JP2008061714A - 手品具 - Google Patents

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Abstract

【課題】描かれた変化しないはずの絵が変化するように見せる手品を簡単に行う為の手品具を提供する。
【解決手段】基板と、前記基板と同一の大きさの形状で形成され、無色透明領域と該無色透明領域から前記基板と同一色となる有色不透明に漸次変色する変化領域と、更に前記基板と同一色とされる不透明領域を有するタネ板とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、描かれた絵が変化するトリックを見せる手品具に関するものである。
従来、描かれた絵が変化するトリックには、本願出願人が出願した特開2000−254361号公報の「変り絵玩具」がある。これは、ケース部材内に収容された輪郭が描かれたスライド部材を引き出すことによって、「輪郭を描いた絵」が「輪郭が描かれ着色された絵」に変わる変り絵玩具である。
この玩具に用いられた描かれた絵が変化する遊びは、ケース部材内に、「輪郭を描いた絵」が描かれた透明シートと、該透明シートと一辺が接着され、「着色された絵」が描かれたスライド部材と、透明シートとスライド部材に挟まれた不透明シートとが収容され、この透明シート、スライド部材及び不透明シートがケース部材内に収容されている時には、透明シートと不透明シートを重ねた状態となる「輪郭を描いた絵」が見えるようにしているものである。そして、ケース部材からスライド部材を引き出すとき、スライド部材と一辺が接着された透明シートを同時に引き出すことにより、透明シートとスライド部材を重ねた状態として「輪郭が描かれ着色された絵」が見えるようにしたものである。
このように玩具では、絵の変化により面白く遊ぶことができ、絵を変化させたとき、変化した理由を見る者に理解させないようにして、不思議に思わせることにより、手品を行うことができる。このため、通常は、変化しないはずの絵が変化したように見せることにより、描かれた絵が変化するトリックを実施可能とする手品具とすることができる。
特開2000−254361号公報
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に斯かる実情に鑑みなされたもので、描かれた変化しないはずの絵が変化するように見せる手品を簡単に行う為の手品具を提供することを課題とする。
請求項1記載の発明は、基板と、前記基板と同一の大きさの形状で形成され、無色透明領域と該無色透明領域から前記基板と同一色となる有色不透明に漸次変色する変化領域と、更に前記基板と同一色とされる不透明領域を有するタネ板とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記基板より大きな大きさに形成され、前記タネ板を収容可能としたタネ板収容部を裏面に有する蓋板を更に備えたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2において、前記基板、前記タネ板及び前記蓋板の周囲を覆うフレームを有し、フレームは、表面に開口を有すると共に、前記基板上に重ねたタネ板及び基板をフレーム内に収容可能とする開口をフレームの一側に有することを特徴とする。
本発明によれば、描かれた変化しないはずの絵が変化するように見せる手品を行う為の手品具を提供することができる。
例えば、予め基板の表面に絵を描いておき、タネ板を上に被せた時、絵の一部がタネ板の不透明領域で隠れるように絵の大きさを調整し、基板の上面にタネ板を載置し、透明領域に見えている基板の絵と合わせてタネ板の変化領域には、基板の絵と同一の絵を描き、不透明領域には基板と異なる形状の絵としておくことにより、基板のみの絵と、基板にタネ板を重ねた状態での絵を一部変化した絵とするものであり、タネ板の存在が見る者には分からないようにして基板に描かれた絵が変化したように見せて不思議さを感じさせることができるものである。
この絵が変化するように観客に見せるには、タネ板と基板を覆うように使用者の手などで覆ってからタネ板を手で隠し取ることも可能であるが、タネ板収容部を有する蓋板を用い、蓋板によりタネ板を隠すことにより、蓋板で、タネ板と基板を覆うと共に、蓋板の裏面に設けられたタネ板収容部にタネ板を収容させて、より一層確実に且つ容易に絵が変化することを観客に見せることができる。
