JP2008061838A - ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガイドワイヤを挿入する際、その操作を確実に行なうことができるガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を提供すること。
【解決手段】ガイドワイヤ供給具3は、可撓性を有するチューブ51をループ状に巻回して形成され、チューブ51内にガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部5と、ガイドワイヤ2を指で送り出す際にその指およびガイドワイヤ2が当接する当接面81を有する送り出し部8と、送り出し部8に一体化されて設けられ、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2が挿入される入口712を有する孔部731を備え、孔部731を挿通してガイドワイヤ2が送り出される導入部7とを有している。当接面81は、その法線方向がy軸方向とほぼ垂直となっており、当該当接面81に入口712が開口している。
【選択図】図3
【解決手段】ガイドワイヤ供給具3は、可撓性を有するチューブ51をループ状に巻回して形成され、チューブ51内にガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部5と、ガイドワイヤ2を指で送り出す際にその指およびガイドワイヤ2が当接する当接面81を有する送り出し部8と、送り出し部8に一体化されて設けられ、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2が挿入される入口712を有する孔部731を備え、孔部731を挿通してガイドワイヤ2が送り出される導入部7とを有している。当接面81は、その法線方向がy軸方向とほぼ垂直となっており、当該当接面81に入口712が開口している。
【選択図】図3
Description
本発明は、ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具に関する。
ガイドワイヤの血管内への挿入は、おおむね次の方法(下記[1]〜[3]の工程)にて行われている。
[1]カニューレを血管内に挿入する。
[2]ガイドワイヤをカニューレ内に挿入する。
[3]ガイドワイヤを押し進め、血管内に挿入する。
[2]ガイドワイヤをカニューレ内に挿入する。
[3]ガイドワイヤを押し進め、血管内に挿入する。
前記ガイドワイヤを血管内に挿入する際に用いられるガイドワイヤ供給具(ガイドワイヤ挿入具)としては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。このガイドワイヤ供給具は、ガイドワイヤを収納するループ状のガイドワイヤ収納部(シース)と、該ガイドワイヤ収納部に固定され、ガイドワイヤ収納部からガイドワイヤを送り出す操作を行なうガイドワイヤ送り出し部(スライド部)と、ガイドワイヤ送り出し部に一体的に設けられ、ガイドワイヤ送り出し部から送り出されたガイドワイヤがさらに前方へ送り出されるガイドワイヤ導入部(ガイドワイヤ支持部)とを有している。
ガイドワイヤ送り出し部は、ガイドワイヤを指で送り出す際にその指およびガイドワイヤが当接する当接面を有している。この当接面は、ほぼ平面状をなすものである。
また、ガイドワイヤ導入部は、管状体で構成されたものである。この管状体(ガイドワイヤ導入部)は、当接面と平行に配置されており、そのガイドワイヤの入り口(後方の開口部)が当接面近傍に開口している。
このような構成のガイドワイヤ供給具では、ガイドワイヤを送り出す(血管内に挿入する)際、指でガイドワイヤを当接面に押し付けつつ当該指を後方から前方に動かすことにより、その送り出し操作を行なうが、ガイドワイヤが確実に指先に掛からず、すなわち、ガイドワイヤに対して指が滑ってしまい、前記送り出し操作を行なうことができないという問題があった。
本発明の目的は、ガイドワイヤを挿入する際、その操作を確実に行なうことができるガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) ガイドワイヤが突出する突出口を有する管体をループ状に巻回して形成され、該管体内に前記ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部と、
前記突出口に対し前記ガイドワイヤの突出方向に離間して設けられ、前記突出口から突出した前記ガイドワイヤを指で送り出す際にその指および前記ガイドワイヤが当接する当接面を有するガイドワイヤ送り出し部と、
前記ガイドワイヤ送り出し部に連結または一体化されて設けられ、前記ガイドワイヤ送り出し部から送り出された前記ガイドワイヤが挿入される挿入口を有する貫通孔を備え、該貫通孔を挿通して前記ガイドワイヤが送り出されるガイドワイヤ導入部とを有し、
前記当接面は、前記突出口における前記ガイドワイヤの突出方向とほぼ平行しており、該当接面に前記挿入口が開口していることを特徴とするガイドワイヤ供給具。
