JP2008050447A - 樹脂成形体及び筐体並びに樹脂成形体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 植物度が高く、且つ、家電製品や事務機器などの部品や筐体にも使用可能な耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体、筐体、及び樹脂成形体の製造方法を提供すること。
【解決手段】 上記課題を解決する本発明の樹脂成形体は、ガラス布と、植物由来高分子化合物とを含有してなることを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、樹脂成形体及び筐体並びに樹脂成形体の製造方法に関する。
近年、地球温暖化、石油枯渇、廃棄物問題に代表される環境問題への取組み、持続型循環社会構築の考え方から、植物由来のバイオマス材料開発が盛んになされている。
家電製品や事務機器などの分野では、製品の部材構成において樹脂成形体の割合が増加していることから、特に樹脂成形体の材料としてバイオマス材料を利用することが期待されている。樹脂材料として用いられるバイオマス材料としては、例えば、石油を一切使用せずに穀物などから製造できるポリ乳酸などが注目されている。しかし、例えばポリ乳酸は、硬くて脆く、耐熱性が劣るため、その用途は農業用シートや家庭用ゴミ袋などに限定されており、家電製品や事務機器などの要求特性が高い部材としてそのまま使用すると破損や変形などの問題が生じてしまう。
樹脂の剛性や耐熱性などの特性を改善する方法としては、樹脂に繊維状物質や無機粒子などの各種フィラーを分散させる技術が知られている。このようなフィラーを含む樹脂成形体は、フィラーの分散不良による剛性低下を防止する観点から、例えば、樹脂とフィラーとの混合物を粉砕して得られるコンパウンドペレットを用いて、或いは、ペレット化された樹脂とペレット化されたフィラーとを混合して成形するなどにより製造される。前者の方法によって得られる樹脂成形体の具体例としては、下記特許文献1に開示された、主として乳酸成分からなる脂肪族ポリエステル樹脂とアスペクト比5以上を有する無機充填剤成分からなる乳酸系樹脂組成物の成形体がある。また、後者の方法によって得られる樹脂成形体の具体例としては、下記特許文献2に開示されたポリ乳酸とセルロース系繊維とからなる繊維強化プラスチックがある。
特開2002−105298号公報 特開2005−014499号公報
しかしながら、上記の樹脂成形体であっても、耐衝撃強度及び耐熱性が必ずしも十分ではなく、要求特性の高い家電製品や事務機器などに使用するには更なる改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、植物度が高く、且つ、家電製品や事務機器などの部品や筐体にも使用可能な耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体、筐体、及び樹脂成形体の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の樹脂成形体は、ガラス布と植物由来高分子化合物とを含有してなることを特徴とする。
上記「ガラス布」とは、ガラスを主成分とする繊維により構成される布を意味し、本明細書でいうガラス布にはガラス繊維織布及びガラス繊維不織布等が包含される。
本発明によれば、植物度が高く、且つ、家電製品や事務機器などの部品や筐体にも使用可能な耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体を実現できる。このような効果が本発明によって奏される理由としては以下のとおり本発明者らは推察する。
従来の樹脂成形体において繊維状物質を樹脂に添加して機械強度を向上させようとすると、上述したようにフィラーの分散不良を防止する観点からペレタイズ工程が必要であった。これに対して、本発明の樹脂成形体は、布組織が十分維持されたガラス布と植物由来高分子化合物とを含んで構成されるものであることから、ガラス繊維の破損や高分子化合物の劣化を十分防止でき、ガラス繊維を高密度で含有することができるとともに繊維同士の絡み合いを十分に維持することができる。このことにより、極めて高い耐衝撃強度が達成されるとともに、繊維状物質の分散系では得られない水準の耐熱性が達成されたものと考えられる。
