JP2008047037A - 損害業務処理方法及び処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】事故発生時に損害監視システムが取得した客観的な事故情報を利用して、迅速かつ的確で公平性の高い損害サービスを実行することを可能とする。
【解決手段】ネットワークを介して保険会社システム1に接続される損害業務共同センタ4は、損害監視端末52や保険会社システム1からイベント情報を受け付けるイベント受付部401と、受け付けたイベント情報に基づいて提供する損害業務のサービスとそのビジネスプロセスを判断する提供サービス判断部402と、判断したサービスに基づいてサービスのビジネスプロセス実行に必要となる関連情報を保険会社システム1や損害監視端末52から取得してビジネスプロセスを実行するビジネスプロセス実行部403と、実行結果に対して処理の公平性と正確性とお墨付き情報を発行するお墨付き発行部404とを有し、サービスの実行結果及びお墨付き情報を保険会社、保険契約者、代理店に提供する。
【選択図】図1b

Description

本発明は、業務処理方法及びシステムに係り、特に、保険ビジネスの損害業務に関連する商品やサービスの提供をインターネット等の通信ネットワークを介して支援する損害業務処理方法及び処理システムに関する。
従来、保険のアフターサービスとしての事故発生の受付、損害規模・責任の調査、保険金の支払、保険契約の保全等の業務である保険会社の損害業務は、事故状況の確認等の人手を要する非定型な業務が多く、アジャスターと呼ばれる事故調査の専門員等が人海戦術によって実施していた。また、これら人員及び業務システムのリソースは、保険会社が自前で用意し、個別にサービスを提供するのが一般的であった。
一方、近年、ドライブレコーダ等のITS(Intelligent Transport System)やホームセキュリティシステム等の損害監視システムが普及しつつあり、これらシステムから取得することのできる事故情報を利用しての損害業務の効率化が注目されている。このような損害業務の効率化を支援する従来技術として、例えば、特許文献1等に記載された技術が知られている。この従来技術は、保険契約者に事故が発生した際の客観的な現場情報をドライブレコーダ等の損害監視システムから取得し、データセンタに送信することにより、事故処理の効率化・適正化に寄与する情報の取得を支援するというものである。
特開2002-197234号公報
前述した特許文献1に開示された従来技術は、事故現場からの情報収集のみを対象としており、収集した事故情報の利用による損害業務の効率化については配慮されていないという問題点を有している。すなわち、前述した従来技術は、収集した事故情報から必要となる損害業務のサービス区分を特定し、サービスの実行に必要な関連情報を保険会社、代理店、警察や病院、修理工場、警備会社等の関係団体から収集すると共に、事故情報と関連情報に基づいてサービスを実行する等の損害業務の自動化について配慮されていない。
本発明の目的は、前述したような点に鑑み、ドライブレコーダやホームセキュリティ装置等の損害監視システムから取得した事故情報に基づいて、必要となる損害業務のサービス特定及びサービス実行に必要な関連情報の収集を自動化し、損害業務の迅速化、的確化を実現することができる損害業務処理方法及び処理システムを提供することにある。
また、本発明の目的は、複数の保険会社の損害業務を共同センタ化し、第三者機関が損害業務の処理に関する契約内容と支払金額の整合性チェック等を担当することにより、保険金不払い等の損害業務のミスを防止し、損害業務の公平化、正確化を実現することができる損害業務処理方法及び処理システムを提供することにある。
本発明によれば前記目的は、ネットワークを介して接続され、損害業務を実行する第1のコンピュータが、保険契約者が有する第2のコンピュータまたは保険会社が有する第3のコンピュータから受信した損害業務に関するイベント情報に基づいて、適切な損害業務のサービスを判断すると共に、サービスの実行に必要な関連情報を取得して損害業務を実行する損害業務処理方法であって、前記第1のコンピュータは、複数の前記第2のコンピュータまたは前記第3のコンピュータからネットワークを介して送られた損害業務に関するイベント情報を受け付け、記憶装置に格納するイベント受付ステップと、受け付けたイベント情報に応じて、提供する損害業務のサービスとその処理方法であるビジネスプロセスとを判断する提供サービス判断ステップと、判断したサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、サービス毎に予め定義されたビジネスプロセス情報を用いて、サービスの実行に必要な関連情報を、ネットワークを介して前記第2のコンピュータ、前記第3のコンピュータ及び警察、病院、修理工場、警備会社を含む関係団体が有する第4のコンピュータから収集すると共に、ビジネスプロセスの実行処理を行うビジネスプロセス実行ステップとを有することにより達成される。
本発明によれば、損害業務共同センタが保険契約者等の有する損害監視システムから通知されたイベント情報に基づいて損害業務を実施する際に、イベント情報の通知内容に応じた損害業務サービスの判断及びサービス実行に必要となる関連情報の収集を、迅速かつ的確に実施することができる。また、本発明によれば、損害業務共同センタが第三者機関の立場から、実施した損害業務が正当であることを保証するお墨付き情報を発行し、公平かつ正確さを保証することができる。
以下、損害業務処理方法及び処理システムの実施形態を図面により詳細に説明する。
===損害業務処理システムの説明===
図1aは一実施形態による損害業務処理システムの概略を説明する図、図1bは一実施形態による損害業務処理システムの機能構成を示すブロック図である。
損害業務処理システムは、図1a、図1bに示すように、保険契約者の事故発生に伴う損害業務を提供する場合に、事故の発生を損害業務共同センタ4に通知する保険契約者システム5と、事故に関連した損害処理等の実行依頼を損害業務共同センタ4に通知する保険会社システム1と、事故発生通知及び損害処理依頼に基づいて提供サービスとそのビジネスプロセスの判断、ビジネスプロセスの実行、お墨付きの発行を行う損害業務共同センタ4と、事故に遭った保険契約者の契約者情報を管理する代理店システム2と、事故に遭った保険契約者の事故証明情報を管理する関係団体システム3とが、通信ネットワーク6により接続されて構成されている。
図1aには、損害業務共同センタ4が、保険契約者システム5のセンサーが通知した事故等のイベント情報を受信し、イベントの内容に応じて提供するサービスを判断し、ビジネスプロセスを実行すると共に、その実行結果にお墨付きを付与するイメージを示している。
図1aにおいて、損害業務共同センタ4は、イベント受付部401、提供サービス判断部402、ビジネスプロセス実行部403、お墨付き発行部404を有し、損害業務サービスとして、事故受付サービス、損害処理サービス、保険金支払サービス、契約更改審査サービスを行うものである。損害業務共同センタ4の構成の詳細、処理動作の詳細については後述する。
なお、複数の保険契約者システム5、保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3を通信ネットワーク6に接続するようにしてもよい。通信ネットワーク6は、LAN、インターネット、他の任意の有線または無線を使ったネットワーク等とすることができる。損害業務共同センタ4、契約者システム5、保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3は、それぞれ、演算処理のためのCPUと、データやプログラムを記憶するための記憶装置(例えば、RAM、ROM、ハードディスク等)と、外部機器との間でネットワーク6を介して通信するための通信装置とを備えるコンピュータ(サーバでもよい)により構成される。
===ハードウェア構成===
