JP2008051472A - 閃光発音体および煙発生体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単発型の閃光発音体を任意に連結することを可能とする。
【解決手段】 中央に貫通孔12を設けると共に外周にねじ部13を設け、貫通孔12の始点12aに雷管14を圧入すると共に貫通孔12内に雷管14の発火により燃焼する延期薬16を装填し、かつ貫通孔12の終点12bを防湿テープ18で閉塞してなる点火部10と、延期薬16によって燃焼させられる発音薬24を収納する筒体19と、発音薬24の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴28を設けると共に内周にねじ部26,27を設け、筒体19を囲繞するように点火部10に螺着される発音筒25と、外周にねじ部30を設け、発音筒25に螺着され、筒体19を点火部10と共に挟持する栓部29とで構成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、暴徒の鎮圧、犯罪行為あるいはテロ行為等に使用される閃光発音体および煙発生体に関するものである。
従来、閃光発音体は、暴徒の鎮圧、テロ行為、犯罪行為、不審船の警告等の際に、爆発音と閃光を発して、これらの行為を制圧または警告するために用いられている。例えば、室内に人質等を拘束して立て籠もっている暴徒の制圧に閃光発音体を用いる場合は、閃光発音体を室内に投げ込んだ後、瞬時の時間遅れで室内で爆発させ、その爆発により発生する強烈な爆発音と閃光とで暴徒が一時的に感覚を麻痺している間に暴徒を制圧すると同時に、人質を解放する。
この閃光発音体は、発火方式として、単発型と連続発火方式とがある。
単発型の閃光発音体では、撃針部、雷管、延期薬からなる信管組立品を用いている(例えば、特許文献1参照)。
連続発火方式の閃光発音体は、第1段の雷管を撃針で発火させ、延期薬、爆発薬と順に着火し、第1段の爆発薬の燃焼により第2段の延期薬または伝火薬に着火して第2段の爆発薬を燃焼させるものが知られている(例えば、特許文献2,3、非特許文献1参照)。
また、一弾体内に複数の爆発薬室を設け、延期薬の燃焼に従い、順に爆発薬に着火させるものが知られている(例えば、特許文献4参照)。
特開2002−107097号公報 米国特許第5,983,801号明細書 実開昭54−136976号公報 WO94/08200 INFANTRY AMMUNITON(YUGOIMPORT-SDRP社カタログ)
しかしながら、単発型の閃光発音体では、撃針部、雷管および延期薬とからなる信管組立品を閃光発音体本体に組み付ける必要があるため、閃光発音体本体を独立した製品として取り扱うことができなかった。また、信管組立品を構成する撃針部が閃光発音体の上から突出して閃光発音体を軸長方向に長いものにするという不具合があった。さらに、単発型の閃光発音体では、信管組立品を閃光発音体本体に組み付けないと、閃光発音体を発火させることができないため、単発型の閃光発音体を連結して連続発火方式の閃光発音体とすることはできなかった。
一方、連結式のものは、連結により段数を変更することが可能であるが、信管を装着する第1段に、信管を装着しない第2段以降を連結する構造となっているため、第2段以降の閃光発音体は、信管を装着する第1段に連結しなければ、発火することができないという課題があった。
また、一弾体内に複数の爆発薬室を設ける方式では、製造上構造が複雑であり、爆発室内が弾体の中心に存在しないために閃光、発音の発現に方向性がでてくるという課題があった。
本発明は斯かる従来の問題点を解決するために為されたもので、その目的は、単発型の閃光発音体を任意に連結することを可能とした閃光発音体および煙発生体を提供することにある。
