JP2008060288A - 基板処理システム - Google Patents

基板処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008060288A
JP2008060288A JP2006234819A JP2006234819A JP2008060288A JP 2008060288 A JP2008060288 A JP 2008060288A JP 2006234819 A JP2006234819 A JP 2006234819A JP 2006234819 A JP2006234819 A JP 2006234819A JP 2008060288 A JP2008060288 A JP 2008060288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
temperature
processing system
temperature distribution
abnormality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006234819A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Harumoto
将彦 春本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2006234819A priority Critical patent/JP2008060288A/ja
Publication of JP2008060288A publication Critical patent/JP2008060288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

【課題】動作を伴う基板や処理中の基板の温度および温度分布をインラインで計測して、基板の検査工程を行う前の段階で基板の異常を検出できる基板処理システムを提供する。
【解決手段】ホットプレート10によって加熱処理されている基板Wの温度および温度分布をサーモグラフィ28により計測して監視し、基板の温度や温度分布の異常が検出されたときに、その異常のあった基板を検査工程へ移したりそれ以前の処理工程へ戻したり、それ以後の処理工程において異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整したりそれ以前の処理工程において異常のあった基板より後に処理される基板の処理条件を調整したりする。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等の基板に対しフォトリソグラフィによる各種の処理を順次施す場合において、基板の検査工程を行う前の段階で基板の異常を検出し、異常が検出された基板を通常の処理ラインから外して別の処理工程へ移したり異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整したりする基板処理システムに関する。
半導体デバイスや液晶ディスプレイなどの製造プロセスにおいては、フォトリソグラフィ技術を利用して半導体ウエハやガラス基板などの基板に対しレジスト塗布、露光、現像、エッチングなどの一連の処理を施すことにより製品が製造されている。これらの一連の処理のうち、例えばレジスト塗布処理および現像処理ならびにそれらに付随する熱処理をそれぞれ行う複数の処理ユニットと、それらの各処理ユニット間で基板の搬送を行う複数の搬送ロボットとを備えた基板処理装置(一般に「コータ&デベロッパ」と呼ばれている)が広く用いられている。そして、そのような基板処理装置に露光装置を併設して、レジスト塗布から露光、現像までの一連の処理が行われている。
上記した半導体デバイスや液晶ディスプレイなどを製造する場合において、近年、製品歩留まりを向上させるために、膜厚測定や線幅測定などの検査工程の前に、処理ユニット内や搬送ユニットなどで基板の簡易的な検査が行われるようになってきている。そして、簡易的な検査によって異常が認められた基板については、以後の各処理工程を重ねることなく早い段階で一連の処理を中止し、再生工程へ移すなどして、最終的に半導体デバイス等の製品歩留まりを向上させ、低コスト化を図ることが行われている。
ここで、例えば、フォトレジストの塗布前における基板の温度分布や、塗布処理後に行われる加熱処理中における基板の温度分布は、基板表面に形成されるレジストの膜厚に影響を及ぼす。また、露光による光化学反応によって生じた生成物をレジスト膜内部に均一に拡散させる目的で露光後に行われる基板の加熱処理(露光後ベーク(PEB)処理)中における基板の温度分布や、現像処理後に行われる基板の加熱処理中における基板の温度分布は、レジスト膜に形成されるパターン線幅に影響を及ぼす。その他、各種時点における基板の温度や温度分布は、熱処理後の酸化膜厚や膜質等、各種の処理品質に影響を及ぼすことが知られている。
基板の温度を測定する方法としては、従来から、基板に熱電対もしくは測温抵抗体の検出端を直接に取着して基板の温度を測定したり、放射温度計を使用して基板に非接触で基板の温度を測定したりする方法が用いられている(例えば、特許文献1参照。)。そして、基板の温度分布を見る場合には、複数の熱電対もしくは測温抵抗体を基板に取着して、基板上の複数個所の温度をそれぞれ個別に測定するようにしていた。
特開2005−11852号公報(第6−7頁、図1、図3、図4)
