JP2008053081A - 圧力調整弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧力調整弁の開度が小さい場合に、弁体近傍のアイシングを防止する圧力調整弁を提供する。
【解決手段】圧力調整弁24の弁体31を、ハウジング30の内周面と外形が略同一の平面部31bと、ハウジング30に摺接する球面部31aと、によって構成し、弁体30の下流側に、ハウジング30内を流通部40と、第2の室39と、に分離し、弁体30に摺接する内壁端が球面部31aと摺接する整流部32を備える。そして、弁体31の傾倒角度が小さい場合には、第2の室39の内壁端を球面部31aに当接させて第2の室39を閉塞し、第1の連通部40にのみ空気を流入させる。
【選択図】図6

Description

本発明は圧力調整弁に関するものであり、特に燃料電池用の圧力調整弁に関するものである。
管内を流れる流体の流量、または管内の圧力を調整する調圧弁付近では、上流側に傾倒する調圧弁の弁体と近接する配管の内壁の一部を球状壁面とすることで、流量が小さい場合の調圧弁における流量の制御を容易にするものが特許文献1に開示されている。さらに、特許文献1では、下流側に傾倒する調圧弁の弁体と近接する管の内壁の一部を球状壁面とはせずに、段を設けており、低温時に生じる流体の急激な膨張による流体中の水分の凝縮、凍結し、氷によって調圧弁の弁体が管に固着すること(以下、アイシングという)を抑制することができる。
特開平9−303163号公報
しかし、上記の発明では、調圧弁の弁体が円板状であるために、下流側に傾倒する調圧弁においては、弁体の後方において、流体の急激な膨張が生じやすく、アイシングを効果的に抑制することができない、といった問題点がある。
また、下流側に傾倒する調圧弁の弁体と管の内壁との間が大きくなるので、流体の流量が少ない場合に、調圧弁の制御が困難になる、といった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、アイシングを効果的に防止し、調圧弁の制御を容易にすることを目的とする。
本発明では、燃料電池内の圧力を調整する圧力調整弁において、燃料電池の配管と連結する円筒形のハウジング内でシャフトを中心に回動し、ハウジングの内周面と外形が略一致する第1の平面部と、第1の平面部の背面に形成されハウジングの内壁に摺接する球面部と、から構成する弁体と、流体の流れ方向において前記弁体よりも下流側に位置し、ハウジング内に、流体が流れる第1の流路と、流体の流れ方向に垂直な方向の断面面積が第1の流路よりも広い第2の流路と、を分離して形成し、第2の流路の内壁端が球面部に摺接する整流部と、を備える。そして、圧力調整弁が全閉の場合には、第1の平面部が流体の流れ方向に対して略垂直であり、圧力調整弁の開弁時に、圧力調整弁の全閉時からの弁体の傾倒角度が所定角度よりも小さい場合には、第2の流路の内壁端に球面部が当接して第2の流路を閉塞し、第1の流路にのみ流体が流入し、圧力調整弁の開弁時に、弁体の傾倒角度が所定角度よりも大きい場合には、第1の流路と第2の流路とに流体が流入する。
本発明によると、弁体の傾倒角度が所定角度よりも小さい場合、つまり圧力調整弁の開度が小さい場合に、弁体の下流側に形成する第1の流路にのみ空気を流入させ、弁体通過後の空気の急激な膨張を防止することができる。これによって、例えば、低温時における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。また、圧力調整弁24の制御を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態の構成を燃料電池システムについて図1の概略構成図を用いて説明する。
燃料電池システムは、燃料電池1と、燃料電池1のアノード1aに水素を供給する水素供給系2と、燃料電池1のカソード1bに空気を供給する空気供給系3と、を備える。
水素供給系2は、アノード1aに新たな水素を供給する水素タンク10と、燃料電池1の発電反応に使用されなかった排出水素を再びアノード1aへ環流させる水素ポンプ11と、排出水素の水素濃度が低くなった場合に排出水素を燃料電池システムから排出するためのパージバルブ12と、を備える。
空気供給系3は、燃料電池1のカソード1bに外部から空気を供給する空気圧縮器20と、空気圧縮器20の上流側に設けられ、空気中の埃などを取り除くフィルタ21と、空気圧縮器20の下流側であり、空気を加湿する空気加湿器22と、空気圧縮器20と空気加湿器22との間に設けた空気冷却器23と、カソード1bの圧力を調整する圧力調整弁24と、を備える。
空気加湿器22は、空気圧縮器20によってカソード1bへ供給する空気を、燃料電池1の発電反応によって、加湿されて水分を多く含む排出空気によって、加湿する。
空気冷却器23は、空気圧縮器20によってカソード1bへ供給する空気を冷却する。