請求項1に係る発明は、中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設け、前記貫通孔の始点に雷管を圧入すると共に該貫通孔内に前記雷管の発火により燃焼する延期薬を装填し、かつ該貫通孔の終点を防湿テープで閉塞してなる点火部と、前記延期薬によって燃焼させられる発音薬を収納する筒体と、前記発音薬の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴を設けると共に内周にねじ部を設け、前記筒体を囲繞するように前記点火部に螺着される発音筒と、外周にねじ部を設け、前記発音筒に螺着され、前記筒体を前記点火部と共に挟持する栓部とで構成されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の閃光発音体において、前記点火部は、中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設けた円柱状体と、前記貫通孔の始点に設けられる雷管と、前記貫通孔内に装填される延期薬と、前記貫通孔の終点側を前記円柱状体から突出して前記貫通孔の終点を延長する通路と、前記通路の開口端を封鎖する防湿テープとを備え、前記筒体は、前記通路を差し込む開口部を設け、前記発音筒は、前記円柱状体のねじ部と螺合する第一のねじ部と前記栓部のねじ部と螺合する第二のねじ部とを設けると共に前記発音薬の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴を設けた筒体で構成されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1記載の閃光発音体と、前記栓部を取り除いた複数の請求項1記載の閃光発音体とを有し、前記栓部を取り除いた複数の請求項1記載の閃光発音体は、各前記点火部に各前記発音筒を螺着して連結体とされ、前記連結体は、請求項1記載の閃光発音体の点火部に、前記発音筒を螺着して連結されてなることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項記載の閃光発音体と、前記閃光発音体の点火部に螺着され、前記雷管を発火させる起動部とで構成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の閃光発音体において、前記起動部は、バネを圧縮状態で保持する安全装置と、前記バネの戻り力によって前記雷管に激突される撃針とで構成されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設け、前記貫通孔の始点に雷管を圧入すると共に該貫通孔内に前記雷管の発火により燃焼する延期薬を装填し、かつ該貫通孔の終点を防湿テープで閉塞してなる点火部と、前記延期薬によって燃焼させられる煙薬を収納する筒体と、前記煙薬の燃焼時に発生する煙を外部に誘導する複数の穴を設けると共に内周にねじ部を設け、前記筒体を囲繞するように前記点火部に螺着される筒状体と、外周にねじ部を設け、前記筒状体に螺着され、前記筒体を前記点火部と共に挟持する栓部とで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、雷管を点火部に設けたため、閃光発音体と起動部とに分離することが可能となる。そのため、軸長方向の長さが短くなり、小型化することが可能となる。
また、雷管を点火部に設けたため、栓部を取り外した複数の閃光発音体の発音筒をそれぞれの点火部に螺着してこれらを連結することが可能となる。連結された閃光発音体は、それぞれが雷管を備えているので、例えば、2つの閃光発音体を連結した場合、1段目の閃光発音体の雷管が発火(作動)し、雷管と隣接する延期薬に着火し、この延期薬の一定延期秒時後に、発音薬に着火し、発音薬が燃焼し、この発音薬の燃焼で急激に圧力が発生し、発音薬を収納する筒体を破断し、発音筒から強烈な音(爆発音)・光(閃光)が放出され、2段目の閃光発音体が発音薬燃焼による衝撃(または熱)で雷管が発火(作動)し、1段目の閃光発音体と同様に、延期薬、発音薬と燃焼し、1段目の閃光発音体の発音後、一定延期秒事後、2段目の閃光発音体の発音薬が燃焼して連続して強烈な音(爆発音)・光(閃光)を放出することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
