JP2008054445A - ワイヤーハーネス用プロテクタ - Google Patents

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Hirokazu Tsuchiya
裕和 土屋
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Abstract

【課題】余分なコストをあまりかけずに、小さな力で簡単に解体することのできるワイヤーハーネス用プロテクタを提供する。
【解決手段】ワイヤーハーネスWを包囲する樹脂製の筒状周壁11を有したワイヤーハーネス用プロテクタ10において、筒状周壁に、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能であり且つ筒状周壁の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びる螺旋状の切り裂きライン15を設けた。切り裂きライン15は、ミシン目状に多数の小孔15aを連ねたものよりなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両等に配索されたワイヤーハーネスを収納して保護する円形または角形の筒状のワイヤーハーネス用プロテクタに係り、特に、容易に解体してワイヤーハーネスを取り出せるようにしたプロテクタに関する。
近年、環境保護の観点から車両部品についてもリサイクルが望まれており、車両解体時におけるワイヤーハーネスの回収技術についても重要性が高まってきている。例えば、車両に配索したワイヤーハーネスについては、必要箇所をプロテクタで保護することが行われており、そのプロテクタから簡単にワイヤーハーネスを取り外せるようにすることが必要になってきている。
図4は従来のチューブ形のプロテクタの使用例を示している。ワイヤーハーネスWは、プロテクタ100の筒状周壁11の内部に挿通されており、筒状周壁11の両端に突出させた固定片12にワイヤーハーネスWをテープTで固定している。
このようなプロテクタ100を解体する場合、ハサミなどの工具により筒状周壁11を軸線方向に破断することで、中のワイヤーハーネスWを取り出すことになるが、車両解体時に行う作業としては、作業が面倒で、時間がかかる。
そこで、できるだけ手間を掛けずに解体できるようにしたプロテクタが、特許文献1や特許文献2において提案されている。
特許文献1に記載されたプロテクタは、溝形のプロテクタ本体にヒンジ部を介して蓋体を一体に設けると共に、そのヒンジ部に引き裂き時に把持する突出部を設けておき、その突出部を把持してヒンジ部を軸線方向に引き裂くことにより、閉じた形態のプロテクタ本体と蓋体よりなる筒状体の一部を開放して、内部のワイヤーハーネスを取り出せるようにしたものである。
また、特許文献2に記載されたプロテクタ(同文献では、ワイヤーハーネス用外装体と呼ばれている)は、ワイヤーハーネスを収容するチューブあるいは矩形シートを丸めて筒状体となしたものの内部に、軸線方向に沿って引き裂き線材を埋設しておき、解体時には、引き裂き線材を引き上げることでチューブまたはシートを引き裂いて、内部に収容したワイヤーハーネスを取り出せるようになっている。
特開平11−346413号公報 特開平11−252739号公報
ところで、特許文献1に記載のプロテクタは、蓋体をプロテクタ本体に連結しているヒンジ部に突出部を設けておき、その突出部を把持してヒンジ部を軸線方向に引き裂くものであるため、意外と大きな力を要する場合があり、小さな力で簡単に解体できない可能性があった。
また、特許文献2に記載のプロテクタは、チューブやシートに軸線方向に沿って引き裂き線材を埋設しているため、特許文献1のプロテクタと同様の問題がある他に、別部材の引き裂き線材を埋設する分、製作コストがアップするという問題があった。
本発明は、上記事情を考慮し、余分なコストをあまりかけずに、小さな力で簡単に解体することのできるワイヤーハーネス用プロテクタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、ワイヤーハーネスを包囲する樹脂製の筒状周壁を有したワイヤーハーネス用プロテクタにおいて、前記筒状周壁に、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能であり且つ前記筒状周壁の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びる螺旋状の切り裂きラインを設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記切り裂きラインが、ミシン目状に多数の小孔を連ねたものよりなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記切り裂