維分散装置を、図3を用いて説明する。
図3に示す金属繊維分散装置1aの金属繊投入口2a、金属繊維供給機構4、供給管9a、紙料供給槽11a、第1のバルブ12aは、図1に示す金属繊維分散装置1のものと同様である。
そして、改良点は、第1の撹拌槽5aと紙料供給槽の11aの間に、第2の撹拌槽6aと第2の撹拌機構8aと、第2のバルブ13aを設けていることである。第2の撹拌機構8aの駆動についても、モータ(図示せず)を撹拌機構8aに連結させて撹拌機構8aを回転させる。
金属繊維の形態図について図4を用いて説明する。図4に示すように、金属繊維の形態は金属繊維1本あたり、直径8μm、長さ3mmのものを100本程度束ねて水溶性樹脂で含浸されたものである。
金属繊維が分散した用紙の製造方法について、図5を用いて説明する。
図5に示すようにSTEP1として、水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入する。
STEP1で金属繊維投入口に投入された金属繊維束は、STEP2で金属繊維供給機構に自動的に供給される。
STEP2で金属繊維供給機構に自動的に供給された金属繊維束は、STEP3で撹拌槽への供給量が調整され供給される。
STEP4で撹拌槽には、金属繊維束を分散させる溶媒として、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料が供給管から供給される。ここで、金属繊維束を分散させる溶媒としては、白水を加温して65〜90℃としたもの又は、濃度を0.05%〜0.5%に希釈した製紙用原料を加温して65〜90℃とした溶媒を用いるのが望ましい。仮に、白水を加温しないで用いる場合、白水の温度は15〜30℃であるので金属繊維が溶媒中に完全に分散せず、また、65〜90℃に加温して濃度0.5%以上の溶媒を用いる場合、金属繊維束を分散させる程の力が加わらず溶媒中に分散されない結果となる。
STEP3とSTEP4で、撹拌槽に供給された金属繊維束と溶媒は、STEP5で撹拌機構によって撹拌され、溶媒中に金属繊維が分散され、撹拌槽上部の金属繊維が分散された第1の紙料は、撹拌槽から紙料供給槽にオーバーフローされる。また、STEP5で仮に分散が不十分な金属繊維が生じた場合は、撹拌槽で沈降される。
STEP5で沈降された分散が不十分な金属繊維は、STEP6で撹拌槽下部に設けたバルブを開けて排出される。
STEP5で撹拌槽から紙料供給槽にオーバーフローされた、金属繊維が分散された第1の紙料はSTEP7で紙料供給槽から抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給される。
STEP7で抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、金属繊維が分散された第1の紙料は、第2の紙料と混ざり、STEP8で定法により抄造され、金属繊維が分散した用紙が製造される。
金属繊維が分散した用紙の製造方法において、二つの撹拌槽及び撹拌機構を設けて金属繊維の分散を行い用紙を製造する方法を、図6を用いて説明する。
図6に示すようにSTEP1として、水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入する。
STEP1で金属繊維投入口に投入された金属繊維束は、STEP2で金属繊維供給機構に自動的に供給される。
STEP2で金属繊維供給機構に自動的に供給された金属繊維束は、STEP3で第1の撹拌槽への供給量が調整され供給される。
STEP4で第1の撹拌槽には、金属繊維束を分散させる溶媒として、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料が供給管から供給される。ここで、金属繊維束を分散させる溶媒としては、白水を加温して65〜90℃としたもの又は、濃度を0.05%〜0.5%に希釈した製紙用原料を加温して65〜90℃とした溶媒を用いるのが望ましい。仮に、白水を加温しないで用いる場合、白水の温度は15〜30℃であるので金属繊維が溶媒中に完全に分散せず、また、65〜90℃に加温して濃度0.5%以上の溶媒を用いる場合、金属繊維束を分散させる程の力が加わらず溶媒中に分散されない結果となる。
STEP3とSTEP4で、第1の撹拌槽に供給された金属繊維束と溶媒は、STEP5で第1の撹拌機構によって撹拌され、溶媒中に金属繊維が分散され、第1の撹拌槽上部の金属繊維が分散された第1の紙料は、第1の撹拌槽から第2の撹拌槽にオーバーフローされる。また、STEP5で仮に分散が不十分な金属繊維が生じた場合は、第1の撹拌槽で沈降される。
STEP5で沈降された分散が不十分な金属繊維は、STEP6で第1の撹拌槽下部に設けた第1のバルブを開けて排出される。
STEP5で第1の撹拌槽から第2の撹拌槽にオーバーフローされた第1の紙料は、STEP7で第2の撹拌機構によって撹拌され、第2の撹拌槽上部の金属繊維が分散された第1の紙料は、第2の撹拌槽から紙料供給槽へオーバーフローされる。また、STEP7で仮に分散が不十分な金属繊維が生じた場合は、第2の撹拌槽で沈降される。
STEP7で沈降された分散が不十分な金属繊維は、STEP8で第2の撹拌槽下部に設けた第2のバルブを開けて排出される。
STEP7で第2の撹拌槽から紙料供給槽へオーバーフローされた第1の紙料は、STEP9で紙料供給槽から抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給される。
