JP2008068679A - 自転車の多段変速機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】変速操作子40の1入力を2出力に分配し、一方の出力がフロント出力ケーブル36を介してフロントディレイラ35を駆動し、他方の出力がリヤ出力ケーブル38を介してリヤディレイラ37を駆動する機械式の分配器50が備えられ、分配器50は、変速操作子40の入力変位を、予め決められた入出力関係に基づいてフロント出力ケーブル36の出力変位に変換すると同時に、変速操作子40の入力変位を、予め決められた入出力関係に基づいて前記リヤ出力ケーブル38の出力変位に変換する自転車の多段変速機。
【選択図】図1
Description
従来の自転車に備えられた機械式変速機構を本多段変速機に取り替える場合、変速操作子は交換せずにそのまま利用可能であり、交換費用を削減できる。
本実施の形態に係る多段変速機30を適用した自転車1の全体斜視図を図1に示す。
フロントフォーク10と一体のステアリングシャフト11が上方に延出し、その上端の前方への屈曲部11aにハンドルバー12が左右に延びて取り付けられている。
ハンドルバー12の左右端部はグリップ13,13になっている。
シートチューブ6に伸縮自在に嵌入されたシートシャフト16の上端にシート17が設けられている。
チェーンステー8の前端のダウンチューブ5とシートチューブ6の結合部にクランク軸22が軸支され、クランク軸22の左右両端にペダルアーム23,23が嵌着され、ペダルアーム23,23の先端にペダル24,24が設けられている。
他方、後車軸21には、径(歯数)の順次異なる7段のドリブンスプロケット群32Gが一体に嵌着されている。
また、7段ドリブンスプロケット群32Gの近傍にはリヤディレイラ37が設けられ、リヤディレイラ37は、7段ドリブンスプロケット群32Gのうちチェーン33が巻き掛けられるドリブンスプロケット32を選択してチェーン33を巻き掛けるように作動する。
同様に、リヤディレイラ37からはリヤ出力ケーブル38が延出しており、同リヤ出力ケーブル38は、アウタケーブル38a内を移動するインナケーブルであって、このリヤ出力ケーブル38の移動によりリヤディレイラ37は駆動される。
このフロントディレイラ35とリヤディレイラ36は、既存のものを使用している。
なお、変速操作レバー40には、ディテント機構が組み込まれていて、揺動角度が段階的に所定角度に設定されるようになっている。
分配器50は、筒状部52の一端に底壁53を有し、他端開口を蓋部材54で塞ぐシフトケース51内に、シフトドラム61が収容され回動自在に軸支された構造をしている(図2参照)。
一方、蓋部材54の内面には大径円筒状の軸受部54aが突出形成され、同軸受部54aにシフトドラム61のドラム本体部62の端部がベアリング59を介して軸支される。
よって、シフトケース51内でシフトドラム61が回動自在に軸支される。
このコイルスプリング66によりシフトドラム61は、シフトケース51に対して一回動方向(図3において矢印方向)に付勢されている。
変速操作レバー40の操作により入力ケーブル41が移動すると、コイルスプリング66の付勢力によりシフトドラム61は所要の回動角度に設定される。
2つの直線溝56F,56Rは、ドラム回動中心軸を中心に互いに90度の開き角度位置にある。
同様に、アウタケーブル38aからシフトケース51内に延出したリヤ出力ケーブル38の先端の立方体状をしたケーブルエンド38bが、直線溝56Rとシフトドラム61の他方のカム溝62Rとの双方に跨って摺動自在に嵌合している。
フロント出力ケーブル36(ケーブルエンド36b)を変位させるカム溝62Fは、3段ドライブスプロケット群31Gに対応してドラム回動中心軸方向に3つの変位位置(1,2,3段目)を有し、リヤ出力インナケーブル38(ケーブルエンド38b)を変位させるカム溝62Rは、7段ドリブンスプロケット群32Gに対応してドラム回動中心軸方向に7つの変位位置(1,2,3,4,5,6,7段目)を有している。
カム溝62F,62Rに、それぞれ嵌合するフロント出力ケーブル36のケーブルエンド36bとリヤ出力インナケーブル38のケーブルエンド38bは、互いに90°の開きがあり、0°から30°ごとに変位位置が決まるように構成されている。
例えば、変速比が最も大きい変速段が1速の場合は、フロント出力ケーブル36のケーブルエンド36bが30°の周方向位置で1段目の変位位置にあり、同時にリヤ出力インナケーブル38のケーブルエンド38bが300°の周方向位置で7段目の変位位置にある。
変速段を下げる場合は、逆の経過をたどることになる。
従来の自転車に備えられた機械式変速機構を本多段変速機30に取り替える場合、変速操作子は交換せずにそのまま利用可能であり、交換費用を削減できる。
本実施の形態の多段変速機は、前記分配器50を一部改造した分配器80を、自転車1のステアリングシャフト11に取り付けたものである。
