JP2008064599A - 衝撃加振方法および衝撃加振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンマーを自然落下させ、被検査物に当接して反動によってハンマーが上昇した後の落下方向の動きを阻止するようにした加振装置にあっては、繰り返し行う試験装置としては不向きであり、また、1回の試験で衝撃を被検査物に1回しか与えられなかった。
【解決手段】ハンマーが予め設定された初期位置において、モータ4の正方向であるワンウエイクラッチ5が非ロック状態となる方向に高速回転させてワンウエイクラッチに取付けられたハンマー6を被検査物3方向に自然落下させ、ハンマーが被検査物に衝撃を与えた反動でハンマーが予め設定した通過回数を下降位置検出センサ72が検出すると前記モータを停止させて前記ワンウエイクラッチによりハンマーをロックし、その後、前記モータを前記回転方向とは逆方向に回転してハンマーを上昇させ、上昇位置検出センサ71がハンマーの通過を検出するとモータを停止させて初期位置とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、被検査物に対してウエイトを自然落下によって衝撃を加えると共に衝撃の反動による落下を予め設定した少なくとも1回の衝撃を加えた後に強制的に停止させ、かつ、この少なくとも1回の衝撃を被検査物に対して繰り返し行うようにした衝撃加振方法とよび衝撃加振装置に関する。
従来における被検査物に対して1回の自然落下による衝撃を1回のみ加える加振機としては、例えば、実開平2−101244号公報や実開平5−38549号公報に開示されている考案がある。前者の公報の考案は、先端に重りが取付けられているハンマーを引き上げた後に自然落下させ、被検査物に当接して反動によってハンマーが上昇した後の落下方向の動きを阻止するラチェットおよびラチェット爪との係合で停止させるようにして1回のみ被検査物に対して衝撃を加えるものである。
また、後者の公報の考案は、回転軸に対してハンマーをワンウエイクラッチを介して軸支し、ハンマーによって衝撃を加える時には回転軸と共にハンマーを回転させ、被検査物に当接すると回転軸をマグネットによって回転不能となし、ハンマーのみをワンウエイクラッチによって上方に回転するが被検査物に当接する方向には戻れないようにして1回のみ被検査物に対して衝撃を加えるものであった。
実開平2−101244号公報 実開平5−38549号公報
前記した従来の技術における前者にあっては、巻き上げ装置(図面にはハンドルを回転することでハンマー柄を巻き上げる)によってハンマー柄を垂直状態とするものであるため、数千から数十万回繰り返し行う試験装置としては不向きであり、また、1回の試験で衝撃を被検査物に1回しか与えられないといった問題があった。また、後者にあっては、被検査物に衝撃を与えると回転軸がマグネットによって固定され、ハンマーが反動で上昇し被検査物側に戻るのをワンウエイクラッチによって阻止するために、再度、衝撃を被検査物に加えるにはマグネットによる回転軸の固定状態を解除するための作業が必要であり、大型の装置の場合にはこの作業が非常に面倒であるといった問題があった。
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、モータを高速回転させることでワンウエイクラッチがフリーな状態となってハンマーを自由落下させて被検査物に対して少なくとも1回の衝撃を与えることができ、また、この時点において下降位置検出センサがハンマーの下降位置を検出してモータを逆転させてワンウエイクラッチによってハンマーを上昇させるという動作を繰り返し行うことで、被検査物に対して短時間で繰り返しの衝撃を与えることができる衝撃加振方法および衝撃加振装置を提供せんとするにある。
本発明の自動衝撃加振装置は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、ハンマーが予め設定された高さ位置に保持されている初期位置において、モータの正方向であるワンウエイクラッチが非ロック状態となる方向に高速回転させてワンウエイクラッチに取付けられているハンマーを被検査物方向に自然落下させ、前記ハンマーのウエイトが被検査物に衝撃を与えた反動でハンマーが予め設定した通過回数を下降位置検出センサが検出すると前記モータを停止させて前記ワンウエイクラッチによりハンマーをロックし、その後、前記モータを前記回転方向とは逆方向に回転してハンマーを上昇させ、上昇位置検出センサがハンマーの通過を検出するとモータを停止させて初期位置とすることを特徴とする。
