JP2008065419A - データ転送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮や暗号処理などを行う回路やその出力段のバッファ等の資源を共有する際に資源開放を始めるまでの時間を短縮し、資源開放に伴うオーバーヘッドを削減するデータ転送装置を提供すること。
【解決手段】データ転送手段101、複数の転送要求手段102〜104、転送要因確認手段105、調停手段106、コマンド生成手段107、開放指示手段108を備え、調停手段106がデータ転送手段101に対する使用要求を調停し、コマンド生成手段107が調停結果をもとにコマンドを生成しデータ転送手段101に発行するが、データ転送手段101を使用する転送要求手段が次の調停で切替ることを、調停手段106が調停結果を出す以前に、調停手段106と調停ポリシーを共有する開放指示手段108が判断し、先立ってデータ転送手段101の資源開放通知を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計算機システムにおけるデータ転送装置に関するものである。
データ転送装置を用いて、ハードディスクドライブやDVDドライブなどの外部メディア機器や主記憶などとの間でデータ転送を行う場合、輻輳する転送を時分割に行なうため、転送毎にチャネル属性を付与する。ここで言うところのチャネルとは、ソフト側からデータ転送装置に設定される転送制御情報を管理する属性のことであり、そのチャネル属性により転送の連続性が保証される。このとき、データ転送装置内外で転送経路などが競合する場合、それら外部メディア機器や主記憶の入出力段に位置するデータ転送装置内のバッファやインタフェース回路などの資源を、チャネルごとに持つのでは回路面積の著しい増大を招いてしまう。そのため、資源を複数チャネルで共有する構成が一般にとられる。それらの資源は、転送元ごとに用意する、転送先ごとに用意する、転送元も転送先も関係なくある一定数用意するなどの方法があり、それらを複数のチャネルで共有するのが一般的である。
圧縮や暗号、復号といった特定の処理を行う回路が転送元や転送先として存在する場合、一般にこれらの出力段にあたるデータ転送装置内のバッファ等の資源には半端なデータが残る。例えば、回路が圧縮や解凍を行うようなものである場合は、その処理の性質から出力量が一意に定まらない。また、入力量に対する出力量が予め判っていることが多い暗号、復号のような処理を行う回路でも、処理単位に満たないサイズのデータが暗号、復号の回路内部に残ったりする場合は、回路からの出力量が変動する。また、転送先が主記憶などでありバースト転送が行われるような場合は、バースト転送サイズに満たないようなサイズのデータは転送経路にあるバッファ内に残ることがある。
このように複数チャネルで共有する資源に半端なデータが残る場合、その資源を使用して転送を行うチャネルを切替えるには、半端な残留データを転送先へ送り切る、またはデータを消去して消去した分の転送サイズを元に戻すなどの処理をして、一旦、資源を開放する必要がある。しかし、その開放が頻繁に発生するとシステム全体へ大きな負荷を与えることになる。チャネルを切替えなくて済む場合は、資源内の半端な残留データに次に入って来た同じチャネルのデータを繋げて転送を続ければ良いため、この余分な負荷は発生しない。従来のデータ転送装置では、次のコマンド発行により資源を使用するチャネルが実際に切替わるかどうかを確認してから資源の開放を行うことで必要の無い資源開放によるシステム全体への負荷を削減していた。このように、次のコマンドの発行を待ってからチャネルが切替ることを確認した後、資源の開放を決定する従来の技術としては、例えば特許文献1に記載されたようなデータ転送装置がある。
特開平6−68021号公報
しかしながら、従来のようなハードディスクドライブやDVDドライブなどの外部メディア機器や主記憶などの間でデータ転送を行うようなデータ転送装置では、一般的にデータ転送路にバッファ領域を設けるなどして比較的大きなサイズのデータを一括して転送する構成がとられる。そのため、データ転送装置内部において細かい時間間隔で小さなサイズのコマンド発行を繰り返す必要はなく、アドレスやサイズ更新などのコマンド生成の為の演算器等の資源をできる限り省く構成がとられる。そのため、その構成の仕様上、転送の要求が起こってから調停を経て、コマンドが生成、発行されるまでには時間を要する。また、その時々により、コマンド発行の為の資源を共有するチャネル間でコマンド発行の競合が生じ、遅れが倍増する。
