JP2008064915A - 光集積回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができ、消光比の劣化を抑制できる光集積回路を提供する。
【解決手段】光集積回路1は半導体マッハツェンダ干渉計型変調器部(半導体MZ変調器部)2と、フォトダイオード部3とを備える。半導体MZ変調器部2は、入力側導波路4に接続された1×2MMIカプラ10と、出力側導波路5に接続された1×2MMIカプラ11と、1×2MMIカプラ10,11の間に接続された導波路8,9とを備える。入力側導波路4、1×2MMIカプラ10,11、導波路8,9、及び出力側導波路5は、InP基板7上に形成されている。フォトダイオード部3は半導体MZ変調器部2の入力側導波路4にインラインに集積されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、光通信に用いるマッハツェンダ干渉計型変調器や光スイッチなどの光制御素子を備えた光集積回路、特に入力光強度をモニタできる機能を備えた光集積回路に関する。
近年、一つの素子で一つの通信波長帯、もしくは波長帯の一部をカバーできるレーザ(広帯域波長可変レーザ)が開発されている。これらのレーザは波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing: WDM)伝送方式の光通信において、多くの在庫を持たずに済むという利点から、主にスペア光源として利用されている。一方、中長距離通信に使われる単一波長の信号光源には、変調に外部変調器を利用しているものが多く、これらの信号光源では、信号光源からの出力光を直接変調する場合に比べてより長距離の伝送が可能になるという利点がある。現在、外部変調器には半導体の電界吸収効果を用いたEA変調器や、LiNbO3(リチウムナイオベイト)などの誘電体やGaAs、InPなどの半導体の電気光学効果を用いたマッハツェンダ干渉計型変調器(以下、「MZ型変調器」という。)が実用化されている。EA変調器では電界吸収効果を用いているため動作波長範囲が狭く、広帯域波長可変レーザの全波長範囲をカバーすることは難しいため、動作波長域が広いMZ型変調器が広帯域波長可変レーザとの集積には有利であると考えられている。
さらに、システムの小型化に対する要求から、レーザ光源(半導体レーザ)と変調器を同一モジュール内に集積する技術が盛んに研究されており、一部実用化されている。
一方、レーザ光源とのモジュール化において、通常単一波長レーザではその出力光の強度をモニタする出力モニタはレーザ光源の後方出力をフォトダイオード(PD)で検出することにより行われる。しかし、広帯域波長可変レーザの中には、レーザアレイ型のため後方出力による光強度のモニタが困難なレーザがある。このような広帯域波長可変レーザを用いる場合には、その前方出力光の一部をビームスプリッタ(BS)などで切り出し、PDに入力している。
つまり、図16に示す従来技術では、広帯域波長可変レーザ100と、半導体の電気光学効果を用いたMZ型変調器101との間にビームスプリッタ102を配置し、広帯域波長可変レーザ100の前方から出射される出力光(前方出力光)103の一部をビームスプリッタ102によりフォトダイオード104に入力するようにしている。ビームスプリッタ102を透過した出力光103は、MZ型変調器101の入力側導波路に入射する。
また、光導波路にPDを集積する方法として、曲がり導波路の放射光を利用する方法や、主導波路から光を分岐させてPDに導く方法などが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された半導体光モジュールでは、同一半導体基板上に、光入射導波路と該光入射導波路に続く曲線導波路と、該曲線導波路の外周部に配置した第一の受光器と、曲線導波路の延長上に配置した第二の受光器とを具備する。第一の受光器と第二の受光器との間に、光合分波器と、該光合分波器に続く出力光入射導波路とを形成し、入射導波路を入出力導波路としている。
特開平8−306952号公報
図16に示す上記従来技術では、広帯域波長可変レーザ100の出力光(前方出力光)103の光強度をモニタするのにビームスプリッタ102が必要になるため、次のような問題点があった。
(1)部品点数が増える。(2)ビームスプリッタ102の光軸調芯が必要になり、光軸ずれによる不良品の発生率が増えてしまう。(3)半導体レーザとMZ型変調器を同一モジュール内に集積する際に、モジュールが大型になってしまう。
また、上記特許文献1に記載されているような光導波路にPDを集積する従来の方法をMZ型変調器に適用しようとすると、曲がり導波路からの放射光のうちフォトダイオードに結合しないものが迷光となり、消光比の劣化を招く恐れがあった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができ、消光比の劣化を抑制できる光集積回路を提供することにある。
本発明の第1の態様に係る光集積回路は、導波路を有する光制御素子と、前記光制御素子に入射する入射光の強度を検出するフォトダイオードと、を備え、前記フォトダイオードは、前記入射光が伝搬する前記光制御素子の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする。