熱電対による基板の温度の測定では、熱電対に電流を流してそのときの電圧値を計測し、この電圧値を温度に換算する。また、測温抵抗体による基板温度の測定では、測温抵抗体に電流を流してそのときの電流値を計測し、この電流値を温度に換算する。したがって、熱電対のセンサ部と計測部とを導線で接続して温度測定を行うこととなるため、動作を伴う基板や処理中の基板の温度を直接に測定することは不可能である。また、近年では、導線が不要な熱電対もあるが、そのような熱電対を使用する場合でも、処理中の基板の温度を直接に測定することは困難である。
一方、放射温度計を使用すれば、動作を伴う基板や処理中の基板の温度を測定することが可能である。しかしながら、放射温度計には空間分解能が無いので、単一の放射温度計では基板の温度分布を見ることができない。このため、放射温度計を使用して基板の温度分布を見ようとすると、複数の放射温度計を設置する必要があるが、処理チャンバ内等に複数の放射温度計を設置することは、スペース的に難しい。
上記したように、熱電対や測温抵抗体を用いる方法では、動作を伴う基板や処理中の基板の温度を測定することができない。また、放射温度計を用いる方法では、基板の温度分布を見ることが困難である。このため、従来、基板の温度および温度分布をインラインで計測することによって、基板の検査工程を行う前の段階で基板の異常を検出し、異常が検出された基板を通常の処理ラインから外して別の処理工程へ移したり異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整したりする、といった基板処理システムは無かった。
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、動作を伴う基板や処理中の基板の温度および温度分布をインラインで計測して、基板の検査工程を行う前の段階で基板の異常を検出することができる基板処理システムを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、基板の異常を検出して、異常が検出された基板を通常の処理ラインから外すようにする基板処理システムにおいて、基板の処理前または処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視し、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときに、その異常のあった基板を検査工程へ移しもしくはそれ以前の処理工程へ戻し、それ以後の処理工程において前記異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整しもしくはそれ以前の処理工程において前記異常のあった基板より後に処理される基板の処理条件を調整し、または、前記異常のあった基板を再生工程へ移すことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面に反射防止膜形成用塗布液を塗布した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の基板処理システムにおいて、前記検査工程が、膜厚計により基板の表面に形成された反射防止膜の厚みを測定する膜厚測定工程であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面に反射防止膜形成用塗布液を塗布する塗布処理であり、その基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面にフォトレジストを塗布した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の基板処理システムにおいて、前記検査工程が、膜厚計により基板の表面に形成されたレジスト膜の厚みを測定する膜厚測定工程であることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面にフォトレジストを塗布する塗布処理であり、その基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面に形成されたレジスト膜を露光処理した後に加熱部で露光後の基板を加熱する露光後ベーク処理であり、その基板のベーク処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項8に記載の基板処理システムにおいて、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときに、その異常のあった基板の表面に形成されたレジスト膜を現像処理した後にホットプレートで前記基板を加熱するときの熱処理条件を調整し、または、その異常のあった基板より後に露光処理される基板の露光条件を調整することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1に記載の基板処理システムにおいて、前記基板の処理が、基板の表面に形成されたレジスト膜を現像処理した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の基板処理システムにおいて、前記検査工程が、線幅測定装置により基板の表面上のレジスト膜に形成されたパターン線幅を測定する線幅測定工程であることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、基板の異常を検出して、異常が検出された基板を通常の処理ラインから外すようにする基板処理システムにおいて、基板の温度分布をサーモグラフィにより計測して、基板の温度分布に異常が無いかどうかを監視し、基板の温度分布の異常が検出されたときに、基板の表面上に異物が付着している可能性があるとして、その異常のあった基板を再生工程へ移すことを特徴とする。