故に、このような外部メディア機器とのデータ送を行う転送装置において転送経路の使用権を切替える際、従来技術のように常に次のコマンドの発行を待ってから転送経路の資源開放の判断を行っていては、調停やコマンドの発行を待つことによる遅れが蓄積し、システム性能の低下を招くという課題を有する。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、転送のための資源を複数チャネルで共有する際、チャネル切替えに伴い生じるオーバーヘッドを、システム性能の低下を招くことなく削減できるデータ転送装置を提供することを目的とする。
本発明のデータ転送装置は、データ転送を行うためのデータ転送手段と、前記データ転送手段を使用したデータ転送を要求する複数の転送要求手段と、前記複数の転送要求手段からの転送要求の転送要因が成立しているかを確認する転送要因確認手段と、前記転送要因が成立した転送要求に対して調停を行う調停手段と、前記調停手段の調停結果を受けて、転送コマンドを生成し前記データ転送手段に発行するコマンド生成手段と、前記調停手段との間で共有する調停ポリシーと前記転送要因確認手段から受け取る転送要求とから、前記調停手段が前記データ転送手段を使用している転送要求とは異なる転送要求を調停するか否かを判断し、異なる転送要求を調停すると判断した場合前記データ転送手段の開放を指示する開放指示手段とを有する。
本発明のデータ転送装置によれば、データ転送を行うための資源を複数チャネルで時分割に共有する際、必要の無い資源開放とそれに伴うオーバーヘッドを回避するために発生していた遅延時間の累積を無くし、システム性能の低下を防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係るデータ転送装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。
データ転送装置111は、図1に示すようにデータ転送手段101、第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103、第3の転送要求手段104、転送要因確認手段105、調停手段106、コマンド生成手段107、開放指示手段108を備え、転送元109から転送先110へデータを転送する。
データ転送手段101は、インタフェース回路やバッファ、アライナなどのデータ転送に必要な各種の資源を有する。データ転送手段101は、転送元109、転送先110を識別する情報や、転送サイズ等のデータ転送を制御するのに必要な情報を、コマンド生成手段107からコマンドとして受け取り、そのコマンドに従って転送元109から転送先110へデータを転送する。
ここで、コマンドとは、データ転送装置内において、転送を行うために転送を行う各回路に対して通知される制御情報のことである。また、データ転送手段101は、コマンド受付可能通知を転送要因確認手段105と開放指示手段に108に出し、開放指示手段から開放指示を受け取る。
第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103、第3の転送要求手段104は、内部にレジスタ領域を持ち、マイコン等のソフト側から設定される各種の情報を保持する。これらの情報は、転送元IDや転送先ID、転送元アドレスや転送先アドレス、転送サイズ、論理チャネルや物理チャネル、終了割り込み要求等の一連の転送を制御するための情報であり、転送情報と呼ぶ。これら転送要求手段はソフト側からの設定に基づいて転送要求と転送情報とを転送要因確認手段105に出力し、データ転送手段101を使用してデータ転送を行うことを要求する。コマンド生成手段107では、転送情報をもとにデータ転送手段101へのコマンドが生成される。
また、転送情報のうち、アドレスやサイズ情報はコマンド生成時にコマンド生成手段107により更新され、各転送要求手段に戻される。転送要求手段は更新された転送情報をもとに、転送要求を再び出力し、転送サイズがゼロになるまで繰り返す。
転送要因確認手段105は、第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103、第3の転送要求手段104からの転送要求と転送情報とを受けとり、それぞれの転送要求に対する転送要因が成立しているかを確認する。転送要因とは、例えば、データ転送手段101がコマンド受付可能な状態にあるか、転送元109、転送先110がデータ転送可能な状態にあるかといったことであり、何を転送要因の成立とするかは実装に依存する。
