JP2008044714A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】保持面に密着して保持された記録媒体を素早く搬送する。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、用紙Pを保持する平らな上面21aを有するプラテン21と、プラテン21から紙受け部に用紙Pを搬送する排紙機構13とを含んでいる。排紙機構13は、上面21aから突出した突出位置と上面21aから突出しない退避位置とを選択的に取り得る排紙ローラ71と、突出位置にある排紙ローラ71とで用紙Pを挟むニップローラ72とを含んでいる。そして、両ローラ71,72で用紙Pを挟んでいるときに、排紙ローラ71を回転させることで上面21aに保持された用紙Pを紙受け部に搬送する。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出して印字を行うインクジェット記録装置に関する。
特許文献1には、定置プラテンと、定置プラテン上のシートを移動させるシート駆動ローラ、静電荷を生成する帯電装置及び全幅アレイプリントヘッドが設けられたキャリッジ装置とを含んでおり、定置プラテン上に給送されたシート(普通紙などの記録媒体)を定置プラテン上で保持した後、全幅アレイプリントヘッドによってシートに画像を印刷するマルチカラー液体インクプリンタについて記載されている。このプリンタにおいて、定置プラテン上に給送されたシートは、帯電装置によって生成された静電荷が付着され静電気の作用で定置プラテン上に保持される。そして、全幅アレイプリントヘッドによって画像が印刷され定置プラテン上に保持されたシートが、シート駆動ローラによって出力トレーに送り込まれることで、マルチカラー液体インクプリンタによる印刷が完了する。
特開平11−268307号公報(図1、図2)
しかしながら、上述した特許文献1に記載のマルチカラー液体インクプリンタにおいて、定置プラテン上に静電気の作用で保持されたシートは、定置プラテン上に密着して張り付いているので、シート駆動ローラで出力トレーにシートを搬送しようとしても、シートが定置プラテンから容易には剥がれず、印刷されたシートを出力トレーに搬送するのに時間を要する。仮に、シート駆動ローラのシートに対する搬送力を大きくしシートを定置プラテンから迅速に剥がして搬送しようとしても、シートのシート駆動ローラとの接触箇所に皺などが形成され、印刷されたシートの品質が低下する。
そこで、本発明の目的は、保持面に密着して保持された記録媒体を素早く搬送することが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、記録媒体を密着させつつ保持する平らな保持面を有する保持部材と、前記保持面に対向するインク吐出面に所定方向に沿って所定解像度に対応して配列された複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、前記保持面から突出した突出位置と前記保持面から突出しない退避位置とを選択的に取り得る搬送ローラと、前記搬送ローラとで記録媒体を挟む位置と挟まない位置とを選択的に取り得るニップローラとを有し、前記搬送ローラが前記突出位置にあるときに前記保持面に保持された記録媒体を前記保持面の外へ向けて搬送する搬送機構と、前記インクジェットヘッドが前記保持面上に保持された記録媒体に向けてインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御する印字制御手段と、前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるとともに前記ニップローラを前記挟む位置に移動させ、前記突出位置にある前記搬送ローラを回転させるように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段とを備えている。
これによると、搬送機構が搬送ローラを突出位置に移動させると、記録媒体が搬送ローラによって保持面から押し上げられ、保持面に密着して保持された記録媒体が部分的に剥離する。そして、ニップローラを挟む位置に移動させることで、記録媒体が搬送ローラとニップローラとで挟まれ、搬送ローラの回転力が記録媒体に伝わる状態となる。この状態で搬送ローラを回転させることで、記録媒体を保持面から保持面の外へ向けて素早く搬送することができる。
本発明において、前記保持部材が、前記保持面において開口する貫通孔を有しており、前記搬送ローラが、前記開口から突出することが好ましい。これにより、簡易な構成によって保持面から記録媒体を部分的に剥離することができる。
また、このとき、前記開口の中心が、前記保持面から搬送される記録媒体の搬送方向に平行な記録媒体の中心線と重なる位置に形成されていてもよい。これにより、保持面から記録媒体を搬送するときに、記録媒体が斜行しにくくなる。
また、本発明において、前記搬送機構が、前記搬送ローラに記録媒体を搬送する回転力を付与する駆動機構と、前記搬送ローラを変位可能に支持する第1支持部材と、前記搬送ローラを前記突出位置と前記退避位置とに選択的に移動させるように前記第1支持部材を変位させる第1変位手段とを有している。そして、前記搬送制御手段が、前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるように前記第1変位手段を制御し、前記突出位置にある前記搬送ローラを回転させるように前記駆動機構を制御することが好ましい。これにより、保持面から記録媒体を確実に搬送することができる。
また、このとき、前記搬送制御手段が、前記保持面から記録媒体を前記保持面の外へ向けて搬送した後、前記搬送ローラを前記退避位置に移動させるように、前記第1変位手段を制御していてもよい。これにより、搬送ローラは保持面に保持された記録媒体を搬送するときにだけ、突出位置にある状態となる。そのため、インクジェットヘッドが移動しながら保持面に保持された記録媒体に印字するときに、インクジェットヘッドと搬送ローラとが干渉しなくなる。