また、排出水素を排出空気と、空気冷却器23からバイパスされた空気冷却器23を流れる空気の一部と、によって希釈して燃料電池システムの外部へ排出する空気分配器25を備える。
次に、圧力調圧弁24について図2、図3を用いて説明する。図2は、圧力調圧弁24を斜め前方から見た斜視図である。また、図3は圧力調圧弁24の分解図である。
圧力調圧弁24は、ハウジング30内でシャフト35を中心に回動し、ハウジング30の内壁とその一部が摺接する弁体31と、空気の流れ方向に対して弁体31よりも下流側に位置し、ハウジング30の内壁に取り付けられた整流部32と、整流部32を弁体31の方向へ付勢するバネ(弾性体)33と、を備える。
ハウジング30は、円筒形状であり、整流部32のガイド36と係合し、整流部32をハウジング30内で位置決めするガイド溝34を備える。
弁体31は、球面部31aと、平面部(第1の平面部)31bと、から構成され、シャフト35の軸心を中心とする半球型(半球体)の弁体である。球面部31aの径は、ハウジング30の内壁の径と略同一である。円筒形状のハウジング30の軸心と、軸心が交差するシャフト35に、弁体31は連結しており、シャフト35が回動することによって、弁体31はシャフト35の軸心を中心に回動し、弁体31の球面部31aがハウジング30の内壁と摺接する。弁体31は、圧力調整弁24が全閉状態の場合に、平面部31bが空気の流れ方向に略垂直となるように配置される。
弁体31は、内部を空洞にすることが望ましく、これにより弁体31を軽量化し、弁体31を回動させるために必要なトルクを小さくすることができ、弁体31をモータによって回動させる場合には、モータの消費電力を小さくすることができる。
整流部32について図2、図3、図4を用いて説明する。図4は、空気の流れ方向に垂直な方向の概略断面図である。なお、図4においてはガイド溝34、ガイド36は省略する。
整流部32は、ハウジング30の内径よりも径が小さい円筒形状であり、整流部32の内部を第1の室38と第2の室(第2の流路)39に分離する仕切り板(整流板)37と、ガイド溝34に係合するガイド36と、を備える。
整流部32は、ガイド36をハウジング30のガイド溝34に係合させ、第1の室38の外壁の一部がハウジング30の内壁と当接するようにハウジング30に取り付けられる。ハウジング30の内壁の径よりも小さい径を有する整流部32を、ハウジング30に対して偏心させて取り付けることによって、整流部32の外壁とハウジング30の内壁との間に、間隙が生じ、流通部(第1の流路)40が形成される。つまり、整流部32は、ハウジング30内を空気の流れ方向に垂直な方向において、第1の室38と、第2の室39と、流通部40と、に分離する。
整流部32は、圧力調整弁24の開度が全開となった場合に、仕切り板37が弁体31の平面部31bと略平行な平面となるように、ガイド36によってハウジング30に取り付けられる。
弁体31と当接する仕切り板37の端部32aは、球面部31aの外周面に沿って形成され、球面部31aの形状に沿った円弧形状である。つまり、球面部31aの径と略同一の円弧形状である。また、整流部32は、バネ33によって、弁体31の方へ付勢され、整流部32の内壁端が、球面部31aに摺接する。これによって、整流部32と弁体31との隙間を小さくすることができ、空気のシール性を良くすることができる。
なお、第1の室と第2の室との径を異なる径とし、第2の室と配管の内壁とによって流通部を形成してもよい。また、第2の室の外形形状を円弧形状とせずに、楕円形状としてもよい。また、整流部を円筒形状ではなく、第2の室のみを形成する半円筒形状としてもよい。
第1の室38は、上流側を弁体31によって常に閉塞される。一方、第2の室39は、圧力調整弁24の開度が小さい場合には、上流側を弁体31によって閉塞され、圧力調整弁24の開度が比較的大きくなった場合に、第2の室39に空気が流れる。
流通部40は、圧力調整弁24の開度が全閉状態から開弁すると空気が流れる。空気の流れ方向に垂直な方向における流通部40の断面面積は、第2の室39の断面面積よりも小さく、流通部40に空気が流れた場合でも、流通部40で空気の急激な膨張を防ぐことができ、空気中の水分の凝縮、低温時における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。
圧力調圧弁24の作用について図5〜8を用いて説明する。図5は、圧力調圧弁24の開度がゼロ、つまり全閉状態の圧力調圧弁24の図2中の矢視Aの断面図である(この状態を弁体31の傾倒角度0°とする)。図6は、弁体31が傾倒角度30°となった場合の断面図である。図7は、弁体31が傾倒角度45°となった場合の断面図である。図8は、弁体31が傾倒角度90°となった場合、つまり全開状態の断面図である。
弁体31の傾倒角度が0°の場合には、弁体31の平面部31bが空気の流れ方向と垂直となり、弁体31とハウジング30の内壁との隙間が略ゼロとなり、弁体31の上流から下流へ空気が流れない。