本発明の樹脂成形体において、上記植物由来高分子化合物が脂肪族ポリエステルであることが好ましい。この場合、更に高水準の機械強度を達成することができる。この効果は、脂肪族ポリエステルとガラス布との優れた接着性によるものと考えられる。
また、本発明の樹脂成形体においては、耐衝撃強度を十分確保する観点から、上記植物由来高分子化合物の含有量が、樹脂成形体全量基準で20〜95質量%であることが好ましい。
また、本発明の樹脂成形体においては、十分な植物度を有しつつ耐衝撃強度を向上させる観点から、上記ガラス布の含有量が、樹脂成形体全量基準で5〜70質量%であることが好ましい。
本発明の樹脂成形体は、植物度、耐衝撃強度及び耐熱性のすべてを高水準で達成することができることから、事務機器部品であることが好ましい。
また、本発明は、ガラス布と植物由来高分子化合物とを含有してなる樹脂成形体が、一部又は全部に用いられたことを特徴とする筐体を提供する。かかる筐体によれば、耐衝撃強度及び耐熱性を十分有しつつ高い植物度を有することから、環境負荷の低減を有効に実現できる。
また、本発明は、上記本発明の樹脂成形体を製造するため、以下の本発明の第1〜第3の樹脂成形体の製造方法を提供する。
本発明の第1の樹脂成形体の製造方法は、成形型内で、少なくともガラス布と植物由来高分子化合物とを加熱加圧し一体化させることを特徴とする。かかる製造方法によれば、ガラス繊維の破損を十分防止しつつガラス布と植物由来高分子化合物とを一体化させることができるため、高い植物度を有し且つ優れた耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体を得ることができる。
本発明の第2の樹脂成形体の製造方法は、ガラス布を配した射出成形用金型内に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂組成物を射出し成形することを特徴とする。かかる製造方法によれば、高い植物度を有し且つ優れた耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体を高い生産性で製造することができる。
本発明の第3の樹脂成形体の製造方法は、ガラス布に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂溶液を含浸して樹脂成形体を得ることを特徴とする。かかる製造方法によれば、植物由来高分子化合物をガラス布中の空間にまで染み込ませることが可能となり、高い植物度及び優れた耐熱性を有するとともに、極めて高い耐衝撃強度を有する樹脂成形体を得ることができる。
本発明よれば、植物度が高く、且つ、家電製品や事務機器などの部品や筐体にも使用可能な耐衝撃強度及び耐熱性を有する樹脂成形体、筐体、及び樹脂成形体の製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一または相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
<樹脂成形体>
本実施形態の樹脂成形体は、ガラス布と、植物由来高分子化合物とを含有してなる。かかる樹脂成形体の構造としては、例えば、植物由来高分子化合物からなる樹脂マトリックスにガラス布が配された構造、及び、ガラス布に植物由来高分子化合物が含浸した構造などが挙げられる。
ガラス布としては、ガラス繊維織布、ガラス繊維不織布などが使用できる。
ガラス繊維織布及びガラス不職布を構成するガラス繊維としては、Eガラス、Sガラス、Cガラス、Dガラス等からなるガラス繊維を用いることができる。また、ガラス繊維の繊維径は0.1μm〜30μmであることが好ましい。
また、ガラス繊維織布を構成する経糸及び緯糸は、ガラス繊維を10本〜10000本(好ましくは20本〜200本)束ねたガラス繊維束からなるものが好ましい。
更に、ガラス繊維織布は、上記のようなガラス繊維束を用いて、経糸方向及び緯糸方向の織密度が、それぞれ30本〜100本/25mmになるように織られたものが好ましい。
