JP2008044789A - エレベータシステム用のベルト、およびそのようなベルトの製造方法 - Google Patents

エレベータシステム用のベルト、およびそのようなベルトの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エレベータ装置のための汎用的なベルトの製造方法であって、ベルトにおいて張力支持体の正確な位置の配置が確実に実現される方法を提案すること。
【解決手段】エレベータシステム用のベルト1の製造方法であって、以下の工程、すなわち、溝2.1が特にはベルトの長さ方向に配置されている第1のベルト部分2を製造する工程、上記配置の溝に張力支持体3を配置する工程、および第2のベルト部分4を第1のベルト部分2に、張力支持体3がベルト1の内部に収容される様相で接続する工程、を有する方法が提案される。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトを備えるエレベータシステム、そのようなエレベータシステムのためのベルト、およびそのようなベルトの製造方法に関する。
エレベータシステムは、エレベータかごを備え、さらに通常は釣り合いおもりを備え、かごおよび釣り合いおもりが、エレベータ昇降路内を移動することができ、あるいは独立した案内装置に沿って移動することができる。移動を与えるために、エレベータシステムは、少なくとも1つの駆動滑車をそれぞれ備える少なくとも1つの駆動部を有し、1つ以上のベルトによってエレベータかごおよび釣り合いおもりを支持し、さらに/あるいはエレベータかごおよび釣り合いおもりへと必要なけん引力を伝達する。それ自身は知られているやり方で、駆動滑車を、けん引滑車として具現化することができ、あるいは小径の滑車として(特には、駆動部自体の駆動軸として)も具現化することができる。
エレベータかごおよび釣り合いおもりを、1つ以上の駆動滑車によって転向される同じベルトによって接続することができる。あるいは、エレベータかごおよび釣り合いおもりをそれぞれ、エレベータかごが下げられるときに釣り合いおもりが上昇し、かつその逆も然りであるように、別個のベルトによって駆動滑車へと接続することが可能である。駆動滑車が、エレベータかごまたは釣り合いおもりを上昇させるべくけん引ベルトに張力を作用させる一方で、純粋な吊り下げベルトは、駆動滑車によって転向されることはなく、転向要素(特には、旋回または固定の転向プーリ)によってのみ転向され、エレベータかごおよび釣り合いおもりの重量のうちの一定の部分を引き受ける。しかしながら、選択に関しては、けん引および吊り下げのベルトは同一である。
本発明によるベルトは、上述の機能のそれぞれのために使用可能であり、換言すると、駆動および/または吊り下げのベルトとして、いくつかのベルトのうちの1つとして、さらには/あるいはエレベータかごおよび/または釣り合いおもりへと固定されるベルトとして、等しく使用可能である。したがって、駆動滑車および転向プーリを、以下では全体として「ベルト滑車」と称する。
エレベータシステムのためのそのようなベルトは、通常は、エラストマーからなるベルト本体を含有する。張力を伝達するために、鋼製および/またはプラスチック製のコードの形態である張力支持体が、ベルト本体に埋め込まれている。張力支持体は、好ましくは、単独または複数が併置されたワイヤまたはプラスチック繊維あるいはプラスチック糸で構成できる。それらは、好都合には、ベルト滑車を巡る際に引っ張りまたは圧縮の応力が生じることがないベルト断面の中立繊維に配置されている。
製造の際に張力支持体をベルトの正しい位置に配置するという目的において、鋼製またはプラスチック製のコードの形態で存在する張力支持体を第1の成型滑車へと供給すると同時に、可塑化可能なプラスチック、特にはPUを、押し出し機から第1の成型滑車へと適用することが、例えばWO2006/000500A1から知られている。成型滑車は、交差リブを矢印の形態に配置して備える外周面を有する。ワイヤの張力の結果として、張力支持体が交差リブの先端面へと押し付けられる。可塑化可能なプラスチックを押し出すことで、成型滑車の矢印状の交差リブによって形成される溝を下面に有する第1のベルト部分が生成され、それらの領域に張力支持体が自由に位置している。このベルト部分が第2の成型滑車へと案内され、第2の成型滑車と第1のベルト部分との間に、可塑化可能なプラスチック(特には、PU)が押し出し機から再び適用され、第1のベルト部分の溝を満たし、その際に張力支持体を取り囲み、第1のベルト部分の下面へと熱によってしっかりと結合する第2のベルト部分を形成する。このように、ベルトが、同じ材料からなる2つのベルト部分から2部形式で形成され、張力支持体が、2つのベルト部分が確実な整合ならびに材料の結合によって互いに接続されている両方のベルト部分の接触面に、配置されている。
