JP2008065975A - ホログラフィック記憶デバイスを較正する装置、システム、方法、及びプログラム - Google Patents

ホログラフィック記憶デバイスを較正する装置、システム、方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホログラフィック記憶デバイス間のホログラフィック媒体の互換性を改善する。
【解決手段】ホログラフィック記憶デバイスを較正するための装置、システム、及び方法を開示する。読取りチャンネルは、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る。計算モジュールは、読取られた工場格納ホログラムと、第一工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する。一つの実施形態において、較正モジュールは、読取り差を使って読取りチャンネルを較正する。
【選択図】図1

Description

本発明はホログラフィック記憶デバイスに関し、さらに具体的には、ホログラフィック記憶デバイスの較正に関する。
データ処理システムが記憶するデータ量はますます大きくなっている。この増大する必要量を満たすために、記憶装置メーカーは、磁気記憶デバイス、光学記憶デバイスなどの面密度(areal densities)を増加させている。残念なことに、材料の限界、常磁性限界(paramagnetic limit)、利用可能なレーザ波長の限界といった諸限界のため、今後の面密度の増加には制限がある。
ホログラフィック記憶は、データ記憶密度の増加をサポートし、増大する記憶量需要に対応する技術を提供することができる。しかしながら、実用性のある記憶技術であるためには、ホログラフィック記憶媒体が、異なるモデルのホログラフィック記憶デバイスの間、異なるメーカーのデバイスの間など、複数のホログラフィック記憶デバイスの間で互換性がなければならない。
例えば、第一ホログラフィック記憶デバイスは、第二ホログラフィック記憶デバイスが読取り可能な記憶媒体にデータを書込ことができなければならない。さらに、第二ホログラフィック記憶デバイスが、該記憶媒体に追加データを書き込んだ場合、第一ホログラフィック記憶デバイスは、その追加データを記憶媒体から読取ることができなければならない。同様に、第三ホログラフィック記憶デバイスも、第一及び第二両方のホログラフィック記憶デバイスが書き込んだすべてのデータをうまく読取ることができなければならない。
残念ながら、ホログラフィック記憶デバイスは、該ホログラフィック記憶デバイスが書き込んだデータと、相互運用を意図された他のホログラフィック記憶デバイスが書き込んだデータとの間の差異に対し過敏なことがある。例えば、それぞれ異なるメーカーが製作した第一及び第二ホログラフィック記憶デバイスが、読取り及び書込みチャンネルの感度に起因して、相互に他方が書き込んだデータを読取れないことがある。
前述のような面から、ホログラフィック記憶デバイスを較正するための装置、システム、及び方法が必要とされている。このような装置、システム、及び方法によって、有益に、複数のホログラフィック記憶デバイスの間での相互運用が可能になろう。
本発明は、現在の技術状況に応じて、具体的には、現在利用可能なホログラフィック記憶デバイス較正方法では、まだ十分に解決されていない技術上の問題及び必要性に対応して開発されたものである。すなわち、本発明は、既存技術の短所の多く又はすべてを克服した、ホログラフィック記憶デバイスを較正するための装置、システム、及び方法を提供するために開発されたものである。
本ホログラフィック記憶デバイス較正装置は、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取り、読取られた工場格納ホログラム(factory−stored hologram)と第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算するステップを機能的に実行するよう構成された、複数のモジュールを具えている。本明細書の実施形態中のこれらモジュールには、読取りチャンネル及び計算モジュールが含まれる。また、該装置は、較正モジュール及び書込みチャンネルも含む。
読取りチャンネルは、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る。一つの実施形態において、工場格納ホログラムは、ホログラフィック媒体に書込まれた精度(precision)である。工場格納ホログラムを、ホログラフィック媒体の読取り専用部分に配置することができる。これに換えて、工場格納ホログラムを、読取り専用部分としてホログラフィック媒体に挿入することもできる。
計算モジュールは、読取られた工場格納ホログラムと第一ホログラフィック・パターンとの読取り差を計算する。第一ホログラフィック・パターンは、工場格納ホログラムをデジタルに表現する。一つの実施形態において、計算モジュールは、工場格納ホログラムと第一ホログラフィック・パターンとの対応するデータ要素の間の複数の差として読取り差を計算する。
一つの実施形態において、較正モジュールは、読取り差を使って読取りチャンネルを較正する。較正モジュールは、読取り差のパターンを検出し、読取りチャンネルを調整して該パターンを緩和することによって、読取りチャンネルを較正することができる。
一つの実施形態において、書込みチャンネルは、第二ホログラムとして、ホログラフィック媒体に第二ホログラフィック・パターンを書込む。第二ホログラフィック・パターンは、第二ホログラムをデジタルに表現することができる。書込みチャンネルは、読取り作業が完了し、処理待ちの書込み作業がある場合及びその場合に限って、第二ホログラフィック・パターンを書き込むことができる。
読取り作業が完了し、処理待ちの書込み作業がある場合及びその場合に限って、読取りチャンネルは、較正済みの読取りチャンネルとして、ホログラフィック媒体から第二ホログラムを読取ることができる。これから、計算モジュールは、読取られた第二ホログラムと第二ホログラフィック・パターンとの間の書込み差を計算することができる。
一つの実施形態において、較正モジュールは、上記の書込み差を使って書込みチャンネルを較正する。較正モジュールは、書込み差のパターンを検出し、書込みチャンネルを調整し該パターンを緩和することによって、書込みチャンネルを較正することができる。該装置は、工場格納ホログラムを使い、読取りチャンネルの読取り差を計算する。さらに、該装置は、読取り差を使って読取りチャンネルを較正することができる。また、該装置は、書込みチャンネルの書込み差を計算し、書込みチャンネルを較正することができる。
同様に、本発明による、ホログラフィック記憶デバイスを較正するためのシステムを提供する。該システムを、ホログラフィック記憶デバイスとして具現することができる。具体的には、一つの実施形態において、該システムは、ホログラフィック媒体、読取りチャンネル、及びプロセッサを含む。加えて、該システムには書込みチャンネルを含めることができる。
ホログラフィック媒体は、デジタル・データを格納するよう構成されている。加えて、ホログラフィック媒体は工場格納ホログラムを含む。読取りチャンネルは、ホログラフィック媒体中に格納されたホログラムからデジタル・データを読取る。書込みチャンネルは、デジタル・データをホログラム形式でホログラフィック媒体に書込むことができる。
読取りチャンネルは、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る。プロセッサは、計算モジュール及び較正モジュールを含む。計算モジュールは、読取られた工場格納ホログラムと第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する。較正モジュールは、読取り差を使って読取りチャンネルを較正する。該システムは、読取り差を計算し、読取り差を使って読取りチャンネルを較正することができる。さらに、該システムは、書込み差を計算し、書込み差を使って書込みチャンネルを較正することができる。
