JP2008052090A - 照明装置および投射画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】光源101からの光が導光素子102へ導かれ、導光素子102内で光が反射を繰り返し、多層膜103へ達する。多層膜103は、所定の角度内の光を透過し、所定の角度外の光を反射する角度制限機能を有する。多層膜103へ達した光の内、所定の角度内の光のみが、出射光104となって導光素子外へ出射され、所定の角度外の光は多層膜103で反射され、再び導光素子へ入射し、多重反射を繰り返す。
【選択図】図1
Description
本発明の目的は、所望の角度制限が可能な素子を備え、均質化が十分な照明装置および、その照明装置を用いた小型の投射画像表示装置を提供することにある。
図1は、本発明の実施例1に係る照明装置と、該照明装置を用いた投射画像表示装置を示す。図1(a)において、101は光源、102は導光素子、103は多層膜、104は出射光、105はアルミ蒸着されたガラス板である。
図1(a)に示す多層膜103としては、いわゆるエッジフィルターとして知られる多層膜を用いることが出来る。エッジフィルターは、高い屈折率を持つ高屈折率層と低い屈折率を持つ低屈折率層を等周期で交互に積層した多層膜を中心とした構成となっており、詳しくは非特許文献2などに記述されている。
図1(a)に示す多層膜103としては、この他に、共振構造を有するいわゆる干渉フィルターを用いることが可能である。共振構造とは、所定の膜厚を有した透過性を有するスペーサー層が、入射光に対して高い反射率を有する2つの反射層の間に挟まれた構造のことである。このような共振構造では、スペーサー層の光学厚さに対応した波長の光のみが高い透過率で透過するようなフィルターが形成される。このような共振構造の多層膜に光が入射するとき、入射角によってスペーサー層を通過するときの光路長が変化するため、共振波長が入射角とともにシフトし、透過光に角度依存性があらわれる。
図3(a)、図4(a)では、多層膜として全て非金属膜(一般的に言う誘電体膜)を用いた構造を示したが、共振構造中に金属膜を用いることも可能である。
上記した多層膜は、0度入射の光に対する透過特性が、光源の波長域と略等しい波長分布を有するバンドパスフィルターとなっていることが好ましい。図3(a)に示す構造における、0度入射光に対する分光透過特性を図6(a)に示す。図6(a)に示すように、波長530nmを中心としたバンドパスフィルターとなっていることが分かる。
光源101として複数の波長帯域を有したものを用いても良い。特に、赤、緑、青の三色に対応する3つの波長域を有する光源を用いることが可能である。ここで、青、緑、赤色に対応した波長域で発光するとは、それぞれおよそ0.4〜0.48um、0.5〜0.55um、0.6〜0.7umの範囲に含まれる波長を有している光のことである。
導光素子としては、上記した平板型の他に、ロッド型、円筒型、球型など様々な形態を取ることが可能である。図9(a)は、テーパーロッド型形状をした導光素子を有した照明装置の実施例を示す。テーパーロッド形状とは、光源からの光が入射する入射面の面積よりも、多層膜が配置されている出射面の面積が大きい構造を表す。導光素子としてテーパーロッド形状を有するものを用いることで、光源から出射された光は導光素子を多重反射するうちに、ある角度範囲内の光にコリメートされる。
他の実施形態を図10(a)に示す。導光素子として板状導光板701を用いている。さらに板状導光板701の底面(出射面に対する面)には散乱体702および散乱体の下部に金属膜703が形成されている。板状導光板701は、光源からの光が入射する入射面と、多層膜103が形成されている出射面、散乱体702が形成されている底面以外は反射面となっている。散乱体としては、ランダムに形成された微小凹凸構造や、高分子材料、あるいは微粒子が分散された透明体などを用いることが出来る。散乱体は入射してきた光をある角度特性で様々な方向に散乱させる機能を有している。板状導光板701を導光し、多層膜103へ達した光は、所定の角度内であれば透過し、それ以上の角度であれば反射される。反射光された光は散乱体702によって様々な方向へ進む光となり、再び多層膜103へ入射し、所定の角度内の光のみが出射され、それ以外の光は反射される。このようなプロセスを繰り返すことで、所定の角度内の光のみを高い光利用効率で出射することが可能となる。また、散乱体を含むことで光の均質化もより良く行われる。ここでは、散乱体702が導光素子の底面に形成された構造を示したが、導光素子内部に散乱体が含まれていても良く、あるいは導光素子自体が散乱体で形成されていても良い。また、板状導光板701は、テーパーロッド型の形状などに対して薄肉化が容易であり、装置をより小型化することが出来る。