(1) ガイドワイヤが突出する突出口を有する管体をループ状に巻回して形成され、該管体内に前記ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部と、
前記突出口に対し前記ガイドワイヤの突出方向に離間して設けられ、前記突出口から突出した前記ガイドワイヤを指で送り出す際にその指および前記ガイドワイヤが当接する当接面を有するガイドワイヤ送り出し部と、
前記ガイドワイヤ送り出し部に連結または一体化されて設けられ、前記ガイドワイヤ送り出し部から送り出された前記ガイドワイヤが挿入される挿入口を有する貫通孔を備え、該貫通孔を挿通して前記ガイドワイヤが送り出されるガイドワイヤ導入部とを有し、
前記当接面は、前記突出口における前記ガイドワイヤの突出方向とほぼ平行しており、該当接面に前記挿入口が開口していることを特徴とするガイドワイヤ供給具。
(2) 前記ガイドワイヤは、前記挿入口付近で該挿入口の開口方向に向かって湾曲する上記(1)に記載のガイドワイヤ供給具。
(3) 前記当接面に向けて前記ガイドワイヤを押圧したとき、該ガイドワイヤからの反力が得られる上記(1)または(2)に記載のガイドワイヤ供給具。
(4) 前記当接面は、前記管体の巻回軸とほぼ平行に配置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
(5) 前記当接面は、前記ガイドワイヤ収納部のループの外側に臨んでいる上記(4)に記載のガイドワイヤ供給具。
(6) 前記当接面は、前記管体の巻回軸とほぼ垂直に配置されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
(7) 前記当接面は、2つ設けられており、該2つの当接面は、互いに反対方向に臨んでいる上記(6)に記載のガイドワイヤ供給具。
(8) 前記各当接面に前記挿入口が設けられており、
前記各貫通孔は、互いに途中で合流している上記(7)に記載のガイドワイヤ供給具。
前記各貫通孔は、互いに途中で合流している上記(7)に記載のガイドワイヤ供給具。
(9) 前記当接面は、該当接面が臨む方向と反対方向に向かって凹状に湾曲している上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
(10) 前記挿入口は、その形状がほぼ楕円形またはほぼ長円形をなす上記(1)ないし(9)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
(11) 前記ガイドワイヤ収納部のループの外側には、当接面に当接した指を除く複数の指で把持する把持部を有する上記(1)ないし(10)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
(12) 上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具と、
前記ガイドワイヤ供給具の前記ガイドワイヤ導入部が着脱自在に接続される穿刺具とを備えることを特徴とするガイドワイヤ挿入具。
前記ガイドワイヤ供給具の前記ガイドワイヤ導入部が着脱自在に接続される穿刺具とを備えることを特徴とするガイドワイヤ挿入具。
本発明によれば、ガイドワイヤを突出口から挿入口を介して導入部に挿通すると、当該ガイドワイヤは、挿入口付近で、突出口におけるガイドワイヤの突出方向とほぼ垂直な方向に向かって自然に(外力を付与せずに)湾曲することとなる。この状態のガイドワイヤ供給部(ガイドワイヤ挿入具)を用いてガイドワイヤを前方へ送り出す際、前記ガイドワイヤの湾曲した部分を、当接面に向けて指先(手指)で押圧したとき、当該部分からの反力が得られる。この反力により、ガイドワイヤが指先に確実に係合することとなり、よって、ガイドワイヤに対する指先による送り出し操作(挿入操作)を確実に行なうことができる。
また、管体の巻回軸とほぼ垂直に配置された2つの当接面が設けられ、これらの2つの当接面は、互いに反対方向に臨んでいる場合には、ガイドワイヤ供給具を把持する方の手に応じて、当該手の親指が当接する当接面を適宜選択することができる。これにより、ガイドワイヤ供給具を把持する手に関わらず、当該ガイドワイヤ供給具を安定して、かつ確実に把持することができ、よって、その送り出し操作を確実に行なうことができる。
以下、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤ挿入具(ガイドワイヤ供給具)の第1実施形態を示す側面図、図2は、図1に示すガイドワイヤ挿入具が有する穿刺具のハブを示す縦断面図、図3は、図1に示すガイドワイヤ供給具の斜視図、図4は、図1に示すガイドワイヤ供給具の操作状態(把持状態)を示す斜視図、図5は、図1に示すガイドワイヤ供給具を矢印A側からみた部分縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図5中(図6も同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。また、図1、図3および図4中(図6も同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1および図3〜図5中(図6も同様)、ガイドワイヤの突出方向(送り出し方向)を「x軸方向」、x軸方向に対し垂直な一方向(チューブの巻回軸方向)を「y軸方向」、x軸方向およびy軸方向のそれぞれに垂直な方向を「z軸方向」と言う。
