JP2008065655A - 画像出力システム、サーバ、画像出力装置及びプログラム - Google Patents

画像出力システム、サーバ、画像出力装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】保守員や店員の操作の効率性およびセキュリティの高い画像出力システムを提供する。
【解決手段】画像出力装置105の制御部501は、画像出力装置105をメンテナンスモードにし(ステップS11)、二次元コード読取機409が読み取ったユーザ情報800をサーバ101に送信する(ステップS12)。制御部201は、ユーザ情報800と、ユーザ管理情報900を照合し(ステップS13)、一致する場合(ステップS14のYes)には、対応するアプリケーションプログラムID1003を読み込み、画像出力装置105に送信する(ステップS15)。画像出力装置105の制御部501は、サーバ101より受信したアプリケーションプログラムID1003を参照し、メンテナンスアプリケーションプログラム315を呼び出し、モニタ401に操作のための画面を表示する(ステップS18)。
【選択図】図12

Description

本発明は、画像データを出力する画像出力システム等に関する。
近年、画像出力装置(デジタルフォトプリント装置等)が街頭端末(KIOSK端末)として店舗内や街頭に設置され、利用されている。この画像出力装置は、デジタルカメラ等で撮像した画像、記録媒体に記録されている画像データ等を読み込んで、画像編集、画像合成、プリント出力等を行う(例えば、[特許文献1]参照。)。
画像出力装置は、写真店、家電量販店、ショッピングモール等に設置され、一般利用者(顧客)は、自分のデジタルカメラで撮影した画像データを記録した記録媒体を持参して画像出力装置に読み取らせ、あるいは、その場で撮影を行い、必要に応じて画像編集処理等を行い、出力サイズ、出力枚数等を指定して高精細なカラープリントを出力し、そのまま持ち帰ることができる。
特開2002−46324号公報
一方で、画像出力装置の保守を行う際には、保守員が、顧客が通常使用するための顧客用のモードから、保守(メンテナンス)モードに切り替えて使用する。また、画像出力装置が設置された店舗において各種設定を行う場合には、店員が、顧客用のモードから店員用のモードに切り替えて使用する。
モードを切り替える際、保守員や店員は画像出力装置に設けられたメンテナンスキーを操作し、さらにキーボードやタッチパネルからユーザIDやパスワード等の情報を入力する。
しかしながら、キーボードやタッチパネルでの操作は煩雑であり、効率性にかける。また、IDやパスワードの入力の際にモニタを通して他人に見られる恐れがあり、セキュリティ面でも問題があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、保守員や店員の操作性が良好でセキュリティの高い画像出力システム等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、サーバと、画像出力装置がネットワークを介して接続された画像出力システムであって、前記画像出力装置は、携帯端末又はネームプレートよりユーザ固有の情報を読み取る手段と、前記ユーザ固有の情報を前記サーバに送信する送信手段と、を具備し、前記サーバは、受信した前記ユーザ固有の情報と、前記サーバ内のユーザ情報を比較判定する手段と、前記比較判定手段が前記ユーザ固有の情報と前記ユーザ情報とが一致したと判定した場合、前記ユーザ固有の情報に対応して前記画像出力装置に対して特定の機能を行わせるアプリケーション情報を読み取る手段と、前記アプリケーション情報を前記画像出力装置に送信する送信手段と、を具備し、前記画像出力装置は、前記サーバから送られる前記アプリケーション情報に基づいて前記特定機能を行うことを特徴とする画像出力システムである。
第1の発明では、画像出力装置は、サーバは携帯端末又はネームプレートよりユーザ固有の情報を読み取り、サーバに送信する。サーバは、受信したユーザ固有の情報と、サーバ内のユーザ情報を比較判定し、ユーザ固有の情報とユーザ情報とが一致したと判定した場合、画像出力装置に対して、ユーザ固有の情報、すなわちユーザの属性に対応した特定の機能を行わせるためのアプリケーション情報を送信する。画像出力装置は、サーバから送られるアプリケーション情報に基づいて特定機能を行う。
ユーザ固有の情報は、携帯端末またはネームプレートの二次元コードに格納される。特定の機能とは、特定のユーザのみに許可された管理機能または保守機能であり、例えば店員が行う売り上げ管理や保守員が行うメンテナンス等の機能である。