また、このとき、前記搬送機構が、前記ニップローラを変位可能に支持する第2支持部材と、前記ニップローラを前記挟む位置と前記挟まない位置とに選択的に移動させるように前記第2支持部材を変位させる第2変位手段とをさらに有している。そして、前記搬送制御手段が、前記搬送ローラが前記突出位置に移動したときに、前記ニップローラを前記挟む位置に移動するように、前記第2変位手段を制御していてもよい。これにより、第2支持部材を第2変位手段により変位させることが可能になるので、第1及び第2変位手段のそれぞれの構成がより簡易になる。
また、このとき、前記駆動機構が、前記保持面に平行で前記搬送機構による記録媒体の搬送方向と直交する軸を有しており、前記第1及び第2支持部材が前記軸を中心として揺動していてもよい。これにより、第1及び第2支持部材の揺動中心が同じ軸となるので、ニップローラと搬送ローラとで記録媒体を挟む位置にズレが生じにくくなる。
また、このとき、前記搬送制御手段は、前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるとき、前記搬送ローラを前記保持面からの突出量が前記突出位置よりも大きい剥離位置を経由して前記突出位置に移動していてもよい。これにより、記録媒体を保持面から確実に剥離することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの内部の概略平面図である。図2は、図1に示すII−II線に沿った断面図である。インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、左右方向に延在した長尺なインクジェットヘッド2を2つ有するライン式のカラーインクジェットプリンタである。
図1において、プリンタ1には、図中左方に複数の用紙Pを収容する用紙収容部14が、用紙収容部14の右方に用紙Pを保持する水平で平らな上面(保持面)21aを有するプラテン(保持部材)21が、プラテン21の図1中上方に用紙受け部15がそれぞれ設けられている。
さらに、プリンタ1には、インクジェットヘッド2を図1中上下方向に移動させるヘッド移動機構10と、用紙Pを用紙収容部14からプラテン21上に搬送する給紙機構12と、プラテン21上の用紙Pを用紙受け部15に搬送する排紙機構(搬送機構)13と、これら機構10,12,13の動作を制御する制御部100とが設けられている。
用紙収容部14は、図1中紙面手前に向かって開口した箱状のトレイ14a及びトレイ14aを図1中上下方向にスライド可能に支持する支持部14bを有している。トレイ14aには、図2に示すように、その底部において、上方に向かってバネ14cで付勢された底板14dが設けられており、トレイ14aに収容された用紙Pを上方に向かって付勢している。この構成において、図1中2点鎖線で示すように、トレイ14aを上方に引き出し複数の用紙Pをトレイ14a内に収容した後、トレイ14aを矢印A方向(図1中下方)に移動させて支持部14bに挿入することで用紙収容部14内に複数の用紙Pが収容される。
給紙機構12は、図1及び図2に示すように、用紙収容部14に収容された用紙Pをプラテン21に向けて(図中左から右に向かう方向であって矢印A方向と直交する矢印B方向)搬送する第1給紙機構18と、第1給紙機構18により搬送された用紙P全体をプラテン21上に搬送する第2給紙機構19とを有している。
第1給紙機構18は、用紙収容部14に収容された最も上方にある用紙Pをプラテン21に向けて搬送するピックアップローラ36と、ピックアップローラ36を回転可能に支持する支持部材37と、支持部材37を回転可能に支持する駆動軸38と、駆動軸38を支点として支持部材37を揺動させるカム39とを含んでいる。
ピックアップローラ36は、図1において、用紙収容部14の中央よりも下方に片寄った位置に配置されており、トレイ14a全体が支持部14bに挿入された状態であるときに、用紙収容部14の最も上方にある用紙Pと接触する。また、ピックアップローラ36の回転軸は、矢印A方向に平行に配置されており、用紙Pがピックアップローラ36により矢印B方向に搬送される。
支持部材37の駆動軸38側の端部には、カム39の外周側面と接触する接触部37aが形成されている。カム39は、カム39の外周側面近傍に配置された回転軸39aに固定されており、回転軸39aが回転するとカム39aも回転する。また、支持部材37には、駆動軸38に固定されたギア及びこのギアの回転力を互いに伝達する2つのギア(図示せず)が内蔵されており、これらギアにより駆動軸38の回転力がピックアップローラ36に伝達される。つまり、駆動軸38と3つのギアとによりピックアップローラ36に用紙Pを搬送する回転力を付与する駆動機構が構成されている。
この構成において、駆動軸38が図2中時計周り方向に回転することで、ピックアップローラ36が図2中反時計回り方向に回転する。このとき、ピックアップローラ36が用紙Pに接触していると、ピックアップローラ36の回転によって用紙Pがプラテン21に向かうように搬送される。
第2給紙機構19は、ピックアップローラ36により搬送された用紙P全体をプラテン21の上面21a上に搬送する搬送ローラ52と、搬送ローラ52を回転可能に支持する支持部材53と、支持部材53を回転可能に支持する駆動軸54と、駆動軸54を支点として支持部材53を揺動させるカム55とを含んでいる。
搬送ローラ52は、図1において、プラテン21の中央よりも下方に片寄った位置に配置されている。また、搬送ローラ52の回転軸は、矢印A方向に対してやや傾いており、用紙Pが搬送ローラ52により矢印C方向に搬送される。矢印C方向は、矢印A方向及び矢印B方向と交差する方向であって、用紙Pが図1中プラテン21の下端側に近づく斜め方向である。これにより、後述する2つのストッパー41,45と用紙Pとが当接し、安定した位置決めを行うことができる。
支持部材53の駆動軸54側の端部には、カム55の外周側面と接触する接触部53aが形成されている。カム55は、カム55の外周側面近傍に配置された回転軸55aに固定されており、回転軸55aが回転するとカム55も回転する。また、支持部材53には、支持部材37と同様に、駆動軸54に固定されたギア及びこのギアの回転力を互いに伝達する2つのギア(図示せず)が内蔵されており、これらギアにより駆動軸54の回転力が搬送ローラ52に伝達される。つまり、駆動軸54と3つのギアとにより搬送ローラ52に用紙Pを搬送する回転力を付与する駆動機構が構成されている。