きラインが、前記筒状周壁の表面または裏面の少なくとも一方に形成した溝状薄肉部よりなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記螺旋状の切り裂きラインが1条螺旋として形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、前記筒状周壁が、樹脂成形段階から周方向に連続した円形チューブ状または角形チューブ状をなすものであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ワイヤーハーネスを収容するプロテクタの筒状周壁を周方向に捩ることにより、切り裂きラインの両側に逆向きの応力を加えることができ、切り裂きラインに沿って筒状周壁を簡単に切り裂くことができる。特に螺旋の捩りを戻す方向の回転(右ネジ方向の螺旋なら左方向の捩り回転、左ネジ方向の螺旋なら右方向の捩り回転)を加えることにより、筒状周壁を拡径させつつ切り裂きラインに沿って容易に切り裂くことができ、帯片状に破断することができる。容易に破断できるのは螺旋に沿って捩りの力を加えた時のみであるため、通常のプロテクタとしての使用状態での強度を十分に確保することができる。従って、工具を使わずに、小さな力で簡単にプロテクタをワイヤーハーネスから取り外すことができ、車両の解体作業の能率アップが図れる。
また、捩りを加えるだけで簡単にプロテクタを帯片状に破断できるので、特許文献1に記載の従来のプロテクタのように、蓋体をプロテクタ本体に連結しているヒンジ部に突出部を設けておき、その突出部を把持してヒンジ部を軸線方向に引き裂くものと比べて、小さな力で容易に解体可能である。
また、筒状周壁に、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能な螺旋状の切り裂きラインを入れるだけであるから、特許文献2に記載の従来のプロテクタ(ワイヤーハーネス用外装材)のように、シートやチューブに軸線方向に沿って引き裂き線材を埋設するものと違って、単一の材料によって製作することができ、コストアップを防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、筒状周壁に螺旋状のミシン目を入れておくという簡単な構成を付加するだけで、捩りを加えることにより、プロテクタをミシン目に沿って容易に切り裂くことができるようになる。
請求項3の発明によれば、筒状周壁の表面または裏面の少なくとも一方に溝状薄肉部を形成しておくという簡単な構成を付加するだけで、捩りを加えることにより、プロテクタを溝状薄肉部に沿って切り裂くことができるようになる。
請求項4の発明によれば、螺旋状の切り裂きラインを1条螺旋として形成してあるので、筒状周壁を1つの連続した帯片状に容易に解体することができる。
請求項5の発明によれば、最初からチューブ状に成形してあるので、形状が単純でコストがかからず、内部にワイヤーハーネスを通すことで簡単にワイヤーハーネスに外装することができる。また、周方向に連続したチューブ状に形成されている場合、解体するにはハサミで切り開く等の手間が必然的にかかるが、螺旋状の切り裂きラインを形成してあることにより、ハサミ等によらずに、手だけで簡単に解体することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は第1実施形態のプロテクタの使用状態を示す斜視図である。
このワイヤーハーネス用プロテクタ10は、樹脂の一体成形品で構成されており、ワイヤーハーネスを包囲する筒状周壁11と、筒状周壁11の長手方向の両端に突設されたテープ巻き用の固定片12とを有している。
筒状周壁11は、樹脂成形段階から周方向に連続した角形チューブ状(円形チューブ状でもよい)に形成されており、その筒状周壁11には、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能であり且つ筒状周壁11の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びる螺旋状の切り裂きライン15が設けられている。
この場合の切り裂きライン15は、ミシン目状に多数の小孔15aを連ねたものよりなるが、筒状周壁11の表面または裏面の少なくとも一方に形成した溝状薄肉部で構成してもよい。また、この場合の螺旋状の切り裂きライン15は、1条螺旋として形成されている。
このプロテクタ10を使用する場合は、図示するように、筒状周壁11の内部にワイヤーハーネスWを挿通させ、ワイヤーハーネスWをテープTで固定片12に固定する。
