JP2008046651A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

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博紀 白戸
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哲也 牧野
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Abstract

【課題】大きな自発分極を有する液晶物質を使用でき、その液晶物質への印加電圧が低くても高速応答を実現できる液晶表示装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】ガラス基板2,4夫々に設けられた配向膜11,12間に自発分極を有する強誘電性液晶を充填して液晶層13を形成する。この強誘電性液晶は、電圧を印加しない場合にその分子ダイレクタの平均分子軸が略一方向に存在する単安定化された状態を示し、第1の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が印加電圧の大きさに応じた角度で単安定化した位置から一方の側にチルトし、第1の極性と逆特性の第2の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が単安定化した位置から第1の極性の電圧印加時とは逆側にチルトし、第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が35°以上、より好ましくは45°以上である。
【選択図】図2

Description

本発明は、自発分極を有する液晶物質を用い、スイッチング素子のオン/オフ駆動によって画像を表示する液晶表示装置の駆動方法に関する。
近年のいわゆる情報化社会の進展に伴って、パーソナルコンピュータ,PDA(Personal Digital Assistants)等に代表される電子機器が広く使用されるようになっている。更にこのような電子機器の普及によって、オフィスでも屋外でも使用可能な携帯型の需要が発生しており、それらの小型・軽量化が要望されるようになっている。そのような目的を達成するための手段の一つとして液晶表示装置が広く使用されるようになっている。液晶表示装置は、単に小型・軽量化のみならず、バッテリ駆動される携帯型の電子機器の低消費電力化のためには必要不可欠な技術である。
ところで、液晶表示装置は大別すると反射型と透過型とに分類される。反射型液晶表示装置は液晶パネルの前面から入射した光線を液晶パネルの背面で反射させてその反射光で画像を視認させる構成であり、透過型は液晶パネルの背面に備えられた光源(バックライト)からの透過光で画像を視認させる構成である。反射型は環境条件によって反射光量が一定しないため視認性に劣るので、特に、マルチカラーまたはフルカラー表示を行うパーソナルコンピュータ等の表示装置としては一般的に透過型の液晶表示装置が使用されている。
一方、現在のカラー液晶表示装置は、使用される液晶物質の面からSTN(Super Twisted Nematic)タイプとTFT−TN(Thin Film Transistor-Twisted Nematic)タイプとに一般的に分類される。STNタイプは製造コストは比較的安価であるが、クロストークが発生し易く、また応答速度が比較的遅いため、動画の表示には適さないという問題がある。一方、TFT−TNタイプは、STNタイプに比して表示品質は高いが、液晶パネルの光透過率が現状では4%程度しかないため高輝度のバックライトが必要になる。このため、TFT−TNタイプではバックライトによる消費電力が大きくなってバッテリ電源を携帯する場合の使用には問題がある。また、カラーフィルタによるカラー表示であるため、1画素を3つの副画素で構成しなければならず、高精細化が困難であって、その表示色純度も十分ではないという問題もある。
このような問題を解決するために、本発明者等はフィールド・シーケンシャル方式の液晶表示装置を開発している。このフィールド・シーケンシャル方式の液晶表示装置は、カラーフィルタ方式の液晶表示装置と比べて、副画素を必要としないため、より精度が高い表示が容易に実現可能であり、また、カラーフィルタを使わずに光源の発光色をそのまま表示に利用できるため、表示色純度にも優れる。更に光利用効率も高いので、消費電力が少なくて済むという利点も有している。しかしながら、フィールド・シーケンシャル方式の液晶表示装置を実現するためには、液晶の高速応答性が必須である。そこで、本発明者等は、上述したような優れた利点を有するフィールド・シーケンシャル方式の液晶表示装置、または、カラーフィルタ方式の液晶表示装置の高速応答化を図るべく、従来に比べて100〜1000倍の高速応答を期待できる自発分極を有する強誘電性液晶等の液晶のTFT(Thin Film Transistor)等のスイッチング素子による駆動を研究開発している。