この製造方法、ならびにこの方法によって製造されたエレベータベルトは、いくつかの欠点を抱えている。
ベルト内での個々の張力支持体の位置が、第1の成型滑車へと走行する前の張力支持体を案内する供給装置によって画定されている。押し出しプロセスの際、すなわち張力支持体が第1の成型滑車を過ぎるときに、張力支持体の横方向の案内が、張力支持体を備えるコードによって第1の成型滑車へと加えられる摩擦係合によってのみ行われる。これは、一方では、摩擦係合を生み出すために必要とされる垂直力を生み出すために、張力支持体のワイヤにかなりの張力を必要とする。この結果、張力支持体を張力なしでベルト内に取り入れることができない。しかしながら、たとえワイヤの張力を大きくしても、ベルト内での張力支持体の横方向の位置を正確に保証することは不可能である。
国際公開第2006/000500A1号パンフレット
同一の材料である2つのベルト部分からの構成は、連続的な接続の形成のためには好都合であるが、ベルトが、摩擦係合および確実な整合によって駆動滑車と相互作用するけん引面においてベルトへと張力を伝えるだけでなく、けん引面から離れる方を向いて転向要素を囲むベルトの反対側においても、同じ摩擦係数を必然的に有することになる。けん引面は、通常は、ベルトのけん引および駆動の能力を向上させるために高い摩擦係数を有するため、ベルトの背面における摩擦が、ベルトの転向において不都合に大きくなり、結果として、例えば転向プーリ上でのベルトの横方向の案内が妨げられる。
したがって、本発明の目的は、エレベータ装置のための汎用的なベルトの製造方法であって、ベルトにおいて張力支持体の正確な位置の配置が確実に実現される方法を提案することにある。本発明のさらなる目的は、エレベータ装置のための汎用的なベルトであって、転向時の荷重が軽減されてなるベルトを入手可能にすることにある。
この目的を満足するため、請求項1において、エレベータシステム用のベルトの製造方法が提案される。請求項12においては、本発明による方法にしたがって製造されたエレベータシステム用のベルトに対し、保護が与えられる。
エレベータシステム用のベルトを製造するための本発明による方法は、以下の工程を備えている。すなわち、ベルトの長さ方向に1つ以上の溝が配置されている第1のベルト部分を製造する工程、上記配置の少なくとも1つの溝に張力支持体を配置する工程、および第2のベルト部分を第1のベルト部分に、少なくとも1つの張力支持体がベルトの内部に収容される様相で接続する工程を備えている。
張力支持体を第1のベルト部分の溝に配置することによって、製造プロセスの際に、位置的に正確な張力支持体の配置を、単純な手段で保証することができる。これは、張力支持体が、ベルトの横方向について溝による確実な係合によって案内され、互いにおよびベルトの残りの部分に対する正確な位置の配置を、溝の幾何形状、特には幅および互いの距離によってあらかじめ定めることができるためである。
1つの張力支持体が、それぞれの溝に配置されることが好ましい。しかしながら、複数の張力支持体を同じ溝に配置し、少なくともこれらの張力支持体の位置的に正確な配置を、他の溝に配置される張力支持体に対してあらかじめ定めることも、同様に可能である。反対に、第1のベルト部分のすべての溝に張力支持体が配置される必要はない。すなわち、例えば汎用的な第1のベルト部分に異なる数の張力支持体を組み合わせ、半完成の製品から、種々の引っ張り強度を有する複数の異なるベルトを製造することが可能である。
第1のベルト部分は、張力支持体を収容するための溝に加えて、正の嵌り合いによって第2のベルト部分の対応する突起および開口と相互作用して、2つのベルト部分の間の結合を補強するさらなる開口および/または突起を有することができる。