図2は損害業務共同センタ4に用いられるコンピュータ(管理サーバ)の典型的なハードウェア構成を示すブロック図である。なお、保険契約者システム5、保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3にも、図2に示すコンピュータの構成が利用されるが、ここでは、損害業務共同センタ4を代表して示している。
図2に示すように、損害業務共同センタ4は、CPU4001、メモリ4002、記憶装置4003、通信インタフェース4004、記録媒体読取装置4005、記録媒体4006、入力装置4007、出力装置4008を備えて構成されている。
前述において、CPU4001は、損害業務共同センタ4の全体の制御を司るもので、メモリ4002に格納されたプログラム4009を実行することにより各種機能を実現する。記録媒体読取装置4005は、記録媒体4006に記録されているプログラムやデータを読み取るための装置である。読み取られたプログラムやデータは、メモリ4002に格納される。従って、例えばメモリ4002に記憶されているプログラム4009は、記録媒体読取装置4005を用いて記録媒体4006から読み取り、メモリ4002に格納することができる。記録媒体4006としては、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、ハードディスク、フレキシブルディスク、半導体メモリ、磁気テープ等を用いることができる。記録媒体読取装置4005は、損害共同センタ4に内蔵されている形態とすることもできるし、外付されている形態とすることもできる。入力装置4007は、オペレータ等による損害業務システム4へのデータ等の入力のために用いられる。入力装置4007としては、例えば、キーボードやマウス、マイク等が用いられる。出力装置4008は、情報を外部に出力するための装置である。出力装置4008としては、例えば、ディスプレイやプリンタ、スピーカ等が用いられる。通信インタフェース4004は、通信ネットワーク6に接続し、保険契約者システム5、保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3等の外部の装置との間で通信を行うための装置である。
以下に説明する実施形態は、損害業務共同センタ4が、保険契約者システム5から交通事故発生等のイベント情報を取得し、その損害に対する処理実施する場合を想定している。
===保険会社システム1の構成===
図1bに示すように、保険会社システム1は、保険会社業務処理部101と保険契約情報111とを備えて構成されている。保険契約情報111は、図13に示すような保険契約情報テーブルT111に格納されており、このテーブルには、保険会社の担当者が登録した保険契約に関する情報(契約ID、商品名、契約者ID、主契約、特約、保険契約金規模、保険金支払額等)が格納される。
保険会社業務処理部101は、損害業務共同センタ4に損害業務のサービス実行要求をイベント情報によって通知する。また、保険会社業務処理部101は、損害業務共同センタ4からの関連情報提供要求を受信して、保険契約情報テーブルT111に格納している保険契約に関する情報を損害業務共同センタ4に送信する機能を備える。
===代理店システム2の構成===
図1bに示すように、代理店システム2は、代理店業務処理部201と契約者情報211とを備えて構成されている。契約者情報211は、図14に示すような契約者情報テーブルT211に格納されており、このテーブルには、代理店の担当者が登録した保険の契約者に関する情報(例えば、契約者ID、契約者名、住所、契約商品(保険会社、商品名を含む)等)が格納される。
代理店業務処理部201は、損害業務共同センタ4からの関連情報提供要求を受信して、契約者情報テーブルT211に格納している保険の契約者に関する情報を損害業務共同センタ4に送信する機能を備える。なお、代理店とは、保険会社と契約して保険商品の販売やアフターサービスを代行する組織のことである。
===関係団体システム3の構成===
図1bに示すように、関係団体システム3は、関係団体業務処理部301と事故証明情報311とを備えて構成されている。事故証明情報311は、図15に示すような事故証明情報テーブルT311に格納されており、このテーブルには、関係団体の担当者が登録した事故に関する証明情報(例えば、事故証明ID、事故区分、発生日時、位置情報、事故発生者、被害状況等)が格納される。
関係団体業務処理部301は、損害業務共同センタ4からの関連情報提供要求を受信して、事故証明情報テーブルT311に格納している事故発生に関する証明情報を損害業務共同センタ4に送信する機能を備える。なお、関係団体とは、事故発生やその損害情況に関する情報を有している修理工場、病院、警察、警備会社等の組織のことである。
===損害業務共同センタ4の構成===
図1bに示すように、損害業務共同センタ4は、イベント受付部401、提供サービス判断部402、ビジネスプロセス実行部403、お墨付き発行部404、イベント情報411、損害サービス情報412、ビジネスプロセス情報413、お墨付き情報414、事故情報415、事故事例情報416、アジャスター情報417、損害事例情報418、保険金算出テンプレート情報419、安全度算出テンプレート情報420を備えて構成されている。
イベント情報411は、図16に示すようなイベント情報テーブルT411に格納されており、このテーブルには、保険契約者や保険会社から通知されたイベントに関する情報(イベントID、イベントの発生日時、イベント種別、イベント対象物、イベント内容、位置情報、契約者ID、契約ID、事故ID、契約先の契約保険会社等)が格納される。
損害サービス情報412は、図17に示すような損害サービス情報テーブルT412に格納されており、このテーブルには、発生したイベントと損害サービス及びビジネスプロセスの対応関係等の損害サービスに関する情報(サービスID、サービスの区分、対応するイベント種別、イベント対象物、イベント内容、対応するビジネスプロセスのID等)が格納される。
ビジネスプロセス情報413は、図18に示すようなビジネスプロセス情報テーブルT413に格納されており、このテーブルには、ビジネスプロセスの処理(アクティビティ)と処理に必要なデータ等のビジネスプロセスに関する情報(ビジネスプロセスのID、各アクティビティの名称、処理に必要な関連情報、情報の取得先等)を格納する。図示例では、アクティビティ1〜3の3つのアクティビティのそれぞれについての名称、処理に必要な関連情報、情報の取得先を格納している。
お墨付き情報414は、図19に示すようなお墨付き情報テーブルT414に格納されており、このテーブルには、処理結果を保証する処理結果に対するお墨付きの発行に関する情報(お墨付きを与える各イベントのID、対応するイベント種別、お墨付きの区分、お墨付きの証明方法、処理に利用した関連機関情報(情報名、取得先、取得日時等)、お墨付きの発行日時等)を格納する。
事故情報415は、図20に示すような事故情報テーブルT415に格納されており、このテーブルには、保険契約者から通知された事故に関する情報(事故ID、事故のイベント対象物・内容、日時、事故の位置情報、事故の感知区分、事故の発生状況、事故証明ID、事故の画像等)が格納される。
事故事例情報416は、図21に示すような事故事例情報テーブルT416に格納されており、このテーブルには、過去の事故事例に関する情報(事故事例ID、過去の事故におけるイベント対象物、イベント内容、事故感知区分、発生状況、事故の画像等)が格納される。
アジャスター情報417は、図22に示すようなアジャスター情報テーブルT417に格納されており、このテーブルには、事故調査の専門員であるアジャスターの登録情報(アジャスターID、アジャスターの担当事故の区分、担当地域、保有する技術レベルの各種情報等)が格納される。
損害事例情報418は、図23に示すような損害事例情報テーブルT418に格納されており、このテーブルには、過去の事故発生における損害の事例情報(損害事例ID、過去の事故におけるイベント対象物、イベント内容、損害内容、被害額等)が格納される。