同様に、ホログラフィック記憶デバイスを較正する方法を提供する。開示された実施形態の方法は、実質的に、前述の装置及びシステムの動作に関連して前記で説明した機能を実行するステップを含む。一つの実施形態において、該方法は、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る工程、及び、読取られた工場格納ホログラムと第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する工程を含む。また、該方法には、ホログラフィック媒体に、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンを書込む工程と、該第二ホログラムを読取る工程と、書込み差を計算する工程とを含めることができる。
読取りチャンネルは、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る。計算モジュールは、読取られた工場格納ホログラムと、工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する。一部の実施形態において、較正モジュールは、該読取り差を使って読取りチャンネルを較正する。
一つの実施形態において、書込みチャンネルは、読取り作業が完了し、処理待ちの書込み作業がある場合及びその場合に限って、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンをホログラフィック媒体に書込む。さらに、読取りチャンネルは、較正済みの読取りチャンネルとして、ホログラフィック媒体から該第二ホログラムを読取ることができ、計算モジュールは、読取られた第二ホログラムと第二ホログラフィック・パターンとの間の書込み差を計算することができる。さらに、較正モジュールは該書込み差を使って書込みチャンネルを較正することができる。
本明細書を全体を通して、本発明によって実現可能なすべての機能、利点、又は同種事項についての参照は、それら機能、利点が本発明のどれか一つの実施形態に限られることを意味するものではない。むしろ、これら機能及び利点を参照する表現は、ある実施形態に関連して説明された特定の機能、利点、又は特質が、本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれていることを意味すると解される。従って、本明細書全体において、さまざまな機能、利点、及び同種事項の説明に、すべてではないが、同一の実施形態を参照することがある。
さらに、一つ以上の実施形態において、本明細書記載の本発明の機能、利点、及び特質を任意の適切な方法で組み合わせることができる。当業者は、特定の実施形態の一つ以上の特定の機能又は利点無しに、本発明の実施が可能なことを認識するであろう。他方では、特定の実施形態において、本発明のどの実施形態にも挙げられていないさらなる機能及び利点を認知することができよう。
本発明の実施形態は、工場格納ホログラムを使って読取り差を計算する。さらに、本発明は、該読取り差を使って読取りチャンネルを較正することができる。また、本発明は、書込み差を計算し、該書込み差を使って書込みチャンネルを較正することができる。本発明の機能及び利点は、以下の説明と添付の図面からさらに十分明確になろう、また、以降に述べる本発明の実践によって理解することができる。
本発明の利点を容易に理解できるように、前記で簡潔に述べた本発明を、添付の図面に示された特定の実施形態を参照しながら、さらに具体的に説明する。これらの図面が本発明の典型的実施形態だけを表したものであり、従って、本発明の範囲を限定するものでないことを理解した上、添付図面を使って、さらなる具体性及び詳細さで本発明を記述し、説明する。
本明細書に記載する機能ユニットの多くは、その実装上の自立性をより具体的に明確化するため、モジュールと呼ばれる。例えば、モジュールを、カスタムのVLSI回路又はゲート・アレイ、市販のロジック・チップ、トランジスタのような半導体、又は、他のディスクリート部品を含むハードウエア回路として実装することができる。また、モジュールを、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、プログラマブル・アレイ・ロジック、プログラマブル・ロジック・デバイスのような、プログラマブル・ハードウエア・デバイスなどに実装することもできる。
また、モジュールをソフトウエアに実装して各種のプロセッサに実行させることもできる。特定の実行コード・モジュールは、例えば、一つ以上のコンピュータ命令の物理的又は論理的ブロックを含み、これらを、例えば、オブジェクト、プロシージャ、又はファンクションとして編成することができる。但し、特定モジュールの実行コードを物理的にまとめて配置しておく必要はなく、これに、異なった場所に格納された各種の命令を含め、それら命令を論理的に結合してモジュールを構成し、該モジュールが所定目的を達成するようにすることができる。
実際上、実行コードのモジュールは、単一の命令とすることも、多くの命令とすることもでき、いくつかのメモリ・デバイスにまたがり、異なったプログラムの間にいくつかの異なるコード・セグメントに亘って分散配置することもできる。同様に、本明細書では、オペレーショナル・データについてもモジュールとして識別、提示し、任意の適切な形式に具現し、任意の適切なデータ種構造に編成することができる。オペレーショナル・データは、単一のデータ・セットとして編成することもでき、異なった記憶デバイスにまたがるものも含め、異なる場所に亘って分散配置することもでき、また、少なくとも部分的に、単に、システム又はネットワーク上の信号として存在させることもできる。
本明細書全体に亘り、「一つの実施形態」、「ある実施形態」、又は類似の用語による参照は、該実施形態に関連して説明される特定の機能、構造、又は特質が、本発明の少なくとも一つの実施形態に含まれていることを意味する。従って、「一つの実施形態において」、「ある実施形態において」及び類似の表現を使って、必ずではないが、すべて同じ実施形態を参照することがある。
さらに、記載された本発明の機能、構造、及び特質を、一つ以上の実施形態において、任意の適切なやり方で組み合わせることができる。以下の説明において、プログラミング、ソフトウエア・モジュール、ユーザ選択、ネットワーク・トランザクション、データベース問合わせ、データベース構造、ハードウエア・モジュール、ハードウエア回路、ハードウエア・チップなどの例のような、数多くの特定詳細内容を提示し、本発明の実施形態を十分理解できるようにする。しかしながら、当業者は、一つ以上の記載細目無しで、又は、他の方法、部品、材料などを使って、本発明を実行することが可能なのを認識するであろう。本発明の特徴が不明瞭になるのを避けるため、各種事例において、周知の構造、材料、又は動作の提示又は説明はしていない。
図1は、本発明の、工場格納ホログラム122を読取る読取りチャンネル100の一つの実施形態を示す概略ブロック図である。読取りチャンネル100は、光源105、第一読取りレンズ132、ホログラフィック媒体120、第二読取りレンズ134、検出素子130、プロセッサ150、及びメモリ140を含む。ホログラフィック媒体120は、外部レイヤ125、データ・プレーン123、及び基板124をさらに含む。
外部レイヤ125を、一つ以上の特定の波長範囲内の光を透過させるよう構成することができる。データ・プレーン123を、データ・プレーン123の全体量に、ボリューム・ホログラフィック回折格子(holographic diffractive volume gratings)として、ホログラフィック・データを記録するよう構成することができる。基板124を、データ・プレーン123及び外部レイヤを支えるように構成することができる。一つの実施形態において、該基板は光110を透過させる。これに換えて、基板124が光110を反射するようにもできる。
さらに、ホログラフィック媒体120は、工場格納ホログラム122を含む。工場格納ホログラム122は、データを符号化しているボリューム・ホログラフィック回折格子を含む。一つの実施形態において、ボリューム回折格子のアレイは、ピクセルのようなデータ要素のアレイを含む。
