JP2008047357A - 静電容量タッチパネル取付構造、電子機器 - Google Patents
静電容量タッチパネル取付構造、電子機器 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】パネルケース110の前面113における凹部114の下側近傍には、筺体2の舌状部2bの先端部を挿入可能な挿入孔118が形成されており、パネルケース110を筺体2に取り付けた際には舌状部2bの先端部がこの挿入孔118に挿入され、パネルケース110の一部が、挿入孔118に挿入された舌状部2bの先端部とタッチパネル140の下端部との間に配置された状態となる。このことにより、パネルケース110に静電気が印加されても、その静電気をタッチパネル140ではなく接地部材である舌状部2bに導電させることができる。したがって、静電気がタッチパネル140に貯留することが原因で当該通信カラオケ装置1が誤作動を起こすことを防ぐことができる。
【選択図】図3
Description
一例を挙げると、特許文献1に記載された電子機器は、表示窓を有するケースに表示部材と回路基板とを有するモジュールと、モジュール上にタッチパネルを載置して収納し、表示部が開口した枠形状部とケースとモジュールとを電気的に接続するための接続片を備えたシールド体を設け、モジュールに加わる静電気やノイズを遮蔽する。さらに、この電子機器では、シールド体に、このシールド体とモジュールとを位置決めする位置決め部と、タッチパネルを押圧しモジュールとタッチパネルとを位置決めするための押圧片部とを設ける。このことにより、シールド体を介して、シールド体とモジュールとタッチパネルとの相互の位置決めを行うとともに、シールド体がモジュールとタッチパネルの縁部分を囲うことから、静電気やノイズを効果的に遮断するとされている。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、タッチセンサを備える電子機器において、静電気がタッチパネルに貯留することが原因で誤作動を起こすことを防ぐことにある。
[第一実施形態]
図1は、本実施形態の電子機器としての通信カラオケ装置1の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、通信カラオケ装置1は、筺体2、通信カラオケ装置1全体の制御を司るCPU14、及びこのCPU14に接続された以下の各部、すなわちカラオケ曲及びドラマや映画などのコンテンツの予約操作などを行うための操作パネル10、画像情報等を映像化するための映像処理部11、MPEG映像データの再生手段となるMPEGデコーダ12、カラオケ演奏用の楽曲データや映像データその他各種データを記憶しているハードディスク(HDD)13、システムプログラムや各種の設定に必要な設定データなどを記憶しておくメモリ15、LANインターフェース16、時刻管理をするRTC(Real Time Clock )17、MIDIデータ(楽曲データ)に基づく演奏再生を行うMIDI音源部18、MIDI音源部18による再生音及び利用者(歌唱者)の歌声をミキシングする等して適宜音声処理を施す音声処理部19を備えている。
図2は、筺体2、操作パネル10のパネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図である。また、図3(a)は操作パネル10のパネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図であり、図3(b)は筺体2、操作パネル10の基板120、パネルケース110、タッチパネル140および化粧パネル150の各部構成を示す概略説明図であり、図4は図3(b)のB部の拡大図である。
[操作パネル10の構成の説明]
図2に示すように、操作パネル10は、パネルケース110と、基板120(図2では図示省略、図3(b)および図3(c)参照)と、静電容量スイッチ130と、タッチパネル140と、化粧パネル150と、を備えている。
このうちパネルケース110は、その一部が開口する箱形状に形成された樹脂などの絶縁材料で構成されるとともに、その内部に基板120を収容可能に構成されている(図3(b)参照)。また、パネルケース110は、その開口部111の周縁部112を筺体2の開口部2aの周縁部に取り付けることで、筺体2の開口部2aを塞ぐことが可能に構成されている。
また、パネルケース110の前面113におけるタッチパネル用凹部114の下側近傍には、筺体2の2つの舌状部2bの先端部を挿入可能な2つの挿入孔118が形成されており、パネルケース110を筺体2に取り付けた際には2つの舌状部2bの先端部それぞれがこれら挿入孔118にそれぞれ挿入される。この際、パネルケース110の一部が、挿入孔118に挿入された舌状部2bの先端部とタッチパネル140の下端部との間に配置された状態となる。
[操作パネル10の基板120およびLED130の構成の説明]
基板120には、LED130やLED131、コンデンサ、抵抗器などの電子部品がその実装面に実装されている。そして、基板120は、実装面に実装されたLED130の先端部130aがパネルケース110のタッチパネル用凹部114の挿入孔115cなどに挿入されるとともに、実装面に実装されたLED131の先端部131aがパネルケース110のスイッチ用凹部116の挿入孔116cに挿入された状態で、パネルケース110の内部に収納されている。このことにより、LED130の前方にパネルケース110およびタッチパネル140が配置された状態となる。
次に、タッチパネル140について説明する。なお、ここでは、右側に配置されるタッチパネル140について説明し、左側に配置されるタッチパネル140については、右側に配置されるタッチパネル140と同様の構成を有するのでその詳細な説明は省略する。
[操作パネル10の化粧パネル150の構成の説明]