保険金算出テンプレート情報419は、図24に示すような保険金算出テンプレート情報テーブルT419に格納されており、このテーブルには、事故発生時における保険金額算出のテンプレート情報(保険金テンプレートID、保険種類の区分、保険商品名、保険商品を提供する保険会社名、主契約保険金の算出方法、特約保険金の算出方法等)が格納される。
安全度算出テンプレート情報420は、図25に示すような安全度算出テンプレート情報テーブルT420に格納されており、保険契約者の事故発生に関する安全度算出のテンプレート情報(安全度テンプレートID、保険種類の区分、安全度測定のための指標、各指標の安全度のレベル等)が格納される。図示例では、各指標の安全度のレベルを1〜5の5段階に評価するものとしている。
イベント受付部401は、保険契約者や保険会社から事故情報等のイベント情報を受信し、イベント情報テーブルT411に格納する機能を備える。
提供サービス判断部402は、受信したイベント情報に基づいて損害サービス情報412とのマッチングを行い、イベント情報の処理に必要となる損害サービスとそのビジネスプロセスとを判断する機能を備える。
ビジネスプロセス実行部403は、判断したビジネスプロセスに基づいてビジネスプロセス情報テーブルT413内の各アクティビティにおける必要データを保険契約者、保険会社、代理店、関係団体に通知、収集して、ビジネスプロセスの処理を実行する機能を備える。
お墨付き発行部404は、処理結果の公平性・正確性に関して、第三者機関の立場に基づいたお墨付き情報を発行し、お墨付き情報テーブルT414に格納する機能を備える。
===保険契約者システム5の構成===
図1bに示すように、保険契約者システム5は、契約者端末51と、事故情報監視・通信部521及び監視センサー蓄積情報522を有する損害監視端末52とを備えて構成されている。損害監視端末52は、ドライブレコーダ装置やホームセキュリティ装置等のセンサを含む装置であり、監視センサー蓄積情報522は、図26に示すような監視センサー蓄積情報テーブルT522に格納され、このテーブルには、保険対象物から感知した事故情報(例えば、感知イベントID、イベント種別、イベント対象物、イベント内容、日時、位置情報、対象物稼働状況、安全装置作動状況、画像ID等)が格納される。なお、監視センサー蓄積情報テーブルT522内の各種の情報は、契約者自身が操作することが不可能なようにされている。
事故情報監視・通信部521は、保険対象物を監視し、事故が発生した場合に、監視センサー蓄積情報テーブルT522に事故情報を格納し、損害業務共同センタ4に損害業務のサービス提供要求を事故発生等のイベント情報によって通知する。また、事故情報監視・通信部521は、損害業務共同センタ4からの関連情報の提供要求を受信して、監視センサー蓄積情報テーブルT522に格納している事故等に関する情報を損害業務共同センタ4に送信する機能を備える。契約者端末51は、契約者が所持するPC、カーナビ等であってよく、損害業務共同センタ4が実行している損害業務の処理状況及び処理結果に関するお墨付き情報を表示する機能を備える。なお、保険対象物とは、保険契約の対象となり得る自動車、建物、人間等のことである。
===損害業務の処理動作の概要===
図3は損害業務の全体の処理動作を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。ここに示す例において、損害業務は、事故受付サービスS01、損害処理サービスS02、保険金支払サービスS03、契約更改審査サービスS04の4つのサービスを実施する処理を含んでいる。損害業務を提供する際には、保険契約者や保険会社から受信したイベント情報に基づいて、各種サービスの中から適切な提供サービスを判断し、そのビジネスプロセスを実行することとなる。
なお、損害業務共同センタ4は、図3に示しているように、損害業務の全サービスを順番に連続して提供することもできるが、損害業務の一部分のサービスのみを提供することも可能である。
図4は図3に示すフローの処理に沿った損害業務の各サービスにおけるの典型的な処理の流れを説明するフローチャートである。図4に示す処理は、イベント受付、サービス判断、ビジネスプロセス実行、お墨付き発行の4つの処理区分に大きく分類できる。図3に示した4つのサービスは、いずれも図4に示す処理フローに基づいて実行される。また、図4に示す処理は、保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3、損害業務共同センタ4、保険契約者システム5のそれぞれにおいて、CPUがプログラムを実行することにより実現される。
図4に示すフローにおいて、ステップS101〜ステップS102は、保険会社システム1で実行される処理であり、ステップS201は、代理店システム2で実行される処理であり、ステップS301は、関係団体システム3で実行される処理である。また、ステップS401〜ステップS411は、損害業務共同センタ4で実行される処理であり、ステップS501〜ステップS502は、保険契約者システム5で実行される処理である。なお、図4に示すビジネスプロセス実行に関する処理は、各種サービスのそれぞれにおいて処理の内容が異なる。サービス毎の具体的な処理については後述する。以下、4つの処理区分のそれぞれについて詳細に説明する。
===イベント受付の処理===
イベント受付の処理は、損害業務共同センタ4が、保険契約者システム5の事故情報監視・通信部521、あるいは、保険会社システム1の保険会社業務処理部101から損害業務の実行に関するイベント情報を受け付ける際の処理である。この処理は、保険契約者あるいは保険会社からのイベント情報を迅速かつ的確に受信することにより、保険契約者から得られる信頼性の向上及び保険会社の事務コスト削減を図ることを可能とするための処理である。なお、イベント情報を通知するトリガーとしては、保険契約者が発信する場合と、保険会社が発信する場合との2つのパターンがあるが、以下に説明する実施形態では、前者は主に保険契約者が事故発生時における事故受付サービスを利用する場合であるとし、後者は主に保険会社が損害業務共同センタ4が提供する損害処理サービス、保険金支払サービス、契約更改審査サービスを利用する場合であるとする。
図4を参照し、まず、保険契約者システム5が事故発生等のイベント情報を通知する場合について説明する。
この場合、保険契約者システム5の事故情報監視・通信部521は、自動車や建物等のイベント対象物を監視するドライブレコーダやホームセキュリティ装置等の監視センサーが事故等のイベントを感知した場合に、例えば、感知イベントID(NI001)を発行し、イベント種別(事故発生)、イベント対象物(自動車)、イベント内容(衝突)、日時(2006/7/1、10時01分00秒)、位置情報(東経139度39分15秒、北緯35度45分27秒)、対象物稼働状況(移動速度:60km/h、移動方向:南南西、加速度:-50m/s2 、方向指示器:非作動)、安全装置作動状況(ABS:作動 、エアバック:作動、自動ブレーキ:非作動、プリクラッシュシートベルト:作動)、画像ID(P01)等のイベント情報を図26に示す監視センサー蓄積情報522の監視センサー蓄積情報テーブルT522に格納し、それらのイベント情報に契約者ID(001)、契約ID(0001)、契約保険会社(A損保)を付与して損害業務共同センタ4に送信する(ステップS501)。
次に、保険会社システム1が損害業務の処理依頼等をイベント情報として通知する場合を説明する。
保険会社システム1の保険会社業務処理部101は、損害業務共同センタ4に損害業務の処理を依頼する場合に、例えば、イベント種別(交通事故処理)、イベント対象物(自動車)、イベント内容(自損事故)、契約者ID(001)、契約ID(0001)等のイベント情報を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS101)。
なお、保険契約者または保険会社のどちらかからのイベント情報を損害業務共同センタ4が受信することにより、損害サービスの実行が開始される。以下では、ステップS501における事故発生のイベント情報を受信した場合について説明を続ける。