ホログラフィック媒体120は、仮想Z軸101の周りを回転する。また、仮想X軸102が示されており、仮想Y軸は、X軸102とZ軸101とに対し垂直であり、従って図示されていない。一つの実施形態において、仮想Y軸は、頁から伸び出している。光源105は、光110のビームを生成する。一つの実施形態では、光源105はレーザであり、光110はコヒーレント光である。一部の実施形態において、光110は、200から700ナノメータ(200〜700nm)の範囲内にある。特定の実施形態において、光110は200から500ナノメータ(200〜500nm)の範囲内である。
第一読取りレンズ132は、光110の焦点を、ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123上に合わせる。一つの実施形態において、第一読取りレンズ132及び焦点は、当業者が既知の一つ以上のアクチェータを使って調整される。
図示された実施形態において、焦点を合わされた光110は、ホログラフィック媒体120の外部レイヤ125を透過し、データ・プレーン123のボリューム・ホログラフィック回折格子によって変形される。第二読取りレンズ134は、検出素子130上に、変形された光110の焦点を合わせることができる。一つの実施形態では、一つ以上のアクチュエータが、第二読取りレンズ134の位置と光110の焦点とを調整する。検出素子130は、変形された光110を受光する。検出素子130を、当業者には既知の半導体素子の電荷結合検知素子(CCD)アレイのような、感光半導体素子(light sensitive semiconductor)のアレイとすることができる。あるいは、検出素子130を電荷積分型アレイ(CID)として構成することもできる。
光110は、データ・プレーン123のボリューム回折格子で回折され検出素子130上に画素化されたパターンを形成する。検出素子130は、画素パターンをデータ・アレイとして記録することができる。プロセッサ150は、検出素子130からのデータ・アレイを読取り、該データ・アレイを、データ141としてメモリ140中に格納することができる。また、メモリ140は、後記するように、第一ホログラフィック・パターン142も格納することができる。第一ホログラフィック・パターン142は、工場格納ホログラム122をデジタルに表現する。
図2は、本発明の書込みチャンネル160の一つの実施形態を示す概略ブロック図である。書込みチャンネル160は、図1の読取りチャンネル100の要素を含み、同じ参照番号は同じ要素を示す。さらに、書込みチャンネル160は、ビーム・スプリッタ111、第一書込みレンズ135、空間光変調素子(spatial light modulator)114、第二書込みレンズ137、及び、第三書込みレンズ139を含む。
ビーム・スプリッタ111は、光110を参照ビーム112と信号ビーム113とに分割する。第三書込みレンズ139は、参照ビーム112の焦点を、ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123上に合わせることができる。一つ以上のアクチュエータを使って、第三書込みレンズ139の位置と、参照ビーム112の焦点とを調整することができる。焦点を合わされた参照ビーム112は、ホログラフィック媒体120に進む。第一書込みレンズ135は、信号ビーム113の焦点を空間光変調素子114上に合わせることができる。一つ以上のアクチュエータを使って、第一書込みレンズ135の位置と、信号ビーム113の焦点とを調整することができる。
空間光変調素子114は、信号ビーム113を変調する。空間光変調素子114は、反射型空間光変調素子として描かれている。一つの実施形態において、空間光変調素子は、反射位置又は非反射位置のいずれかに位置付けできるアレイ状マイクロメカニカル・ミラーとして構成される。プロセッサ150からの電気信号によって、各マイクロメカニカル・ミラーの位置を設定することができる。
別の実施形態において、空間光変調素子114を、反射型液晶半導体(liquid−crystal−on−silicon semiconductor、LCOS)デバイスとして構成することができる。プロセッサ150からの電気信号によって、半導体デバイスの液晶セルを分極又は非分極状態にすることができる。セルが非分極状態のとき、信号ビーム113は該液晶セルを通過し、基板に反射され、ホログラフィック媒体120へと進むことができる。
空間光変調素子114は、画素化データ・アレイによって信号ビーム113を符号化する。第二書込みレンズ137は、符号化された信号ビーム113の焦点を、ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123上に合わせる。一つ以上のアクチュエータを使って、第二書込みレンズ137の位置と、信号ビーム113のデータ・プレーン123への焦点とを調整することができる。ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123において、信号ビーム113は参照ビーム112と干渉し、ホログラフィック媒体120上に、画素化データ・アレイを記録するボリューム・ホログラフィック回折格子を生成する。図示された実施形態では、書込みチャンネル160が、後記する第二ホログラム121を書込んでいるところが示されている。
図3は、透過型空間光変調器131を具えた書込みチャンネル170の、別の一つの実施形態を示す概略ブロック図である。書込みチャンネル170は、図2の要素の多くを包含しており、同じ参照番号は同じ要素を示す。また、書込みチャンネル170は、透過型空間光変調器131及びミラー133を含む。
ビーム・スプリッタ111は、光110を参照ビーム112と信号ビーム113とに分割する。ミラー133は、参照ビーム112をホログラフィック媒体120に向け変える。第三書込みレンズ139は、参照ビーム112の焦点を、ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123上に合わせることができる。一つ以上のアクチュエータを使って、第三書込みレンズ139の位置と、参照ビーム112の焦点とを調整することができる。焦点を合わされた参照ビーム112はホログラフィック媒体120に進む。
第一書込みレンズ135は、信号ビーム113の焦点を透過型空間光変調素子131上に合わせることができる。一つ以上のアクチュエータを使って、第一書込みレンズ135の位置と、信号ビーム113の焦点とを調整することができる。透過型空間光変調素子131は、信号ビーム113を変調する。図示された実施形態では、透過型空間光変調素子131はLCOS半導体デバイスである。信号ビーム113は、液晶セルが非分極状態のとき該セルを通過して、ホログラフィック媒体120に進み続けることができる。第二書込みレンズ137は、符号化された信号ビーム113の焦点を、ホログラフィック媒体120のデータ・プレーン123上に合わせる。一つ以上のアクチュエータを使って、第二書込みレンズ137と、データ・プレーン123上の信号ビーム113の焦点とを調整することができる。
信号ビーム113は参照ビーム112と干渉し、図2に示したホログラフィック媒体120に、画素化データ・アレイを記録するボリューム・ホログラフィック回折格子を生成する。図示された実施形態において、書込みチャンネル170が、後記する第二ホログラム121を書込んでいるところが示されている。
図4は、本発明の、較正済み読取りチャンネル180の一つの実施形態を示す概略ブロック図である。較正済み読取りチャンネル180は、図1の読取りチャンネル100の要素を含む。読取りチャンネル100は、後記するように、工場格納ホログラム122を使って較正される。
較正済み読取りチャンネル180が、図2の第二ホログラム121を読取っているところが示されている。メモリ140は、第二ホログラム121のデータを、データ141として格納することができる。また、メモリ121が、第二ホログラフィック・パターン143を格納しているのが示されている。第二ホログラフィック・パターン143は、第二ホログラム121をデジタルに表現する。