また、衝撃加振装置である請求項2の手段は、モータによって回転する回転軸と、該回転軸に取付けられたモータが被検査物に対して衝撃を与える正回転方向では非ロック状態となるワンウエイクラッチと、該ワンウエイクラッチに取付けられ先端に被検査物に衝撃を与えるウエイトを有するハンマーと、前記ハンマーが前記モータの正方向回転によって前記ウエイトが被検査物に衝撃を与えた反動でハンマーが予め設定した通過回数を検出すると前記モータを停止させる下降位置検出センサと、前記モータの停止により前記ハンマーが前記ワンウエイクラッチでロックされた後にモータを逆方向に回転させ前記ハンマーが所定の高さ位置に達したことを検出するとモータを停止させる上昇位置検出センサとから構成したものである。
請求項3の手段は、前記した請求項2において、前記ハンマーによるウエイトの自然落下による衝撃力の変化は、前記ウエイトを前記ハンマーに対して所望の位置で固定可能とすること、または、ウエイトの重量を変えること、あるいは、初期位置におけるハンマーの回転位置を変えることで行えることを特徴とする。
請求項4の手段は、前記した請求項2において、前記被検査物が取付けられる支持台が、前記モータや該モータによって回転する回転軸が取付けられている基台に取付けられていることを特徴とする。
請求項5の手段は、前記した請求項4において、前記被検査物がコネクター等の接続部材を実装したプリント基板であって、前記接続部材に電流を流した状態において前記ハンマーによる繰り返し加えられる衝撃によって接続部材に流れる電流値の変化を検出することで接続部材の良否を判定するようにしたことを特徴とする。
請求項6の手段は、前記した請求項4において、前記支持台が前記基台に対して前記ハンマーの軸線方向にスライド可能に取付けられていることを特徴とする。
本発明は前記したように、被検査物に対して衝撃を加える場合には、モータを高速回転してワンウエイクラッチを非ロック方向に回転させ、該ワンウエイクラッチに取付けられているハンマーに取付けられたウエイトを自然落下状態とすることで行い、ハンマーが被検査物に衝撃を与えた反動で戻ったことを検出した下降位置検出センサによって前記モータを停止させることでワンウエイクラッチがハンマーをロックするようにし、また、衝撃によるデータを得ると共にモータを逆回転させてハンマーを初期位置に戻すようにしたので、前記下降位置検出センサが反動によって戻る回数を予め設定した回数で前記モータを停止させることで、被検査物に対して1回の検査で反動による被検査物の回数を自由に設定することが可能となり、従って、簡単な構造の衝撃加振装置で各種の試験を行うことが可能である。
また、ウエイトを前記ハンマーに対して所望の位置で固定可能とすること、または、ウエイトの重量を可変可能とすること、あるいは、初期位置におけるハンマーの回転位置を可変可能とすることで、ウエイトの自然落下による加速度、すなわち、被検査物への衝撃力を簡単に変更することができる。
さらに、被検査物を取付ける支持台をモータ等が取付けられる基台に取付けたことにより、該支持台にコネクター等の接続部材を実装したプリント基板を被検査物となし、該プリント基板に前記衝撃を与えて該衝撃による接続部材の通電状態を計測することで、繰り返し衝撃による接続部材の接続状態を判定することができる。
また、前記支持台をハンマーの軸線方向に移動可能とすることで、被検査物に対する衝撃付与位置を自由に設定可能となり、従って、被検査物に対して各種の衝撃試験を実施することができる等の効果を有するものである。
本発明は、モータの正回転によってハンマーを自由落下させ、被検査物に衝撃を加えた後の反動に伴う被検査物への衝撃回数を自由に設定でき、かつ、衝撃印加を終了したハンマーをモータの逆回転によって所定位置まで戻すことで繰り返し前記動作によって被検査物に対して衝撃を加える。
以下、本発明に係る衝撃加振装置の一実施例を図面と共に説明する。
図1〜図5において、1は基台、2は前記基台1の一端側に取付けられた被検査物を取付けるための支持台にして、基部21が基台1に対して図1において左右方向にスライド、かつ、固定可能に取付けられている。また、基部21には高さ調整可能な支柱22を介して固定台23が取付けられ、該固定台23の上面にはゴム等の弾性支柱24aを介して取付台24が取付けられている。なお、3は前記取付台24にネジ止め等の手段によって固定可能なプリント基板等の被検査物である。