また、ガラス繊維織布は、製織に必要な集束剤が付着している段階のガラス繊維織布や集束剤を除去した段階のガラス繊維織布、あるいは公知の表面処理法でシランカップリング剤などが既に処理されているガラス繊維織布のいずれでもよい。
本実施形態において、ガラス繊維織布及びガラス繊維不織布は市販品を使用することができる。
ガラス繊維織布又はガラス繊維不織布として、商業的に入手可能なものとしては、例えば、「ガラスクロス」(ユニチカ社製)、「ガラスマット」(日東紡社製)、「ガラスマット」(旭硝子社製)、「ガラスマット」(日本板硝子社製)などが挙げられる。
本実施形態の樹脂成形体においては、入手が容易であるなどの理由からガラス繊維織布よりもガラス繊維不織布を用いるのが好ましい。
本実施形態の樹脂成形体に含まれる植物由来高分子化合物は、植物由来のものであれば特に限定されるものではないが、産業廃棄物を低減する観点から、生分解性高分子化合物であることが好ましい。生分解性高分子化合物としては、例えば、デンプン、キトサン、酢酸セルロース、蟻酸セルロースなどのセルロース類、ポリ乳酸、ポリヒドロキシ酪酸、ポリブチレンサクシネート、ポリブチレンアジペート等の脂肪族ポリエステル、ポリカプロラクトン等などが挙げられる。これらの中でも、ガラス布との接着性が高いことから、脂肪族ポリエステルが好ましい。更に、脂肪族ポリエステルの中でも、ポリ乳酸が特に好ましい。これらの植物由来高分子化合物は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を用いた場合、ガラス布との組み合わせにおいて、特に高い耐衝撃強度及び耐熱性を獲得することができる。この原因については必ずしも定かではないが、密度の高いポリ乳酸のカルボニル基がガラス布表面と相互作用することにより、ポリ乳酸とガラス布とが強固に接着されるためであると推測している。
また、本実施形態において、植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を使用する場合、ポリ乳酸の重量平均分子量は5000〜500000であることが好ましく、10000〜200000であることがより好ましい。重量平均分子量が5000未満であると、耐衝撃強度が低下する傾向があり、500000を越えると、成形性が損なわれる傾向がある。
本実施形態の樹脂成形体において、植物由来高分子化合物の含有量は、樹脂成形体全量を基準として20〜95質量%であることが好ましく、30〜80質量%であることがより好ましい。植物由来高分子化合物の含有量が20質量%未満であると、植物度が低くなるため環境負荷低減効果が十分に得られにくくなる傾向があり、95質量%を越えると、耐衝撃強度が著しく低下する傾向がある。
本実施形態の樹脂成形体において、ガラス布の含有量は、樹脂成形体全量を基準として5〜95質量%であることが好ましく、20〜70質量%であることがより好ましい。ガラス布の含有量が5質量%未満であると、耐衝撃強度が不十分になる傾向があり、95質量%を越えると、成形性が損なわれる傾向がある。
また、上述したガラス布は、比重が大きいものを用いるほど、成形体も重くなるという課題があるが、耐衝撃強度及び耐熱性は高くなるという利点があるので、要求特性により使い分けることが好ましい。本実施形態においては、上記のバランスを図る観点から、樹脂成形体の比重が1.2〜2.0の範囲内であることが好ましい。
本実施形態の樹脂成形体を特に家電製品や事務機器を構成する樹脂成形体として用いる場合には、これらの樹脂成形体には極めて高い難燃性が要求されることがある。要求される難燃性のレベルは製品によって異なるが、概ねUL94規格におけるV−2相当以上の難燃性が要求されることが多い。本実施形態の樹脂成形体においては、難燃剤を添加することにより高水準の難燃性を達成することができる。
一般的に難燃剤として最も効果が高いと言われているのが臭素系難燃剤である。しかし、臭素系難燃剤は燃焼時に有毒ガスを発生する可能性があることから、環境負荷の点で好ましくない。一方、リン系、シリコーン系、及び、無機粒子系の難燃剤は環境負荷が小さく好ましいが、従来、高分子材料との相溶性が悪いなどの理由から、ブリードを起こしたり、機械強度の低下を招いたり、特にリン系難燃剤は加水分解性が高いといったような課題があった。そのため、従来、ポリ乳酸などの植物由来高分子化合物を含む樹脂成形体において、難燃性と機械強度との両立を果たすことは極めて難しかった。
