JP2008051062A - 自動車 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料消費率を向上できる自動車を提供することにある。
【解決手段】内燃機関であるエンジン1により駆動輪を駆動する。外燃機関であるスターリングエンジン4は、エンジン1で発生する排気ガスを高熱源として駆動される。エンジン1,スターリングエンジン4と、発電機2とは、プーリ15,プーリ16により接続される、プーリ15,16は、第1、第2のクラッチを備え、ECU6は、第1のクラッチ及び第2のクラッチを選択的にオンして、エンジン1若しくはスターリングエンジン4のいずれかによって選択的に発電機2を駆動する。発電機2によって発生した電力は、蓄電池5に蓄積される。
【選択図】図1

Description

この発明は、内燃機関により駆動される自動車に係り、特に、内燃機関の排気ガスからエネルギーを回収するに好適な自動車に関する。
近年の自動車において、排気ガス中の廃熱を有効利用するため、スターリングエンジンを用いて、熱回収するものが知られている(例えば、特許文献1〜特許文献5)。
特開2004−332665号公報 特開2004−36499号公報 特開2002−266701号公報 特開2005−248922号公報 特開2005−306280号公報
従来の特許文献1〜特許文献5記載のものでは、スターリングエンジンより発電機を駆動して、廃熱を発電機からの電気エネルギーとして回収している。一方、排気ガスの発生源である内燃機関によって、従来からある別の発電機を駆動して電気エネルギーを得ている。したがって、内燃機関は発電機の駆動にもエネルギーを利用しているため、内燃機関のエンジン負荷が大きいため、燃料消費率が低下するという問題があった。
本発明の目的は、燃料消費率を向上できる自動車を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、駆動輪を駆動する駆動力源である内燃機関と、前記内燃機関で発生する排気ガスを高熱源として駆動される外燃機関と、前記内燃機関に対して第1のクラッチを介し、また、前記外燃機関に対して第2のクラッチを介して接続された発電機と、前記第1のクラッチ及び第2のクラッチを選択的にオンして、前記内燃機関若しくは前記外燃機関のいずれかによって選択的に前記発電機を駆動して発電させる制御手段と、前記発電機によって発生した電力を蓄積する蓄電池とを備えるようにしたものである。
かかる構成により、燃料消費率を向上できるものとなる。
(2)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記蓄電池の電池充電容量若しくは蓄電電圧に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、前記蓄電池の電池充電容量若しくは蓄電電圧が所定の第1の閾値より低く、かつ、所定の第2の閾値より高いときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動するようにしたものである。
(3)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記高熱源の温度に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、前記高熱源の温度が所定の閾値より高いときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動するようにしたものである。
(4)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記内燃機関の運転状態に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、前記内燃機関の運転状態が燃費が悪い運転若しくは高出力運転のときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動するようにしたものである。
(5)上記(1)において、好ましくは、前記制御手段は、前記蓄電池の蓄電量及び前記高熱源と低熱源の温度差に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、前記蓄電池の蓄電量が小さく、前記高熱源と低熱源の温度差が大きいときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動するようにしたものである。
(6)上記(1)において、好ましくは、前記内燃機関を冷却する冷却系統に用いられ、冷却水を循環させる冷却水ポンプを可変流量ポンプとしたものである。
(7)上記(6)において、好ましくは、前記可変流量ポンプを電動ポンプとしたものである。
(8)上記(6)において、好ましくは、前記制御手段は、前記高熱源と低熱源の温度差が予め設定されている目標駆動温度差Ts以上の時、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも大きい場合は、エンジン冷却水量を増加して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoと等しい場合は、エンジン冷却水量を維持して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さい場合は、エンジン冷却水量を減少して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、前記制御手段は、前記高熱源と低熱源の温度差が予め設定されている目標駆動温度差Tsより小さい時、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さい場合、エンジン冷却水量を減少して、前記温度差が目標駆動温度差Ts以上の場合で、電池充電容量が目標電池充電容量よりも大きい時、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動するようにしたものである。