また、上述した絵が変化するトリックを観客に効果的に見せる為に、絵が描かれた基板、不透明領域に基板と異なる形状の絵が描かれたタネ板、絵を目隠しする蓋板を収容するフレームを使用し、該フレーム内に、基板とタネ板を重ねて収容し、更に、蓋板を収容することができるようにして、この後、使用者の操作によって、フレームから蓋板のみを引き抜くことや、蓋板の裏面に設けられたタネ板収容部にタネ板を収容させて、蓋板と共に引き抜くことができるようにすることによって、観客に対して描かれた絵が変化するトリックを、熟練者でなくても簡単に見せる手品を行うことができる手品具とすることもできる。
方形状に形成された基板と、前記基板と同一の大きさの方形状で形成され、その両側辺に凹部を形成し、無色透明領域と該無色透明領域から前記基板と同一色となる有色不透明に漸次変色する変色領域と、更に前記基板と同一色となる有色不透明領域を有するタネ板と、前記基板より僅かに大となる大きさの方形状に形成され、前記タネ板の凹部と係止する係止部を備えたタネ板収容部を裏面に有する蓋板と、表面及び裏面を貫通する開口を有する方形状に形成されたフレームとを備え、前記フレームには、前記フレームの内部下方に位置し、前記基板の厚さとなる長さより僅かに長い高さに形成された基板収容部と、前記基板収容部の上方に位置し、前記フレームの側面に開口して、前記蓋板を収容する蓋板収容部とを有するものである。
以下、図を参照して、本発明を適用した実施の形態について説明する。図1及び図2を用いて、手品具について説明する。手品具10は、フレーム24と、このフレーム24に収容される基板12、タネ板14、蓋板34となる部品で構成されている。また、基板12とタネ板14に絵を描く為の道具として、クレヨンなどの基板12に傷を付けず更に絵を消すことのできる筆記用具を加えて使用する。
この手品具10を使用した手品の概要は、フレーム24内に収容された基板12に描かれた変化しないはずの絵が変化するように見せる手品を行うことができるものである。
手品具10の構成となるそれぞれの部品について説明する。まずは、基板12より説明を行う。基板12は、黒色不透明の樹脂素材で薄肉方形状に形成されている。また、基板12の四隅は、角丸に形成されると共に、基板12の上面は、平滑に形成されている。また、基板12の上面四方の端辺は、面取り加工しており、これにより、使用者に対して上面側の向きを判別し易くしている。
この基板12の上面に、例えば、図3(A)に示すように、クレヨンなどの筆記用具などを用いて、絵を描くことができるようになっている。また、布などで擦ることによって、描かれた絵を消すことが可能とされている。
次にタネ板14を説明する。タネ板14は、樹脂素材で、基板12と同一の大きさとなる薄肉方形状に形成されている。また、このタネ板14の長手方向の両辺中央には、後述する係合部38と係合する方形状の切欠となる凹部22が形成されている。そして、このタネ板14も基板12と同様に、タネ板14の上面は、平滑に形成されている。
また、このタネ板14は、長手方向の手前に無色透明領域16を有し、中央付近に無色透明から黒色不透明に漸次変色する変化領域18を有し、長手方向の奥に黒色の不透明領域20を有している。そして実施例のタネ板14は、無色透明で形成されたタネ板14の裏面に、無色透明から黒色不透明に変色する変化領域18と、黒色の不透明領域20とを印刷して形成しており、裏面側に触れることによって、印刷による凹凸から、タネ板14の表裏を確認することができる。
さらに、タネ板14の上面にも、基板12と同様に、例えば、図3(B)に示すようにクレヨンなどの筆記用具などを用いて、絵を描くことができるようになっている。また、基板12と同様に、布などで擦ることによって、描かれた絵を消すことが可能とされている。
また、実施例では、上述した基板12及びタネ板14に、使用者がクレヨンなどの筆記用具を用いて絵を描くようにしたものであるが、予め絵が表示されているようにしても構わないものである。また、基板12と、タネ板14の変化領域18と不透明領域20との色を黒色としたが、白色や乳白色とすることも可能であると共に、どのような色であっても構わない。
そして、例えば、基板12の表面に、図3(A)に示すように曲がったスプーンの絵を描く。また、スプーンの絵を描く際に、基板12の上にタネ板14を被せた時、スプーンの先端部がタネ板14の不透明領域20で隠れるように大きさを調整する。次に、基板12の上面にタネ板14を載置し、タネ板14の変化領域18から不透明領域20にかけて、基板12に描いたスプーンの絵に合わせて、図3(B)に示すように真っ直ぐとなるスプーンの先端部の絵を描くようにする。