張力支持体を、予張力を持たせることなく第1のベルト部分の溝に埋め込むことができる。これにより、特には、低応力のベルトを製造することが可能である。WO2006/000500A1から知られている製造方法においては、そのような張力支持体を成型滑車上の所望の位置、すなわちベルト内の所望の位置に確実に位置させることが不可能であるが、本発明による溝は、ベルトの幅を横切る張力支持体の位置の確実な決定をもたらす。
張力支持体を、第2のベルト部分を第1のベルト部分へと接続する前、すなわち張力支持体をベルト内に完全に囲む前に、第1のベルト部分の溝へと挿入することが好ましい。しかしながら、張力支持体を最初に第2のベルト部分に配置することも、同様に可能である。第1のベルト部分との接続によって、第1のベルト部分が、その溝ゆえに、前もって加えられた予張力の解放によって、張力支持体をそれらの最終位置へと必要であればわずかに引っ張る。
第1のベルト部分を、熱可塑性プラスチックから製造することが好ましい。これは、例えば、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、またはポリ塩化ビニル(PVC)であってよい。熱可塑性プラスチックは、好都合には、ポリブレンド、すなわち2つ以上の異なるプラスチックの混合物であってよい。さらには、第1のベルト部分が、これらの熱可塑性プラスチックのうちの1つからなるファブリックを含有することができ、好ましくはそのようなファブリックを、これらの熱可塑性プラスチックのうちのさらなる1つに埋め込むことができ、あるいはこれらの熱可塑性プラスチックのうちのさらなる1つを含浸させることができる。
好ましくはかなり硬いこの第1のベルト部分が、自身の溝に個々の張力支持体を確実に案内する。本発明による製造方法のさらなる実施形態においては、第1のベルト部分が第2のベルト部分へと接合された後に、前者を加熱によって(部分的に)再び可塑化させ、第2のベルト部分によっても部分的に囲まれて、互いに対する位置的配置に固定されている張力支持体を、この範囲まで部分的に変形可能である第1のベルト部分の溝によりよく係合させることができる。
本発明によるベルトの溝を、第1のベルト部分の熱および/または機械的変形によって形成することも可能である。すなわち、第1のベルト部分の成型時にすでに形成されても、さらには/あるいは第1のベルト部分の機械加工または再加熱による変形によって、すなわち例えばフライス加工、ホットプレス、圧延、などによって、後に形成されてもよい。
本発明によるベルトの溝は、好ましくは、V字形またはU字形に具現化される。これは、通常は回転対称を有し、特には本質的に円形の断面である個々の張力支持体を、溝の端部を閉じられた底部において好都合に中央に位置させる。異なる直径の張力支持体を同じ第1のベルト部分に配置するためにも好都合であり、張力支持体が、それらの直径に応じた異なる深さでVまたはU字の溝に進入する。他の変形例においては、溝が、張力支持体の外形(の一部分)に本質的に一致してもよい。張力支持体が溝において、ベルト滑車、特には駆動滑車に巻き付いたときに引っ張りまたは圧縮応力の発生がゼロまたはわずかであるベルト全体の断面の中立繊維またはその近傍に配置される様相で、溝を形成することが好都合である。
本発明によるベルトの溝は、張力支持体がその全高について溝内に配置されるのではなく、溝を超えて第2のベルト部分へ突き出すように形成されると、好都合である。このやり方で、張力支持体と第2のベルト部分との間のけん引面が拡大され、特にはエレベータシステムの駆動滑車との係合のために設けられている場合に、張力が駆動滑車から第2のベルト部分を介して張力支持体へと伝達され好都合である。溝が、張力支持体の位置的に正確な配置を保証する範囲において平坦であり、張力支持体が第2のベルト部分へと可能なかぎり突き出すことが好ましい。
張力支持体は、単独のワイヤとして具現化でき、あるいは単独または複数縒りのストランドまたはロープからなり得、後者は、鋼線またはプラスチック繊維から製造することができる。縒られた張力支持体は、特にはプラスチックのコアをさらに含有することができる。製造プロセスの際の個々の張力支持体の溝への特定の配置の結果として、低ねじりのロープに加え、縒りの結果として例えばベルトに対して横方向にねじれる傾向のロープも使用可能である。