(9)上記(1)において、好ましくは、前記排気ガスの熱エネルギを外燃機関の高熱源部に伝達するヒートパイプを備えるようにしたものである。
(10)上記(1)において、好ましくは、前記駆動輪を駆動する電動モータと、この電動モータを冷却する冷却系統とを備え、前記電機モータの冷却系統を前記外燃機関の低熱源としたものである。
本発明によれば、自動車の燃料消費率を向上できる。
以下、図1〜図7を用いて、本発明の第1の実施形態による自動車の構成及び動作について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による自動車の全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。
本実施形態では、動力源として、内燃機関であるエンジン1と、外燃機関であるスターリングエンジン4とが備えられている。
内燃機関であるエンジン1は、トランスミッションを介して自動車のタイヤを駆動させる。エンジン1の駆動軸には、プーリ14が取り付けられており、ベルト18を介してプーリ13及びプーリ15を回転させ、冷却水ポンプ3と発電機2をそれぞれ駆動する。プーリ15は電磁クラッチが内蔵されており、自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)6の指令に基づき、電磁クラッチがON・OFFされる。プーリ15の電磁クラッチがONすると、発電機2は、エンジン1によって駆動され、発電する。プーリ15の電磁クラッチがOFFすると、エンジン1による発電機2の駆動は停止する。
エンジン1には、冷却水ポンプ3、ラジエータ11、サーモスタット12、およびそれらを接続する配管27,28,29,30,31,32で閉ループをなし、エンジン冷却系統を構成している。ラジエータ11はエンジンの冷却熱を放熱する機器であり、サーモスタット12はラジエータ11からの冷却水とエンジン1からの冷却水を混合し、エンジン1に供給する冷却水温度を一定に範囲にする役目を担っている。一方、エンジン1には、エンジン1内で空気と燃料との混合気が燃焼した際に生成する排気ガスを排出する排気系統が接続されている。排気系統は、排気管8上に、エンジン1に近い側から触媒7、サブマフラ9、マフラ10が備えられている。触媒7では、排気ガスに含まれるNOx,COなどの生成物を除去するもので、触媒の温度がある温度以上にならないと効率よく触媒反応が起こらない。触媒としては三元触媒がよく用いられている。
外燃機関であるスターリングエンジン4は、高熱源側のピストンシリンダ(以下、ピストンとシリンダを合わせて称する)26、低熱源側のピストンシリンダ24が、各々のピストンを90度位相をずらした状態でクランクシャフト21に取り付けられている。クランクシャフト21の一端には、フライホール20が取り付けられ、他端にはプーリ17を取り付けている。高熱源側ピストンシリンダ26には、エンジン1の排気系統を流れる排気ガスの熱エネルギを回収するための熱交換器22が備えられている。熱交換器22は、排気系統の上の触媒7とサブマフラ9の間に設けられている。また、低熱源側のピストンシリンダ24には、エンジン1の冷却水と熱交換をするための熱交換器24が備えられている。熱交換器24には、エンジン1を通った冷却水が配管28を通って流入し、配管30を通ってラジエータ11に向かう冷却水が流れている。また熱交換器22と熱交換器24との間には、各々の熱交換器を接続し、ピストンシリンダ26,熱交換器22,ピストンシリンダ24,熱交換機24を繋ぐ再生器23が設けられている。スターリングエンジン4内の作動流体がこれらの間を行き来することで、膨張・凝縮を繰返し、クランクシャフト21を回転させる。
スターリングエンジン4のプーリ17は、ベルト19で発電機2のプーリ16と繋がっている。スターリングエンジン4のクランクシャフト21の回転によって、発電機2が駆動され。また、発電機2に取り付けられているプーリ15とプーリ16は、発電機2の同軸上に設けられている。また、プーリ16は、プーリ15と同様に、電磁クラッチが内蔵されており、自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)6の指令に基づき、電磁クラッチがON・OFFする。ECU6の指令は、制御線36により、プーリ15,16のクラッチやエンジン1に伝達される。従って、発電機2をエンジン1で駆動させたい場合には、プーリ15の電磁クラッチをONとし、プーリ16の電磁クラッチをOFFとする。逆に、発電機2をスターリングエンジン4で駆動させたい場合には、プーリ15の電磁クラッチをOFFとし、プーリ16の電磁クラッチをOFFとすればよい。発電機2を動かさない場合は、プーリ15とプーリ16の電磁クラッチを双方ともにOFFとする。