これに対して、本実施形態の樹脂成形体によれば、難燃剤を更に含有させることにより、植物度、耐衝撃強度及び耐熱性を十分有しながら難燃性を高水準で達成することができる。
本実施形態の樹脂成形体に含有させる好適な難燃剤としては、リン酸エステルなどのリン系難燃剤、シリコーン系、その他無機系難燃剤等が挙げられる。
本実施形態の樹脂成形体において、難燃剤の含有量は、樹脂成形体全量を基準として1〜40質量%であることが好ましく、3〜20質量%であることがより好ましい。難燃剤の含有量が1質量%未満であると、難燃性が不十分になる傾向があり、40質量%を越えると、耐衝撃強度が不十分になる傾向がある。
本実施形態の樹脂成形体は、上述した各成分以外に更に他の添加剤を含有していてもよい。かかる添加剤としては、例えば、熱安定剤、抗酸化剤、UV吸収剤、光安定剤、顔料、着色剤、相溶化剤、強化剤、耐加水分解防止剤等が挙げられる。これらの添加剤の含有量は、本発明の効果を損なわない範囲であれば特に制限されないが、樹脂成形体全量を基準としてそれぞれ10質量%以下であることが好ましい。
<樹脂成形体の製造方法>
次に、上述の本実施形態の樹脂成形体を製造する方法の好適な実施形態を説明する。
本実施形態の第1の樹脂成形体の製造方法は、成形型内で、少なくともガラス布と植物由来高分子化合物とを加熱加圧し一体化させる。
第1の樹脂成形体の製造方法に用いる成形型は、通常のプレス成形等で使用される金型を使用できる。
本実施形態の第1の樹脂成形体の製造方法では、例えば、以下の手順によりガラス布と植物由来高分子化合物との一体化を行うことができる。上記成形型内に、先ずガラス布を配置し、続いて、植物由来高分子化合物、及び、必要に応じて他の樹脂組成物を均一に充填する。次に、単動プレス機等の熱プレス機を用いて、植物由来高分子化合物の融点以上の温度、圧力0.01〜100MPaの条件で成形型を加熱加圧する。
また、上記温度条件は150℃〜240℃の範囲内であることが好ましい。温度が150℃未満であると、植物由来高分子化合物の溶融粘度が高すぎて良好な成形が困難となる傾向にあり、240℃を超えると植物由来高分子化合物が熱分解して、着色や機械強度の低下を招きやすくなる傾向にある。特に、植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を用いる場合、上記温度範囲で加熱加圧を行うことが好ましい。
本実施形態においては、植物由来高分子化合物を成形型内に充填した後にガラス布を配置させてもよく、また、植物由来高分子化合物を充填する際に予め他の樹脂組成物と混合したものを用いてもよい。また、ガラス布は、本発明の効果を損なわない範囲で裁断されたものを用いることができる。
本実施形態においてガラス布及び植物由来高分子化合物の配合量は、樹脂成形体の植物度、耐衝撃強度及び耐熱性を高水準でバランスよく達成させる観点から、ガラス布100質量部に対して植物由来高分子化合物を10〜900質量部の範囲内とすることが好ましい。
本実施形態の第1の樹脂成形体の製造方法によれば、ガラス布を高充填することができ、樹脂成形体の耐衝撃強度及び耐熱性を極めて高くできる。更に、植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を用いる場合、ガラス布との強い接着性により成形体の耐衝撃強度及び耐熱性をより向上させることができる。
本実施形態の第2の樹脂成形体の製造方法は、ガラス布を配した射出成形用金型内に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂組成物を射出し成形する。
本実施形態の第2の樹脂成形体の製造方法では、例えば、以下の手順により射出成形を行うことができる。射出成形用金型内に、先ずガラス布を配置する。続いて、射出成形用金型内に射出成形機を用い植物由来高分子化合物を含む樹脂組成物を溶融射出する。