STEP9で抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、金属繊維が分散された第1の紙料は、第2の紙料と混ざり、STEP10で定法により抄造され、金属繊維が分散した用紙が製造される。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明するが、本発明の内容は、これらの実施例の範囲に限定されるものではない。
(実施例1)
抄紙機に、図3に示すように、金属繊維束3を投入する金属繊維投入口2aと、前記金属繊維投入口2aに投入され、供給された金属繊維束3の量を調整し第1の撹拌槽5aに供給する金属繊維供給機構4と、前記金属繊維供給機構4から供給される金属繊維束3を溶媒中に分散させるための第1の撹拌機構7aが設けられた第1の撹拌槽5aと、前記第1の撹拌槽5aに継合し金属繊維を分散させるための溶媒を供給する供給管9aと、前記第1の撹拌槽5aの下部には、沈降した金属繊維を排出する第1のバルブ12aと、前記第1の撹拌槽5aから金属繊維が分散した第1の紙料がオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を再度撹拌する第2の撹拌機構8aが設けられた第2の撹拌槽6aと、前記第2の撹拌槽6aの下部には、沈降した金属繊維を排出する第2のバルブ13aと、前記第2の撹拌槽6aから金属繊維が分散した第1の紙料がオーバーフローし、金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽11aを備えたことを特徴とする金属繊維分散装置1aを設置し、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給し、第1の紙料と第2の紙料が混ざり、前記第1の紙料と前記第2の紙料が混ざった紙料を定法により抄造して金属繊維が均一に分散した用紙を作製した。このとき分散させた金属繊維は、ステンレス製の金属繊維で、金属繊維1本当たり3μm、長さ3mmの金属繊維を、100本程度束ねてPVA樹脂で含浸されたもので、金属繊維束3の投入量は1分間当たり15gで、溶媒は75℃に加温した白水を1分間あたり50リットル撹拌槽5aに供給して撹拌し、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(実施例2)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、白水を80℃に加温して、撹拌槽5aへ供給して撹拌し、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(実施例3)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、白水を90℃に加温して、撹拌槽5aに供給して撹拌し、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(実施例4)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、製紙用原料を希釈し濃度が0.05%の溶媒を80℃に加温して撹拌槽5aに供給し、金属繊維束3を溶媒中で撹拌して分散させ、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(実施例5)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、製紙用原料を希釈し濃度が0.1%の溶媒を80℃に加温して撹拌槽5aに供給し、金属繊維束3を溶媒中で撹拌して分散させ、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(実施例6)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、製紙用原料を希釈し濃度が0.5%の溶媒を80℃に加温して撹拌槽5aに供給し、金属繊維束3を溶媒中で撹拌して分散させ、金属繊維が分散した第1の紙料を抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給して抄造し、図7に示す金属繊維がランダムに配置された偽造防止用紙を得た。
(比較例1)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、溶媒が20℃の水と金属繊維束3を撹拌し、第2の紙料と混合して図8に示す用紙を製造した。
(比較例2)
実施例1と同様に金属繊維分散装置1aを用いて、溶媒として製紙用原料を希釈して濃度を1%、温度を80℃に加温したものと金属繊維束3を撹拌し、第2の紙料と混合して図9に示す用紙を製造した。
実施例及び比較例の結果を表1に示す。
Figure 2008069485
表1に示すように比較例1の溶媒が20℃の水と金属繊維束3を撹拌して得られた用紙、比較例2の製紙用原料を希釈して濃度を1%、温度を80℃に加温したものと金属繊維束3を撹拌して得られた用紙は、図8及び図9に示すように分散されない金属繊維25が形成され用紙上の金属繊維が均一に分散されなかった。実施例1乃至6については、図7に示すように用紙上の金属繊維が均一に分散された用紙が得られた。