発電機2には、発電した電力を蓄える蓄電池5が電力線35により接続されている。自動車には蓄電池5から必要な電力が供給される。またECU6は、制御線39を介して、蓄電池5の電池充電容量または電圧を監視しており、またスターリングエンジン4の高温熱源側の熱交換器22の排気系統上流側には排気ガス温度を検出する温度センサ34を設け、また冷却水配管28上の低温熱源用熱交換器24の入口にも冷却水温度を検出する温度センサ33を設け、制御線37,38を介して温度を監視している。また、エンジンの動作状態を制御している。
具体的には、ECU6が蓄電池5の電池充電容量もしくは電圧に応じて、発電機2をエンジン1による駆動か、スターリングエンジン4による駆動か、または停止かを判断し、制御信号を制御線36を通じてプーリ15、プーリ16に伝え、電磁クラッチのON・OFFを行うと共に、エンジン1にも制御信号を送り、エンジン1の動作を制御する。例えば、燃料噴射量や、空燃比、点火時期の制御を行う。ECU6による制御内容については、図4以降を用いて後述する。
次に、図2を用いて、本実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本実施形態のスターリングエンジン4は、高温熱源側のピストンシリンダ26によって形成される空間50と、低温熱源側のピストンシリンダ25によって形成される空間49内の作動流体が外部からの加熱と冷却を受け、膨張・凝縮を繰り返すことで作動する。高温熱源側の空間50の作動流体と低温熱源側の作動流体49は、再生器23を介して移動する。また、ピストンシリンダ26とピストンシリンダ48とは、断熱部材47および断熱部材48で断熱されている。
図示の例では、高温熱源側のピストンシリンダ26は排気管8内に暴露されており、排気管8内の拡大空間401で直接空間50内の作動流体を加熱する。一方、低温熱源側のピストンシリンダ25では、拡大空間402に配管28から流入し、配管30へ流出するエンジン冷却水によって、直接空間49内の作動流体を冷却する。作動流体としては、水素、ヘリウム、窒素、空気などが利用できる。
次に、図3を用いて、本実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの他の構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの他の構成を示すブロック図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
ここでは、図2に示したスターリングエンジンとの相違点のみ説明する。スターリングエンジン4Aは、高温熱源側のピストンシリンダ26を取り巻く拡大空間401とエンジン排気管8とは伝熱性能の高い熱伝達部材51で接触している。例えば部材としては、銅、ステンレス、アルミニウムなどがあり、排気管8内ではフィン形状をなし、伝熱面積を拡大している。フィン形状は、排気管内の排気ガスの流れ方向と並行するようにし、極力圧力損失が小さくなるようにしてエンジン出力が落ちないよう配慮している。また、拡大空間401は特に空間で有る必要は無く、スターリングエンジン4Aを構成する金属塊のブロックがよい。逆に拡大空間401内に他の2次媒体を封入したりすると、製造に手間がかかると共に、熱伝達が悪くなり性能が低下する。
次に、図4を用いて、本実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第1の例について説明する。
図4は、本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第1の例の制御内容を示すタイムチャートである。図4において、横軸は時間を示し、図4(A)の縦軸は電池充電容量もしくは電池電圧を示し、図4(B)は目標エンジントルクを示している。図4(C)はプーリ15のクラッチのON・OFF状態を示し、図4(C)はプーリ16のクラッチのON・OFF状態を示している。
図4は、ECU6が蓄電池5の電池充電容量もしくは電圧に応じて、発電機2をエンジン1による駆動か、スターリングエンジン4による駆動か、または停止かを判断し、制御信号を制御線36を通じてプーリ15、プーリ16に伝え、電磁クラッチのON・OFFを行う制御内容を示している。
図4(A)は、自動車の走行中に蓄電池の電池充電容量または電圧変動した場合を示している。蓄電池の電池充電容量と電圧の変動は、ほぼ同じ変化を示すため、図4(A)では同一の実線で示している。蓄電池の寿命を延命するためにも電池充電容量はある範囲内にあることが望ましく、過充電や不足充電の状態を回避することが望ましい。当然ながら不足充電の場合は、自動車の走行に必要な電力を供給できない可能性が有るので、絶対に回避する必要が有る。
図4(A)において、閾値TH1が蓄電池の過充電制御値であり、閾値TH2が不足充電制御値である。図4(A)に示すように、時間T2から時間T4では蓄電池の電池充電容量または電圧が閾値TH2よりも下に存在し、不足充電状態となっている。この時、図4(C)に示すように、ECU6は、エンジン1の駆動により稼動する電動機2のプーリ15のクラッチをONにし、図4(D)に示すように、スターリングエンジン4で稼動する電動機2のプーリ16のクラッチをOFFにする。一般にエンジン1によって駆動される発電機の発電出力は、2〜3KW程度である。一方、スターリングエンジンの駆動力は、例えば、1KW程度と低いため、スターリングエンジンによってこの発電機を駆動した場合、得られる発電電力は1KW以下となる。従って、電池充電容量が小さく、不足充電の場合に、速やかに充電するためには、エンジン駆動で発電量を増加させる必要がある。この時、エンジンは発電機を稼動させるため、図4(B)に示すように、目標エンジントルクを高く設定する。