本実施形態で用いる射出成形機は通常のものが使用できる。
本実施形態で用いる樹脂組成物は、上述の植物由来高分子化合物及び必要に応じて難燃剤などの添加物を混合したものが挙げられる。また、樹脂組成物は、ペレット化されたものであることが好ましい。また、ガラス布は、本発明の効果を損なわない範囲で裁断されたものを用いることができる。
射出成形は、金型温度20〜130℃、シリンダ温度(最高温度)160〜230℃、射出時間10〜120秒、冷却時間10〜140秒で行われることが好ましく、金型温度30〜110℃、シリンダ温度(最高温度)180〜200℃、射出時間30〜60秒、冷却時間20〜40秒で行われることがより好ましい。
本実施形態においてガラス布及び植物由来高分子化合物の配合量は、樹脂成形体の植物度、耐衝撃強度及び耐熱性を高水準でバランスよく達成させる観点から、ガラス布100質量部に対して植物由来高分子化合物を10〜900質量部の範囲内とすることが好ましい。
本実施形態の第2の樹脂成形体の製造方法によれば、植物度が高く、耐衝撃強度及び耐熱性に優れた樹脂成形体を高い生産性で製造することができる。更に、植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を用いる場合、ガラス布との強い接着性により成形体の耐衝撃強度及び耐熱性をより向上させることができる。
本実施形態の第3の樹脂成形体の製造方法は、ガラス布に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂溶液を含浸して樹脂成形体を得る。
本実施形態の第3の樹脂成形体の製造方法で用いる樹脂溶液は、例えば、植物由来高分子化合物及び必要に応じて難燃剤などの添加物を溶剤に溶解したものが挙げられる。
溶剤としては、植物由来高分子化合物を溶解できるものであれば特に限定されるものではないが、例えば、メタノール、イソプロパノールなどのアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類、酢酸エチル、テトラヒドロフランなどのエーテル類、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素などが挙げられる。
樹脂溶液をガラス布に含浸する方法としては、例えば、浸漬塗布、吸引含浸、表面空すきこみなどが挙げられる。
本実施形態においては、ガラス布に植物由来高分子化合物が含まれる樹脂溶液を含浸した後、これを加熱加圧(例えば、熱プレス)することにより、樹脂成形体を得ることができる。
本実施形態の第3の樹脂成形体の製造方法によれば、植物由来高分子化合物をガラス布の隙間までしみこませることができるため成形体の高密度化を達成することができ、極めて高い耐衝撃強度を有する樹脂成形体を得ることができる。更に、植物由来高分子化合物としてポリ乳酸を用いる場合、ガラス布との強い接着性により成形体の耐衝撃強度及び耐熱性をより向上させることができる。
図1は、本発明の樹脂成形体の一実施形態に係る筐体及び事務機器部品を備える画像形成装置を、前側から見た外観斜視図である。図1の画像形成装置100は、本体装置110の前面にフロントカバー120a,120bを備えている。これらのフロントカバー120a,120bは、ユーザーが装置内にアクセスできるよう開閉可能となっている。これにより、ユーザーは、トナーが消耗したときにトナーを補充したり、消耗したプロセスカートリッジを交換したり、装置内でジャムが発生したときに詰まった用紙を取り除いたりすることができる。図1には、フロントカバー120a,120bが開かれた状態の装置が示されている。
本体装置110の上面には、用紙サイズや部数等の画像形成に関わる諸条件がユーザーからの操作によって入力される操作パネル130、及び、読み取られる原稿が配置されるコピーガラス132が設けられている。また、本体装置110は、その上部に、コピーガラス132上に原稿を自動的に搬送することができる自動原稿搬送装置134を備えている。更に、本体装置110は、コピーガラス132上に配置された原稿画像を走査して、その原稿画像を表わす画像データを得る画像読取装置を備えている。この画像読取装置によって得られた画像データは、制御部を介して画像形成ユニットに送られる。なお、画像読取装置及び制御部は、本体装置110の一部を構成する筐体150の内部に収容されている。また、画像形成ユニットは、着脱可能なプロセスカートリッジ142として筐体150に備えられている。プロセスカートリッジ142の着脱は、操作レバー144を回すことによって可能となる。