この構成において、駆動軸54が図2中時計回り方向に回転することで、搬送ローラ52が図2中反時計回り方向に回転する。このとき、搬送ローラ52が上面21aとで用紙Pを挟むようにして用紙Pに接触していると、搬送ローラ52の回転によって用紙Pの搬送方向下流側端部(以下、「下流側端部」と称する)が上面21aの左端に向かうように用紙Pが搬送される。
図3は、第1給紙機構18及び第2給紙機構19の可動状況図である。第1給紙機構18及び第2給紙機構19は、図3(a)、(b)に示すように、制御部100により2つのカム39,55が回転制御されることで、接触部37a,53aが回転軸39a,55aに近づく方向及び離れる方向へと駆動軸38,54を支点として揺動する。接触部37a,53aがともに回転軸39a,55aに最も近づくときに、支持部材37に設けられたピックアップローラ36が用紙収容部14の最も上方にある用紙Pと接触する位置、支持部材53に設けられた搬送ローラ52がプラテン21の上面21a上において用紙Pと接触する位置(すなわち、図3(a)に示す位置)となる。
一方、接触部37a,53aがともに回転軸39a,55aと最も離れるときに、支持部材37,53に設けられたピックアップローラ36及び搬送ローラ52が用紙Pから離隔する位置(すなわち、図3(b)に示す位置)であってインクジェットヘッド2よりも上方の位置となる。
なお、第1給紙機構18は、インクジェットヘッド2よりも上方の位置に退避していなくてもよく、トレイ14aよりも上方の位置に退避しておればよい。このように搬送ローラ52がインクジェットヘッド2よりも上方の位置に配置されることで、後述のようにインクジェットヘッド2が移動したときに、インクジェットヘッド2の移動の妨げにならない。つまり、インクジェットヘッド2と搬送ローラ52が干渉しなくなる。
プラテン21は、内部に電極(図示せず)が内蔵されており、その電極に直流電圧を供給することでプラテン自体を帯電させて、上面21aに給紙された用紙Pを吸着するものである。また、プラテン21は、図1に示すように、矢印A方向と平行な方向(図1中上下方向)に長手方向を有する矩形平面形状を有しており、プラテン21の長手方向の長さがトレイ14aの長手方向の長さとほぼ同じになっている。一方、プラテン21の短手方向(矢印B方向に平行な方向)の長さは、トレイ14aの短手方向の長さよりも若干長くなっている。図1において、プラテン21の右端側面及び下端側面近傍には、第2給紙機構19により搬送されてきた用紙Pの下流側端部及び下端側面と接触することで位置決めするストッパー(位置決め手段)41,45がそれぞれ設けられている。
ストッパー41は、プラテン21の右端側面において中央から下端に沿って延在した板状部材である。ストッパー41の中央部にはソレノイド44のシリンダ43が固定されており、図3(a)に示すように、シリンダ43が伸びると、ストッパー41がプラテン21の上面21aから突出した突出位置を取り、搬送ローラ52によって斜行されてきた用紙Pに対して位置決め可能状態となる。一方、ソレノイド44のシリンダ43が縮むと、図3(b)に示すように、ストッパー41がプラテン21の上面21aから突出しない退避位置を取り、用紙Pに対する位置決め可能状態を解除した状態となる。この退避位置のとき、ストッパー41は、図3(b)に示すように、インクジェットヘッドの移動の妨げにならない。つまり、インクジェットヘッド2とストッパー41が干渉しなくなる。
ストッパー45は、図1に示すように、プラテン21の下端側面のほぼ全面に沿って延在した板状部材である。ストッパー45の中央部も、ストッパー41と同様に、ソレノイド49のシリンダ48が固定されており、図3(a)に示すように、シリンダ48が伸びると、ストッパー45がプラテン21の上面21aから突出した突出位置をとり、搬送ローラ52によって斜行されてきた用紙Pに対して位置決め可能状態となる。一方、ソレノイド49のシリンダ48が縮むと、図3(b)に示すように、ストッパー45がプラテン21の上面21aから突出しない退避位置を取り、用紙Pに対する位置決め可能状態を解除した状態となる。この退避位置の時、ストッパー41と同様に、インクジェットヘッド2とストッパー45が干渉しなくなる。
また、プラテン21の両ストッパー41,45が最も接近した近傍位置であってストッパー41よりも搬送方向上流側には、用紙Pを検知するセンサ42が設けられている。これにより、搬送ローラ52によって搬送されてきた用紙Pがストッパー41,45によって位置決めされているかどうかを検知することができる。
また、プラテン21の短手方向の中央であって用紙受け部15近傍には、図1に示すように、上面21aにおいて開口する貫通部(貫通孔)21bが形成されている。この貫通部21bは、プラテン21の短手方向に長手方向を有する矩形平面形状を有しており、排紙機構13の後述の排紙ローラ(搬送ローラ)71が配置可能になっている。また、貫通部21bは、その中心が上面21aに保持された用紙Pの長手方向と平行な中心線と重なる位置に配置されている。
図4(a)は図1に示すIVA−IVA線に沿った断面図であり、図4(b)は排紙機構13を下方から見たときの部分拡大図である。図5は、排紙機構13が用紙Pを排紙するときの状況図である。図4(a)、(b)に示すように、排紙機構13は、貫通部21bに配置された排紙ローラ71と、排紙ローラ71とでプラテン21に保持された用紙Pを挟むニップローラ72と、排紙ローラ71を回転可能に支持する一対の支持部材(第1支持部材)73と、ニップローラ72を回転可能に支持する一対の支持部材(第2支持部材)74と、これら一対の支持部材73,74を回転可能に支持する駆動軸75と、駆動軸75を支点として一対の支持部材73を揺動させるソレノイド(第1変位手段)76と、駆動軸75の一方の端部(図4(b)中上端部)に固定されたギア(第2変位手段)77と、支持部材74のギア77と対向する領域に固定された摩擦部材78とを含んでいる。