請求項1に係る発明の基板処理システムにおいては、基板の処理前または処理中に基板の温度および温度分布がサーモグラフィにより計測されて監視される。ここで、サーモグラフィは、基板に非接触で基板の温度や温度分布を計測することが可能であり、また、基板の面内温度分布を単一の計器で計測することが可能である。したがって、この基板処理システムを使用すると、動作を伴う基板や処理中の基板の温度および温度分布をインラインで計測して、基板の検査工程を行う前の段階で基板の異常を検出することができる。そして、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときには、その異常のあった基板は、検査工程へ移されもしくはそれ以前の処理工程へ戻され、それ以後の処理工程において異常のあった基板の処理を行うときの処理条件が調整されもしくはそれ以前の処理工程において異常のあった基板より後に処理される基板の処理条件が調整され、または、異常のあった基板は再生工程へ移される。
請求項2に係る発明の基板処理システムでは、基板の熱処理中に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面に反射防止膜が所望通りの膜厚で均一に形成されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えば、検査工程へ移されあるいはそれ以前の処理工程へ戻される。
請求項3に係る発明の基板処理システムでは、異常のあった基板が膜厚測定工程へ移され、膜厚計により基板表面に形成された反射防止膜の厚みが測定される。
請求項4に係る発明の基板処理システムでは、基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面に反射防止膜形成用塗布液が所望通りの膜厚で均一に塗布されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えばそれ以前の処理工程へ戻される。
請求項5に係る発明の基板処理システムでは、基板の熱処理中に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面にレジスト膜が所望通りの膜厚で均一に形成されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えば、検査工程へ移されあるいはそれ以前の処理工程へ戻される。
請求項6に係る発明の基板処理システムでは、異常のあった基板が膜厚測定工程へ移され、膜厚計により基板表面に形成されたレジスト膜の厚みが測定される。
請求項7に係る発明の基板処理システムでは、基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面にフォトレジストが所望通りの膜厚で均一に塗布されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えばそれ以前の処理工程へ戻される。
請求項8に係る発明の基板処理システムでは、基板の露光後ベーク処理中に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面上のレジスト膜に所望通りの線幅のパターンが形成されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えば、それ以前の処理工程へ戻されあるいはそれ以後の処理工程において異常のあった基板の処理を行うときの処理条件が調整される。
請求項9に係る発明の基板処理システムでは、基板の表面に形成されたレジスト膜を現像処理した後にホットプレートで異常のあった基板を加熱するときの熱処理条件が調整され、または、異常のあった基板より後に露光処理される基板の露光条件が調整される。
請求項10に係る発明の基板処理システムでは、基板の熱処理中に基板の温度および温度分布がサーモグラフィによって計測され、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、基板の表面上のレジスト膜に所望通りの線幅のパターンが形成されない可能性があるとして、その異常のあった基板は、例えば検査工程へ移される。
請求項11に係る発明の基板処理システムでは、異常のあった基板が線幅測定工程へ移され、線幅測定装置により基板の表面上のレジスト膜に形成されたパターン線幅が測定される。
請求項12に係る発明の基板処理システムにおいては、基板の温度分布がサーモグラフィにより計測されて監視される。ここで、サーモグラフィは、基板に非接触で基板の温度分布を計測することが可能であり、また、基板の面内温度分布を単一の計器で計測することが可能である。したがって、この基板処理システムを使用すると、動作を伴う基板や処理中の基板の温度分布をインラインで計測することができる。そして、基板の温度分布の異常が検出されたときには、基板の表面上に異物が付着している可能性があるとして、その異常のあった基板は再生工程へ移される。
以下、この発明の最良の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明に係る基板処理システムで使用される基板の熱処理装置の概略構成の1例を示す模式図である。この熱処理装置は、上面に基板Wを載置するホットプレート10と、ホットプレート10の上面全体を開放および閉塞可能に覆うチャンバ12とを備えている。
ホットプレート10には、図示していないが、ホットプレート10を貫通して昇降する複数本、例えば3本の支持ピンが設けられており、それらの支持ピンの昇降動作により、基板Wの搬入および搬出に際して基板搬送ロボット(図示せず)とホットプレート10との間での基板Wの受け渡しが行われる。