強誘電性液晶は、図12に示すように、電圧印加によってその液晶分子の長軸方向がチルト角θだけ変化する。強誘電性液晶を挟持した液晶パネルを偏光軸が直交した2枚の偏光板で挾み、液晶分子の長軸方向の変化による複屈折を利用して、透過光強度を変化させる。強誘電性液晶をTFT等のスイッチング素子にて駆動した場合に、スイッチング素子を介して画素に注入された(蓄積された)電荷量に応じた自発分極のスイッチングが生じて、透過光強度は変化する。
従来の強誘電性液晶は、メモリ性を有し.TFT等のスイッチング素子により駆動した場合、暗状態(印加電圧:略0V)においてはメモリ性を利用し、明状態においては印加電圧に応じた光透過率を得る。しかしながら、メモリ性を利用した暗状態では、書込み不良などによりメモリ性の低下が生じ、コントラスト比を低下させる。
この問題を解決するために、単安定型の強誘電性液晶を用いたTFT駆動が試みられている。単安定型の強誘電性液晶を用いて単安定状態を暗状態とすることにより、双安定型で見られたメモリ性の低下による暗状態の輝度上昇は抑制されるが、光透過率が低いという問題がある。
ところで、TFT等のスイッチング素子にて自発分極を有する強誘電性液晶等の液晶を駆動する従来の液晶表示装置にあっては、単位面積あたりの自発分極の大きさをPs、各画素の電極面積をAとした場合に、2Ps・A(自発分極の完全反転に伴う反転電流の総電荷量)を、スイッチング素子を介して各画素に注入される電荷量Q以下としている。即ち、2Ps・A≦Qの条件を満たすように、液晶物質,画素電極,TFT等の設計を行っている。
しかしながら、7V以下の低い印加電圧では、上記条件を満たす自発分極の大きさPsが8nC/cm2 以下と小さくなり、Psをあまり大きくできないために応答性が遅くなり、応答性、特に低温における応答性の点で自発分極の大きさの増大が求められている。また、液晶物質の選択自由度が低いという問題がある。応答性及び選択できる液晶物質の関係から、自発分極が大きい液晶物質を使用した場合には、Qを大きくしなければならず、印加電圧が高くなるという問題がある。また、図13に示すように、自発分極のスイッチングの終わり近傍にあっては、液晶の反転による光学軸の変化が小さいため、印加電圧の増加による透過光強度の変化の割合が小さくなり、最大透過光強度を得るためには高い印加電圧が必要となる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、自発分極を有する液晶物質、特に単安定型の強誘電液晶物質をTFT等のスイッチング素子によって駆動するアクティブ駆動型液晶表示装置の駆動方法にあって、高い光透過率を実現でき、大きな自発分極を有する液晶物質を使用でき、その液晶物質への印加電圧を低く抑えることができる液晶表示装置の駆動方法を提供することを目的とする。
本発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、対向する2枚の基板間に自発分極を有する単安定型の液晶物質を有し、該液晶物質に電圧を印加するための電極及び該電極に接続されたスイッチング素子を設けてあり、前記液晶物質には、前記スイッチング素子を介して、所定期間内に複数回電圧が印加され、電圧を印加しない場合にその分子ダイレクタの平均分子軸が略一方向に存在する単安定化された状態を示し、第1の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が印加電圧の大きさに応じた角度で単安定化した位置から一方の側にチルトし、前記第1の極性と逆特性の第2の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が単安定化した位置を維持するかまたは単安定化した位置から前記第1の極性の電圧印加時とは逆側にチルトするアクティブ駆動型液晶表示装置の駆動方法において、
液晶分子の平均分子軸がコーン角の間であり、前記第1の極性の電圧を印加した場合のチルト角が前記第2の極性の電圧を印加した場合のチルト角より大きいときに、前記第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が45°以上であり、前記第2の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が10°以下であり、前記スイッチング素子のスイッチングにより各画素に蓄えられる最大電荷量をQ、前記電極の面積をA、前記自発分極の単位面積あたりの大きさをPsとした場合に、2Ps・A>Qの関係を満たすことを特徴とする。
本発明にあっては、図14に示すように、自発分極を有する液晶物質は、電圧を印加しない場合に液晶分子ダイレクタの平均分子軸が略一方向に存在する(言い換えると液晶分子の長軸方向が略一方向である)単安定化された状態を示し(図14(a))、第1の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が印加電圧の大きさに応じた角度で単安定化した位置から一方の側にチルトし(図14(b))、第1の極性と逆特性の第2の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が単安定化した位置を維持するかまたは単安定化した位置から他方の側にチルトし(図14(c))、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角が第2の極性の電圧を印加したときのチルト角より大きくて、第1の極性の電圧を印加したときの最大のチルト角を45°以上としている。光透過率Tは、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角θに依存し、下記(1)の条件を満たす。但し、kは比例定数である。