排紙ローラ71は、図4(b)に示すように、両端が一対の支持部材73によって回転可能に支持された円柱状の基部71aと、基部71aの中央より上端側において基部71aの外周面を覆うように設けられたギア71bと、ギア71bに隣接しつつ基部71aの中央から下端において基部71aの外周面を覆うように設けられた摩擦部材71cとを有している。摩擦部材71cは、摩擦部材71cのプラテン21の長手方向に沿う中心線が貫通部21bの中心と重なるように配置されている。
本実施形態において、摩擦部材71cはゴムなどの弾性体から形成されているが、用紙Pと接触したときに用紙Pに排紙ローラ71の回転力を伝えることができる材質からなる摩擦部材であれば、どのようなものであってもよい。
一対の支持部材73には、互いに回転力を伝達する3つのギア73a〜73cが設けられている。ギア73aは、駆動軸75に固定されており、2つのギア73b,73cは、一対の支持部材73に回転可能に支持されている。ギア73cは、排紙ローラ71のギア71bと噛み合っている。このため、駆動軸75が回転すると、その回転力が3つのギア73a〜73cを介してギア71bに伝達され、排紙ローラ71が回転する。つまり、駆動軸75及び3つのギア73a〜73cにより駆動機構が構成されている。
具体的には、図5に示すように、駆動軸75が反時計回り方向に回転すると、ギア73aも反時計回り方向に回転し、ギア73aに噛み合うギア73bが時計回り方向に回転する。これに伴って、ギア73bに噛み合うギア73cが反時計回り方向に回転し、ギア73cに噛み合うギア71bが時計回り方向に回転する。つまり、駆動軸75が反時計回り方向に回転すると、排紙ローラ71が時計回り方向に回転する。このとき、排紙ローラ71とニップローラ72とで用紙Pを挟んでいると、用紙Pに排紙ローラ71の回転力が効果的に伝わり、用紙Pが図1中矢印D方向(矢印A方向とは反対方向)に搬送され、用紙受け部15に排紙される。また、このとき、排紙ローラ71の摩擦部材71cの中心及び貫通部21bの中心が、用紙Pの矢印D方向に平行な中心線と重なるので、搬送ローラ71の回転力が用紙Pの当該中心線上に作用する。そのため、用紙Pを斜行させずに矢印D方向に搬送することができる。なお、駆動軸75が上述とは逆に時計回り方向に回転すると、排紙ローラ71が反時計回り方向に回転する。
また、図4(a)に示すように、一対の支持部材73のうち、一つの支持部材73にはソレノイド76のシリンダ76aが固定されており、シリンダ76aが伸びると、図5に示すように、一対の支持部材73が駆動軸75を支点として時計回り方向に揺動し、排紙ローラ71が貫通部21bを介してプラテン21の上面21aから突出した突出位置に移動する。このとき、プラテン21の上面21aに用紙Pが保持されていると、排紙ローラ71によって用紙Pの用紙受け部側の端部が上面21aから剥離される。一方、シリンダ76aが縮むと、一対の支持部材76が駆動軸75を支点として反時計回り方向に揺動し、図4(a)に示すように、排紙ローラ71がプラテン21の上面21aから突出しない退避位置に移動する。
ニップローラ72は、その中心軸72aがプラテン21の短手方向(矢印D方向と直交する方向)に延在しており、中心軸72aの両端が一対の支持部材74に回転可能に支持されている。一対の支持部材74は、中心軸72aと同方向に延在する駆動軸75に一対の支持部材73と同様に回転可能に支持されている。これにより、一対の支持部材73,74は同じ駆動軸75が揺動支点となる。このため、排紙ローラ71とニップローラ72による用紙Pを挟み込む位置がほぼ一定となり安定する。
摩擦部材78は、ギア77の支持部材74に対向する面に当接可能に配置されており、支持部材74に加えられる回転モーメントが所定値以下のときには、ギア77と支持部材74との間で相互に回転力を伝達する。具体的には、図5に示すように、ギア77が反時計回り方向に回転すると、摩擦部材78とギア77との接触により一対の支持部材74が、反時計回り方向に揺動する。このとき、排紙ローラ71が突出位置に配置されていると、排紙ローラ71とニップローラ72とによって用紙受け部15側の端部が上面21aから剥離した用紙Pが挟まれる。この状態で、排紙ローラ71を時計回り方向に回転させると、ニップローラ72によって排紙ローラ71の回転力が効果的に用紙Pに伝わり、安定した用紙Pの搬送が行える。
また、摩擦部材78は、ニップローラ72と排紙ローラ71とで用紙Pを挟み込むことで、支持部材74に加えられる回転モーメントが所定値を超えると、ギア77と支持部材74との間での相互の回転力の伝達を行わなくなり、それぞれが相手に対して空回りする。つまり、駆動軸75及びギア77が支持部材74及び摩擦部材78に対して空回りする。
なお、ニップローラ72自体は回転自在であるため、排紙ローラ71の回転による用紙Pの搬送に伴って回転する。一方、上述とは逆にギア77が時計回り方向に回転すると、一対の支持部材74が時計回り方向に揺動して、図4(a)に示すような用紙Pを挟み込まない位置に移動する。これによって、ニップローラ72と排紙ローラ71とによる用紙Pの挟み込みが解除される。
図1に戻って、インクジェットヘッド2について詳述する。図1に示すように、2つのインクジェットヘッド2は、プラテン21の短手方向(矢印D方向と直交する方向)に長尺な矩形平面形状を有している。これら2つのインクジェットヘッド2がプラテン21の長手方向に並べられて枠状フレーム3に固定されており、プラテン21の短手方向に長手方向を有する1つのヘッドユニット4を構成している。インクジェットヘッド2のプラテン21と対向する面(すわわち、インク吐出面)2aには、複数のノズル5がプラテン21の短手方向に沿って配列されており、それぞれ2列のノズル列6が形成されている。
図1に示すように、各ノズル列6を形成する複数のノズル5は、所定解像度に対応したノズル間隔でプラテン21の短手方向に沿って互いに等間隔に配置されている。各ノズル列6の両端に位置するノズル5は、プラテン21で保持された用紙Pの長手方向に沿う両端より若干外側と対向する位置に配置されており、用紙Pに縁なし印字が可能となっている。
このように、ノズル列6の両端に位置するノズル5が、用紙Pと対向しない外側にはみ出した位置に配置されていることで、用紙Pの位置決めに余裕が生まれる。これは、上面21aにおいて、用紙Pがストッパー41による位置決め位置よりもプラテン21の短手方向に関して多少ずれていても、用紙Pの長手方向に沿う両端と対向する位置にノズル5が存在することになるからである。
