JP2008059396A - 共通モジュール不具合情報管理装置および共通モジュール不具合情報管理方法 - Google Patents

共通モジュール不具合情報管理装置および共通モジュール不具合情報管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 機種共通で利用されるモジュールの組合せにより発生する不具合を抽出する手段を提供し、モジュールの組合せにより発生する不具合を推定することで、不具合の原因究明を支援する共通モジュール不具合情報管理装置および共通モジュール不具合情報管理方法を提供する。
【解決手段】 モジュール組合せ情報収集機能11は、モジュール情報およびモジュールの組合せ情報を記憶する。モジュール別不具合情報収集機能12は、発生した不具合情報を取得してモジュール別に不具合情報を収集する。モジュール組合せ不具合情報抽出機能13は、モジュール組合せに依存するモジュール組合せ不具合情報を抽出する。モジュール組合せ不具合情報提供機能14は、抽出されたモジュール組合せ不具合情報を、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13から読出して提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、製品の企画から開発段階における開発課題・設計課題を、製品の企画・開発から生産および市場における不具合の情報に基づき、明確にすることによって、製品の品質を高めるための共通モジュール不具合情報管理装置および共通モジュール不具合情報管理方法に関するものである。
新製品の開発において、顧客要求の多様化や市場環境の変化が急になっており旬の時期に製品を投入することができなければ販売機会を逃すだけでなく市場から退去させられる場合もあり、より短期間で新製品を開発することが従来以上に求められている。また、新製品の開発期間が短くなる一方で、顧客から求められる品質は従来と同等以上のレベルが要求されている。新製品の開発現場においては顧客要求の多様化や市場環境の変化に対応するため、製品を複数のモジュールやユニットに分割し標準化することで、要求仕様に合わせてモジュールやユニットを組合せることで必要な機能を実現する取り組みが行われている。標準化したモジュールやユニットを使用することで要求される機能を実現でき、多様な顧客の要求に応えるバリエーションの展開が行える。
製品の不具合や故障の情報から、製品の品質を確保するための第1の従来技術として、製品設計・製造過程で生じる不具合は、既存設計からの変化点が原因となる確率が高いことに着目して、過去に設計した設計データの変更情報を基に蓄積された不具合事例の情報検索システムがある。この設計不具合情報検索システムは、複数の変化点情報の間で関連強度や発生頻度の情報を持たせ、検索項目の階層化を行うことにより、不具合検討漏れを防ぎ、かつ、検索粒度を利用して適切な件数だけ表示させることができる(たとえば、特許文献1参照)。
また、第2の従来技術として、過去に設計した製品で発生した不良情報とその解消情報を記憶し、特定された不良が発生する可能性の高い部品等や原因、併せて不良の解消方法を提示することで、不良の対策の実施を確実におこなうことができる不良再発防止装置および不良再発防止方法等がある(たとえば、特許文献2参照)。
特開2005−346483号公報 特開2006−11744号公報
前記標準化された複数のモジュールやユニットの組合せにより製品は構成され、標準化に際してはモジュールやユニット間の接続(たとえば接続方式やコネクタ形状など)に対しても取り決めている。
しかし、現実にはモジュールやユニット間の接続に対しても標準化されていても、モジュールやユニットの組合せによる相性があり、不具合を引き起こしている。たとえば、入力インターフェースでの定格値を決めても、入力の立ち上がりにおける入力値の変化や入力信号に乗ってくるノイズなどの影響がある。
上述した第1の従来技術は、設計の変更点に着目し、変更点に関連した不具合に関する情報を検索・提示する手法および装置を提供しているが、検索の対象となる不具合情報を蓄積する具体的な手段や方法、さらに、モジュールの組合せの変更点と不具合情報との関係付けについては提供していない。
また、上述した第2の従来技術は、発生した不具合を原因となったユニットや部品と、ユニットや部品の機能とを関連付けて蓄積することで、新たな設計において機能と再利用する部品等の組合せにより過去の不具合情報を提供する手段や装置を提供しているが、モジュールの組合せにより発生する不具合を抽出し、提供する手段や装置は提供していない。
本発明の目的は、機種共通で利用されるモジュールの組合せが原因となって発生する不具合を推定して抽出する手段を提供することで、不具合の原因究明を支援する共通モジュール不具合情報管理装置および共通モジュール不具合情報管理方法を提供することである。
本発明は、製品の構成要素および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとに、モジュールの組合せを抽出して記憶するモジュール組合せ情報収集手段と、
製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得するとともに、前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎のモジュール別不具合情報を抽出して記憶するモジュール別不具合情報収集手段と、
前記モジュール別不具合情報収集手段からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュール毎に、前記モジュールを使用している機種間で共通しているモジュール共通不具合情報を抽出して記憶し、前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段が抽出した機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報を抽出して記憶するモジュール組合せ不具合情報抽出手段と、
モジュール組合せ不具合情報抽出手段が抽出したモジュール組合せ不具合情報を読出して出力するモジュール組合せ不具合情報提供手段と、
を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理装置である。
また本発明は、製品の機能、その機能を実現するための構成要素、および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとにモジュールの組合せを抽出して記憶するモジュールの組合せ情報記憶部を有するモジュール組合せ情報収集手段と、
前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得するとともに、製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶する構成要素別不具合情報記憶部およびモジュール毎に前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、任意の要因毎に分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶するモジュール別不具合情報記憶部からなるモジュール別不具合情報収集手段と、