一方、時間T4から時間T5では、蓄電池の電池充電容量または電圧が閾値TH2を超え、閾値TH1以下の状態にある。この場合は蓄電池は適正な充電状態、即ち適切な発電状態にあるため、ECU6は、図4(C)に示すように、エンジン1の駆動により稼動する電動機2のプーリ15のクラッチをOFFとし、図4(D)に示すように、スターリングエンジン4で稼動する電動機のプーリ16のクラッチをONとして、スターリングエンジンで発電を行う。この時、エンジンは発電機の負荷がなくなるため、図4(B)に示すように、目標エンジンントルクは低く設定する。
また、時間T5から時間T7までのように、蓄電池の電池充電容量または電圧が閾値TH1を超えた場合は過充電の状態で有るので、発電を止める。即ち、図4(C),(D)に示すように、エンジン1の駆動により稼動する電動機2のプーリ15のクラッチも、スターリングエンジン4で稼動する電動機のプーリ16のクラッチもOFFとする。
次に、図5を用いて、本実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第2の例について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第2の例の制御内容を示すタイムチャートである。図5において、横軸は時間を示し、図5(A)の縦軸は温度を示し、図5(B)は目標エンジントルクを示している。図5(C)はプーリ15のクラッチのON・OFF状態を示し、図5(D)はプーリ16のクラッチのON・OFF状態を示している。
図5において、時間T0はエンジン始動時である。冬場などエンジン始動時は、冷気暖機となり、外気温度が低いため排気ガス温度も上がらない。図5(A)において、エンジン排気ガス温度の状態を示しているのが、線TGである。一方、エンジン冷却水温度もエンジンが温まっていないので、まだエンジン冷却水温度も低い。図5(A)において、エンジン冷却水温度の状態を示しているのが線TWである。エンジン排気ガスを高温熱源に使用するスターリングエンジンの場合、エンジン排気ガス温度が低いと出力が小さく、自動車に必要な電力を賄うことができない可能性が有る。
そこで、図5(A)に示すように、エンジン排気ガス温度に閾値THを設定し、その閾値THよりもエンジン排気ガス温度が低いの場合は、エンジン駆動で発電機を駆動させ、エンジン排気ガス温度が閾値THよりも高い場合は、スターリングエンジンで発電機を駆動させる。
図5(A)に示すように、時間T1でエンジンン排気ガス温度TGが閾値THを超えている。この時、図5(C)に示すように、ECU6は、エンジン駆動により稼動する電動機のプーリ15のクラッチはOFFになり、図5(D)に示すように、スターリングエンジン駆動により稼動する電動機のプーリ16のクラッチがONにする。同時に、発電機によるエンジン負荷が減るため、図5(B)に示すように、目標エンジントルクを減少させる。
またスターリングエンジンの出力は、高温熱源と低温熱源の温度差が大きくなるに従い、大きくなるため、図5(A)に示したエンジン排気ガス温度TGの閾値THの他に、エンジン排気ガス温度TGとエンジン冷却水温度TWとの温度差にも閾値THを設けたほうがなおよいものである。
次に、図6を用いて、本実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第3の例について説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第3の例の制御内容を示すフローチャートである。
本例では、ECU6は、自動車の内燃機関,即ちエンジンの運転状態に応じて、エンジンによる発電か、スターリングエンジンによる発電かを切り換え制御している。ECU6は、特にアイドリング時,高燃費運転(燃費が悪い運転)時,高出力運転時の3状態に応じて切り換えている。
ステップS10において、ECU6は、エンジンの運転状態を判定し、ステップS20においてアイドリング時と判定されると、エンジンの排気ガス温度が上昇していないため、高熱源と低熱源の温度差が小さく、スターリングエンジンの出力が小さい。そのため、この運転状態の場合は、エンジン負荷を増し、排気ガス温度を早期に高めて、触媒の活性化を図るためにも、ステップS30において、エンジン駆動の発電を行う。
また、ステップS40において、高燃費運転時と判定されると、エンジンの負荷を減らす必要があるため、ステップS60において、発電機をスターリングエンジンによって駆動させ、燃費の向上を図る。また、ステップS50において、高出力運転時と判定されると、エンジンの出力を駆動力に使用したいため、余計な負荷は減らしたい。そのため、ステップS60において、発電機をスターリングエンジンによって駆動させ、燃費の向上を図る。
次に、図7を用いて、本実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第4の例について説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第4の例の制御内容を示す説明図である。
図7は自動車の蓄電池の充電量と、高熱源である排気ガス温度と低熱源であるエンジン冷却水との温度差に応じて、エンジンによる発電か、スターリングエンジンによる発電か、その切り換え条件を表にしたものである。
ECU6は、この切り換え条件に基づいて、蓄電量と温度差がともに大きい場合は発電機は停止、蓄電量が少なく温度差が大きい場合は外燃機関(スターリングエンジン)、蓄電量が大きく温度差が小さい場合、および蓄電量が小さく温度差も小さい場合は内燃機関(エンジン)による発電を行う。