損害業務共同センタ4のイベント受付部401は、保険契約者システム5からのイベント情報を受信して、イベントID(Iv001)を発行し、発生日時(2006/7/1、10時01分00秒)、イベント種別(事故発生)、イベント対象物(自動車)、イベント内容(衝突)、位置情報(東経139度39分15秒、北緯35度45分27秒)、契約者ID(001)、契約ID(0001)、事故ID(Ac001)、契約保険会社(A損保)等を図16に示すイベント情報411のイベント情報テーブルT411に格納する(ステップS401)。
===サービス判断の処理===
次に、損害業務共同センタ4が、受信したイベント情報に基づいて、提供する損害業務のサービスとそのビジネスプロセスとを判断する際の処理について説明する。ここでの処理は、イベント情報に合わせたサービスとそのビジネスプロセスの判断を自動的に実施することにより、損害業務の処理の効率化を図ることを可能とするための処理である。
図4の参照に戻り、損害業務共同センタ4の提供サービス判断部402は、受信したイベント情報と、図17に示す損害サービス情報412の損害サービス情報テーブルT412に格納されている損害業務に関する情報を、イベント種別(事故発生)、イベント対象物(自動車)、イベント内容(衝突)をキーとしてマッチングを行い、提供するサービス区分(事故受付サービス)とビジネスプロセスID(BP11)を取得する(ステップS402)。
次に、提供サービス判断部402は、受信したイベント情報、取得したサービス区分(事故受付サービス)及びビジネスプロセスID(BP11)を必要に応じて保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3に通知する(ステップS403)。
===ビジネスプロセス実行の処理===
次に、損害業務共同センタ4が、判断した損害業務のサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、ビジネスプロセスの実行に必要となる関連情報を収集し、ビジネスプロセスを実行する処理について説明する。ここでの処理は、共同センタの標準的なビジネスプロセスを各保険会社が共用して実行することにより、損害業務の標準化・的確化を図ることを可能とするための処理である。また、ここでの処理は、損害業務の実行に際して必要となる複数の関連情報を共同センタが自動取得することにより、損害業務の迅速化を図ることを可能とするための処理である。ビジネスプロセスは、例えば、事故受付サービスの場合、図5に示すような複数のアクティビティによって構成されている。なお、ビジネスプロセスの具体的な処理方法については、各サービス毎に後述するため、ここでは処理の流れを簡単に説明することとする。
図4の参照に戻り、損害業務共同センタ4のビジネスプロセス実行部403は、取得したビジネスプロセスID(BP11)に基づいて、図18に示すビジネスプロセス情報413のビジネスプロセス情報テーブルT413から該当するビジネスプロセスを判断し、アクティビティ1から順番にそれらのアクティビティに定められた処理の実行を開始する(ステップS404)。
次に、ビジネスプロセス実行部403は、ビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ1(現場出動手配)の実行に必要となる必要関連情報(急行特約有無)と取得先(保険会社)とを抽出する(ステップS405)。
ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ1(現場出動手配)の実行に必要となる必要関連情報(急行特約有無)と契約者ID(001)とを関連情報の取得先(ここでは保険会社)に通知する(ステップS406)。
保険会社システム1の保険会社業務処理部101は、必要関連情報(急行特約有無)と契約者ID(001)とを受信し、図13に示す保険契約情報111の保険契約情報テーブルT111を検索し、関連情報(急行特約:あり)を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS102)。
なお、必要関連情報の取得先が、保険契約者、代理店、関係団体である場合、必要データを送信するのは保険契約者、代理店、関係団体のそれぞれとなり、その場合、それぞれステップS502、ステップS201、ステップS301の処理で、必要な関連情報が損害業務共同センタ4に送信されてくる。
ビジネスプロセス実行部403は、前述の処理で保険会社システム1から装置されてくる関連情報(急行特約:あり)を受信する(ステップS407)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した関連情報(急行特約:あり)に基づいて、アクティビティ1(現場出動手配)の処理(現場への急行手配)を実施する(ステップS408)。
次に、ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413を参照し、ビジネスプロセスのアクティビティが全て完了したか否かを判断し、ビジネスプロセスが完了していなかった場合、次のアクティビティについてステップS405〜ステップS408の順で同様の処理を繰り返して実行する(ステップS409)。
===お墨付き発行の処理===
次に、前述の処理でビジネスプロセスのアクティビティが全て完了した場合に、損害業務共同センタ4が、ビジネスプロセスの実行によって得られた処理結果に対して、処理の公平性と正確性とを保証するお墨付き情報を発行する際の処理について説明する。ここでの処理は、損害業務共同センタ4が第三者機関の立場から実施した損害業務が正当であることを保証するお墨付きを発行することにより、保険金支払等に対する保険契約者の安心感を高め、保険商品の信頼性向上及びそれに伴う保険市場の拡大を図ることを可能とするための処理である。
図4の参照に戻って、損害業務共同センタ4のお墨付き発行部404は、ビジネスプロセス実行部403が実施した処理結果について、お墨付き区分(事故受付の的確性)、証明方法(処理時刻タイムスタンプ)、利用関連情報名(急行特約有無)、取得先(保険会社)、取得日時(2006/7/1、10:02:00)等を有するお墨付き情報を発行し、図19に示すお墨付き情報414のお墨付き情報テーブルT414に格納する(ステップS410)。
その後、お墨付き発行部404は、処理結果(現場への急行手配等)やお墨付き情報を、必要に応じて保険会社システム1、代理店システム2、関係団体システム3、保険契約者システム5に通知する(ステップS411)。
次に、前述で概略を説明したビジネスプロセス実行の処理について、事故受付サービス、損害処理サービス、保険金支払サービス、契約更改審査サービスの4つのサービスを例に、具体的なビジネスプロセスの処理方法を説明する。
===事故受付サービスのビジネスプロセス処理===
図5は損害業務共同センタ4が事故受付サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
損害業務の事故受付サービスは、監視対象物に事故等が発生した際に保険契約を確認して事故現場への急行や事故記録の回収等を実施するサービスであり、図5に示すように、現場急行手配S011、事故記録回収S012、類似事故検索S013の3つのアクティビティで構成されている。現場急行手配S011は、事故現場への急行手配を行うことを目的とする。事故記録回収S012は、事故の発生記録を関係団体(警察、病院、修理工場、警備会社等)から収集することを目的とする。類似事故検索S013は、今回発生した事故と類似する過去の事故を検索・抽出することを目的とする。
図6は図5に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャートである。図6において、ステップS401a〜S410aは、損害業務共同センタ4で実行される処理であり、ステップS101aは、保険会社システム1で実行される処理であり、また、ステップS301aは、関係団体システム3で実行される処理である。なお、ここでの処理は、共同センタ4がイベント情報としてイベントID(Iv001)を受信して、ビジネスプロセスID(BP11)を実行する場合を想定している。