チャンバ12は、パージボックス14と外部ケーシング16とから構成された二重壁構造となっている。パージボックス14は、ガス導入空間18を有し、ガス導入空間18には、パージ用ガス、例えば窒素ガスの供給源に流路接続されたガス供給管20が連通している。また、ガス導入空間18は、パージボックス14の底面に形成された複数の微細孔22を介してホットプレート10の上面側空間と連通している。そして、ガス供給源からガス供給管20を通してガス導入空間18内へ導入された窒素ガスが、ガス導入空間18内から複数の微細孔22を通ってホットプレート10上の基板Wの表面へ均一に吹き付けられるようになっている。また、外部ケーシング16の内面とパージボックス14の外面との間にガス排出路24が形成されており、ガス排出路24は、外部ケーシング16の天井部でガス排出管26に連通している。そして、ガス導入空間18内から複数の微細孔22を通ってホットプレート10上の基板Wの表面に向かって吹き出した窒素ガスが、ホットプレート10の周辺方向へ流れて、ホットプレート10の周辺部からガス排出路24内へ流入し、ガス排出路24内からガス排出管26を通って排気されるようになっている。
チャンバ12には、基板Wの表面を臨むようにサーモグラフィ28が取着されている。サーモグラフィ28は、ホットプレート10上の基板Wの全面の温度を測定することができるように取り付けられる。また、図示例のように、基板Wとの間にパージボックス14の底壁面が介在するような場合において、パージボックス14が石英ガラス材料で形成されているときは、8μm〜14μmといった長波長域の赤外線は石英ガラスを透過しないので、例えば3μm〜5μmといった短波長域を検出波長帯とするサーモグラフィを使用する。また、基板Wがシリコンウエハであるときは、シリコンウエハは1.1μm以上の波長域の光を透過するので、例えば0.7μm〜1.0μmといった波長域を検出波長帯とするサーモグラフィを使用する。
サーモグラフィ28には、カラーモニタ30が接続されている。また、サーモグラフィ28は、CPU32に接続されており、CPU32にメモリ34が接続されている。さらに、CPU32は、一連の処理、例えばレジスト塗布処理および現像処理ならびにそれらに付随する熱処理を行う基板処理装置のメインコントローラ36に接続されている。メモリ34には、サーモグラフィ28によって計測された基板Wの温度または温度分布が異常であるかどうかを判定するための閾値が記憶されている。CPU32においては、サーモグラフィ28によって計測された基板Wの温度または温度分布の計測値が、メモリ34から読み出された閾値と比較され、サーモグラフィ28による計測値が異常であると判定されたときに、CPU32からメインコントローラ36へ信号が送られる。そして、メインコントローラ36から出力される制御信号により、異常のあった基板を加熱処理工程後に検査工程へ移したりそれ以前の処理工程へ戻したり、それ以後の処理工程において異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整したりされる。
図2および図3は、この発明に係る基板処理システムの1例を示すものであって、各処理ユニット間を基板が移動する順序を示して一連の基板処理工程を説明する図である。この図2および図3に示した一連の基板処理工程は、レジスト塗布処理および現像処理ならびにそれらに付随する熱処理と露光処理であって、一般に「コータ&デベロッパ」と呼ばれる基板処理装置を用いそれに露光装置を併設して行われる。図2には、レジスト塗布工程から露光工程までを示し、図3に、露光工程から現像工程までを示している。以下に、この基板処理システムにおける処理動作について説明するが、各処理ユニットについての詳しい説明および図示は省略する。
まず、インデクサ部40において、基板移載機構により載置台上に載置されたキャリア内から未処理の基板を取り出し、基板移載機構から搬送ロボットへ基板を受け渡し、搬送ロボットにより基板をクールプレート41へ搬送して、クールプレート41で基板を冷却する。冷却後の基板は、搬送ロボットによって塗布処理ユニット43へ搬送されるが、この搬送過程で、移動中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ42によって計測し、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視する。そして、基板の温度または温度分布の異常が検出されたとき、例えば基板の一部の温度が所定温度まで低下していなかったり基板面内の温度分布が許容範囲内でなかったりしたときには、その異常のあった基板を元のクールプレート41へ戻して再度冷却する。サーモグラフィ42によって計測された基板の温度および温度分布に異常が無ければ、そのまま搬送ロボットによって基板を塗布処理ユニット43へ搬送する。
塗布処理ユニット43では、基板の表面に反射防止膜形成用の塗布液が塗布される。塗布処理ユニット43での塗布処理が終了すると、搬送ロボットによって基板をホットプレート44へ搬送する。そして、ホットプレート44により基板が加熱されて基板上の塗布液が乾燥させられ、基板上に下地の反射防止膜が形成される。この加熱工程において、図1に示したような構成の装置により、加熱処理中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ45によって計測し、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視する。加熱処理が終わった基板は、搬送ロボットによってクールプレート46へ搬送され、クールプレート46で冷却されるが、サーモグラフィ45によって計測された基板の温度または温度分布に異常があったとき、例えば基板の一部の温度が所定温度範囲内になかったり基板面内の温度分布が許容範囲内でなかったりしたときには、その異常のあった基板を膜厚測定ユニットへ搬送して、基板の表面に形成された反射防止膜の厚みを膜厚計47により測定する。そして、膜厚計47によって測定された反射防止膜の厚みに異常が無ければ、基板を元の処理ラインへ戻し、膜厚の異常が検出されたときには、例えば再生工程へ基板を移す。