これにより、基板12のみでは、曲がったスプーンを見ることができ、基板12にタネ板14を重ねた状態で見ると、曲がったスプーンの先端部は、変化領域18及び不透明領域20によって隠され、図3(C)に示すようにタネ板14に描かれた真っ直ぐなスプーンが見えるようになるものである。
また、このように、絵が描かれた基板12と、不透明領域20に基板12と異なる形状の絵が描かれたタネ板14を用いれば、タネ板14と基板12を覆うように使用者の手などで隠し、観客に気づかれぬようにタネ板14を取り除くことによって、描かれた絵が変化するトリックを見せる手品を行うことができるものである。
次に、図1及び図2を用いて蓋板34の説明を行う。蓋板34は、白色不透明の樹脂素材で、タネ板14より、縦横に僅かに大きく形成されている。そして、蓋板34の裏面には、タネ板収容部36となる薄板方形状の凹部が形成され、該タネ板収容部36は、タネ板14の短手方向に対して僅かに長く、且つタネ板14の長手方向に対しても長く形成され、また、凹部の深さは、タネ板14の厚みとなる長さよりも僅かに深く形成されている。
また、タネ板収容部36の長手方向の両辺の中央には、鉤形状に形成された係合部38がそれぞれ形成されており、タネ板収容部36内にタネ板14を収容したとき、係合部38が凹部22に挿入されて、蓋板34の移動に伴ってタネ板14も移動されるようにしている。そして、タネ板14を蓋板34に対してタネ板収容部36の長手方向へ摺動させることにより、タネ板収容部36の係合部38の鉤形状によって、タネ板14を確実に把持するようになっている。
このように、絵が変化するように観客に見せるには、上述したようにタネ板14と基板12を使用者の手などで覆ってから、タネ板を手で隠し取ることも可能であるが、この蓋板34を用いることによって、タネ板14と基板12を蓋板34で覆うと共に、蓋板34の裏面に設けられたタネ板収容部36にタネ板14を収容させて、より確実に絵が変化することを観客に見せることができるものである。
最後に、フレーム24の説明を行う。フレーム24は、それぞれ同一の大きさの方形状の板となる表面板、上層板、下層板及び裏面板となる4つの板を貼り合わせた4層構造となっており、フレーム24は、灰色不透明の樹脂素材で厚肉方形状に形成されている。このフレーム24の表面及び裏面となる表面板及び裏面板は、薄板方形状で中央に開口26を有し、同一形状に形成されている。そして、表面板及び裏面板に形成された開口26の大きさは、基板12、タネ板14、蓋板34よりも小さく形成されている。
次に、上層板は、表面板の直下に位置し、表面板及び裏面板と同一の外周形状の大きさとされ、短手方向の一方の辺が開口した薄板コの字形状に形成されている。また、上層板の開口した辺は、フレーム24の短手方向の側面上方に位置し、基板12、タネ板14及び、該基板12とタネ板14よりも大きく形成された蓋板34をも出入可能とする側面開口28となっている。また、この上層板のコの字型内の空間は、蓋板収容部32となっており蓋板34を収容可能となっている。
次に、下層板は、上層板の直下及び裏面板の直上に位置し、表面板及び裏面板と同一の外周形状の大きさとされ、その中央には、基板12及びタネ板14よりも僅かに大きく、蓋板34よりも小さい、基板12とタネ板14を上下に重ねて収容可能とする空間となる基板収容部30を形成している。また、この基板収容部30は、基板収容部30に基板12及びタネ板14を収容した場合においても、上方に僅かな隙間が生じる厚さとなっている。
そして、この基板収容部30は、直上の蓋板収容部32と接続しており、上層板の側面開口28から入れられた基板12及びタネ板14は、蓋板収容部32を介して、基板収容部30内に収容されるようになる。また、基板収容部30内に収容された基板12及びタネ板14は、下層板の外周側壁に囲まれており、フレーム24の表面方向へ摺動可能ではあるものの、上下左右へと移動することが出来ない状態となるものである。
つまり、このフレーム24は、表面及び裏面を貫通する方形状の開口26を有する厚肉方形の枠形状に形成され、その内部には、厚肉方形状の空間が形成され、該空間の上方には、フレーム24の短手方向の側面上方に位置する側面開口28に接続される溝が形成されている。この空間上方となる溝内を蓋板収容部32とし、空間下方を基板収容部30としている。
次に、図4を用いて、手品具10の動きについて説明する。まず、手品具10の初期状態となる図4(A)は、フレーム24の基板収容部30内に、基板12を収容し、更にタネ板14も同様に基板収容部30内に収容し、次に、蓋板34を基板収容部30の上方に位置する蓋板収容部32内に収容した状態である。