本実施形態において複数のノズル5は、ノズル列6毎に異なる色のインクを吐出し、図1中最も上方に位置するノズル列6から下方に向かって順に、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクを吐出する。
なお、インクジェットヘッド2におけるノズル間隔に対応した解像度は、プラテン21の短手方向に沿って延在した仮想線分と複数のノズル5の中心から仮想線分に向かって直交するように互いに平行に延在した複数の直線(共に図示せず)とが交わる交点間の距離によって決まる。本実施形態において、各色について1つのノズル列が形成され、各ノズル列6中の複数のノズル5が、プラテン21の短手方向と平行に一直線に配列されているため、複数のノズル5同士の列方向に関する距離(ノズル間隔)が、インクジェットヘッド2の解像度となっている。
ヘッド移動機構10は、ヘッドユニット4の短手方向に沿う両端近傍においてその短手方向に平行に延在した一対のレール7、8と、レール7,8のそれぞれに設けられレール7,8上を移動するリニアモータ9とを含んでいる。各リニアモータ9は、ヘッドユニット4のフレーム3に固定されている。このような構成により、制御部100によりリニアモータ9をレール7,8上で移動するように制御することで、ヘッドユニット4(2つのインクジェットヘッド2)をプラテン21の長手方向(矢印A方向及び矢印D方向)に移動させることができる。
続いて、制御部100について以下に説明する。図6は、図1に示す制御部100の機能ブロック図である。制御部100は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)と、その他のロジック回路とを有しており、これらが一体となって機能することにより以下に説明する機能部を構築している。
制御部100は、図6に示すように、印字制御部(印字制御手段)101、ヘッド移動制御部102、搬送制御部103、位置決め制御部104、プラテン制御部105、排紙制御部(搬送制御手段)106を含んでいる。また、制御部100には、プラテン21に設けられたセンサ42が接続されており、プラテン21の上面21aに位置決めされた用紙Pが存在するか否かを検知している。
印字制御部101は、制御部100が受信した画像データに基づいて、インクジェットヘッド駆動回路109を制御し、インクジェットヘッド2の複数のノズル5からインクを吐出させる。インクジェットヘッド駆動回路109は、印字制御部101の指令に基づいてインクジェットヘッド2に設けられた複数のアクチュエータ(図示せず)に吐出信号を供給する。吐出信号が供給されたアクチュエータは、ノズル5からインクが吐出するようにインクジェットヘッド2内のインクに圧力を付与する。こうして、インクジェットヘッド2からインクが吐出される。
ヘッド移動制御部102は、ヘッド移動機構10のリニアモータ9を駆動制御し、リニアモータ9を対応するレール7,8上で移動させる。搬送制御部103は、駆動軸38を回転させるモータ110、回動軸39aを回転させるモータ111、駆動軸54を回転させるモータ112及び回動軸55aを回転させるモータ113をそれぞれ駆動制御し、用紙Pを用紙収納部14からプラテン21の上面21aに搬送する。
位置決め制御部104は、ソレノイド44,49を駆動制御し、ストッパー41,45をプラテン21の上面21aから突出する突出位置及び上面21aから突出しない退避位置に移動させる。プラテン制御部105は、プラテン21の内部電極に直流電圧を供給する直流電圧発生回路108を制御し、プラテン21の上面21aに搬送された用紙Pをプラテン21で保持及び保持した用紙Pの保持を解除する。
排紙制御部106は、ソレノイド76を駆動制御し、排紙ローラ71をプラテン21の上面21aから突出する突出位置及び上面21aから突出しない退避位置に移動させる。また、排紙制御部106は、ギア77を駆動するモータ114を駆動制御し、ニップローラ72を排紙ローラ71とで用紙Pを挟む位置及び用紙Pを挟まない位置に移動させる。なお、ギア77と駆動軸75は固定されているので、ギア77が回転することで、駆動軸75も回転し排紙ローラ71も回転する。そして、ニップローラ72と排紙ローラ71とで用紙Pを挟んでいる場合、プラテン21の上面21aに保持された用紙Pが用紙受け部15に搬送する。
続いて、用紙Pに画像を印字するときのインクジェットプリンタ1の制御フローについて以下に説明する。図7は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御フロー図である。図7に示すように、ステップ1(S1)において、制御部100が用紙P一枚分の画像データを受信する。すると、次のステップ2(S2)において、位置決め制御部104がソレノイド44,49を制御して、ストッパー41,45が突出位置を取るように位置付ける。
次に、ステップ3(S3)において、搬送制御部103がモータ111を駆動制御し、用紙収容部14に収容された最も上方にある用紙Pとピックアップローラ36とが接触するように、カム39を図3(a)に示すような回転位置に位置付け、その後、モータ111の駆動を停止する。そして、搬送制御部103がモータ110を駆動し、ピックアップローラ36を回転させてピックアップローラ36と接触した用紙Pをプラテン21に向けて給紙する。
次に、ステップ4(S4)において、搬送制御部103がモータ113を駆動制御し、プラテン21の上面21aに搬送されてきた用紙Pと搬送ローラ52とが接触するように、カム55を図3(a)に示すような回転位置に位置付け、その後、モータ113の駆動を停止する。そして、搬送制御部103がモータ112を駆動し、搬送ローラ52を回転させて搬送ローラ52と接触した用紙Pをストッパー41,45に接触するように搬送する。