図1ないし図3は、本発明の第一実施形態に係る閃光発音体1および起動部40を備えた閃光発音体2を示す(請求項1に対応する)。
本実施形態に係る閃光発音体1は、撃針によって発火する雷管14と延期薬16と防湿テープ18とを有する点火部10と、発音薬24を収納する筒体19と、筒体19を囲繞するように点火部10に螺着され、発音薬24の燃焼に伴い発生する音と光を放出する金属製の発音筒25と、発音筒25に螺着され、筒体19を点火部10と共に挟持する金属製の栓部29とで構成されている。
点火部10は、中央に貫通孔12を設けると共に外周にねじ部13を設けた金属製の円柱状体11と、貫通孔12の始点12aにアルミニウム製の雷管ホルダ15を介して圧入される雷管14と、貫通孔12内に圧填される延期薬16と、貫通孔12の終点12b側を円柱状体11から突出して貫通孔12の終点12bを延長する通路17と、通路17の開口端17aを封鎖し延期薬16を気密状態に保持する防湿テープ18とで構成されている。
貫通孔12は、始点12aから終点12bに向かって内径が小さくなるように3つの段部12c,12g,12hが形成されている。始点12aを形成する開口側の段部12cは、雷管ホルダ15の外径と肉厚と等しくなるように形成されている。段部12cに連なる貫通孔12には、雷管14からの発火を延期薬16に確実に伝火するための同一内径の空間12dとこの空間12dからコーン状に縮径する空間12eとが形成されている。空間12eの終端を形成する段部12fに連なる貫通孔12には、延期薬16を圧填するための空間12gが形成されている。空間12gの終端を形成する段部12hに連なる貫通孔12は、終点12bまで同一内径としてある。
雷管14は、点火薬として硝酸バリウムと、三硫化アンチモンと、トリシネートと、アルミニウムと、テトラセン等との組成物が用いられる。
延期薬16としては、クロム酸バリウムと、過塩素酸カリウムと、ジルコニウムと、ニッケル等との組成物がある。
延期薬16によって燃焼させられる発音薬24を収納する筒体19は、ボール紙等の材質からなる筒20と、この筒20の上下端に貼り付けられるボール紙等の材質からなる穴あき円盤21とで構成されている。穴あき円盤21の穴22は、円盤21の中心に設けられ、貫通孔12の通路17を差し込むことができる大きさにしてある。そして、メンディングテープ23によって封鎖されている。発音薬24を筒体19内に装填する際は、一方の円盤21を取り除いた底付き容器形状にしておき、装填後に一方の円盤21を取り付け、穴22をメンディングテープ23によって封鎖する。
発音薬24としては、過塩素酸カリウムあるいは塩素酸カリウムと金属粉(例えば、チタン、アルミニウム、マグネシウム)との混合薬がある。本実施形態では、アルミニウムと、過塩素酸カリウムと、アジピン酸ジオクチル等との組成物の粉体を装薬している。発音薬24としては、従来、発光発音組成物として上述の2成分に、硫化アンチモンを混合あるいは硫化アンチモンと硫黄とを混合したものが用いられているが、近年、上述2成分と、硫化アンチモンあるいは硫化アンチモンと硫黄との混合薬は危険性が高く使用が控えられている。
発音筒25は、点火部10の円柱状体11のねじ部13と螺合する第一のねじ部26と栓部のねじ部と螺合する第二のねじ部27とを設けると共に発音薬24の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴28を設けた金属製の筒体(例えば、圧力配管用炭素鋼鋼管)で構成されている。
栓部29は、例えば、アルミニウム製の材料を加工して、発音筒25の第二のねじ部27に螺着されるねじ部を外周にねじ部30と、ハンドル部31とを形成することによって構成されている。
本実施形態に係る起動部40を備えた閃光発音体2は、本実施形態に係る閃光発音体1の点火部10に雷管14を発火させる起動部40を取り付けることによって構成されている。