以上説明したように、本実施形態では、駆動用エンジンの排熱をスターリングエンジンで回収し、このスターリングエンジンによりエンジンに代えて、発電機を駆動することで、エンジン負荷を低減し、燃料消費率を低減することができる。したがって、環境にやさしい自動車を提供することができる。
すなわち、発電機は、エンジン駆動の他に、新たにスターリングエンジンでの駆動も可能なようにベルト駆動の電磁クラッチ内蔵のプーリを付け、またエンジン駆動用プーリにも電磁クラッチを内蔵し、各々ON、OFF可能にして、必要条件に応じ電磁クラッチを接続して駆動方式を変えられるようにする。このため、スターリングエンジンでの発電を行っている間は、エンジンにとって発電機を回す負荷が減り、燃費の向上、即ち、排気ガス中に含まれるCoやNOxなどの生成物もさらに減り、排気がさらに浄化できる。またCO2の排出量も減るために、今以上に地球温暖化防止にも寄与できる自動車を提供することが可能となる。
また、発電した電力を蓄電する蓄電池の電池充電容量、電圧、または自動車の走行状態に応じて変化してしまう高温熱源と低温熱源の温度差に応じて、発電機をエンジン駆動かスターリングエンジン駆動か、または停止状態か切り換えを可能にしているので、確実に自動車を動かすために必要な電力を確保することが可能である。
また、スターリングエンジンの高温熱源として、エンジンからの排気系の触媒の下流側の熱源を利用しているため、必要な触媒温度を確保することができ、冷気暖機時など、触媒反応に必要な熱量を奪うことが無く、触媒の浄化作用は十分に機能を発揮できる構成になっている。
次に、図8〜図13を用いて、本発明の第2の実施形態による自動車の構成及び動作について説明する。
最初に、図8を用いて、本実施形態による自動車の全体構成について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
ここでは、図1との相違点のみ説明する。本例では、エンジン1の冷却水を循環させる冷却水ポンプとして、可変容量冷却水ポンプを用いている。ここでは、特に、電動冷却水ポンプ41を使用しており、その電力は蓄電池5から供給している。またエンジン1には温度センサ42を設置しておりECU6で監視している。電動冷却水ポンプ41は、エンジン1の温度に応じてECU6から制御線43,44に出される制御信号に基づき、ポンプ回転数を可変とし、冷却水量を調整する。
次に、図9を用いて、本実施形態による自動車における冷却水ポンプの制御内容について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態における冷却水ポンプの制御内容を示すタイムチャートである。なお、図9の横軸は時間を示し、図9(A)の縦軸はエンジン出力を示し、図9(B)の縦軸はエンジン冷却水量を示している。図9(C)の縦軸はエンジン冷却水温度を示し、図9(D)の縦軸は排気損失を示している。
自動車走行中は、上り坂や下り坂など、または加速や減速により、図9(A)に示すように、エンジン出力が変化する。一般にエンジンの出力が変化するとエンジン回転数もそれに応じて変化するため、エンジン駆動の冷却水ポンプを使用している場合は、エンジン冷却水量は、図9(B)に実線X1で示すように、エンジンの出力に応じて変動する。一方、可変容量の冷却水ポンプを使用している場合は、エンジンの熱負荷に応じて冷却水ポンプの回転数、即ち冷却水量を調整することで、図9(B)に一点鎖線X2で示すように、エンジン駆動式の冷却水ポンプを使用した場合よりも冷却水量の変動は小さくなる。
一方、エンジン冷却水温度は、エンジン駆動式の冷却水ポンプを使用している場合、サーモスタットのみの調整のため、図9(C)に実線Y1で示すように、目標エンジン冷却水温度Ttagに対して大きく変動を伴うことになる。それに対して、エンジンの熱負荷に応じて可変容量化した場合は、図9(C)に一点鎖線Y2で示すように、目標エンジン冷却水温度Ttagに対して変動が少なくできる。
そのため、排気ガスに含まれる熱エネルギは、可変容量の冷却水ポンプを使用した方が大きくなる。すなわち、図9(D)に一点鎖線Z2で示す排気損失は、可変容量式冷却水ポンプを使用した場合のものであり、実線Z1で示す排気損失がエンジン駆動式の場合である。
以上のように、スターリングエンジンは、排気ガスに含まれる熱エネルギを高温熱源とし、またエンジン冷却水を低温熱源として駆動するため、高温熱源と低温熱源との温度差が大きいほうが出力が大きくなるので、可変容量式の冷却水ポンプを使用したほうが、より発電できる電力が大きくなる。
次に、図10及び図11を用いて、本実施形態による自動車における冷却水ポンプの制御時のエネルギ割合について説明する。
図10は、比較例としてのエンジン駆動式の冷却水ポンプを用いた時のエネルギ割合を示す円グラフである。図11は、本発明の第2の実施形態における冷却水ポンプの制御時のエネルギ割合を示す円グラフである。
図10と図11は、図9で説明した内容を円グラフで示したものである。円グラフは、自動車のエネルギ割合を示したもので、両図において、自動車のエネルギは、軸出力と、排気損失と、冷却水損失と、その他に概略分類できる。軸出力は駆動のために使用されるエネルギ、排気損失は排気ガスとともに排気されるエネルギ、冷却水損失は、エンジン冷却水で捨てられるエネルギであり、その他は各種損失である。一般に、エンジンが全負荷状態では軸出力と排気損失と冷却水損失は同程度である。
ここで、可変流量冷却水ポンプを使用すると、エンジンの熱負荷に応じてエンジン冷却水量を制御できるため、図11に示すように、図10のエンジン駆動式の冷却水ポンプを用いた場合に比べて、冷却水損失を最低限まで削減することができる。一方、冷却水損失が減ると、その分は排気損失となり排気ガスとともに排気される。即ち、排気損失が大きくなり、これはエンジンの排気ガス温度が上昇することと同じである。