次に、ステップ5(S5)において、ストッパー41と用紙Pの下流側端部とが、ストッパー45と用紙Pの図1中下端側面とが接触するときであって、センサ42が用紙Pの下流側端部を検知すると、搬送制御部103が用紙Pの搬送(給紙)を停止するようにモータ110,112の駆動を停止する。これにより、プラテン21の上面21aにおいて、ほぼ一定な位置に用紙Pを位置決めすることができる。そのため、インクジェットヘッド2による印字精度が向上する。また、用紙Pは、2つのストッパー41,45によって位置決めされるので、上面21aにおける用紙Pの位置決め精度が向上する。また、センサ42が、プラテン21のストッパー41,45近傍であってストッパー41の上流側に設けられていることで、用紙Pを上面21aの所定位置に確実に位置決めすることができる。
次に、ステップ6(S6)において、搬送制御部103がモータ111,113を駆動し、ピックアップローラ36及び搬送ローラ52がヘッドユニット4よりも上方の位置(図3(b)に示すような位置)に揺動するように、カム39,55を図3(b)に示すような回転位置に位置付け、その後、モータ111,113の駆動を停止する。なお、用紙収容部14の最も上方にある新たな用紙を続けて搬送する場合は、このステップ6において、ピックアップローラ36を揺動させずに、用紙収容部14の用紙と接触した状態のままにしていてもよい。これにより、先に搬送された用紙Pに印字が行われ排紙された後、プラテン21に向けてすぐに用紙を搬送することができる。
次に、ステップ7(S7)において、プラテン制御部105が直流電圧発生回路108を制御して、プラテン21自体を帯電させる。これにより、ストッパー41,45により上面21aで位置付けられた用紙Pがその状態でプラテン21に保持される。
次に、ステップ8(S8)において、位置決め制御部104がソレノイド44,49を制御して、ストッパー41,45が退避位置を取るように位置付ける。このように、ストッパー41,45を退避位置にすることで、後述するようにインクジェットヘッド2が移動したときにインクジェットヘッド2とストッパー41,45とが干渉しなくなる。
次に、ステップ9(S9)において、ヘッド移動制御部102がリニアモータ9を駆動して、図1において、ヘッドユニット4をプラテン21の下方外側位置から上方外側位置へ、上方外側位置から下方外側位置へ、プラテン21の長手方向と平行な方向に往復移動させる。この際、インクジェットヘッド2のインク吐出面2aと用紙Pとが対向しているときに、印字制御部101がインクジェットヘッド駆動回路109を制御して、用紙Pに対してノズル5からインクを吐出して所定解像度の画像を印字する。そして、ヘッドユニット4の往復移動が終了した後、ヘッド移動制御部102がリニアモータ9の駆動を停止する。
次に、ステップ10(S10)において、プラテン制御部105が直流電圧発生回路108を制御して、プラテン21自体の帯電を停止する。これより、プラテン21での用紙Pの吸引保持が解除される。
次に、ステップ11(S11)において、排紙制御部106がソレノイド76を制御して、図5に示すように、排紙ローラ71をプラテン21の上面21aから突出した突出位置に移動させる。このとき、上面21aで保持されていた用紙Pの用紙受け部側の端部が、図5に示すように、排紙ローラ71によって押し上げられる。そして、排紙制御部106がモータ114を駆動し、ギア77を図5中反時計回り方向に回転させて排紙ローラ71を図5中時計回り方向に回転させる。このとき、回転するギア77と摩擦部材78とが接触し一対の支持部材74が、図5に示すように、反時計回り方向に揺動する。つまり、ニップローラ72が排紙ローラ71とで用紙Pを挟む位置に移動する。ニップローラ72と排紙ローラ71とで挟まれた用紙Pには、排紙ローラ71の回転力が作用するので、当該用紙Pが用紙受け部15側に搬送(排紙)される。
次に、ステップ12(S12)において、ステップ11で用紙受け部15に用紙Pが搬送された後、排紙制御部106がモータ114の回転方向を逆に駆動し、図1中駆動軸75と重なる位置にニップローラ72を移動させるように、排紙ローラ71から遠ざける。そして、排紙制御部106がモータ114の駆動を停止させるとともに、ソレノイド76を制御して、図4(a)に示すように、排紙ローラ71を上面21aから突出しない退避位置に移動させる。このように、用紙Pを用紙受け部15側に搬送するときにだけ、排紙ローラ71を突出位置に配置することで、インクジェットヘッド2が用紙Pに対して印字するときに、インクジェットヘッド2と排紙ローラ71とが干渉しなくなる。こうして、用紙Pへの印字が終了する。
以上のように、本実施形態におけるインクジェットプリンタ1によると、ステップ10において、プラテン21自体の帯電が停止されているものの残留した電荷によってプラテン21の上面21aに密着して貼り付いている用紙Pの用紙受け部側の端部を、ステップ11において、排紙ローラ71を突出位置に移動させることで上面21aから押し上げる。つまり、排紙ローラ71が用紙Pの用紙受け部側の端部を上面21aから強制的に剥離する。そして、ニップローラ72を排紙ローラ71とで用紙Pを挟む位置に移動させることで、用紙Pに排紙ローラ71の回転力が伝わる状態となる。こうして、排紙ローラ71の回転によって用紙Pを上面21aから用紙受け部15に素早く搬送することができる。
また、排紙ローラ71を上面21aにおける貫通部21bの開口から突出させるという簡易な構成によって上面21aに貼り付いた用紙Pを部分的に剥離することができる。また、排紙ローラ71を上面21aから突出する突出位置に位置付けてから、排紙ローラ71を回転させることで、上面21aから用紙Pを用紙受け部15に確実に搬送することができる。
また、一対の支持部材73を揺動させる手段及び一対の支持部材74を揺動させる手段に、ソレノイド76及びギア77が採用されているため、これら手段の構成が簡易となる。
続いて、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタについて以下に説明する。図8は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの排紙機構の構成を示しており、(a)はプラテンに用紙が保持されているときの状況図であり、(b)はプラテンに保持された用紙が排紙ローラによって押し上げられたときの状況図であり、(c)は排紙ローラとニップローラとで挟んだ用紙を搬送するときの状況図である。本実施形態におけるインクジェットプリンタは、排紙機構(搬送機構)213が第1実施形態の排紙機構13と異なるだけで、それ以外は同様である。なお、第1実施形態と同様なものについては同符号で示し説明を省略する。