この態様によると、フォトダイオードは、前記入射光が伝搬する前記光制御素子の導波路にインラインに集積されているので、その導波路を伝搬する光がフォトダイオードに入射し、フォトダイオードを透過して導波路内を進むので、その入射光の光強度をフォトダイオードにより検出できる。このため、図16に示す上記従来技術におけるビームスプリッタなどの余分な光学部品を用いずに入射光の光強度をモニタすることができる。これにより、部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができる。また、フォトダイオードを光制御素子の入力側導波路にインラインに集積するため、上記従来技術のような曲がり導波路による迷光の発生がなく、消光比の劣化を抑制でき、精度の高い光強度検出が可能になる。従って、部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができ、消光比の劣化を抑制できる光集積回路を実現することができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記フォトダイオードは、光の吸収によりキャリアを発生させるPD活性層と、前記PD活性層を挟んで両側に形成されたp型領域であるp層及びn型領域であるn層と、前記p層及びn層の外側にそれぞれ形成されたp層側電極及びn層側電極と、を有し、前記PD活性層と前記p層及びn層とにより、前記導波路の一部が形成されている、ことを特徴とする。この態様によると、前記入射光がフォトダイオードのPD活性層に入射すると、この入射光はPD活性層で吸収されることによってPD活性層にキャリア(電子と正孔)が発生し、電子はn層に、正孔はp層にそれぞれ移動する。これにより、p層側電極及びn層側電極に回路を接続しておけば、外部回路で光電流を検出することができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光制御素子の導波路は前記フォトダイオードと同じ構造を有する、ことを特徴とする。この態様によると、光制御素子とフォトダイオードを同じ半導体基板上に集積可能になり、光集積回路の製造が容易になる。また、本発明に係る光集積回路と半導体レーザとのモノリシック集積が可能になり、半導体レーザの前方出力の光強度をフォトダイオードでモニタする前方出力方式の半導体レーザモジュールの小型化を図ることができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記PD活性層は量子井戸構造を有する、ことを特徴とする。この態様によると、光の吸収による電子と正孔の発生がほとんど量子井戸構造内部で行われ、効率よく光電流を取り出すことができる。これにより、フォトダイオードの量子効率が上がり、光通信に適した光集積回路を得ることができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いた半導体マッハツェンダ干渉計型変調器であり、前記フォトダイオードは前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器の入力側導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする。
この態様によると、半導体マッハツェンダ干渉計型変調器(半導体MZ変調器)による変調前の半導体レーザの出力光(前方出力光)の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオードでモニタすることができる。また、マッハツェンダ干渉計型変調器として半導体MZ変調器を用いることで、光集積回路自体の小型化を図れると共に、半導体レーザと同一の半導体基板上に半導体MZ変調器を形成できるので、半導体レーザとのモノリシック集積が容易になる。半導体MZ変調器は、例えば、GaAs、InPなどの半導体の電気光学効果を用いたものである。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いたマッハツェンダ干渉計型変調器であり、前記フォトダイオードは前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器におけるマッハツェンダ干渉計を構成する2つの導波路のうち、変調に寄与しない一方の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする。
この態様によると、半導体マッハツェンダ干渉計型変調器(半導体MZ変調器)による変調前の半導体レーザの出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオードでモニタすることができる。また、マッハツェンダ干渉計型変調器として半導体MZ変調器を用いることで、光集積回路自体の小型化を図れると共に、半導体レーザと同一の半導体基板上に半導体MZ変調器を形成できるので、半導体レーザとのモノリシック集積が容易になる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器と半導体レーザとをハイブリッド集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする。この態様によると、小型のレーザモジュールを実現することができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器と半導体レーザとをモノリシック集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする。この態様によると、小型のレーザモジュールを実現することができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いて光をオン/オフし或いは光路を切り替える光スイッチであり、前記フォトダイオードは前記光スイッチの入力側導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする。
