JP2008068788A - 燃料タンク構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で取付部材を保護可能な燃料タンク構造を得る。
【解決手段】燃料タンク本体14の上面14Tには配管44に沿って形成された収容溝46が形成される。収容溝46は、配管44の外径よりも大きな幅及び深さを有しており、配管44は、収容溝46に完全に収容される。燃料タンク本体14に外部から作用した衝撃が配管44には直接的に作用しないため、配管44の損傷が防止される。配管44の損傷を防止するための特別な部材等を必要としないので、部品点数が少なくて済み、構造も簡単となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料タンク構造に関する。
自動車等の車両に搭載される燃料タンクには、各種配管等の部材が取り付けられる。たとえば特許文献1に記載の燃料タンクでは、吐出通路や戻し通路がメインタンクに取り付けられている。
ところが、特許文献1の構造では、吐出通路や戻し通路がメインタンクから外側に突出しているので、これら通路の損傷を防止するための対策が必要になる。たとえば、これら通路の強度を向上させると、構造の複雑化を招く。
また、特許文献1の構造において、突出通路や戻し通路は、メインタンクの開口に嵌着された蓋板に固設されているが、この蓋板とメインタンクのタンク本体との間のシール性の確保も必要となる。
特開平2002−130056号公報
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構造で取付部材の保護を可能とする燃料タンク構造を得ることを課題とする。
請求項1に記載の発明では、車両に搭載され燃料が収容される燃料タンク本体と、前記燃料タンク本体に取り付けられ燃料タンク本体から外部に延出される取付部材と、前記燃料タンク本体に設けられ前記取付部材を収容する収容凹部と、を有することを特徴とする。
この燃料タンク構造では、燃料タンク本体に取り付けられて外部に延出される取付部材が、燃料タンク本体に設けられた収容凹部に収容される。このように取付部材が収容されることで、燃料タンク本体の外側からの衝撃が、取付部材に直接的に作用しなくなる。取付部材自体の損傷や、取付部材と燃料タンク本体との取付部分の損傷が防止されるので、これら部位をより確実に保護可能となる。しかも、燃料タンク本体に収容凹部を設けるだけで済み、取付部材を外力から保護するための特別な部材等が不要なので、簡単な構造となる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、前記燃料タンク本体に形成された開口部と、前記取付部材を保持すると共に前記開口部に嵌合される嵌合部材と、前記嵌合部材の前記開口部への嵌合によってこれらの間をシールするシール部材と、を有することを特徴とする。
このように、取付部材を保持する嵌合部材を、燃料タンクの開口部に嵌合させるだけの簡単な構造で、取付部材を燃料タンク本体に取り付けできる。
しかも、嵌合部材を開口部に嵌合すると、シール部材がこれらの間をシールする。すなわち、シール部材を嵌合部材と開口部との間に配置する簡単な構造で、これらの間のシール性を確保できる。
請求項3に記載の発明では、車両に搭載され燃料が収容される燃料タンク本体と、前記燃料タンク本体に形成された開口部と、前記開口部の周囲から前記燃料タンク本体の外側に向かって立設された立設部と、前記立設部に嵌合される嵌合部材と、前記嵌合部材が前記立設部に嵌合された状態で前記燃料タンク本体の外部から視認可能な位置に配置され嵌合部材と立設部の間をシールするシール部材と、を有することを特徴とする。
この燃料タンク構造では、燃料タンク本体の開口部の周囲から立設部が立設され、この立設部に嵌合部材が嵌合される。嵌合部材を使用して、他部材を取り付けたり支持したりすることが可能となる。
嵌合部材が立設部に嵌合された状態で、シール部材がこれらの間をシールする。すなわち、シール部材を嵌合部材と開口部との間に配置する簡単な構造で、これらの間のシール性を確保できる。
しかも、シール部材は、燃料タンク本体の外部から視認可能な位置に配置されている。したがって、シール部材によるシール状態を目視し、最適なシール状態を維持することが可能になる。
請求項4に記載の発明では、請求項2又は請求項3に記載の発明において、前記燃料タンク本体及び前記嵌合部材に形成されねじ込みによって螺合されるネジ部材、を有することを特徴とする。
したがって、嵌合部材を燃料タンク本体(開口部あるいは立設部)にねじ込むだけで、嵌合部材を開口部又は立設部に嵌合させることができる。また、嵌合部材のねじ込み量を燃料タンク本体との相対的な位置によって目視することも可能となり、適切なねじ込み量(締め代)とすることができる。