起動部40は、点火部10の雷管14側に螺着される円筒形状のキャップ部41と、このキャップ部41の中央部に立設した安全装置取付部44とで構成されている。
キャップ部41は、点火部10の円柱状体11のねじ部13と螺合するねじ部42と、雷管ホルダ15とほぼ同一径の開口43とを形成した金属製の底付き容器で構成されている。
安全装置取付部44は、キャップ部41の開口43側に立設する壁面45に、撃針47を一端に設けたコイルばね46と、コイルばね46をキャップ部41側に押し付けた状態で保持する安全ピン48と、安全ピン48に取り付けられる安全リング49と、撃針47に当接した状態で取り付けられる安全レバー50とで構成されている。
コイルばね46は、壁面45に設けたピン51に取り付けられている。コイルばね46の一端46aはキャップ部41側の壁面に当接し、他端46bは安全ピン48によってキャップ部41側の壁面に押し付けられている。
安全レバー50は、ほぼL字状に折り曲げられた金属製の板材から成り、円弧状に折り曲げられた二股形状の先端側50aを壁面45に設けたピン52に回動自在に組み付けられている。
次に、斯くして構成された本実施形態に係る閃光発音体1および閃光発音体2の作用を説明する。
(1)本実施形態に係る閃光発音体1の組立について説明する。
先ず、栓部29のねじ部30に発音筒25の第二のねじ部27をねじ込んで、栓部29と発音筒25とを一体にする。
次に、発音薬24を装填した筒体19を栓部29上に置く。
次に、防湿テープ18側から点火部10のねじ部13を発音筒25の第一のねじ部26にねじ込む。点火部10のねじ込みに伴い通路17がメンディングテープ23を破り、通路17が筒体19内に嵌り込み、点火部10の下端面が筒体19の上側の円盤21に当接したところでねじ込みを停止する。
以上によって、本実施形態に係る閃光発音体1を得ることができる。
(2)本実施形態に係る閃光発音体2の組立について説明する。
組み立てられた本実施形態に係る閃光発音体1の点火部10の雷管14側に、雷管14を発火させる起動部40のねじ部42を点火部10のねじ部13にねじ込んで両者を一体にする。
(3)本実施形態に係る閃光発音体1および本実施形態に係る閃光発音体2の動作を説明する。
図3(A)に示すように、安全レバー50を握りながら安全リング49を引っ張って安全ピン48を取り除いた後、図3(B)に示すように、本実施形態に係る閃光発音体2を目標箇所に投げる。
図3(C)に示すように、安全レバー50がコイルばね46の戻り力で跳ね上がられ、ピン52を中心にして回動すると共に、安全レバー50に連動してピン51を中心にコイルばね46が回動して撃針47が、点火部10の雷管14に激突すると、雷管14が発火(作動)し、雷管14と隣接する延期薬16に着火し、この延期薬16の一定延期秒時後に、発音薬24に着火し発音薬24が燃焼する。
そして、この発音薬24の燃焼で急激に圧力が発生し、発音薬24を収納する筒体19を破断し、発音筒25から強烈な音(爆発音)・光(閃光)が放出される。本実施形態では、発音筒25は、音(爆発音)・光(閃光)を放出するΦ9mmの穴28を12個、円周上に2段に形成しているので、発音薬24の燃焼による光(閃光)が広範囲に広がる。そして、この場合の発音は、185dB、発光は、764万cdであった。
以上のように、本実施形態に係る閃光発音体1は、点火部10、発音筒25および栓部29をねじ結合によって組み立てることができるので、製作が容易である。また、筒体19は、点火部10の通路17を嵌め込むことができるので、通路17の長さだけ点火部10の軸長方向の長さを短くできる。その結果、本実施形態に係る閃光発音体1の軸長方向の長さを短くできるので、小型化が可能となる。
また、撃針47、安全ピン48、安全リング49、安全レバー50などからなる起動部40を分離した状態で製造することができるので、起動部40と独立して製造することが可能となった。