第2のベルト部分を、エラストマー、例えばポリウレタン、ポリクロロプレン、および/またはエチレン−プロピレン−ジエンゴムから製造することが好ましい。これにより、好都合なことに、両面に異なる材料を有し、それぞれを異なる要件に合わせることができるベルトが生成される。すなわち、第1のベルト部分について、溝における張力支持体の安定な案内を保証するとともに、外側湾曲セグメントとしてベルト滑車上で転向されるときに適切な柔軟性を有する材料を選択することができる。第2のベルト部分については、駆動滑車から張力支持体への張力の伝達に特に適した材料を選択することができる。ここで、詳しくは、張力支持体に対して良好な付着を発現し、駆動滑車との所望のけん引能力を有し、と同時に力の伝達によって生じる引っ張りおよび変形に耐える材料が好ましい。この目的のため、70から100のショア(A)硬さ、好ましくは75から95のショア(A)硬さ、特に好ましくは80から85のショア(A)硬さを有するエラストマーが、特に適することが明らかになっている。
第2のベルト部分が、押し出しおよび/または接着接合によって第1のベルト部分へと固定されると好都合である。第2のベルト部分が第1のベルト部分へと押し出しされる場合、特に簡潔な製造プロセスがもたらされる。同時に、第1および第2のベルト部分が堅固かつ恒久的に接合される。第2のベルト部分が、押し出しの際に、張力支持体を、第1のベルト部分の溝に位置していない外周面の全領域にわたって囲むことが好都合であり、これが第1および第2のベルト部分ならびに張力支持体の間の接続を補強する。
同様のやり方で、第2のベルト部分を、半完成品として前もって製作でき、第1のベルト部分へと接着接合させることができる。前もって製作された第2のベルト部分は、好ましくは、溝に配置された張力支持体に対して本質的に相補的である開口を有する。好ましくは、これらの開口は、2つのベルト部分を接合するときに張力支持体が第2のベルト部分の変形のもとで2つのベルト部分の間にしっかりと保持されるよう、張力支持体よりも幾分小さくてよい。
本発明の好ましい実施形態においては、第1のベルト部分の第2のベルト部分から離れる方を向いている面に、好ましくは例えばポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、またはポリ塩化ビニル(PVC)などの熱可塑性プラスチックから製造される第3のベルト部分が配置される。この熱可塑性プラスチックも、ポリブレンド、すなわち2つ以上の異なるプラスチックの混合物であってよい。第3のベルト部分も、これらの熱可塑性プラスチックのうちの1つで製作されたファブリックを含有することができる。
このような3部構成は、個々のベルト部分のそれぞれの機能のために、他の最適材料の使用を可能にする。すなわち、中間層として機能することになる第1のベルト部分の材料を、張力支持体の案内のために、すなわち適切な溝の安定した製造容易性のために最適化することができ、第2の部分溝の材料を、1つの駆動滑車から張力支持体への張力の伝達に関して最適化することができ、さらに/あるいは第3のベルト部分を、考えられる最良の可逆性(特には、低い摩擦係数)、高い柔軟性、および/または高い耐摩耗性のために設計することができる。
好都合には、第2のベルト部分の第1のベルト部分から離れる方を向いている面が、エレベータシステムの駆動滑車との相互作用の目的のためのけん引面を形成できる。この目的のため、このけん引面が、コーティングおよび/またはエレベータシステムの駆動滑車の対応する溝との相互作用の目的のための1つ以上のVリブを有することができる。
そのようなコーティングによれば、一方では、第2のベルト部分の材料の摩擦係数と異なってよい所定の摩擦係数を、駆動滑車との摩擦係合のために利用できるようになる。また、例えば耐摩耗性などといった他の表面特性を操作することも、同様に可能である。したがって、全体としてかなり柔軟であって、その範囲において容易に転向させることができる第2のベルト部分に、摩耗に耐える薄くて硬いコーティングを設けることが可能である。
駆動滑車への押し付け圧力を高めることによって、同じ半径方向の力、したがって同じ軸受荷重およびベルト張力において、けん引および駆動の能力を高めるために、けん引面にVリブを設けることができる。同時に、そのようなVリブは、ベルトを駆動滑車上で横方向について好都合に案内する。リブは、好ましくは、60°〜120°のフランク角を有するV字形の断面を有するが、80°〜100°の範囲が好ましい。フランク角は、V字形のリブの2つの側面(フランク面)の間に存在する角度である。この範囲は、高いけん引能力とけん引滑車におけるベルトの詰まりの危険との間の理想的な妥協として現れたものである。