図5は、本発明の、ホログラフィック較正装置200の一つの実施形態を示す概略ブロック図である。該装置の内容については、図1〜4を参照し、同じ参照番号は同じ要素を示す。装置200は、読取りチャンネル100、書込みチャンネル160、計算モジュール202、及び較正モジュール204を含む。一つの実施形態において、計算モジュール202及び較正モジュール204は、メモリ140に保存されプロセッサによって実行又は使用されあるいは実行且つ使用される、一つ以上のソフトウエア・プロセス及び一つ以上のデータ・セットとして具現される。反射型書込みチャンネル160又は透過型書込みチャンネル170のいずれも採用できるが、以降、簡明化のため、反射型書込みチャンネル160を書込みチャンネル160ということにする。
読取りチャンネル100は、ホログラフィック媒体120から工場格納ホログラム122を読取る。一つの実施形態において、工場格納ホログラム122を、ホログラフィック媒体120に書込まれた精度とすることができる。安定した基準書込みチャンネルを使って工場格納ホログラム122を書込むことができる。該基準書込みチャンネルを、所定温度及び湿度に設定した環境チャンバの中に収容することができる。さらに、基準書込みチャンネルの部品を、所定値に選定することができる。また、基準書込みチャンネルを、工場格納ホログラム122のような規定の標準を使って定期的に較正することができる。
後記するように、ホログラフィック媒体の読取り専用部分に工場格納ホログラム122を配置することができる。あるいは、これも後記するが、工場格納ホログラム122を、読取り専用部分としてホログラフィック媒体120に挿入することもできる。
計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142との間の読取り差を計算する。一つの実施形態において、計算モジュール202は、データ141としてメモリ140に格納されている工場格納ホログラム122と、メモリ140に格納されている第一ホログラフィック・パターン142との対応するデータ要素の間の複数の差として読取り差を計算する。
一部の実施形態において、較正モジュール204は、読取り差を使って読取りチャンネル100を較正する。較正モジュール204は、読取り差のパターンを検出し、読取りチャンネル100を調整して該パターンを緩和することによって、読取りチャンネル100を較正することができる。このような較正調整対象には、光源105の読取りパワー・レベル、読取りレーザ光バーストの持続時間、第一及び第二読取りレンズ132、134の調整、及び検出素子130の感度を含めることができる。
一つの実施形態において、書込みチャンネル160は、ホログラフィック媒体120に、第二ホログラム121として第二ホログラフィック・パターン143を書込む。書込みチャンネル160は、読取り作業が完了し、処理待ちの書込み作業がある場合及びその場合に限って、第二ホログラフィック・パターン143を書き込むことができる。ここで言う読取り作業は、読取りチャンネル100がホログラフィック媒体120から読取る一つ以上のデータ要素を含み、書込み作業は、書込みチャンネル160がホログラフィック媒体120に書込む一つ以上のデータ要素を含む。
較正済み読取りチャンネル180は、ホログラフィック媒体120から第二ホログラム121を読取ることができる。さらに、計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121と、第二ホログラフィック・パターン143との間の書込み差を計算することができる。一つの実施形態において、較正モジュール204は、該書込み差を使って書込みチャンネル160を較正する。較正モジュール204は、読取り差のパターンを検出し、読取りチャンネル160を調整して該パターンを緩和することによって、読取りチャンネル160を較正することができる。装置200は、工場格納ホログラム122を使って読取りチャンネル100の読取り差を計算する。さらに、装置200は、該読取り差を使って読取りチャンネル100を較正する。また、装置200は、書込みチャンネルの書込み差を計算し、書込みチャンネル160を較正することができる。このような書込み較正調整対象には、光源105の書込みパワー・レベル、書込みレーザ光バーストの持続時間、書込みレンズ135、137、139の調整、及び検出素子130の感度を含めることができる。
以下の概略フローチャートは、一般的に論理フローチャート図といわれる。この種の図として、図示された順序及び標識されたステップは、本発明の一つの実施形態を示している。機能、論理、又は効果の面から、図示された方法の一つ以上のステップ又はそれらの一部と同等な他のステップ及び方法を着想することができよう。なお、用いられているフォーマット及び記号は、対象となる方法の論理ステップを説明するため提示したものであって、該方法の範囲を限定するものではない。また、フローチャート図には、いろいろな矢印種及び線種が用いられているが、これらは対応する方法の範囲を限定するものではない。実際のところ、矢印又はコネクタの一部には、対象方法の論理の流れを示すためだけに使われているものがある。例えば、矢印によって、図示された方法の、リストされたステップの間の、待機又はモニタリング期間の不特定な継続時間を示すことがある。さらに、特定の方法が行われる順序は、示された対応ステップの順序に厳密に従うものも、そうでないものもある。
図6は、本発明の、ホログラフィック較正方法300の一つの実施形態を示す概略フローチャート図である。方法300は、図1〜5に記載された装置200、読取りチャンネル100、180、及び書込みチャンネル160の動作に関して前述した諸機能を実行するステップを実質的に含む。方法300の説明においては図1〜5の要素を参照し、同じ参照番号は同じ要素を示す。
方法300が開始され、後記で説明するように、ホログラフィック較正装置200は、工場格納ホログラム122を使って読取りチャンネル100を較正302する。読取りチャンネル100を較正302して、読取りチャンネル100を、較正済み読取りチャンネル180にする。較正済み読取りチャンネル180は、読取り作業を実施304し、ホログラフィック媒体120からデータ要素を読取ることができる。
プロセッサ150は、ホログラフィック媒体120に書込む書込み作業があるかどうかを判定306する。プロセッサ150が、書込み作業がないと判定306した場合、較正済み読取りチャンネル180は、ホログラフィック媒体がホログラフィック記憶デバイスから取り外されるまで、読取り作業の実施304を継続する。
プロセッサ150が、書込み作業があると判定した場合は、後記のように、較正モジュール204が書込みチャンネル160を較正308する。次いで、書込みチャンネル160が書込み作業を実施310し、ホログラフィック媒体120にデータ要素を書込んで、方法300は終了する。
方法300は、各ホログラフィック記憶デバイスを工場格納ホログラム122に対して較正することによって、複数のホログラフィック記憶デバイスの間で、ホログラフィック媒体120の互換性ある使用を可能にする。後記するように、較正済み読取りチャンネル180は工場格納ホログラム122に対して較正されているので、該較正済み読取りチャンネル180は、工場格納ホログラム122を使って較正された書込みチャンネル160が書込んだ、符号化データ・ホログラムをうまく読取ることができる。同様に、書込みチャンネル160が工場格納ホログラム122に対して較正されているので、工場格納ホログラム122によって較正された他の較正済み読取りチャンネル180は、該書込みチャンネル160によって書込まれた符号化データ・ホログラムを読取ることができる。
図7は、本発明の、読取り較正方法340の一つの実施形態を示す概略フローチャート図である。方法340は、図6のステップ302の機能を実行するステップを実質的に含む。さらに、方法340の説明では図1〜6の要素を参照し、同じ参照番号は同じエレメントを示す。方法340は、プロセッサ150が実行する読取りチャンネル較正ソフトウエア処理によって具現される。
方法340が開始され、一つの実施形態において、プロセッサ150は、メモリ140から第一ホログラフィック・パターン142を読出す342。読取りチャンネル100は、ホログラフィック媒体120から工場格納ホログラム122を読取り344、読取った工場格納ホログラム122を、データ141としてメモリ140に格納する。一つの実施形態において、プロセッサ150は、読取りチャンネル100に、工場格納ホログラム122を読取る344よう命令する。