一方、本実施形態に係る閃光発音体2は、起動部40が撃針47を回動する単純な構造のため、閃光発音体1の点火部10からの突出量が小さくできる。また、組み立てられた本実施形態に係る閃光発音体1の点火部10の雷管14側にねじ込んで組み立てることができるので、製作が容易である。
なお、本実施形態では、点火部10に通路17を設けた場合について説明したが、通路17を設けなくても、同様に機能することができる。つまり、延期薬16からの火炎はメンディングテープ23を破り、筒体19内の発音薬24を燃焼することは可能であり、発音薬24による音(爆発音)・光(閃光)の放出を行うことができる。
(第二実施形態)
第一実施形態では、従来の閃光発音体と同様に、室内などに投げ込むことができる閃光発音体1および閃光発音体2について説明したが、乗り物、部屋などの天井、壁、床などの任意の箇所に設置して使用する場合にも適用できる。
この場合には、図4に示すように、起動部40に代えて設置型の起動部53とする。ただし、閃光発音体1および閃光発音体2は、同じものを使用するので、その説明は省略する。
起動部53は、中央に雷管14より大きな内径を有する段付き貫通孔55を設けると共に一端部に点火部10の雷管14側に螺着されるねじ部57を有する凹部56を設けた円柱状体54と、先端に撃針59を取り付けて段付き貫通孔55内にばね60を介して装着される保持部材58と、円柱状体54の外部で保持部材58に挿通されて保持部材58の落下を防止する第二安全ピン62と、第二安全ピン62より外側で保持部材58に挿通されて保持部材58の落下を防止する第一安全ピン61とで構成されている。
段付き貫通孔55には、保持部材58が上下できる孔55aと、ばね60の一端を支持する段55cを設けた孔55bとが設けてある。
保持部材58は、孔55bより小径で撃針59を先端に設ける取付部58aと、貫通孔55より長く、第二安全ピン62と第一安全ピン61とを挿通する孔58c、58dを設けた軸部58bとで構成されている。
第一安全ピン61と第二安全ピン62とは、保持部材58の孔58c、58dを挿通して保持部材58の落下を防止する軸部61a、62aと、軸部61a、62aに取り付ける安全リング61b、62bとで構成されている。第一安全ピン61は、安全機構を解除するための機能を有し、第二安全ピン62は保持部材58の拘束を解除する機能を有する。そして、両者は、例えば、安全リング61b、62bにワイヤーなどを取り付け、遠隔操作で引き抜くことができる。
このように構成された起動部53によれば、図4(B)に示すように、先ず、第一安全ピン61の安全リング61bをワイヤーなどで引き抜き、安全機構を解除する。
次に、第二安全ピン62の安全リング61bをワイヤーなどで引き抜き、保持部材58の拘束を解除する。
次に、図4(C)に示すように、保持部材58は、ばね60の戻り力によって撃針59を雷管14に激突する方向に強制的に移動される。
次に、雷管14が発火(作動)し、雷管14と隣接する延期薬16に着火し、この延期薬16の一定延期秒時後に、発音薬24に着火し発音薬24が燃焼する。
そして、この発音薬24の燃焼で急激に圧力が発生し、発音薬24を収納する筒体19を破断し、発音筒25から強烈な音(爆発音)・光(閃光)が放出される。
以上のように、設置型の閃光発音体1および閃光発音体2においても同様の作用効果を得ることができる。
(第三実施形態)
図5は、本発明の第一実施形態に係る閃光発音体1Aおよび閃光発音体2Aを示す(請求項1に対応する)。
本実施形態に係る閃光発音体1Aおよび閃光発音体2Aは、第一実施形態に係る閃光発音体1を2つ連結した点で、第一実施形態に係る閃光発音体1および閃光発音体2とは相違する。
ただし、本実施形態に係る閃光発音体1Aおよび閃光発音体2Aを構成する要素は、第一実施形態に係る閃光発音体1および閃光発音体2と同じであるから、これらの説明は省略する。