第2の発明は、ネットワークを介して、画像出力装置と接続されたサーバであって、画像出力装置から受信したユーザ固有の情報と、サーバ内のユーザ情報を比較判定する手段と、前記比較判定手段が前記ユーザ固有の情報と前記ユーザ情報とが一致したと判定した場合、前記ユーザ固有の情報に対応して前記画像出力装置に対して特定の機能を行わせるアプリケーション情報を読み取る手段と、前記アプリケーション情報を前記画像出力装置に送信する送信手段と、を具備することを特徴とするサーバである。
第3の発明は、ネットワークを介して、サーバと接続された画像出力装置であって、携帯端末又はネームプレートよりユーザ固有の情報を読み取る手段と、前記ユーザ固有の情報を前記サーバに送信する送信手段と、前記サーバから送られるアプリケーション情報に基づいて特定機能を行う手段を具備することを特徴とする画像出力装置である。
第4の発明は、コンピュータを第2の発明のサーバとして機能させるプログラムである。
第5の発明は、コンピュータを第3の発明の画像出力装置として機能させるプログラムである。
上述のプログラムをCD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させてもよいし、このプログラムを通信回線を介して送受することもできる。
本発明によれば、保守員や店員の操作性が良好でセキュリティの高い画像出力システム等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、画像出力システム等の好適な実施形態について詳細に説明する。
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係る画像出力システム100の構成について説明する。
図1は、画像出力システム100の構成を示す図である。
図1に示すように、画像出力システム100は、サーバ101と、複数の画像出力装置105がネットワーク103を介して接続されている。画像出力装置105は、街頭端末(KIOSK端末)として店舗内や街頭に設置される。
画像出力システム100において、画像出力装置105は二次元コード読取機409(図3で後述する。)を有し、二次元コード読取機409が携帯電話107またはネームプレート109に表示された二次元コードを読み取る。
ネットワーク103は、インターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、社内LAN等のネットワークであり、有線、無線を問わない。
尚、サーバ101は、サーバコンピュータ等であり、ネットワーク103を介して、各種情報を提供する。
次に、図2を参照しながら、本発明の実施の形態に係るサーバ101の概略構成について説明する。
図2はサーバ101のハードウエア構成図である。
図2に示すように、サーバ101は、制御部201、記憶部203、通信部205、表示部207、入力部209、入出力部211等がバス213を介して互いに接続されて構成される。
制御部201は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory )、RAM(Random Access Memory)等を有する。
CPUは、記憶装置、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理、動作制御等を行い、各種機能を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、プログラム、データ等を恒久的に保持し、RAMは、揮発性メモリであり、プログラム、データ等を一時的に保持する。
記憶部203は、データを記憶する装置であり、ハードディスク、メモリ等を有する。記憶部には、CPUが実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(Operating System)等が格納される。
プログラムは、例えば、サーバ101内の処理を実行するプログラム、CGI(Common Gateway Interface)プログラム、ASP(Active Server Pages)プログラム等である。
通信部205は、サーバ101とネットワーク103間の通信を媒介する通信インタフェースであり、通信制御装置、通信ポート等を有する。
表示部207は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
入力部209は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
入力部209を介して、サーバ101に対して、操作指示、動作指示、データ入力、維持管理等を行うことができる。
入出力部211は、データの入出力を行い、例えば、フレキシブルディスクドライブ、PDドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置等を有する。