工場格納ホログラム122をホログラフィック媒体120の所定部分に配置することができる。これに換えて、ヘッダで工場格納ホログラム122を指定することができる。個の場合、プロセッサ150は、読取りチャンネル100に命令して、工場格納ホログラム122のヘッダが見つかるまでホログラフィック媒体120を読取らせることができる。かくて、読取りチャンネル100は工場格納ホログラム122を読取る344ことができる。
計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142との間の読取り差を計算346する。一つの実施形態において、計算モジュール202は、読取られた、エラー修正コード(ECC)で符号化された工場格納ホログラム122を復号する際に検出されたエラーから、読取り差を計算することができる。ECCは、読取られた工場格納ホログラム122及び第一ホログラフィック・パターン142のデータを、所定の構成規則を使って符号化して、データ中のエラーを検出し、修正することができる。ECCの例として、以下に限らないが、ハミング・コード、リード・ソロモン・コード、リード・マラー・コード、二元ゴレイ・コード、畳み込みコード、及びターボ・コードが挙げられる。計算モジュール202は、ECC符号化データの復号中に識別された、工場格納ホログラム122の中の一つ以上のデータ・エラーとして、読取り差を計算346する。
一部の実施形態において、工場格納ホログラム122及び第一ホログラフィック・パターン142の双方を巡回冗長検査(CRC)コードで符号化し、これに基づいて読取り差を判定することができる。読取られた工場格納ホログラム122及び第一ホログラフィック・パターン142のデータを複数のデータ・ワードとして編成することができる。当業者には周知のように、各データ・ワードをCRCアルゴリズムを使って冗長データに符号化し、一意符号化ワード(unique encoded word)を形成することができる。工場格納ホログラム122のデータ・ビットが誤って読取られた場合には、CRC符号化データを復号するCRCアルゴリズムを使って、そのエラーを検出又は修正、あるいは検出し修正することができる。計算モジュール202は、各エラーを読取り差として記録することができる。一つの実施形態において、計算モジュール202は、読取り差の部分として、工場格納ホログラム122のデータでエラーの所在場所をマップする。
これに換えて、計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142との対応するビットを、ビット毎に比較して読取り差を計算346する。例えば、計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とのデータを比較して、読取り差として各差異をマップすることができる。
一つの実施形態において、計算モジュール202は、下記(数1)に示すように、ホログラフィック媒体120から読取られた工場格納ホログラム122g(x,y)と、第一ホログラフィック・パターン142のインパルス応答h(x,y)=s(−x,−y)に整合された整合フィルタ出力との間の差異を読取り差として計算346する。(数1)のV(x,y)は、工場格納ホログラム122g(x,y)と、第一ホログラフィック・パターン142s(x,y)との間の相互相関度である。(数1)は、二重積分を含み、これは検出素子230のX軸102とY軸方向との積分を示す。さらに、ξは、X軸102に沿った積分変数であり、ηは、Y軸沿いの積分変数であり、は複素共役を示す。
V(x,y)=∬g(ξ,η)s(ξ−x,η−y)]dξdη (数1)
数学的に、V(x,y)は、各(x,y)に対しX軸102及びY軸に沿って変化する面である。検出素子130の各検出エレメントに対し一つの値V(x,y)がある。各(x,y)に対するV(x,y)の範囲は−1〜+1の間であり、+1は、100%の理想的相関度を表す。V(x,y)を最大化するために、下記の(数2)において、表面差Diffrence(x,y)を定義する。示されているように、Diffrence(x,y)は、1から整合フィルタ相関度V(x,y)を減算して計算される。Diffrence(x,y)は、(a)ポイント・ツー・ポイント、(b)算術平均、(c)幾何平均、及び(d)二乗平均平方根として求めることができる。Diffrence(x,y)の範囲は0から+2まで、各(x,y)値に対する理想的な差(difference)は0であり、これは、そのポイント(x,y)において、ホログラフィック媒体120から読取られた工場格納ホログラム122と、第一ホログラフィック・パターン142の間に全く差がないことを意味する。差の計算において、Diffrence(x,y)をポイント・ツー・ポイントで求めることもできるが、一桁の数字で読取り差を簡単に計算できるように、表面差Diffrence(x,y)を数値化するのが有利であろう。このような一桁化に、Diffrence(x,y)の最大値によるMAX_Differenceを使うことができる。これに換えて、Diffrence(x,y)の値の算術平均によるAM_Difference、Diffrence(x,y)の値の幾何平均によるGM_Difference、又は、Diffrence(x,y)の値の二乗平均平方根によるGM_Differenceを、読取り差の計算に使うことができる。
Diffrence(x,y)=1−V(x,y) (数2)
別の実施形態において、計算モジュール202は、光源105の複数の読取りパワー・レベル及び読取り光源光バーストの持続時間に対する読取り差を計算346する。一部の実施形態において、計算モジュール202は、下記(数3)に示したマトリックスmの各要素の読取り差を計算348し、この式のpはベース読取りパワー・レベルであり、dはベース光源読取り光バーストの持続時間であり、Δpはベース読取りパワー・レベルの差であり、Δdはベース光源読取り光バースト持続時間の差である。一つの実施形態において、Δpは、ベース読取りパワーpの1〜15%の範囲にある。同様に、Δdを、ベース光源読取り光バースト持続時間dの1〜15%の範囲とすることができる。簡明化のためマトリックスmを3×3マトリックスとしているが、mを任意の次元とすることができる。
Figure 2008065975
計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と、第一ホログラフィック・パターン142とが一致するかどうかを判定348する。一つの実施形態において、計算モジュール202は、工場格納ホログラム122のデータのECC又はCRC符号を復号する際に検出されたエラー数が所定閾値を下回る場合には、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とは一致すると判定348する。例えば、所定閾値が10ヶのエラーであり、計算モジュール202が、ECC符号化データ中に12ヶのエラーを検出した場合は、計算モジュール202は、対象読取り工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とは一致しないと判定348することができる。一つの実施形態では、工場格納ホログラム122にECC又はCRC符号化データを使用することによって、第一ホログラフィック・パターン142の格納は不必要になる。
これに換えて、計算モジュール202は、(数1)で計算された、工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142との間の相互相関度であるV(x,y)が所定の相関閾値以上である場合には、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とは一致すると判定348することができる。読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とが一致した場合、読取りチャンネル100は、較正済み読取りチャンネル180として既に較正されており、方法340は終了する。