図8に示すように、シフトケース81内に回動自在に収容されたシフトドラム82の表面に形成されたカム溝62F,62R、シフトケース81の内側に形成された直線溝56F,56R、蓋部材54に一端を嵌入したアウタケーブル36a,38aからそれぞれ延出したフロント出力ケーブル36,リヤ出力ケーブル38、カム溝62Fと直線溝56Fの双方に跨って摺動自在に嵌合するフロント出力ケーブル36のケーブルエンド36b、カム溝62Rと直線溝56Rの双方に跨って摺動自在に嵌合するリヤ出力ケーブル38のケーブルエンド38bなどが、前記分配器50のものと同じである。
この軸部83の突出部分に変速操作レバー85の基端が嵌着されている。
したがって、変速操作レバー85を揺動操作すれば直接シフトドラム82が回動する。
前記実施の形態において、図1に示すように、変速操作レバー40がステアリングシャフト11に取り付けられていたが、図9に示す例では、変速操作レバー90をハンドル12の左グリップ13の近傍に設けたものである。
グリップ13を持ちながら変速操作レバー90を握るように操作することができるので、変速操作がし易い。
変速操作リング100の揺動操作で入力ケーブルを介して分配器50のシフトドラム61を回動させ、変速を行う。
また、回動式の変速操作手段の場合、直接分配器のシフトドラムを回動するようにして、入力ケーブルを不要にすることもできる。
50…分配器、51…シフトケース、52…筒状部、53…底壁、54…蓋部材、61…シフトドラム、62…ドラム本体部、62F…カム溝、62R…カム溝、63…軸部、65…ケーブル巻込み溝、66…コイルスプリング、
80…分配器、81…シフトケース、82…シフトドラム、83…軸部、85…変速操作レバー、90…変速操作レバー、100…変速操作リング。
Claims (3)
- 車体フレームに支持された変速操作子の操作によりフロントディレイラとリヤディレイラが駆動され、
前記フロントディレイラの駆動により多段ドライブスプロケットからチェーンが架渡されるドライブスプロケットが選択され、前記リヤディレイラの駆動により多段ドリブンスプロケットからチェーンが架渡されるドリブンスプロケットが選択されて変速比が設定される自転車の多段変速機において、
前記変速操作子の1入力を2出力に分配し、一方の出力がフロント出力ケーブルを介して前記フロントディレイラを駆動し、他方の出力がリヤ出力ケーブルを介して前記リヤディレイラを駆動する機械式の分配器が備えられ、
前記分配器は、
前記変速操作子の入力変位を、予め決められた入出力関係に基づいて前記フロント出力ケーブルの出力変位に変換すると同時に、前記変速操作子の入力変位を、予め決められた入出力関係に基づいて前記リヤ出力ケーブルの出力変位に変換することを特徴とする自転車の多段変速機。 - 前記分配器は、回動するドラム外周面に各々所定形状のカム溝が2条形成されたシフトドラムを備え、
前記シフトドラムは、前記変速操作子の入力変位に応じた回動角度位置に回動し、
前記シフトドラムの各カム溝に前記フロント出力ケーブルのケーブルエンドと前記リヤ出力ケーブルのケーブルエンドが、それぞれ摺動自在に嵌合され、
前記変速操作子の入力変位が、前記シフトドラムの回動により、前記フロント出力ケーブルのドラム回動中心軸方向の出力変位に変換されるとともに、前記リヤ出力ケーブルのドラム回動中心軸方向の出力変位に変換されることを特徴とする請求項1記載の自転車の多段変速機。 - 前記分配器のシフトドラムは、車体フレームに固定されるシフトケースに覆われ、
前記シフトケースの前記シフトドラムの外周面に対向する内周面に、ドラム回動中心軸方向に指向した直線溝が形成され、
前記フロント出力ケーブルのケーブルエンドが前記シフトドラムの一方のカム溝と前記シフトケースの直線溝の双方に跨って摺動自在に嵌合され、
前記リヤ出力ケーブルのケーブルエンドが前記シフトドラムの他方のカム溝と前記シフトケースの直線溝の双方に跨って摺動自在に嵌合されることを特徴とする請求項2記載の自転車の多段変速機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5934044A (ja) * | 1982-07-22 | 1984-02-24 | ウ−レ・エ・セ・フイス | 歯車切換装置の制御装置 |
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KR20180108173A (ko) * | 2017-03-24 | 2018-10-04 | 한국과학기술원 | 리니어 액츄에이팅 모듈 및 이를 포함하는 자전거 변속 시스템 |
KR101909811B1 (ko) | 2017-03-24 | 2018-10-18 | 한국과학기술원 | 리니어 액츄에이팅 모듈 및 이를 포함하는 자전거 변속 시스템 |
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