JP2008065617A - 電力取引システム、電力取引システムのプログラム及び電力取引システムに用いられる需要家端末並びに供給事業者端末 - Google Patents

電力取引システム、電力取引システムのプログラム及び電力取引システムに用いられる需要家端末並びに供給事業者端末 Download PDF

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芳樹 高林
Tatsuya Kozono
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Abstract

【課題】需要家と電力を供給する供給事業者との電力取引における双方の労力を軽減し得る電力取引システム、電力取引システムのプログラム及び電力取引システムに用いられる需要家端末並びに供給事業者端末を提供することにある。
【解決手段】需要家2が消費する電力の需要情報を含む登録情報21を受け付けて、登録情報21を電力を供給する供給事業者3に開示し、登録情報21を閲覧した供給事業者3から需要家2との電力取引契約するための応募情報22を受け付けて、応募情報22を需要家2に開示し、応募情報22を閲覧した需要家2から供給事業者3との電力取引契約をするための交渉を希望する通知を受け付け、交渉を希望した需要家2に関する情報を電力供給業者3に送信する電力取引システム。
【選択図】 図2

Description

本発明は、需要家と供給事業者との電力取引に利用される電力取引システムに関する。
現状の国内の電力自由化取引においては、発電設備を保有する電力需給調整が可能な電力を供給する事業者間のみ参画でき、電力を消費する一般需要家は電力取引に直接参画できないシステムになっている。
そこで、事前に需要家と契約を結ぶことを前提とし、電力供給事業者間を対象とした取引をする電力供給取引システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−274822号公報
しかしながら、先行技術文献に開示されているシステムでは、需要家と電力を供給する供給事業者が事前に契約を結ぶことを前提として電力供給事業者間を対象とした取引であるため、需要家が電力取引に直接参画し、一般電気事業者や特定規模電気事業者と競合して電力を購入することはできない。また、需要家が個別に供給事業者と連絡をとって、契約に至るまでには、大変な労力を伴う。
また、2005年4月から、電力自由化の範囲が拡大され、小工場や商店レベルのいわゆる小口の需要家まで自由化の範囲となり、国内需要の64%が対象となった。そのため、特に新規参入事業者である特定規模電気事業者は、自由化範囲が拡大されたことを機に多くの需要家を取り込むことが重要となる。
そこで、本発明の目的は、需要家と供給事業者との電力取引における双方の労力を軽減し得る電力取引システム、電力取引システムのプログラム及び電力取引システムに用いられる需要家端末並びに供給事業者端末を提供することにある。
本発明の観点に従った電力取引システムは、コンピュータシステムを用いて、供給事業者と需要家との電力取引の仲介をする電力取引システムにおいて、前記コンピュータシステムは、前記需要家が消費する電力の需要情報を受け付ける需要情報受付手段と、前記需要家情報受付手段により受け付けた前記需要情報を開示する需要情報開示手段と、前記需要情報開示手段により開示された前記需要情報に対し、前記供給事業者から応募するための応募情報を受け付ける応募情報受付手段と、前記応募情報受付手段により受け付けた前記応募情報を開示する応募情報開示手段と、前記応募情報開示手段により開示された前記応募情報の該供給事業者との交渉の希望を、前記需要家から受け付ける交渉受付手段と、前記交渉受付手段により受け付けた前記需要家に関する需要家情報を、該供給事業者に送信する交渉通知手段とを備えた構成である。
本発明によれば、需要家と供給事業者との電力取引における双方の労力を軽減し得る電力取引システム、電力取引システムのプログラム及び電力取引システムに用いられる需要家端末並びに供給事業者端末を提供することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力取引システム1を適用した取引関係を示すブロック図である。
一般電力需要家(以下、「需要家」という。)2は、2005年4月から拡大された契約種別50kW以上を含む需要家全体の63%を占める電力自由化対象の需要家である。