計算モジュール202が、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142とは一致しないと判定348した場合、較正モジュール204は、読取り差を使って読取りチャンネル100を較正350することができる。較正モジュール204は、読取り差のパターンを検出することができる。さらに、較正モジュール204は、該パターンを緩和するよう読取りチャンネル100の一つ以上の要素を調整することができる。例えば、工場格納ホログラム122の二次元のデータ・アレイを、第一ホログラフィック・パターン142の二次元データ・アレイの列でオフセットすることができる。較正モジュール204は、工場格納ホログラム122の読取りタイミングを調整してパターンのオフセットを緩和し、読取りチャンネル100が工場格納ホログラム122を読取る344際に、工場格納ホログラム122の二次元データ・アレイが第一ホログラフィック・パターン142の二次元アレイと均等になるようにすることができる。
較正モジュール204は、光源105の読取りパワー・レベル、読取り光源光バーストの持続時間、読取りレンズ132、134の調整、及び検出素子130の感度を含め、各種の読取り較正調整を行うことができる。一つの例として、較正モジュール204は、光源105のパワー・レベル及び光源の光バーストの持続時間を、最小の読取り差で、(数3)のマトリックスの値に設定することができる。
別の事例において、較正モジュール204は、第一ホログラフィック・パターン142のデータ・アレイの中央部のデータとは相違した、工場格納ホログラム122のデータ・アレイの中央部のデータの読取り差パターンを検出することができる。較正モジュール204は、読取りレンズ132、134の位置調整をして光源105の焦点を調整して該、読取り差のパターンを緩和することができる。
較正モジュール204が読取りチャンネル100を較正350した後、プロセッサ150は、読取りチャンネル100に命令して、工場格納ホログラム122を読取らせる344ことができ、較正モジュール204は、再度、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142が一致するかどうかを判定346する。方法340は、読取りチャンネル100が、較正済み読取りチャンネル180として較正350されるまで、読取り差の計算348と読取りチャンネル100の較正350とを繰り返す。
図8は、本発明の、書込み較正方法380の実施形態を示す概略フローチャート図である。方法380は、図6のステップ308の機能を実施するステップを実質的に含む。さらに、方法380の説明においては図1〜6の要素を参照し、同じ参照番号は同じ要素を示す。方法380は、プロセッサ150が実行する書込みチャンネル較正ソフトウエア処理によって具現される。
方法380が開始され、一つの実施形態において、書込みチャンネル160は、第二ホログラフィック・パターン143を、第二ホログラム121としてホログラフィック媒体120に書込む382。第二ホログラフィック・パターン143を、第一ホログラフィック・パターン142とし、書込まれる第二ホログラム121が、工場格納ホログラム122と等しくなるべきものとすることができる。
さらに、較正済み読取りチャンネル180は、ホログラフィック媒体120から第二ホログラム121を読取る384ことができる。計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143との間の書込み差を計算386する。一つの実施形態において、計算モジュール302は、書込み差を、読取られた第二ホログラム121のECC符号化データを復号する際に検出されたエラーとして計算386する。例えば、計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121のECC符号化データを復号し、そのECCエラーを合算して書込み差とすることができる。これに換えて、計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121のデータ内のECCエラー所在場所を書込み差のある部分としてマップすることができる。
一部の実施形態において、書込み差を、読取られた第二ホログラム121のCDC符号化データの復号時に検出されたエラーとすることができる。一つの実施形態において、第二ホログラム121にECC又はCRC符号化データを使うことによって、第二ホログラフィック・パターン143の格納は不必要になる。これに換えて、計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143との対応ビットのビット毎の比較によって書込み差を計算386することもできる。
一つの実施形態において、計算モジュール202は、(数1)を用い、ホログラフィック媒体120から読取られた第二ホログラム121g(x,y)と、第二ホログラフィック・パターン143のインパルス応答h(x,y)=s(−x,−y)に整合された整合フィルタ出力との間の差異を読取り差として計算386する。V(x,y)は、第二ホログラム121g(x,y)と、第二ホログラフィック・パターン143s(x,y)との間の相互相関度である。(数2)のDiffrence(x,y)を使って、ホログラフィック媒体120から読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143との間の差を定義することができる。
別の実施形態において、計算モジュール202は、光源105の複数の書込みパワー・レベル及び書込み光バースト持続時間の読取り差を計算346する。一部の実施形態において、計算モジュール202は、(数3)に示したマトリックスmの各要素の書込み差を計算386し、この式において、pはベース書込みパワー・レベルであり、dはベースの光源書込み光バーストの持続時間であり、Δpはベース書込みパワー・レベルの差であり、Δdはベースの光源書込み光バースト持続時間の差である。一つの実施形態において、Δpは、ベース書込みパワーpの1〜15%の範囲にある。同様に、Δdを、ベース光源の書込み光バースト持続時間dの1〜15%の範囲とすることができる。
計算モジュール202は、読取られた第二ホログラム121と、第二ホログラフィック・パターン143とが一致するかどうかを判定388することができる。一つの実施形態において、計算モジュール202は、第二ホログラム121のデータのECC又はCRC符号を復号する際に検出されたエラーが所定閾値を下回る場合には、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143とは一致すると判定388する。
これに換えて、計算モジュール202は、第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143との間の相互相関度として(数1)によって計算されるV(x,y)が、所定の相関度閾値以上であれば、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143とは一致すると判定388することができる。計算モジュール202が、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143とは一致すると判定388した場合は、書込みチャンネル160は較正されており、方法380は終了する。
計算モジュール202が、読取られた第二ホログラム121と第二ホログラフィック・パターン143とは一致しないと判定388した場合は、較正モジュール204は、書込み差を使って書込みチャンネル160を較正390することができる。較正モジュール204は書込み差のパターンを検出することができる。さらに、較正モジュール204は、書込みチャンネル160の一つ以上の要素を調整し、該パターンを緩和することができる。例えば、第二ホログラム121のデータ・アレイを、第二ホログラフィック・パターン143のデータ・アレイの行でオフセットすることができる。較正モジュール204は、空間光変調素子114の配列位置を調整して、パターンを緩和することができる。較正モジュール204は、光源105の書込みパワー・レベル、書込みレーザ光バーストの持続時間、書込みレンズ135、137、139の調整、及び検出素子130の感度を含め、他の書込み較正調整を行うことができる。例えば、較正モジュール204は、光源のパワー・レベル110及び光源の光バーストの持続時間を、最小の書込み差で、(数3)のマトリックスの値に設定することができる。