この図4(A)に示す手品具10の初期状態にある時に、蓋板34を側面開口28から引き出すと、図4(B)に示すように、蓋板34のみが引き出され、フレーム24の開口26より、基板収容部30に収容された基板12とタネ板14とが重なった状態で視認できる。つまり、基板12とタネ板14を重ねた状態の絵を見ることができるものである。
また、図4(A)に示す手品具10の初期状態にある時に、図4(C)に示すようにフレーム24の裏面板に形成された開口26から基板12を表面方向へと指で押圧する。こうすると、基板12とタネ板14は、表面方向へと摺動する。このためタネ板14は、上方に位置する蓋板34の裏面に設けられたタネ板収容部36に収容される。このように基板12を表面方向へと指で押圧した状態を保ちながら、図4(D)に示すように蓋板34を引くと、タネ板収容部36に形成された係合部38と、タネ板14の凹部22が係合するようになり、蓋板34とタネ板14を同時に引くことになる。また、図4(E)に示すように蓋板34を完全に引き抜くと、フレーム24の基板収容部30内には、基板12のみが残る。これにより、フレーム24の開口26より、基板収容部30に収容された基板12のみが視認できる。つまり、基板12に描かれた絵を見ることができるものである。
また、タネ板収容部36に係合部38及び凹部22が無くても、タネ板14をタネ板収容部36に収容して、蓋板34と一体に移動させることができるものである。
次に、手品具10の使用例を説明する。この実施例は、真っ直ぐ描かれたスプーンの絵が、曲がったスプーンの絵に変化するトリックを見せる手品の例である。
最初に、使用者は手品具10を使用するための準備を行う。まず、基板12には、図3(A)に示すように曲がったスプーンの絵を描き、タネ板14には、図3(B)に示すように真っ直ぐなスプーンの絵の一部を描く。その後、図4(A)に示すようにフレーム24の内部下方に位置する基板収容部30内に、基板12を収容し、タネ板14も同様に、基板収容部30内に収容する。次に、蓋板34を基板収容部30の上方に位置する蓋板収容部32内に収容することにより、手品具10を用いた手品を行う準備が完了する。
次に、手品具10を用いた手品の実施方法について説明する。使用者は、フレーム24内に基板12、タネ板14、蓋板34を収容した図4(A)の状態の手品具を、観客に対して、フレーム24の表面側を見えるように持ち、観客にきづかれぬようにフレーム24の裏面板に形成された開口26から基板12を表面方向へと指で押圧しながら、図5(A)に示すように蓋板34を引く。このとき、基板12は、表面方向へと摺動し、基板12の上方にあるタネ板14を上方に位置する蓋板34の裏面に設けられたタネ板収容部36に収容している(図4(C)参照)。この状態を保ちながら、蓋板34を引くと、タネ板収容部36に形成された係合部38と、タネ板14の凹部22が係合しており、(図4(D)参照)、蓋板34とタネ板14を同時に引くことができる。
使用者は、図5(A)や(B)に示すように、凡そタネ板14の無色透明領域16と変化領域18の境となる位置まで蓋板34を引いた後、観客にクレヨンなどの筆記用具を渡し、使用者がフレーム24を持った状態で、観客に、基板12の見えている部分に、サインをしてもらうようにする。この時、観客からは、基板12が直接見える状態(図4(D)参照)となっており、観客は、基板12に直接サインをすることとなる。また、観客の書いたサインは、タネ板14の無色透明領域16となる場所に書かれているため、タネ板14と基板12を重ねた状態においても、観客の書いたサインは、見える状態となる。
次に、観客からサインをもらった後、使用者は、再びフレーム24内に蓋板34を挿入する。これにより、蓋板34がフレーム24内の蓋板収容部32に挿入されると共に、タネ板14は、蓋板34のタネ板収容部36の係合部38との係合状態が解除され下方へと降下して基板収容部30内に収容される(図4(A)参照)ようになる。
次に、使用者は、図5(C)に示すようにフレーム24を少し立てて持ち「何の絵が描いてあるかお見せしましょう」と言って、蓋板34を引き抜く。このとき、蓋板34のみが、フレーム24の蓋板収容部32から引き抜かれる。したがって、観客は、基板12にタネ板14を重ねた状態の絵を見るため、基板12に描かれた曲がったスプーンの先端部は、タネ板14の変化領域18及び不透明領域20によって隠され、タネ板14に描かれた真っ直ぐなスプーンの絵と、自らが書いたサインが見えるようになるものである。