ベルトのけん引面から離れる方を向いている面、すなわち例えば第1のベルト部分または第3のベルト部分(第3のベルト部分が存在する場合)の表面が、エレベータシステムの転向要素との相互作用ための摺動面を形成することができる。相応の材料の選択および/または摺動面のコーティングによって、転向時の荷重を小さくすることができる。特には、摺動面の耐摩耗性および/または摩擦係数を、狙いを付けたやり方で設定することができる。すなわち、好ましい実施形態において、ポリアミド、ポリエチレン、および/またはポリエステルからなる第1または第3のベルト部分の摺動面が、最大で0.35、好ましくは最大で0.3、特に好ましくは0.25以下の摩擦係数を有する。
本発明による方法によって製造されるエレベータシステム用ベルトは、溝が特にはベルトの長さ方向に配置されている第1のベルト部分、配置された溝のうちの少なくとも1つに位置する張力支持体、および張力支持体がベルトの内部に収容されるような様相で第1のベルト部分へと接続された第2のベルト部分を備えている。
そのようなベルトは、製造が容易であり、ベルトにおける張力支持体の正確な位置への配置が、溝によって好都合にもたらされる。第1および第2のベルト部分、ならびに第3のベルト部分(存在する場合)の材料が異なる場合、そのようなベルトにおいて、個々のベルト部分ならびにそれらによって形成されるけん引面および/または摺動面の例えば摩擦係数、耐摩耗性、耐衝撃性、および/または同様の特性を、あらかじめ定めることが可能である。したがって、例えば第1および第3のベルト部分について、好ましくは最大で0.3である低い摩擦係数を有する例えばポリアミド、ポリエステル、またはポリエチレンなどといった材料を選択することができる。第1および第3のベルト部分から形成される摺動面にて、例えば転向プーリなどの転向要素に部分的または複数回巻き付けられるこのようなベルトは、転向の際にわずかな摩擦力しか生じさせず、転向プーリ上でのベルトの横方向の案内において生じる問題が少なく、エレベータシステムに必要とされる駆動力が軽減されるという効果を特には有する。
好都合なことに、けん引面だけでなく摺動面もが1つ以上のリブを有する場合には、ベルトが摺動面にてベルト滑車に接触してベルト滑車において転向させられるときにも、ベルトを横方向について案内することができ、そのようなベルト滑車のベルトが両側において外れることがないようにすることができる。
ベルト部分は、ベルトの正しい取り付けを保証するために、さまざまな色を有することができる。この目的のため、例えばけん引面と摺動面とを、異なる色にすることができ、あるいは異なってコートすることができる。ベルト部分を、異なる色の材料で構成することも同様に可能である。
さらなる目的、特徴、および利点は、従属請求項および後述される例示的な実施形態から明らかになる。
図2は、ポリアミドで作られた第1のベルト部分13を示している。これは、V字形の溝13.1を有する。このようなベルトは、例えば押し出しによって製造可能であり、溝13.1が、好都合には成形プロセスにおいて前もって形成される。ベルト滑車を通過するときの第1のベルト部分の曲げ荷重を可能な限り小さく保つため、第1のベルト部分は、最大で2mmの厚さ、または最大でベルト全体の厚さの3分の1の厚さを有する。
本発明の実施形態によるベルト12の製造の目的において、1つの張力支持体14が、まずは図2に示した第1のベルト部分13の溝13.1のそれぞれに配置される。張力支持体は、詳しくは示されていないやり方で、それ自体が個々に縒り合わせられる個々の鋼線で構成されるワイヤロープまたはワイヤストランドのコードとして、具現化される。
同じ第1のベルト部分をプラットフォームとして、引っ張り強度の異なるさまざまなベルトを製造しなければならない場合には、必ずしも張力支持体をそれぞれの溝に配置する必要はない。すなわち、例えば溝を1つおきに空のままに残しておくことができ、これにより、同じ第1のベルト部分にて、引っ張り強度が本質的に半分であるが、より柔軟性の高いエレベータベルトがもたらされる。種々のエレベータベルトについて同一の第1のベルト部分を使用できるという能力は、工具や在庫などのコストを好都合に低下させる。