請求項5に記載の発明では、請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の発明において、前記燃料タンク本体に、前記開口部の周囲を補強する補強ビードが形成されていることを特徴とする。
この補強ビードにより、燃料タンク本体に作用した衝撃の開口部への作用が緩和され、開口部及びその周囲を保持することができる。これにより、開口部の周囲(この開口部(立設部)や嵌合部材、さらにこれらの間)のシール性を確保できる。
請求項6に記載の発明では、請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記開口部が、前記燃料タンク本体の上面に形成された上開口部を有し、前記嵌合部材が、前記上開口部に前記燃料タンク本体の外側から嵌合される上嵌合部を有することを特徴とする。
すなわち、請求項2に係る「開口部」に関し、その位置は特に限定されないが、請求項6に記載のように上開口部を燃料タンク本体の上面に形成し、嵌合部材としてはこの上開口部に燃料タンク本体の外側から嵌合される上嵌合部を有する構成とすることができる。燃料タンク本体の上面に嵌合部材が配置されることになるので、嵌合部材を使用して各種の取付部材を取付可能となる。
請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、前記嵌合部材が、前記燃料タンク本体の下面に燃料タンク本体の内側から嵌合される下嵌合部を有することを特徴とする。
したがって、嵌合部材は、上嵌合部が上開口部に嵌合され、下嵌合部が燃料タンクの下面に嵌合される。燃料タンクの上面と下面が嵌合部材によって連結されることになるので、燃料タンク本体の剛性が高くなる。
本発明は上記構成としたので、簡単な構造で取付部材を保護できる。
図1には、本発明の第一実施形態に係る燃料タンク12が示されている。この燃料タンク12は、上面14T、下面14B及び4つの側面14S(図1では手前側の側面14Sを省略)によって略直方体の中空箱状に形成された燃料タンク本体14を有している。燃料タンク本体14には、図示しない車両に搭載され、この車両で使用される燃料が収容される。
燃料タンク本体14の上面14Tの略中央には、下方に向かって凹まされた円形の凹部16が形成されている。図2及び図3にも詳細に示すように、凹部16の中央には円形の上開口部18が形成されている。
上開口部18の口縁からは、下方(燃料タンク本体14内)に向かって扁平な円筒状に形成された上円筒部20が形成されている。上円筒部20の内周面には、本発明に係る締結部22を構成する雌ネジ24が形成されている。
上円筒部20の内側には、燃料ポンプ装置26(第1実施形態では全体像は図示省略)を構成するポンプ円筒体28が収容されている。ポンプ円筒体28の内部には図示しない燃料ポンプ本体が備えられており、燃料タンク本体14内の燃料を送出することができる。
ポンプ円筒体28の上部は、ポンプ円筒体28よりも大きな径を有する円板状の閉塞フランジ板30で閉塞されている。閉塞フランジ板30からは、ポンプ円筒体28よりも大径の上スカート部32が下方に向かって延出されている。上スカート部32の外周には、上記した雌ネジ24とで本発明に締結部22を構成する雄ネジ34が形成されている。この雄ネジ34を上円筒部20の雌ネジ24に螺合させてねじ込んでいくことで、上スカート部32を上円筒部20内、すなわち上開口部18内に嵌合させて、燃料ポンプ装置26を燃料タンク本体14に取り付けることができる。
上スカート部32の内周には、上スカート部32よりも高剛性の材料(たとえば金属)によって成形された補強カラー36が備えられており、上スカート部32が補強されている。
閉塞フランジ板30と凹部16の間には、環状のガスケット38が配置されており、上スカート部32を上円筒部20にねじ込んでいくと、閉塞フランジ板30と凹部16の間がガスケット38によってシールされ、燃料が透過しないようになる。
また、燃料ポンプ装置26を燃料タンク本体14に取り付けた状態では、閉塞フランジ板30と燃料タンク本体14の上面14Tとの間に所定の段差D1が生じるように、凹部16の深さが設定されている。
閉塞フランジ板30には、上下方向にこの閉塞板を貫通する接続筒体40が一体的に形成されており、図示しない燃料タンク本体と接続筒体40の下部とが、配管42によって接続されている。さらに、接続筒体40の上部にも配管44が接続されている。燃料タンク本体14内から燃料タンク本体14によって汲み上げられた燃料は、配管42から接続筒体40、配管44を経て、図示しないエンジン等に送られる。