次に、使用者は、再び、フレーム24内に蓋板34を挿入する。そして、使用者は、図6(A)に示すようにトリックが不思議に見えるようにする演出として、フレーム24に対して、おまじないをかけるジェスチャーをする。次に、使用者は、観客にきづかれぬようにフレーム24の裏面板に形成された開口26から基板12を表面方向へと指で押圧して、タネ板14を蓋板34のタネ板収容部36に収容(図4(C)参照)して、蓋板34を引く。これにより、タネ板14は、タネ板収容部36内の係合部38と、タネ板14の凹部22が係合して蓋板34と共に引き出される(図4(D)参照)。
そして、使用者は、図6(B)に示すように蓋板34を、観客の書いたサインが見えるところまで、ゆっくりと引き、ここで一度止めて、使用者は、「確かにあなたのサインですね?」と言う。次に、その状態から、図7(A)に示すように蓋板34を完全に引き抜く。このときに、タネ板14は、蓋板34と一体(図4(E)参照)とされており、蓋板34をテーブルなどの上に置く。さらに、使用者は、図7(B)に示すようにフレーム24から、基板12を取り出し、観客に手渡して、絵が変化していることを見せる。観客は、基板12に描かれたスプーンの先端が曲がった絵と、自分のサインを見ることとなる。したがって、観客は、真っ直ぐなスプーンの絵に対してサインをしたはずであるが、曲がったスプーンの絵にサインがあり、絵が変化したことに対して、驚いたり、不思議に見えたりするようになるものである。
また、基板12及び、タネ板14に描かれる絵は、スプーンの絵に限らず、フォークの絵を描くことや、草花の絵で、「蕾」と「開花」の変化を見せることもできる。
以上説明したように構成することにより、描かれた変化しないはずの絵が変化するように見せる手品を簡単に行う為の手品具を提供することができる。また、好ましい実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々に改変できる。
また、上述の実施例の基板12、タネ板14、蓋板34及びフレーム24は、それぞれ方形状としたが、基板12及びタネ板14が同一形状の大きさであれば、基板12、タネ板14、蓋板34及びフレーム24は、どのような形状であっても構わない。例えば、蓋板34及びフレーム24の形状を、小判形状や三角形形状とすることも可能である。
さらに、上述の実施例では、4層構造のフレーム24と基板12をそれぞれ別に設けた物であるが、フレーム24は、基板収容部30よりも僅かに大きな面を形成する蓋板収容部を形成する枠体を一体形成することもあり、また、基板12とフレーム24を一体成型し、フレーム24の裏面板を基板12とすることも可能である。また、このように、基板12とフレーム24を一体成型した場合には、フレーム24の裏面板にあたる基板12を弾性変形させることによって、タネ板14は、フレーム24の表面方向へと押圧され、蓋板34のタネ板収容部36に収容されるようにすることもできるものである。
本発明に係る手品具の外観を示す図である。 本発明に係る手品具の各部品を示す斜視図面である。 本発明に係る手品具の基板とタネ板の組合せにより見える絵を示す図である。 本発明に係る手品具の動きを示す断面図である。 本発明に係る手品具の使用例を示す図である。 本発明に係る手品具の使用例を示す図である。 本発明に係る手品具の使用例を示す図である。
符号の説明
10 手品具
12 基板
14 タネ板
16 無色透明領域
18 変化領域
20 不透明領域
22 凹部
24 フレーム
26 開口
28 側面開口
30 基板収容部
32 蓋板収容部
34 蓋板
36 タネ板収容部
38 係合部

Claims (3)

  1. 基板と、前記基板と同一の大きさの形状で形成され、無色透明領域と該無色透明領域から前記基板と同一色となる有色不透明に漸次変色する変化領域と、更に前記基板と同一色とされる不透明領域を有するタネ板とを備えたことを特徴とした手品具。
  2. 請求項1において、前記基板より大きな大きさに形成され、前記タネ板を収容可能としたタネ板収容部を裏面に有する蓋板を更に備えたことを特徴とした手品具。
  3. 請求項1又は2において、前記基板、前記タネ板及び前記蓋板の周囲を覆うフレームを有し、フレームは、表面に開口を有すると共に、前記基板上に重ねたタネ板及び基板をフレーム内に収容可能とする開口をフレームの一側に有することを特徴とした手品具。
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