図1は、本発明のガイドワイヤ挿入具(ガイドワイヤ供給具)の第1実施形態を示す側面図、図2は、図1に示すガイドワイヤ挿入具が有する穿刺具のハブを示す縦断面図、図3は、図1に示すガイドワイヤ供給具の斜視図、図4は、図1に示すガイドワイヤ供給具の操作状態(把持状態)を示す斜視図、図5は、図1に示すガイドワイヤ供給具を矢印A側からみた部分縦断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図5中(図6も同様)の右側を「基端」、左側を「先端」と言う。また、図1、図3および図4中(図6も同様)の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1および図3〜図5中(図6も同様)、ガイドワイヤの突出方向(送り出し方向)を「x軸方向」、x軸方向に対し垂直な一方向(チューブの巻回軸方向)を「y軸方向」、x軸方向およびy軸方向のそれぞれに垂直な方向を「z軸方向」と言う。
図1に示すガイドワイヤ挿入具1は、ガイドワイヤ2を挿入する器具(装置)であり、ガイドワイヤ2を供給するガイドワイヤ供給具3と、ガイドワイヤ供給具3が着脱自在に接続される穿刺具4とを有している。
まず、穿刺具4について説明する。
穿刺具4は、鋭利な針先を有する中空の穿刺針(中空針)41と、シリンジ42と、穿刺針41とシリンジ42との間に設けられるト字状(Y字状)のハブ(分岐コネクタ)43とを有している。
穿刺具4は、鋭利な針先を有する中空の穿刺針(中空針)41と、シリンジ42と、穿刺針41とシリンジ42との間に設けられるト字状(Y字状)のハブ(分岐コネクタ)43とを有している。
図2に示すように、ハブ43は、ハブ本体430を有しており、ハブ本体430は、第1の筒状体431と、この第1の筒状体431の途中に設けられた第2の筒状体432とで構成されている。第2の筒状体432は、第1の筒状体431に対し、基端側に(第2の筒状体432の基端側が図2中上方に位置するように)傾斜している。
また、第1の筒状体431の途中には、側孔(貫通孔)433が設けられており、この側孔433を介し、第1の筒状体431の内部(内腔)と第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通している。
側孔433の寸法は、特に限定されず、用いるガイドワイヤ2の外径(直径)等の諸条件に応じて適宜設定されるが、側孔433の横断面での形状が略円形の場合、側孔433の直径は、0.7〜3.0mm程度であるのが好ましく、0.8〜2.0mm程度であるのがより好ましい。
これにより、ガイドワイヤ2の位置が規制され、ガイドワイヤ2を穿刺針41の方向に、より円滑に移動させる(挿入する)ことができる。
第1の筒状体431の先端部には、穿刺針41の基端部に設けられているハブ411が着脱自在に装着(接続)される。これにより、穿刺針41の内部(内腔)と、第1の筒状体431の内部(内腔)と、第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通する。
また、第1の筒状体431の基端部には、シリンジ42の先端部が着脱自在に装着(接続)される。
ハブ本体430の第2の筒状体432の内部であって、その途中には、一文字状のスリット(一文字スリット)435が形成された弁体434が設置されている。この弁体434のスリット435を介し、後述するガイドワイヤ供給具3の導入部7の先端部715を第2の筒状体432の基端側から先端側に挿入することができ、また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)を保持することができる。
なお、弁体434のスリット435の形状は、一文字状に限らず、この他、例えば、十字状(十字スリット)等が挙げられる。
また、弁体434は、例えば、一方の端面に開口し、他方の端面に開口しない第1の切り込みと、この第1の切り込みと内部において交差し、前記他方の端面に開口し、前記一方の端面に開口しない第2の切り込みとを有するもの(一文字スリットが交互に交差するように形成された略十字スリットが設けられたもの)であってもよい。
また、弁体434の構成材料としては、例えば、シリコーンゴム、天然ゴムのような各種ゴムや、熱可塑性エラストマー等の弾性材料(特に軟質な材料が好ましい)が挙げられる。
また、第2の筒状体432の内部であって、弁体434の基端側には、筒状のキャップ(雌コネクタ)436が設置されている。このキャップ436の内部形状は、導入部7の先端部715の外部形状に対応している。
第2の筒状体432の基端部、すなわち、キャップ436内には、ガイドワイヤ供給具3の導入部7がその先端側から挿入される。これにより、ハブ43に対し、導入部7が着脱自在に接続される。従って、第2の筒状体432、キャップ436および弁体434により、接続部(接続ポート)が構成される。
次に、ガイドワイヤ供給具3について説明する。