図3にも詳細に示すように、燃料タンク本体14の上面14Tには配管44に沿って形成された収容溝46が形成されている。収容溝46は、配管44の外径よりも大きな幅及び深さを有しており、しかも、少なくとも配管44が燃料タンク本体14の上面14Tに沿って配置されている範囲では、配管44に沿った長さに形成されている。したがって、配管44は、燃料タンク本体14の上面14Tでは、収容溝46に完全に収容され、上面14Tからはみ出すことなく、燃料タンク本体14の内側に位置している。
燃料タンク本体14の上面14Tには、凹部16の周囲を下方に且つ環状に凹ませた上補強ビード48が形成されている。この上補強ビード48によって上面14Tが補強されており、上面14Tに外部から衝撃(外力)等が作用しても、上面14Tの変形や損傷が防止されるようになっている。また、上面14Tのうち、上補強ビード48の外側の部分に衝撃が作用した場合には、上補強ビード48の内側のみが独立して動くことで、この衝撃が吸収されるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
燃料ポンプ装置26を燃料タンク本体14に取り付けるには、ポンプ円筒体28を上開口部18から燃料タンク本体14内に差し入れ、ポンプ円筒体28を回転させて雄ネジ34を雌ネジ24に螺合させる。このように、上スカート部32を上円筒部20にねじ込んでいくだけで、容易に燃料ポンプ装置26を燃料タンク本体14に取り付けできる。
特に、たとえばポンプ円筒体28を上開口部18に差し入れる際に、特定の係合部材等で係合させる構成では、ポンプ円筒体28を周方向に位置決めして差し入れる必要がある。しかし、本実施形態のようにポンプ円筒体28を回転させて締結する構成では、周方向に位置決めする必要がなく、燃料ポンプ装置26の燃料タンク本体14への取り付けが容易になる。ポンプ円筒体28を周方向に位置決めするための部材等も不要となり、構造を簡素化できる。
燃料ポンプ装置26を燃料タンク本体14に取り付けられた状態では、閉塞フランジ板30と凹部16の間がガスケット38によってシールされ、燃料が透過しないようになる。ガスケット38のみでシール性が確保され、燃料の透過防止のための他部材(たとえばロックリング)を必要としないので、部品点数が少なくて済み、構造も簡単となる。
また、燃料ポンプ装置26の取付状態では、閉塞フランジ板30と燃料タンク本体14の上面14Tとの間に所定の段差D1が生じている。すなわち、この段差によって、ポンプ円筒体28のねじ込み量(上スカート部32の締め代)が目視にて確認できるので、取り付け作業が容易になる。
燃料ポンプ装置26が燃料タンク本体14に取り付けられた状態で、燃料タンク本体14の外部に配置される配管44は、収容溝46に収容されている。配管44は、燃料タンク本体14の上面14Tからはみ出していないので、燃料タンク本体14に外部から作用した衝撃は、燃料タンク本体14の上面14Tで受けることとなり、配管44には直接的に作用しない。このため、配管44の損傷が防止される。配管44の損傷を防止するための特別な部材等を必要としないので、部品点数が少なくて済み、構造も簡単となる。
しかも、本実施形態では、燃料タンク本体14の上面14Tに上補強ビード48が形成されており、この上補強ビード48の外側の上面14Tに衝撃が作用した場合には、この衝撃が上補強ビード48で吸収され、上補強ビード48の内側への衝撃伝達は緩和される。また、本実施形態では、上記したように、閉塞フランジ板30と凹部16の間における燃料透過防止のための他部材(たとえばロックリング)を用いていないので、このような部材が衝撃で脱落するおそれがない。これにより、上スカート部32と上円筒部20との締結状態をより確実に維持可能となるので、ガスケット38のシール性も良好に維持できるようになる。
加えて、本実施形態では、上スカート部32の内周に補強カラー36が備えられて、上スカート部32が補強されている。このため、上スカート部32に大きな外力が作用してしまった場合でも、上スカート部32の形状を維持して、締結部22との締結状態を維持可能となる。
なお、本実施形態において、閉塞フランジ板30を金属製としてより強度を高め、上スカート部32と上円筒部20との締結状態をさらに良好に維持できるようにしてもよい。
図4には、本発明の第2実施形態に係る燃料タンク52が部分的に拡大して示されている。第2実施形態では、燃料タンク本体及び燃料ポンプ装置の全体的構成は第1実施形態と同一であるので、説明を省略する。
第2実施形態では、上円筒部20の下端から内側に向かって、環状の内フランジ部54が延長されており、上円筒部20の強度が高められている。
また、内フランジ部54の上下方向の位置は、上スカート部32を上円筒部20にねじ込まれたときに、所定位置で上スカート部32の下端が全周にわたって内フランジ部54に当たり、ねじ込みが制限されるように着けられている。
したがって、第2実施形態では、ポンプ円筒体28のねじ込み量(上スカート部32の締め代)が一定量となり、ガスケット38によるシール性(シールする能力)も同一にする。