T=k・sin2 2θ …(1)
よって、チルト角θを45°以上とすることにより、高い光透過率が得られる。
第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角を45°以上にすることにより、図15に示すような印加電圧−透過光強度の関係において、チルト角θ=45°における極大値が存在する。よって、高い光透過率を実現できる。
また、本発明にあっては、2Ps・A>Qの関係を満たしている。従来では、自発分極の大きさPsが2Ps・A≦Qの条件を満たすように液晶物質等を設計し、電圧印加によって自発分極が完全に反転するように液晶物質を駆動していた。本発明者等は、自発分極を有する液晶物質、特に強誘電性液晶のTFT駆動による挙動を詳細に検討した結果、上記条件とは逆となる、スイッチング素子のスイッチングにより各画素に注入される最大電荷量が液晶物質の自発分極の完全反転に伴う反転電流の総電荷量より小さくなる条件、つまり2Ps・A>Qの条件でも、TFTによる強誘電性液晶の駆動が可能であることを知見した。
そこで、本発明にあっては、2Ps・A>Qの条件を満たすように、液晶物質等の設計を行い、自発分極を大きくすることにより応答性の向上を図る。また、自発分極を完全反転させない範囲で表示を行うことにより、自発分極のスイッチングの終わり近傍での電圧印加の増加による透過光強度の変化の割合が小さくなる部分を表示に利用しないようにして、印加電圧の低減化を図る。この際、2Ps・A≦Qを満たして液晶物質の最大のチルト角を45°とした従来の液晶表示装置の駆動方法に比べて、2Ps・A>Qを満たして液晶物質の最大のチルト角を45°以上とした本発明の液晶表示装置の駆動方法では、自発分極のスイッチングの終わり近傍での電圧印加の増加による透過光強度の変化の割合が小さくなる部分を表示に利用しないので、印加電圧の低減化を図れる。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明において、前記第2の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が10°以下であることを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、第2の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角を10°以下としている。よって、第2の極性の電圧を印加した際の光透過率は小さくなり、安定した表示を行える。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明において、実際に駆動している際の前記第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が45°以下であることを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、実際に駆動している際の第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角を45°以下にして、透過光強度が略0から略最大となる領域にて表示を行う。チルト角45°までの範囲内では、印加電圧の増加(チルト角の増加)に応じて光透過率が減少することがなく、安定した液晶物質の駆動を行える。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明のいずれかにおいて、前記スイッチング素子のスイッチングにより各画素に蓄えられる最大電荷量が、前記液晶物質の自発分極の完全反転に伴う各画素あたりの反転電流の総電荷量より小さいことを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、スイッチングにより各画素に蓄えられる最大電荷量を、液晶物質の自発分極の完全反転に伴う各画素あたりの反転電流の総電荷量より小さくしており、印加電圧の低減化が可能である。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明のいずれかにおいて、前記スイッチング素子の前記液晶物質駆動電極側に蓄積付加容量を具備することを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、スイッチング素子の液晶物質駆動電極側に蓄積付加容量を具備しており、最大電荷量Qを大きくでき、これに伴って自発分極の単位面積あたりの大きさPsも大きくできて、印加電圧の低減化と、自発分極が大きい液晶物質の使用とが可能となる。