まず、損害業務共同センタ4のビジネスプロセス実行部403が、受信したイベント情報に基づいて、現場急行手配S011のアクティビティ1を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、ビジネスプロセスID(BP11)に基づいて、図18に示すビジネスプロセス情報413のビジネスプロセス情報テーブルT413から該当するビジネスプロセスを判断し、ビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ1(現場出動手配)の実行に必要となる必要関連情報(急行特約有無)と関連情報の取得先(保険会社)とを抽出する(ステップS401a)。
次に、ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ1(現場出動手配)の実行に必要となる必要関連情報(急行特約有無)と契約者ID(001)とを取得先(保険会社)に通知する(ステップS402a)。
保険会社システム1の保険会社業務処理部101は、必要関連情報(急行特約有無)と契約者ID(001)とを受信し、図13に示す保険契約情報111の保険契約情報テーブルT111を検索し、関連情報(急行特約:あり)を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS101a)。
ビジネスプロセス実行部403は、保険会社システム1から関連情報(急行特約:あり)を受信する(ステップS403a)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した関連情報(急行特約:あり)に基づいて、アクティビティ1(現場出動手配)の処理である現場への急行手配を実施する(ステップS404a)。
次に、損害業務共同センタ4が、事故記録回収S012のアクティビティ2を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ2(事故記録回収)の実行に必要となる必要関連情報(事故証明)と関連情報の取得先(関係団体)とを抽出する(ステップS405a)。
ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ2(事故記録回収)の実行に必要となる必要関連情報(事故証明)と、図16に示すイベント情報テーブルT411に格納されているイベント(事故)の発生日時(2006/7/1、10時01分00秒)、位置情報(東経139度39分15秒、北緯35度45分27秒)を関連情報の取得先(関係団体)に通知する(ステップS406a)。
関係団体システム3の関係団体業務処理部301は、必要関連情報(事故証明)、発生日時、位置情報を受信し、図15に示す事故証明情報311の事故証明情報テーブルT311を検索し、該当する事故証明情報(事故証明ID、事故区分、事故発生者、被害状況等)を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS301a)。
ビジネスプロセス実行部403は、関係団体システム3から事故証明情報を受信する(ステップS407a)。
ビジネスプロセス実行部403は、事故ID(Ac001)を発行して、図20に示す事故情報415の事故情報テーブルT415に事故証明情報を格納し、図16に示すイベント情報テーブルT411の当該イベントID(Iv001)のレコードに事故ID(Ac001)を格納する(ステップS408a)。
次に、損害業務共同センタ4が、類似事故検索S013のアクティビティ3を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ3(類似事故検索)の実行に必要となる必要関連情報(なし)と関連情報の取得先(なし)とを抽出する(ステップS409a)。
ビジネスプロセス実行部403は、図21に示す事故事例情報416の事故事例情報テーブルT416から、イベント対象物、イベント内容、発生状況等をキーとして類似する事故事例ID(AI001)の検索・抽出を実施する(ステップS410a)。
なお、これらの処理の後、共同センタ4は、お墨付きの発行を行い、処理結果、お墨付き情報、類似事故事例を保険会社システム1等に送信する。
===損害処理サービスのビジネスプロセス処理===
図7は損害業務共同センタ4が損害処理サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
損害業務の損害処理サービスは、保険会社からの依頼を受けて事故の損害規模の測定やアジャスターの手配を実施するサービスであり、図7に示すように、損害データ収集S021、類似損害検索S022、アジャスター手配S023の3つのアクティビティで構成されている。損害データ収集S021は、関係団体(警察、病院、修理工場、警備会社)から損害規模や損害状況に関するデータを収集することを目的としている。類似損害検索S022は、損害規模や損害状況に基づいて過去の損害事例から類似する損害を検索・抽出することを目的としている。アジャスター手配S023は、事故の損害規模等に応じて適切なアジャスターを選択・手配することを目的としている。
図8は図7に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャートである。図8において、ステップS401b〜S410bは、損害業務共同センタ4で実行される処理であり、ステップS101bは保険会社システム1で実行される処理であり、ステップS301bは、関係団体システム3で実行される処理である。なお、ここでの処理は、共同センタ4がイベント情報としてイベントID(Iv002)を受信して、ビジネスプロセスID(BP21)を実行する場合を想定している。
まず、損害業務共同センタ4のビジネスプロセス実行部403が、受信したイベント情報に基づいて、損害データ収集S021のアクティビティ1を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、ビジネスプロセスID(BP21)に基づいて、図18に示すビジネスプロセス情報413のビジネスプロセス情報テーブルT413から該当するビジネスプロセスを判断し、ビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ1(損害データ収集)の実行に必要となる必要関連情報(事故証明)と関連情報の取得先(関係団体)とを抽出する(ステップS401b)。
ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ1(損害データ収集)の実行に必要となる必要関連情報(事故証明)、発生日時(2006/7/1、10時01分00秒)と、イベント情報テーブルT411に格納されている位置情報(東経139度39分15秒、北緯35度45分27秒)を取得先(関係団体)に通知する(ステップS402b)。
関係団体システム3の関係団体業務処理部301は、必要関連情報(事故証明)、発生日時、位置情報を受信し、図15に示す事故証明情報311の事故証明情報テーブルT311を検索し、該当する事故証明情報(事故証明ID、事故区分、事故発生者、被害状況等)を抽出して、それを損害業務共同センタ4に送信する(ステップS301b)。
ビジネスプロセス実行部403は、関係団体システム3から送信されてきた事故証明情報を受信する(ステップS403b)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した当該事故証明情報が図20に示す事故情報415の事故情報テーブルT415に存在しない場合は、事故ID(Ac001)を発行して、事故情報テーブルT415に事故証明情報を格納し、図16に示すイベント情報テーブルT411の当該イベントID(Iv002)のレコードに事故ID(Ac001)を格納する(ステップS404b)。
次に、損害業務共同センタ4が、類似損害検索S022のアクティビティ2を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ2(類似損害検索)の実行に必要となる必要関連情報(なし)と関連情報の取得先(なし)とを抽出する(ステップS405b)。