較正モジュール204が書込みチャンネル160を較正390した後、プロセッサ150は書込みチャンネル160に命令し、第二ホログラム121のもう一つのインスタンスとして、第二ホログラフィック・パターン143を書込ませる382。プロセッサ150は、較正済み読取りチャンネル180にさらに命令して、第二ホログラム121の該新規インスタンスを読取らせること384ができ、計算モジュール202は、読取られた工場格納ホログラム122と第一ホログラフィック・パターン142が一致するかどうかを再度判定346する。方法380は、書込みチャンネル160の較正350が完了するまで、書込み差の計算388と書込みチャンネル160の較正390とを繰り返す。
図9は、本発明の、工場格納ホログラム122を挿入されたホログラフィック媒体120の一つの実施形態の上面図である。該ホログラフィック媒体120を図1〜4のホログラフィック媒体120とすることができる。ホログラフィック媒体120は、工場格納ホログラム122を含む。一つの実施形態において、工場格納ホログラム122は、読取り専用ホログラムとして構成される。工場格納ホログラム122をホログラフィック媒体120に内蔵しておくことができる。
図10は、本発明の、読取り専用部分404を持つホログラフィック媒体120の一つの実施形態の上面図である。該ホログラフィック媒体120を図1〜4のホログラフィック媒体120とすることができる。
一つの実施形態において、読取り専用部分404を、ホログラフィック媒体120の一つ以上のセクタの一つ以上のトラックとして構成することができる。さらに、読取り専用部分404を、一つ以上のヘッダ・セグメントによって区分することができる。読取り専用部分404を、ホログラフィック媒体120の任意の部分に構成することができる。
一つの実施形態において、プロセッサ150は、論理的に、読取り専用部分404内には書込みができないようになっている。工場格納ホログラム122を、読取り専用部分404内に書き込まれた精度とすることができる。
本発明の実施形態は、工場格納ホログラム122を使って読取り差を計算348する。さらに、本発明は、該読取り差を使って読取りチャンネル100を較正350することができる。また、本発明では、書込み差を計算388し、該書込み差を使って書込みチャンネル160を較正390することができる。
本発明の精神と本質的特質を逸脱することなく、本発明を特定な他の形で具現することができる。記載した実施形態は、あらゆる点において単に例示的なものであって限定的ものではないと見なされる。従って、本発明の範囲は、前述した説明ではなく、添付の特許請求範囲によって示される。特許請求内容と同等な意図及び範囲内のすべての変更は、すべて本請求範囲に含まれる。
本発明の、工場格納ホログラムを読取る読取りチャンネルの一つ実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の、書込みチャンネルの一つ実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の、書込みチャンネルの別の一つ実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の、較正済み書込みチャンネルの一つ実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の、ホログラフィック較正装置の一つ実施形態を示す概略ブロック図である。 本発明の、ホログラフィック較正方法の一つ実施形態を示す概略フローチャート図である。 本発明の、読取り較正方法の一つ実施形態を示す概略フローチャート図である。 本発明の、書込み較正方法の一つ実施形態を示す概略フローチャート図である。 本発明の、工場格納ホログラムを挿入したホログラフィック媒体の一つの実施形態を示す上面図である。 本発明の、読取り専用部分を有するホログラフィック媒体の一つの実施形態を示す上面図である。
符号の説明
100 読取りチャンネル
101 Z軸
102 X軸
105 光源
110 光
120 ホログラフィック媒体
122 工場格納ホログラム
123 データ・プレーン
124 基板
125 外部レイヤ
130 検出素子
132 第一読取りレンズ
134 第二読取りレンズ
140 メモリ
141 データ
142 第一ホログラフィック・パターン
150 プロセッサ

Claims (31)

  1. ホログラフィック記憶デバイスを較正する装置であって、
    ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取るよう構成された読取りチャンネルと、
    前記読取られた前記工場格納ホログラムと、前記工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算するよう構成された計算モジュールとを
    含む装置。
  2. 前記読取り差を使って前記読取りチャンネルを較正するよう構成された較正モジュールをさらに含み、前記読取りチャンネルの較正は、
    前記読取り差のパターンを検出することと
    前記読取りチャンネルを調整して前記パターンを緩和することとを
    含む、請求項1に記載の装置。
  3. 読取り作業が完了した後、処理待ちの書込み作業に応答し、前記ホログラフィック媒体に、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンを書込むよう構成された書込みチャンネルであって、前記第二ホログラフィック・パターンは前記第二ホログラムをデジタルに表現する、書込みチャンネルと、
    前記ホログラフィック媒体から前記第二ホログラムを読取るようさらに構成された前記較正済み読取りチャンネルと、
    前記読取られた第二ホログラムと前記第二ホログラフィック・パターンとの書込み差を計算するようさらに構成されている前記計算モジュールとを
    さらに含む請求項2に記載の装置。
  4. 前記計算モジュールは、Diffrence(x,y)を使って、前記読取り差及び前記書込み差を計算し、Diffrence(x,y)は、ポイント・ツー・ポイント解析、算術平均、幾何平均、及び二乗平均平方根から選択された関数を使って求められた、1−V(x,y)であり、V(x,y)は整合フィルタ相互相関度である、請求項3に記載の装置。
  5. 前記整合フィルタ相互相関度V(x,y)は、V(x,y)=∬g(ξ,η)s(ξ−x,η−y)]dξdηとして計算され、前式のξは、X軸に沿った積分変数であり、ηは、Y軸に沿った積分変数であり、s(−x,−y)は、あるインパルス応答に整合された整合フィルタ出力である、請求項4に記載の装置。
  6. 前記較正モジュールは、前記書込み差を使って前記書込みチャンネルを較正するようさらに構成され、前記書込みチャンネルの較正は、
    前記書込み差のパターンを検出することと、
    前記書込みチャンネルを調整して前記パターンを緩和することとを
    含む、請求項3に記載の装置。
  7. コンピュータ可読コードを具えたコンピュータ使用可能の媒体を含むコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ可読コードは、コンピュータで実行されると、該コンピュータに、
    読取りチャンネルを使って、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取らせ、
    前記読取られた工場格納ホログラムと、前記工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算させる、
    コンピュータ・プログラム。
  8. 前記コンピュータ可読コードは、前記コンピュータに、前記読取り差を使って前記読取りチャンネルを較正させるようさらに構成されている、請求項7に記載のコンピュータ・プログラム。