また、このプロテクタ10を解体する場合は、筒状周壁11の両端を矢印A、Bのように反対方向に回転させることで、筒状周壁11を周方向に捩る。そうすると、切り裂きライン15の両側に逆向きの応力を加えることができ、切り裂きライン15に沿って筒状周壁11を簡単に切り裂くことができる。特に螺旋の捩りを戻す方向の回転(右ネジ方向の螺旋なら左方向の捩り回転、左ネジ方向の螺旋なら右方向の捩り回転)を加えることにより、筒状周壁11を拡径させつつ切り裂きライン15に沿って容易に切り裂くことができ、最終的に1枚の帯片状に破断することができる。
従って、ハサミなどの工具を使わずに、小さな力で簡単にプロテクタ10をワイヤーハーネスWから取り外すことができ、車両の解体作業の能率アップが図れる。また、筒状周壁11に、切り裂きライン15として、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能なミシン目や溝状薄肉部を入れておくだけの簡単な構成を付加するだけでよいので、製作コストをあまりかけずに、容易に実現することができる。
図2は第2実施形態のプロテクタの使用状態を示す斜視図、図3は同プロテクタを構成する矩形シートとそれを丸めた状態を示す図である。
このプロテクタ20は、ワイヤーハーネスWを包囲する筒状周壁21を、図3に示すように、1枚の平板状の矩形シート21Aを丸めて、重ね合わせた端部同士を接合することにより構成している。矩形シート21Aの端部同士の接合は、例えば、一方の端部の表面に粘着層23を形成しておき、その上に他方の端部を重ねるて接着することで行う。
螺旋状の切り裂きライン15は、平板状の矩形シート21Aの段階では、直線状のライン15bとして形成しておけばよい。但し、矩形シート21Aを丸めて端部同士を接合するときに、接合箇所で一方の端部と他方の端部のライン15b同士が連続するように位置合わせする必要がある。こうすることで、矩形シート21A上のライン15bにより、連続した螺旋状の切り裂きライン15が形成される。
このプロテクタ20を使用する場合は、ワイヤーハーネスWの外周に矩形シート21Aを被せながら丸めていき、矩形シート21Aの端部を粘着材等により接合する。そうすることにより、筒状に丸めたシートで構成した筒状周壁21によりワイヤーハーネスWを確実に保護することができる。
また、ワイヤーハーネスWから取り外すときは、筒状周壁21に捩りを加えることで、切り裂きライン15に沿って簡単にプロテクタ20を破壊することができ、ワイヤーハーネスWを取り出すことができる。
なお、上記第1実施形態では、成形段階でチューブ状に形成したプロテクタ10について説明したが、筒状周壁11を、側面が開放した溝形のプロテクタ本体と、プロテクタ本体の開放面に被せることでプロテクタ本体と係合される蓋体とで構成し、筒状周壁11を構成するプロテクタ本体と蓋体に、筒状周壁11を構成した段階で連続するように螺旋状の切り裂きライン15を入れてもよい。
本発明の第1実施形態のプロテクタの使用状態を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態のプロテクタの使用状態を示す斜視図である。 同プロテクタを構成する矩形シートとそれを丸めた状態を示す図である。 従来のプロテクタの使用状態を示す斜視図である。
符号の説明
W ワイヤーハーネス
10 プロテクタ
11 筒状周壁
15 切り裂きライン
15a 小孔
15b 直線状のライン
20 プロテクタ
21 筒状周壁
21A 矩形シート

Claims (5)

  1. ワイヤーハーネスを包囲する樹脂製の筒状周壁を有したワイヤーハーネス用プロテクタにおいて、
    前記筒状周壁に、他の部分よりも強度を落とすことで線状に切り裂き可能であり且つ前記筒状周壁の軸方向の一端縁から他端縁まで連続して延びる螺旋状の切り裂きラインを設けたことを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    前記切り裂きラインが、ミシン目状に多数の小孔を連ねたものよりなることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  3. 請求項1に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    前記切り裂きラインが、前記筒状周壁の表面または裏面の少なくとも一方に形成した溝状薄肉部よりなることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    前記螺旋状の切り裂きラインが1条螺旋として形成されていることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のワイヤーハーネス用プロテクタであって、
    前記筒状周壁が、樹脂成形段階から周方向に連続した円形チューブ状または角形チューブ状をなすものであることを特徴とするワイヤーハーネス用プロテクタ。
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