ここで、データ転送手段101がコマンド受付可能な状態にあるかは、データ転送手段101から出力されるコマンド受付可能通知により通知される。また、転送元109、転送先110がデータ転送可能な状態にあるかどうかは、転送元109、転送先110から出力される転送可能通知により通知される。
また、転送要因確認手段105は、転送要因の成立した転送要求手段の転送要求と転送情報とを調停手段106に出力し、転送要因の成立した転送要求手段の転送要求を開放指示手段108に出力する。
調停手段106は、転送要因が成立した転送要求に対して調停し、調停により選択した転送要求と転送情報とをコマンド生成手段107に出力する。また、調停手段106は、転送手段101を使用した転送要求に関する調停ポリシーと調停結果とを開放手段108と共有している。ここで言う調停ポリシーとは、調停が行われるたびに変化する転送要求の調停優先順位のことである。
コマンド生成手段107は、調停手段106から転送要求と転送情報とを受けると、その転送情報を基にコマンドを生成し、データ転送手段101に出力する。コマンド生成手段107は転送情報の転送サイズから一定のサイズを切り取る形でコマンドを生成する。即ち、転送サイズがある一定サイズ以上ある場合は、一定サイズをコマンドとして出力し、一定サイズより小さい場合は転送サイズを出力する。また、コマンドには転送サイズ以外にも転送元、転送先を特定する情報など転送を制御するために必要な情報が含まれる。コマンド生成手段107は転送サイズから今回のコマンド発行により転送するデータサイズを減算したり、転送元、転送先アドレスに転送するデータサイズを加算したりするなどして転送情報を更新し、転送要求手段に戻す。
開放指示手段108は、データ転送手段101を使用した転送要求に関する調停ポリシーと調停結果とを調停手段106と共有する。また、開放指示手段108は、転送要因確認手段105から転送要因が成立した転送要求を受ける。また、開放指示手段108はデータ転送手段101からコマンド受付可能通知を受け、データ転送手段101を使用する転送要求手段が次のコマンド発行で切替ることを判断できた時点で開放指示を出力する。
転送元109は、外部メディア機器や主記憶等であり、複数であっても構わない。同じく、転送先110も外部メディア機器や主記憶等であり、複数であっても構わない。転送元109は転送するデータが用意できたかどうか、転送先110は転送されるデータを受け取る用意ができたかどうかといった情報を転送可能通知としてデータ転送装置111へ出力する。
図2は、コマンドが発行されてから、次のコマンドが発行されるまでのデータ転送手段101の動作のフローを示す図である。データ転送手段101は、コマンド生成手段107からコマンドを受け取るとコマンド受付可能通知をネゲートしデータ転送を開始する(ステップ201)。データ転送手段101は、転送元109から読み出した転送データを、内部のバッファに一定量溜めてから、転送先110に転送することを繰り返す。このとき、前回のコマンドの端数のデータが内部バッファに残っていれば、新たに読み出したデータをその端数のデータに繋げてデータ転送を行う。コマンドで指定された転送サイズを転送元109から全て読み出した時、コマンド受付可能通知をアサートし(ステップ202、203、204)、開放指示手段108からの開放指示をチェックする(ステップ205、206)。開放指示がアサートされていれば内部バッファに残っている一定量に満たないデータを転送先に送り切ることによるバッファなどの資源の解放を開始し、次のコマンドが発行されるのを待ち終了する(ステップ209、210、211)。開放指示手段108からの開放指示がアサートされていなければ、開放指示をチェックしながら次のコマンドの発行を待ち終了する(ステップ207、208)。このとき、内部に残ったデータの処理としては、このように転送先に送り切ることに限定しておらず、例えば、残ったデータを消去し、その消去したサイズ分、転送要求手段の転送サイズを元に戻すような処理を行ってもよい。また、当然であるが、内部にデータが残っていない場合はこれらの処理は行われない。