供給事業者3は、発電設備を保有する電力需給調整が可能な電力を供給する供給事業者であり、この中に一般電気事業者31及び特定規模電気事業者(Power Producer and Supplier)(以下、「PPS」という。)32が含まれる。
一般電気事業者31とは、一般の需要に応じて電気を供給する事業者である。例えば、一般電気事業者31は、電力会社である。
PPS32とは、特定の供給地点における需要に応じ、電力の供給を行う事業者である。
電力取引所4は、電力の売買取引を行う市場である。供給事業者3などが、翌日物取引・当日取引・先物取引などで余剰電力をやり取りする。
電力取引システム1は、主に需要家2と供給事業者3との電力取引における仲介業務を行うシステムであり、コンピュータシステムで構築されている。
図2は、第1の実施形態に係る電力取引システム1の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る電力取引システム1は、需要家2及び供給事業者3とインターネット6を介して接続されている。
需要家2は、電力取引システム1とインターネット6を介して、データの送受信を行うようになっており、電力取引システム1との間でデータの送受信を行うために、図示しない需要家端末を有している。この需要家端末は、例えばパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という。)、PDA(Personal Digital Assistant)又は携帯電話などのインターネット6を利用することができる機器である。
供給事業者3は、電力取引システム1とインターネット6を介して、データの送受信を行うようになっており、電力取引システム1との間でデータの送受信を行うための端末、即ち供給事業者端末を有している。この供給事業者端末は、例えばパソコン、PDA又は携帯電話などのインターネット6を利用することができる機器である。
電力取引システム1は、登録情報申込部11と、登録情報参照部12と、応募情報申込部13と、応募情報処理部14と、データベース15と、交渉申込部16とを備えている。
データベース15は、電力取引システム1で使用される各種のデータを管理するもので、例えば、後述する登録情報21と応募情報22を格納して管理する。
需要家2に設けられた図示しない需要家端末は、需要家2が供給事業者3との間で電力取引するために、前記電力取引システム1に設けられている登録情報申込部11に対して後述する登録情報21を登録するための機能を備えている。
登録情報申込部11は、需要家端末から送られてきた登録情報21を受け付けた後、データベース15に格納する。登録情報21には、電力取引のために必要となるデータすなわち、需要家2が契約後又は過去に消費する電力の需要情報(消費電力量)が含まれている。このため、登録情報申込部11は、電力の需要情報を受け付ける需要情報受付手段としての機能も備えている。
登録情報参照部12は、データベース15に格納されている登録情報21を、インターネット6を介して、外部から参照するためのものである。ここでは、供給事業者3が、インターネット6を介して、登録情報参照部12から登録情報21を参照することができる。即ち、登録情報参照部12は、需要情報を主に供給事業者3に開示するためのものである。供給事業者端末は、供給事業者3が登録情報参照部12から登録情報21(需要情報)を閲覧するための機能を有している。
応募情報申込部13は、供給事業者3からの応募情報22を受け付ける。応募情報22は、契約交渉をするために必要となるデータである。なお、供給事業者端末は、供給事業者3が応募情報申込部13に応募情報22を登録するための機能を有している。応募情報申込部13は、受け付けた応募情報22をデータベース15に格納する。
応募情報処理部14は、データベース15に格納された応募情報22を外部から参照するためのものである。需要家2は、インターネット6を介して、応募情報処理部14から応募情報22を参照することができる。即ち、応募情報処理部14は、応募情報22を主に需要家2に開示するためのものである。需要家端末は、需要家2が応募情報処理部14から応募情報22を閲覧するための機能を有している。