図1および図3〜図5に示すように、ガイドワイヤ供給具3は、ガイドワイヤ2と、ガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部(ガイドワイヤケース)5と、ガイドワイヤ収納部5に着脱自在に装着(固定)される送り出し・導入部材6とを有している。
図1および図3〜図5に示すように、ガイドワイヤ供給具3は、ガイドワイヤ2と、ガイドワイヤ2を収納するガイドワイヤ収納部(ガイドワイヤケース)5と、ガイドワイヤ収納部5に着脱自在に装着(固定)される送り出し・導入部材6とを有している。
ガイドワイヤ2の構造や構成材料等は、特に限定されないが、ガイドワイヤ2は、例えば、超弾性体(超弾性線)で構成された芯材を有し、この芯材の両端部に、それぞれ、コイルが設けられているものであるのが好ましい。
超弾性体の芯材の端部にコイルを設けることにより、その端部において、十分な柔軟性が得られ、また、直径を所定の値に維持することができる。
前記芯材の構成材料は、特に限定されないが、例えば、Ni−Ti系合金等の超弾性合金等が好ましい。
また、前記コイルの構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等が好ましい。
また、ガイドワイヤ2の外径(直径)は、特に限定されないが、1.0mm以下であるのが好ましく、0.3〜0.9mm程度であるのがより好ましい。
また、ガイドワイヤ2の先端部21は、本実施形態では、J字状をなしているが、先端部21の形状は、これに限定されない。
図1(図3および図4も同様)に示すように、ガイドワイヤ収納部5は、ガイドワイヤ2が収納(挿入)される可撓性を有するチューブ(管体)51で構成されている。このチューブ51は、両端が開口した(開放した)ものであり、一方の開口部がガイドワイヤ2が挿入される挿入口54として機能し、他方の開口部が挿入口54から挿入されたガイドワイヤ2が突出する突出口55として機能する。
このガイドワイヤ収納部5は、チューブ51を渦巻状(ループ状)に巻回したものである。これにより、突出口55が渦巻き(ループ)の外側に位置し、挿入口54が渦巻きの内側に位置する。また、挿入口54は、ガイドワイヤ収納部5(チューブ51)の巻回軸56を介して突出口55とほぼ反対側に位置している(図1および図3参照)。これにより、例えば、ガイドワイヤ収納部5に収納されているガイドワイヤ2の末端部(後端部)側の部位が挿入口54から突出していた場合、当該突出した部位が使用者の手元(送り出し・導入部材6)から離間した位置に配置されるため、前記突出した部位がガイドワイヤ2の操作を妨げるのを防止または抑制することができる。
なお、ガイドワイヤ収納部5(チューブ51)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ポリオレフィン等が挙げられる。
また、ガイドワイヤ収納部5は、内部の視認性を確保するために、実質的に透明であるのが好ましい。ここで、「実質的に透明」とは、可視光の透過度が60%以上程度の透明性を有するものをいう。また、「実質的に透明」には、無色透明の他、有色(着色)透明も含まれる。
また、ガイドワイヤ収納部5には、チューブ51の巻回状態(図1に示す状態)を維持する(保持する)巻回状態維持手段としてのクリップ(保持部材)52が2つ設置されている。一方のクリップ52は、チューブ51の突出口55近傍に設置されており、他方のクリップ52は、チューブ51の挿入口54近傍に設置されている。
各クリップ52は、溝521を3つ有しており、当該各溝にそれぞれチューブ51が嵌合することができる。これにより、チューブ51の巻回状態が確実に維持される。
図1および図3に示すように、送り出し・導入部材6は、ガイドワイヤ収納部5に収納されているガイドワイヤ2が送り出される送り出し部(ガイドワイヤ送り出し部)8と、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤ2を受け、そのガイドワイヤ2が送り出される導入部(ガイドワイヤ導入部)7と、ガイドワイヤ収納部5に対して送り出し・導入部材6を固定する(支持する)固定部11と、導入部7と固定部11とを連結する連結部9とを有している。また、送り出し・導入部材6は、送り出し部8と導入部7と連結部9と固定部11とが一体的に形成されたものである。
導入部7は、全体形状が長尺状をなすものであり、その基端部に送り出し部8が設けられている。これらの導入部7および送り出し部8は、突出口55に対してx軸正方向(突出口55から突出したガイドワイヤ2の突出方向)に、離間して設けられている。このため、導入部7(送り出し部8)と突出口55との間には、空間10が形成される。この空間10は、当該空間10に位置するガイドワイヤ2の一部を指先で摘んで、ガイドワイヤ2を操作する操作空間として機能する。
導入部7は、筒状をなす導入部本体71と、導入部本体71の基端部から2つに分岐した、筒状をなす第1の分岐部73aおよび第2の分岐部73bとを有している。第1の分岐部73aと第2の分岐部73bとは、導入部本体71について対称的に配置されている。すなわち、第1の分岐部73aは、導入部本体71に対してy軸正側に位置し、第2の分岐部73bは、導入部本体71に対してy軸負側に位置している。従って、導入部7は、全体形状が「Y」字状をなしている。