この態様によると、半導体の電気光学効果を用いた光スイッチによる変調前の半導体レーザの出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオードでモニタすることができる。また、光スイッチとして半導体の電気光学効果を用いた光スイッチを用いることで、光集積回路自体の小型化を図れると共に、半導体レーザと同一の半導体基板上に光スイッチを形成できるので、半導体レーザとのモノリシック集積が容易になる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光スイッチは、入出力に2×2カプラをそれぞれ用いた少なくとも一組の2×2光スイッチを含む光スイッチであり、前記フォトダイオードは入力側の前記2×2カプラに接続された2つの入力側導波路の少なくとも一方にインラインに集積されている、ことを特徴とする。この態様によると、少なくとも一組の2×2光スイッチを含む光スイッチによる変調前の半導体レーザの出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオードでモニタすることができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光スイッチは、前記入力側の2×2カプラと出力側の前記2×2カプラとの間に接続された2つの導波路のうち、変調に寄与しない一方の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする。この態様によると、少なくとも一組の2×2光スイッチを含む光スイッチによる変調前の半導体レーザの出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオードでモニタすることができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光スイッチと半導体レーザとをハイブリッド集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする。この態様によると、小型のレーザモジュールを実現することができる。
本発明の他の態様に係る光集積回路は、前記光スイッチと半導体レーザとをモノリシック集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする。この態様によると、小型のレーザモジュールを実現することができる。
本発明によれば、ビームスプリッタ(BS)などの余分な光学部品が不要となるため、部品点数が減らせる。
BSなどの余分な光学部品が不要になるため、ハイブリッド集積においてモジュールが小型になる。
波長安定化機構の不要な広帯域波長可変レーザを用いる場合、レーザと光回路素子のモノリシック集積が可能になるため、モジュールが小型になる。
BSなどの余分な光学部品が不要になるため、光軸ずれによる不良を減らすことが出来る。さらにインラインにフォトダイオードを集積するため、曲がり導波路による迷光の発生がなく、光回路素子の歩留まりを上げることができる。
本発明の原理を図2に基づいて簡単に説明する。
図2に示す光集積回路Aは、光制御素子としての半導体マッハツェンダ干渉計型変調器Bと、広帯域波長可変レーザなどの半導体レーザCの前方出力光(入射光)Dの光強度を検出するフォトダイオードEとを備える。フォトダイオードEは、半導体マッハツェンダ干渉計型変調器Bの入力側導波路Fにインラインに集積されている。この光集積回路Aでは、入力側導波路Fに入射した光(前方出力光D)がフォトダイオードEに入射し、フォトダイオードEを透過して入力側導波路F内を進むので、その入射光の光強度をフォトダイオードEにより検出できる。
以下、本発明を具体化した光集積回路の各実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態の説明において、同様の部位には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る光集積回路1を図1乃至図4に基づいて説明する。
本実施形態では、一例として、光制御素子として半導体の電気光学効果を用いた半導体マッハツェンダ干渉計型変調器部を備え、1×2MMIカプラの入口側にフォトダイオードをインラインに集積した構成の光集積回路について説明する。
図1(A)は光集積回路1の概略構成を示す平面図であり、図1(B)は図1(A)に示すフォトダイオード部3の縦断面図である。図1(B)の右側の図では、光集積回路1の入力側導波路4を拡大して示してある。
光集積回路1は、図1(A)及び図1(B)に示すように、導波路を有する光制御素子としての半導体マッハツェンダ干渉計型変調器部2と、入射光の強度を検出するフォトダイオードとしてのフォトダイオード部3とを備える。
半導体マッハツェンダ干渉計型変調器部(以下、「半導体MZ変調器部」という。)2は、半導体の電気光学効果を用いた光変調器であり、図1(A)に示すように、入力側導波路4に接続された1×2MMIカプラ10と、出力側導波路5に接続された1×2MMIカプラ11と、1×2MMIカプラ10,11の間に接続された2つの導波路8,9とを備えている。
入力側導波路4、1×2MMIカプラ10,11、導波路8,9、及び出力側導波路5は、半導体基板としてのInP基板7上に形成されている。1×2MMIカプラ10,11は、多モード干渉(Multi Mode Interferece:MMI)カプラである。2つの導波路8,9により、マッハツェンダ干渉計が構成されている。