バス213は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
また、プリンタ装置等を有する出力部(図示しない)等を設け、サーバ101の維持管理等に用いるようにしてもよい。
尚、同様の構成を採るサーバコンピュータ等をサーバ101として用いることができる。
図3は、画像出力システム100における画像出力装置105の1例である。図3に示すように、画像出力装置105は、画像データ読込書込手段301、画像編集手段303、プリンタ305、課金手段307、二次元コード読取機409、ユーザ情報送信手段311、アプリケーションプログラム読込手段313等を備える。
画像データ読込書込手段301は、被写体321や原稿323を画像入出力部509(図5)より読み取ったり、予め画像データが記録された記録メディア325から読み取ったりすることにより、画像データを取得する。また、画像データ読込書込手段301は、画像出力装置105が作成した画像データを記録メディア325に記録することもできる。
記録メディア325は、例えば、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、SDカード、メモリースティック、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM等である。
画像編集手段303は、1つ以上の入力または選択した画像データに対して、落書き、スタンプのような加工、画像データの切抜き、変倍、切抜いた画像の他の画像への貼付け等、合成編集等を対話的に行う対話型インタフェース手段と画像処理プログラムで構成される。
プリンタ305は、高解像度のカラープリンタである。このプリンタ305は、複数台設置されてもよく、昇華型あるいはインクジェット型などの方式は問わない。プリント物327は、プリント出力された撮像による証明写真、デジタルカメラ画像等による写真、シールプリント、はがき等である。
課金手段307は、出力可能な状態となった場合に、課金処理を行うことにより、印刷が可能となる。
二次元コード読取機409は、携帯電話107やネームプレート109に表示されたバーコード603、701等のバーコードの読み取りを行うための読取装置である。バーコード603、701にはユーザ固有の各種情報が含まれる。従って、バーコード603、701は、多くの情報を格納できる二次元コードであることが望ましい。二次元コードは、水平方向、垂直方向に情報を持ったバーコードであり、小さい面積で、数百文字から数千文字の情報を含むことができる。二次元コードとしては、例えばQRコード(登録商標)等がある。
ユーザ情報送信手段311は、二次元コード読取機409から読み取ったユーザ情報を、ネットワーク103を介してサーバ101に送信する手段である。
アプリケーションプログラム読込手段313は、サーバ101から受信した情報に基づいて、対象となるアプリケーションプログラムを読み込む手段である。対象となるアプリケーションプログラムとは、ユーザに応じたアプリケーションプログラムであり、例えばユーザが保守員であれば、保守員用の保守プログラムである。
次に、図4を参照しながら、画像出力装置105の外観構成について説明する
図4は、画像出力装置105の外観斜視図である。
画像出力装置105の上段部正面には、タッチパネル付きモニタ等であるモニタ401が配置されている。モニタ401は、操作の案内や、操作の状況や、読み取った画像或いは編集加工した画像等を表示する表示手段としての機能を発揮する。
モニタ401の画面の右には、メディア挿入口403が設置される。上段部と下段部を分けている水平部には、プリント物の画像を読み取ってデジタルデータ化するスキャナ405が設置される。また、モニタ401の画面の上には、デジタルカメラ等の撮像装置により被写体を撮像するためのレンズ窓407が設置される。これらのメディア挿入口403、スキャナ405、レンズ窓407は、画像データ読込書込手段301の一部を構成する。
メディア挿入口403は、各種メディア(スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)カード(CFカード)、フロッピー(登録商標)ディスク、PCカード、CD−ROM等)の挿入口であり、フロッピー(登録商標)ディスク挿入口、CD−ROM挿入口、PCカード挿入口、スマートメディア挿入口、コンパクトフラッシュ(登録商標)挿入口等がひとまとめの位置に配置されている。
また、画像出力装置105の筐体内には上記各記録メディアの挿入口403に対応して、それぞれの読取書込装置の本体が設置されている。各挿入口には、手数料の徴収が完了するまで記録メディアを取り出せないように、シャッタ(図示しない)を備えても良い。