前記モジュール別不具合情報収集手段のモジュール別不具合情報記憶部からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶するモジュール共通不具合情報抽出部および前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段によって記憶された機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶するモジュール組合せ不具合情報抽出部からなるモジュール組合せ不具合情報抽出手段と、
モジュール組合せ不具合情報抽出手段が抽出したモジュール組合せ不具合情報を、前記モジュール組合せ不具合情報記憶部から読出して出力する、モジュール組合せ不具合情報出力部からなる、モジュール組合せ不具合情報提供手段と、
を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理装置である。
また本発明で、前記モジュール別不具合情報収集手段は、モジュール毎に、前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、不具合の現象、不具合の発生した構成要素、および不具合の原因のうち、1または2以上の組合せを要因として分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶することを特徴とする。
また本発明で、前記モジュール別不具合情報収集手段は、モジュール別不具合情報をモジュール毎に集計して合計し、機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を求め、
前記モジュール組合せ不具合情報抽出手段は、モジュール組合せ不具合情報をモジュール毎に集計して合計し、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数を求め、前記モジュール別不具合情報収集手段から、前記機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を読出して、前記機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数との割合を算出して、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度として記憶し、
前記モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール組合せ不具合情報抽出手段から、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度を読出して出力することを特徴とする。
また本発明で、前記モジュール別不具合情報収集手段は、前記モジュール別不具合情報を、モジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数を合計して記憶し、
前記モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール別不具合情報抽出手段から、前記モジュール別不具合情報のモジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数の合計数を、読出して出力することを特徴とする。
また本発明は、製品の機能、その機能を実現するための構成要素、および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとにモジュールの組合せを抽出して記憶する、モジュール組合せ情報収集工程と、
前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得するとともに、製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶し、モジュール毎に前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、任意の要因毎に分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶する、モジュール別不具合情報収集工程と、
前記モジュール別不具合情報収集手段のモジュール別不具合情報記憶部からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶し、前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段によって記憶された機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶する、モジュール組合せ不具合情報抽出工程と、
モジュール組合せ不具合情報抽出工程が抽出したモジュール組合せ不具合情報を、前記モジュール組合せ不具合情報記憶部から読出して出力する、モジュール組合せ不具合情報提供工程と、
を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理方法である。
本発明によれば、共通モジュール不具合情報管理装置は、モジュールの組合せ情報収集手段と、モジュール別不具合情報収集手段と、モジュール組合せ不具合情報抽出手段と、モジュール組合せ不具合情報提供手段と、を含む。
まず、モジュールの組合せ情報収集手段は、製品の構成要素および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、製品の機種ごとに、モジュールの組合せを抽出して記憶する。
次に、モジュール別不具合情報収集手段は、不具合情報を記憶する記憶部から読出した構成要素の不具合情報と、製品構成情報を記憶する記憶部から読出した、モジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎のモジュール別不具合情報を抽出して記憶する。
また、モジュール組合せ不具合情報抽出手段は、モジュール別不具合情報収集手段からモジュール別不具合情報を読出して、不具合が発生したモジュール毎に、機種間で共通しているモジュール共通不具合情報を抽出して記憶する。さらに、モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出することによって、モジュールの組合せに基づき発生した不具合を抽出する。モジュールの組合せに基づく不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、モジュールの組合せに基づき発生した不具合と関連付けて、モジュール組合せ不具合情報を抽出して記憶する。
さらに、モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール組合せ不具合情報を読出して出力する。
このように、本発明は、製品構成情報と製品の生産段階や市場等における不具合情報とから、各機種で利用されるモジュールの組合せに基づき発生した不具合である、モジュール組合せ不具合情報を抽出する手段を提供し、モジュールの組合せにより発生する不具合を容易に推定するのを可能とする。したがって、不具合の原因究明を支援し、モジュールの品質の早期な改善を促すことができる。