導波路8,9上には信号電極12,13がそれぞれ形成されている。各信号電極12,13の入力側には信号入力端子14,15がそれぞれ接続され、その出力側には終端抵抗R1,R2がそれぞれ接続されている。また、符号16,17はグランド電極である。
フォトダイオード部3は、入射光が伝搬する半導体MZ変調器部2の導波路にインラインに集積されている。本実施形態では、一例として、フォトダイオード部3は、半導体MZ変調器部2の導波路のうち、入力側導波路4にインラインに集積されている。
このような構成を有する半導体MZ変調器部2では、入射側導波路4に入射した光はMMIカプラ10で等分され2つの導波路8,9に導かれる。それぞれの導波路8,9を伝搬した光波はMMIカプラ11で合波され出力側導波路5に導かれる。
信号電極14に電圧を印加しないとき(電圧V0)、導波路8,9を伝搬した光波は同位相でMMIカプラ11により合波されるので、出力側導波路5から光が出力される(オン)。信号電極14に電圧V{(V-V0)=Vπ、Vπ:半波長電圧}を印加すると、電気光学効果による屈折率変化により、導波路9を伝搬する光波に対する導波路8を伝搬する光波の位相変化量がπラジアン(180°)となり、両光波はπの位相差でMMIカプラ11により合波されるので、出力側導波路5から光が出力されない(オフ)。
このようにして、信号電極14に電圧V0,Vを印加することで、広帯域波長可変レーザなどの半導体レーザの前方から出射される出力光(前方出力光)を半導体MZ変調器部2により強度変調することができる。
フォトダイオード部3は、図1(B)に示すように、光の吸収によりキャリア(電子と正孔)を発生させるPD活性層30と、PD活性層30を挟んで両側に形成されたp型領域であるp層41及びn型領域であるn層42と、p層41及びn層42の外側にそれぞれ形成されたp層側電極18,19及びn層側電極20と、を有している。コアとなるPD活性層30と、クラッドとなるp層41及びn層42とにより、ハイメサ導波路型の入力側導波路4の一部が形成されている。
本実施形態では、半導体MZ変調器部2の入力側導波路4、導波路8,9、及び出力側導波路5は、フォトダイオード部3と同じ構造を有している。つまり、半導体MZ変調器部2の各導波路4,8,9及び5は、フォトダイオード部3と同様に、コアとなるPD活性層30と、クラッドとなるp層41及びn層42とによりそれぞれ形成されている。
フォトダイオード部3のPD活性層30は、厚さが数nmオーダーの薄膜である井戸層31,31をバンドギャップの大きいバリア層32で挟むように形成された量子井戸構造を有している。
図1(B)で、符号21はp層41側における光集積回路1の表面全体を覆うパシベーション膜(SiNx膜)である。このパシベーション膜21におけるp層41の表面と接する部分に窓18aが形成され、この窓18を介してp層41の表面にp層側電極18,19が電気的に接続されている。このパシベーション膜21により、外部から金属イオンなどの不純物が侵入し内部へ拡散するのを阻止し、不純物が再結合中心となり,基板表面のキャリアが再結合するという現象が起こるのを防止することができる。また、窓18aを介してp層41の表面と電気的に接続されるp層側電極18,19と、InP基板(半導体基板)7の端面に形成されたn層側電極20とには、バッテリE1及び抵抗R3が接続されており、これによりフォトダイオード部3に逆バイアス電圧が印加されている。また、p層側電極18,19とn層側電極20とを介して、外部回路により光電流を検出できるようになっている。
この構成により、広帯域波長可変レーザの出力光(前方出力光)がフォトダイオード部3のPD活性層30に入射すると、この入射光はPD活性層30で吸収されることによってPD活性層30にキャリア(電子と正孔)が発生し、電子はn層42に、正孔はp層41にそれぞれ移動する。これにより、p層側電極18,19及びn層側電極20に回路を接続しておけば、この外部回路により入射光の光強度に応じた光電流を検出することができる。 次に、第1実施形態に係る光集積回路1の製造工程を、図3及び図4に基づいて説明する。図3(A)乃至(C)及び図4(A)乃至(C)は光集積回路1の製造方法を示す一連の工程図である。なお、図3(A)の右側に示す図は、その左側に示す光集積回路の平面図におけるX−X線に沿った断面図である。図3(B),(C)及び図4(A)乃至(C)における右側に示す図も、図3(A)の右側に示す図と同様の断面図である。
(工程1)InP基板7上に、有機金属化学気相蒸着法 (Metal-Organic Chemical Vapor Deposition, MOCVD法)によりPD活性層30を成長させる。このPD活性層30上に、MOCVD法によりInP層41を成長させる(図3(A)参照)。
(工程2)InP層41上に、シリコン窒化膜(SiNx膜)パターン50を形成する(図3(A)参照)。
(工程3)シリコン窒化膜パターン50をマスクとして、PD活性層30より深い位置までエッチングにより導波路4,8,9、及び5と、1×2MMIカプラ10,11とを形成する(図3(B)参照)。
(工程4)シリコン窒化膜パターン50を除去する(図3(C)参照)。
(工程5)全体をパシベーション膜(SiNx膜)21で覆い、パシベーションする(図4(A)参照)。
(工程6)パシベーション膜21におけるp層41の表面と接する部分(メサトップ)に窓明けして窓18aを形成し、p層41の表面にp層側電極18,19を形成する(図4(B)参照)。
(工程7)InP基板7の裏面を研磨し、この裏面にn層側電極20を形成する(図4(C)参照)。これにより、図1(A)に示す光集積回路1が完成する。
