JP2008047430A - 発光装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ライン状プリンタヘッドの発光素子のスポット径の制御を容易に行う。
【解決手段】発光素子21毎に設けられているパルス発生部61は、印刷画像データDaが供給されると、これに応じてPWM方式の駆動パルスPaを生成し、ドライブトランジスタ62に供給する。ドライブトランジスタ62は駆動パルスPaに応じて発光素子21に電流を供給する。DA変換回路63は、各々の発光素子21毎に予め設定された制御データDcに応じて制御電圧Vctlを生成し、制御電極54に印加する。制御電極54に印加される制御信号に応じて発光素子21の発光領域59の大きさが変化する。
【選択図】図8
【解決手段】発光素子21毎に設けられているパルス発生部61は、印刷画像データDaが供給されると、これに応じてPWM方式の駆動パルスPaを生成し、ドライブトランジスタ62に供給する。ドライブトランジスタ62は駆動パルスPaに応じて発光素子21に電流を供給する。DA変換回路63は、各々の発光素子21毎に予め設定された制御データDcに応じて制御電圧Vctlを生成し、制御電極54に印加する。制御電極54に印加される制御信号に応じて発光素子21の発光領域59の大きさが変化する。
【選択図】図8
Description
本発明は、有機EL(ElectroLuminescent)材料等の発光材料を利用した発光装置及び発光装置を利用した画像形成装置に関する。
画像形成装置としてのプリンタには、感光体ドラムなどの像担持体に静電潜像を形成するためのヘッド部として、多数の発光素子がアレイ状に配列された発光装置が用いられる。ヘッド部は、複数の発光素子を主走査方向に沿って配置した1本のラインで構成されることが多い。
また、発光素子としては、有機発光ダイオード(Organic Light Emitting Diode、以下適宜「OLED」と略称する)素子が知られている。OLED素子などの発光素子は駆動電流の大きさに応じて発光量、具体的には光度が変化する。このOLED素子の駆動方法として特許文献1にはOLED素子に供給する駆動電流のパルス幅を階調に応じて調整するPWM(pulse width modulation)方式が開示されている。このようなOLED素子をライン状に配列した用いたライン状プリンタヘッドでは、ヘッドと感光体の間にアレイ上のレンズ(セルフォック・レンズ・アレイ:SLA)を設けている(例えば特許文献1参照)。
ところで、従来のレーザ光を光源として用いたプリンタでは、レンズを用いて光源のスポット径を制御するものがある(例えば特許文献2参照)。また、遮光体を設けてスポット径を制御可能にしたものが知られている。
特開2003−341140号公報
特開2006−88569号公報
しかしながら、上述のようなOLED素子を用いたライン状プリンタヘッドでは、基板上にOLED素子を形成しているため、発光部分の面積が発光体層の両側の第1電極と第2電極間の電界分布に応じて決まってしまう。このため、発光部分のスポット径を変更しようとする場合には、製造時にフォトマスクを修正して電極の形状を変更する必要がある。
また、このようなライン状プリンタヘッドでは、上述のようにSLAを用いているため、スポット径を変更するためにレンズ等の光学系や遮光体を設けることが困難である。さらに、SLAによってスポット径を制御しようとすると、OLED素子との位置関係も変化したり、効率が変化したりする問題がある。
また、このようなライン状プリンタヘッドでは、上述のようにSLAを用いているため、スポット径を変更するためにレンズ等の光学系や遮光体を設けることが困難である。さらに、SLAによってスポット径を制御しようとすると、OLED素子との位置関係も変化したり、効率が変化したりする問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、発光素子のスポット径の制御を容易に行い得るようにすることを解決課題としている。また、本発明は、発光素子のスポットの位置の制御を容易に行い得るようにすることを解決課題としている。
この課題を解決するために、本発明に係る発光装置は、駆動信号に応じた光度で発光する複数の発光素子を有し、前記発光素子は、第1電極と、第2電極と、前記第1電極の周囲に形成され、制御電圧が供給される制御電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に形成された機能層とを備え、前記機能層は、前記第1電極に接続された電子輸送層又は正孔輸送層と、前記電子輸送層又は正孔輸送層上に形成された発光層とを有する。
この発明によれば、第1電極の周囲に、制御電圧を印加する制御電極が設けられているため、制御電圧を変化させることにより、第1電極と第2電極との間の電界分布を変化させることができる。発光層中の発光領域の大きさは、駆動電流の流れ方に左右され、駆動電流の流れ方は電界分布に左右される。したがって、制御電圧を変化させることにより、容易に発光領域の大きさを変化させることができる。なお、駆動信号は発光素子を発光させることができればよいので、電圧信号であっても電流信号であってもよい。なお、電子輸送層又は正孔輸送層は、複数の発光素子に共通であってもよい。さらに、発光層は複数の発光素子に共通であってもよい。くわえて、第2電極は複数の発光素子に共通であってもよい。