この発明である金属繊維分散装置を示す図である。 (a)金属繊維供給機構の詳細を示す図である。(b)図2(a)で示す金属繊維供給機構のX−X’断面図である。 図1で示す金属繊維分散装置とは他の金属繊維分散装置を示す図である。 この発明で用いた金属繊維束の形態を示す図である。 金属繊維を原料中に分散させる金属繊維分散方法のフロー図である。 二つの撹拌槽及び撹拌機構を用いて、金属繊維を紙料中に分散させる金属繊維分散方法のフロー図である。 用紙上に金属繊維がランダムに配置された用紙の透過光画像である。 比較例1で製造した用紙の透過光画像である。 比較例2で製造した用紙の透過光画像である。
符号の説明
1、1a 金属繊維分散装置
2、2a 金属繊維投入口
3 金属繊維束
4 金属繊維供給機構
5、5a 撹拌槽(第1の撹拌槽)
6a 第2の撹拌槽
7、7a 撹拌機構(第1の撹拌機構)
8a 第2の撹拌機構
9、9a 供給管
11、11a 紙料供給槽
12、12a バルブ(第1のバルブ)
13a 第2のバルブ
22 インバータモータ
23 円筒
24 切欠き
25 分散されない金属繊維

Claims (4)

  1. 金属繊維が分散した用紙の製造方法において、
    水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入し、前記金属繊維投入口に投入された前記金属繊維束は、金属繊維供給機構に供給され、前記金属繊維供給機構に供給された前記金属繊維束は、撹拌槽に供給する量が調整され、加温された白水又は、加温され希釈された製紙用原料が供給された前記撹拌槽に供給され、前記撹拌槽に供給された前記金属繊維束は、撹拌機構によって撹拌され、前記撹拌槽で撹拌され、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、紙料供給槽にオーバーフローされ、前記紙料供給槽にオーバーフローされ、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、前記紙料経路に供給された第1の紙料は、前記紙料経路を流れる第2の紙料と混ざり、前記第1の紙料と前記第2の紙料が混ざった紙料を定法により抄造することを特徴とする金属繊維分散用紙の製造方法。
  2. 金属繊維が分散した用紙の製造方法において、
    水溶性樹脂によって含浸され、束ねられた所定の長さの金属繊維束を金属繊維投入口に投入し、前記金属繊維投入口に投入された前記金属繊維束は、金属繊維供給機構に供給され、前記金属繊維供給機構に供給された前記金属繊維束は、第1の撹拌槽に供給する量が調整され、加温された白水又は加温され希釈された製紙用原料が供給された前記第1の撹拌槽に供給され、前記第1の撹拌槽に供給された前記金属繊維束は、第1の撹拌機構によって撹拌され、前記第1の撹拌槽で撹拌され、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、第2の撹拌槽にオーバーフローされ、前記第2の撹拌槽にオーバーフローされて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、第2の撹拌機構によって撹拌され、前記第2の撹拌槽で撹拌され、前記金属繊維が分散した第1の紙料は、紙料供給槽にオーバーフローされ、前記紙料供給槽にオーバーフローされて前記金属繊維が分散した第1の紙料は、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給され、前記紙料経路に供給された第1の紙料は、前記紙料経路を流れる第2の紙料と混ざり、前記第1の紙料と前記第2の紙料が混ざった紙料を定法により抄造することを特徴とする金属繊維分散用紙の製造方法。
  3. 金属繊維が分散した用紙を製造するために抄紙機上に設置される金属繊維分散装置において、
    前記金属繊維分散装置は、金属繊維束を投入する金属繊維投入口と、前記金属繊維投入口に投入され、供給された前記金属繊維束の量を調整し撹拌槽に供給する金属繊維供給機構と、前記金属繊維供給機構から供給される前記金属繊維束を溶媒中に分散させるための撹拌機構が設けられた撹拌槽と、前記撹拌槽に継合し前記金属繊維を分散させるための溶媒を供給する供給管と、前記撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出するバルブと、前記撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽を備えたことを特徴とする金属繊維分散装置。
  4. 金属繊維が分散した用紙を製造するために抄紙機上に設置される金属繊維分散装置において、
    前記金属繊維分散装置は、金属繊維束を投入する金属繊維投入口と、前記金属繊維投入口に投入され、供給された前記金属繊維束の量を調整し第1の撹拌槽に供給する金属繊維供給機構と、前記金属繊維供給機構から供給される前記金属繊維束を溶媒中に分散させるための第1の撹拌機構が設けられた第1の撹拌槽と、前記第1の撹拌槽に継合し金属繊維を分散させるための溶媒を供給する供給管と、前記第1の撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出する第1のバルブと、前記第1の撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を再度撹拌する第2の撹拌機構が設けられた第2の撹拌槽と、前記第2の撹拌槽の下部には、沈降した金属繊維を排出する第2のバルブと、前記第2の撹拌槽からオーバーフローし、前記金属繊維が分散した第1の紙料を受け、前記金属繊維が分散した第1の紙料を、抄紙機上の第2の紙料が流れる紙料経路に供給する紙料供給槽を備えたことを特徴とする金属繊維分散装置。
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