クールプレート46で冷却された基板は、搬送ロボットによって塗布処理ユニット49へ搬送されるが、この搬送過程で、移動中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ48によって計測する。そして、サーモグラフィ48により、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視し、基板の温度または温度分布の異常が検出されたとき、例えば基板の一部の温度が所定温度まで低下していなかったり基板面内の温度分布が許容範囲内でなかったりしたときには、その異常のあった基板を元のクールプレート46へ戻して再度冷却する。サーモグラフィ48によって計測された基板の温度および温度分布に異常が無ければ、そのまま搬送ロボットによって基板を塗布処理ユニット49へ搬送する。
塗布処理ユニット49では、基板の表面にフォトレジストが塗布される。塗布処理ユニット49での塗布処理が終了すると、搬送ロボットによって基板を加熱部50へ搬送する。そして、加熱部50により基板が加熱されて、基板上に形成されたフォトレジスト中の溶媒成分が蒸発し除去されることにより、基板上にレジスト膜が形成される。この加熱工程において、図1に示したような構成の装置により、加熱処理中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ51によって計測し、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視する。加熱処理が終わった基板は、搬送ロボットによってクールプレート52へ搬送され、クールプレート52で冷却されるが、サーモグラフィ51によって計測された基板の温度または温度分布に異常があったとき、例えば基板の一部の温度が所定温度範囲内になかったり基板面内の温度分布が許容範囲ないでなかったりしたときには、その異常のあった基板を膜厚測定ユニットへ搬送して、基板の表面に形成されたレジスト膜の厚みを膜厚計53により測定する。そして、膜厚計53によって測定されたレジスト膜の厚みに異常が無ければ、基板を元の処理ラインへ戻し、膜厚の異常が検出されたときには、例えば再生工程へ基板を移す。そして、表面にレジスト膜が形成された基板は、インターフェイス部(図示せず)を経て露光装置54へ搬送され、露光装置54においてパターン露光処理される。
パターン露光処理が終了した基板は、露光装置54から再びインターフェイス部を経て基板処理装置へ戻される。そして、図3に示すように、搬送ロボットによって基板を加熱部55へ搬送する。加熱部55においては、露光による光化学反応によって生じた生成物をレジスト膜内部に均一に拡散させるための加熱処理(露光後ベーク(PEB)処理)が行われる。この加熱工程において、図1に示したような構成の装置により、加熱処理中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ56によって計測し、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視する。そして、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときは、例えば、その異常が検出された基板を、後述するように現像処理した後にホットプレート59で加熱するときに、その熱処理条件を調整するようにホットプレート59をフィードフォワード制御したり、その異常が検出された基板より後に露光処理される基板の露光条件を調整するように露光装置54をフィードバック制御したりする。
加熱処理が終わった基板は、搬送ロボットによってクールプレート57へ搬送され、クールプレート57で冷却された後、現像処理ユニット58へ搬送される。現像処理ユニット58では、基板上に現像液が供給されて、基板表面に形成された露光後のレジスト膜が現像処理される。そして、現像処理が終了した基板を搬送ロボットによってホットプレート59へ搬送し、ホットプレート59によって基板を加熱する。この加熱工程において、図1に示したような構成の装置により、加熱処理中の基板の温度および温度分布をサーモグラフィ60によって計測し、基板の温度および温度分布に異常が無いかどうかを監視する。加熱処理が終わった基板は、搬送ロボットによってクールプレート61へ搬送され、クールプレート61で冷却されるが、サーモグラフィ60によって計測された基板の温度または温度分布に異常があったとき、例えば基板の一部の温度が所定温度範囲内になかったり基板面内の温度分布が許容範囲ないでなかったりしたときには、その異常のあった基板を線幅測定ユニットへ搬送して、線幅測定装置62により基板の表面上のレジスト膜に形成されたパターン線幅を測定する。そして、線幅測定装置62によって測定されたパターン線幅に異常が無ければ、基板を元の処理ラインへ戻し、パターン線幅の異常が検出されたときには、例えば再生工程へ基板を移す。そして、表面にレジストパターンが形成された基板は、搬送ロボットによってインデクサ部40へ戻され、搬送ロボットから基板移載機構に基板を受け渡し、インデクサ部40において、基板移載機構により載置台上に載置されたキャリア内へ処理済みの基板を収納する。
動作を伴う基板や処理中の基板の温度分布をサーモグラフィによりインラインで計測して基板の異常を検出する基板処理システムは、上記実施形態に示したもの以外にも、例えば、基板の表面上の異物を検出するのに用いられる。すなわち、一連の基板の処理工程において、搬送中あるいは処理中の基板の温度分布をサーモグラフィによりインラインで計測して、基板の温度分布に異常が無いかどうかを監視する。そして、基板の温度分布の異常が検出されたときには、基板の表面上に異物が付着している可能性があるとして、その異常のあった基板を次の処理工程へ移行させることなく再生工程へ移すようにする。