上述した発光装置において、発光素子の発光領域の大きさを指定する指定信号に基づいて、前記制御電圧を生成し前記複数の発光素子の各々に供給する制御手段を備えることが好ましい。この場合、指定信号によって発光のスポット径を調整することができる。
制御手段の具体的な態様としては、前記複数の発光素子の各々について前記発光領域の大きさを補正する補正データを予め記憶した記憶手段と、前記記憶手段から読み出した前記補正データを前記指定信号とし、前記補正データに基づいて前記制御電圧を生成する制御電圧生成手段とを備えてもよい。この場合、予め各発光素子のスポット径を計測して、各スポット径が均一になるように補正データを記憶しておくことによって、製造上のばらつきを電気的に補正することが可能となる。
さらに、制御手段の具体的な態様としては、前記指定信号は、外部機器から供給され、印刷の品質を指定する信号であってもよい。発光装置を印刷装置の光ヘッドとして用いる場合、印刷の品質を指定されることがあるが、この態様によれば、指定された品質に応じて発光領域の大きさを制御することが可能となる。
さらに、制御手段の具体的な態様としては、前記指定信号は、外部機器から供給され、印刷の品質を指定する信号であってもよい。発光装置を印刷装置の光ヘッドとして用いる場合、印刷の品質を指定されることがあるが、この態様によれば、指定された品質に応じて発光領域の大きさを制御することが可能となる。
本発明に係る他の発光装置は、駆動信号に応じた光度で発光する複数の発光素子を有し、前記発光素子は、第1電極と、第2電極と、前記第1電極を挟んで設けられ、各々に制御電圧が供給される複数の制御電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に形成された機能層とを備え、前記機能層は、前記第1電極に接続された電子輸送層又は正孔輸送層と、前記電子輸送層又は正孔輸送層上に形成された発光層とを有する。
この発明によれば、第1電極を挟んで複数の制御電極が設けられているため、各々の制御電極に印加する制御電圧を変化させることにより、発光領域の位置あるいは大きさを容易に制御することができる。
この発明によれば、第1電極を挟んで複数の制御電極が設けられているため、各々の制御電極に印加する制御電圧を変化させることにより、発光領域の位置あるいは大きさを容易に制御することができる。
また、上述した発光装置は、前記発光素子の発光領域の位置を指定する指定信号に基づいて、前記複数の発光素子の各々に供給する前記制御電圧の組を生成し、前記複数の発光素子の各々に供給する制御手段を備えることが好ましい。この場合、指定信号によって発光の位置及びスポット径を調整することができる。
また、本発明に係る画像形成装置は、上述した発光装置と、前記複数の発光素子の各々からの出射光によって静電潜像が形成される像担持体と、を備えることを特徴とする。このような画像形成装置としては、例えば、プリンタ、複写機、複合機などが該当する。
図面を参照しながら本発明に好適な実施の形態を説明する。なお、以下の各図面においては、各部の寸法の比率を便宜的に実際のものとは相違させている。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る発光装置を利用した画像形成装置の概略を示す斜視図である。同図に示されるように、この画像形成装置は、感光体ドラム110の外周面の感光体層110aに潜像を形成する露光装置10を備えている。
<1.第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る発光装置を利用した画像形成装置の概略を示す斜視図である。同図に示されるように、この画像形成装置は、感光体ドラム110の外周面の感光体層110aに潜像を形成する露光装置10を備えている。
この露光装置10は、光源からの光を出射する発光装置20と、発光装置20と感光体ドラム110との間に設けられた集光レンズアレイ40と、発光装置20と集光レンズアレイ40との間に設けられた厚みtの板状の開口部30とを備えている。この開口部30は、発光装置20の集光レンズアレイ40側に接合されている。
図2は発光装置20および開口部30の平面図である。この図2に示すように、発光装置20は、例えば有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)等の複数の発光素子21を有する。各々の発光素子21は面発光する光源であり、直径がRの略円形の発光面21aを有する。複数の発光素子21の発光面21aは、同一の平面に一列に配列されている。なお、発光面の形状は円形でなくともよく、楕円、長方形等でもよい。この場合、発光面の最大幅を直径Rとすればよい。また、各々の発光素子21は、印刷画像に応じて選択的に駆動されて発光する。