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明のいずれかにおいて、前記液晶物質の光透過率が最大となるときの前記液晶物質への印加電圧をVとした場合、0〜±Vの印加電圧範囲にて前記液晶物質の駆動を行うようにしたことを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、印加電圧を0〜±V(V:光透過率が最大となるときの印加電圧)の範囲にて液晶物質を駆動しており、安定した液晶物質の駆動を行える。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明において、前記印加電圧が+Vまたは−Vであるときに前記各画素に注入される電荷量をqとした場合、+Vまたは−Vでの前記印加電圧による前記液晶物質の応答によって流れる電流の電荷量がq以下であることを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、印加電圧が+Vまたは−Vである場合の液晶物質の応答によって流れる電流の電荷量がq以下(q:印加電圧が±Vであるときに各画素に蓄えられる電荷量)になるように、言い換えれば、印加電圧がVであるときに画素に蓄えられる電荷量がqである場合、第1の極性の電圧を印加した際の液晶物質のチルト角の最大変化が略45°であり、液晶物質のスイッチングにより流れる電流の電荷量がq以下になるように、液晶物質の材料を設計しており、安定した液晶物質の駆動を行える。
本願に記載の他の発明に係る液晶表示装置の駆動方法は、上述した発明のいずれかにおいて、3原色を発光する光源を有するバックライトを備えており、前記スイッチング素子のオン/オフ駆動に同期して前記光源の発光色を時分割的に切換えることによって、カラー表示を行うべくなしてあることを特徴とする。
本願に記載の他の発明にあっては、3原色を発光する光源を有するバックライトを備えており、スイッチング素子のオン/オフ駆動に同期してバックライトの発光色を時分割的に切換えることにより、フィールド・シーケンシャル方式にてカラー表示を行うことができる。
以上のように、本発明では、自発分極を有する液晶物質、特に単安定型の強誘電液晶物質のTFT等のスイッチング素子による駆動において、高い光透過率の実現と大きな自発分極を有する液晶物質の使用及びその低電圧駆動とを実現できる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
図1は本発明による液晶表示装置の回路構成を示すブロック図、図2はその液晶パネル及びバックライトの模式的断面図、図3は液晶表示装置の全体の構成例を示す模式図、図4は液晶パネルのセル構成例を示す図、並びに、図5はバックライトの光源であるLEDアレイの構成例を示す図である。
図2及び図3に示されているように、液晶パネル21は上層(表面)側から下層(背面)側に、偏光フィルム1,ガラス基板2,共通電極3,ガラス基板4,偏光フィルム5をこの順に積層して構成されており、ガラス基板4の共通電極3側の面にはマトリクス状に配列された画素電極(ピクセル電極)40,40…が形成されている。
これら共通電極3及び画素電極40,40…間には後述するデータドライバ32及びスキャンドライバ33等よりなる駆動部50が接続されている。データドライバ32は、信号線42を介してTFT41と接続されており、スキャンドライバ33は、走査線43を介してTFT41と接続されている。TFT41はス キャンドライバ33によりオン/オフ制御される。また個々の画素電極40,40…は、TFT41によりオン/オフ制御される。そのため、信号線42及び TFT41を介して与えられるデータドライバ32からの信号により、個々の画素の透過光強度が制御される。なお、図4に示すように、各画素に注入される電荷量を大きくするべく、液晶セルCLCと並列に蓄積付加容量CS をTFT41に接続させておく構成(後述の実施例3)も可能である。
ガラス基板4上の画素電極40,40…の上面には配向膜12が、共通電極3の下面には配向膜11が夫々配置され、これらの配向膜11,12間に液晶物質が充填されて液晶層13が形成される。なお、14は液晶層13の層厚を保持するためのスペーサである。
バックライト22は、液晶パネル21の下層(背面)側に位置し、発光領域を構成する導光及び光拡散板6の端面に臨ませた状態でLEDアレイ7が備えられている。このLEDアレイ7は図5に示されているように、導光及び光拡散板6と対向する面に3原色、即ち赤(R),緑(G),青(B)の各色を発光するLEDが順次的且つ反復して配列されている。そして、後述するフィールド・シーケンシャル方式における赤,緑,青の各サブフレームにおいて、赤,緑,青のLEDを夫々発光させる。導光及び光拡 散板6はこのLEDアレイ7の各LEDから発光される光を自身の表面全体に導光すると共に上面へ拡散することにより、発光領域として機能する。
図1において、30は、外部の例えばパーソナルコンピュータから表示データDDが入力され、入力された表示データDDを記憶する画像メモリ部であり、31は、同じくパーソナルコンピュータから同期信号SYNが入力され、制御信号CS及びデータ反転制御信号DCSを生成する制御信号発生回路である。画像メモリ部30からは画素データPDが、制御信号発生回路31からはデータ反転制御信号DCSが、夫々データ反転回路36へ出力される。データ反転回路36は、データ反転制御信号DCSに従って、入力された画素データPDを反転させた逆画素データ#PDを生成する。