本実施形態における排紙機構213は、図8(a)に示すように、第1実施形態の駆動軸75と同様に延在した2本の駆動軸275a,275bと、一方の端部において排紙ローラ71を回転可能に支持し且つ他方の端部において駆動軸275aに回転可能に支持された一対の支持部材(第1支持部材)273と、一方の端部においてニップローラ72を回転可能に支持し且つ他方の端部において駆動軸275bに回転可能に支持された一対の支持部材(第2支持部材)274とを含んでいる。本実施形態における排紙機構213は、2つの一対の支持部材273,274が対応する駆動軸275a,275bを中心として揺動可能な構成となっている。
一対の支持部材273には、互いに回転力を伝達する2つのギア273a,273bが設けられている。ギア273aは駆動軸275aに固定されており、ギア273bは排紙ローラ71のギア71bに噛み合うように一対の支持部材273に回転可能に支持されている。このため、駆動軸275aが回転すると、その回転力が2つのギア273a,273bを介してギア71bに伝達され、排紙ローラ71が回転する。つまり、駆動軸275a及び2つのギア273a,273bにより排紙ローラ71の駆動機構が構成されている。
具体的には、図8(c)に示すように、駆動軸275aが時計周り方向に回転すると、ギア273aも時計回り方向に回転し、ギア273aに噛み合うギア273bが反時計回り方向に回転する。これに伴って、ギア273bに噛み合うギア71bが時計回り方向に回転し、排紙ローラ71が時計回り方向に回転する。このとき、第1実施形態と同様に、排紙ローラ71とニップローラ72とで用紙Pを挟んでいると、用紙Pに排紙ローラ71の回転力が効果的に伝わり、用紙Pが用紙受け部15側に搬送される。なお、駆動軸275aが上述とは逆に反時計回り方向に回転すると、排紙ローラ71が反時計回り方向に回転する。
また、一対の支持部材273のうち、一つの支持部材273にはソレノイド(第1変位手段)276のシリンダ276aが固定されており、シリンダ276aが伸びると、図8(b)、(c)に示すように、一対の支持部材273が駆動軸275aを支点として時計回り方向に揺動し、排紙ローラ71が貫通部21bを介してプラテン21の上面21aから突出した剥離位置及び剥離位置よりも下方であって上面21aから突出した突出位置に移動する。このとき、プラテン21の上面21aに用紙Pが保持されていると、排紙ローラ71によって用紙Pの用紙受け部側の端部が上面21aから剥離される。一方、シリンダ276aが縮むと、一対の支持部材273が駆動軸275aを支点として反時計回り方向に揺動し、図8(a)に示すように、排紙ローラ71がプラテン21の上面21aから突出しない退避位置に移動する。
駆動軸275bの一端部にはギア(第2変位手段)77が固定されており、支持部材274のギア77と対向する領域には摩擦部材78がギア77と当接可能に配置されている。摩擦部材78は、第1実施形態と同様であり、支持部材274に加えられる回転モーメントが所定値以下のときには、ギア77と支持部材274との間で相互に回転力を伝達する。具体的には、図8(c)に示すように、ギア77が反時計回り方向に回転すると、摩擦部材78とギア77との接触により一対の支持部材274が、反時計回り方向に揺動する。このとき、排紙ローラ71が突出位置に配置されていると、排紙ローラ71とニップローラ72とによって用紙受け部15側の端部が上面21aから剥離した用紙Pが挟まれ、排紙ローラ71の回転力を用紙Pに効果的に伝えることが可能となり、安定した用紙Pの搬送が行える。また、摩擦部材78は、ニップローラ72と排紙ローラ71とで用紙Pを挟み込むことで、支持部材274に加えられる回転モーメントが所定値を超えると、ギア77と支持部材274との間での相互の回転力の伝達を行わなくなり、それぞれが相手に対して空回りする。つまり、駆動軸275b及びギア77が支持部材274及び摩擦部材78に対して空回りする。
一方、上述とは逆にギア77が時計回り方向に回転すると、一対の支持部材274が時計回り方向に揺動して、図8(a)に示すような用紙Pを挟み込まない位置に移動する。これによって、ニップローラ72と排紙ローラ71とによる用紙Pの挟み込みが解除される。
本実施形態における制御部は、第1実施形態と同様に、印字制御部(印字制御手段)、ヘッド移動制御部搬送制御部、位置決め制御部、プラテン制御部、排紙制御部(搬送制御手段)を含んでいる。そして、排紙制御部による制御が第1実施形態と若干異なる。
本実施形態における排紙制御部は、ソレノイド276を駆動制御し、排紙ローラ71をプラテン21の上面21aから突出する突出位置、当該突出位置よりも排紙ローラ71を上面21aから突出させて用紙Pを上面21aから剥離させる剥離位置、及び、排紙ローラ71が上面21aから突出しない退避位置に移動させる。また、排紙制御部は、ギア77を駆動するモータを駆動制御し、ニップローラ72を排紙ローラ71とで用紙Pを挟む位置及び用紙Pを挟まない位置に移動させる。さらに、排紙制御部は、駆動軸275aを回転させるモータを制御し、排紙ローラ71とニップローラ72とで挟んだ用紙Pを用紙受け部15に搬送する。
続いて、本実施形態におけるインクジェットプリンタにおいて、プラテン21の上面21aに保持された用紙Pを排紙機構213で用紙受け部15に搬送するときの制御について以下に説明する。プラテン21の上面21aに保持された用紙Pを搬送するときは、まず、第1実施形態のステップ10と同様に、プラテン制御部が直流電圧回路を制御して、プラテン21自体の帯電を停止する。
次に、排紙制御部がソレノイド276を制御して、排紙ローラ71を一旦、図8(b)に示された剥離位置まで移動させた後、図8(c)に示す突出位置に移動させる。この剥離位置は、上述したように、突出位置よりも上面21aから突出した位置であるため、排紙ローラ71が用紙Pの用紙受け部側の端部を上面21aから大きく押し上げる。これによって、用紙Pの用紙受け部側の端部が上面21aから確実に剥離される。