従って、スターリングエンジンの駆動源として使用する高温熱源と低温熱源との温度差が拡大でき、スターリングエンジンの出力増加を促進することができる。
次に、図12及び図13を用いて、本実施形態による自動車における発電機の駆動制御の内容について説明する。
図12及び図13は、本発明の第2の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の制御内容を示すフローチャートである。
図12と図13は、自動車の状態によってエンジンによる発電か、スターリングエンジンによる発電か、またエンジン冷却水量の増減など、その切り換え条件をフローチャートにまとめたものである。
図12のステップS100において、高温熱源である排気ガス温度と、低温熱源であるエンジン冷却水温度との温度差ΔT(駆動温度差)が予め設定されている目標駆動温度差Ts以上と判定された場合、さらに、ステップS110において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも大きいと判定されると、ステップS120において、エンジン冷却水量Gwを増加し、ステップS170において、スターリングエンジンによる発電を行う。
また、ステップS130において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoと同じと判定されると、ステップS140において、エンジン冷却水量Gwを維持し、ステップS170において、スターリングエンジンによる発電を行う。
さらに、ステップS150において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さいと判定されると、ステップS160において、エンジン冷却水量を減少し、ステップS170において、スターリングエンジンによる発電を行う。
一方、図13のステップS200において、高温熱源である排気ガス温度と、低温熱源であるエンジン冷却水温度との温度差ΔT(駆動温度差)が予め設定されている目標駆動温度差Tsよりも小さいと判定された場合、さらに、ステップS205において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも大きいと判定されると、ステップS210において、エンジン冷却水量Gwを増加し、ステップS225において、エンジン駆動による発電を行う。
また、ステップS215において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoと同じと判定されると、ステップS220において、エンジン冷却水量Gwを維持し、ステップS225において、エンジン駆動による発電を行う。
さらに、ステップS230において、エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さいと判定されると、ステップS235において、エンジン冷却水量Gwを減少させ、さらに、ステップS240において、低温熱源であるエンジン冷却水温度との温度差ΔTが目標駆動温度差Tsよりも小さいと判定されると、ステップS225において、エンジン駆動による発電を行う。
一方、低温熱源であるエンジン冷却水温度との温度差ΔTが目標駆動温度差Ts以上と判定されると、さらに、ステップS245において、電池充電容量SOCが目標電池充電容量SOCoよりも大きい時と判定されると、ステップS255において、スターリングエンジンによる発電を行う。また、電池容量SOCが目標電池充電容量SOCo以下と判定されると、ステップS250において、エンジン駆動による発電を行う。ここで、電池充電容量の代わりに電圧、目標電池充電容量の代わりに目標電圧を用いてもよいものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、エンジン負荷を低減し、燃料消費率を低減することができる。
また、エンジンを冷却する冷却水ポンプを可変容量化することで、高温熱源と低温熱源を制御でき、効率よくスターリングエンジンを稼動させることができる。
次に、図14及び図15を用いて、本発明の第3の実施形態による自動車の構成及び動作について説明する。
最初に、図14を用いて、本実施形態による自動車の全体構成について説明する。
図14は、本発明の第3の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
ここでは、図1や図8との相違点のみ説明する。本例では、基本的には図8に示したシステムと同じである。相違点は、スターリングエンジン4Bの高温熱源側の熱交換器22がエンジン1の排気系統と離れており、排気系統の排気管8と熱交換器22との間の熱伝達をヒートパイプ46を用いて行っている。ヒートパイプ46を介することで、スターリングエンジン4Bを排気系統、特に排気管8に接触して配置する必要がなくなり、配置箇所の自由度が増す。なお、ヒートパイプは短いほど効率、即ち、途中の熱損失が少なくなるので、スターリングエンジン4Bに供給できる熱量は大きくなる。
次に、図15を用いて、本実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成について説明する。
図15は、本発明の第3の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成を示すブロック図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