また制御信号発生回路31からは制御信号CSが、基準電圧発生回路34,データドライバ32,スキャンドライバ33及びバックライト制御回路35へ夫々出力される。基準電圧発生回路34は、基準電圧VR1及びVR2を生成し、生成した基準電圧VR1をデータドライバ32へ、基準電圧VR2をスキャンドライバ33へ夫々出力する。データドライバ32は、データ反転回路36を介して画像メモリ部30から受けた画素データPDまたは逆画素データ#PDに基づいて、画素電極40の信号線42に対して信号を出力する。この信号の出力に同期して、スキャンドライバ33は、画素電極40の走査線43をライン毎に順次的に走査する。またバックライト制御回路35は、駆動電圧をバックライト22に与えバックライト22のLEDアレイ7が有している赤,緑,青の各色のLEDを時分割して夫々発光させる。
次に、本発明の液晶表示装置の動作について説明する。画像メモリ部30には液晶パネル21により表示されるべき赤,緑,青の各色毎の表示データDDが、パーソナルコンピュータから与えられる。画像メモリ部30は、この表示データDDを一旦記憶した後、制御信号発生回路31から出力される制御信号CSを受け付けた際に、各画素単位のデータである画素データPDを出力する。表示データDDが画像メモリ部30に与えられる際、制御信号発生回路31に同期信号SYNが与えられ、制御信号発生回路31は同期信号SYNが入力された場合に制御信号CS及びデータ反転制御信号DCSを生成し出力する。画像メモリ部30から出力された画素データPDは、データ反転回路36に与えられる。
データ反転回路36は、制御信号発生回路31から出力されるデータ反転制御信号DCSがLレベルの場合は画素データPDをそのまま通過させ、一方データ反転制御信号DCSがHレベルの場合は逆画素データ#PDを生成し出力する。従って、制御信号発生回路31では、データ書込み走査時はデータ反転制御信号DCSをLレベルとし、データ消去走査時はデータ反転制御信号DCSをHレベルに設定する。
制御信号発生回路31で発生された制御信号CSは、データドライバ32と、スキャンドライバ33と、基準電圧発生回路34と、バックライト制御回路35とに与えられる。基準電圧発生回路34は、制御信号CSを受けた場合に基準電圧VR1及びVR2を生成し、生成した基準電圧VR1をデータドライバ32へ、基準電圧VR2をスキャンドライバ33へ夫々出力する。
データドライバ32は、制御信号CSを受けた場合に、データ反転回路36を介して画像メモリ部30から出力された画素データPDまたは逆画素データ#PDに基づいて、画素電極40の信号線42に対して信号を出力する。スキャンドライバ33は、制御信号CSを受けた場合に、画素電極40の走査線43をライン毎に順次的に走査する。データドライバ32からの信号の出力及びスキャンドライバ33の走査に従ってTFT41が駆動し、画素電極40が電圧印加され、画素の透過光強度が制御される。
バックライト制御回路35は、制御信号CSを受けた場合に駆動電圧をバックライト22に与えてバックライト22のLEDアレイ7が有している赤,緑,青の各色のLEDを時分割して夫々発光させる。
この液晶表示装置における表示制御は、図6に示すフィールド・シーケンシャル方式のタイムチャートに従って行う。図6(a)はバックライト22の各色のLEDの発光タイミング、図6(b)は液晶パネル21の各ラインの走査タイミング、図6(c)は液晶パネル21の発色状態を夫々示す。この例では、1秒間に60フレームの表示を行う。従って、1フレームの期間は1/60秒になり、この1フレームの期間を1/180秒ずつの3サブフレームに分割する。
そして、第1番目から第3番目までの夫々のサブフレームにおいて、図6(a)に示すように赤,緑,青のLEDを夫々順次発光させる。このような各色の順次発光に同期して液晶パネル21の各画素をライン単位でスイッチングすることによりカラー表示を行う。なおこの例では、第1番目のサブフレームにおいて赤を、第2番目のサブフレームにおいて緑を、第3番目のサブフレームにおいて青を夫々発光させるようにしているが、この各色の順序はこの赤,緑,青の順に限らず、他の順序であっても良い。
一方、図6(b)に示すとおり、液晶パネル21に対しては赤,緑,青の各色のサブフレーム中にデータ走査を2度行う。但し、1回目の走査(データ書込み走査)の開始タイミング(第1ラインへのタイミング)が各サブフレームの開始タイミングと一致するように、また2回目の走査(データ消去走査)の終了タイミング(最終ラインへのタイミング)が各サブフレームの終了タイミングと一致するようにタイミングを調整する。
データ書込み走査にあっては、液晶パネル21の各画素には画素データPDに応じた電圧が供給され、光透過率の調整が行われる。これによって、フルカラー表示が可能となる。またデータ消去走査にあっては、データ書込み走査時と同電圧で逆極性の電圧が液晶パネル21の各画素に供給され、液晶パネル21の各画素の表示が消去され、液晶への直流成分の印加が防止される。
以上のようにして、本発明の液晶表示装置にてフィールド・シーケンシャル方式のカラー表示を行っている。
実施例1.