図2は発光装置20および開口部30の平面図である。この図2に示すように、発光装置20は、例えば有機発光ダイオード素子(以下、OLED素子と称する。)等の複数の発光素子21を有する。各々の発光素子21は面発光する光源であり、直径がRの略円形の発光面21aを有する。複数の発光素子21の発光面21aは、同一の平面に一列に配列されている。なお、発光面の形状は円形でなくともよく、楕円、長方形等でもよい。この場合、発光面の最大幅を直径Rとすればよい。また、各々の発光素子21は、印刷画像に応じて選択的に駆動されて発光する。
開口部30は、吸光性の部材から形成されており、複数の発光素子21からの出射光のうち一部の光をそれぞれ通過させる複数の開口31が形成されている。開口31の形成は、例えば、金属や遮光フィルム等の吸光性の部材のエッチングまたはパンチングによって実現可能である。各開口31は、直径がR1の円柱状をなし、開口部30の厚み方向に貫通しており、その長さ(深さ)は開口部30の厚み(t)と一致している。複数の開口31と複数の発光素子21とは1対1で対応しており、互いに対応する開口31および発光素子21は中心軸が略一致している。なお、本実施の形態を変形し、各開口31の形状を円柱以外の回転体(例えば円錐台)状としてもよい。その場合には、開口31の集光レンズアレイ40側の直径がR1となる。
図3は集光レンズアレイ40の構成を示す斜視図である。この集光レンズアレイ40は、発光装置20と感光体ドラム110との間に配置される。この集光レンズアレイ40は、各々の光軸を発光装置20に向けた姿勢でアレイ状に配列された多数の屈折率分布型レンズ41を含む。このような集光レンズアレイ40としては、例えば日本板硝子株式会社から入手可能なSLA(セルフォック・レンズ・アレイ)がある(セルフォック/SELFOCは日本板硝子株式会社の登録商標)。露光装置10の各発光素子から発せられた光は集光レンズアレイ40の各屈折率分布型レンズ41を透過して感光体ドラム110の表面に到達する。この露光によって感光体ドラム110の表面には所望の画像に応じた潜像が形成される。
図4は露光装置10における発光装置20と集光レンズアレイ40の位置関係を示す平面図である。発光素子21と個々のレンズ41とは互い違いになるように配置されている。集光レンズアレイ40には、物体(光源)の正立等倍像が実像として像面に結ばれるようにするための理想的な距離、すなわち最適な結像を可能とするための理想的な距離が定められている。以降、この距離を「作動距離」と称する。作動距離には、物体と端面40aとの間の物体側作動距離(L0)と、端面40bと像面との間の像面側作動距離(L1)とがある。本実施の形態では、複数の発光素子21の発光面21aと端面40aとの間隔はいずれもL0に一致し、端面40bと外周面110aとの間隔はL1に一致している。したがって、複数の屈折率分布型レンズ41は、それぞれ、発光装置20上の像の正立等倍像を外周面110aに結像可能である。これらの正立等倍像は、1つの連続した像(潜像)を構成する実像である。
図5は、発光素子21の構造を示す断面図である。この図5は、発光装置20を構成する1つの発光素子21について断面構造を示したものである。この発光素子21は、例えばガラスを材料とする基板51と、発光素子21を駆動する駆動回路等が形成された素子層52と、陽極(第1電極)53と、この陽極53の周囲に環状に構成された制御電極54と、絶縁膜55と、陰極(第2電極)58と、機能層60とを備える。この例の機能層60は、有機EL材料で形成された発光層57と、陽極(第1電極)53と発光層との間に設けられた正孔輸送層56とを有している。なお、印加する電圧を逆にすれば、第1電極を陰極とし、第2電極を陽極として構成することもできる。この場合、正孔輸送層56の替わりに電子輸送層を用いればよい。ここで、陽極(第1電極)53は、複数の発光素子の各々に設けられた個別電極であり、陰極(第2電極)58は、複数の発光素子に対し共通に設けられた共通電極である。
制御電極54は、導電性の材料で構成する。また、陽極53と制御電極54とは必ずしも同一平面上になくてもよいが、陽極53と同一の素材により陽極53と同一の平面上に形成するようにすれば、陽極53と制御電極54とを同一の工程において形成することができ、製造工程を増加させずに、制御電極54を形成することができる。
発光層57と陰極58は発光装置20の長手方向に連続的に形成されている。すなわち、発光層57及び陰極58は他の発光素子21と共通した構成要素である。
図6は、個々の発光素子21における陽極53、制御電極54、及び正孔輸送層56の底面周縁の形状を示す平面図である。この図6に示すように、制御電極54は、陽極53の周囲に環状に形成されている。このような構成において、正孔輸送層56が陽極53と接するのは、絶縁膜55で仕切られた範囲、即ち、正孔輸送層56と絶縁膜55との境界である外縁Zの内側である。したがって、陽極53と陰極58との間に電圧を印加すると、直接的には、外縁Zの内側に電流が流れ発光素子21が発光する。
発光層57と陰極58は発光装置20の長手方向に連続的に形成されている。すなわち、発光層57及び陰極58は他の発光素子21と共通した構成要素である。