図3は本発明を特徴付ける開放指示手段108の動作のフローを示す図である。開放指示手段108は、コマンドが発行された時、データ転送手段101が出力するコマンド受付可能通知がネゲートされるのを待つ(ステップ301、ステップ302)。次に、開放指示手段108は、データ転送手段101の使用を要求し調停された転送要求をチェックし、転送要求手段の最後の転送要求になる場合は、開放指示をアサートする(ステップ303、304)。これは、今回の転送で転送サイズ分の転送を終えるため、データ転送手段内に端数のデータを残しておいても次に繋がるデータが入ってくることは無く転送先に送り切る必要があるからである。
最後の転送にならない場合、開放指示手段108は、データ転送手段101の使用を要求し転送要因の成立した転送要求と、転送要求に対する調停ポリシーとをチェックし(ステップ305)、現在データ転送手段101を使用して転送を行っている転送要求手段よりも高優先の転送要求手段からの転送要求の転送要因が成立している場合は開放指示をアサートする。高優先の転送要求がない場合は、高優先の転送要求の転送要因が成立するまで転送要求のチェックを繰り返す(ステップ306)。開放指示がアサートされた状態で、次の調停結果が出た場合は開放指示をネゲートして終了する(ステップ308、310、311)。開放指示がネゲートされた状態で、次の調停が行なわれ、選ばれた転送要求が切替った場合は開放通知をパルス出力して終了し、切替らなかった場合はそのまま終了する(ステップ309、312、313)。
上記のような構成において、例えば、第1の転送要求手段102からの転送要求が調停されており、その時点で第3の転送要求手段104の転送要求の優先度が一番高く、次に第2の転送要求手段103の転送要求の優先度が高く、第1の転送要求手段102の転送要求の優先度が一番低くなっているとする。第1の転送要求手段102がデータ転送手段101を使用しデータ転送を行っている間に、第2の転送要求手段103からの転送要求と第3の転送要求手段104からの転送要求が時間差をおいて順に調停回路に入った場合、次の調停で一番高優先の第3の転送要求手段の転送要求が調停されることになるが、その調停結果を待たずに、第2の転送要求手段103からの転送要求手段が入った時点で次に調停されるのが第1の転送要求手段102からの転送要求でないことを理由にデータ転送手段101の開放を指示する。
このように、かかる構成によれば、データ転送手段101は、調停、コマンド発行を経て実際にチャネルが切替るのを待たずに資源開放を行うべきかを判断でき、転送元からコマンド分のサイズを読み出し終えた以降において、資源開放が必要な場合は、資源開放が必要になった段階で資源開放を始めることができ、他方、資源開放が必要でない場合は内部に端数のデータを残したままで、次の同じチャネルのコマンド発行を待つことにより無駄な資源開放を回避することが可能になる。
また、この例においては、調停手段106は一つのデータ転送手段を使用する転送要求のみを調停しているが、複数のデータ転送手段を使用する転送要求をも同時に調停する構成をとることも考えられる。また、コマンド生成手段も一つのデータ転送手段へのコマンド生成、発行のみを行っているが、複数のデータ転送手段へのコマンドを生成、発行する構成をとることも考えられる。このような構成では、データ転送手段101以外のデータ転送手段を使用する転送要求の調停とコマンド生成に時間がかかり、データ転送手段101を使用する転送要求の調停、およびコマンド生成、発行が大幅に遅れる可能性がある。このような構成の場合、データ転送手段101へのコマンド発行間隔が長くなるため、開放指示手段によりデータ転送手段101の資源の解放を早期に始められることの効果はより大きいと言える。
なお、転送サイズが不定であり転送要求手段からの転送情報にサイズの属性が無い場合もある。そのような場合は不定長の転送を行うという旨の情報が転送情報として調停手段106に出力される。コマンド生成手段107からも不定長転送のコマンドがデータ転送手段101に対して出力される。このようにサイズの属性がない場合、各転送要求手段は転送要求が中止されるまで転送要求を出すことを繰り返す。
また、データ転送手段101は不定長サイズの転送を行っている際に転送元からのデータ入力がアイドル状態になったりした時に、転送先への転送単位に満たないサイズのデータがバッファ等の内部の資源に残っていても、コマンド受付可能通知をネゲートしたまま転送元から次の転送データが入ってくるのを待つ。次のデータが入って来た場合、残ったデータに次の転送のデータを繋げて転送先へ転送し続ける。このように転送サイズが不定である場合にデータ転送手段101を使用する転送要求手段を切替えるには、データ転送手段101に対して転送中止の指示を別途出力するなどする。