また、本発明によれば、共通モジュール不具合情報管理装置は、モジュールの組合せ情報記憶部からなるモジュールの組合せ情報収集手段と、製品の構成要素別不具合情報記憶部およびモジュール別不具合情報記憶部からなるモジュール別不具合情報収集手段と、モジュール共通不具合情報記憶部およびモジュール組合せ不具合情報記憶部からなるモジュール組合せ不具合情報抽出手段と、モジュール組合せ不具合情報出力部からなるモジュール組合せ不具合情報提供手段と、を含む。
まず、モジュールの組合せ情報収集手段のモジュールの組合せ情報記憶部は、製品の機能、構成要素、およびモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、製品の機種ごとに、モジュールの組合せを抽出して記憶する。
次に、モジュール別不具合情報収集手段において、構成要素別不具合情報記憶部は、製品の不具合が発生した構成要素およびその不具合情報を記憶する記憶部から読出した不具合情報と、製品構成情報を記憶する記憶部から読出した製品構成情報から、抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶する。モジュール別不具合情報記憶部は、モジュールおよび任意の要因毎に前記構成要素別不具合情報を分類して、モジュール別不具合情報として抽出して記憶する。
また、モジュール組合せ不具合情報抽出手段において、モジュール共通不具合情報記憶部は、前記モジュール別不具合情報収集手段からモジュール別不具合情報を読出して、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶する。モジュール組合せ不具合情報記憶部は、モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出することによって、モジュールの組合せに基づき発生した不具合を抽出する。モジュールの組合せに基づき発生した不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、モジュールの組合せ情報収集手段が抽出した機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、モジュールの組合せに基づき発生した不具合と関連付けて、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶する。
さらに、モジュール組合せ不具合情報提供手段のモジュール組合せ不具合情報出力部は、前記モジュール組合せ不具合情報を読出して出力する。
このように、本発明の共通モジュール不具合情報管理装置は、製品構成情報に基づき、製品の生産段階や市場等における不具合情報を蓄積する具体的な手段、および機種共通で利用されるモジュールの組合せに基づき発生した不具合であるモジュール組合せ不具合情報を抽出する手段を提供し、モジュールの組合せにより発生する不具合を容易に推定することを可能にすることで、不具合の原因究明を支援し、モジュールの品質の早期な改善を促すことができる。
また、本発明によれば、モジュール別不具合情報収集手段は、モジュール毎に、構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、不具合の現象、不具合の発生した構成要素、および不具合の原因のうち、1または2以上の組合せを要因として分類した情報を、モジュール別不具合情報として記憶する。
このように、構成要素別不具合情報を目的に応じて任意の要因に分類することができ、モジュールの組合せに基づき発生した不具合の原因や状況を容易に把握することが可能となる。モジュールの組合せに基づく不具合の原因となったモジュールの推定を支援する装置を提供することによって、モジュールの品質の早期な改善を促すことができる。
また、本発明によれば、モジュール別不具合情報収集手段は、機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を求める。モジュール組合せ不具合情報抽出手段は、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数を求め、モジュール別不具合情報収集手段から、機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を読出して、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数との割合を算出して、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度として記憶する。モジュール組合せ不具合情報提供手段は、モジュール組合せ不具合情報抽出手段から、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度を読出して出力する。
このように、モジュールの組合せに基づき発生した不具合の情報と併せて、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度を提示することで、製品の不具合の発生要因の推定がより容易となり、不具合の原因究明を支援し、モジュールの品質の早期な改善を促すことができる。
また、本発明によれば、前記モジュール別不具合情報収集手段は、前記モジュール別不具合情報を、モジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数を合計して記憶し、
前記モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール別不具合情報抽出手段から、前記モジュール別不具合情報のモジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数の合計数を、読出して出力することを特徴とする。
このように、モジュールの組合せに基づき発生した不具合の情報と併せて、モジュール別不具合情報のモジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数の合計数を提示することで、製品の不具合の発生状況および発生要因の推定がより容易になる。不具合がモジュールのどの要因に基づき、多く発生したかを認識することができるので、その要因を考慮することができ、早期にモジュールの品質の改善を図ることができる。
また、本発明によれば、共通モジュール不具合情報管理方法は、モジュールの組合せ情報収集工程と、モジュール別不具合情報収集工程と、モジュール組合せ不具合情報抽出工程と、モジュール組合せ不具合情報提供工程と、を含む。
まず、モジュールの組合せ情報収集工程は、製品の機能、構成要素、およびモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、製品の機種ごとに、モジュールの組合せを抽出して記憶する。
次に、モジュール別不具合情報収集工程は、製品の不具合が発生した構成要素およびその不具合情報を記憶する記憶部から読出した不具合情報と、製品構成情報を記憶する記憶部から読出した製品構成情報から、抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶する。モジュールおよび任意の要因毎に前記構成要素別不具合情報を分類して、モジュール別不具合情報として抽出して記憶する。