化粧パネル150は、略方形の薄板状に形成した透過性を有する樹脂材料から構成されており、パネルケース110の前面113に取り付け可能に構成されている(図3(a)および図3(b)参照)。このことにより、化粧パネル150は、LED130から照射された可視光を透過させて、静電容量スイッチ142の位置を利用者に知らせることができる(図4参照)。また、化粧パネル150は、利用者によるタッチ操作をタッチパネル140の静電容量スイッチ142に伝える。
なお、本実施形態の通信カラオケ装置1のその他の構成については、公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明は省略する。
(1)このように第一実施形態の通信カラオケ装置1によれば、パネルケース110の前面113におけるタッチパネル用凹部114の下側近傍には、筺体2の舌状部2bの先端部を挿入可能な挿入孔118が形成されており、パネルケース110を筺体2に取り付けた際には舌状部2bの先端部がこの挿入孔118に挿入され、パネルケース110の一部が、挿入孔118に挿入された舌状部2bの先端部とタッチパネル140の下端部との間に配置された状態となる。このことにより、パネルケース110に静電気が印加されても、その静電気をタッチパネル140ではなく接地部材である舌状部2bに導電させることができる。したがって、静電気がタッチパネル140に貯留することが原因で当該通信カラオケ装置1が誤作動を起こすことを防ぐことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(2)上記実施形態では、筺体2における開口部2aの周縁部の下端から舌状部2bが延出するよう構成されているが、これには限られず、舌状部2bを、筺体2とは別体に構成し、舌状部2bの一端が筺体2における底部の内面側に図示しないビスなどで取り付けられるようにしてよい。
Claims (5)
- 導電性を有する導電材料からなる開口部を有する筺体内部に配置され、電子部品がその実装面に実装された基板と、
前記基板の実装面に実装され、前方の物体が所定の距離まで接近したときにオンオフが切り替わる静電容量スイッチを有する操作部材と、
絶縁材料からなり、少なくとも前記筺体の前記開口部の一部を覆うとともに前記静電容量スイッチの前方に位置するよう配置され、前記操作部材を支持するパネルケースと、
その一部が前記操作部材の端部の近傍に配置され、前記筺体を介して接地される接地部材と、
を備える静電容量タッチパネル取付構造であって、
前記パネルケースは、その一部が前記操作部材と前記接地部材との間に配置されるよう形成されていること
を特徴とする静電容量タッチパネル取付構造。 - 請求項1に記載の静電容量タッチパネル取付構造において、
前記接地部材は、前記操作部材の下端近傍または上端近傍に配置されるよう構成されていることを特徴とする静電容量タッチパネル取付構造。 - 請求項1に記載の静電容量タッチパネル取付構造において、
前記接地部材は、前記操作部材の外周部を覆うよう構成されていることを特徴とする静電容量タッチパネル取付構造。 - 請求項1〜請求項3の何れかに記載の静電容量タッチパネル取付構造において、
前記接地部材は、前記筺体と一体に構成されていることを特徴とする静電容量タッチパネル取付構造。 - 導電性を有する導電材料からなる開口部を有する筺体と、
請求項1〜4の何れかに記載の静電容量タッチパネル取付構造を備えたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006220192A JP2008047357A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 静電容量タッチパネル取付構造、電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006220192A JP2008047357A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 静電容量タッチパネル取付構造、電子機器 |
Publications (1)
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JP2008047357A true JP2008047357A (ja) | 2008-02-28 |
Family
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JP2006220192A Pending JP2008047357A (ja) | 2006-08-11 | 2006-08-11 | 静電容量タッチパネル取付構造、電子機器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008047357A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013104847A (ja) * | 2011-11-16 | 2013-05-30 | Nitto Denko Corp | フィルムセンサ |
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JP2003272467A (ja) * | 2002-03-15 | 2003-09-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電子機器装置 |
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JP2005209868A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Casio Comput Co Ltd | 電子機器 |
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2006
- 2006-08-11 JP JP2006220192A patent/JP2008047357A/ja active Pending
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