JP2008060666A - 画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の読み取り可能範囲を超えるような画像を、複数回に分けてスキャンする場合に、各スキャン時のデータに加えて、対象物(文書原稿)のどこに対応する画像データであるかを領域情報として追加することを特徴とする画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。
【解決手段】原稿読取部1、操作パネル2、制御処理部3、画像データ出力部11から構成され、制御処理部3は、CPU4、ROM5、RAM6、画像データ記憶部7、画像データ加工部8、原稿読取部I/F9、画像データ出力部I/F10、システムバス12から構成される。最大スキャン可能範囲を超える文書原稿をスキャンする場合には、分割してスキャンする。スキャンした画像データが、元の原稿の領域のうちどの領域に相当するのかを明示的に選択し、領域情報として画像データに付帯する。
【選択図】図5
【解決手段】原稿読取部1、操作パネル2、制御処理部3、画像データ出力部11から構成され、制御処理部3は、CPU4、ROM5、RAM6、画像データ記憶部7、画像データ加工部8、原稿読取部I/F9、画像データ出力部I/F10、システムバス12から構成される。最大スキャン可能範囲を超える文書原稿をスキャンする場合には、分割してスキャンする。スキャンした画像データが、元の原稿の領域のうちどの領域に相当するのかを明示的に選択し、領域情報として画像データに付帯する。
【選択図】図5
Description
本発明は、画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特にスキャン可能領域を越える対象物をスキャンする画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
従来から、画像をスキャンして画像データを読み込むスキャナ装置が提案され、オフィス等で普及している。また、近年はスキャナ機能を持つデジタル複写装置等のマルチファンクション装置も知られている。デジタル複写装置で原稿の画像データを読み取り、その画像データをホストマシン装置で処理し、システムの構築コストを削減させることが行われてきた。
しかしながら、通常このようなスキャナ機能を持つデジタル複写装置は、ホストマシン装置から離れたオフィスの片隅に置かれ、普段は複写機として使用されている。従って、スキャナの操作を全てホストマシン装置側で行う場合、利用者はホストマシン装置とスキャナ装置との間を何回も往復しなければならず、時間的効率が悪く、手間もかかるという問題が発生していた。また、一人の利用者がデジタル複写装置を長時間占有して使用することは、デジタル複写装置の本来の使用目的に反し、他の利用者に多大な迷惑を与えることになるという問題が発生していた。
そこで、スキャン条件を設定する操作パネルと、ネットワークを介して接続されたホストマシン装置に読み取った画像データを送るためのネットワーク・インターフェースと、を備えることを特徴とするスキャナ機能を有する装置等が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、長時間デジタル複写装置を占有することなく、原稿の画像データをホストマシン装置に取り込んで加工処理することができるようにする。
特開平9−51398号公報
上記技術により、ホストマシン装置が離れていても画像データ処理を効率よく行うことが出来るが、一方スキャンする原稿が、スキャン可能範囲を著しく超えてしまう場合については、特に考慮されていない。このような場合は、分割して画像をスキャンすることが一般的であるが、分割して取得された画像情報は、元の画像データの数分の1にしかならず、全体を1つの画像データとして取り扱うには、別途、画像形成装置(ホストマシン装置等)やソフトウェアを使って加工をする必要があり、結局は時間的効率が悪く、スキャンや加工処理の分野としては課題が残る。また、利用者が、元の原稿をどのように分割してスキャンしたのか、スキャンした画像データは元の原稿のどの部分に該当するのかを覚えていなければならず、利用者の負担となる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像形成装置の読み取り可能範囲を超えるような画像を、複数回に分けてスキャンする場合に、各スキャン時のデータに加えて、対象物(文書原稿)のどこに対応する画像データであるかを領域情報として追加することを特徴とし、全データスキャン後にマージするのを容易にさせることを目的とする。
請求項1記載の発明は、文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする読み取り手段と、前記スキャンした画像データを記憶する記憶手段と、を備える画像形成装置であって、前記読み取り手段により1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する領域情報設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の装置において、前記記憶手段は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の装置において、前記画像加工手段は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2又は3のいずれか1項記載の装置において、文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段を備え、前記記憶手段は、前記文字認識手段の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、前記画像加工手段は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の装置において、前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3から5のいずれか1項に記載の装置において、前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項記載の装置において、前記領域情報設定手段は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項記載の装置において、前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する分割数設定手段を備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする工程と、前記スキャンした画像データを記憶する工程と、を備える画像形成方法であって、1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する工程を備えることを特徴とする画像形成方法である。