その後、ビジネスプロセス実行部403は、図23に示す損害事例情報418の事故事例情報テーブルT418から、イベント対象物、イベント内容、損害内容等をキーとして類似する損害事例を検索し、損害額(50万円)の抽出を実施する(ステップS406b)。
次に、損害業務共同センタ4が、アジャスター手配S023のアクティビティ3を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ3(アジャスター手配)の実行に必要となる必要関連情報(保険契約金規模)と関連情報の取得先(保険会社)とを取得する(ステップS407b)。
ビジネスプロセス実行部403は、必要関連情報(保険契約金規模)と契約者ID(001)とを取得先(保険会社)に通知する(ステップS408b)。
保険会社システム1の保険会社業務処理部101は、必要関連情報(保険契約金規模)と契約者ID(001)とを受信し、図13に示す保険契約情報111の保険契約情報テーブルT111を検索し、得られた関連情報(保険契約規模:0.5〜1億円)を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS101b)。
ビジネスプロセス実行部403は、保険会社システム1から送信されてきた関連情報を受信する(ステップS409b)。
次に、ビジネスプロセス実行部403は、図22に示すアジャスター情報417のアジャスター情報テーブルT417に基づいて、イベント情報のイベント対象物(自動車)とイベント内容(衝突)とから担当事故区分(自動車)を、イベント情報の位置情報(東経139度39分15秒、北緯35度45分27秒)から担当地域(横浜市戸塚区)を、類似損害検索で抽出した損害額(50万円)や関連情報の保険契約金規模(保険契約規模:0.5〜1億円)から技術レベル(レベル1)を判断し、該当するアジャスターを手配する(ステップS410b)。
なお、これらの処理の後、共同センタ4は、お墨付きの発行を行い、処理結果、お墨付き情報、類似損害事例を保険会社システム1等に送信する。
===保険金支払サービスのビジネスプロセス処理===
図9は損害業務共同センタ4が保険金支払サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
損害業務の保険金支払サービスは、保険会社からの依頼を受けて保険金の支払金額の正当性をチェックするサービスであり、図9に示すように、契約情報取得S031、支払条件チェックS032、支払金額チェックS033の3つのアクティビティで構成されている。契約情報取得S031は、損害業務共同センタ4が支払金額のチェック対象となる保険契約の情報を保険会社から取得することを目的とする。支払条件チェックS032は、対象となる事故が保険金の支払条件を満たすか否かのチェックを目的としている。支払金額チェックS033は、対象となる事故において支払われる保険金のチェックを目的としている。
図10は図9に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャートである。図10において、ステップS401c〜S408cは、損害業務共同センタ4で実行される処理であり、ステップS101cは、保険会社システム1で実行される処理である。なお、ここでの処理は、共同センタ4がイベント情報としてイベントID(Iv003)を受信して、ビジネスプロセスID(BP31)を実行する場合を想定している。
まず、損害業務共同センタ4のビジネスプロセス実行部403が、受信したイベント情報に基づいて、契約情報取得S031のアクティビティ1を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、ビジネスプロセスID(BP31)に基づいて、図18に示すビジネスプロセス情報413のビジネスプロセス情報テーブルT413から該当するビジネスプロセスを判断し、ビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ1(契約情報取得)の実行に必要となる必要関連情報(保険契約)と関連情報の取得先(保険会社)とを抽出する(ステップS401c)。
ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ1(契約情報取得)の実行に必要となる必要関連情報(保険契約)と、図16に示すイベント情報テーブルT411に格納されている契約者ID(001)とを関連情報の取得先(保険会社)に通知する(ステップS402c)。
保険会社システム1の保険会社業務処理部101は、必要関連情報(保険契約)と契約者ID(001)とを受信し、図13に示す保険契約情報111の保険契約情報テーブルT111を検索し、得られた関連情報(商品名、主契約、特約、保険金支払額)を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS101c)。
ビジネスプロセス実行部403は、保険会社システム1から送信されてきた関連情報(商品名、主契約、特約、保険金支払額)を受信する(ステップS403c)。
ビジネスプロセス実行部403は、保険会社システム1から受信した関連情報(商品名、主契約、特約、保険金支払額)に基づいて、図24に示す保険金算出テンプレート情報419の保険金算出テンプレート情報テーブルT419から、商品名(A自動車保険)、保険会社名(A損保)をキーとして主契約保険金と特約保険金の算出方法とを抽出する(ステップS404c)。
次に、損害業務共同センタ4が、支払条件チェックS032のアクティビティ2を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ2(支払条件チェック)の実行に必要となる必要関連情報(なし)と関連情報の取得先(なし)とを抽出する(ステップS405c)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した契約保険会社(A損保)と商品名(A自動車保険)とをキーとして、保険金算出テンプレート情報テーブルT419の主契約保険金と特約保険金の支払条件とをチェックする。ここでのチェックは、発生した事故が保険契約の支払条件を満たしているか否かのチェックであり、例えば、主契約の対象が、対物と対人、特約の対象が車両補償、弁護士費用、現場急行費用であり、今回の事故による車両被害が特約の補償対象内であるが、宿泊費・交通費は保証対象外である等のチェックである(ステップS406c)。
次に、損害業務共同センタ4が、支払金額チェックS033のアクティビティ3を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ3(支払金額チェック)の実行に必要となる必要関連情報(なし)と関連情報の取得先(なし)とを抽出する(ステップS407c)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した契約保険会社(A損保)と商品名(A自動車保険)とをキーとして、図24に示す保険金算出テンプレート情報テーブルT419の主契約保険金と特約保険金の支払金額とをチェックする。ここでのチェックは、発生した事故における保険金支払額の正当性のチェックであり、例えば、主契約の対物保険金と対人保険金、特約の対象である車両補償、弁護士費用、現場急行費用の保険金をそれぞれ算出し、保険会社が提示した保険金支払額が正しいか否かを検算するチェックである(ステップS408c)。
なお、これらの処理の後、共同センタ4は、お墨付きの発行を行い、処理結果、お墨付き情報、類似事故事例を保険会社システム1等に送信する。
===契約更改審査サービスのビジネスプロセス処理===
図11は損害業務共同センタ4が契約更改審査サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャートであり、次に、これについて説明する。