モニタ401の画面の下には二次元コード読取機409が設けられる。二次元コード読取機409は、携帯電話107やネームプレート109に表示されたバーコード603、701(図6、図7で後述する。)を読み取る。バーコード603、701は、例えば多くの情報を格納できる二次元コードであり、二次元コード読取機409は、二次元コードを読み取る。
画像出力装置105の下段部には、メンテナンスキー407、料金投入口(紙幣挿入口411、硬貨投入口413)、返却レバー415、返却口417、レシート取出口419、プリント物取出口421、スピーカ423、ドア開閉キー427等がそれぞれ配置されている。
メンテナンスキー407は、一般利用者(顧客)を受け付けることのできる通常の顧客用の運転モードと、保守員、店員、管理者等が画像出力システム100の設定やメンテナンスを行うメンテナンスモードとを切り替えるキーである。
料金投入口(紙幣挿入口411、硬貨投入口413)、返却レバー415、返却口417、レシート取出口419は、課金手段307の一部を構成する。
顧客は、紙幣挿入口411に紙幣を挿入したり、硬貨投入口413に硬貨を投入したりすることにより、料金を支払う。釣銭がある場合には返却口417から放出されるので、顧客はそれを受け取る。また、注文を取りやめる場合や硬貨が詰まった時には返却レバー415を回すことにより返却口417から放出されるので、顧客はそれを受け取る。
料金を徴収した後、レシート取出口419から徴収した金額や注文内容が印刷されたレシートが放出される。
プリント物取出口421は、プリンタ305の出力部分である。利用者は、タッチパネルボタンに触れるなどしてプリント実行を指示した後、プリント物取出口421から放出されるプリント物327を受け取る。
スピーカ423は、待機中や操作中に音声、BGM、効果音などを再生する。
また、外観からは明確に認識できないが、画像出力装置105の筐体内には、画像出力装置105の各構成部分を制御するための制御部を含むパソコンや、電圧の変換を行う電源ボックス、停電時に制御部のCPUやハードディスク等の破損を防ぐ無停電電源装置等が設置される。
次に、図5を参照しながら、画像出力装置105の概略構成について説明する。
図5は、画像出力装置105のハードウエア構成図である。
画像出力装置105は、制御部501、ハードディスク503、入出力部505(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)、通信制御部507、画像入出力部509、シャッタ511(1〜n)、モニタ401(タッチパネル付き)、コインメック513、ビルバリ515、レシートジャーナル処理部517、プリンタ305、二次元コード読取機409等が、バス521を介して接続される。
制御部501は、CPU、ROM、RAM等で構成され、大容量記憶媒体としてのハードディスク503に格納されたプログラムに従って、バス521を介して接続された各装置を駆動制御する。
ハードディスク503には、各構成部分を駆動制御するプログラム、例えば各記録メディア325に対応する読取書込プログラム、シャッタの開閉制御プログラム、課金プログラム等の他に、画像編集手段303の一部として入力または選択された画像を編集加工するための画像処理プログラム、対話型メニューをモニタ401に表示し、プリンタ305に対してプリント条件を設定して、プリント開始を指示するプログラム等が格納されている。また、保守員や管理者がメンテナンスを行うためのメンテナンス・アプリケーション・プログラムも格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部501により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
入出力部505(CD−ROMドライブ装置、キーボード、マウス等)は、制御部501のROMやハードディスク503に記憶されているプログラムや情報をバージョンアップ、あるいは、画像出力システム100の動作設定、機器設定等の設定を行う際に用いられ、メンテナンスキーにより本体部をメンテナンスモードに切り替えて、入出力部505にバージョンアップ用のCD−ROMを挿入し、データの書き換えを行ったり、設定データを入力して設定を行う。
画像入出力部509は、デジタルカメラ、スキャナ等からなり、画像データ読込書込手段311に相当する。
シャッタ511は、メディア挿入部403に設けられ、当該メディア挿入部403を開閉し、読取処理の最中に記録メディアを取り出せないようにしたり、課金等の処理が完了するまで記録メディアを取り出せないようにすることができる。