この発明に係る基板処理システムで使用される基板の熱処理装置の概略構成の1例を示す模式図である。 この発明に係る基板処理システムの1例を示すものであって、各処理ユニット間を基板が移動する順序を示して一連の基板処理工程を説明する図である。 同じく、各処理ユニット間を基板が移動する順序を示して一連の基板処理工程を説明する図である。
符号の説明
10、44、59 ホットプレート
12 チャンバ
14 パージボックス
16 外部ケーシング
18 ガス導入空間
20 ガス供給管
24 ガス排出路
26 ガス排出管
28、42、45、48、51、56、60 サーモグラフィ
30 カラーモニタ
32 CPU
34 メモリ
36 基板処理装置のメインコントローラ
40 インデクサ部
41、46、52、57、61 クールプレート
43、49 塗布処理ユニット
47、53 膜厚計
54 露光装置
50、55 加熱部
58 現像処理ユニット
62 線幅測定装置
W 基板

Claims (12)

  1. 基板の処理前または処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視し、基板の温度または温度分布の異常が検出されたときに、その異常のあった基板を検査工程へ移しもしくはそれ以前の処理工程へ戻し、それ以後の処理工程において前記異常のあった基板の処理を行うときの処理条件を調整しもしくはそれ以前の処理工程において前記異常のあった基板より後に処理される基板の処理条件を調整し、または、前記異常のあった基板を再生工程へ移すことを特徴とする基板処理システム。
  2. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面に反射防止膜形成用塗布液を塗布した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  3. 請求項2に記載の基板処理システムにおいて、
    前記検査工程は、膜厚計により基板の表面に形成された反射防止膜の厚みを測定する膜厚測定工程であることを特徴とする基板処理システム。
  4. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面に反射防止膜形成用塗布液を塗布する塗布処理であり、その基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  5. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面にフォトレジストを塗布した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  6. 請求項5に記載の基板処理システムにおいて、
    前記検査工程は、膜厚計により基板の表面に形成されたレジスト膜の厚みを測定する膜厚測定工程であることを特徴とする基板処理システム。
  7. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面にフォトレジストを塗布する塗布処理であり、その基板の塗布処理前に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  8. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面に形成されたレジスト膜を露光処理した後に加熱部で露光後の基板を加熱する露光後ベーク処理であり、その基板のベーク処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  9. 請求項8に記載の基板処理システムにおいて、
    基板の温度または温度分布の異常が検出されたときに、その異常のあった基板の表面に形成されたレジスト膜を現像処理した後にホットプレートで前記基板を加熱するときの熱処理条件を調整し、または、その異常のあった基板より後に露光処理される基板の露光条件を調整することを特徴とする基板処理システム。
  10. 請求項1に記載の基板処理システムにおいて、
    前記基板の処理は、基板の表面に形成されたレジスト膜を現像処理した後にホットプレートで基板を加熱する熱処理であり、その基板の熱処理中に基板の温度および温度分布をサーモグラフィにより計測して監視することを特徴とする基板処理システム。
  11. 請求項10に記載の基板処理システムにおいて、
    前記検査工程は、線幅測定装置により基板の表面上のレジスト膜に形成されたパターン線幅を測定する線幅測定工程であることを特徴とする基板処理システム。
  12. 基板の温度分布をサーモグラフィにより計測して、基板の温度分布に異常が無いかどうかを監視し、基板の温度分布の異常が検出されたときに、基板の表面上に異物が付着している可能性があるとして、その異常のあった基板を再生工程へ移すことを特徴とする基板処理システム。