損害業務の契約更改審査サービスは、保険契約の更新時等に保険会社からの依頼を受けて保険対象物の安全度合を評価するサービスであり、図11に示すように、監視センサー蓄積情報取得S041、安全度評価S042の2つのアクティビティにより構成されている。監視センサー蓄積情報取得S041は、監視センサーに蓄積した一定期間のイベント情報を損害業務共同センタでが取得することを目的としている。安全度評価S042は、イベント情報に基づいて保険対象物の安全度合を第三者機関として評価することを目的としている。
図12は図11に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャートである。図12において、ステップS501dは、保険契約者システム2で実行される処理であり、ステップS401d〜S405dは、損害業務共同センタ4で実行される処理である。なお、ここでの処理は、共同センタ4がイベント情報としてイベントID(Iv004)を受信して、ビジネスプロセスID(BP41)を実行する場合を想定している。
まず、損害業務共同センタ4のビジネスプロセス実行部403が、受信したイベント情報に基づいて、監視センサー蓄積情報取得S041のアクティビティ1を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、ビジネスプロセスID(BP41)に基づいて、図18に示すビジネスプロセス情報413のビジネスプロセス情報テーブルT413から該当するビジネスプロセスを判断し、ビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ1(監視センサー蓄積情報取得)の実行に必要となる必要関連情報(監視結果)と関連情報の取得先(保険契約者)とを抽出する(ステップS401d)。
ビジネスプロセス実行部403は、アクティビティ1(監視センサー蓄積情報取得)の実行に必要となる必要関連情報(監視結果)を取得先(保険契約者)に通知する(ステップS402d)。
保険契約者システム5の事故情報監視・通信部521は、必要関連情報(監視結果)を受信し、図26に示す監視センサー蓄積情報522の監視センサー蓄積情報テーブルT522に格納された全ての情報を損害業務共同センタ4に送信する(ステップS501d)。
ビジネスプロセス実行部403は、保険契約者システム5から関連情報(監視結果)を受信する(ステップS403d)。
次に、損害業務共同センタ4が、安全度評価S042のアクティビティ2を実行する際の処理について説明する。
ビジネスプロセス実行部403は、図18に示すビジネスプロセス情報テーブルT413からアクティビティ2(安全度評価)の実行に必要となる必要関連情報(なし)と関連情報の取得先(なし)とを抽出する(ステップS404d)。
ビジネスプロセス実行部403は、受信した関連情報(監視結果)のイベント対象物(自動車)から保険区分(自動車保険)を抽出し、保険区分(自動車保険)をキーとして、図25に示す安全度算出テンプレート情報420の安全度算出テンプレート情報テーブルT420から、安全度の評価を実施して安全度レベルを抽出する。ここでの処理で抽出する安全度レベルは、一定期間(1年等)における測定指標(急ブレーキ等)が発生した回数を第三者機関の立場からレベル分けしたものである。保険会社は、測定指標毎の安全度レベルを総合(測定指標毎の安全度レベルを重み付けして加算)して、総合した安全度レベルを更新後の保険料の計算等に活用する(ステップS405d)。
なお、これらの処理の後、共同センタ4は、お墨付きの発行を行い、処理結果、お墨付き情報、類似事故事例を保険会社システム1等に送信する。
前述した本発明の実施形態での各処理は、プログラムにより構成し、本発明の設計装置が備えるCPUに実行させることができ、また、それらのプログラムは、FD、CDROM、DVD等の記録媒体に格納して提供することができ、また、ネットワークを介してディジタル情報により提供することができる。
前述での説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。例えば、前述した実施形態では、事故監視用のセンサーとして自動車のドライブレコーダや建物のホームセキュリティ装置を利用するとしたが、人体用の健康監視センサー、街頭に設置された監視センサー等を利用することも可能である。
一実施形態による損害業務処理システムの概略を説明する図。 一実施形態による損害業務処理システムの機能構成を示すブロック図。 損害業務共同センタに用いられるコンピュータ(管理サーバ)の典型的なハードウェア構成を示すブロック図。 損害業務の全体の処理動作を説明するフローチャート。 図3に示すフローの処理に沿った損害業務の各サービスにおけるの典型的な処理の流れを説明するフローチャート。 損害業務共同センタが事故受付サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャート。 図5に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャート。 損害業務共同センタが損害処理サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャート。 図7に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャート。 損害業務共同センタが保険金支払サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャート。 図9に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャート。 損害業務共同センタが契約更改審査サービスのビジネスプロセスを実行する処理の概要を説明するフローチャート。 図11に示すフローに沿った各アクティビティの具体的な処理動作を説明するフローチャート。 保険契約情報テーブルの構成を示す図。 契約者情報テーブルの構成を示す図。 事故証明情報テーブルの構成を示す図。 イベント情報テーブルの構成を示す図。 損害サービス情報テーブルの構成を示す図。 ビジネスプロセス情報テーブルの構成を示す図。 お墨付き情報テーブルの構成を示す図。 事故情報テーブルの構成を示す図。 事故事例情報テーブルの構成を示す図。 アジャスター情報テーブルの構成を示す図。 損害事例情報テーブルの構成を示す図。 保険金算出テンプレート情報テーブルの構成を示す図。 安全度算出テンプレート情報テーブルの構成を示す図。 監視センサー蓄積情報テーブルの構成を示す図。
符号の説明
1 保険会社システム
2 代理店システム
3 関係団体システム
4 損害業務共同センタ
5 保険契約者システム
6 通信ネットワーク
51 契約者端末
52 損害監視端末
101 保険会社業務処理部
111 保険契約情報
201 代理店業務処理部
211 契約者情報
301 関係団体業務処理部
311 事故証明情報
401 イベント受付部
402 提供サービス判断部
403 ビジネスプロセス実行部
404 お墨付き発行部
411 イベント情報
412 損害サービス情報
413 ビジネスプロセス情報
414 お墨付き情報
415 事故情報
416 事故事例情報
417 アジャスター情報
418 損害事例情報
419 保険金算出テンプレート情報
420 安全度算出テンプレート情報
521 事故情報監視・通信部
522 監視センサー蓄積情報
4001 CPU
4002 メモリ
4003 記憶装置
4004 通信インタフェース
4005 記録媒体読取装置
4006 記録媒体
4007 入力装置
4008 出力装置

Claims (14)

  1. ネットワークを介して接続され、損害業務を実行する第1のコンピュータが、保険契約者が有する第2のコンピュータまたは保険会社が有する第3のコンピュータから受信した損害業務に関するイベント情報に基づいて、適切な損害業務のサービスを判断すると共に、サービスの実行に必要な関連情報を取得して損害業務を実行する損害業務処理方法であって、