図2及び図3に示されているような実施例1の液晶パネル21を以下のようにして作製した。画素電極40,40…(画素数:640×480,電極面積A:6×10-5cm2 ,対角:3.2インチ)を有するTFT基板と共通電極3を有するガラス基板2とを洗浄した後、ポリイミドを塗布して200℃で1時間焼成することにより、約200Åのポリイミド膜を配向膜11,12として成膜した。
更に、これらの配向膜11,12をレーヨン製の布でラビングし、両者間に平均粒径1.6μmのシリカ製のスペーサ14でギャップを保持した状態で、ラビング方向が反平行となるように重ね合わせて空パネルを作製した。この空パネルの配向膜11,12間に本発明の仕様に基づく強誘電性液晶物質を封入して液晶層13とした。この液晶層13は、コレステリック相からカイラルスメクティックC相への転移点±3℃の範囲で直流3Vを印加することで、一様な液晶配向状態及び単安定状態を得た。
封入した強誘電性液晶物質の自発分極の大きさPsは10nC/cm2 、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は35°、第2の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は7°であった。作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏光フィルム1,5で、電圧無印加時の液晶分子ダイレクタの平均分子軸と一方の偏光フィルムの偏光軸とを略一致させて挟んで液晶パネル21とした。
このようにして作製した液晶パネル21の各画素にTFT41のスイッチングを介して電圧を印加した場合の電圧−透過光強度の特性を図7のグラフに表す。この特性は、第1の極性の電圧を印加した際に大きな光透過率が得られるようにして測定した。図7のグラフから、印加電圧と光透過率との関係に極大値は存在せず、10Vの印加電圧にて飽和し、その最大光透過率も約90%と高いことがわかる。
10Vの電圧を印加した場合にTFT41のスイッチングを介して各画素に蓄えられた電荷量Qは1.80pCと見積もられた。自発分極の大きさPsが10nC/cm2 、画素電極40の面積Aが6×10-5cm2 であるので、2Ps・A=1.20pCとなり、2Ps・A≦Qであった。なお、10V印加時の応答時間は240μsであった。第2の極性の電圧を印加したときの光透過率は約6%と良好な結果であった。
このような実施例1の液晶パネル21を、上述したバックライト22と組み合わせて、図1に示す回路構成にてフィールド・シーケンシャル方式にて、カラー表示を行った。この際、液晶への印加電圧を0〜±10Vの範囲とした。その結果、明るくて色純度に優れた高品質の表示を実現することができた。
実施例2.
図2及び図3に示されているような実施例2の液晶パネル21を以下のようにして作製した。画素電極40,40…(画素数:640×480,電極面積A:6×10-5cm2 ,対角:3.2インチ)を有するTFT基板と共通電極3を有するガラス基板2とを洗浄した後、ポリイミドを塗布して200℃で1時間焼成することにより、約200Åのポリイミド膜を配向膜11,12として成膜した。
更に、これらの配向膜11,12をレーヨン製の布でラビングし、両者間に平均粒径1.6μmのシリカ製のスペーサ14でギャップを保持した状態で、ラビング方向が平行となるように重ね合わせて空パネルを作製した。この空パネルの配向膜11,12間に本発明の仕様に基づく強誘電性液晶物質を封入して液晶層13とした。この液晶層13は、コレステリック相からカイラルスメクティックC相への転移点±3℃の範囲で直流3Vを印加することで、一様な液晶配向状態及び単安定状態を得た。
封入した強誘電性液晶物質の自発分極の大きさPsは11nC/cm2 、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は58°、第2の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は2°であった。作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏光フィルム1,5で、電圧無印加時において暗状態になるようにして挟んで液晶パネル21とした。
このようにして作製した液晶パネル21の各画素にTFT41のスイッチングを介して電圧を印加した場合の電圧−透過光強度の特性を図8のグラフに表す。この特性は、第1の極性の電圧を印加した際に大きな光透過率が得られるようにして測定した。図8のグラフから、印加電圧が7Vである場合に極大を示しており、0〜±7の印加電圧の範囲での駆動が適していることがわかる。
7Vの電圧を印加した場合にTFT41のスイッチングを介して各画素に蓄えられた電荷量Qは1.26pCと見積もられた。自発分極の大きさPsが11nC/cm2 、画素電極40の面積Aが6×10-5cm2 であるので、2Ps・A=1.32pCとなり、2Ps・A>Qを満たしている。
なお、7V印加時に液晶材料の応答によって流れた電流の総電荷量は1.01pCと見積もられ、7V印加時の応答時間は230μsであった。第2の極性の電圧を印加したときの光透過率は約1%と良好な結果であった。
このような実施例2の液晶パネル21を、上述したバックライト22と組み合わせて、図1に示す回路構成にてフィールド・シーケンシャル方式にて、カラー表示を行った。この際、液晶への印加電圧を0〜±7Vの範囲とした。その結果、明るくて色純度に優れた高品質の表示を実現することができた。
実施例3.