4は前記基台1の他端側に取付けられたモータにして、該モータ4の出力軸41はモータ4を覆うように前記基台1に取付けられた脚板11の側面から突出している。そして、出力軸41にはプーリー42が取付けられている。前記脚板11の上面には一対の軸受支柱12が立設され、該軸受支柱12には回転軸13が軸支され、さらに、前記軸受支柱12から突出してプーリー14と前記プーリー42との間にエンドレスベルト15が巻回されている。従って、モータ4の回転に伴ってベルト15を介して回転軸13が回転するように構成されている。なお、前記回転軸13をモータ4によって回転する手段としては、ベルト15に限定されるものではなく、ギアの組み合わせによるものであってもよい。
5は前記軸受支柱12の間に位置する前記回転軸13に取付けられた1方向の回転に対してはフリーであるが逆方向の回転にはロック状態となる、例えば、バネに押されたローラーが円筒カムにより一方向で軸に噛み込むことで一方向の回転はロック状態となるローラー方式、バネの内径が巻き込み方向では小さくなり、反対方向では大きくなることで一方向の回転はロック状態となるスプリング方式、爪が鋸歯形状のギアに噛み込むことで一方向の回転はロック状態となるラチェット方式等のワンウエイクラッチ(図2参照)にして、図1において回転軸13の回転方向が反時計方向に回転した場合には非ロック状態となってワンウエイクラッチ5の外周部はフリーな状態となり、一方、回転軸13が時計方向に回転した場合にはロック状態となって外周部は共に回転するようになっている。
51はワンウエイクラッチ5の外周部に対して一体的に取付けられた回動体にして、この回動体51には前記支持台2の方向に向かって突出するハンマー6の一端が取付けられている。また、このハンマー6には摺動自在で、かつ、ネジ61aによって所望位置に固定可能な球状のウエイト61が取付けられている。
前記回動体51にはL字状の操作板52がネジ止めされており、該操作板52の垂下片52aには前記回転軸13の延長線上の位置において固定軸53がネジ止めされているので、固定軸53と回転軸13とは同一軸線上に配置された状態となっている。そして、固定軸53にはそれぞれ検出片54a,55aが取付けられた2個の検出片取付板54,55が取付けられている。従って、回動体51が回転軸13を支点として回転すると、回動体51に操作板52を介して取付けられている固定軸53が回転軸13と同軸線で回転することになるので、検出片取付板54,55に取付けられている検出片54a,55aは固定軸53上で回転することになる。
71,72は前記脚板11に取付けられた下降位置検出センサと上昇位置検出センサにして、前記脚板11上に同一高さで、かつ、側面から見て同一線上に取付けられている。そして、検出片55aはハンマー6が下降してウエイト61が被検出物3に当接した位置において下降位置検出センサ72が検出する位置となるように検出片取付板55に取付けられ、また、検出片54aはハンマー6が予め設定した角度位置まで上昇した位置において上昇位置検出センサ71が検出する位置となるように検出片取付板54に取付けられている。
次に、図6の制御回路8について説明する。なお、前記した図1〜図5と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
81はCPU、82はROM、83はRAM、84は図8に示す被検査物3であるプリント基板31に実装したコネクター32の接続部に電流を流し、該電流を流した電流値の変化を検出する電流検出手段、85は該電流検出手段84によって得られた電流値を表示したり記録するためのモニターやプリンタである出力手段、86は衝撃加振試験を何回行うかを設定するための繰り返し回数設定手段、87は1回の衝撃加振試験においてウエイト61が被検査物3に対して自然落下して衝突し、その反動で上昇し、そののち落下するという動作を何回繰り返し行うかを設定するための衝撃回数設定手段である。
そして、前記した制御回路8におけるCPU81、ROM82、RAM83はコンピュータであって、図7に示すフローチャートのプログラムは前記ROM82に記憶されている。また、繰り返し回数設定手段86、衝撃回数設定手段87を設定する手段はコンピュータに組み込まれているテンキーを使用し、さらに、テンキーによって操作された繰り返し回数や衝撃回数は前記RAM83に記憶される。また、被検査物3に印加する電圧の制御や、被検査物3に電圧を印加し衝撃を加えた時の電流量を検出処理する電圧検出手段はコンピュータと本発明の衝撃加振装置との間に接続されている。