本体装置110の筐体150には、トナー収容部146が取り付けられており、トナー供給口148からトナーを補充することができる。トナー収容部146に収容されたトナーは現像装置に供給されるようになっている。
一方、本体装置110の下部には、用紙収納カセット140a,140b,140cが備えられている。また、本体装置110には、一対のローラで構成される搬送ローラが装置内に複数個配列されることによって、用紙収納カセットの用紙が上部にある画像形成ユニットまで搬送される搬送経路が形成されている。なお、各用紙収納カセットの用紙は、搬送経路の端部近傍に配置された用紙取出し機構によって1枚ずつ取り出されて、搬送経路へと送り出される。また、本体装置110の側面には、手差しの用紙トレイ136が備えられており、ここからも用紙を供給することができる。
画像形成ユニットによって画像が形成された用紙は、本体装置110の一部を構成する筐体152によって支持された相互に当接する2個の定着ロールの間に順次移送された後、本体装置110の外部に排紙される。本体装置110には、用紙トレイ136が設けられている側と反対側に排出トレイ138が複数備えられており、これらのトレイに画像形成後の用紙が排出される。
本発明の樹脂成形体は、十分に高い耐衝撃強度及び耐熱性を有しているため、上述したような電子写真装置の外装筐体(ハウジング)、筐体を構成する部材(フロントカバー(図1におけるフロントカバー120a,120b)、リアカバーなど)及び部品(給紙トレイ(図1における用紙トレイ136)、排紙トレイ(図1における排出トレイ138)、プラテンなど)として好適である。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
<樹脂成形体の作製>
(実施例1)
まず、プレス成形後に縦150mm×横150mm×厚み3mmの成形体を得ることができる成形型(凹型)内に、ガラス布(日本板硝子社製、商品名「ガラスマット」、ガラス繊維不織布)60質量部を均一に敷き詰め充填した。次に、充填したガラス布上にポリ乳酸(三井化学社製、商品名「レイシアH100」、L体:D体=99:1、重量平均分子量90000)35質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)15質量部を均一に敷き詰め、成形型内にポリ乳酸及びリン酸エステルを充填した。
続いて、単動熱プレス(東洋精機社製、「TG−1」)により190℃、100MPaの条件で上記の充填物を加熱加圧した。これにより、ガラス布を含む150mm×150mm×3mmの平板樹脂成形体を得た。
(実施例2)
ガラス布、ポリ乳酸及びリン酸エステルの充填量をそれぞれ、ガラス布10質量部、ポリ乳酸80質量部及びリン酸エステル10質量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして、実施例2の樹脂成形体を得た。
(実施例3)
ガラス布、ポリ乳酸及びリン酸エステルの充填量をそれぞれ、ガラス布75質量部、ポリ乳酸20質量部及びリン酸エステル5質量部に変更したこと以外は実施例1と同様にして、実施例3の樹脂成形体を得た。
(実施例4)
実施例1におけるポリ乳酸35質量部に代えてポリ−3−ヒドロキシ酪酸(モンサント社製、商品名「バイオポール」、重量平均分子量:45000)35質量部を充填したこと以外は実施例1と同様にして、実施例4の樹脂成形体を得た。
(実施例5)
まず、成形後に縦150mm×横150mm×厚み3mmの成形体を得ることができる射出成形用金型内に、ガラス布(日本板硝子社製、ガラスマット、商品名「ガラスマット」、ガラス繊維不織布)60質量部を均一に敷き詰め充填した。一方、ポリ乳酸(三井化学社製、商品名「レイシアH100」、L体:D体=99:1、重量平均分子量90000)35質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)15質量部を200℃でコンパウンドし、樹脂ペレットを作製した。