また、モジュール組合せ不具合情報抽出工程は、モジュール別不具合情報収集手段からモジュール別不具合情報を読出して、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶し、モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出することによって、モジュールの組合せに基づき発生した不具合を抽出する。モジュールの組合せに基づき発生した不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、モジュールの組合せ情報収集手段が抽出した機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュール、すなわち異なるモジュールを抽出し、モジュールの組合せに基づき発生した不具合と関連付けて、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶する。
さらに、モジュール組合せ不具合情報提供工程は、モジュール組合せ不具合情報抽出工程が記憶したモジュール組合せ不具合情報を、読出して出力する。
このように、本発明の共通モジュール不具合情報管理方法は、製品構成情報に基づき、製品の生産段階や市場等における不具合情報を蓄積する具体的な方法、および機種共通で利用されるモジュールの組合せに基づき発生した不具合であるモジュール組合せ不具合情報を抽出する方法を提供し、モジュールの組合せにより発生する不具合を容易に推定するのを可能とすることで、不具合の原因究明を支援し、モジュールの品質の早期な改善を促すことができる。
図1は、本発明の実施の一形態である共通モジュール不具合情報管理装置10の機能の概略の構成を示す図である。共通モジュール不具合情報管理装置10は、モジュール組合せ情報収集手段であるモジュール組合せ情報収集機能11、モジュール別不具合情報収集手段であるモジュール別不具合情報収集機能12、モジュール組合せ不具合情報抽出手段であるモジュール組合せ不具合情報抽出機能13、およびモジュール組合せ不具合情報提供手段であるモジュール組合せ不具合情報提供機能14を含む。
共通モジュール不具合情報管理装置10には、製品の機能、その機能を実現するために製品を構成している構成要素である部品、および複数の部品によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する製品構成情報データベース15および発生した製品の不具合を表す不具合情報を記憶する不具合情報データベース16がデータ通信可能に接続される。また、たとえばパーソナルコンピュータのような端末装置17がデータ通信可能に接続される。
製品構成情報および不具合情報は、たとえばディスク装置などの記憶装置である記憶部に記憶されていればよく、必ずしもデータベースである必要はない。通信路20a、通信路20b、通信路20c、および通信路20dは、たとえばLAN(Local Area Network
)、イントラネット、あるいはインターネットなどで構成されるネットワークまたは通信ケーブルであってもよく、以下これらを総称して、通信路20という。
共通モジュール不具合情報管理装置10は、たとえば図示しないCPU(Central
Processing Unit)、CPUに実行させるプログラムおよびCPUが処理する情報を記憶する半導体メモリなどで構成される図示しないメモリ部および通信路20を介してデータベースなどの記憶装置と情報を送受信し、送受信する情報をCPUに転送あるいはCPUから転送される図示しない通信部を含む。また、利用者は、たとえばパーソナルコンピュータのような端末装置17から通信路20dを介して、共通モジュール不具合情報管理装置10に情報の入力を行う。
モジュール組合せ情報収集機能11、モジュール別不具合情報収集機能12、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13、および情報提供機能14は、メモリ部に記憶されたプログラムをCPUに実行させることによって実現される機能である。
モジュール組合せ情報収集手段であるモジュール組合せ情報収集機能11は、モジュール組合せ情報記憶部を有し、モジュール情報およびモジュールの組合せ情報を記憶する。モジュール組合せ情報収集機能11は、パーソナルコンピュータのような端末装置17から通信路20dを介して、共通モジュール不具合管理装置10に処理の開始を指示する情報を受け、製品構成情報データベース15から製品構成情報を取得し、製品の機種ごとに、モジュール情報を蓄積する。さらに、製品の機種ごとに、製品を構成しているモジュールの組合せを抽出した情報を記憶する。
モジュール別不具合情報収集手段であるモジュール別不具合情報収集機能12は、構成要素別不具合情報記憶部およびモジュール別不具合情報記憶部を有し、発生した不具合情報を取得しモジュール別に不具合情報を収集する。モジュール別不具合情報収集機能12は、製品の不具合を表す不具合情報データベース16と通信路20cを介して接続しており、不具合情報データベース16から不具合情報を取得し、製品の構成要素別に不具合情報を集計して蓄積し、構成要素が属するモジュールと発生した不具合を関連付けて、モジュール別不具合情報として記憶する。
モジュール組合せ不具合情報抽出手段であるモジュール組合せ不具合情報抽出機能13は、モジュール共通不具合情報抽出部とモジュール組合せ不具合情報抽出部を有し、モジュールの組合せにかかわらず発生するモジュール共通不具合情報とモジュール組合せに依存するモジュール組合せ不具合情報を抽出する。モジュール組合せ不具合情報抽出機能13は、前記モジュール組合せ情報収集機能12からモジュール別不具合情報を取得し、モジュールの組合せを変えても発生している不具合情報、すなわち、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶する。さらに、モジュール組合せ情報収集機能12により読出したモジュール別不具合情報と、前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出することによって、モジュールの組合せに基づき発生した不具合を抽出する。モジュールの組合せに基づき発生した不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、モジュールの組合せ情報収集機能11が抽出した機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、モジュールの組合せに基づき発生した不具合と関連付けて、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶する。
モジュール組合せ不具合情報提供手段であるモジュール組合せ不具合情報提供機能14は、モジュール組合せ不具合情報出力部を有し、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13が抽出したモジュール組合せ不具合情報を、前記モジュール組合せ不具合情報記憶部から読出して提供する。モジュール組合せ不具合情報提供機能14は、通信路を介して接続された端末装置17(たとえばパーソナルコンピュータ)に、モジュール組合せ不具合情報を送信し、モジュールの組合せと組合せにより発生した不具合情報を表示する。