次に、前記した制御回路8の動作を図7のフローチャートと共に説明する。なお、この説明における被検査物3は図8に示すプリント基板31にコネクター32を実装したものであり、プリント基板31にウエイト61を自然落下させてコネクター32に加わる衝撃により、コネクター32の接続部分33が振動によって受ける影響を電流値の変化で測定する場合について説明する。
先ず、テンキーを使用して試験条件である繰り返し回数設定Nを入力する。一般的には数千から数十万回の繰り返し回数である。また、衝撃回数を同じくテンキーを使用して入力する(ステップS1)。ここでは、衝撃回数を1回として説明する。そして、これらの設定回数はRAM83に記憶される。
次いで、コンピュータよりモータ4を正方向(ハンマー6を打撃方向)に高速回転する指令を送出し、モータ4を正方向に高速回転する(ステップS2)。モータ4が高速回転すると、回転軸13が高速回転するのでハンマー6はワンウエイクラッチ5によるロック状態が解除され図1においては反時計方向、図4においては時計方向に自然落下する。
次に、CPU81は下降位置検出センサ72が検出片55aを検出したか否かを検出する(ステップS3)。ここで、下降位置検出センサ72が検出片55aが通過したことを検出すると、ウエイト61がプリント基板31に衝突し、その反動によって跳ね上がり再び下降位置検出センサ72が検出片55aが通過したことを検出するので、1回の衝撃をプリント基板31に加えたことを検知する(ステップS4)。この1回の衝撃によるプリント基板31の衝撃波形は図9に示すような綺麗な減衰波形が得られる。
そして、この説明では1回の衝撃をプリント基板31に加える場合についての説明であるので、試験実施回数が1回目であることをRAM83に記憶されている回数Nから1回を減算する(ステップS5)すると共に、モータ4を低速で逆回転させる(ステップS6)。モータ4が逆回転することで、跳ね上がったハンマー6は下降方向に回動しようとするが、ワンウエイクラッチ5によってロック状態となり、モータ4により逆回転する回転軸13によってハンマー6は前記したとは逆方向である上昇方向に回動される。
ここで、衝撃回数設定手段87によって、例えば「2」を入力した場合には、前記RAM83が下降位置検出センサ71が検出片55aを2回検出した時に前記したモータ4を逆回転させるようにCPU81が指令する。すなわち、1回目の衝撃による跳ね上がり、再び下降してプリント基板31に衝撃を加えた後に下降位置検出センサ72が検出片55aを検出(ステップS4)するので、衝撃をウエイト61がプリント基板31に加えたことになり、衝撃回数を+1して2回目の衝撃が加えられたことになる(ステップS7)。
次いで、予め設定した2回の衝撃回数が行われたか否かを判断し(ステップS8)、正しいならCPU81はモータ4を逆回転してハンマー6を上昇させ、前記したステップS5となる。なお、衝撃回数は前記1,2回に限定されるものではなく、3回以上であってもよい。この場合前記ステップS3〜8を繰り返し行うことになる。
そして、ハンマー6が自然落下することでウエイト61がプリント基板31に衝突してプリント基板31に衝撃を与えるので、この時、接続部分33に流れる電流値を電流検出手段84が検出を開始し(ステップS9)、その値をコンピュータに送りメモリに記憶し(ステップS10)、その後に得られたデータを集め、その都度、電流値の変化から接続部分33の状態処理を行う(ステップS11)。
また、前記モータ4を逆回転させて回転軸13を逆回転させるとワンウエイクラッチ5がハンマー6をロックした状態で回転するので、該ハンマー6は上昇し、これに伴って検出片54aも回転する。ここで、CPU81は上昇位置検出センサ71が検出片54aを検出したか否かを監視し(ステップS12)、該上昇位置検出センサ71が検出片54aを検出したと判断するとモータ4を停止させる(ステップS13)。
次いで、CPU81は予め繰り返し回数設定手段86によって設定したN回の繰り返しの打撃を与えたか否かを判断し(ステップS14)、予め設定した繰り返し回数に達していないと判断するとステップS2に戻って前記した動作を繰り返し、予め設定した回数に達したと判断すると全ての動作は終了する。