弁体31の傾倒角度が次第に大きくなると、弁体31とハウジング30の内壁との間に隙間が生じ、弁体31の上流側と流通部40とが連通し、空気が流通部40へ流れる。
一般的に、弁体31とハウジング30の内壁との間の隙間が小さい場合に、弁体31の下流側において、空気が膨張して急激な圧力変動が生じると、空気中の水分が凝縮し、低温時には凝縮した水分が凍結し、アイシングが生じる恐れがある。
この実施形態では、弁体31の傾倒角度が30°(所定角度)となるまでは、流通部40にのみ空気が流れ、第2の室39を弁体31によって塞ぐことで、第2の室39への空気の流入を防止し、弁体31を通過後の空気の急激な膨張を防止し、凝縮水の生成、低温時における凝縮水の凍結を防止することができる。これにより、アイシングを防止することができる。なお、球面部31aがハウジング30の内壁に摺接して回動するので、第1の室38は弁体31によって塞がれている。
これによって、弁体31の傾倒角度が小さい場合に、弁体31を通過後の空気の急激な膨張を防止し、低温時に弁体31近傍における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。
弁体31の傾倒角度が30°よりも大きくなると、弁体31とハウジング30の内壁との隙間が大きくなり、連通部40に加えて、第2の室39にも空気が流れる。第1の室39は弁体31によって塞がれている。第2の室39へ空気が流れた場合には仕切り板37によって、第1の室38へ空気が流れることを防止し、空気の膨張を抑制することができる。
弁体31の傾倒角度が90°となると、弁体31の平面部31bと仕切り板37とが、略平行となり、第2の室39の上流側は、完全に開放され、圧力調圧弁24の開度は全開となる。一方、第1の室38の上流側は、弁体31によって塞がれている。
なお、この実施形態では、弁体31の傾倒角度が30°よりも小さい場合に、流通部40にのみ空気が流れ、弁体31の傾倒角度が30°よりも大きくなると第2の室39へも空気が流入するが、これに限られることはなく、アイシングが生じやすい場合に、流通部40にのみ空気を流入させ、低温時にアイシングを防止することができればよい。
圧力調整弁24を設置する場合に、空気の流れ方向が水平方向となる場合には、弁体31が鉛直方向の上側へ回動することが望ましい。つまり、流通部40が鉛直方向の下側となるように圧力調整弁24を配置することが望ましい。これにより、空気によって凝縮水をパージすることができ、低温時にハウジング30内で凍結する凝縮水を低減することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、圧力調整弁24の弁体31を球面部31aと平面部31bとで形成する半球型とし、球面部31aをハウジング30の内壁に摺接させて弁体31をシャフト35を中心に回動させる。また、弁体31の下流側に、流通部40と、空気の流れ方向と垂直な方向の断面面積が流通部40よりも大きい第2の室39と、を形成する整流部32を備え、第2の室39の内壁端は球面部31aと摺接する。そして、弁体31の傾倒角度が30°よりも小さい場合には、弁体31によって第2の流路を閉塞し、流通部40にのみ空気を流通させる。これにより、圧力調整弁24の開度が小さい場合に、弁体31を通過後の空気の急激な膨張を防止し、低温時に弁体31の近傍における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。また、弁体31の傾倒角度が30°よりも大きい場合には、流通部40に加えて、第2の室39にも空気を流すことで、流量を多くすることができる。
仕切り板37によって、第1の室38と第2の室39とを形成することで、第2の室39に空気が流れた場合でも、空気を整流し、弁体31を通過後の空気の急激な膨張を防止することができる。
弁体31を半球型とし、球面部31aをハウジング30の内壁に摺接させて弁体31を回動することで、圧力調整弁24の開度にかかわらず、第1の室38には空気の流入を防止することができ、空気の急激な膨張を防止し、低温時に弁体31の近傍における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。また、圧力調整弁24の開度が小さい場合における、圧力調整弁24の制御を容易に行うことができる。
バネ33によって、整流部32を弁体31の方へ向けて付勢することで、整流部32と弁体31の球面部31aとの間に隙間を生じさせず、整流部32と球面部31aとを密着させることができ、弁体31の傾倒角度が小さい場合に、第1の室38、第2の室39への空気の流入を防ぐことができ、空気の急激な膨張を防止し、低温時に弁体31の近傍における凝縮水の凍結を防止し、アイシングを防止することができる。
次に本発明の第2実施形態について図9を用いて説明する。ここでは、第1実施形態と異なる箇所について、詳しく説明する。この実施形態の圧力調圧弁50は、弁体51よりも上流側に第1の室38への空気の流入を防止する遮断板52を備え、弁体51を第1実施形態の弁体31の半分にした弁体とする。すなわち、弁体51は1/4球体形状である。