図2は、図1に示した製品構成情報データベース15に記憶されている製品構成情報の詳細を示す図である。図2は、「1)機種」欄に、製品の種類を表す名称、「2)機能」欄に、製品の要求仕様を実現するために必要となる働きあるいは役割、「3)モジュール」欄に、メイン基板等の製品の構成単位、つまり構成毎に「4)参照番号」欄に、モジュールを構成する構成要素である部品毎に付けられた製品単位での管理用の部品識別情報、および「5)部品コード」欄に、構成要素である部品に対して付けられた固有の社内管理用のコードを示す。
図2には、たとえば、機種「I」に対して、機能「電源」および機能「アナログ」が示され、機能「電源」に対して、モジュール「ACアダプタ」およびモジュール「A1」が示され、機能「アナログ」に対して、モジュール「B1」が示されている。さらに、モジュール「ACアダプタ」に対して、参照番号「ACアダプタ」が示され、モジュール「A1」に対して、参照番号「IC101」および参照番号「IC102」が示され、参照番号「ACアダプタ」に対して、部品コード「UADP−A1111WJP」が示され、参照番号「IC101」に対して、部品コード「IC−PQ1011WJZZ」が示されている。
製品構成情報は、少なくとも、1)機種、3)モジュール、4)参照番号、および5)部品コードを含む。
図3は、図1に示した不具合情報データベース16に記憶されている不具合情報の詳細を示す図である。図3は、「項目」欄に示される項目番号と項目に対応させて、「内容の例」欄に示される内容の例を示す。以下、各項目を、項目番号の順序に説明する。「1)ID」は、不具合を一意に識別するためにつけられた管理用の不具合識別情報、「2)受付No.」は、修理担当者が管理する為の番号、「3)受付年月日」は、修理を受け付けた年月日、「4)機種」は、製品の種類を表す名称、「5)発生年月日」は、不具合が発生した年月日、「6)ユーザ申告内容」は、お客様が製品の不具合について説明された内容の詳細、「7)現象コード」は、製品の不具合の特徴を表したコード、「8)現象名」は、製品の不具合の特徴を表した言葉であり、現象コードに一対一で対応する。
図4は、市場における不具合の現象とコードの一例を示す図である。図4は、「1)現象大分類」欄に、製品の不具合の特徴の大分類項目、「2)現象中分類」欄に、製品の不具合の特徴の中分類項目、「3)現象コード」欄に、上述の製品の不具合の特徴を表したコードを示し、図3の「7)現象コード」は、図4の「3)現象コード」から選択し、図3の「8)現象名」は、図4の「2)現象中分類」から選択する。図4には、たとえば、現象大分類「電源関連」に対して、現象中分類「電源が入らない」、「電源が切れない」、「電源が自然に切れる」、「電源オン・オフを繰り返す」、「使用時間が短い」、「充電不良」および「その他電源関連」が示されている。さらに、現象中分類「電源が入らない」に対して現象コード「1101」が、現象中分類「電源が切れない」に対して現象コード「1102」が、現象中分類「電源が自然に切れる」に対して現象コード「1103」が、現象中分類「電源オン・オフを繰り返す」に対して現象コード「1104」が、現象中分類「使用時間が短い」に対して現象コード「1701」が、現象中分類「充電不良」に対して現象コード「1702」が、および現象中分類「その他電源関連」に対して現象コード「1199」が示されている。
図3を参照して、「9)現象詳細」は、修理担当者が確認した不具合の内容の詳細、「10)発生箇所」は、不具合が発生した基板やユニット、「11)参照番号」は、修理・交換した構成要素である部品に付けられた製品単位での管理用の部品識別情報、「12)部品コード」は、修理・交換した構成要素である部品に対して付けられた固有の社内管理用のコード、「13)原因コード」は、修理担当者が推定した原因の特徴を表したコード、「14)原因」は、修理担当者が推定した原因の特徴を表した言葉であり、原因コードに一対一で対応する。
図5は、市場における不具合の原因とコードの一例を示す図である。図5は、「1)原因大分類」欄に、修理担当者が推定した原因の特徴の大分類項目、「2)原因中分類」欄に、修理担当者が推定した原因の特徴の中分類項目、「3)原因コード」欄に、上述の修理担当者が推定した原因の特徴を表したコードを示し、図3の「13)原因コード」は、図5の「3)原因コード」から選択し、図3の「14)原因」は、図5の「2)原因中分類」から選択する。図5には、たとえば、原因大分類「電気的原因」に対して、原因中分類「ショート」、「絶縁破壊」、「接触不良」および「接点磨耗」、・・「その他電気的原因」が示されている。さらに、現象中分類「ショート」に対して原因コード「Z01」が、現象中分類「絶縁破壊」に対して現象コード「Z02」が、現象中分類「接触不良」に対して現象コード「Z03」が、現象中分類「接点磨耗」に対して現象コード「Z04」が、現象中分類「その他電気的原因」に対して現象コード「Z09」が示されている。
図3を参照して、「15)原因詳細」は、修理担当者が推定した原因の内容の詳細、「16)修理内容」は、修理担当者が行った修理の内容の詳細、「17)修理完了年月日」は、修理が完了した年月日である。
図3に示した各項目に対応する内容の例は、IDは、「AA1122334455」、受付No.は、「X123456」、受付年月日は、「20050110」、機種は、「I」、発生年月日は、「20050108」、ユーザ申告内容は、「突然画面が映らなくなった。」、現象コードは、「1001」、現象名は、「電源が入らない」、現象詳細は、「電源ボタンを押しても…」、発生箇所は、「電源ユニット」である。さらに参照番号は、「IC101」、部品コードは、「IC−PQ1011WJZZ」、原因コードは、「Z03」、原因は、「接触不良」、原因詳細は、「接触の…」、修理内容は、「電源基板交換」、修理完了年月日は、「20050112」である。
不具合情報は、少なくとも、4)機種、7)現象コードもしくは8)現象名、11)参照番号もしくは12)部品コード、および13)原因コードもしくは14)原因を含む。
図6は、図1に示したモジュール組合せ情報収集機能11のモジュール組合せ情報記憶部が処理する処理手順を示すフローチャートである。パーソナルコンピュータのような端末装置17から通信路20dを介して、共通モジュール不具合管理装置10に処理の開始を指示する情報が入力されたとき、ステップS1に入る。ステップS1では、本装置の外部にある製品構成情報データベース15より1)機種、3)モジュール、4)参照番号、5)部品コードの情報を取得する。
ステップS2では、製品の機種ごとに、使用されているモジュールの種類と形式より、モジュールの組合せを抽出する。
モジュールは、第1の分類(大分類)と、さらに第1の分類の中で分類された第2の分類(小分類)の組合せで表示する。
抽出した結果の例を表1に示す。
Figure 2008059396
上記の第1の分類(大分類)であるA、B、C等はモジュールの種類を表し、第2の分類(小分類)である1、2、3等はモジュールの形式、たとえば高級機用、中級機用、普及機用などを表している。
ステップS3では、前記ステップS2で抽出された組合せの情報をモジュール組合せ情報記憶部に記憶する。ステップS3で記憶する際に、取得した構成情報も併せて記憶することによって、再度製品構成情報データベース15から情報を取得する手順を簡略することが可能である。