また、導入部7では、導入部本体71に形成された孔部(貫通孔)711と、各分岐部に形成された孔部731とが、互いに連通している。すなわち、導入部7では、孔部(貫通孔)711と各孔部731とが、分岐部74で合流している。
このような構成の導入部7では、基端側の2つの開口(基端開口)は、それぞれ、ガイドワイヤ2の入口(挿入口)712を構成し、先端側の1つの開口(先端開口)は、ガイドワイヤ2の出口713を構成する。図5に示すように、送り出し部8から送り出されて第1の分岐部73aの入口712または第2の分岐部73bの入口712に挿入されたガイドワイヤは、いずれの入口712に挿入された場合も、孔部711を経て同一の出口713からx軸正方向に送り出される。これにより、各入口712に対して、それぞれ、出口713を設けるのを省略することができ、よって、導入部7(ガイドワイヤ供給具3)の構成を簡単なものとすることができる。また、出口713の位置が解り易く、使い勝手がよいと言う利点もある。
また、導入部本体71の先端部715は、前述したように、ガイドワイヤ供給具3を穿刺具4に接続する部位である。この先端部715には、導入部本体71の周方向に沿って複数のリブ717が形成されている。これにより、ガイドワイヤ供給具3(先端部715)を穿刺具4(第2の筒状体432)に接続した際、強固に接続され、よって、穿刺具4からガイドワイヤ供給具3が不本意に離脱するのを確実に防止することができる。
また、導入部本体71の先端部715の基端側近傍には、導入部本体71の外径より拡径したフランジ部718が形成されている。これにより、ガイドワイヤ供給具3を穿刺具4に接続した際、フランジ部718が穿刺具4の第2の筒状体432に当接する。これにより、穿刺具4に対してガイドワイヤ供給具3を過剰に挿入するのを確実に防止することができる。
図1(図3も同様)に示すように、導入部7(導入部本体71)のz軸負方向には、連結部9が設けられている。この連結部9は、長尺状をなすものであり、図1中導入部7から右側下方に向かって延在している。
連結部9の延長上、すなわち、連結部9の端部には、固定部11が設けられている。この固定部11は、円弧状をなす板状体で構成されており、その長手方向に沿って形成された2つの溝111を有している。これらの溝111には、それぞれ、チューブ51が嵌合する。これにより、ガイドワイヤ収納部5に対して、送り出し・導入部材6を確実に固定することができる。
図1に示すように、導入部7のx軸負方向には、当該導入部7と一体的に設けられた送り出し部8が位置している。この送り出し部8は、板片で構成された第1の操作部83aおよび第2の操作部83bと、第1の操作部83aと第2の操作部83bとを連結する連結板84とを有している。
第1の操作部83aは、第1の分岐部73aの端部に接合されている。この第1の操作部83a(当接面81)は、その法線方向がx軸方向(突出口55におけるガイドワイヤの突出方向)とほぼ垂直、すなわち、y軸方向(巻回軸56)とほぼ垂直となるように配置されている。また、第1の操作部83aのy軸正方向に臨む面は、突出口55から突出したガイドワイヤ2を指(図4および図5に示す状態では親指)で送り出す際にその指およびガイドワイヤ2が当接する当接面81として機能する。
第2の操作部83bは、第2の分岐部73bの端部に接合されている。この第2の操作部83b(当接面81)は、その法線方向がx軸方向とほぼ垂直、すなわち、y軸方向とほぼ垂直となるように配置されている。また、第2の操作部83bのy軸負方向に臨む面は、突出口55から突出したガイドワイヤ2を指で送り出す際にその指およびガイドワイヤ2が当接する当接面81として機能する。
第1の操作部83aの当接面81と、第2の操作部83bの当接面81とは、突出口55におけるガイドワイヤ2の突出方向とほぼ平行になっている。
このような送り出し部8では、第1の操作部83aの当接面81と、第2の操作部83bの当接面81とは、互いに反対方向に臨むこととなる。
また、連結板84は、第1の操作部83aおよび第2の操作部83bのx軸負側のそれぞれの縁部を連結するものである。
図4に示すように、ガイドワイヤ供給具3を右手で把持する(操作する)場合には、その右手の親指が第1の操作部83aの当接面81に当接し、人差し指、中指、薬指および小指がガイドワイヤ収納部5に掛けられる。
また、ガイドワイヤ供給具3を左手で把持する(操作する)場合には、前記右手の場合とは逆に、左手の親指が第2の操作部83bの当接面81に当接する。なお、ガイドワイヤ供給具3を左手で把持する場合、人差し指、中指、薬指および小指は、右手の場合と同様に、ガイドワイヤ収納部5に掛けられる。
このようにガイドワイヤ供給具3では、それを把持する方の手に応じて、当該手の親指が当接する当接面81を適宜選択することができる。これにより、ガイドワイヤ供給具3の操作性が向上する。換言すれば、ガイドワイヤ2を送り出す操作を行なうとき、ガイドワイヤ供給具3を把持する手に関わらず、当該ガイドワイヤ供給具3を安定して、かつ確実に把持することができ、よって、その操作(送り出し操作)を容易かつ確実に行なうことができる。