軽い予張力を伴いつつ、張力支持体14が、上方からV字の溝13.1へと押し付けられ、その結果、溝13.1が弾性的に変形して、本質的に張力支持体の外形をとる。さらに詳しくは説明しないが、製造方法の後続の部分工程において、第1のベルト部分を、熱可塑性プラスチックが溝が張力支持体に合わせて塑性変形するために充分に再び可塑化するような程度まで、加熱することができる。同様に、本発明による製造方法の他の実施形態においては、張力支持体を、本質的に張力なしで溝13.1に置くことができ、溝13.1によって互いに対して正しい位置に配置することができる。「置く」とは、張力支持体を供給する任意のやり方または手段として理解すべきである。
次に、ポリウレタンからなる第2のベルト部分15が、張力支持体14を溝13.1に配置して有する第1のベルト部分13へと押し出しされる。第2のベルト部分が、張力支持体の依然として自由である表面を囲むと同時に、第1のベルト部分13の第2のベルト部分に面しかつ張力支持体によって覆われていない表面において、熱によって第1のベルト部分13へと結合する。第2のベルト部分15と、第2のベルト部分15に部分的に埋め込まれている張力支持体14との間の付着は、エレベータシステムにおいて生じる張力を1つの駆動滑車から第2のベルト部分を介して張力支持体へと伝達するために充分に大である。
図1は、得られたベルト12を断面で示している。第2のベルト部分15が、第1のベルト部分13から離れる方を向いている面に、90°のフランク角γを有するVリブ15.2を有する。これらは、第2のベルト部分を機械加工することによって、あるいは好ましくは、第2のベルト部分を、第1のベルト部分13と第2のベルト部分の高さに配置されて対応する相補的なVリブ輪郭を有する押し出しシステム(図示されていない)の成型ベルトとの間に挿入される、例えばポリウレタンによって成型することによって、同様に良好に具現化できる。
ベルトは、通常は複数の張力支持体14を含有し、第1のベルト部分13が、張力支持体を案内するいくつかの溝13.1を有し、隣接する溝および張力支持体の間の間隔は、Vリブ15.2のそれぞれに対して同数の張力支持体14を割り当てることができ、それぞれのVリブ15.2に割り当てられた張力支持体のグループが、このVリブの中心軸15.3に対して対称に配置されるような様相で、それぞれ実行されている。
第1のベルト部分13は、第2のベルト部分15から離れる方を向いている面(図1の下方)に、転向要素4.2(図3を参照)の周囲での転向の目的のために設けられた摺動面を形成している。ポリアミドからなるこの摺動面は、低い摩擦係数ならびに高い耐摩耗性を有する。好都合なことに、転向プーリ上でベルトを案内するために打ち勝たなければならない摩擦力が低減され、したがって、例えば転向プーリの案内フランジによるベルトの横荷重が小さくなり、結果として、必要とされるけん引力も小さくなる。ベルトおよび転向要素の寿命も長くなる。
第2のベルト部分15は、第1のベルト部分13から離れる方を向いている面(図1の上方)に、駆動滑車4.1(図3を参照)との相互作用の目的のために設けられたけん引面を形成している。第2のベルト部分15のポリウレタンによって与えられる摩擦係数とは異なる摩擦係数が望まれる場合に、ベルトは、けん引面にコーティング(図示されていない)を有することができる。例えば、駆動滑車の対応するVリブ輪郭に接触するVリブ15.2のフランク面を、薄いポリアミドの箔でコートすることができる。製造を簡単にするため、けん引面の全体をそのような箔でコートすることも同様に可能である。
本発明のさらなる実施形態においては、ベルト12は、ポリエチレンからなり、第1のベルト部分13のうちの第2のベルト部分15から離れる方を向いている面に配置される第3のベルト部分16を含有する。図1においては、このさらなる実施形態、具体的には先に説明した実施形態とは異なる第3のベルト部分16が、破線で示されている。