図6は、個々の発光素子21における陽極53、制御電極54、及び正孔輸送層56の底面周縁の形状を示す平面図である。この図6に示すように、制御電極54は、陽極53の周囲に環状に形成されている。このような構成において、正孔輸送層56が陽極53と接するのは、絶縁膜55で仕切られた範囲、即ち、正孔輸送層56と絶縁膜55との境界である外縁Zの内側である。したがって、陽極53と陰極58との間に電圧を印加すると、直接的には、外縁Zの内側に電流が流れ発光素子21が発光する。
しかしながら、実際の発光領域は、外縁Zよりも若干広がりを持つ。これは、正孔輸送層56の抵抗値が発光層57の抵抗値よりも小さいため、陽極53からの駆動電流が外縁Zを超えて正孔輸送層56→発光層57→陰極58の経路で流れるからである。すなわち、駆動電流が正孔輸送層56において外縁Zを超えて広がることによって、発光領域が広がるのである。
制御電極54は、正孔輸送層56における駆動電流の広がりを制御するために用いられる。制御電極54に印加する制御電圧を調整することによって、発光領域の大きさを制御することが可能となる。
制御電極54は、正孔輸送層56における駆動電流の広がりを制御するために用いられる。制御電極54に印加する制御電圧を調整することによって、発光領域の大きさを制御することが可能となる。
ここで、発光領域の大きさの制御原理について説明する。図7に、図5の領域Mの電気的な等価回路を示す。この等価回路において、陽極53にはデータ電圧Vdが印加され、制御電極54には制御電圧Vctlが印加され、陰極58には接地電位GND(0V)が印加されるもとする。また、陽極53と領域Mの正孔輸送層56との間の抵抗値をRc、制御電極54と領域Mの正孔輸送層56との間の抵抗値をRd、領域Mの発光層57の抵抗値をRxとする。また、電圧Vxは領域Mの正孔輸送層56の電圧である。
図7に示す等価回路において、以下に示す式(1)〜(3)が成り立つ。
Ioled=Ic+Id=Vx/Rx…(1)
Vctl−Vx=RcIc…(2)
Vd−Vx=RdId…(3)
式(1)〜(3)を変形すると式(4)が得られる。
Ioled=Vctl/{Rc+Rx+RcRx/Rd}+Vd/{Rd+Rx+RdRx/Rd}…(4)
式(4)においてRc、Rx、Rdは構造によって定まる定数である。したがって、制御電圧Vctlを調整することによって、領域Mに流れる駆動電流Ioledを制御することができる。これにより、発光領域の大きさを電気的に制御することが可能となる。
図7に示す等価回路において、以下に示す式(1)〜(3)が成り立つ。
Ioled=Ic+Id=Vx/Rx…(1)
Vctl−Vx=RcIc…(2)
Vd−Vx=RdId…(3)
式(1)〜(3)を変形すると式(4)が得られる。
Ioled=Vctl/{Rc+Rx+RcRx/Rd}+Vd/{Rd+Rx+RdRx/Rd}…(4)
式(4)においてRc、Rx、Rdは構造によって定まる定数である。したがって、制御電圧Vctlを調整することによって、領域Mに流れる駆動電流Ioledを制御することができる。これにより、発光領域の大きさを電気的に制御することが可能となる。
図8は、各々の発光素子21毎に設けられている駆動回路Uの構成を示すブロック図である。この駆動回路Uはパルス発生部61、ドライブトランジスタ62及びDA変換回路63を備える。パルス発生部61は、例えばPWM方式により、画像データDgの示す階調に応じたパルス幅を有する駆動パルスPaを生成する。ドライブトランジスタ62は駆動パルスPaがローレベルにおいてオン状態となり、駆動電流Ioledを発光素子21に供給する。さらに、DA変換回路63は、個々の発光素子21毎に予め設定された制御データDcに応じた制御電圧Vctlを生成し、上述の制御電極54に供給する。
ところで、上述のように構成された発光素子21では、制御電極54に印加する電圧を変化させると、陽極53と陰極58間の電界分布を変化させて、発光層57に流れる駆動電流Ioledの分布を制御することができる。
制御電極54を高インピーダンス状態にした場合には、陽極53と陰極58の間の電界分布は、制御電極54を設けない場合とほぼ同じで、発光領域59は、例えば図9(A)に示すように、陽極53の外周部分とほぼ同じ領域内となる。
制御電極54を高インピーダンス状態にした場合には、陽極53と陰極58の間の電界分布は、制御電極54を設けない場合とほぼ同じで、発光領域59は、例えば図9(A)に示すように、陽極53の外周部分とほぼ同じ領域内となる。
また、制御電極54に印加する制御電圧Vctlを陰極58の電位を基準として正極性の電圧とした場合には、陽極53の外周より広い範囲で駆動電流Ioledが流れる。この場合、陽極53と陰極58の間の電界分布が、等価的に陽極53の径を大きくした場合に近くなり、例えば図8(B)に示すように、発光領域59が制御電極54の内周54wを超えて広がる。すなわちスポット径が大きくなる。反対に、制御電極54に印加する制御電圧Vctlを陰極58の電位を基準として負極性の電圧とした場合には、陽極53の外周より狭い範囲で駆動電流Ioledが流れる。この場合、陽極53と陰極58の間の電界分布が、等価的に陽極53の径を小さくした場合に近くなり、例えば図8(C)に示すように、発光領域59の径すなわちスポット径が小さくなる。