図5(図1、図3および図4も同様)に示すように、第1の操作部83aの当接面81には、第1の分岐部73aの入口712が開口して(設けられて)いる。また、第2の操作部83bの当接面81には、第2の分岐部73bの入口712が開口している。第1の操作部83aの当接面81に開口した入口712と、第2の操作部83bの当接面81に開口した入口712とは、互いに形状や機能等の構成が同一であるため、以下、第1の操作部83aの当接面81に開口した入口712について代表的に説明する。
入口712は、当接面81のほぼ中央に位置している。また、この入口712は、ほぼy軸正方向に開口している。
ガイドワイヤ2を突出口55から入口712を介して導入部7に挿通した場合、当該ガイドワイヤ2は、入口712付近で入口712の開口方向、すなわち、y軸正方向に向かって自然に(外力を付与せずに)湾曲することとなる(図5中の二点鎖線で示すガイドワイヤ2参照)。ガイドワイヤ供給部3(ガイドワイヤ挿入具1)を用いる際に、ガイドワイヤ2の入口712付近で湾曲した部分を、当接面81に向けて指先(手指)で図5中下方に向く矢印方向に押圧したとき、前記湾曲した部分が強制的にほぼ直線状となる。これにより、ガイドワイヤ2から図5中上方に向く矢印方向の反力が確実に得られる。この反力により、ガイドワイヤ2が指先に確実に係合する(密着する)こととなり、よって、ガイドワイヤ2に対する指先による送り出し操作を確実に行なうことができる。その結果、ガイドワイヤ2が、ガイドワイヤ供給具3に接続された穿刺具2に確実に挿入される。
また、入口712は、その平面形状がほぼ楕円形またはほぼ長円形をなしている。これにより、親指の腹に密着させることができるので、感触を確かめながら、ガイドワイヤ2を送り出すことが可能であり、操作性がよいという利点がある。
なお、当接面81の少なくとも入口712の縁部付近では、その部分が当接面81が臨む方向と反対方向、すなわち、y軸負方向に向かって凹状に湾曲しているのが好ましい。これにより、前述したようにガイドワイヤ2の入口712付近で湾曲した部分を、当接面81に向けて指先で図5中下方に向く矢印方向に押圧したとき、その押圧力によるガイドワイヤ2の変形量が比較的多くなる。よって、ガイドワイヤ2から図5中上方に向く矢印方向の反力がより確実に得られる。
また、送り出し・導入部材6は、本実施形態では送り出し部8と導入部7と連結部9と固定部11とが一体的に(一部材で)形成されたものであるが、これに限らず、例えば、各部がそれぞれ別体で構成され、これらを接合した(連結した)ものであってもよい。
また、送り出し・導入部材6の構成材料としては、特に限定されず、例えば、ポリオレフィン等が挙げられる。
次に、ガイドワイヤ挿入具1(ガイドワイヤ供給具3)の作用(使用方法の一例)を図1、図3および図4に基づいて説明する。この場合、代表的に、IVHカテーテルの挿入の際の操作手順の一例を説明する。
まず、穿刺具4の穿刺針41を患者の所定の部位に穿刺し、その穿刺針41の針先を血管(静脈)内へ挿入する。
そして、シリンジ42で血液を吸引し、穿刺針41の針先が血管内に位置していることを確認する。
次いで、手指で、ガイドワイヤ2を送り出し部8の当接面81に押し付け、ガイドワイヤ2を基端側に引いて、ガイドワイヤ2の先端部21の一部または全部を導入部7内に位置させる。これにより、ガイドワイヤ2のJ字状の先端部21が邪魔にならなくなる。
次いで、ガイドワイヤ供給具3の導入部7を穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に接続する。
これにより、導入部7の先端部715は、第2の筒状体432の弁体434より基端側に挿入される。また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)が保持される。また、先端部715に形成された各リブ717により、ガイドワイヤ供給具3と穿刺具4とが強固かつ確実に接続される。
次いで、ガイドワイヤ2を血管内へ挿入する操作を行う。
まず、図4に示すように、右手の親指を第1の操作部83aの当接面81に当接し、人差し指、中指、薬指および小指をそれぞれガイドワイヤ収納部5に掛ける。これにより、ガイドワイヤ供給具3が確実に把持され、その後のガイドワイヤ2の挿入操作を容易かつ確実に行なうことができる。
まず、図4に示すように、右手の親指を第1の操作部83aの当接面81に当接し、人差し指、中指、薬指および小指をそれぞれガイドワイヤ収納部5に掛ける。これにより、ガイドワイヤ供給具3が確実に把持され、その後のガイドワイヤ2の挿入操作を容易かつ確実に行なうことができる。
次に、この把持状態で、親指を操作することにより、ガイドワイヤ2を血管内に挿入することができる。また、この操作では、前述したように、ガイドワイヤ2から反力が得られ、よって、ガイドワイヤ2を確実に送り出すことができる。
次いで、ガイドワイヤ2を残したまま、穿刺針41を抜去し、ガイドワイヤ2をガイドワイヤ供給具3から取り外して、ガイドワイヤ2を血管内に留置する。