モニタ401に表示された操作案内に従って、同モニタ401に表示されたタッチパネルボタンを選択し触れることにより、プリントモードの選択およびオリジナル画像データの読み込みから、加工、合成編集、プリント物327の出力までの一連の操作を行うことができる。
コインメック513、ビルバリ515、レシートジャーナル処理部517は、課金手段307に相当し、硬貨投入、紙幣挿入の受付や、レシートの発行を行う。
二次元コード読取機409は、携帯電話107やネームプレート109に表示されたバーコード603、701等を読み込む。
プリンタ305は、画像の印刷出力処理を行う。
通信制御部507は、通信制御装置、通信ポート等であり、ネットワーク103を介して、画像出力装置105とサーバ101間の通信制御を行う。
次に、図6、7を参照しながら、画像出力システム100における携帯電話107、ネームプレート109のバーコード603、701について説明する。
図6に示すように携帯電話107には表示部601が設けられ、表示部601には、利用者の操作に応じて各種情報が表示される。画像出力システム100においては、携帯電話107がサーバ101等から受信した二次元のバーコード603が表示される。バーコード603には、ユーザ情報800(図8で後述する。)が格納される。
図7はネームプレート109を示す。ネームプレート109には、保守員の氏名や所属、顔写真等の情報が表示される。また、ネームプレート109には、二次元のバーコード701が記載されている。バーコード701には、バーコード603と同様に、ユーザ情報800(図8で後述する。)が格納される。
次に、図8を参照しながらユーザ情報800について説明する。ユーザ情報800は、バーコード603、バーコード701に格納される情報である。図8に示すようにユーザ情報800は、区分801、ユーザID803、パスワード805、ユーザ氏名807、店舗コード809、その他ユーザ属性811等で構成される。
区分801は、ユーザの区分を示す。例えば、保守員は1、店員は2というように、ユーザの種類をコードで表す。
ユーザID803は、ユーザ固有の識別番号である。パスワード805は、画像出力装置105にログオンするための認証情報である。ユーザ氏名807はユーザの氏名である。店舗コード809は、ユーザが店員である場合に、該当ユーザが所属する店舗を示す識別番号である。その他ユーザ属性811は、上記に示す情報以外の様々なユーザ固有の情報である。
次に、図9〜図11を参照しながら、サーバ101に保持されるデータについて説明する。
図9は、ユーザ管理情報900を示す。ユーザ管理情報900は、サーバ101の記憶部203に保持され、ユーザを管理したり、携帯電話107やネームプレート109から入力されたユーザ情報800と照合してアプリケーションプログラムの立ち上げを指示する際に使用される。
図9に示すように、ユーザ管理情報900はユーザID901、区分903、パスワード905、その他ユーザ属性907等から構成される。
ユーザID901は、ユーザ固有の識別番号であり、図8のユーザID803と同様のものである。区分903は、ユーザの区分を示し、図8の区分801と同様のものである。
パスワード905は、ユーザID901に相当するユーザの認証情報である。その他ユーザ属性907は、上記に示す情報以外のユーザ管理に必要な情報を含む。その他ユーザ属性907には、図8のユーザ氏名807や店舗コード809と同様のものや、ユーザ毎の画像出力装置105へのアクセス記録等を含んでもよい。
図10はアプリケーションデータ1000を示す。アプリケーションデータ1000は、ログオンしたユーザに対応したアプリケーションプログラムを呼び出す際に参照されるテーブルである。アプリケーションデータ1000は、区分1001、アプリケーションプログラムID1003から構成される。
区分1001は、ユーザの区分を示し、図8の区分801、図9の区分903と同様のものである。アプリケーションプログラムID1003は、区分1001に対応して呼び出されるアプリケーションプログラムを識別する番号またはプログラム名等である。具体的には、店員が扱う売上管理等のアプリケーションプログラム、保守員が扱う保守点検用のアプリケーションプログラム等である。
図11はログ1100を示す。ログ1100は画像出力装置105ごとのユーザからのアクセスの記録を保持する。ログ1100は、端末ID1101、ユーザID1103、ログイン時刻1105、ログアウト時刻1107から構成される。
端末ID1101はサーバ101に接続された画像出力装置105を識別するIDである。ユーザID1103はユーザ固有の識別番号であり、図8のユーザID803、図9のユーザID901と同様のものである。