図3は、エレベータ昇降路1内に設置された本発明の一実施形態によるエレベータシステムの断面を概略的に示している。エレベータシステムが、駆動滑車4.1を備えてエレベータ昇降路1内に取り付けられた駆動部2と、かご案内レール5にて案内され、かご吊り下げプーリ4.2の形態の転向プーリをかご床面6の下方に取り付けて備えているエレベータかご3と、釣り合いおもり案内レール7にて案内され、さらなる転向プーリを釣り合いおもり吊り下げプーリ4.3の形態で備えている釣り合いおもり8と、駆動ユニット2の駆動滑車4.1からのけん引力をエレベータかごおよび釣り合いおもりへと伝達するエレベータかご3および釣り合いおもり8のためのベルト12と、を備えている。
ベルト12の一端は、駆動滑車4.1の下方において、第1のベルト固定点10に固定されている。ベルト12は、ここから下方へと釣り合いおもり吊り下げプーリ4.3まで延び、釣り合いおもり吊り下げプーリ4.3を巡り、釣り合いおもり吊り下げプーリ4.3から駆動滑車4.1へと延び、駆動滑車4.1を巡り、釣り合いおもり側のかご壁面に沿って下方へと延び、エレベータかご3の下方においてエレベータかごの各側に1つずつ取り付けられたそれぞれのかご吊り下げプーリ4.2を90°だけ巡り、釣り合いおもり8から遠い方のかご壁面に沿って上方へと、第2のベルト固定点11まで延びている。
駆動滑車4.1の平面を、釣り合いおもり側のかご壁面に対して直角に配置することができ、その垂直方向の突き出しを、エレベータかご3の垂直方向の突き出しの外側に位置させることができる。したがって、左側のかご壁面と、これに対向するエレベータ昇降路1の壁面との間の間隔を、可能な限り小さくすることができるよう、駆動滑車4.1が小さな直径を有することが好ましい。さらに、小径の駆動滑車によれば、比較的けん引トルクが小さい歯車レスの駆動モータを駆動ユニット2として使用することができる。
駆動滑車4.1および釣り合いおもり吊り下げプーリ4.3のそれぞれの外周には、ベルト12の溝15.2に対応する溝が設けられている。ベルト12がベルト滑車4.1または4.3の一方を巡るとき、ベルト12のけん引面に配置されたリブが、ベルト滑車の対応する溝に位置することで、これらのベルト滑車上でのベルトの優れた案内が保証される。さらに、駆動滑車として機能するベルト滑車4.1の溝とベルト12の溝との間に生じるくさび作用によって、けん引の能力を向上させることができる。
図示されていないさらなる実施形態においては、ベルト12の摺動面およびかご支持プーリ4.2が、対応するVリブを有する。したがって、従来からのエレベータシステムと対照的に、ベルトがかご吊り下げプーリ4.2に面する面にもリブを有するため、エレベータかご3の下方のかご吊り下げプーリ4.2を巡ることによっても、かご吊り下げプーリ4.2およびベルト12の間の横方向の案内がもたらされる。
本発明の一実施形態によるベルトの断面である。 図1の第1のベルト部分について、張力支持体を配置する前の断面である。 本発明の一実施形態によるベルトを備えるエレベータシステムについて、エレベータかごの正面に平行な断面である。
符号の説明
1 エレベータ昇降路
2 駆動ユニット
3 エレベータかご
4.1 駆動滑車
4.2 かご吊り下げプーリ
4.3 釣り合いおもり吊り下げプーリ
5 かご案内レール
6 かごの底面
7 釣り合いおもり案内レール
8 釣り合いおもり
10 第1のベルト固定点
11 第2のベルト固定点
12 ベルト
13 第1のベルト部分
13.1 溝
14 張力支持体
15 第2のベルト部分
15.1 けん引面
15.2 Vリブ
15.3 中心軸
16 第3のベルト部分

Claims (16)

  1. エレベータシステム用のベルト(12)の製造方法であって、
    ベルトの長さ方向に延びる溝(13.1)が配置されている第1のベルト部分(13)を製造する工程、
    少なくとも1つの溝(13.1)に張力支持体(14)を配置する工程、および
    第2のベルト部分(15)を第1のベルト部分(13)に、張力支持体(14)がベルト(12)の内部に収容される様相で接続する工程
    を含む方法。
  2. 第1のベルト部分(13)が、熱可塑性プラスチックから製造されている、請求項1に記載の方法。
  3. 第1のベルト部分(13)が、特には、ポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、またはポリ塩化ビニル(PVC)、あるいはこのような熱可塑性プラスチックのポリブレンドおよび/またはファブリックから製造されている、請求項2に記載の方法。