図7は、図1に示したモジュール別不具合情報収集機能12の構成要素別不具合情報記憶部およびモジュール別不具合情報記憶部が処理する処理手順を示すフローチャートである。モジュール組合せ情報収集機能11が処理する処理手順を示す図6のフローチャートの処理が終了した後、ステップT1に移る。ステップT1は、本装置の外部にある製品構成情報データベース15から、1)機種、3)モジュール、4)参照番号、5)部品コードの情報を取得する。
なお、これらの情報は、図6のステップS3にて記憶した構成情報から取得することによって、処理時間が短縮可能である。
ステップT2は、次に本装置の外部にある不具合情報データベース16から不具合情報を取得して構成要素別不具合情報記憶部に記憶する。
ステップT3は、取得した不具合情報よりID、機種、発生箇所、参照番号、部品コードを抽出する。
ステップT4は、ステップT3で抽出した機種と発生箇所、参照番号、部品コードをキーにステップT1で取得した構成情報を検索し、抽出した部品コードが属するモジュールを特定する。
ステップT5は、機種別にモジュールの組合せ、たとえば(A1、B1、C1)の組合せにおいてモジュールA1で発生した不具合情報のIDを関係付ける。
図8は、機種単位でモジュールと発生した不具合情報を関係付けた例を示す図である。以下、各項目を、項目番号の順序に説明する。
「1)機種」は、製品の種類を表す名称、「2)モジュール」は、メイン基板等、製品の構成単位、「3)不具合情報ID」は、発生した不具合情報を一意に識別するためにつけられた管理用識別番号であり、図1の不具合情報データベース16のIDと同じである。「4)原因コード」は、修理担当者が推定した原因の特徴を表したコードであり、図1の不具合情報データベース16の原因コードと同じである。「5)参照番号」はモジュールを構成する構成要素である部品毎に付けられた製品単位での管理用の部品識別情報、「6)部品コード」は、構成要素である部品に対して付けられた固有の社内管理用のコードである。
図8に示した各項目に対応する内容の例は、機種は、「I」、モジュールは、「A1」、不具合情報IDは、「AA1122334455」、原因コードは、「Z03」、参照番号は、「IC101」、部品コードは、「IC−PQ1011WJZZ」である。
図7を参照して、ステップT6は、前記ステップT5において、機種単位でモジュールと発生した不具合情報を関連付けた結果を基に、モジュール単位で不具合の要因毎に分類する。ここで不具合の要因は、たとえば、原因コード、参照番号、部品コードのように任意の項目とすることができる。
図9は、モジュールの組合せによる不具合情報を分類した例を示す図である。以下、各項目を、項目番号の順序に説明する。
「1)モジュール」は、メイン基板等、製品の構成単位、「2)モジュール不具合ID」は、モジュール単位で不具合の要因毎に分類した管理用識別番号、「3)機種」は、製品の種類を表す名称、「4)不具合情報ID」は、発生した不具合情報を一意に識別するためにつけられた管理用識別番号であり、図1の不具合情報データベース16のIDと同じである。「5)原因コード」は、修理担当者が推定した原因の特徴を表したコードであり、図1の不具合情報データベース16の原因コードと同じである。「6)参照番号」はモジュールを構成する構成要素である部品毎に付けられた製品単位での管理用の部品識別情報、「7)部品コード」は、構成要素である部品に対して付けられた固有の社内管理用のコードである。
図9に示した各項目に対応する内容の例は、モジュールは、「A1」、「モジュール不具合ID」は、「A1−1」、機種は、「I」、不具合情報IDは、「AA1122334455」、原因コードは、「Z03」、参照番号は、「IC101」、部品コードは、「IC−PQ1011WJZZ」である。
なお、本例では5)原因コードと、6)参照番号または7)部品コードとを用いて分類している。
ステップT7は、ステップT6で分類したモジュールと分類した不具合情報について、発生した不具合情報の件数を集計する。
ステップT8は、ステップT7で分類したモジュールと不具合情報および発生件数を、モジュール不具合情報としてモジュール別不具合情報記憶部に記憶する。
図1におけるモジュール組合せ不具合情報抽出機能13は、使用している機種間で共通している不具合情報、すなわちモジュールの組合せに依存しないと推定される不具合情報を表すモジュール共通不具合情報、およびモジュールの組合せによる相性に基づき発生する不具合、すなわちモジュールの組合せに依存するモジュール組合せ不具合情報を抽出する。
まず初めに、モジュール共通不具合情報を抽出する手段について説明する。
図10は、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13のモジュール共通不具合情報抽出部が、モジュール共通不具合情報抽出のために行う処理手順を示したフローチャートである。モジュール別不具合情報収集機能12が処理する処理手順を示す図7のフローチャートの処理が終了した後、ステップU1に移る。
ステップU1は、モジュール別不具合情報収集機能12より抽出、分類されたモジュール不具合情報を取込む。
ステップU2は、不具合が発生したモジュール毎に、前記モジュールを使用している機種間で共通している不具合情報の分類を抽出する。
図11は、モジュール共通不具合情報を抽出した例を示す図である。図11は、機種を構成するモジュールの組合せにおいて、理解しやすくするため、モジュールBのみの組合せを変えるケースを想定している。機種「モデルI」のモジュール「A1」で発生している不具合を表す不具合IDの「A1−1」に着目すると、組合せるモジュール「B」が「B1」→「B2」→「B3」と変わっても不具合が発生している。このことから、不具合IDの「A1−1」は、モジュールの組合せに関係しないモジュール共通不具合であると推定される。不具合IDの「A1−3」についても同様に、モジュール共通不具合であると推定される。
図10を参照して、ステップU3は、共通している不具合情報をモジュールの組合せに依存しないモジュール共通不具合情報としてモジュール不具合情報抽出部に記憶する。
次に、モジュール組合せ不具合情報を抽出する手段について説明する。
図12は、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13のモジュール組合せ不具合情報抽出部が、モジュール組合せ不具合情報抽出のために処理を行う処理手順を示したフローチャートである。モジュール組合せ不具合情報抽出機能13が、モジュール共通不具合情報抽出のために処理を行う処理手順を示した図10のフローチャートの処理が終了した後、ステップV1に入る。
ステップV1では、モジュール共通不具合情報記憶部から前記モジュール共通不具合情報を取込む。
ステップV2では、図10のステップU1でモジュール別不具合情報収集機能から取り込んだモジュール不具合情報と、モジュール共通不具合情報との差分を抽出する。
抽出した不具合情報の差分は、モジュールの組合せ同士の差分のモジュールが影響していると推定して、ステップV3では、前記差分の不具合情報が存在する機種のモジュールの組合せと、他のモジュールの組合せとの差分、すなわち、他のモジュールの組合せと比較して前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれる、モジュールを抽出し、前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールおよび抽出したモジュール不具合情報の差分を関連づける。