JP2006234819A 2006-08-31 2006-08-31 基板処理システム Pending JP2008060288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234819A JP2008060288A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 基板処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006234819A JP2008060288A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 基板処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008060288A true JP2008060288A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39242691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006234819A Pending JP2008060288A (ja) 2006-08-31 2006-08-31 基板処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008060288A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200408600A1 (en) * 2018-01-11 2020-12-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Inspection method, inspection apparatus, production method, and production system for heatsink

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200408600A1 (en) * 2018-01-11 2020-12-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Inspection method, inspection apparatus, production method, and production system for heatsink
US11802797B2 (en) * 2018-01-11 2023-10-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Inspection method, inspection apparatus, production method, and production system for heatsink

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100334301B1 (ko) 가열 장치, 가열 장치의 평가법 및 패턴 형성 방법
JP5610664B2 (ja) レジストがコーティングされたウエハの熱処理をインラインで監視及び制御する方法
TWI643246B (zh) Heat treatment device, abnormality detection method in heat treatment, and readable computer memory medium
TWI524378B (zh) A heat treatment method and a recording medium for recording a program for carrying out the processing method and a heat treatment apparatus
JP2011165693A (ja) 熱処理装置、塗布現像処理システム、熱処理方法、塗布現像処理方法及びその熱処理方法又は塗布現像処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体
JP5296022B2 (ja) 熱処理方法及びその熱処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体並びに熱処理装置
KR101072282B1 (ko) 기판 처리 장치, 기판 처리 방법, 기판 처리 프로그램 및 그 프로그램을 기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
TW201716886A (zh) 基板處理裝置、基板處理方法及記憶媒體
JP2008141086A (ja) 基板処理装置
JP4726070B2 (ja) 基板処理装置、装置検査方法、装置検査プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体
JP3708786B2 (ja) レジストパターン形成方法及び半導体製造システム
JP2016181665A (ja) 熱処理装置および熱処理方法
JP2008103710A (ja) リアルタイムの動的cd制御方法
JPH09189613A (ja) 温度測定装置、処理装置及び処理方法
JP4666380B2 (ja) 基板処理装置、基板処理方法、基板処理プログラム、及びそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
KR101074441B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법
JP2008141071A (ja) 基板の熱処理装置
JP2008060288A (ja) 基板処理システム
JP5258082B2 (ja) 基板処理装置及び基板処理方法
JP2008141085A (ja) 基板処理装置
JP7034011B2 (ja) 基板処理装置および基板温度計測方法
JP2008111683A (ja) 基板処理システム
JPH07142549A (ja) 半導体製造装置
KR20070053476A (ko) 반도체 제조 장비용 냉각 장치
KR20180118316A (ko) 포토레지스트를 균일하게 도포하는 방법 및 이에 사용되는 장치