請求項10記載の発明は、請求項9記載の方法において、前記記憶する工程は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工工程を備えることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の方法において、前記画像加工工程は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項10又は11のいずれか1項記載の方法において、文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う工程を備え、前記記憶する工程は、前記文字認識処理を行う工程の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、前記画像加工工程は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の方法において、前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、請求項11から13のいずれか1項に記載の方法において、前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする。
請求項15記載の発明は、請求項9から14のいずれか1項記載の方法において、前記領域情報を設定する工程は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする。
請求項16記載の発明は、請求項9から15のいずれか1項記載の方法において、前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する工程を備えることを特徴とする。
請求項17記載の発明は、文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする読み取り処理と、前記スキャンした画像データを記憶する記憶処理と、をコンピュータに実行させる画像形成プログラムであって、前記読み取り処理により1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する領域情報設定処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラムである。
請求項18記載の発明は、請求項17記載のプログラムにおいて、前記記憶処理は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項19記載の発明は、請求項18記載のプログラムにおいて、前記画像加工処理は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項20記載の発明は、請求項18又は19のいずれか1項記載のプログラムにおいて、文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識を行う文字認識処理をコンピュータに実行させ、前記記憶処理は、前記文字認識処理の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、前記画像加工処理は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする。
請求項21記載の発明は、請求項19又は20記載のプログラムにおいて、前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする。
請求項22記載の発明は、請求項19から21のいずれか1項に記載のプログラムにおいて、前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする。
請求項23記載の発明は、請求項17から22のいずれか1項記載のプログラムにおいて、前記領域情報設定処理は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする。
請求項24記載の発明は、請求項17から23のいずれか1項記載のプログラムにおいて、前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する分割数設定処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項25記載の発明は、請求項17から24のいずれか1項記載の画像形成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、画像データ読み取り可能範囲を超えるような画像を、複数回に分けてスキャンする場合に、各スキャン時の画像データが、対象物(文書原稿)のどこに対応する画像データであるのかを領域情報として追加することを特徴とし、全データスキャン後にマージするのを容易にさせる。
以下に、本発明の実施形態に係る画像形成装置、画像形成方法、画像形成プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるため、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置のブロック構成図である。原稿読取部1、操作パネル2、制御処理部3、画像データ出力部11から構成される。本実施形態は特に、制御処理部3での処理に特徴を有する。制御処理部3は、CPU4、ROM5、RAM6、画像データ記憶部7、画像データ加工部8、原稿読取部I/F9、画像データ出力部I/F10、システムバス12から構成される。
本画像形成装置の制御は、CPU4によってコントロールされ、動作プログラムや画像処理プログラム等は、ROM5に保存されている。
次に、文書原稿(ここで「文書原稿」とは、文書のみならず、画像及びこれらが複合的に存在する原稿も含む広い意味での「文書原稿」をいう)をスキャンする際の動作の流れを説明する。文書原稿がスキャン領域にセットされて、操作パネル2から原稿の読取が指示されると、原稿読取部1が読み取りを開始する。原稿読取部1によって読み取られた画像データ(ここで「画像データ」とは、文書データの他、画像データ及びこれらが複合的に存在する原稿のデータも含む広い意味での「画像データ」をいう)は、原稿読取部I/F9を介して、システムバス12上を通過して一時メモリであるRAM6若しくは、画像データ記憶部7に記憶される。後述する画像処理は、画像データ加工部8によって行われる。画像データ加工部8は、画像の変形、結合等を行う。
画像データは、画像データ出力部I/F10を介して、画像データ出力部11に出力される。出力されるデータの形態としては、同一機械内の別システムに渡して、印刷された紙文書として出力されたり、電子データとして、例えば文書管理サーバに送信されたり等する。本実施形態では特に出力データの種別については言及しないものとする。
本実施形態は、最大スキャン可能範囲を超える文書原稿を読み込む際の動作処理を特徴とする。図2及び図3は、本実施形態に係る分割スキャンのイメージ図である。図2に示すように、文書原稿(A)15が、最大スキャン可能範囲16よりも大きい場合に、本実施形態に係る分割スキャンが行われる。