そして、予め設定した回数の繰り返し打撃によって得られたデータを出力手段85のプリンターで印字し、あるいは、モニターに写し出して接続部分33の良否等の判定を行うものである。
なお、前記した被検査物3としてはプリント基板31に情操したコネクター32の接続部分33の接触状態を検査する場合について説明したが、プリント基板3に実装されている電子部品の電極と導電パターンとの半田付け状態を繰り返し与えられる衝撃に対して半田付け不良が発生するか否か等の試験にも応用可能である。また、被検査物3としてはプリント基板31と実装部品との接触状態を試験するものに限定されるものではなく、繰り返しの衝撃を与える公知の試験装置で行う被検査物の試験にも応用できるものである。
また、一般的にこの種の試験において加速度としては100Gであるため、本発明の実施例においては、ハンマー6の上昇停止位置と、ウエイト61の重量によって100Gの加速度が得られるように設定しているが、加速度の大小はハンマー6の上昇停止位置を変更したりウエイト61の重量を変更することで、好みの加速度を得ることが可能となる。
本発明の衝撃加振装置の一実施例を示す正面図である。 同上の平面図である。 図1の左側面図である。 ハンマーが上昇停止位置に停止している位置の正面図である。 同上のハンマーが自然落下した位置の正面図である。 衝撃加振装置を駆動するための制御回路のブロック図である。 同上の制御回路の動作を説明するためのフローチャートである。 被検査物がプリント基板に実装されたコネクターである場合の側面図である。 衝撃をプリント基板に1回与えた場合の減衰特性を示す波形図である。
符号の説明
1 基台
2 支持台
3 被検査物
4 モータ
5 ワンウエイクラッチ
6 ハンマー
61 ウエイト
71 上昇位置検出センサ
72 下降位置検出センサ

Claims (6)

  1. ハンマーが予め設定された高さ位置に保持されている初期位置において、モータの正方向であるワンウエイクラッチが非ロック状態となる方向に高速回転させてワンウエイクラッチに取付けられているハンマーを被検査物方向に自然落下させ、前記ハンマーのウエイトが被検査物に衝撃を与えた反動でハンマーが予め設定した通過回数を下降位置検出センサが検出すると前記モータを停止させて前記ワンウエイクラッチによりハンマーをロックし、その後、前記モータを前記回転方向とは逆方向に回転してハンマーを上昇させ、上昇位置検出センサがハンマーの通過を検出するとモータを停止させて初期位置とすることを特徴とする衝撃加振方法。
  2. モータによって回転する回転軸と、
    該回転軸に取付けられたモータが被検査物に対して衝撃を与える正回転方向では非ロック状態となるワンウエイクラッチと、
    該ワンウエイクラッチに取付けられ先端に被検査物に衝撃を与えるウエイトを有するハンマーと、
    前記ハンマーが前記モータの正方向回転によって前記ウエイトが被検査物に衝撃を与えた反動でハンマーが予め設定した通過回数を検出すると前記モータを停止させる下降位置検出センサと、
    前記モータの停止により前記ハンマーが前記ワンウエイクラッチでロックされた後にモータを逆方向に回転させ前記ハンマーが所定の高さ位置に達したことを検出するとモータを停止させる上昇位置検出センサと、
    から構成したことを特徴とする衝撃加振装置。
  3. 前記ハンマーによるウエイトの自然落下による衝撃力の変化は、前記ウエイトを前記ハンマーに対して所望の位置で固定可能とすること、または、ウエイトの重量を変えること、あるいは、初期位置におけるハンマーの回転位置を変えることで行えることを特徴とする請求項2記載の衝撃加振装置。
  4. 前記被検査物が取付けられる支持台が、前記モータや該モータによって回転する回転軸が取付けられている基台に取付けられていることを特徴とする請求項2記載の衝撃加振装置。
  5. 前記被検査物がコネクター等の接続部材を実装したプリント基板であって、前記接続部材に電流を流した状態において前記ハンマーによる繰り返し加えられる衝撃によって接続部材に流れる電流値の変化を検出することで接続部材の良否を判定するようにしたことを特徴とする請求項4記載の衝撃加振装置。
  6. 前記支持台が前記基台に対して前記ハンマーの軸線方向にスライド可能に取付けられていることを特徴とする請求項4記載の衝撃加振装置。
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