(実施の形態2)
図4は、本発明に係るデータ転送装置であり、転送先が転送元を兼ねる場合の実施の形態2の構成を示すブロック図である。ここで、実施の形態1と同じ構成を示すものには実施の形態1と同じ符号を付し、その説明は省略する。
データ転送装置407は、開放の必要がないデータ転送手段401、データ転送手段101、第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103、第3の転送要求手段402、第4の転送要求手段403、転送要因確認手段404、調停手段106、コマンド生成手段107、開放指示手段405を有し、転送元109から転送先兼転送元406へデータを転送し、同時に、転送先兼転送元406から転送先110へデータを転送する。
開放の必要がないデータ転送手段401は、転送元109と転送先兼転送元406とに接続されており、転送を行うためのインタフェース回路やバッファなどの資源を有し、コマンド生成手段107から受けるコマンドに従ってデータを転送する。開放の必要がないデータ転送手段401は、コマンド受付可能通知を転送要因確認手段404に出力する。
第3の転送要求手段402と第4の転送要求手段403は、転送要求を転送要因確認手段404に出力し、開放の必要がないデータ転送手段401を使用して転送元109から転送先兼転送元406へデータの転送を行うことを要求する。同時に転送元ID、転送元アドレス、転送先ID、転送先アドレスや転送サイズなどの転送情報を転送要因確認手段404に出力する。また、コマンド生成手段107により更新された転送情報を受けとり、更新された転送情報をもとに、転送要求を再び出力し、転送サイズがゼロになるまで繰り返す。
転送要因確認手段404は、第3の転送要求手段402、第4の転送要求手段403、第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103からの転送要求と転送情報とを受け、それぞれの転送要求に対する転送要因が成立しているかを確認する。また、転送要因確認手段404は開放の必要がないデータ転送手段401およびデータ転送手段101がコマンド受付可能な状態にあるかを、開放の必要がないデータ転送手段401およびデータ転送手段101から出力されるコマンド受付可能通知により通知される。また、転送元109、転送先110、転送先兼転送元406がデータ転送可能な状態にあるかどうかを、転送元109、転送先110、転送先兼転送元406から出力される転送可能通知により通知される。
転送要因確認手段404は、転送要因の成立した転送要求手段の転送要求と転送情報を調停手段106と開放指示手段405とに出力する。また、転送要因確認手段404は、データ転送手段101を使用したデータ転送を要求する第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103からの転送要求の転送要因成立条件を開放指示手段405に出力する。
開放指示手段405は、データ転送手段101からコマンド受付可能通知を受け、データ転送手段101に開放指示を出力する。また、開放指示手段405は、開放の必要がないデータ転送手段401の使用を要求する転送要求に対する調停ポリシーと、開放の必要がないデータ転送手段401およびデータ転送手段101の使用を要求する転送要求に対する調停結果を受ける。また、開放指示手段405は、第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103の転送要求の転送要因の成立条件と、開放の必要がないデータ転送要求手段401の使用を要求する転送要求のうち転送要因の成立した転送要求と転送情報を受ける。開放指示手段405の動作のフローを図5に示す。
図5において、図3のステップと同様の動作をするステップには同じ符号を付し、図3のステップと異なる動作を示すステップについて以下説明する。