ステップV4では、ステップV3において関連づけた他のモジュールの組合せと比較して前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールおよびモジュール不具合情報の差分を、モジュール組合せ不具合情報としてモジュール組合せ不具合情報に記憶する。
上記手順においてステップV2とV3について、図13を用いて説明を補足する。
図13は、モジュール組合せ不具合情報を抽出した例を示す図である。図13は、機種を構成するモジュールの組合せにおいて、理解しやすくするため、図11と同様に、モジュールBのみの組合せを変えるケースを想定している。機種「モデルI」のモジュール「A1」で発生している不具合を表す不具合IDの「A1−2」に着目すると、組合せるモジュール「B」が「B1」→「B2」→「B3」と変わると「B2」と「B3」では不具合が発生していないことから、不具合IDの「A1−2」はモジュール「A1」と「B1」の組合せに依存しており、モジュール「B1」が影響していると推定される。同様に機種「モデルII」では不具合IDの「A1−4」と「X2−1」にはモジュール「B2」が、機種「モデルIII」では不具合IDに「A1−5」と「X3−1」にはモジュール「B3」が影響していると推定される。
併せて推定した不具合ID、たとえば前記例のモジュール「B2」では不具合IDである「A1−4」と「X2−1」の発生件数を集計する。
なお、本実施例では発生した不具合は図3に示す例の通り、不具合情報ID一件が不具合の発生件数一件に一対一で対応しているため、図7のモジュール別不具合情報収集機能フローチャートのステップT7において、モジュール単位で不具合の要因毎に分類した不具合情報の件数を、発生件数として集計しているが、不具合情報データベース16の不具合情報に、不具合情報ID毎の発生件数の項目を設け、図7のモジュール別不具合情報収集機能フローチャートのステップT2において発生件数の情報を併せて取得することによって、不具合情報ID一件に不具合の発生件数が複数含まれている場合にも対応可能となる。
モジュール組合せ不具合情報と推定された不具合情報の集計された件数をΣE、モジュールが使用されている機種の不具合情報の発生件数をΣEとし、モジュール組合せ不具合情報の発生頻度をσ
σ(ppm)=ΣE/ΣE
と定義し、算出する。
図1におけるモジュール組合せ不具合情報提供機能14のモジュール組合せ不具合情報出力部は、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13が記憶している前記モジュール組合せ不具合情報を読出して、端末装置17に送信し、端末装置17のディスプレイに表示させる。モジュール組合せ不具合情報として、モジュールの組合せとモジュールの組合せによる不具合情報、ならびに発生頻度を提示することで、不具合の発生要因の推定を支援することが可能となる。また、モジュール別不具合情報収集機能12に、モジュール別不具合情報をモジュール毎に集計した合計値を記憶させ、モジュール組合せ不具合情報抽出機能13に、モジュール組合せ不具合情報をモジュール毎に集計した合計値を記憶させることによって、モジュール組合せ不具合情報提供機能14が読出して、機種毎のモジュール組合せ不具合の発生状況を端末装置17のディスプレイに表示させることもできる。
図14は、機種毎のモジュール組合せ不具合の発生状況の例を示す図である。
さらに、図7のモジュール別不具合情報収集機能フローチャートのステップT2において発生年月日の情報を併せて取得することで、任意の期間における各モジュールにおける不具合の発生状況を端末装置17のディスプレイに表示させることが可能となる。
図15は、任意の期間におけるモジュール不具合情報発生状況の例を示す図である。
本例は、図11におけるモジュール「A1」の不具合の発生状況の一部である。時系列による不具合の発生状況が端末装置17のディスプレイに表示されている。本例では、不具合が要因で分類されており、不具合ID「A1−1」において3月の件数が急激に増えていることから、たとえば部品の不具合が、不具合ID「A1−1」の要因項目とすれば、部品の品質において傾向性のある不具合が発生していることを容易に推測することが可能となる。
また、本実施形態においては、モジュール組合せ不具合情報提供機能14は、通信路を介して接続された端末装置17にモジュール組合せ不具合情報を送信し、ディスプレイに表示させているが、共通モジュール組合せ情報管理装置10が表示手段を備えることによって、共通モジュール組合せ情報管理装置10のディスプレイにモジュール組合せ不具合情報を表示させることも可能である。
本発明の実施の一形態である共通モジュール不具合情報管理装置10の機能の概略の構成を示す図である。 図1に示した製品構成情報データベース15に記憶されている製品構成情報の詳細を示す図である。 図1に示した不具合情報データベース16に記憶されている不具合情報の詳細を示す図である。 市場における不具合の現象とコードの一例を示す図である。 市場における不具合の原因とコードの一例を示す図である。 図1に示したモジュール組合せ情報収集機能11が処理する処理手順を示すフローチャートである。 図1に示したモジュール別不具合情報収集機能12が処理する処理手順を示すフローチャートである。 機種単位でモジュールと発生した不具合情報を関係付けた例を示す図である。 モジュールの組合せによる不具合情報を分類した例を示す図である。 図1に示したモジュール組合せ不具合情報抽出機能13が、モジュール共通不具合情報抽出のために行う処理を行う処理手順を示しフローチャートである。 モジュール共通不具合情報を抽出した例を示す図である。 図1に示したモジュール組合せ不具合情報抽出機能13が、モジュール組合せ不具合情報抽出のために処理を行う処理手順を示しフローチャートである。 モジュール組合せ不具合情報を抽出した例を示す図である。 機種毎のモジュール組合せ不具合の発生状況の例を示す図である。 任意の期間におけるモジュール不具合情報発生状況の例を示す図である。
符号の説明
10 共通モジュール組合せ情報管理装置
11 モジュール組合せ情報収集機能
12 モジュール別不具合情報収集機能
13 モジュール組合せ不具合情報抽出機能
14 モジュール組合せ不具合情報提供機能
15 製品構成情報データベース
16 不具合情報データベース
17 端末装置
20 通信路

Claims (6)

  1. 製品の構成要素および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとに、モジュールの組合せを抽出して記憶するモジュール組合せ情報収集手段と、
    製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得するとともに、前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎のモジュール別不具合情報を抽出して記憶するモジュール別不具合情報収集手段と、
    前記モジュール別不具合情報収集手段からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュール毎に、前記モジュールを使用している機種間で共通しているモジュール共通不具合情報を抽出して記憶し、前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段が抽出した機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報を抽出して記憶するモジュール組合せ不具合情報抽出手段と、