交渉申込部16は、需要家2が応募情報22に基いて選択した供給事業者3と交渉するための申込を受け付ける。交渉申込部16は、需要家2からの申込を受け付けると、供給事業者3に、交渉の申込があることを通知する。この通知内容には、申込を受け付けた需要家2を特定するための需要家2に関する需要家情報が含まれている。即ち、交渉申込部16は、需要家2に関する需要家情報を、供給事業者3に送信し、交渉の通知をするためのものでもある。需要家端末は、需要家2が選択した供給事業者3との交渉の希望を交渉申込部16に通知するための機能を有している。供給事業者端末は、供給事業者3が交渉申込部16から受信する需要家情報を受信する機能を有している。
図3は、第1の実施形態に係る電力取引システム1における取引の手順を示したフローチャートである。
供給事業者3は、電力取引システム1に会員登録を行う(ステップK10)。これにより、電力取引システム1に、複数の供給事業者3が会員登録される。供給事業者3は、会員登録をすることで、需要家2の登録情報21を参照することができる。
需要家2は、電力取引するための供給事業者3を探したいときは、需要家登録を行う(ステップJ10)。需要家登録は、電力取引システム1に、登録情報21を登録することで行う。登録情報21は、供給事業者3との供給契約希望期間、この供給契約希望期間に対する同一過去日の需要実績、及び現在需要情報(消費電力量)などが含まれている。
供給事業者3は、電力取引システム1に登録された登録情報21を参照する(ステップK20)。但し、この段階では、供給事業者3は、電力取引システム1から需要家2を特定する情報を参照できない。これにより、供給事業者3は、需要家2と相対直接交渉をすることはできない。登録情報21は、会員登録した複数の供給事業者3に開示される。
供給事業者3は、参照した登録情報21に、電力供給契約を希望する登録情報21があった場合は、応募情報22を電力取引システム1に登録することで応募の申込を行う(ステップK30)。応募情報22は、登録情報21に基いて算定した供給契約金額が含まれている。但し、この段階では、需要家2は、電力取引システム1から供給事業者3を特定する情報を参照できないようにしてある。これにより、需要家2は、供給事業者3と相対直接交渉をすることはできない。
需要家2は、申込があった応募情報22の中から、ニーズに合う応募情報22の供給事業者3を参照する(ステップJ20)。需要家2は、参照した供給事業者3の中から、交渉を希望する供給事業者3の選定を行う。
需要家2は、選定した供給事業者3との交渉の申込を、電力取引システム1に行う(ステップJ30)。
供給事業者3は、需要家2から交渉の申込があった場合は、電力取引システム1から電子メールを受信する(ステップK40)。この電子メールには、需要家2を特定するための情報が含まれている。
供給事業者3は、電力取引システム1から電子メールを受信すると、需要家2を特定する情報を得られる。供給事業者3は、需要家2と連絡をとり、交渉を開始する。需要家2及び供給事業者3は、直接交渉をすることで契約が成立する(ステップJ40,K50)。
なお、需要家2は、供給事業者3と契約期間中であっても、新たな供給事業者3を選定するための需要家登録をすることができる(その際は、ステップJ10からの手順の流れを繰り返す)。
図4は、第1の実施形態に係る電力取引システム1における取引の概要を示した模式図である。
需要家2は、登録情報21を提示する。登録情報21は、供給契約希望期間及び希望電力量に関する情報が含まれている。供給契約希望期間は、契約開始日から契約満了日までの年月日を入力する。希望電力量は、平日と休日に分けられている。希望電力量は、30分時間帯ごとに希望する託送電力量が分かるようになっている。
供給事業者3A〜3Nは、登録情報21を参照し、契約をしたい需要家2を見つけた場合は、応募する。応募する際には、供給事業者3A〜3Nは、登録情報21に基いて算定した供給契約料金を提示する。
需要家2は、提示された算定供給契約料金に基いて、応募した供給事業者3A〜3Nの中から交渉を希望する供給事業者3の選定を行う。選定された供給事業者3は、需要家2と契約交渉を行うことができる。
以上のようにして、電力取引システム1は、需要家2と供給事業者3の電力取引の仲介をする。
本実施形態によれば、以下の作用効果を得ることができる。
需要家2は、電力供給契約の条件のよい(例えば、安い料金)供給事業者3を探す労力を軽減することができる。供給事業者3は、電力供給契約を希望する需要家2を探す労力を軽減することができる。
供給事業者3は、需要変動による発電調整ができない場合は、供給地域の電力会社に対するペナルティ料金(賦課金、同時同量インバランス決済料金)をとられるリスクを伴う。また、小口の需要家2が増えると、供給事業者側の発電調整作業が煩雑となり、需要家2の個々に対する発電調整作業に伴うリスク管理が負担となる。