発光素子21は、発光層57に電流が流れることによって発光する。したがって、発光領域59の大きさは、駆動電流Ioledの流れ方に左右される。本実施形態では、制御電極54に印加する制御電圧Vctlを調整することによって、陽極53と陰極58の間の電界分布を変化させる。これにより、発光層57に流れる駆動電流Ioledの分布を変化させて、発光領域59の大きさ(スポット径)を容易に変化させることが可能となる。
このため、例えば個々の発光素子21毎に予めスポット径を測定し、駆動回路Uに供給する制御データDcを設定しておけば、製造時のばらつき等による個々の発光素子21のスポット径の違いを補正することができる。より具体的には、各発光素子21に対応する制御データDcを不揮発性のメモリに記憶しておき、当該メモリから制御データDcを読み出して駆動回路Uに供給すればよい。
また、プリンタなどの印刷機器では、印刷品質を指定する場合がある。例えば、画像等の精細な印刷が要求される高品質モードと、文字等の多少解像度が低くてもよい低品質モードを指定する場合がある。高品質モードでは制御データDcを変更してスポット径を小さく制御し、低品質モードでは制御データDcを変更してスポット径を大きく制御すれば、要求される印刷品質に応じたスポット径の制御を行うことができるようになる。より具体的には、各駆動回路Uに供給する制御データDcを生成する制御回路に指定信号を供給し、制御回路において指定信号に応じてスポット径を制御する制御データDcを生成すればよい。また、上述した発光素子21のスポット径の補正と品質に応じた制御を組み合わせて、制御データDcを生成してもよい。
<2.第2実施形態>
上述の第1実施形態では、陽極53の周囲に環状の制御電極54を設けていたが、この第2実施形態では、例えば図10に示すように、発光素子21の陽極53の周囲に4つの制御電極54a,54b,54c,54dを設けている。この発光素子21の断面構造は、素子層52内に構成される駆動回路Uが各制御電極54a,54b,54c,54dに印加する制御電圧を独立して制御し得るように構成されている以外は、上述の図5に示す構造と同様である。
この実施形態では、陽極53のX方向(発光装置20の長手方向)の両端に制御電極54a,54bを設けており、X方向と垂直のY方向の両端には制御電極54c,54dを設けている。
上述の第1実施形態では、陽極53の周囲に環状の制御電極54を設けていたが、この第2実施形態では、例えば図10に示すように、発光素子21の陽極53の周囲に4つの制御電極54a,54b,54c,54dを設けている。この発光素子21の断面構造は、素子層52内に構成される駆動回路Uが各制御電極54a,54b,54c,54dに印加する制御電圧を独立して制御し得るように構成されている以外は、上述の図5に示す構造と同様である。
この実施形態では、陽極53のX方向(発光装置20の長手方向)の両端に制御電極54a,54bを設けており、X方向と垂直のY方向の両端には制御電極54c,54dを設けている。
図11は、このように構成された発光素子21を駆動する駆動回路の構成を示すブロック図である。この駆動回路は、例えばPWM方式により画像データDgに応じて駆動パルスPaを生成するパルス発生部61と、この駆動パルスPaに応じて発光素子21を駆動するドライブトランジスタ62と、個々の発光素子21毎に予め設定された制御データDcに応じた制御電圧Vctl-a、Vctl-b、Vctl-c、及びVctl-dを生成し、各制御電極54a、54b、54c、及び54dに供給するDA変換回路65とを備えている。
ところで、上述のように構成された発光素子21では、各制御電極54a,54b,54c,54dに印加する電圧を変化させると、陽極53と陰極58間の電界分布を変化させて、発光層57に流れる駆動電流Ioledの分布を制御することができる。
全ての制御電極54a,54b,54c,54dを高インピーダンス状態にした場合には、陽極53と陰極58の間の電界分布は、制御電極54a、54b、54c、及び54dを設けない場合とほぼ同じで、発光領域59は、例えば図12(A)に示すように、陽極53の外周部分とほぼ同じ領域内となる。以下の説明では、陰極58の電位を接地電位GND(=0V)とし、これを基準として高電位を正極性、低電位を負極性とする。
全ての制御電極54a,54b,54c,54dを高インピーダンス状態にした場合には、陽極53と陰極58の間の電界分布は、制御電極54a、54b、54c、及び54dを設けない場合とほぼ同じで、発光領域59は、例えば図12(A)に示すように、陽極53の外周部分とほぼ同じ領域内となる。以下の説明では、陰極58の電位を接地電位GND(=0V)とし、これを基準として高電位を正極性、低電位を負極性とする。
制御電極54aに印加する制御電圧Vctl-aを正極性とし、制御電極54bに印加する制御電圧Vctl-bを負極性とし、さらに、制御電極54cに印加する制御電圧Vctl-cを正極性とし、制御電極54dに印加する制御電圧Vctl-dを負極性とした場合には、陽極53と陰極58との間の電界分布が、陽極53をY方向,Xと逆方向に移動させた場合と同様の分布になるため、図12(B)に示すように、発光領域59が同図中の左上に移動する。