    モジュール組合せ不具合情報抽出手段が抽出したモジュール組合せ不具合情報を読出して出力するモジュール組合せ不具合情報提供手段と、
    を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理装置。
  2. 製品の機能、その機能を実現するための構成要素、および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとにモジュールの組合せを抽出して記憶するモジュールの組合せ情報記憶部を有するモジュール組合せ情報収集手段と、
    前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得するとともに、製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶する構成要素別不具合情報記憶部およびモジュール毎に前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、任意の要因毎に分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶するモジュール別不具合情報記憶部からなるモジュール別不具合情報収集手段と、
    前記モジュール別不具合情報収集手段のモジュール別不具合情報記憶部からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶するモジュール共通不具合情報抽出部および前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段によって記憶された機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶するモジュール組合せ不具合情報抽出部からなるモジュール組合せ不具合情報抽出手段と、
    モジュール組合せ不具合情報抽出手段が抽出したモジュール組合せ不具合情報を、前記モジュール組合せ不具合情報記憶部から読出して出力する、モジュール組合せ不具合情報出力部からなる、モジュール組合せ不具合情報提供手段と、
    を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理装置。
  3. 前記モジュール別不具合情報収集手段は、モジュール毎に、前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、不具合の現象、不具合の発生した構成要素、および不具合の原因のうち、1または2以上の組合せを要因として分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶することを特徴とする請求項2に記載の共通モジュール不具合情報管理装置。
  4. 前記モジュール別不具合情報収集手段は、モジュール別不具合情報をモジュール毎に集計して合計し、機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を求め、
    前記モジュール組合せ不具合情報抽出手段は、モジュール組合せ不具合情報をモジュール毎に集計して合計し、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数を求め、前記モジュール別不具合情報収集手段から、前記機種毎のモジュール別不具合情報の発生件数を読出して、前記機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生件数との割合を算出して、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度として記憶し、
    前記モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール組合せ不具合情報抽出手段から、機種毎のモジュール組合せ不具合情報の発生頻度を読出して出力することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一つに記載の共通モジュール不具合情報管理装置。
  5. 前記モジュール別不具合情報収集手段は、前記モジュール別不具合情報を、モジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数を合計して記憶し、
    前記モジュール組合せ不具合情報提供手段は、前記モジュール別不具合情報抽出手段から、前記モジュール別不具合情報のモジュールの任意の要因に基づく分類別の発生件数の合計数を、読出して出力することを特徴とする請求項2または3に記載の共通モジュール不具合情報管理装置。
  6. 製品の機能、その機能を実現するための構成要素、および製品の複数の構成要素によって構成されるモジュールを含む製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得し、前記製品構成情報から、製品の機種ごとにモジュールの組合せを抽出して記憶する、モジュール組合せ情報収集工程と、
    前記製品構成情報を記憶する記憶部から、製品構成情報を読出して取得するとともに、製品の不具合が発生した構成要素の情報およびその不具合に関連する情報を含む不具合情報を記憶する記憶部から、不具合情報を読出して取得し、前記不具合情報を、前記製品構成情報から抽出したモジュールを構成する構成要素と関連付けて、製品の機種毎の構成要素別不具合情報を抽出して記憶し、モジュール毎に前記構成要素別不具合情報を集合させて抽出した後、任意の要因毎に分類し、モジュール別不具合情報として抽出して記憶する、モジュール別不具合情報収集工程と、
    前記モジュール別不具合情報収集手段のモジュール別不具合情報記憶部からモジュール別不具合情報を読出して取得し、不具合が発生したモジュールを使用している機種間で共通しているモジュール別不具合情報の分類を、モジュール共通不具合情報として抽出して記憶し、前記モジュール別不具合情報と前記モジュール共通不具合情報との差分を抽出するとともに、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種のモジュールの組合せと、前記モジュールの組合せ情報収集手段によって記憶された機種ごとのモジュールの組合せ情報から取得した他の機種のモジュールの組合せとを比較して、前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールを抽出し、前記モジュール不具合情報の差分と前記前記モジュール不具合情報の差分に該当する不具合が発生した機種にのみ含まれるモジュールとを関連づけた情報である、モジュール組合せ不具合情報として抽出して記憶する、モジュール組合せ不具合情報抽出工程と、
    モジュール組合せ不具合情報抽出工程が抽出したモジュール組合せ不具合情報を、前記モジュール組合せ不具合情報記憶部から読出して出力する、モジュール組合せ不具合情報提供工程と、
    を含むことを特徴とする共通モジュール不具合情報管理方法。
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