このため、需要家2が登録する際に、過去に消費した電力の需要実績を入力することで、供給事業者3は、契約後の需要家に対する需要電力の予測性を高めることができ、発電調整によるリスクを軽減することができる。
(第2の実施形態)
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電力取引システム1Aを適用した取引関係を示すブロック図である。図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい説明を省略し、ここでは異なる部分について主に述べる。なお、以下の実施形態も同様にして重複した説明を省略する。
電力取引システム1Aは、図2に示す電力取引システム1に、シミュレーション部17を追加したものである。
シミュレーション部17は、供給事業者3が、データベース15に登録されている複数の登録情報21(21A〜21C)を取り込むための仮想検討(シミュレーション)を行うためのものである。
図6は、第2の実施形態に係る電力取引システム1Aにおける取引の手順を示したフローチャートである。
本フローチャートは、図3に示すフローチャートのステップK20とステップK30との間に、ステップK25を追加したものである。
供給事業者3は、登録情報21を参照する(ステップK20)。
供給事業者3は、複数の登録情報21を取り込み、シミュレーションを行う(ステップK25)。
供給事業者3は、シミュレーション結果に基いて、応募情報22の申込を行う(ステップK30)。
次に、シミュレーション部17のシミュレーションについて説明する。
図7は、第2の実施形態に係る電力取引システム1Aのシミュレーションを示した模式図である。
シミュレーション部17は、複数の登録情報21A〜21Cに含まれた希望電力量などのデータを組み合わせてシミュレーションすることができる。以下に、具体的なシミュレーションの方法について説明する。
シミュレーション部17は、複数の登録情報21A〜21Cを期間、時間帯、地域別にまとめるためのシミュレーションSl1をすることができる。このシミュレーションSl1では、ケース1で需要家A,B,Cを組み合わせた平日の希望電力量をシミュレーションし、ケース2で需要家A,Cを組み合わせた休日の希望電力量をシミュレーションする。これにより、供給事業者3は、登録情報21に該当する需要家2と契約した場合における電力供給量を事前に検討することができる。また、供給事業者3は、複数の新規の需要家2に電力取引を申し込むための必要なデータ(新規取引申込情報)を算出することができる。
シミュレーション部17は、既に電力取引の成立している需要家の需要情報21Kと登録情報21をまとめるシミュレーションSl2をすることもできる。このシミュレーションSl2では、ケース3で契約電力に需要家Bを組み合わせた平日の希望電力量をシミュレーションする。これにより、既存契約している需要情報に対して追加するために必要なデータ(利用計画変更の検討に必要な取引申込情報)を算出することができる。
本実施形態によれば、新規容量登録や利用計画変更申込を行う前に、最良な形で需要家2を取り込むための事前検討をすることができる。よって、供給事業者3は、従来供給契約後に調整検討していた発電供給調整の管理コストを軽減することができる。
(第3の実施形態)
図8は、第3の実施形態に係る電力取引システム1Bの構成を示すブロック図である。
電力取引システム1Bは、図5に示す電力取引システム1Aに、需要情報収集部18と、需要情報参照部19とを追加したものである。また、本実施形態の需要家2側には、電力取引システム1Bに情報を送信可能に接続され、しかも需要家2から需要情報を取得するための需要情報取得装置7が設置されている。
この需要情報取得装置7は、需要家2の日々の需要情報23を取得する。 需要情報収集部18は、需要情報取得装置7により取得した需要情報23を、インターネット6を介して収集し、データベース15に蓄積・管理する。
需要情報参照部19は、インターネット6を介して、外部へ需要情報23を開示する。需要家2は、電力供給契約をするために必要な需要(過去需要実績)を閲覧することができる。需要家2及び電力供給契約した供給事業者3は、現在の需要情報を閲覧することができる。
図9は、第3の実施形態に係る電力取引システム1Bにおける取引の手順を示したフローチャートである。