以上のように構成された第1実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○フォトダイオード部3は半導体MZ型変調器2の入力側導波路4にインラインに集積されているので、入力側導波路4を伝搬する光がフォトダイオード部3に入射し、フォトダイオード部3を透過して入力側導波路4内を進むので、その入射光の光強度をフォトダイオード部3により検出できる。
具体的には、入力側導波路4に入射した光がフォトダイオード部3のPD活性層30で吸収されることによってPD活性層30にキャリア(電子と正孔)が発生し、電子はn層42に、正孔はp層41にそれぞれ移動する。これにより、p層側電極18,19及びn層側電極20に回路を接続しておけば、この外部回路により入射光の光強度に応じた光電流を検出することができる。このため、上記従来技術におけるビームスプリッタなどの余分な光学部品を用いずに入射光の光強度をモニタすることができる。これにより、部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができる。
また、フォトダイオード部3を半導体MZ型変調器2の入力側導波路4にインラインに集積するため、上記従来技術のような曲がり導波路による迷光の発生がなく、消光比の劣化を抑制でき、精度の高い光強度検出が可能になる。従って、部品点数の削減と歩留まりの向上及び半導体レーザと集積したモジュールの小型化を図ることができ、消光比の劣化を抑制できる光集積回路1を実現することができる。
○ビームスプリッタなどの光学部品の光軸調芯が不要になるため、光軸ずれによる不良品の発生率が減り歩留まりが向上する。
○ビームスプリッタなどの光学部品が不要になるため、半導体MZ型変調器2とフォトダイオード部3を備えた小型の光集積回路1を作製することができる。
○光集積回路1が小型になるので、この光集積回路1と広帯域波長可変レーザなどの半導体レーザとを同一モジュール(同一パッケージ)内にハイブリッド集積して半導体モジュールを作製する際に、小型の半導体モジュールを実現することができる。
○光集積回路1が小型になると共に、半導体MZ型変調器2とフォトダイオード部3が同一の半導体基板(InP基板7)上に形成して光集積回路1が作製されているので、この光集積回路1と広帯域波長可変レーザなどの半導体レーザとを同一の半導体基板上にモノリシック集積して半導体モジュールを作製する際に、小型の半導体モジュールを実現することができる。
○波長安定化機構の不要な広帯域波長可変レーザを用いる場合、この広帯域波長可変レーザと光集積回路素子1のモノリシック集積が可能になるため、モジュールが小型になる。
○フォトダイオード部3のPD活性層30は量子井戸構造を有する構成により、光の吸収による電子と正孔の発生がほとんど量子井戸構造内部で行われ、効率よく光電流を取り出すことができる。これにより、フォトダイオード部3の量子効率が上がり、光通信に適した光集積回路1を得ることができる。
○半導体MZ変調器2による変調前の前記前方出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオード部3でモニタすることができる。
○マッハツェンダ干渉計型変調器として半導体MZ変調器2を用いることで、光集積回路1自体の小型化を図れると共に、広帯域波長可変レーザなどの半導体レーザと同一の半導体基板(InP基板7)上に半導体MZ変調器2を形成できるので、半導体レーザとのモノリシック集積が容易になる。半導体MZ変調器は、例えば、GaAs、InPなどの半導体の電気光学効果を用いたものである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る光集積回路1Aを、図5乃至図7に基づいて説明する。図5は光集積回路1Aの概略構成を示す平面図である。
上記第1実施形態では、入力側導波路4、導波路8,9及び出力側導波路5をそれぞれハイメサ型導波路とした光集積回路1Aについて説明したが、本実施形態に係る光集積回路1Aは、入力側導波路4、導波路8,9及び出力側導波路5をそれぞれローメサ型導波路としている。また、フォトダイオード部3は、図5に示すように、PD活性層30と、PD活性層30を挟んで両側に形成されたp型領域であるp層41及びn型領域であるn層7a(InP基板7の一部)と、p層41及びInP基板7の外側(n層の外側)にそれぞれ形成されたp層側電極18,19及びn層側電極20と、を有している。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、第2実施形態に係る光集積回路1Aの製造工程を、図6及び図7に基づいて説明する。図6(A)乃至(C)及び図7(A)乃至(C)は、図3(A)乃至(C)及び図4(A)乃至(C)の右側に示す断面図と同様の断面図で、光集積回路1Aの製造方法を示す一連の工程図である。
(工程1)InP基板7上に、上記MOCVD法によりPD活性層30を成長させる。このPD活性層30上に、MOCVD法によりInP層41を成長させる(図6(A)参照)。
(工程2)InP層41上に、シリコン窒化膜(SiNx膜)パターン50を形成する(図6(A)参照)。
(工程3)シリコン窒化膜パターン50をマスクとして、PD活性層30の位置までエッチングにより導波路4,8,9、及び5と、1×2MMIカプラ10,11とを形成する(図6(B)及び図3(B)参照)。
(工程4)シリコン窒化膜パターン50を除去する(図6(C)参照)。
(工程5)全体をパシベーション膜(SiNx膜)21で覆い、パシベーションする(図7(A)参照)。
(工程6)パシベーション膜21におけるp層41の表面と接する部分(メサトップ)に窓明けして窓18aを形成し、p層41の表面にp層側電極18,19を形成する(図7(B)参照)。
