JP2008061834A - カテーテル用ガイドワイヤー - Google Patents

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Teruo Hashimoto
輝夫 橋本
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Abstract

【課題】 カテーテルの先端形状を保持し、ガイドワイヤーのコーティングの剥がれや剥離を低減することができると共に、カテーテル交換による手技をより安全かつ容易に行うことができるカテーテル用ガイドワイヤーを提供する。
【解決手段】 カテーテル用ガイドワイヤーを、剛性の低い両端部が一体に形成された内芯を有して構成した。そして、剛性の低い両端部の一方の端部の剛性は、一定の剛性とし、形状は直線方向とし、他方の端部の剛性は、不定とし、さらに、内芯を、弾性金属により形成した。
【選択図】図2

Description

この発明は、治療や検査のために、人体の必要部位にカテーテルを誘導するために用いられるカテーテル用ガイドワイヤーに関する。
従来から種々提案されているこの種のガイドワイヤーは、例えば特許文献1に示す一方の端部の剛性が低いものや、両端部の剛性が高いものが知られている。
特開平2−180277号公報
また、近年、造影技術の進歩に伴って患者への負担を軽減し、かつ手技の簡略化等により、ガイドワイヤーを交換することなくカテーテルを交換し、造影目的を多様に達成する手技が増大しているのが現状である。
このような手技を用いる場合、一般的に、カテーテルの交換前では、ガイドワイヤーは、剛性の低い方からカテーテルの末端に挿入されるが、カテーテルの交換の際には、ガイドワイヤーの末端、即ち、剛性が高い方をカテーテルの先端から挿入しなければならないため、カテーテルの先端形状が変形したり折れたり等、カテーテル損傷が発生する原因となっていると共に、往々にして、カテーテルの挿入時点では、カテーテル損傷を見分けることができず、血管内に挿入されガイドワイヤーを抜去した段階でカテーテルの形状の異常が判明する場合もあり、造影目的上の不具合の原因ともなる、という問題を有していた。
さらに、近年では、ガイドワイヤーを合成樹脂で被覆し、さらに親水性コーティングにより表面に潤滑性を付与したものが多いが、このようなガイドワイヤーにあっては、カテーテルの交換時に、先端部が硬いカテーテルをガイドワイヤーに挿入する時点で、上記コーティングの剥がれや剥離等によりガイドワイヤーにも損傷を与え易い、という問題を有していた。
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、カテーテルの先端形状を保持し、ガイドワイヤーのコーティングの剥がれや剥離を低減することができると共に、カテーテル交換による手技をより安全かつ容易に行うことができるカテーテル用ガイドワイヤーを提供しようとするものである。
上記目的を達成するため、請求項1記載のカテーテル用ガイドワイヤーは、剛性の低い両端部が一体に形成された内芯を有して構成したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明にあっては、請求項1に記載のカテーテル用ガイドワイヤーを技術的前提とし、前記剛性の低い両端部の一方の端部の剛性は、一定の剛性とし、形状は直線方向とし、他方の端部の剛性は、不定としたことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明にあっては、請求項1または請求項2のいずれかに記載のカテーテル用ガイドワイヤーを技術的前提とし、前記内芯が、弾性金属により形成されていることを特徴とする。
以上、説明したように、この発明に係るカテーテル用ガイドワイヤーにあっては、剛性の低い両端部が一体に形成された内芯を有して構成されているので、カテーテルの交換の際には、ガイドワイヤーの末端、即ち、剛性が低い方(手元側)をカテーテルの先端に挿入できるため、カテーテルの先端形状が変形したり折れたり等、カテーテル損傷が発生せず、カテーテルの先端形状を確実に保持することができ、また、ガイドワイヤーのコーティングの剥がれや剥離を低減することができると共に、カテーテル交換による手技をより安全かつ容易に行うことができる。
以下、添付図面に示す一実施形態例に基づいて、この発明を詳細に説明する。尚、この明細書において、剛性の低い両端部の一方の端部とは、以下の説明では、体外で手技操作を行う手元側をいい、また、他方の端部とは、血管内に挿入される先端側をいう。
図1は、この発明の一実施形態例に係るカテーテル用ガイドワイヤーの断面図を、図2は同ガイドワイヤーの表面に親水性コーティングを施した状態の断面図である。