本フローチャートは、図6に示すフローチャートに、需要家2の手順として、ステップJ2,J4,J6,J50を追加し、供給事業者3の手順として、ステップK60を追加したものである。
需要家2は、需要家登録(ステップJ10)をする前に、会員仮登録を行う(ステップJ2)。
需要家2は、会員仮登録をすると、需要情報取得装置7を設置する(ステップJ4)。これにより、電力取引システム1Bに、需要情報23が蓄積される。
需要家2は、電力取引システム1Bに蓄積された需要情報23(消費電力量)を参照することができる(ステップJ6)。これにより、需要家2は、実際に消費された過去の電力量に基いて、供給事業者3に求める希望電力量を正確に把握することができる。
需要家2は、需要家登録を行う際、需要情報23を電力取引システム1B上で参照又は援用して、登録情報21を作成することができる(ステップJ10)。
需要家2は、供給事業者3と供給契約が成立した場合は、電力取引システム1Bに会員本登録を行う(ステップJ40)。
需要家2は、契約後も引き続き需要情報23を参照することができる(ステップJ50)。
供給事業者3は、需要家2と供給契約が成立したことを、電力取引システム1Bに通知する。(ステップK50)。
供給事業者3は、供給契約の成立を通知することで(ステップK50)、供給契約した需要家2の需要情報23を参照することができる(ステップK60)。供給事業者3は、需要情報23を参照することで、発電供給調整データの参考値として活用することができる。
図10は、第3の実施形態に係る電力取引システム1Bのデータベース15における需要情報23を説明するための模式図である。
需要情報23は、需要情報取得装置7により、需要家2から取得される。取得された需要情報23は、データベース15に蓄積・管理される。
需要情報23は、例えば現在の需要状況を示す現在需要情報23A又は過去の需要実績を示す過去需要情報23Bなどである。
図11は、第3の実施形態に係る電力取引システム1Bにおける取引の概要を示した模式図である。
電力取引システム1Bにおける取引は、図4に示す電力取引システム1における取引の需要家登録時に、データベース15のデータを利用したものである。
需要家2は、データベース15に蓄積されている需要情報23を展開し、登録情報21を提示する。
本実施形態によれば、需要家2は、需要情報取得装置7により取得された需要情報23を利用することで、登録情報21の入力作業を軽減することができる。供給事業者3は、新規容量登録や利用計画変更するための電力取引データ作成の労力を軽減することができる。また、供給事業者3は、需要情報取得装置7により日々取得された需要情報23に基くデータ(登録情報21)で、契約することができるため、精度の高い需要電力量を把握することができ、発電調整によるリスクの少ない供給契約をすることができる。電力取引システム1Bは、信頼性の高い供給契約を締結することができる仲介業務をすることができる。
(第4の実施形態)
図12は、第4の実施形態に係る電力取引システム1Cの構成を示すブロック図である。
電力取引システム1Cは、図8に示す電力取引システム1Bに、課金処理部20を追加したものである。課金処理部20は、課金対象となる操作を需要家2又は供給事業者3が行うと、データベース15に課金情報24として格納する。課金情報24は、課金された時期、課金の対象先、課金された金額、課金対象となった手続の種類などが含まれている。
課金処理部20は、電力取引システム1Cにさせた予め定めた処理に対して、需要家2及び供給事業者3に課金するためのものである。例えば、課金処理部20は、需要家2及び供給事業者3から手数料などを徴収するための処理をする。
図13は、第4の実施形態に係る電力取引システム1Cにおける課金処理を示したフローチャートである。なお、電力取引システム1Cにおける取引の手順は、図9に示す電力取引システム1Bにおける取引の手順と同様である。
課金処理部20は、需要家2が需要家登録を行うときに、登録手数料として課金情報24に書き込む(ステップJ10)。この登録手数料は、需要家2への課金対象となる。即ち、課金処理部20は、需要家2からの登録のための受付時に課金することになる。
課金処理部20は、需要家2が選定した供給事業者3との交渉の申込をしたときに、契約交渉獲得手数料として課金情報24に書き込む(ステップJ30)。この契約交渉獲得手数料は、選定された供給事業者3への課金対象となる。即ち、課金処理部20は、需要家2からの交渉の申込の受付時に課金することになる。 課金処理部20は、供給事業者3が供給契約が成立したことを電力取引システム1Cに通知すると、契約成立料として課金情報24に書き込む(ステップK50)。この契約成立料は、供給事業者3への課金対象となる。