第一実施形態に係る閃光発音体1および閃光発音体2は、雷管14を点火部10に設けたため、栓部29を取り外し、別に製造した第一実施形態に係る閃光発音体1の点火部10のねじ部13に発音筒25の第二のねじ部27を螺着することによって、図5に示すように2つの第一実施形態に係る閃光発音体1を連結することができる。
このように構成された本実施形態に係る閃光発音体1Aに起動部40を螺着すると、本実施形態に係る閃光発音体2Aを得ることができる。
次に、斯くして構成された本実施形態に係る閃光発音体2Aの作用を説明する。
本実施形態に係る閃光発音体2Aは、2つの閃光発音体1Aがそれぞれ雷管14を備えている。
図3(A)に示すように、安全レバー50を握りながら安全リング49を引っ張って安全ピン48を取り除いた後、図3(B)に示すように、本実施形態に係る閃光発音体2Aを目標箇所に投げる。
図3(C)に示すように、安全レバー50がコイルばね46の戻り力で跳ね上がられ、ピン52を中心にして回動すると共に、安全レバー50に連動してピン51を中心にコイルばね46が回動して撃針47が、点火部10の雷管14に激突すると、雷管14が発火(作動)し、雷管14と隣接する延期薬16に着火し、この延期薬16の一定延期秒時後に、発音薬24に着火し発音薬24が燃焼する。
そして、この発音薬24の燃焼で急激に圧力が発生し、発音薬24を収納する筒体19を破断し、発音筒25から強烈な音(爆発音)・光(閃光)が放出される。
同時に、2段目の閃光発音体1Aが発音薬24の燃焼による衝撃(または熱)で雷管14が発火(作動)し、1段目の閃光発音体1Aと同様に、延期薬16、発音薬24と燃焼し、1段目の閃光発音体1Aの発音後、一定延期秒時後、2段目の閃光発音体1Aの発音薬24が燃焼して連続して発音筒25から強烈な音(爆発音)・光(閃光)が放出される。そして、この場合の発音は、1段目の閃光発音体1Aの穴で185dB、2段目の閃光発音体1Aの穴で185dB、発光は、1段目の閃光発音体1Aの穴で764万cd、2段目の閃光発音体1Aの穴で827万cdであった。
以上のように、本実施形態によれば、閃光発音体1Aが栓部29を取り外すだけで、別の閃光発音体1Aとねじ結合により連結することができるので、製造が容易である。しかも、連結される閃光発音体1Aがそれぞれ雷管14を備えているので、前段の閃光発音体1Aの燃焼による衝撃(または熱)で雷管14が発火(作動)し、従来の連続発火方式の閃光発音体のように信管を別途に用意するという必要がない。
従って、閃光発音体1Aの連結数は用途目的に応じて適宜選択することができる。
また、連結に当たって、延期秒時がそれぞれ異なる延期薬を装填した閃光発音体を用意しておきこともできる。これによって、音(爆発音)・光(閃光)を連発で発生させることが可能となり、暴徒の制圧に効果的である。
(第四実施形態)
第一実施形態ないし第三実施形態では、発音薬24を用いて音(爆発音)・光(閃光)を発生させ、暴徒の感覚を一時的に麻痺させる用途に適用した場合について説明した。
本実施形態では、発音薬24に代えて暴徒の視界を遮断する煙を発生する煙薬を用いた場合について説明する。
従って、第一実施形態ないし第三実施形態に係る閃光発音体1,1Aおよび閃光発音体2,2Aの構造と変わるところはない。そのため、詳細説明は省略する。ただし、発音体25は、名称を筒状体と置き換える。
本実施形態において、筒体19に装填される煙薬は、黄りん、または赤りんと、硝酸塩と、金属粉と、バインダー等との組成物である。
なお、発音薬、煙薬に代えて、臭いあるいは刺激物を散布し、暴徒の鎮圧を図ることも可能である。臭い(例えば、アンモニア臭)、コショウ等を筒体19に装填する。
本発明の第一実施形態に係る閃光発音体を示す断面図である。 図1の分解断面図である。 図1の起動部の動作を示す説明図である。 本発明の第二実施形態に係る閃光発音体の動作を示す説明図である。 本発明の第三実施形態に係る閃光発音体を示す断面図である。
符号の説明
1,1A,2,2A 閃光発音体
10 点火部
11,54 円柱状体
12,55 貫通孔
12a 始点
12b 終点
13,30,42,57 ねじ部
14 雷管
15 雷管ホルダ