図2,図3及び図4に示されているような実施例3の液晶パネル21を以下のようにして作製した。画素電極40,40…(画素数:640×480,電極面積A:6×10-5cm2 ,蓄積付加容量:0.2pF,対角:3.2インチ)を有するTFT基板と共通電極3を有するガラス基板2とを洗浄した後、ポリイミドを塗布して200℃で1時間焼成することにより、約200Åのポリイミド膜を配向膜11,12として成膜した。
更に、これらの配向膜11,12をレーヨン製の布でラビングし、両者間に平均粒径1.6μmのシリカ製のスペーサ14でギャップを保持した状態で、ラビング方向が反平行となるように重ね合わせて空パネルを作製した。この空パネルの配向膜11,12間に本発明の仕様に基づく強誘電性液晶物質を封入して液晶層13とした。この液晶層13は、コレステリック相からカイラルスメクティックC相への転移点±3℃の範囲で直流3Vを印加することで、一様な液晶配向状態及び単安定状態を得た。
封入した強誘電性液晶物質の自発分極の大きさPsは21nC/cm2 、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は66°、第2の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は5°であった。作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏光フィルム1,5で、電圧無印加時において暗状態になるようにして挟んで液晶パネル21とした。
このようにして作製した液晶パネル21の各画素にTFT41のスイッチングを介して電圧を印加した場合の電圧−透過光強度の特性を図9のグラフに表す。この特性は、第1の極性の電圧を印加した際に大きな光透過率が得られるようにして測定した。図9のグラフから、印加電圧が6Vである場合に極大を示しており、0〜±6Vの印加電圧の範囲での駆動が適していることがわかる。
6Vの電圧を印加した場合にTFT41のスイッチングを介して各画素に蓄えられた電荷量Qは蓄積容量の分も含めて2.28pCと見積もられた。自発分極の大きさPsが21nC/cm2 、画素電極40の面積Aが6×10-5cm2 であるので、2Ps・A=2.52pCとなり、2Ps・A>Qを満たしている。
なお、6V印加時に液晶材料の応答によって流れた電流の総電荷量は1.71pCと見積もられ、6V印加時の応答時間は180μsと短かった。第2の極性の電圧を印加したときの光透過率は約3%と良好な結果であった。
このような実施例3の液晶パネル21を、上述したバックライト22と組み合わせて、図1に示す回路構成にてフィールド・シーケンシャル方式にて、カラー表示を行った。この際、液晶への印加電圧を0〜±6Vの範囲とした。その結果、明るくて色純度に優れた高品質の表示を実現することができた。
比較例1.
実施例1と全く同様にして空パネルを作製し、この空パネルの配向膜11,12間に従来仕様の強誘電性液晶物質を封入して液晶層13とした。この液晶層13は、コレステリック相からカイラルスメクティックC相への転移点±3℃の範囲で直流3Vを印加することで、一様な液晶配向状態及び単安定状態を得た。
封入した強誘電性液晶物質の自発分極の大きさPsは10nC/cm2 、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は31°、第2の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は11°であった。作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏光 フィルム1,5で、電圧無印加時において暗状態になるようにして挟んで液晶パネル21とした。
このようにして作製した液晶パネル21の各画素にTFT41のスイッチングを介して電圧を印加した場合の電圧−透過光強度の特性を図10のグラフに表す。この特性は、第1の極性の電圧を印加した際に大きな光透過率が得られるようにして測定した。図10のグラフから、印加電圧と光透過率との関係に極大は存在せず、10Vの印加電圧にて飽和しており、その最大光透過率は約75%と低いことがわかる。
10Vの電圧を印加した場合にTFT41のスイッチングを介して各画素に蓄えられた電荷量Qは1.65pCと見積もられた。自発分極の大きさPsが10nC/cm2 、画素電極40の面積Aが6×10-5cm2 であるので、2Ps・A=1.20pCとなり、2Ps・A≦Qである。なお、10V印加時の応答時間は260μsであった。また、第2の極性の電圧を印加したときの光透過率は約15%と高かった。
比較例2.