次いで、ガイドワイヤ2に沿って、図示しないカテーテルを血管内へ挿入する。
次いで、カテーテルを残したまま、ガイドワイヤ2を抜去し、カテーテルを血管内へ留置する。
次いで、カテーテルを残したまま、ガイドワイヤ2を抜去し、カテーテルを血管内へ留置する。
<第2実施形態>
図6は、本発明のガイドワイヤ供給具の第2実施形態を示す斜視図である。
図6は、本発明のガイドワイヤ供給具の第2実施形態を示す斜視図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具の第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、当接面の配置位置および形成数(設置数)が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図6に示すガイドワイヤ供給具3Aでは、当接面81が1つ設けられている。この当接面81は、突出口55におけるガイドワイヤ2の突出方向とほぼ平行になっている。当接面81の法線方向は、y軸方向(巻回軸56)とほぼ平行に、すなわち、z軸正方向(ガイドワイヤ収納部5のループの外側)に臨んで配置されている。また、この当接面81に開口する入口712も、当該当接面81と同方向に開口している。
このような構成のガイドワイヤ供給具3Aでは、前記第1実施形態のガイドワイヤ供給具3と同様に、ガイドワイヤ2が入口712付近で入口712の開口方向、すなわち、z軸正方向に向かって自然に(外力を付与せずに)湾曲することとなる。
ガイドワイヤ供給部3Aを用いる際、ガイドワイヤ2の入口712付近で湾曲した部分を、当接面81に向けて指先でz軸負方向に押圧したとき、前記湾曲した部分が強制的にほぼ直線状となる。これにより、ガイドワイヤ2から図5中上方に向く矢印方向の反力が確実に得られる。この反力により、ガイドワイヤ2が指先に確実に係合することとなり、よって、ガイドワイヤ2に対する指先による送り出し操作を確実に行なうことができる。
ガイドワイヤ供給具3Aは、長尺な平板状をなす部材12を有している。この部材12は、その法線方向がy軸方向と平行となるようにガイドワイヤ収納部5に支持されている。また、部材12は、巻回軸56よりもz軸正側に偏在している。
部材12には、その長手方向に沿って、開口部121が形成されている。この開口部121は、ガイドワイヤ収納部5の突出口55近傍に位置している。開口部121の縁部には、ガイドワイヤ収納部5のループの外側に位置する部分122が存在する。部分122は、ガイドワイヤ供給具3Aを把持する際、当接面81に当接する親指を除く、複数の指(例えば、人差し指、中指、薬指および小指)で把持する把持部としての機能を発揮するものである。この把持部を把持することにより、ガイドワイヤ供給具3Aをより安定して操作することができる。
以上、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具は、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
例えば、第2実施形態で、把持部が設けられていてもよい。
また、第1実施形態で、第2実施形態と同様に、把持部が省略されていてもよい。
また、第1実施形態で、第2実施形態と同様に、把持部が省略されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具の用途は、特に限定されず、例えば、IVHカテーテル等の各種カテーテルのガイドとなるガイドワイヤの挿入に用いられる。
1 ガイドワイヤ挿入具
2 ガイドワイヤ
21 先端部
3、3A ガイドワイヤ供給具
4 穿刺具
41 穿刺針
411 ハブ
42 シリンジ
43 ハブ
430 ハブ本体
431 第1の筒状体
432 第2の筒状体
433 側孔
434 弁体
435 スリット
436 キャップ
5 ガイドワイヤ収納部
51 チューブ
52 クリップ
521 溝
54 挿入口
55 突出口
56 巻回軸
6 送り出し・導入部材
7 導入部
71 導入部本体
711 孔部
712 入口
713 出口
715 先端部
717 リブ
718 フランジ部
73a 第1の分岐部
73b 第2の分岐部
731 孔部
74 分岐部
8 送り出し部
81 当接面
83a 第1の操作部
83b 第2の操作部
84 連結板
9 連結部
10 空間
11 固定部
111 溝
12 部材
121 開口部
122 部分
2 ガイドワイヤ
21 先端部
3、3A ガイドワイヤ供給具
4 穿刺具
41 穿刺針
411 ハブ
42 シリンジ
43 ハブ
430 ハブ本体
431 第1の筒状体
432 第2の筒状体
433 側孔
434 弁体
435 スリット
436 キャップ
5 ガイドワイヤ収納部
51 チューブ
52 クリップ
521 溝
54 挿入口
55 突出口
56 巻回軸
6 送り出し・導入部材
7 導入部
71 導入部本体
711 孔部
712 入口
713 出口
715 先端部
717 リブ
718 フランジ部
73a 第1の分岐部
73b 第2の分岐部
731 孔部