ログイン時刻1105は、ユーザID1103で示されるユーザが該当の画像出力装置105、すなわち端末ID1101で示される画像出力装置105にログインした時刻である。ログアウト時刻1107は、ユーザID1103で示されるユーザが該当の画像出力装置105からログアウトした時刻である。
ログ1100には、上記のデータ以外に、ユーザがアクセスしたアプリケーションプログラムのアプリケーションプログラムID(図10の1003)や、管理に必要な他の情報を含むこともできる。
次に、図12〜図15を参照しながら、サーバ101、画像出力装置105の動作について説明する。
図12は、画像出力装置105からログインしてアプリケーションプログラムを呼び出す際のサーバ101、画像出力装置105の動作を示すフローチャートである。
まず、画像出力装置105の制御部501は、画像出力装置105をメンテナンスモードにする(ステップS11)。メンテナンスモードへの切り替えは、例えば、前述のとおり、画像出力装置105に備えられたメンテナンスキー407の操作等によって行われる。
次に、保守員等の操作者が二次元コード読取機409にバーコード703の表示された携帯電話107等をかざすと、画像出力装置105の制御部501は、二次元コード読取機409が読み取ったユーザ情報800をサーバ101に送信する(ステップS12)。
サーバ101の制御部201は、ユーザ情報800と、ユーザ管理情報900を照合する(ステップS13)。即ちユーザ情報800のユーザID803、パスワード805等と、ユーザ管理情報900のユーザID901、パスワード905等を照合する。ユーザ情報800のユーザID803、パスワード805等と、ユーザ管理情報900のユーザID901、パスワード905等が一致しない場合(ステップS14のNo)、制御部201は、エラーメッセージを画像出力装置105に送信する(ステップS16)。
画像出力装置105の制御部501は、サーバ101よりエラーメッセージを受信すると、モニタ401にエラーメッセージを表示する(ステップS17)。
ユーザ情報800のユーザID803、パスワード805等と、ユーザ管理情報900のユーザID901、パスワード905等が一致する場合(ステップS14のYes)、制御部201は、アプリケーションデータ1000より区分1001に対応するアプリケーションプログラムID1003を読み込み、画像出力装置105に送信する(ステップS15)。
画像出力装置105の制御部501は、サーバ101より受信したアプリケーションプログラムID1003を参照し、メンテナンスアプリケーションプログラム315を呼び出し、モニタ401に操作のための画面(図13〜図15)を表示する(ステップS18)。
図13〜図15は、図12のステップS18で呼び出される表示画面の例を示すものである。
図13は、保守員用の表示画面1300を、図14は店員用の表示画面1400を、図15は管理者用の表示画面1500を示している。
図13に示すように、ログインしたユーザが保守員である場合には保守員用メニューが表示される。保守員用メニューは、保守員が使用することのできる保守用のアプリケーションプログラムを呼び出すことができるメニューである。同様に図14、図15に示すように、ログインしたユーザが店員、管理者であった場合には店員用メニュー、管理者用メニューが表示される。店員用メニューは店員用のアプリケーションプログラムを呼び出すためのメニューであり、管理者用メニューは管理者用のアプリケーションプログラムを呼び出すためのメニューである。
また、ユーザの区分を細かく分類することによって、メニュー画面を増やすこともできる。例えば、同じ店員であっても店長、正社員、アルバイト等によって異なるメニューを表示してもよい。
以上のように、操作者が、携帯電話107やネームプレート109を画像出力装置105の二次元コード読取機409に翳すと、画像出力装置105はバーコード603、701からユーザ固有の情報を読み込んでサーバ101に送信する。サーバ101はユーザID803やパスワード805が正しいものであるか検査をした後、ユーザの区分801に相当するアプリケーションプログラムの情報を画像出力装置105に送信する。画像出力装置105は、サーバ101から受信した情報をもとに正しいアプリケーションプログラムを起動する。
このように、画像出力システム100によれば、操作者は、キーボードやタッチパネルからユーザID803等を入力する必要がないので、効率的に操作を行うことができる。また、他人にユーザID803やパスワード805を見られることなく画像出力装置105への入力ができるので、データの機密性が高められ、安全性が高くなる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像出力システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