弁体51は、圧力調圧弁50が全閉、すなわち弁体51の傾倒角度が0°の場合には、平面部51aが空気の流れに対して垂直となり、平面部51bが仕切り板37と略平行となる。つまり、圧力調整弁50を全閉とする場合に、遮断板52と平面部51aとによって、圧力調圧弁50を全閉とする。
そして、圧力調圧弁50の開度が全開、すなわち弁体51の傾倒角度が90°の場合には、平面部51aが仕切り板37と略平行となり、平面部51bが空気の主な流れに対して垂直となる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、弁体51の上流側に第1の室38への空気の流入を防止する遮断板52を備え、弁体51を、1/4球体形状とする。これによって、弁体51を小さくした場合でも、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に本発明の第3実施形態について図10を用いて説明する。ここでは第1実施形態と異なる箇所について、詳しく説明する。この実施形態の圧力調圧弁60は、半球型の一部を、平面部(以下、第1の平面部とする)61aに平行な面61b(以下、第2の平面部とする)でカットした形状の弁体61を備える。つまり、弁体61は、第1の平面部61aと第2の平面部61bとによって、球面部61cを挟んで構成される。
弁体61は、アイシングが生じやすい傾倒角度よりも小さい傾倒角度の場合には、球面部61cがハウジング30の内壁と摺接して回動することで、第1の室38を閉塞し、アイシングが生じやすい傾倒角度よりも大きい傾倒角度の場合には、第2の平面部61bを設けることで、弁体61とハウジング30の内壁との間に隙間を生じさせ、弁体60の上流側と第1の室38とが連通し、第1の室38に空気が流れる。
以上の構成によって、弁体61の傾倒角度が比較的大きい場合には、第1の室38へ空気を流すことができる。
圧力調圧弁60の作用について、図11、図12を用いて説明する。図11は、傾倒角度が30°の場合の弁体61を示す図である。図12は傾倒角度が90°の場合の弁体61を示す図である。
弁体61の傾倒角度が30°となるまでは、弁体61は球面部61cがハウジング30の内壁と摺接することで、弁体61によって第1の室38を閉塞し、連通部40にのみ空気が流れる。
傾倒角度30°よりも大きくなると、連通部40に加えて、第2の室39へ空気が流れる。また、ハウジング30の内壁と弁体61との間に隙間が生じ、第1の室38へも空気が流れる。これによって、圧力調整弁60の下流側へ流れる空気の流量を多くすることができる。
本発明の第3実施形態の効果について説明する。
弁体61を第1の平面部61aと、第1の平面部61aと略平行な第2の平面部61bと、球面部61cと、によって構成し、第1の平面部61aと第2の平面部61bとによって球面部61cを挟持するように形成する。傾倒角度が30°よりも小さい場合は、弁体61によって、第1の室38を閉塞し、傾倒角度が30°よりも大きい場合には、ハウジング30の内壁と弁体61との間に隙間を生じさせる。これによって、弁体61の傾倒角度が30°よりも小さい場合には、流通部40にのみ空気を流すことで、アイシングを防止することができ、傾倒角度が30°よりも大きい場合には、流通部40に加えて、第1の室38、第2の室39にも空気を流すことができ、圧力調整弁60の下流側へ流れる空気の流量を多くすることができる。
次に本発明の第4実施形態について図13を用いて説明する。図13は、圧力調圧弁70の開度が全開となった場合の圧力調整弁70を、上流側から見た正面図である。
この実施形態では、弁体71の傾倒角度が大きくなった場合に、第1の室38もしくは第2の室39へ空気を流入させる複数の連通孔(連通部)72を弁体71に設ける。
連通孔72によって圧力調整弁70と第1の室38もしくは第2の室39とが連通する傾倒角度は、アイシングが生じやすい傾倒角度よりも大きい角度であり、この実施形態では30°とする。
本発明の第4実施形態の効果について説明する。
半球型の弁体71に、連通孔72を設けることで、弁体71の傾倒角度が30°よりも大きくなった場合には、連通孔72によって、圧力調整弁70の上流側と、第1の室38もしくは第2の室39と、を連通する。これによりアイシングが生じやすい傾倒角度30°よりも大きい場合には、第1の室38もしくは第2の室39にも空気を流すことができ、圧力調整弁70の下流側へ流れる空気の流量を多くすることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明の第1実施形態の燃料電池システムの構成図である。 本発明の第1実施形態の圧力調整弁の斜視図である。 本発明の第1実施形態の圧力調整弁の分解図である。 本発明の第1実施形態の整流部の断面図である。 