また、制御電極54aに印加する制御電圧Vctl-aを負極性とし、制御電極54bに印加する制御電圧Vctl-bを正極性とし、さらに、制御電極54cに印加する制御電圧Vctl-cを負極性とし、制御電極54dに印加する制御電圧Vctl-dを正極性とした場合には、陽極53と陰極58との間の電界分布が、陽極53をY方向,Xと逆方向に移動させた場合と同様の分布になるため、図12(C)に示すように、発光領域59が同図中の右下に移動する。
したがって、この実施形態では、陽極53の周囲に設けた各制御電極54a,54b,54c,54dに印加する制御電圧Vctl-a〜Vctl-dを調整することにより、個々の発光素子21のスポット位置を容易に制御することができる。
例えば図13に示すように、発光装置20と集光レンズアレイ40との取り付けに誤差があると、発光素子21と各屈折率分布型レンズ41の位置関係にずれを生じる場合がある。この例では、発光装置20の中心軸と集光レンズアレイ40の中心軸とが角度θだけずれている。この実施形態では、個々の発光素子21の位置関係のずれに応じて制御データDcを設定すれば、発光素子21の発光領域59すなわちスポットの位置を制御して、位置関係のずれを補正することができる。より具体的には、各発光素子21に対応する制御データDcを不揮発性のメモリに記憶しておき、当該メモリから制御データDcを読み出して駆動回路Uに供給すればよい。
また、この実施形態の場合でも、4つの制御電極54a,54b,54c,54dに同じ大きさの制御電圧Vctl-a〜Vctl-dを供給するようにすれば、第1実施形態と同様に、スポット径の制御を行うこともできる。
なお、上述の説明では、陽極53の周囲に4つの制御電極54a,54b,54c,54dを設けていたが、例えば上述の図9中のY方向に2つの制御電極を設けることにより、Y方向のスポットの位置を変更することができる。発光装置20と集光レンズアレイ40の間の配置誤差角度θが小さい場合には、Y方向のスポット位置の制御のみで充分である場合もあるため、Y方向に分割した2つの制御電極を設ける構成としてもよい。
なお、上述の説明では、陽極53の周囲に4つの制御電極54a,54b,54c,54dを設けていたが、例えば上述の図9中のY方向に2つの制御電極を設けることにより、Y方向のスポットの位置を変更することができる。発光装置20と集光レンズアレイ40の間の配置誤差角度θが小さい場合には、Y方向のスポット位置の制御のみで充分である場合もあるため、Y方向に分割した2つの制御電極を設ける構成としてもよい。
<3.画像形成装置>
図14は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置では、上述の露光装置10と同様な構成の4個の光ヘッド10K,10C,10M,10Yが、上述の感光体ドラム110と同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの露光位置にそれぞれ配置されている。光ヘッド10K,10C,10M,10Yは、上述した露光装置10またはその変形例に係る露光装置である。
図14は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したタンデム型のフルカラー画像形成装置である。
この画像形成装置では、上述の露光装置10と同様な構成の4個の光ヘッド10K,10C,10M,10Yが、上述の感光体ドラム110と同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)110K,110C,110M,110Yの露光位置にそれぞれ配置されている。光ヘッド10K,10C,10M,10Yは、上述した露光装置10またはその変形例に係る露光装置である。
図13に示すように、この画像形成装置には、駆動ローラ121と従動ローラ122が設けられており、これらのローラ121,122には無端の中間転写ベルト120が巻回されて、矢印に示すようにローラ121,122の周囲を回転させられる。図示しないが、中間転写ベルト120に張力を与えるテンションローラなどの張力付与手段を設けてもよい。
この中間転写ベルト120の周囲には、互いに所定間隔をおいて4個の外周面に感光層を有する感光体ドラム110K,110C,110M,110Yが配置される。添え字K,C,M,Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローの顕像を形成するために使用されることを意味している。他の部材についても同様である。感光体ドラム110K,110C,110M,110Yは、中間転写ベルト120の駆動と同期して回転駆動される。
各感光体ドラム110(K,C,M,Y)の周囲には、コロナ帯電器111(K,C,M,Y)と、光ヘッド10(K,C,M,Y)と、現像器114(K,C,M,Y)が配置されている。コロナ帯電器111(K,C,M,Y)は、対応する感光体ドラム110(K,C,M,Y)の外周面を一様に帯電させる。光ヘッド10(K,C,M,Y)は、感光体ドラムの帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。各光ヘッド10(K,C,M,Y)は、複数の発光素子21の配列方向が感光体ドラム110(K,C,M,Y)の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上述の複数の発光素子21により光を感光体ドラムに照射することにより行う。現像器114(K,C,M,Y)は、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラムに顕像すなわち可視像を形成する。