一般的に、文書原稿が最大スキャン範囲を超える文書原稿をスキャンする場合には、文書領域を、例えば4分割でスキャンし、それぞれに画像データを保存することとなる。図3は、文書原稿(A)15を、A−1、A−2、A−3、A−4に分割(4分割)した際のスキャン領域を示す図である。このように、文書原稿15を分割してスキャンした場合は、分割された画像データ同士の繋がりは、利用者の理解だけであり、実際に分割スキャンにより得られた画像データは、それぞれが独立した画像データとして存在する。
そこで本実施形態では、分割スキャンした領域が、文書原稿のどこに相当するのかを明示的に選択することにより、位置情報(領域情報)を付帯した画像データを作成し、マージを容易とする。図6は、本実施形態に係る画像形成装置の動作処理を示すフローチャートである。まず、スキャンモードとして、そのままスキャン(ステップS1/No)か、分割スキャン(ステップS1/Yes)を選択する。図4は、本実施形態に係る操作パネル2の一例を示す図である。スキャンモードの選択(ステップS1)は、例えば図4に示す「そのままスキャン」(図中a)又は「分割スキャン」(図中b)を、明示的に選択することで可能となる。なお、符号21は操作ボタンを示す。
「そのままスキャン」が選択されたならば(ステップS1/No)、画像データを読み取り(ステップS8)、画像データを出力して(ステップS7)、終了する。
「分割スキャン」を選んだ際は(ステップS1/Yes)、分割数を決定する(ステップS2)。本実施形態では、一例として4分割の場合で実施形態を説明しているが、言うまでもなく2分割や6分割等、文書原稿と最大スキャン可能範囲との関係により選択することが可能となる。
次に、読取領域を決定する(ステップS3)。図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る操作パネル2の一例を示す図である。パネル2を操作することにより、分割した領域のうち、スキャンする画像データが、元の原稿のどの領域に相当するのかを明示的に選択することが出来、かかる領域情報を画像データの付帯情報として、保存する。例えば、図5中のcで示すように表示され、分割した原稿のうち、どの領域についてこれから読み取るのかを選択することが出来る。かかる選択は、領域情報として読み取った画像データに付帯される。
読取を開始し(ステップS4)、文書原稿の全領域のスキャンが完了したか否か判断する(ステップS5)。まだ読取が完了していない領域があれば(ステップS5/No)、再度、読取領域決定(ステップS3)を行い、読み取る。
全領域のスキャンが完了したならば(ステップS5/Yes)、スキャンした各画像データを、画像データに付帯された上記領域情報に基づき、結合する(ステップS6)。結合された画像データを、一つの画像データとして出力し(ステップS7)、終了する。
上記実施形態により、画像形成装置が複数回のスキャンを促し、スキャン可能範囲を超えるような文書原稿を、全て読み取ることが出来、読み取る際に全体画像に対する領域情報を付帯させることで、結合処理をスムーズに行い、大きな画像を一つの画像として取り扱うことができる。
本発明の他の実施形態に係る画像形成装置としては、図6に示した画像結合(ステップS6)において、データとデータのオーバーラップをすることで、データの連続性を判断し、データが著しく一致しない場合には、画像データ加工部8において、当該画像データの画像変換処理を行うことが考え得る。
上記実施形態により、複数画像の結合において、画像データの連続性を評価するため、画像データを違和感なく結合することができる。
本発明の他の実施形態に係る画像形成装置としては、複数画像の画像結合(図6、ステップS6)において、画像データの文字認識処理を行い、その結果得られた文字列に基づき、結合部分における連続性や、文書としての整合性を測ることで、連続性を評価して、データが著しく一致しない場合には、当該画像データに対して、画像データ加工部8において画像変換処理を行う。
上記実施形態により、複数画像の結合において、画像データから文字列データを抽出して、これに基づき行うため、画像データを違和感なく結合することができる。
本発明の他の実施形態に係る画像形成装置としては、画像データ加工部8において行われる画像変換処理は、画像データの水平若しくは、垂直方向への平行移動であることが考え得る。一般的には、スキャン範囲のずれによって生じるスキャン領域のずれは、平行移動であるため、平行移動処理を行うことにより、画像データを連続的に結合することが出来る。
上記実施形態により、画像データ結合において、平行にずれた画像を正確に一致させることができる。
また、本発明の他の実施形態として、画像変換処理は、画像データの回転方向への対称移動とし、また、上記平行移動をあわせることで、大方の読取画像における画像のずれを補正することが考え得る。
上記実施形態により、画像データ結合において、回転移動処理若しくは回転及び平行移動処理を行うため、どのようにずれた画像データでも正確に一致させることができる。
さらに、図5及び図6を用いて説明した読取領域決定(図6、ステップS3)の際に、画像データに付帯する領域情報においては、スキャンする画像の回転角度を該90度ごとに設定することも考え得る(図中d参照)。読取画像の天地方向を予め知ることが出来るため、画像変換処理において容易に画像の結合をすることができる。
上記実施形態により、予め情報の回転角度が設定可能であるため、調整する角度が90度以下の微小な画像変換を行うことで、画像を一致させることができる。
また、分割数の決定(図6、ステップS2)は、操作パネル2から容易に設定することが考え得る。一般に用いられる用紙は、特定のサイズの用紙の各辺2倍であったり、4倍であったりするため、既知の用紙サイズであれば、容易に設定することが可能であり、冗長な読取をすることなく本発明の動作処理を実施することができる。
なお、図6のフローチャートに示す処理を、CPU4が実行するためのプログラムは本発明によるプログラムを構成する。このプログラムを記録する記録媒体としては、半導体記憶部や光学的及び/又は磁気的な記憶部等を用いることができる。このようなプログラム及び記録媒体を、前述した各実施形態とは異なる構成のシステム等で用い、そこのCPUで上記プログラムを実行させることにより、本発明と実質的に同じ効果を得ることができる。
以上、本発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
1 原稿読取部
2 操作パネル
3 制御処理部
4 CPU
5 ROM
6 RAM
7 画像データ記憶部
8 画像データ加工部
9 原稿読取部I/F
10 画像データ出力部I/F
11 画像データ出力部
12 システムバス
15 文書原稿(A)
16 最大スキャン可能範囲
21 操作ボタン
2 操作パネル
3 制御処理部
4 CPU
5 ROM
6 RAM
7 画像データ記憶部
8 画像データ加工部
9 原稿読取部I/F
10 画像データ出力部I/F
11 画像データ出力部
12 システムバス
15 文書原稿(A)
16 最大スキャン可能範囲