本実施形態によれば、課金処理部20を追加することにより、需要家2と供給事業者3との電力取引の仲介を業務とするサービスをすることができる。
なお、コンピュータシステムは、演算部分(例えば、CPU(central processing unit)などの素子)と記憶部分(例えば、ハードディスク、メモリなど)とを有していればよい。よって、コンピュータシステムは、1台のコンピュータ(例えばパソコン)でもよい。また、2つ以上のコンピュータ又は任意の台数の記憶装置(例えばストレージ)とを情報の送受信可能にネットワーク化されたものでもよい。
各実施形態における電力取引システムは、ASP(Application Service Provider)として提供してもよい。
第4の実施形態において、需要家2又は供給事業者3の任意のステップにおける手続を課金対象としてもよいし、課金対象から除外してもよい。また、課金内容を自由に変更せいてもよい。また、課金する金額も任意に設定してもよい。例えば、需要家2又は供給事業者3のどちらを課金先に変更してもよいし、両者に課金してもよい。例えば、需要家2の会員仮登録時(ステップJ2)、供給事業者3の会員登録時(ステップK10)、供給事業者3の応募情報申込時(ステップK30)に課金してもよい。契約成立時の課金を、供給事業者3から電力取引システム1Cへの通知時(ステップK50)としたが、需要家2から電力取引システム1Cへの通知時(又は会員本登録時)(ステップJ40)としてもよいし、両方からの通知を電力取引システム1Cが受信したときとしてもよい。契約成立時の課金する金額に、需要家2に仮設置した需要情報収集装置を買い取るための金額を上乗せしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る電力取引システムを適用した取引関係を示すブロック図。 第1の実施形態に係る電力取引システムの構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る電力取引システムにおける取引の手順を示したフローチャート。 第1の実施形態に係る電力取引システムにおける取引の概要を示した模式図。 本発明の第2の実施形態に係る電力取引システムを適用した取引関係を示すブロック図。 第2の実施形態に係る電力取引システムにおける取引の手順を示したフローチャート。 第2の実施形態に係る電力取引システムのシミュレーションを示した模式図。 第3の実施形態に係る電力取引システムの構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る電力取引システムにおける取引の手順を示したフローチャート。 第3の実施形態に係る電力取引システムのデータベースにおける需要情報23を説明するための模式図。 第3の実施形態に係る電力取引システムにおける取引の概要を示した模式図。 第4の実施形態に係る電力取引システムの構成を示すブロック図。 第4の実施形態に係る電力取引システム1Cにおける課金処理を示したフローチャート。
符号の説明
1…電力取引システム、2…需要家、3…供給事業者、6…インターネット、11…登録情報申込部、12…登録情報参照部、13…応募情報申込部、14…応募情報処理部、15…データベース、16…交渉申込部、21…登録情報、22…応募情報。

Claims (10)

  1. コンピュータシステムを用いて、電力を供給する供給事業者と需要家との電力取引の仲介をする電力取引システムにおいて、
    前記コンピュータシステムは、
    前記需要家が消費する電力の需要情報を受け付ける需要情報受付手段と、
    前記需要家情報受付手段により受け付けた前記需要情報を開示する需要情報開示手段と、
    前記需要情報開示手段により開示された前記需要情報に対し、前記供給事業者から応募するための応募情報を受け付ける応募情報受付手段と、
    前記応募情報受付手段により受け付けた前記応募情報を開示する応募情報開示手段と、
    前記応募情報開示手段により開示された前記応募情報の該供給事業者との交渉の希望を、前記需要家から受け付ける交渉受付手段と、
    前記交渉受付手段により受け付けた前記需要家に関する需要家情報を、該供給事業者に送信する交渉通知手段と
    を有することを特徴とする電力取引システム。