ここでは、図2スターリングエンジンとの相違点のみ説明する。スターリングエンジン4Bは、排気管8と分離しており、高温熱源側のピストンシリンダ26を取り巻く拡大空間401と排気管8とをヒートパイプ46で繋いで、熱移動を行っている。本図では、排気管8上にあるサブマフラ9内にヒートパイプ46を接続し、ヒートパイプ46には、排気管8内を流れる排気ガスの流れ方向に並行にフィンを設け、伝熱面積を拡大している。また、スターリングエンジン4Bの拡大空間401の内部にもヒートパイプ46の他端が埋め込まれている。本図では、ヒートパイプ46の周囲に同様にフィンが設けている図で示しているが、実際には、拡大空間401はスターリングエンジン4Bを構成する金属塊のブロックであり、この金属塊に孔を開けヒートパイプ46を差し込み周囲を溶接で密着、もしくはヒートパイプを圧入することが最も良い。拡大空間401内に他の2次媒体を入れる構造としてもよいが、性能が落ちる。最良なのはピストンシリンダ26内の空間50にヒートパイプ46を入れられれば良いが、スターリングエンジンの性能を向上させるには、例えば100MPaなどの高圧力にこの空間50をする必要があり、また往復動をするピストンや作動流体の出入による振動などにより、信頼性と構造の面から実現は難しい。
以上説明したように、本実施形態によれば、エンジン負荷を低減し、燃料消費率を低減することができる。
次に、図16を用いて、本発明の第4の実施形態による自動車の構成及び動作について説明する。
図16は、本発明の第4の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
本別は、ハイブリッド車にスターリングエンジンを用いた自動車の発電システムである。ここでは、図1のシステム構成との相違点のみ説明する。
この自動車システムはハイブリッド車のため、駆動用モータ301と、駆動用モータ301の制御用の電気回路であるインバータ/コンバータ303と、駆動用蓄電池302を備えている。駆動用モータ301,インバータ/コンバータ303は、電動冷却水ポンプ304で冷却水を循環し、ラジエータ305から排熱している。この時、スターリングエンジン4の低温熱源側熱交換器には駆動用モータ301からの配管306が接続してあり冷却水が流入し、配管307を通ってラジエータ305に流れている。従って、スターリングエンジン4の駆動源は、エンジンの排気系統を高温熱源とし、駆動用モータ冷却系統を低温熱源としている。
ある自動車の排気管の外壁温度、および、エンジン冷却水温度、駆動用モータ冷却水温度を実測したところ、市街地走行で、排気管のサブマフラ入口の外壁温度は150℃前後、高速道、山岳路で300℃以上であった。またエンジン冷却水温度は60℃から80℃、駆動用モータ冷却水温度は40℃から60℃程度であった。駆動用モータ冷却水温度は、エンジン冷却水温度よりも低いが、冷却水量がはるかに少ないため、実際には、スターリングエンジンの出力設定に応じて、どちらかを選択する必要がある。
以上説明したように、本実施形態によれば、エンジン負荷を低減し、燃料消費率を低減することができる。
また、ハイブリッド車にも、本発明が適用できるものである。
なお、上述の各例において、駆動用の内燃機関はガソリンエンジンでも、ディーゼルエンジンでも、LPGエンジンでも同様な効果が得られる。
本発明の第1の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の第1の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの他の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第1の例の制御内容を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第2の例の制御内容を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第3の例の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の第4の例の制御内容を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の第2の実施形態における冷却水ポンプの制御内容を示すタイムチャートである。 比較例としてのエンジン駆動式の冷却水ポンプを用いた時のエネルギ割合を示す円グラフである。 本発明の第2の実施形態における冷却水ポンプの制御時のエネルギ割合を示す円グラフである。 本発明の第2の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による自動車における発電機の駆動制御の制御内容を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。 本発明の第3の実施形態による自動車に用いるスターリングエンジンの構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態による自動車の全体構成を示すシステムブロック図である。
符号の説明
1…内燃機関(エンジン)
2…発電機
3…エンジン駆動冷却水ポンプ
4…スターリングエンジン
5…蓄電池
6…コントロールユニット(ECU)
7…触媒
8…排気管
9…サブマフラー
10…メインマフラー
11、305…ラジエータ
12…サーモスタット