実施例2と全く同様にして空パネルを作製し、この空パネルの配向膜11,12間に従来仕様の強誘電性液晶物質を封入して液晶層13とした。この液晶層13は、コレステリック相からカイラルスメクティックC相への転移点±3℃の範囲で直流3Vを印加することで、一様な液晶配向状態及び単安定状態を得た。
封入した強誘電性液晶物質の自発分極の大きさPsは5nC/cm2 、第1の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は27°、第2の極性の電圧を印加したときのチルト角の最大値は7°であった。作製したパネルをクロスニコル状態の2枚の偏光フィルム1,5で、電圧無印加時において暗状態になるようにして挟んで液晶パネル21とした。
このようにして作製した液晶パネル21の各画素にTFT41のスイッチングを介して電圧を印加した場合の電圧−透過光強度の特性を図11のグラフに表す。この特性は、第1の極性の電圧を印加した際に大きな光透過率が得られるようにして測定した。図11のグラフから、印加電圧と光透過率との関係に極大は存在せず、7Vの印加電圧にて飽和しており、その最大光透過率は約60%と低いことがわかる。
7Vの電圧を印加した場合にTFT41のスイッチングを介して各画素に蓄えられた電荷量Qは1.26pCと見積もられた。自発分極の大きさPsが5nC/cm2 、画素電極40の面積Aが6×10-5cm2 であるので、2Ps・A=0.60pCとなり、2Ps・A≦Qである。なお、7V印加時の応答時間は560μsと長かった。また、第2の極性の電圧を印加したときの光透過率は約6%であった。
なお、上述した例では、自発分極を有する液晶物質として単安定性を示す強誘電性液晶を使用したが、双安定性を示す強誘電性液晶、または、反強誘電性液晶を用いるようにしても同様の効果を奏することは勿論である。
また、上述した例では、RGB個別の光源を用いたフィールド・シーケンシャル方式にてカラー表示を行うようにしたが、RGBを切換えて発光できる単一の光源を用いることも可能であり、更に、カラーフィルタを用いてカラー表示を行うような構成であっても、本発明を同様に適用できることは勿論である。
液晶表示装置の回路構成を示すブロック図である。 液晶パネル及びバックライトの模式的断面図である。 液晶表示装置の全体の構成例を示す模式図である。 液晶パネルのセル構成例を示す図である。 LEDアレイの構成例を示す図である。 液晶表示装置の表示制御を示すタイムチャートである。 実施例1による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 実施例2による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 実施例3による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 比較例1による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 比較例2による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 強誘電性液晶パネルにおける液晶分子の配列状態を示す図である。 従来の液晶表示装置による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。 単安定型の強誘電液晶のチルトを説明するための図である。 本発明の液晶表示装置による印加電圧−透過光強度特性を示すグラフである。
符号の説明
13 液晶層
22 バックライト
21 液晶パネル
40 画素電極
41 TFT
S 蓄積付加容量

Claims (1)

  1. 対向する2枚の基板間に自発分極を有する単安定型の液晶物質を有し、該液晶物質に電圧を印加するための電極及び該電極に接続されたスイッチング素子を設けてあり、前記液晶物質には、前記スイッチング素子を介して、所定期間内に複数回電圧が印加され、電圧を印加しない場合にその分子ダイレクタの平均分子軸が略一方向に存在する単安定化された状態を示し、第1の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が印加電圧の大きさに応じた角度で単安定化した位置から一方の側にチルトし、前記第1の極性と逆特性の第2の極性の電圧を印加した場合にその平均分子軸が単安定化した位置を維持するかまたは単安定化した位置から前記第1の極性の電圧印加時とは逆側にチルトするアクティブ駆動型液晶表示装置の駆動方法において、
    液晶分子の平均分子軸がコーン角の間であり、前記第1の極性の電圧を印加した場合のチルト角が前記第2の極性の電圧を印加した場合のチルト角より大きいときに、前記第1の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が45°以上であり、前記第2の極性の電圧を印加した場合の最大のチルト角が10°以下であり、前記スイッチング素子のスイッチングにより各画素に蓄えられる最大電荷量をQ、前記電極の面積をA、前記自発分極の単位面積あたりの大きさをPsとした場合に、2Ps・A>Qの関係を満たすことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
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