  2. 前記需要情報受付手段により受け付けた少なくとも2つ以上の前記需要情報を、期間、時間帯又は地域のうち少なくとも一つの項目に基いて組み合わせるシミュレーションを行うシミュレーション手段と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電力取引システム。
  3. 前記コンピュータシステムに情報を送信可能に接続され、前記需要家から前記需要情報を取得する需要情報取得手段を有し、
    前記需要情報受付手段は、前記需要情報取得手段により取得された前記需要情報を受け付けること
    を特徴とする請求項1に記載の電力取引システム。
  4. 前記需要家又は前記供給事業者のうち少なくとも一方により、前記コンピュータシステムにさせた予め定めた動作時に課金して課金情報として管理する課金手段
    を有することを特徴とする請求項1に記載の電力取引システム。
  5. 前記課金手段は、前記需要情報受付手段による前記需要家からの受付時に課金すること
    を特徴とする請求項4に記載の電力取引システム。
  6. 前記課金手段は、前記交渉受付手段による前記需要家からの受付時に課金すること
    を特徴とする請求項4に記載の電力取引システム。
  7. 前記コンピュータシステムは、前記需要家又は前記供給事業者のうち少なくとも一方により、電力取引の交渉成立の通知を受け付ける交渉成立通知受付手段を有し、
    前記課金手段は、交渉成立通知受付手段による前記需要家又は前記供給事業者のうち少なくとも一方からの受付時に課金すること
    を特徴とする請求項4に記載の電力取引システム。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力取引システムと情報を送受信可能に接続され、前記需要家が使用する端末であって、
    前記需要情報受付手段に、前記需要情報を登録する需要情報登録手段と、
    前記応募情報開示手段により開示された前記応募情報を閲覧する応募情報閲覧手段と、
    前記交渉受付手段に、該供給事業者との交渉の希望を通知する交渉希望通知手段と
    を有することを特徴とする需要家端末。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力取引システムと情報を送受信可能に接続され、前記供給事業者が使用する端末であって、
    前記需要情報開示手段により開示された前記需要情報を閲覧する需要情報閲覧手段と、
    前記応募情報受付手段に、前記応募情報を登録する応募登録手段と、
    前記交渉通知手段により送信された前記需要家情報を受信する交渉通知受信手段と
    を有することを特徴とする供給事業者端末。
  10. コンピュータシステムに用いられ、電力を供給する供給事業者と需要家との電力取引の仲介をするためのプログラムであって、
    前記コンピュータシステムを、
    前記需要家が消費する電力の需要情報を受け付ける需要情報受付手段と、
    前記需要家情報受付手段により受け付けた前記需要情報を開示する需要情報開示手段と、
    前記需要情報開示手段により開示された前記需要情報に対し、前記供給事業者から応募するための応募情報を受け付ける応募情報受付手段と、
    前記応募情報受付手段により受け付けた前記応募情報を開示する応募情報開示手段と、
    前記応募情報開示手段により開示された前記応募情報の該供給事業者との交渉の希望を、前記需要家から受け付ける交渉受付手段と、
    前記交渉受付手段により受け付けた前記需要家に関する需要家情報を、該供給事業者に送信する交渉通知手段
    として機能させるための電力取引システムのプログラム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002199A1 (ja) * 2012-06-27 2014-01-03 株式会社日立製作所 分散型資源配分における資源配分交渉方法、交渉規則検査方法
EP3660777A1 (en) 2018-11-29 2020-06-03 Fujitsu Limited Electric power trade apparatus and method
JP2020087345A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 中国電力株式会社 仲介装置

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