21 操作ボタン
Claims (25)
- 文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする読み取り手段と、前記スキャンした画像データを記憶する記憶手段と、を備える画像形成装置であって、
前記読み取り手段により1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する領域情報設定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記記憶手段は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、
前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工手段を備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記画像加工手段は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う文字認識手段を備え、
前記記憶手段は、前記文字認識手段の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、
前記画像加工手段は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項記載の画像形成装置。 - 前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする請求項3又は4記載の画像形成装置。
- 前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記領域情報設定手段は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する分割数設定手段を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の画像形成装置。
- 文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする工程と、前記スキャンした画像データを記憶する工程と、を備える画像形成方法であって、
1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する工程を備えることを特徴とする画像形成方法。 - 前記記憶する工程は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、
前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工工程を備えることを特徴とする請求項9記載の画像形成方法。 - 前記画像加工工程は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする請求項10記載の画像形成方法。
- 文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識処理を行う工程を備え、
前記記憶する工程は、前記文字認識処理を行う工程の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、
前記画像加工工程は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする請求項10又は11のいずれか1項記載の画像形成方法。 - 前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする請求項11又は12記載の画像形成方法。
- 前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする請求項11から13のいずれか1項に記載の画像形成方法。
- 前記領域情報を設定する工程は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする請求項9から14のいずれか1項記載の画像形成方法。
- 前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する工程を備えることを特徴とする請求項9から15のいずれか1項記載の画像形成方法。
- 文章、画像、若しくはこれらが複合的に存在する文書原稿の画像データをスキャンする読み取り処理と、前記スキャンした画像データを記憶する記憶処理と、をコンピュータに実行させる画像形成プログラムであって、
前記読み取り処理により1つの文書原稿の画像データをスキャンする場合に、複数回に分割してスキャンし、各スキャンによって読み取られた複数の画像データが、それぞれ前記1つの文書原稿のどの領域に位置するかを示す領域情報を設定する領域情報設定処理をコンピュータに実行させることを特徴とする画像形成プログラム。 - 前記記憶処理は、前記領域情報を、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データ毎に記憶し、
前記1つの文書原稿全ての領域をスキャンした場合、前記領域情報に基づき、前記各スキャンによって読み取られた複数の画像データを1つの文書原稿の画像データとして結合する画像加工処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項17記載の画像形成プログラム。 - 前記画像加工処理は、領域付近の画像データの連続性を確認した上で複数の画像データを結合し、前記連続性が確認できない場合は、連続性を確認するまで画像変換処理を行うことを特徴とする請求項18記載の画像形成プログラム。
- 文書をスキャンして取得した画像データに対して文字認識を行う文字認識処理をコンピュータに実行させ、
前記記憶処理は、前記文字認識処理の結果得られた文字列情報を、前記領域情報と共に記憶し、
前記画像加工処理は、前記文字列情報に基づき、文字列の合致性から複数の前記文書をスキャンして取得した画像データの連続性を確認し、連続性を確認できるように画像変換処理を行うことを特徴とする請求項18又は19のいずれか1項記載の画像形成プログラム。 - 前記画像変換処理は、画像の平行移動であることを特徴とする請求項19又は20記載の画像形成プログラム。
- 前記画像変換処理は、画像の回転移動であることを特徴とする請求項19から21のいずれか1項に記載の画像形成プログラム。
- 前記領域情報設定処理は、領域の回転状態を示す情報を追加して設定することを特徴とする請求項17から22のいずれか1項記載の画像形成プログラム。
- 前記複数回に分割してスキャンする際の分割数を設定する分割数設定処理をコンピュータに実行させることを特徴とする請求項17から23のいずれか1項記載の画像形成プログラム。
- 請求項17から24のいずれか1項記載の画像形成プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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