このような4色の単色顕像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各顕像は、中間転写ベルト120上に順次一次転写されることにより、中間転写ベルト120上で重ね合わされて、この結果フルカラーの顕像が得られる。中間転写ベルト120の内側には、4つの一次転写コロトロン(転写器)112(K,C,M,Y)が配置されている。一次転写コロトロン112(K,C,M,Y)は、感光体ドラム110(K,C,M,Y)の近傍にそれぞれ配置されており、感光体ドラム110(K,C,M,Y)から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写コロトロンの間を通過する中間転写ベルト120に顕像を転写する。
最終的に画像を形成する対象としてのシート102は、ピックアップローラ103によって、給紙カセット101から1枚ずつ給送されて、駆動ローラ121に接した中間転写ベルト120と二次転写ローラ126の間のニップに送られる。中間転写ベルト120上のフルカラーの顕像は、二次転写ローラ126によってシート102の片面に一括して二次転写され、定着部である定着ローラ対127を通ることでシート102上に定着される。この後、シート102は、排紙ローラ対128によって、装置上部に形成された排紙カセット上へ排出される。
図15は、本発明の実施の形態に係る他の画像形成装置の縦断面図である。この画像形成装置は、ベルト中間転写体方式を利用したロータリ現像式のフルカラー画像形成装置である。図14に示す画像形成装置において、上述の感光体ドラム110に相当する感光体ドラム(像担持体)165の周囲には、コロナ帯電器168、ロータリ式の現像ユニット161、光ヘッド167、中間転写ベルト169が設けられている。
コロナ帯電器168は、感光体ドラム165の外周面を一様に帯電させる。光ヘッド167は、感光体ドラム165の帯電させられた外周面に静電潜像を書き込む。光ヘッド167は、上述の露光装置10またはその変形例に係る露光装置であり、複数の発光素子21の配列方向が感光体ドラム165の母線(主走査方向)に沿うように設置される。静電潜像の書き込みは、上記の複数の発光素子21により光を感光体ドラムに照射することにより行う。
現像ユニット161は、4つの現像器163Y,163C,163M,163Kが90°の角間隔をおいて配置されたドラムであり、軸161aを中心にして反時計回りに回転可能である。現像器163Y,163C,163M,163Kは、それぞれイエロー、シアン、マゼンタ、黒のトナーを感光体ドラム165に供給して、静電潜像に現像剤としてのトナーを付着させることにより感光体ドラム165に顕像すなわち可視像を形成する。
無端の中間転写ベルト169は、駆動ローラ170a、従動ローラ170b、一次転写ローラ166およびテンションローラに巻回されて、これらのローラの周囲を矢印に示す向きに回転させられる。一次転写ローラ166は、感光体ドラム165から顕像を静電的に吸引することにより、感光体ドラムと一次転写ローラ166の間を通過する中間転写ベルト169に顕像を転写する。
具体的には、感光体ドラム165の最初の1回転で、露光ヘッド167によりイエロー(Y)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Yにより同色の顕像が形成され、さらに中間転写ベルト169に転写される。また、次の1回転で、露光ヘッド167によりシアン(C)像のための静電潜像が書き込まれて現像器163Cにより同色の顕像が形成され、イエローの顕像に重なり合うように中間転写ベルト169に転写される。そして、このようにして感光体ドラム165が4回転する間に、イエロー、シアン、マゼンタ、黒の顕像が中間転写ベルト169に順次重ね合わせられ、この結果フルカラーの顕像が転写ベルト169上に形成される。最終的に画像を形成する対象としてのシートの両面に画像を形成する場合には、中間転写ベルト169に表面と裏面の同色の顕像を転写し、次に中間転写ベルト169に表面と裏面の次の色の顕像を転写する形式で、フルカラーの顕像を中間転写ベルト169上で得る。
画像形成装置には、シートが通過させられるシート搬送路174が設けられている。シートは、給紙カセット178から、ピックアップローラ179によって1枚ずつ取り出され、搬送ローラによってシート搬送路174を進行させられ、駆動ローラ170aに接した中間転写ベルト169と二次転写ローラ171の間のニップを通過する。二次転写ローラ171は、中間転写ベルト169からフルカラーの顕像を一括して静電的に吸引することにより、シートの片面に顕像を転写する。二次転写ローラ171は、図示しないクラッチにより中間転写ベルト169に接近および離間させられるようになっている。そして、シートにフルカラーの顕像を転写する時に二次転写ローラ171は中間転写ベルト169に当接させられ、中間転写ベルト169に顕像を重ねている間は二次転写ローラ171から離される。