16 延期薬
17 通路
18 防湿テープ
19 筒体
20 筒
21 円盤
22 穴
23 メンディングテープ
24 発音薬
25 発音筒
26 第一のねじ部
27 第二のねじ部
28 穴
29 栓部
31 ハンドル部
40,53 起動部
41 キャップ部
43 開口
44 安全装置取付部
45 壁面
46 コイルばね
47,59 撃針
48 安全ピン
49 安全リング
50 安全レバー
51,52 ピン
56 凹部
58 保持部材
60 ばね
61 第一安全ピン
62 第二安全ピン

Claims (6)

  1. 中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設け、前記貫通孔の始点に雷管を圧入すると共に該貫通孔内に前記雷管の発火により燃焼する延期薬を装填し、かつ該貫通孔の終点を防湿テープで閉塞してなる点火部と、
    前記延期薬によって燃焼させられる発音薬を収納する筒体と、
    前記発音薬の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴を設けると共に内周にねじ部を設け、前記筒体を囲繞するように前記点火部に螺着される発音筒と、
    外周にねじ部を設け、前記発音筒に螺着され、前記筒体を前記点火部と共に挟持する栓部と
    で構成されていることを特徴とする閃光発音体。
  2. 請求項1記載の閃光発音体において、
    前記点火部は、
    中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設けた円柱状体と、
    前記貫通孔の始点に設けられる雷管と、
    前記貫通孔内に装填される延期薬と、
    前記貫通孔の終点側を前記円柱状体から突出して前記貫通孔の終点を延長する通路と、
    前記通路の開口端を封鎖する防湿テープと
    を備え、
    前記筒体は、
    前記通路を差し込む開口部を設け、
    前記発音筒は、
    前記円柱状体のねじ部と螺合する第一のねじ部と前記栓部のねじ部と螺合する第二のねじ部とを設けると共に前記発音薬の燃焼時に発生する閃光および爆発音を外部に誘導する複数の穴を設けた筒体で構成されている
    ことを特徴とする閃光発音体。
  3. 請求項1記載の閃光発音体と、
    前記栓部を取り除いた複数の請求項1記載の閃光発音体と
    を有し、
    前記栓部を取り除いた複数の請求項1記載の閃光発音体は、各前記点火部に各前記発音筒を螺着して連結体とされ、
    前記連結体は、請求項1記載の閃光発音体の点火部に、前記発音筒を螺着して連結されてなる
    ことを特徴とする閃光発音体。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項記載の閃光発音体と、
    前記閃光発音体の点火部に螺着され、前記雷管を発火させる起動部と
    で構成されていることを特徴とする閃光発音体。
  5. 請求項4記載の閃光発音体において、
    前記起動部は、バネを圧縮状態で保持する安全装置と、前記バネの戻り力によって前記雷管に激突される撃針と
    で構成されていることを特徴とする閃光発音体。
  6. 中央に貫通孔を設けると共に外周にねじ部を設け、前記貫通孔の始点に雷管を圧入すると共に該貫通孔内に前記雷管の発火により燃焼する延期薬を装填し、かつ該貫通孔の終点を防湿テープで閉塞してなる点火部と、
    前記延期薬によって燃焼させられる煙薬を収納する筒体と、
    前記煙薬の燃焼時に発生する煙を外部に誘導する複数の穴を設けると共に内周にねじ部を設け、前記筒体を囲繞するように前記点火部に螺着される筒状体と、
    外周にねじ部を設け、前記筒状体に螺着され、前記筒体を前記点火部と共に挟持する栓部と
    で構成されていることを特徴とする煙発生体。
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