本発明の第1実施形態の弁体の傾倒角度が0°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第1実施形態の弁体の傾倒角度が30°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第1実施形態の弁体の傾倒角度が45°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第1実施形態の弁体の傾倒角度が90°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第2実施形態の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第3実施形態の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第3実施形態の弁体の傾倒角度が30°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第3実施形態の弁体の傾倒角度が90°の場合の圧力調整弁の断面図である。 本発明の第4実施形態の圧力調整弁の正面図である。
符号の説明
1 燃料電池
24、50、60、70 圧力調整弁
30 ハウジング
31、51、61、71 弁体
31a 球面部
31b、51a 平面部(第1の平面部)
32 整流部
32a 端部
33 バネ(弾性体)
38 第1の室
39 第2の室(第2の流路)
40 流通部(第1の流路)
52 遮断板
61a 第1の平面部
61b 第2の平面部
72 連通孔(連通部)

Claims (9)

  1. 燃料電池内の圧力を調整する圧力調整弁において、
    前記燃料電池の配管と連結する円筒形のハウジング内でシャフトを中心に回動し、前記ハウジングの内周面と外形が略一致する第1の平面部と、前記第1の平面部の背面に形成され前記ハウジングの内壁に摺接する球面部と、から構成する弁体と、
    流体の流れ方向において前記弁体よりも下流側に位置し、前記ハウジングの内側に、前記流体が流れる第1の流路と、前記流体の流れ方向に垂直な方向の断面面積が前記第1の流路よりも広い第2の流路と、を分離して形成し、前記第2の流路の内壁端が前記球面部に摺接する整流部と、を備え、
    前記圧力調整弁が全閉の場合には、前記第1の平面部が前記流体の流れ方向に対して略垂直であり、
    前記圧力調整弁の開弁時に、前記圧力調整弁の全閉時からの前記弁体の傾倒角度が所定角度よりも小さい場合には、前記第2の流路の内壁端に前記球面部が当接して前記第2の流路を閉塞し、前記第1の流路にのみ前記流体が流入し、
    前記圧力調整弁の開弁時に、前記弁体の傾倒角度が前記所定角度よりも大きい場合には、前記第1の流路と前記第2の流路とに前記流体が流入することを特徴とする圧力調整弁。
  2. 前記弁体は、前記シャフトの軸心を中心とする球面を有する半球体であることを特徴とする請求項1に記載の圧力調整弁。
  3. 前記配管の一部を閉塞する閉塞板を備え、
    前記圧力調整弁が全閉の場合には、前記閉塞板と前記弁体の前記第1の平面部とによって前記配管を略閉塞することを特徴とする請求項1に記載の圧力調整弁。
  4. 前記弁体は、前記第1の平面部と、前記第1の平面部と略平行な第2の平面部と、前記球面部と、によって構成することを特徴とする請求項1に記載の圧力調整弁。
  5. 前記弁体は、前記弁体の傾倒角度が前記所定角度よりも大きい場合に、前記弁体の上流側と下流側との連通させる連通部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力調整弁。
  6. 前記弁体は、内部に空洞部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の圧力調整弁。
  7. 前記整流部は、前記第2の流路を流れる前記流体を整流する整流板を備え、
    前記整流板は、前記球体部に摺接する端部が前記球面部と略同一形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載の圧力調整弁。
  8. 前記整流部を前記弁体の方へ付勢する弾性体を備えることを特徴とする請求項1から7のいずれか一つに記載の圧力調整弁。
  9. 前記整流部は前記ハウジングよりも径が小さい略円筒形状であり、
    前記第1の流路は、前記ハウジングと、前記整流部と、の略環状間隙によって形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一つに記載の圧力調整弁。
JP2006228831A 2006-08-25 2006-08-25 圧力調整弁 Pending JP2008053081A (ja)

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