上記のようにして画像が転写されたシートは定着器172に搬送され、定着器172の加熱ローラ172aと加圧ローラ172bの間を通過させられることにより、シート上の顕像が定着する。定着処理後のシートは、排紙ローラ対176に引き込まれて矢印Fの向きに進行する。両面印刷の場合には、シートの大部分が排紙ローラ対176を通過した後、排紙ローラ対176が逆方向に回転させられ、矢印Gで示すように両面印刷用搬送路175に導入される。そして、二次転写ローラ171により顕像がシートの他面に転写され、再度定着器172で定着処理が行われた後、排紙ローラ対176でシートが排出される。
上記の各画像形成装置は、スポット径の制御あるいはスポット位置の制御を容易に行い得る露光装置を用いているため、高解像度で高品位な画像を形成することができる。以上、露光装置10またはその変形例に係る露光装置を応用可能な画像形成装置を例示したが、他の電子写真方式の画像形成装置にも応用することが可能であり、そのような画像形成装置は本発明の範囲内にある。例えば、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムから直接シートに顕像を転写するタイプの画像形成装置や、モノクロの画像を形成する画像形成装置にも応用することが可能である。
10……露光装置、20……発光装置、21……発光素子、53……陽極、54,54a,54b,54c,54d……制御電極、56……正孔輸送層、57……発光層、58……陰極、63……DA変換回路。
Claims (7)
- 駆動信号に応じた光度で発光する複数の発光素子を有し、
前記発光素子は、
第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極の周囲に形成され、制御電圧が供給される制御電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に形成された機能層とを備え、
前記機能層は、
前記第1電極に接続された電子輸送層又は正孔輸送層と、
前記電子輸送層又は正孔輸送層電子輸送層上に形成された発光層とを有する、
ことを特徴とする発光装置。 - 前記発光素子の発光領域の大きさを指定する指定信号に基づいて、前記制御電圧を生成し前記複数の発光素子の各々に供給する制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の発光装置。
- 前記制御手段は、
前記複数の発光素子の各々について前記発光領域の大きさを補正する補正データを予め記憶した記憶手段と、
前記記憶手段から読み出した前記補正データを前記指定信号とし、前記補正データに基づいて前記制御電圧を生成する制御電圧生成手段と、
を備える請求項2に記載の発光装置。 - 前記指定信号は、外部機器から供給され、印刷の品質を指定する信号であることを特徴とする請求項2に記載の発光装置。
- 駆動信号に応じた光度で発光する複数の発光素子を有し、
前記発光素子は、
第1電極と、
第2電極と、
前記第1電極を挟んで設けられ、各々に制御電圧が供給される複数の制御電極と、
前記第1電極と前記第2電極との間に形成された機能層とを備え、
前記機能層は、
前記第1電極に接続された電子輸送層又は正孔輸送層と、
前記電子輸送層又は正孔輸送層上に形成された発光層とを有する、
ことを特徴とする発光装置。 - 前記発光素子の発光領域の位置を指定する指定信号に基づいて、前記複数の発光素子の各々に供給する前記制御電圧の組を生成し、前記複数の発光素子の各々に供給する制御手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の発光装置。
- 請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の発光装置と、
前記複数の発光素子の各々からの出射光によって静電潜像が形成される像担持体と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006222294A JP2008047430A (ja) | 2006-08-17 | 2006-08-17 | 発光装置及び画像形成装置 |
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JP (1) | JP2008047430A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110930953A (zh) * | 2019-11-22 | 2020-03-27 | 深圳市华星光电半导体显示技术有限公司 | mini-LED背光模组及液晶显示面板 |
-
2006
- 2006-08-17 JP JP2006222294A patent/JP2008047430A/ja not_active Withdrawn
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