開放指示手段405は、開放の必要がないデータ転送手段401の使用を要求する転送要求のうち転送要因の成立した転送要求と転送情報、それらの転送要求に対する調停ポリシーをチェックする(ステップ501)。同時に、開放の必要がないデータ転送手段401の使用を要求する転送要求手段の転送要求が調停され選択されることが、データ転送手段101の使用を要求する転送要求のうち、どの転送要求の転送要因成立の条件になっているかを確認する(ステップ502)。例えば、第3の転送要求手段402からの転送要求が調停手段106で調停され選択されることが、第1の転送要求手段102の転送要求に対する転送要因の成立の条件の一つであり、第4の転送要求手段403からの転送要求が調停手段106で調停され選択されることが、第2の転送要求手段103の転送要求に対する転送要因の成立の条件の一つであるといったことを確認する。
このとき、第3の転送要求手段402からの転送要求よりも高い優先度である第4の転送要求手段403からの転送要求の転送要因が成立しているとすると、開放指示手段405は、第2の転送要求手段103の転送要求の転送要因が、第1の転送要求手段102からの転送要求の転送要因よりも先に成立すると判断する。このようにして、今回データ転送手段101を使用してデータを転送している転送要求手段の転送要求よりも高優先の転送要求手段の転送要求の転送要因が成立し、そのコマンドが次回に発行されると判断できた場合、開放指示をアサートするステップ307に移る(ステップ503)。高優先の転送要求手段の転送要求の転送要因が成立すると判断できない場合は、開放の必要がないデータ転送手段401の使用を要求する転送要求手段からの転送要求の調停結果をチェックし、調停結果が出ていない場合は、ステップ501に移り(ステップ505)、調停結果が出た場合は、その調停結果が、データ転送手段101の使用を要求する転送要求のうち、どの転送要求の転送要因成立の条件になっているかを確認する(ステップ506)。
その結果、今回データ転送手段101を使用してデータを転送している転送要求手段の転送要求よりも高優先の転送要求手段の転送要求の転送要因が成立し、その転送要因のコマンドが次回に発行されると判断できた場合、開放指示をアサートするステップ307に移り、今回データ転送手段101を使用してデータを転送している転送要求手段の転送要求の転送要因が成立し、その転送要因のコマンドが次回にも発行されると判断できた場合はそのまま終了する(ステップ507)。
転送先兼転送元406は、開放の必要がないデータ転送手段401の転送先であり、開放の必要がないデータ転送手段401からデータを転送される。また、転送先兼転送元406は、データ転送手段101の転送元であり、データ転送手段101にデータを転送する。また、転送先兼転送元406は、転送可能通知により、データ転送が可能かどうかを転送要因確認手段404に通知する。
このような構成において想定しているデータ転送装置は、暗号処理回路や圧縮処理回路などへの入力と出力を同時並行的に行うデータ転送装置である。例えば、第3の転送要求手段402が開放の必要がないデータ転送手段401を使用したデータ転送を要求し調停され、使用を許可されることが、データ転送手段101を使用した転送を要求する第1の転送要求手段102からの転送要求の転送要因成立の条件の1つであり、第4の転送要求手段403が開放の必要がないデータ転送手段401を使用したデータ転送を要求し調停され、使用を許可されることが、データ転送手段101を使用した転送を要求する第2の転送要求手段103からの転送要求の転送要因成立の条件の1つであるようなデータ転送装置である。第3の転送要求手段402の転送要求により開放の必要がないデータ転送手段401を使用して、暗号や圧縮などを行なう回路に該当する転送先兼転送元406へデータを転送し、データに対して暗号や圧縮などの処理を施し、同時に第1の転送要求手段102の転送要求によりデータ転送手段101を使用して転送先兼転送元406から処理されたデータを読み出すようなことを想定している。
例えば、第4の転送要求手段403と第2の転送要求手段103からの転送要求が入っており、開放の必要がないデータ転送手段401が第4の転送要求手段403からの転送要求のデータ転送を行っており、データ転送手段101が第2の転送要求手段103からの転送要求のデータ転送を行っているとする。そして、第4の転送要求手段403の転送要求は第3の転送要求手段402の転送要求よりも優先度が低くなっているとする。データ転送手段101が第4の転送要求手段からの転送要求のデータ転送を行っている間に、第3の転送要求手段402からの転送要求の転送要因が成立した場合、第2の転送要求手段103の転送要求ではなく第1の転送要求手段102の転送要求の転送要因が成立し、データ転送手段101を次回に使用することを開放指示手段405が判断し、データ転送手段101に開放指示を出力する。