    前記第1のコンピュータは、複数の前記第2のコンピュータまたは前記第3のコンピュータからネットワークを介して送られた損害業務に関するイベント情報を受け付け、記憶装置に格納するイベント受付ステップと、受け付けたイベント情報に応じて、提供する損害業務のサービスとその処理方法であるビジネスプロセスとを判断する提供サービス判断ステップと、判断したサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、サービス毎に予め定義されたビジネスプロセス情報を用いて、サービスの実行に必要な関連情報を、ネットワークを介して前記第2のコンピュータ、前記第3のコンピュータ及び警察、病院、修理工場、警備会社を含む関係団体が有する第4のコンピュータから収集すると共に、ビジネスプロセスの実行処理を行うビジネスプロセス実行ステップとを有することを特徴とする損害業務処理方法。
  2. 前記第1のコンピュータは、前記ビジネスプロセス実行ステップでの実行結果を、ネットワークを介して前記第2のコンピュータ、前記第3のコンピュータ、前記第4のコンピュータに提供することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  3. 前記第1のコンピュータは、サービスの処理結果に対して、第三者機関の立場から処理の公平性と正確性とを保証するお墨付き発行ステップを有することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  4. 前記第1のコンピュータは、前記第2のコンピュータから事故発生に関するイベント情報を受信した場合、事故受付に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第2のコンピュータ内に保持されている事故に関する情報を収集すると共に、収集した事故に関する情報を記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  5. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから事故の損害内容の判定に関するイベント情報を受信した場合、損害内容の判定に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第2のコンピュータ内に保持されている事故に関する情報を収集して、損害規模・状況に関する情報を収集すると共に、損害規模・状況から損害規模を判定して記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  6. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから保険金の支払に関するイベント情報を受信した場合、保険金の支払に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第3のコンピュータから保険の契約条件に関する情報、及び、前記第2のコンピュータから事故状況に関する情報を収集すると共に、契約条件や事故状況から保険金の支払金額を算出して記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  7. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから保険契約の更新に関するイベント情報を受信した場合、保険契約の更新に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第3のコンピュータから保険の契約条件に関する情報、及び、前記第2のコンピュータから契約者の安全度合に関する情報を収集すると共に、契約条件や契約者の安全度合から更新後の保険料を算出して記憶装置に格納することを特徴とする請求項1記載の損害業務処理方法。
  8. ネットワークを介して接続され、損害業務を実行する第1のコンピュータが、保険契約者が有する第2のコンピュータまたは保険会社が有する第3のコンピュータから受信した損害業務に関するイベント情報に基づいて、適切な損害業務のサービスを判断すると共に、サービスの実行に必要な関連情報を取得して損害業務を実行する損害業務処理システムであって、
    前記第1のコンピュータは、複数の前記第2のコンピュータまたは前記第3のコンピュータからネットワークを介して送られた損害業務に関するイベント情報を受け付け、記憶装置に格納するイベント受付部と、受け付けたイベント情報に応じて、提供する損害業務のサービスとその処理方法であるビジネスプロセスとを判断する提供サービス判断部と、判断したサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、サービス毎に予め定義されたビジネスプロセス情報を用いて、サービスの実行に必要な関連情報を、ネットワークを介して前記第2のコンピュータ、前記第3のコンピュータ及び警察、病院、修理工場、警備会社を含む関係団体が有する第4のコンピュータから収集すると共に、ビジネスプロセスの実行処理を行うビジネスプロセス実行部とを有することを特徴とする損害業務処理システム。
  9. 前記第1のコンピュータは、前記ビジネスプロセス実行ステップでの実行結果を、ネットワークを介して前記第2のコンピュータ、前記第3のコンピュータ、前記第4のコンピュータに提供することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
  10. 前記第1のコンピュータは、サービスの処理結果に対して、第三者機関の立場から処理の公平性と正確性とを保証するお墨付き発行部を有することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
  11. 前記第1のコンピュータは、前記第2のコンピュータから事故発生に関するイベント情報を受信した場合、事故受付に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第2のコンピュータ内に保持されている事故に関する情報を収集すると共に、収集した事故に関する情報を記憶装置に格納することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
  12. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから事故の損害内容の判定に関するイベント情報を受信した場合、損害内容の判定に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第2のコンピュータ内に保持されている事故に関する情報を収集して、損害規模・状況に関する情報を収集すると共に、損害規模・状況から損害規模を判定して記憶装置に格納することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
  13. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから保険金の支払に関するイベント情報を受信した場合、保険金の支払に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第3のコンピュータから保険の契約条件に関する情報、及び、前記第2のコンピュータから事故状況に関する情報を収集すると共に、契約条件や事故状況から保険金の支払金額を算出して記憶装置に格納することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
  14. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータから保険契約の更新に関するイベント情報を受信した場合、保険契約の更新に関するサービスとそのビジネスプロセスとに基づいて、前記第3のコンピュータから保険の契約条件に関する情報、及び、前記第2のコンピュータから契約者の安全度合に関する情報を収集すると共に、契約条件や契約者の安全度合から更新後の保険料を算出して記憶装置に格納することを特徴とする請求項8記載の損害業務処理システム。
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