  9. 前記コンピュータ可読コードは、前記コンピュータに
    前記読取り差のパターンを検出させ、
    前記読取りチャンネルを調整して前記パターンを緩和させる
    ことによって、前記読取りチャンネルを較正するようさらに構成されている、請求項7に記載のコンピュータ・プログラム。
  10. 前記コンピュータ可読コードは、前記コンピュータに、
    前記ホログラフィック媒体に、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンを書込ませ、前記第二ホログラフィック・パターンは前記第二ホログラムをデジタルに表現しており、
    前記較正済み読取りチャンネルを使って、前記ホログラフィック媒体から前記第二ホログラムを読取らせ、
    前記読取られた第二ホログラムと前記第二ホログラフィック・パターンとの間の書込み差を計算させるように
    さらに構成されている、請求項9に記載のコンピュータ・プログラム。
  11. 前記コンピュータ可読コードは、前記コンピュータに、前記書込み差を使って前記書込みチャンネルを較正させるようにさらに構成されている、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム。
  12. 前記書込みチャンネルの較正は、前記コンピュータが
    前記書込み差のパターンを検出することと、
    前記書込みチャンネルを調整して前記パターンを緩和することとを
    含む、請求項11に記載のコンピュータ・プログラム。
  13. 前記書込み差は、前記読取られた第二ホログラムのCRC符号化データの復号で検出されたエラーを含む、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム。
  14. 前記書込み差は、前記読取られた第二ホログラムのECC符号化データの復号で検出されたエラーを含む、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム。
  15. 前記書込み差は、前記読取られた第二ホログラムと前記第二ホログラフィック・パターンとの間の整合フィルタ相関度を含む、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム。
  16. 前記コンピュータは、読取り作業が完了した後、処理待ちの書込み作業がある場合及びその場合に限り、請求項10に記載のオペレーションを実行する、請求項10に記載のコンピュータ・プログラム。
  17. 前記読取り差は、前記読取られた工場格納ホログラムのECC符号化データの復号で検出されたエラーを含む、請求項7に記載のコンピュータ・プログラム。
  18. 前記読取り差は、前記読取られた工場格納ホログラムのCRC符号化データの復号で検出されたエラーを含む、請求項7に記載のコンピュータ・プログラム。
  19. 前記読取り差の前記計算は、前記読取られた工場格納ホログラムと前記第一ホログラフィック・パターンとの間の整合相互フィルタ相関度を含む、請求項7に記載のコンピュータ・プログラム。
  20. ホログラフィック記憶デバイスを較正するシステムであって、
    デジタル・データを記憶するよう構成され、工場格納ホログラムを含むホログラフィック媒体と、
    前記ホログラフィック媒体から前記工場格納ホログラムを読取るよう構成された読取りチャンネルと、
    プロセッサであって、
    前記工場格納ホログラムと、前記工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算するよう構成された計算モジュール、及び
    前記読取り差を使って前記読取りチャンネルを較正するよう構成された較正モジュールであって、前記読取りチャンネルの較正は、前記読取り差のパターンを検出することと、前記読取りチャンネルを調整して前記パターンを緩和することとを含む、較正モジュールを
    含むプロセッサとを
    含むシステム。
  21. 読み取り作業が完了した後、処理待ちの書込み作業に応答し、前記ホログラフィック媒体に、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンを書込みよう構成された書込みチャンネルであって、前記第二ホログラフィック・パターンは前記第二ホログラムをデジタルに表現する、書込みチャンネルと、
    前記ホログラフィック媒体から前記第二ホログラムを読取るようさらに構成された前記較正済み読取りチャンネルと、
    前記読取られた第二ホログラムと前記第二ホログラフィック・パターンとの間の書込み差を計算するようさらに構成されている前記計算モジュールとを
    さらに含む請求項20に記載のシステム。
  22. ホログラフィック記憶デバイスを較正する方法であって、ホログラフィック記憶デバイス・プロセッサの中にプロセッサ可読コードを組み入れる工程を含み、前記コードは、前記ホログラフィック記憶デバイス・プロセッサと相まって、
    読取りチャンネルを使って、ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る工程と、
    前記読取られた前記工場格納ホログラムと、前記工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する工程とを
    実行することができる、方法。
  23. 前記読取り差を使って前記読取りチャンネルを較正する工程をさらに含み、前記読取りチャンネルを較正する工程は、
    前記読取り差のパターンを検出する工程と、
    前記読取りチャンネルを調整して前記パターンを緩和する工程とを
    含む、請求項22に記載の方法。
  24. 前記第一ホログラフィック・パターンを、前記工場格納ホログラムとして前記ホログラフィック媒体に格納する工程をさらに含む、請求項22に記載の方法。
  25. 前記第一ホログラフィック・パターンはコンピュータにより生成される、請求項24に記載の方法。
  26. 前記工場格納ホログラムは、前記ホログラフィック媒体に書込まれた精度である、請求項24に記載の方法。
  27. 前記工場格納ホログラムは、前記ホログラフィック媒体の読み取り専用部分にある、請求項24に記載の方法。
  28. 前記読取り専用部分はホログラフィック媒体中に挿入される、請求項27に記載の方法。
  29. 前記読取り専用部分は、前記ホログラフィック媒体の書込み保護部分として構成される、請求項27に記載の方法。
  30. 前記読取り差は、前記読取られた工場格納ホログラムのエラー修正コード(ECC)ソフトウエアのエラーとエラー閾値との比較、前記読取られた工場格納ホログラムの巡回冗長コード(CRC)のエラーと前記エラー閾値との比較、及び前記読取られた工場格納ホログラムと前記第一ホログラフィック・パターンとの間の整合フィルタ相互相関度から、選択された比較を含む、請求項22に記載の方法。
  31. ホログラフィック記憶デバイスを較正する装置であって、
    ホログラフィック媒体から工場格納ホログラムを読取る手段と、
    前記読取られた工場格納ホログラムと、前記工場格納ホログラムをデジタルに表現する第一ホログラフィック・パターンとの間の読取り差を計算する手段と、
    前記読取り差を使って前記読取り手段を較正する手段と、
    読取り作業が完了した後、処理待ちの書込み作業に応答し、前記ホログラフィック媒体に、第二ホログラムとして第二ホログラフィック・パターンを書込む手段であって、前記第二ホログラフィック・パターンは前記第二ホログラフィックをデジタルに表現する、書込み手段と、
    前記較正済み読取り手段を使って、前記ホログラフィック媒体から前記第二ホログラムを読取る手段と、
    前記読取られた第二ホログラムと前記第二ホログラフィック・パターンとの間の書込み差を計算する手段と、
    前記書込み差のパターンを検出し、前記書込みチャンネルを調整して前記パターンを緩和することによって、前記書込み手段を較正する手段とを
    含む装置。
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