このように、かかる構成によれば、データ転送手段101は、調停、コマンド発行を経て実際にチャネルが切替るのを待たずに資源開放を行うべきかを判断でき、転送元からコマンド分のサイズを読み出し終えた以降において、資源開放が必要な場合は、資源開放が必要になった段階で即座に資源開放を始めることができ、他方、資源開放が必要でない場合は内部に端数のデータを残したままで、次の同じ転送要求手段からの転送要求のコマンド発行を待つことにより無駄な資源開放を回避することが可能になる。また、データ転送手段101の使用を要求する転送要求に対する調停よりも先行する開放の必要がないデータ転送手段401の使用を要求する転送要求に対する調停以前に、データ転送手段101の資源開放を判断するため、実施の形態1の構成のデータ転送装置よりもデータ転送手段101の資源開放を早く始める事が可能になる。
(実施の形態3)
図6は、本発明に係るデータ転送装置であり、転送情報にサイズの属性がない場合の実施の形態3の構成を示すブロック図である。実施の形態2と同じ構成を示すものには実施の形態2と同じ符号を付し、その説明は省略する。データ転送手段602の使用を要求する第1の転送要求手段102、第2の転送要求手段103からの転送情報にサイズの属性がなく、データ転送手段602が転送先兼転送元603から転送先110へ不定長のデータを転送することが実施の形態2のデータ転送装置とは異なる。
また、開放の必要がないデータ転送手段601が、転送先兼転送元603へコマンド分のデータ転送を終了したことを通知する書き込み終了通知を出力することと、転送先兼転送元603から出力される読み出し終了通知により転送先兼転送元603からのデータの読み出しが終了したことをデータ転送手段602が認識することが実施の形態2におけるデータ転送装置とは異なる。
開放の必要がないデータ転送手段601は、コマンド受付け可能かどうかをコマンド受付可能通知により転送要因確認手段404に通知する。また、開放の必要がないデータ転送手段601は、コマンド生成手段107から出力されるコマンドにしたがって、転送元109から転送先兼転送元603へデータを転送する。また、開放の必要がないデータ転送手段601は、コマンド生成手段107から受けるコマンド分のサイズのデータを転送元109から転送先兼転送元603へ転送し終えたことを、転送先兼転送元603へ書き込み終了通知により通知する。
データ転送手段602は、インタフェース回路やバッファ、アライナなどのデータ転送に必要な各種の資源を有する。データ転送手段602は、コマンド受付け可能通知を開放指示手段405と転送要因確認手段404に出力する。また、データ転送手段602は、コマンド生成手段107から出力されたコマンドに従って、転送先兼転送元603から転送先110へデータを転送する。また、データ転送手段602は、転送元である転送先兼転送元603からのデータの読み出しが終了したことを、転送先兼転送元603から出力される読み出し終了通知により認識する。読み出し終了通知の出力を受けた後、開放指示手段405からの開放指示の出力があれば内部の資源を開放し、出力が無ければ資源を開放しない。また、内部の資源に端数データが無い場合は資源の開放は行なわない。
転送先兼転送元603は、書き込み終了通知を受け、開放の必要がないデータ転送手段601からのデータ転送が終了したことを認識する。転送先兼転送元603は、最後に開放の必要がないデータ転送手段601から転送されたデータを処理しデータ転送手段101へ転送し、読み出し終了通知を出力する。
このとき、転送先兼転送元603は出力量の不定である圧縮や解凍などの処理を行なう回路を想定しており、読み出し終了通知を出力した後に内部に残った処理単位に満たないデータは保留したり、破棄したりする。
このように、かかる構成によれば、転送情報にサイズの属性がない場合であっても、開放の必要がないデータ転送手段601が書き込み終了通知を転送先兼転送元603に出力することによって、実施の形態2と同等の効果を得ることができる。
本発明のデータ転送装置は、ハードディスクやSDカード、USBメモリ、DVD、主記憶などの間でデータを転送し、途中で圧縮や解凍、暗号や復号などの処理を行うようなデータ転送装置として有用である。