投射画像表示装置中に用いられる空間光変調器として液晶素子を用いる際には、特定の偏光方向を向いた光が必要となる。このため、光源装置として出射光が特定のある偏光方向を向いたものが望まれる。図11(a)に示すような構成を取ることで、特定の直線偏光をした光のみが出射される照明装置とすることが可能である。ここで、801は反射型の偏光板である。反射型の偏光板としては波長よりも細かい微細周期から成る金属周期構造、いわゆるワイヤーグリッド偏光子を用いることが出来る。このような構成を取ることで、特定の偏光方向の光であり、かつ特定の角度内である光のみが外部に出射されることになる。これらの条件に合わない光は導光素子内部に戻され、再び多重反射を繰り返し、特定の偏光方向かつ特定の角度内の条件に合ったところで外部に出射される。
102 導光素子
103 多層膜
104 出射光
105 ガラス板
Claims (18)
- 特定の波長域を有する光を出射する光源と、前記光源からの光を導光する導光素子とから成り、前記導光素子の出射面に、前記光源からの光のうち特定の角度内の光を透過し、前記特定の角度外の光の少なくとも一部を反射する、少なくとも2種類の屈折率が異なる材料を積層した多層膜が配置されていることを特徴とする照明装置。
- 前記多層膜は、屈折率の異なる2種類の材料が等しい周期で交互に積層された周期層を含んでいることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記多層膜は、共振構造を有した干渉フィルターであることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記多層膜の一部に金属膜が含まれていることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
- 前記多層膜は、光源の波長域と略等しい透過特性を有するバンドパスフィルターとなっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記多層膜は、光に対して透過性を有する部材の両面に形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置。
- 前記光源は、赤、緑、青の三色に対応する3つの波長域を有する光源であることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記光源の少なくとも一部は、LED素子であることを特徴とする請求項1または7記載の照明装置。
- 前記光源の少なくとも一部は、半導体レーザーであることを特徴とする請求項1または7記載の照明装置。
- 前記導光素子は、光源からの光が出射する出射面に前記多層膜が配置され、異なる他の面には光源の光を反射する反射面となっていることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記導光素子は、光源からの光が入射する入射面と、光が出射する出射面が略平行であり、入射面よりも出射面の面積がより大きいテーパーロッド形状を含んだ形状であることを特徴とする請求項1または10記載の照明装置。
- 前記導光素子は、前記テーパーロッド形状をした導光素子が複数個並んでひとつの導光素子を形成していることを特徴とする請求項11記載の照明装置。
- 前記導光素子は板状であり、光源からの光が入射する入射面が板状導光素子の一面にあり、出射面が板状導光素子の他の一面にあることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記導光素子は散乱体を含んでいることを特徴とする請求項13記載の照明装置。
- 前記導光素子の少なくとも一部に微小な凹凸形状が形成され、回折面となっていることを特徴とする請求項13記載の照明装置。
- 前記導光素子の内部または端面に反射型の偏光子を備えていることを特徴とする請求項13記載の照明装置。
- 前記導光素子の内部または端面に位相板を備えていることを特徴とする請求項16記載の照明装置。
- 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の照明装置と、空間的に光の強度を変調する光変調器と、変調された像を拡大投射するレンズ群とを備えたことを特徴とする投射画像表示装置。
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