74 分岐部
8 送り出し部
81 当接面
83a 第1の操作部
83b 第2の操作部
84 連結板
9 連結部
10 空間
11 固定部
111 溝
12 部材
121 開口部
122 部分
Claims (12)
- ガイドワイヤが突出する突出口を有する管体をループ状に巻回して形成され、該管体内に前記ガイドワイヤを収納するガイドワイヤ収納部と、
前記突出口に対し前記ガイドワイヤの突出方向に離間して設けられ、前記突出口から突出した前記ガイドワイヤを指で送り出す際にその指および前記ガイドワイヤが当接する当接面を有するガイドワイヤ送り出し部と、
前記ガイドワイヤ送り出し部に連結または一体化されて設けられ、前記ガイドワイヤ送り出し部から送り出された前記ガイドワイヤが挿入される挿入口を有する貫通孔を備え、該貫通孔を挿通して前記ガイドワイヤが送り出されるガイドワイヤ導入部とを有し、
前記当接面は、前記突出口における前記ガイドワイヤの突出方向とほぼ平行しており、該当接面に前記挿入口が開口していることを特徴とするガイドワイヤ供給具。 - 前記ガイドワイヤは、前記挿入口付近で該挿入口の開口方向に向かって湾曲する請求項1に記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記当接面に向けて前記ガイドワイヤを押圧したとき、該ガイドワイヤからの反力が得られる請求項1または2に記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記当接面は、前記管体の巻回軸とほぼ平行に配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記当接面は、前記ガイドワイヤ収納部のループの外側に臨んでいる請求項4に記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記当接面は、前記管体の巻回軸とほぼ垂直に配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記当接面は、2つ設けられており、該2つの当接面は、互いに反対方向に臨んでいる請求項6に記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記各当接面に前記挿入口が設けられており、
前記各貫通孔は、互いに途中で合流している請求項7に記載のガイドワイヤ供給具。 - 前記当接面は、該当接面が臨む方向と反対方向に向かって凹状に湾曲している請求項1ないし8のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記挿入口は、その形状がほぼ楕円形またはほぼ長円形をなす請求項1ないし9のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
- 前記ガイドワイヤ収納部のループの外側には、当接面に当接した指を除く複数の指で把持する把持部を有する請求項1ないし10のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具。
- 請求項1ないし11のいずれかに記載のガイドワイヤ供給具と、
前記ガイドワイヤ供給具の前記ガイドワイヤ導入部が着脱自在に接続される穿刺具とを備えることを特徴とするガイドワイヤ挿入具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006243292A JP2008061838A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006243292A JP2008061838A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008061838A true JP2008061838A (ja) | 2008-03-21 |
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ID=39285069
Family Applications (1)
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JP2006243292A Pending JP2008061838A (ja) | 2006-09-07 | 2006-09-07 | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008061838A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014532540A (ja) * | 2011-11-05 | 2014-12-08 | バディスワイヤー コーポレイション | 複数の並行ガイドワイヤを有する医療用ガイドワイヤシステム |
-
2006
- 2006-09-07 JP JP2006243292A patent/JP2008061838A/ja active Pending
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