本発明に係るデータ転送装置の実施の形態1の構成を示すブロック図 本発明に係るデータ転送装置の実施の形態1のデータ転送手段の動作のフローチャート 本発明に係るデータ転送装置の実施の形態1の開放指示手段の動作のフローチャート 本発明に係るデータ転送装置の実施の形態2の構成を示すブロック図 本発明に係るデータ転送装置の実施の形態2の開放指示手段の動作のフローチャート 本発明に係るデータ転送装置の実施の形態3の構成を示すブロック図
符号の説明
101 データ転送手段
102 第1の転送要求手段
103 第2の転送要求手段
104 第3の転送要求手段
105 転送要因確認手段
106 調停手段
107 コマンド生成手段
108 開放指示手段
109 転送元
110 転送先
111 データ転送装置
401 開放の必要がないデータ転送手段
402 第3の転送要求手段
403 第4の転送要求手段
404 転送要因確認手段
405 開放指示手段
406 転送先兼転送元
407 データ転送装置
601 開放の必要がないデータ転送手段
602 データ転送手段
603 転送先兼転送元
604 データ転送装置

Claims (5)

  1. データ転送を行うためのデータ転送手段と、
    前記データ転送手段を使用したデータ転送を要求する複数の転送要求手段と、
    前記複数の転送要求手段からの転送要求の転送要因が成立しているかを確認する転送要因確認手段と、
    前記転送要因が成立した転送要求に対して調停を行う調停手段と、
    前記調停手段の調停結果を受けて、転送コマンドを生成し前記データ転送手段に発行するコマンド生成手段と、
    前記調停手段との間で共有する調停ポリシーと前記転送要因確認手段から受け取る転送要求とから、前記調停手段が前記データ転送手段を使用している転送要求とは異なる転送要求を調停するか否かを判断し、異なる転送要求を調停すると判断した場合前記データ転送手段の開放を指示する開放指示手段とを有することを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記調停ポリシーとは調停が行われるたびに変化する転送要求の調停優先順位のことであり、
    前記開放指示手段は、前記データ転送手段を使用している転送要求よりも前記転送要因確認手段から受け取る転送要求の方が高い優先順位のときに前記データ転送手段の開放を指示することを特徴とする請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記開放指示手段は、前記コマンド生成手段が転送コマンドを発行する前に、前記データ転送手段の開放を指示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ転送装置。
  4. データ転送を行うための第1のデータ転送手段と、
    前記第1のデータ転送手段の転送先を転送元にもつデータ転送を行うための第2のデータ転送手段と、
    前記第1のデータ転送手段を使用した転送を要求する複数の第1の転送要求手段と、
    前記第2のデータ転送手段を使用した転送を要求する複数の第2の転送要求手段と、
    前記複数の第1の転送要求手段と前記複数の第2の転送要求手段とからの転送要求の転送要因が成立しているかを確認する転送要因確認手段と、
    前記転送要因が成立している転送要求に対して調停を行う調停手段と、
    前記調停手段の調停結果に応じて前記各転送手段に転送コマンドを生成し発行するコマンド生成手段と、
    前記調停手段との間で共有する調停ポリシーと前記転送要因確認手段から受ける前記第1の転送要求とから、前記調停手段が前記第2のデータ転送手段を使用している前記第2の転送要求とは異なる第2の転送要求を調停するか否かを判断し、異なる第2の転送要求を調停すると判断した場合前記第2のデータ転送手段の開放を指示する開放指示手段とを有することを特徴とするデータ転送装置。
  5. 前記転送要因確認手段において、
    前記複数の第1の転送要求手段の1つである転送要求手段が、前記第1のデータ転送手段を使用した転送を要求し調停され使用を許可されることが、前記複数の第2の転送要求手段の1つである転送要求手段の転送要求の転送要因成立の条件の一つであることを特徴とする請求項4記載のデータ転送装置。
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