  4. 溝(13.1)が、第1のベルト部分(13)の熱および/または機械的変形によって具現化されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 張力支持体(14)が、個々の鋼線および/またはプラスチック繊維からストランドまたはロープとして製造されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 第2のベルト部分(15)が、エラストマー、特にはポリウレタン(PU)、ポリクロロプレン(CR)、またはエチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)から製造されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 70から100のショア(A)硬さ、好ましくは75から95のショア(A)硬さ、特に好ましくは80から85のショア(A)硬さを有するエラストマーが使用されている、請求項6に記載の方法。
  8. 第2のベルト部分(15)が、押し出しおよび/または接着接合によって第1のベルト部分へと接合されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 第1のベルト部分の第2のベルト部分(15)から離れる方を向いている面に、特には熱可塑性プラスチック、特にはポリアミド(PA)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリカーボネート(PC)、またはポリ塩化ビニル(PVC)、あるいはこのような熱可塑性プラスチックのポリブレンドおよび/またはファブリックで製作された第3のベルト部分(16)が配置されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 第2のベルト部分(15)の第1のベルト部分(13)から離れる方を向いている面が、エレベータシステムの駆動滑車(4.1)との相互作用の目的のためのけん引面(15.1)を形成している、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. けん引面(15.1)が、エレベータシステムの駆動滑車(4.1)の対応する溝との相互作用の目的のための1つ以上のVリブ(15.2)を有する、請求項10に記載の方法。
  12. ベルトが複数の張力支持体(14)を備え、第1のベルト部分(13)が、張力支持体(14)を案内する複数の溝(13.1)を含有し、隣接する溝(13.1)および張力支持体(14)の間の距離が、Vリブ(15.2)のそれぞれに対して同数の張力支持体(14)を割り当てることができ、かつそれぞれのVリブ(15.2)に割り当てられた張力支持体(14)のグループが、このVリブ(15.2)の中心軸(15.3)に対して対称に配置されるような様相で実行されている、請求項11に記載の方法。
  13. けん引面(15.1)がコーティングを有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. ベルト(12)のけん引面から離れる方を向いている面が、エレベータシステムの転向プーリ(4.2)との相互作用の目的のための摺動面を形成している、請求項1から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 請求項1から14のいずれか一項に記載の方法にしたがって製造され、以下の構成要素、すなわち
    溝(13.1)が特にはベルトの長さ方向に配置されている第1のベルト部分(13)、
    配置された溝のうちの少なくとも1つに位置する張力支持体(14)、および
    張力支持体(14)がベルト(12)の内側に収容されるような様相で第1のベルト部分(13)へと接続された第2のベルト部分(15)
    を有する、エレベータシステム用のベルト(12)。
  16. エレベータかご(3)と、駆動部(2)と、請求項15に記載の少なくとも1つのベルト(12)を備えるベルト機構と、を有する、エレベータシステム。
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