以上のように、サーバ101と画像出力装置105の分散処理について説明を行ったが、画像出力装置105単体で以上のような処理を行ってもよい。即ち、ユーザとアプリケーションプログラムの管理を画像出力装置105毎に行ってもよい。
本発明における画像出力システム100の概略構成図 サーバ101のハードウエア構成図 画像出力装置105の構成を示すブロック図 画像出力装置105の外観斜視図 画像出力装置105のハードウエア構成図 携帯電話107の概略構成図 ネームプレート109の概略構成図 ユーザ情報800の一態様を示す図 ユーザ管理情報900の一態様を示す図 アプリケーションデータ1000の一態様を示す図 ログ1100の一態様を示す図 画像出力システム100におけるサーバ101と画像出力装置105の動作を示すフローチャート 表示画面1300の一態様を示す図 表示画面1400の一態様を示す図 表示画面1500の一態様を示す図
符号の説明
100………画像出力システム
101………サーバ
103………ネットワーク
105………画像出力装置
107………携帯電話
109………ネームプレート
201………制御部
203………記憶部
205………通信部
207………表示部
209………入力部
211………入出力部
409………二次元コード読取機
603、701………二次元コード

Claims (11)

  1. サーバと、画像出力装置がネットワークを介して接続された画像出力システムであって、
    前記画像出力装置は、
    携帯端末又はネームプレートよりユーザ固有の情報を読み取る手段と、
    前記ユーザ固有の情報を前記サーバに送信する送信手段と、
    を具備し、
    前記サーバは、受信した前記ユーザ固有の情報と、前記サーバ内のユーザ情報を比較判定する手段と、
    前記比較判定手段が前記ユーザ固有の情報と前記ユーザ情報とが一致したと判定した場合、前記ユーザ固有の情報に対応して前記画像出力装置に対して特定の機能を行わせるアプリケーション情報を読み取る手段と、
    前記アプリケーション情報を前記画像出力装置に送信する送信手段と、
    を具備し、
    前記画像出力装置は、前記サーバから送られる前記アプリケーション情報に基づいて前記特定機能を行うことを特徴とする画像出力システム。
  2. 前記ユーザ固有の情報は、携帯端末またはネームプレートの二次元コードに格納されることを特徴とする請求項1記載の画像出力システム。
  3. 前記特定機能とは、特定のユーザのみに許可された管理機能または保守機能であることを特徴とする請求項1記載の画像出力システム。
  4. ネットワークを介して、画像出力装置と接続されたサーバであって、
    画像出力装置から受信したユーザ固有の情報と、サーバ内のユーザ情報を比較判定する手段と、
    前記比較判定手段が前記ユーザ固有の情報と前記ユーザ情報とが一致したと判定した場合、前記ユーザ固有の情報に対応して前記画像出力装置に対して特定の機能を行わせるアプリケーション情報を読み取る手段と、
    前記アプリケーション情報を前記画像出力装置に送信する送信手段と、
    を具備することを特徴とするサーバ。
  5. 前記ユーザ固有の情報は、携帯端末またはネームプレートの二次元コードに格納されることを特徴とする請求項4記載のサーバ。
  6. 前記特定機能とは、特定のユーザのみに許可された管理機能または保守機能であることを特徴とする請求項4記載のサーバ。
  7. ネットワークを介して、サーバと接続された画像出力装置であって、
    携帯端末又はネームプレートよりユーザ固有の情報を読み取る手段と、
    前記ユーザ固有の情報を前記サーバに送信する送信手段と、
    前記サーバから送られるアプリケーション情報に基づいて特定機能を行う手段を具備することを特徴とする画像出力装置。
  8. 前記ユーザ固有の情報は、携帯端末またはネームプレートの二次元コードに格納されることを特徴とする請求項7記載の画像出力装置。
  9. 前記特定機能とは、特定のユーザのみに許可された管理機能または保守機能であることを特徴とする請求項7記載の画像出力装置。
  10. コンピュータを請求項4乃至6記載のサーバとして機能させるプログラム。
  11. コンピュータを請求項7乃至9記載の画像出力装置として機能させるプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015179221A (ja) * 2014-03-20 2015-10-08 フリュー株式会社 写真撮影編集装置、サーバ、制御プログラム、および記録媒体

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