また、上スカート部32の下端が内フランジ部54に接触することで、これらの間もシールされる。これにより、燃料タンク本体14内からガスケット38への燃料の移動や浸入を抑制できるので、燃料の透過をより効果的に抑制できる。
図5には、本発明の第3実施形態に係る燃料タンク62が部分的に示されている。第3実施形態において、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、燃料タンク本体14の上面14Tの上円筒部64が、上開口部18の口縁から上方に向かって形成されている。上円筒部64には、第1実施形態と同様に雌ネジ24が形成されており、燃料ポンプ装置26の上スカート部32に形成された雄ネジ34が螺合されるようになっている。そして、上円筒部64の上端と燃料ポンプ装置26の閉塞フランジ板30の間にガスケット38が配置されてこれらの間がシールされている。
ここで、第3実施形態では、上記したように、上方に向かって形成した上円筒部20の上端にガスケット38が位置していることになるため、ガスケット38を径方向外側から(矢印G1方向に)視認可能となっている。
また、第3実施形態では、閉塞フランジ板30が上円筒部64に対し、突出代T1で径方向外側に突出するように大径とされている。そして、この突出部分を治具等で把持できるようになっている。
さらに、第3実施形態では、閉塞フランジ板30の中央にも、下方に向かって凹まされた凹部66が形成されており、この凹部66内に位置するように接続筒体40が形成されている。凹部66を形成したことで、接続筒体40の上部と配管44とが共に、閉塞フランジ板30の最上面30Tよりも下方に位置している。また、凹部66によって、閉塞フランジ板30の剛性(特に、上スカート部32の近傍の剛性)が高められている。
このような構成とされた第3実施形態においても、第1実施形態と同様の作用を奏するが、第3実施形態ではさらに加えて、ガスケット38を外側から矢印G1方向に視認できる。すなわち、ガスケット38の状態(倒れ、捩れ、はみ出し、損傷等)を目視によって点検し、必要に応じた措置を取ることで、良好なシール状態を容易に維持することが可能となる。
また、閉塞フランジ板30には、所定の突出代T1で上円筒部20から径方向外側に突出しており、この突出部分を利用して、治具等によりポンプ円筒体28を回転させることができる。したがって、たとえばリペア等のときの燃料ポンプ装置26の脱着作業をより容易に行うことができる。
また、第3実施形態では、閉塞フランジ板30に凹部66を設けて、接続筒体40の上部と配管44とを閉塞フランジ板30の最上面30Tよりも下方に位置させている。これにより、外部からの衝撃による接続筒体40の上部や配管44の損傷が防止される。
しかも、凹部66を形成して、上円筒部20の近傍の剛性を高めているので、このように剛性の高い部位で衝撃を吸収できる。これにより、閉塞フランジ板30と上円筒部20との締結状態をより確実に維持して、ガスケット38のシール性を良好に維持できるようになる。
図6には、本発明の第4実施形態に係る燃料タンク72が示されている。第4実施形態においても、第1実施形態と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
第4実施形態では、燃料タンク本体14の下面14Bにも、下方へと凹ませた凹部74が形成され、この内周面に雌ネジ76が形成されている。また、ポンプ円筒体28の下部に、雌ネジ76と螺合される雄ネジ78が形成されている。
図7にも詳細に示すように、燃料タンク本体14の下面14Bには、凹部74の周囲を局所的に下方に凹ませた下補強ビード80が形成されており、下補強ビード80によって下面14Bが補強されている。下面14Bがたとえば路面と干渉した場合でも、その損傷が防止されている。
さらに、凹部74と下補強ビード80の間は、1又は複数(本実施形態では周方向に180度の角度をあけた位置で2つ)の連通凹部82が形成されている。この連通凹部82は、下補強ビード80と凹部74とを連通させ、下補強ビード80内の溜まった燃料を凹部74に送る作用を有している。
このような構成とされた第4実施形態においても、第1実施形態と同様の作用を奏するが、第4実施形態ではさらに加えて、燃料タンク本体14の下面14Bを、燃料ポンプ装置26を介して上面14Tと連結していることになるため、燃料タンク本体14の剛性が高められている。たとえば、燃料タンク本体14の内圧の増減が生じても、燃料タンク本体14の変形が抑制される。
また、第4実施形態では、燃料タンク本体14の下面14Bが下補強ビード80によって補強されている。このため、下面14Bがたとえば路面と干渉した場合でも、その損傷が防止される。