13、14、15、16、17…プーリ
18、19…ベルト
20…フライホイール
21…クランクシャフト
22…高温熱源側熱交換器
23…再生器
24…低温熱源側熱交換器
25、26…ピストンシリンダ
27、28、29、30、31、32…エンジン冷却水配管
33、34、42…温度センサ
35、45、308、309…電力線
36、37、38、39、40、43、44、312、313、314、315…制御線
41、304…電動冷却水ポンプ
46…ヒートパイプ
47、48…断熱部材
49、50…空間
51…高熱伝達部材
301…駆動用モータ
302…駆動用蓄電池
303…インバータ/コンバータ
307、308、311…冷却水配管
401、402…拡大空間

Claims (10)

  1. 駆動輪を駆動する駆動力源である内燃機関と、
    前記内燃機関で発生する排気ガスを高熱源として駆動される外燃機関と、
    前記内燃機関に対して第1のクラッチを介し、また、前記外燃機関に対して第2のクラッチを介して接続された発電機と、
    前記第1のクラッチ及び第2のクラッチを選択的にオンして、前記内燃機関若しくは前記外燃機関のいずれかによって選択的に前記発電機を駆動して発電させる制御手段と、
    前記発電機によって発生した電力を蓄積する蓄電池とを備えたことを特徴とする自動車。
  2. 請求項1記載の自動車において、
    前記制御手段は、前記蓄電池の電池充電容量若しくは蓄電電圧に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、
    前記蓄電池の電池充電容量若しくは蓄電電圧が所定の第1の閾値より低く、かつ、所定の第2の閾値より高いときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動することを特徴とする自動車。
  3. 請求項1記載の自動車において、
    前記制御手段は、前記高熱源の温度に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、
    前記高熱源の温度が所定の閾値より高いときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動することを特徴とする自動車。
  4. 請求項1記載の自動車において、
    前記制御手段は、前記内燃機関の運転状態に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、
    前記内燃機関の運転状態が燃費が悪い運転若しくは高出力運転のときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動することを特徴とする自動車。
  5. 請求項1記載の自動車において、
    前記制御手段は、前記蓄電池の蓄電量及び前記高熱源と低熱源の温度差に応じて、前記第1若しくは第2のクラッチを制御し、
    前記蓄電池の蓄電量が小さく、前記高熱源と低熱源の温度差が大きいときは、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動することを特徴とする自動車。
  6. 請求項1記載の自動車において、
    前記内燃機関を冷却する冷却系統に用いられ、冷却水を循環させる冷却水ポンプを可変流量ポンプとしたことを特徴とする自動車。
  7. 請求項6記載の自動車において、
    前記可変流量ポンプを電動ポンプとしたことを特徴とする自動車。
  8. 請求項6記載の自動車において、
    前記制御手段は、前記高熱源と低熱源の温度差が予め設定されている目標駆動温度差Ts以上の時、
    エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも大きい場合は、エンジン冷却水量を増加して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、
    エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoと等しい場合は、エンジン冷却水量を維持して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、
    エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さい場合は、エンジン冷却水量を減少して、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動し、
    前記制御手段は、前記高熱源と低熱源の温度差が予め設定されている目標駆動温度差Tsより小さい時、
    エンジン温度Teが目標エンジン温度Teoよりも小さい場合、エンジン冷却水量を減少して、前記温度差が目標駆動温度差Ts以上の場合で、電池充電容量が目標電池充電容量よりも大きい時、前記第2のクラッチをオンして、前記外燃機関により前記発電機を駆動することを特徴とする自動車。
  9. 請求項1記載の自動車において、
    前記排気ガスの熱エネルギを外燃機関の高熱源部に伝達するヒートパイプを備えたことを特徴とする自動車。
  10. 請求項1記載の自動車において、
    前記駆動輪を駆動する電動モータと、
    この電動モータを冷却する冷却系統とを備え、
    前記電機モータの冷却系統を前記外燃機関の低熱源とすることを特徴とする自動車。
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