上記で得られた樹脂ペレットを、射出成形機「EX−50」(日精樹脂工業社製)を用いてガラス布を充填した上記射出成形用金型内に射出し、射出温度190℃、金型温度50℃の条件で射出成形(インサート成形)した。これにより、ガラス布を含む150mm×150mm×3mmの平板樹脂成形体を得た。
(比較例1)
プレス成形後に縦150mm×横150mm×厚み3mmの成形体を得ることができる成形型内に、ポリ乳酸−ポリカーボネートアロイ(東レ社製、商品名「V554R10」)100質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)50質量部を均一に充填した。次に、単動熱プレス(東洋精機社製、「TG−1」)により190℃、100MPaの条件で充填物を加熱加圧した。これにより、150mm×150mm×3mmの平板樹脂成形体を得た。
(比較例2)
比較例1におけるポリ乳酸−ポリカーボネートアロイ100質量部に代えてポリ乳酸−ナノクレイアロイ(ユニチカ社製、商品名「TE2100」)100質量部を充填したこと以外は比較例1と同様にして、比較例2の樹脂成形体を得た。
(比較例3)
ポリ乳酸(三井化学製、商品名「レイシアH100」、L体:D体=99:1、重量平均分子量90000)10質量部とガラス繊維(日東紡製、商品名「CS−3PE−941S」)2質量部とを、2軸混練機(東洋精機製、「ラボプラストミル」)で180℃にて混練し、得られたコンパウンドを、射出成形機(日精樹脂工業製、「NEX150」)を用いて、シリンダ温度180℃、金型温度40℃の条件で射出成形し、150mm×150mm×3mmの平板樹脂成形体を得た。
上記で得られた実施例1〜5及び比較例1〜3の樹脂成形体について、耐熱性及び耐衝撃性を評価するため、下記の方法に基づいて荷重たわみ温度及びシャルピー耐衝撃強度を測定した。
[荷重たわみ温度の測定]
樹脂成形体から試料をJIS K7191−1HDT試験で規定される寸法(20mm×10mm×32mm)に切り出し、JIS K7191−1に規定のHDT試験法に基づき、HDT試験装置(東洋精機社製、Eモデル)を用い荷重たわみ温度(℃)を測定した。
[シャルピー耐衝撃強度]
樹脂成形体から切り出したISOダンベル試験片をノッチ加工し、デジタル耐衝撃試験装置(東洋精機社製、DG−C)を用いシャルピー耐衝撃強度(kJ/m)を測定した。
<事務機器部品の作製>
(実施例6)
カラーレーザープリンター(富士ゼロックス社製、「DocuCentre500」)のフロントカバー成形用の金型(凹型)に、ガラス布(日本板硝子社製、商品名「ガラスマット」、ガラス繊維不織布)60質量部を均一に敷き詰め充填した。次に、充填したガラス布上にポリ乳酸(三井化学社製、商品名「レイシアH100」、L体:D体=99:1、重量平均分子量:90000)35質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)15質量部を均一に敷き詰め、成形型内にポリ乳酸及びリン酸エステルを充填した。
続いて、単動熱プレス(東洋精機社製、「TG−1」)により220℃、200MPaの条件で上記の充填物を加熱加圧した。これにより、ガラス布を含むフロントカバーを得た。
(実施例7)
ガラス布、ポリ乳酸及びリン酸エステルの充填量をそれぞれ、ガラス布10質量部、ポリ乳酸80質量部及びリン酸エステル10質量部に変更したこと以外は実施例6と同様にして、実施例7のフロントカバーを得た。
(実施例8)
ガラス布、ポリ乳酸及びリン酸エステルの充填量をそれぞれ、ガラス布75質量部、ポリ乳酸20質量部及びリン酸エステル5質量部に変更したこと以外は実施例6と同様にして、実施例8のフロントカバーを得た。
(実施例9)
実施例6におけるポリ乳酸35質量部に代えてポリ−3−ヒドロキシ酪酸(モンサント社製、商品名「バイオポール」、重量平均分子量:45000)35質量部を充填したこと以外は実施例6と同様にして、実施例9のフロントカバーを得た。
(実施例10)