また、下補強ビード80を連通凹部82によって凹部74と連通し、下補強ビード80の燃料を凹部74に送るようになっている。下補強ビード80内に滞留する燃料の量を少なくすることができる(好ましくは滞留しないようにできる)ので、使用できない燃料も少なくなる。
なお、第4実施形態において、凹部74の内周面の雌ネジ76は、たとえば燃料タンク本体14の上面14Tの上開口部18から雄ネジ形成用の治具を挿入し、凹部74を加熱しながら、この治具を用いて形成することができる。
上記各実施形態では、本発明に係る取付部材として、燃料ポンプ装置を挙げたが、取付部材はこれに限定されない。
本発明の第1実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクの全体構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクを部分的に拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクを部分的に拡大して示す斜視図である。 本発明の第2実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクを部分的に拡大して示す断面図である。 本発明の第3実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクを部分的に拡大して示す断面図である。 本発明の第4実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンクの全体構成を示す断面図である。 本発明の第4実施形態の燃料タンク構造が適用された燃料タンク本体を部分的に拡大して示す斜視図である。
符号の説明
12 燃料タンク
14 燃料タンク本体
14B 下面
14T 上面
14S 側面
16 凹部
18 上開口部(開口部)
20 上円筒部(立設部)
22 締結部
24 雌ネジ(ネジ部材)
26 燃料ポンプ装置
28 ポンプ円筒体
30 閉塞フランジ板(上嵌合部、嵌合部材)
32 上スカート部(上嵌合部、嵌合部材)
34 雄ネジ(ネジ部材)
36 補強カラー
38 ガスケット(シール部材)
40 接続筒体
42 配管
44 配管(取付部材)
46 収容溝(収容凹部)
48 上補強ビード(補強ビード)
52 燃料タンク
54 内フランジ部
62 燃料タンク
64 上円筒部
66 凹部
72 燃料タンク
74 凹部
76 雌ネジ
78 雄ネジ
80 下補強ビード
82 連通凹部

Claims (7)

  1. 車両に搭載され燃料が収容される燃料タンク本体と、
    前記燃料タンク本体に取り付けられ燃料タンク本体から外部に延出される取付部材と、
    前記燃料タンク本体に設けられ前記取付部材を収容する収容凹部と、
    を有することを特徴とする燃料タンク構造。
  2. 前記燃料タンク本体に形成された開口部と、
    前記取付部材を保持すると共に前記開口部に嵌合される嵌合部材と、
    前記嵌合部材の前記開口部への嵌合によってこれらの間をシールするシール部材と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク構造。
  3. 車両に搭載され燃料が収容される燃料タンク本体と、
    前記燃料タンク本体に形成された開口部と、
    前記開口部の周囲から前記燃料タンク本体の外側に向かって立設された立設部と、
    前記立設部に嵌合される嵌合部材と、
    前記嵌合部材が前記立設部に嵌合された状態で前記燃料タンク本体の外部から視認可能な位置に配置され嵌合部材と立設部の間をシールするシール部材と、
    を有することを特徴とする燃料タンク構造。
  4. 前記燃料タンク本体及び前記嵌合部材に形成されねじ込みによって螺合されるネジ部材、
    を有することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の燃料タンク構造。
  5. 前記燃料タンク本体に、前記開口部の周囲を補強する補強ビードが形成されていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項又は請求項3に記載の燃料タンク構造。
  6. 前記開口部が、前記燃料タンク本体の上面に形成された上開口部を有し、
    前記嵌合部材が、前記上開口部に前記燃料タンク本体の外側から嵌合される上嵌合部を有することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の燃料タンク構造。
  7. 前記嵌合部材が、前記燃料タンク本体の下面に燃料タンク本体の内側から嵌合される下嵌合部を有することを特徴とする請求項6に記載の燃料タンク構造。
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