(工程7)InP基板7の裏面を研磨し、この裏面にn層側電極20を形成する(図7(C)参照)。これにより、図5に示す光集積回路1Aが完成する。
以上のように構成された第2実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果と同様の作用効果を奏する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る光集積回路1Bを、図8乃至図10に基づいて説明する。図8は光集積回路1Bの概略構成を示す平面図である。
上記第1実施形態では、入力側導波路4、導波路8,9及び出力側導波路5をそれぞれハイメサ型導波路とした光集積回路1Aについて説明したが、本実施形態に係る光集積回路1Bは、入力側導波路4、導波路8,9及び出力側導波路5をそれぞれ埋め込み型導波路としている。また、フォトダイオード部3は、図8に示すように、PD活性層30と、PD活性層30を挟んで両側に形成されたp層41及びn層7a(InP基板7の一部)と、p層41及びInP基板7の外側(n層の外側)にそれぞれ形成されたp層側電極18,19及びn層側電極20と、を有している。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
次に、第3実施形態に係る光集積回路1Aの製造工程を、図9及び図10に基づいて説明する。図9(A)乃至(C)及び図10(A)乃至(C)は、図3(A)乃至(C)及び図4(A)乃至(C)の右側に示す断面図と同様の断面図で、光集積回路1Bの製造方法を示す一連の工程図である。
(工程1)InP基板7上に、上記MOCVD法によりPD活性層30を成長させる。このPD活性層30上に、MOCVD法によりInP層41を成長させる(図9(A)参照)。
(工程2)InP層41上に、シリコン窒化膜(SiNx膜)パターン50を形成する(図9(A)参照)。
(工程3)シリコン窒化膜パターン50をマスクとして、PD活性層30より深い位置までエッチングにより導波路4,8,9、及び5と、1×2MMIカプラ10,11とを形成する(図9(B)及び図3(B)参照)。
この後、エッチングによりできた空間にFeなどをドープしたInP層60をMOCVD法により成長させる(図9(B)参照)。なお、その空間に樹脂などの絶縁材料を充填してもよい。
(工程4)シリコン窒化膜パターン50を除去する(図9(C)参照)。
(工程5)全体をパシベーション膜(SiNx膜)21で覆い、パシベーションする(図10(A)参照)。
(工程6)パシベーション膜21におけるp層41の表面と接する部分(メサトップ)に窓明けして窓19aを形成し、p層41の表面にp層側電極19を形成する(図10(B)参照)。
(工程7)InP基板7の裏面を研磨し、この裏面にn層側電極20を形成する(図10(C)参照)。これにより、図5に示す光集積回路1Aが完成する。
以上のように構成された第3実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果と同様の作用効果を奏する。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態に係る光集積回路1Dを、図11に基づいて説明する。図11は光集積回路1Dの概略構成を示す平面図である。
上記第1実施形態に係る光集積回路1では、フォトダイオード部3は半導体MZ変調器部2の入力側導波路4にインラインに集積されている。これに対して、本実施形態に係る光集積回路1Dでは、フォトダイオード部3Dは半導体MZ変調器部2におけるマッハツェンダ干渉計を構成する2つの導波路8,9のうち、変調に寄与しない一方の導波路9にインラインに集積されている。
具体的には、パシベーション膜21におけるp層41の表面と接する部分(メサトップ)に窓明けした窓(図4(B)の窓18aと同様の窓)が導波路9の領域に形成されており、この領域におけるp層41の表面に、図4(C)に示すp層側電極18と同様のp層側電極18Dが形成されている(図11参照)。また、InP基板7の裏面におけるp層側電極18Dと対応する領域には、図4(C)に示すn層側電極20と同様のn層側電極(図示省略)が形成されている。
以上のように構成された第4実施形態によれば、上記第1実施形態の奏する作用効果と同様の作用効果を奏する。
(第5実施形態)
次に、本発明の第5実施形態に係る光集積回路1Eを、図12に基づいて説明する。図12は光集積回路1Eの概略構成を示す平面図である。
上記第1実施形態に係る光集積回路1の半導体MZ変調器部2では、その入出力に×2MMIカプラ10,11が接続されている。これに対して、本実施形態に係る光集積回路1Eの半導体MZ変調器部2Eでは、その入出力に2×2MMIカプラ10a,11aが接続されている。つまり、2つの入力側導波路4a,4bが2×2MMIカプラ10aを介して導波路8,9に接続され、2つの出力側導波路5a,5bが2×2MMIカプラ11aを介して導波路8,9に接続されている。
また、光集積回路1Eでは、フォトダイオード部3Eは、半導体MZ変調器部2の2つの入力側導波路4a,4bの一方(入力側導波路4a)にインラインに集積されている。
このような構成を有する半導体MZ変調器部2Eは、2×2光スイッチとして用いることができる。
このように、本例に係る光集積回路1Eでは、半導体の電気光学効果を用いて光をオン/オフし或いは光路を切り替える光スイッチとして用いることができる光制御素子としての半導体MZ変調器部2Eと、この光スイッチの入力側導波路4aにインラインに集積されたフォトダイオード部3Eとを備えている。
以上のように構成された第5実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