先ず、ポリ乳酸(三井化学社製、商品名「レイシアH100」、L体:D体=99:1、重量平均分子量:90000)35質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)15質量部を200℃でコンパウンドし、樹脂ペレットを作製した。
上記で得られた樹脂ペレットを、射出成形機「EX−50」(日精樹脂工業社製)を用いて、カラーレーザープリンター(富士ゼロックス社製、「DocuCentre500」)のフロントカバー成形用の射出成型用金型内に射出し、射出温度190℃、金型温度50℃の条件で射出成形(インサート成形)した。これにより、実施例10のフロントカバーを得た。
(比較例4)
カラーレーザープリンター(富士ゼロックス社製、「DocuCentre500」)のフロントカバー成形用の金型に、ポリ乳酸−ポリカーボネートアロイ(東レ社製、商品名「V554R10」)100質量部及びリン酸エステル(大八化学社製、商品名「PX200」)50質量部を均一に敷き詰め、成形型内にポリ乳酸−ポリカーボネートアロイ及びリン酸エステルを充填した。
続いて、単動熱プレス(東洋精機社製、「TG−1」)により220℃、200MPaの条件で上記の充填物を加熱加圧した。これにより、比較例4のフロントカバーを得た。
(比較例5)
比較例4におけるポリ乳酸−ポリカーボネートアロイ100質量部に代えてポリ乳酸−ナノクレイアロイ(ユニチカ社製、商品名「TE2100」)100質量部を充填したこと以外は比較例4と同様にして、比較例5のフロントカバーを得た。
上記で得られた実施例6〜10及び比較例4〜5のフロントカバーについて、耐熱性及び耐衝撃性を評価するため、下記の方法に基づく荷重たわみ温度及びシャルピー耐衝撃強度の測定、並びに耐熱性試験を行った。
[荷重たわみ温度の測定]
フロントカバーの中心部から試料をJIS K7191−1HDT試験で規定される寸法(10mm×20mm×24mm)に切り出し、JIS K7191−1に規定のHDT試験法に基づき、HDT試験装置(東洋精機社製、Eモデル)を用いて荷重たわみ温度(℃)を測定した。
[シャルピー耐衝撃強度]
フロントカバーの中心部から切り出したISOダンベル試験片をノッチ加工し、デジタル耐衝撃試験装置(東洋精機社製、DG−C)を用いシャルピー耐衝撃強度(kJ/m)を測定した。
[耐熱性試験]
フロントカバーを恒温恒湿槽内で、温度60℃、湿度85%の条件下、1000時間保存した後、変形の有無を目視にて確認した。変形が見られたものを「変形有」、変形が見られなかったものを「変形無」で表1及び2に示した。
Figure 2008050447

Figure 2008050447

表1及び表2に示されるように、本発明に係る実施例1〜5の樹脂成形体及び実施例6〜10の事務機器部品(フロントカバー)は、優れた耐衝撃強度及び耐熱性を有していることが確認された。また、射出成形によって製造された実施例5及び実施例10の樹脂成形体は、耐衝撃強度が更に優れていることが分かった。
本発明の樹脂成形体の一実施形態に係る筐体及び事務機器部品を備える画像形成装置の外観斜視図である。
符号の説明
100…画像形成装置、110…本体装置、120a,b…フロントカバー、136…用紙トレイ、138…排出トレイ、142…プロセスカートリッジ、150,152…筐体。

Claims (5)

  1. ガラス布と、植物由来高分子化合物と、を含有してなる樹脂成形体。
  2. ガラス布と、植物由来高分子化合物と、を含有してなる樹脂成形体が、一部又は全部に用いられたことを特徴とする筐体。
  3. 成形型内で、少なくともガラス布と植物由来高分子化合物とを加熱加圧し一体化させる、樹脂成形体の製造方法。
  4. ガラス布を配した射出成形用金型内に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂組成物を射出し成形する、樹脂成形体の製造方法。
  5. ガラス布に、植物由来高分子化合物が含まれる樹脂溶液を含浸して樹脂成形体を得る、樹脂成形体の製造方法。
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