図1に示すように、この実施形態例に係るガイドワイヤー1は、剛性の高い本体部2aと、該本体部2aより細径で剛性が低い手元側部2b及び先端側部2cとが弾性金属で一体に形成されてなる内芯2と、該内芯2の全体を被覆してなるほぼ均一外径を有する合成樹脂被膜3と、該合成樹脂被膜3の手元側部表面に塗着された親水性コーティング層4と、から構成されている。
即ち、この実施形態例に係るガイドワーヤー1にあっては、従来のガイドワイヤーとは異なり、手元側の剛性を低く構成したことを最大の特徴とする。このように手元側の剛性を低く構成することで、カテーテルの交換の際には、ガイドワイヤー1の柔軟性が付与された手元側2bをカテーテルの先端に容易に挿入できるため、操作性が向上し、カテーテルの先端形状が変形したり折れたり等、カテーテル損傷が発生せず、カテーテルの先端形状を確実に保持することができる。
尚、上記内芯2は、TiNi合金等、公知のガイドワイヤーに用いられている弾性金属を用いる。そして、内芯2の本体部2aの直径は、0.10〜3.0mmに設定し、その長さも1000〜4000mmの範囲で、必要に応じて設定する。座屈強度は30〜100kg/mm2(22℃)、復元応力は20〜80kg/mm2(22℃)である。また、内芯2の手元側部2b及び先端側部2cの外径は、0.03〜0.15mm、長さは10〜300mm、曲げ負荷は0.1〜10kg、復元負荷は0.1〜10kgに設定した。勿論、これらの数値は、これに限定されるものではなく、ニーズに対応させて適宜設定することができる。尚、本実施形態例では、内芯2の手元側部2bの外径は、特に、手元側先端部から100〜200mmまで円錐状の傾斜面を有して形成されていると共に、手元側先端部から30〜50mm部分の直径は0.20mm、手元側先端部の直径は、0.05〜0.10mmに設定され、手元側先端部から30〜50mmの部分に柔軟性が付与されるように構成した。
また、上記内芯2の先端側部2cには、高X線造影性を有する金属の環状部材を固定するのが望ましい。
次に、内芯2の全体を被覆する合成樹脂被膜3は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリスチレン、フッ素樹脂、シリコンゴムもしくは各々のエラストマー及び複合材料等を使用することができる。合成樹脂被膜3は、内芯2の湾曲の妨げにならない程度に柔軟であり、外表面は、凹凸がない滑らに形成されている。この合成樹脂被膜3の外径は、0.20〜1.04mm、内芯2の本体部2a上での肉厚は、0.25〜1.50mmに設定した。
さらに、該合成樹脂被膜3の手元側表面に塗布された親水性コーティング層4は、ガイドワイヤー1の手元側部2bにカテーテルを挿入する際に、カテーテル内壁とガイドワイヤー1の外面との摩擦が低下し、カテーテル内でのガイドワイヤーの摺動性が向上し、ガイドワイヤー1の操作性が容易となるために塗布されるもので、例えば、マレイン酸系、ピロリドン系、カルボキシメチルデンプン、ジアルデヒドデンプン等のデンプン系、カルボキシメチルセルロース、ヒヂリキシエチルセルロース等のセルロース系、タンニン、リグニン系、アルギン酸、アラビアゴムヘパリン、キチン、キトサン等の多糖類、ゼラチン、カゼイン等のたんぱく質を用いることができる。
以上、説明したように、この実施形態例に係るカテーテル用ガイドワイヤー1にあっては、剛性の低い手元側部2b及び先端側部2cが一体に形成された内芯2を有して構成されているので、カテーテルの交換の際には、柔軟性を有するガイドワイヤー1の手元側2bをカテーテルの先端に挿入できるため、カテーテルの先端形状が変形したり折れたり等、カテーテル損傷が発生せず、カテーテルの先端形状を確実に保持することができ、また、ガイドワイヤー1の親水性コーティングの剥がれや剥離を低減することができると共に、カテーテル交換による手技をより安全かつ容易に行うことができる等、幾多の優れた効果を奏する。
この発明の一実施形態例に係るガイドワイヤーの構成を示す断面図である。 同ガイドワイヤーに親水性コーティングを施した状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ガイドワイヤー
2 内芯
2a 本体部
2b 手元側部
2c 先端側部
3 合成樹脂被膜
4 親水性コーティング

Claims (3)

  1. 剛性の低い両端部が一体に形成された内芯を有するカテーテル用ガイドワイヤー。
  2. 前記剛性の低い両端部の一方の端部の剛性は、一定の剛性とし、形状は直線方向とし、他方の端部の剛性は、不定としたことを特徴とする請求項1に記載のカテーテル用ガイドワイヤー。
  3. 前記内芯が、弾性金属により形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のカテーテル用ガイドワイヤー。
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