○半導体の電気光学効果を用いた2×2光スイッチとして用いることができる。
○光スイッチによる変調前の半導体レーザの出力光の光強度を、余分な光学部品を用いずにフォトダイオード部3Eでモニタすることができる。
○半導体の電気光学効果を用いた光スイッチとして用いることができるので、光集積回路自体の小型化を図れると共に、半導体レーザと同一の半導体基板上に光スイッチ(半導体MZ変調器部2E)を形成できるので、半導体レーザとのモノリシック集積が容易になる。
(第6実施形態)
次に、本発明の第6実施形態に係る光集積回路1Fを、図13に基づいて説明する。
図12に示す上記第5実施形態に係る光集積回路1Eの半導体MZ変調器部2Eでは、フォトダイオード部3Eは、半導体MZ変調器部2の2つの入力側導波路4a,4bの一方(入力側導波路4a)にインラインに集積されている。これに対して、本実施形態に係る光集積回路1Fの半導体MZ変調器部2Fでは、フォトダイオード部3Fは、半導体MZ変調器部2の2つの入力側導波路4a,4bの両方にインラインに集積されている。その他の構成は上記第5実施形態と同様である。
このように構成された第6実施形態によれば、上記第5実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第7実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係る光集積回路1Gを、図14に基づいて説明する。
この光集積回路1Gの半導体MZ変調器部2Gでは、フォトダイオード部3Gは、図11に示す第4実施形態に係る光集積回路1Dと同様に、半導体MZ変調器部2Gにおけるマッハツェンダ干渉計を構成する2つの導波路8,9のうち、変調に寄与しない一方の導波路9にインラインに集積されている。その他の構成は上記第5実施形態と同様である。
このように構成された第7実施形態によれば、上記第5実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第8実施形態)
次に、本発明の第7実施形態に係る光集積回路1Hを、図15に基づいて説明する。
この光集積回路1Hは、図1(A)及び図1(B)に示す上記第1実施形態に係る光集積回路1と同様の半導体MZ変調器部2及びフォトダイオード部3と、半導体レーザ70とを同一の半導体基板7´上にモノリシック集積したレーザモジュールとして構成されている。
このように構成された第8実施形態によれば、小型のレーザモジュールを実現することができる。
なお、この発明は以下のように変更して具体化することもできる。
・上記各実施形態では、半導体MZ変調器2は、InPの電気光学効果を用いているが、InPに限らず、GaAsなどの半導体の電気光学効果を用いた半導体MZ変調器を有する光集積回路にも本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、フォトダイオード部3のPD活性層30を、井戸層31,31をバリア層32で挟むように形成した量子井戸構造としているが、PD活性層30を、1層或いは「2」以外の複数層の井戸層31を有する量子井戸構造とした構成の光集積回路にも本発明は適用可能である。
・上記各実施形態では、フォトダイオード部3のPD活性層30と、半導体MZ変調器2の各導波路とを同じ構造にしているが、PD活性層30を、半導体MZ変調器2の各導波路とは異なる構造にしてもよい。例えば、PD活性層30を、量子井戸構造に代えて、InGaAsなどのキャリア密度の低い光吸収層(i層)としてもよい。
・本発明に係る光集積回路に集積される光制御素子は、上述した光変調器や光スイッチとして用いられる半導体MZ変調器に限らず、半導体の電界吸収効果を用いたEA変調器、電気光学効果を用いた方向性結合器型の変調器、複数の半導体光増幅器(SOA)を用い、各SOAへの注入電流のオン/オフにより光をオン/オフする光スイッチにも本発明は適用可能である。
・上記第5実施形態で説明したような光集積回路1Eの半導体MZ変調器部2Eは、2×2光スイッチとして用いることができるが、これを基本構造として用いた4×4光スイッチなどのM×N光スイッチにも本発明は適用可能である。
・上記第8実施形態では、半導体MZ変調器部2及びフォトダイオード部3と、半導体レーザ70とを同一の半導体基板7´上にモノリシック集積したレーザモジュールとして構成した光集積回路について説明したが、本発明はこれに限定されない。半導体MZ変調器部2以外の上述した光制御素子と、フォトダイオード部3と、半導体レーザ70とを同一の半導体基板7´上にモノリシック集積したレーザモジュールにも本発明は適用可能である。
・さらに、本発明は、上述した各種の光制御素子と、フォトダイオード部3と、半導体レーザ70とを同一のパッケージ内に実装(ハイブリッド集積)したレーザモジュールにも本発明は適用可能である。
(A)は第1実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図、(B)は(A)に示すフォトダイオード部の縦断面図。 本発明の原理説明図。 (A)乃至(C)は第1実施形態に係る光集積回路の工程図。 (A)乃至(C)は図3(C)に続く光集積回路の工程図。 第2実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 (A)乃至(C)は第2実施形態に係る光集積回路の工程図。 (A)乃至(C)は図6(C)に続く光集積回路の工程図。 第3実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 (A)乃至(C)は第3実施形態に係る光集積回路の工程図。 (A)乃至(C)は図9(C)に続く光集積回路の工程図。 第4実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 第5実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 第6実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 第7実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 第8実施形態に係る光集積回路の概略構成を示す平面図。 従来例の概略構成を示す平面図。
符号の説明
1,1A,1B,1D,1E,1F,1G,1H:光集積回路、
2,2E,2F,2G:半導体マッハツェンダ干渉計型変調器部、
3,3D,3E,3F,3G:フォトダイオード部、
4,4a,4b:入力側導波路、5,5a,5b:出力側導波路、
7:InP基板、7a:n層、8,9:導波路、10,11: 1×2MMIカプラ、
12,13:信号電極、14,15:信号入力端子、R1,R2:終端抵抗、
16,17:グランド電極、18,19:PDのp層側電極、18a,19a:窓、
20:PDのn層側電極、21:パシベーション膜、
30:量子井戸構造のPD活性層(コア)、31:井戸層、32:バリア層、
41;p層( クラッド) 、42:n層( クラッド)。

Claims (13)

  1. 導波路を有する光制御素子と、
    前記光制御素子に入射する入射光の強度を検出するフォトダイオードと、を備え、
    前記フォトダイオードは、前記入射光が伝搬する前記光制御素子の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする光集積回路。
  2. 前記フォトダイオードは、光の吸収によりキャリアを発生させるPD活性層と、前記PD活性層を挟んで両側に形成されたp型領域であるp層及びn型領域であるn層と、前記p層及びn層の外側にそれぞれ形成されたp層側電極及びn層側電極と、を有し、
    前記PD活性層と前記p層及びn層とにより、前記導波路の一部が形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の光集積回路。
  3. 前記光制御素子の導波路は前記フォトダイオードと同じ構造を有する、ことを特徴とする請求項2に記載の光集積回路。
  4. 前記PD活性層は量子井戸構造を有する、ことを特徴とする請求項1叉は2に記載の光集積回路。
  5. 前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いた半導体マッハツェンダ干渉計型変調器であり、前記フォトダイオードは前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器の入力側導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の光集積回路。
  6. 前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いたマッハツェンダ干渉計型変調器であり、前記フォトダイオードは前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器におけるマッハツェンダ干渉計を構成する2つの導波路のうち、変調に寄与しない一方の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の光集積回路。
  7. 前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器と半導体レーザとをハイブリッド集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする請求項5叉は6に記載の光集積回路。
  8. 前記半導体マッハツェンダ干渉計型変調器と半導体レーザとをモノリシック集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする請求項5叉は6に記載の光集積回路。
  9. 前記光制御素子は、半導体の電気光学効果を用いて光をオン/オフし或いは光路を切り替える光スイッチであり、前記フォトダイオードは前記光スイッチの入力側導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の光集積回路。
  10. 前記光スイッチは、入出力に2×2カプラをそれぞれ用いた少なくとも一組の2×2光スイッチを含む光スイッチであり、前記フォトダイオードは入力側の前記2×2カプラに接続された2つの入力側導波路の少なくとも一方にインラインに集積されている、ことを特徴とする請求項9に記載の光集積回路。
  11. 前記光スイッチは、前記入力側の2×2カプラと出力側の前記2×2カプラとの間に接続された2つの導波路のうち、変調に寄与しない一方の導波路にインラインに集積されている、ことを特徴とする請求項9に記載の光集積回路。
  12. 前記光スイッチと半導体レーザとをハイブリッド集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一つに記載の光集積回路。
  13. 前記光スイッチと半導体レーザとをモノリシック集積したレーザモジュールとして構成されている、ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか一つに記載の光集積回路。
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