次に、排紙制御部がギア77を回転させるモータを駆動し、ギア77を図8(c)中反時計回り方向に回転させる。このとき、回転するギア77と摩擦部材78とが接触し一対の支持部材274が、図8(c)に示すように、反時計回り方向に揺動する。つまり、ニップローラ72が排紙ローラ71とで用紙Pを挟む位置に移動する。そして、ニップローラ72が用紙Pを挟む位置に移動した後、排紙制御部がギア77を回転させるモータを停止させる。
次に、排紙制御部が駆動軸275aを回転させるモータを駆動し、駆動軸275a及びそれに固定されたギア273aを図8(c)中時計回り方向に回転させる。これによって、排紙ローラ71も時計回り方向に回転するので、ニップローラ72と排紙ローラ71とで挟まれた用紙Pに排紙ローラ71の回転力が作用する。そして、用紙Pが用紙受け部側に搬送される。
次に、プラテン21の上面21aから用紙受け部15に用紙Pが搬送された後、排紙制御部がギア77を回転させるモータを駆動し、ニップローラ72が図8(a)に示す位置に移動させるように、排紙ローラ72から遠ざける。そして、排紙制御部が、駆動軸275aを回転させるモータを停止させるとともに、ソレノイド276を制御して、図8(a)に示すように、排紙ローラ72を退避位置に揺動させる。こうして、プラテン21の上面21aに保持された用紙Pの搬送が終了する。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態においては、インクジェットヘッド2に形成されたノズル列6の両端に位置するノズル5が、用紙Pの搬送方向の両端より外側において対向しているが、用紙Pに対して縁なし印字しないプリンタである場合は、用紙Pの短手方向の両端より外側とノズルが対向していなくてもよい。
また、プラテン21から用紙受け部15にかけて用紙Pの長手方向に沿う端部に沿うガイドが形成されている場合、貫通部21bの中心と紙Pの長手方向に沿う中心線とが重なっていなくてもよい。この場合、用紙Pが上面21aから用紙受け部15に斜行するように搬送されようとしても、ガイドによって用紙Pの搬送方向が定められる。また、排紙ローラ71を上面21aから突出する突出位置及び上面21aから突出しない退避位置に移動させることが可能であれば、ソレノイド76,276に限らず、ギアやカムなどを用いた構成であってもよい。また、ニップローラ72を排紙ローラ71とで用紙を挟む位置及び挟まない位置に移動させることが可能であれば、ギア77に限らず、ソレノイドやカムなどを用いた構成であってもよい。また、第1実施形態においても、第2実施形態のように、排紙ローラ72を一旦、剥離位置を経由させた後、突出位置に位置付けてもよい。
また、給紙機構12は、プラテン21の上面21aに用紙Pを給紙できる構成であれば、カム39,55などが設けられていなくてもよい。インクジェットヘッド2がプラテン21の長手方向と平行な方向に長手方向を有していてもよい。この場合、インク吐出面もプラテン21の長手方向に平行な方向に長手方向を有するので、当該長手方向に沿って複数のノズルが配列されていることが好ましい。
また、ヘッド移動機構10がヘッドユニット4をプラテン21の短手方向に平行移動させる構成であってもよい。また、プラテン21が、矢印A方向と直交する方向に長手方向を有していてもよい。この場合、トレイ14aも同方向に長手方向を有していることが好ましい。また、ストッパー41,45が設けられていなくてもよい。この場合、位置決め制御部104も設けられていなくてもよい。また、用紙Pをプラテン21上に位置決めする位置決め手段は、ストッパー以外の構成であってもよい。また、センサ42が設けられていなくてもよい。
また、第1給紙機構18のピックアップローラ36も、第2給紙機構19の搬送ローラ52と同様にその回転軸が矢印A方向に対して若干傾いていてもよい。また、プラテン21は、自身が帯電することで用紙Pを保持しているが、プラテンに複数の吸引口が形成されており、吸引口から用紙を吸引することで用紙Pを保持してもよい。つまり、プラテン21で用紙Pを保持する形態は特に限定するものではない。また、第1及び第2実施形態における排紙機構13,213、及び、用紙などの記録媒体を平らな保持面で保持するプラテンを含むインクジェットプリンタであれば、どのようなプリンタにおいても適用することができる。つまり、インクジェットヘッドの構造、給紙機構などはどのようなものであってもよい。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの内部の概略平面図である。 図1に示すII−II線に沿った断面図である。 第1給紙機構及び第2給送機構の可動状況図である。 (a)は図1に示すIVA−IVA線に沿った断面図であり、(b)は排紙機構を下方から見たときの部分拡大図である。 排紙機構が用紙Pを排紙するときの状況図である。 図1に示す制御部の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御フロー図である。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの排紙機構の構成を示しており、(a)はプラテンに用紙が保持されているときの状況図であり、(b)はプラテンに保持された用紙が排紙ローラによって押し上げられたときの状況図であり、(c)は排紙ローラとニップローラとで挟んだ用紙を搬送するときの状況図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a インク吐出面
5 ノズル
13 排紙機構(搬送機構)
21 プラテン(保持部材)
21a 上面(保持面)
21b 貫通部(貫通孔)
71 排紙ローラ(搬送ローラ)
72 ニップローラ
73,273 支持部材(第1支持部材)
74,274 支持部材(第2支持部材)
75 駆動軸(軸)
76,276 ソレノイド(第1変位手段)
77 ギア(第2変位手段)
78 摩擦部材
101 印字制御部(印字制御手段)
106 排紙制御部(搬送制御手段)
P 用紙(記録媒体)

Claims (8)

  1. 記録媒体を密着させつつ保持する平らな保持面を有する保持部材と、
    前記保持面に対向するインク吐出面に所定方向に沿って所定解像度に対応して配列された複数のノズルを有するインクジェットヘッドと、
    前記保持面から突出した突出位置と前記保持面から突出しない退避位置とを選択的に取り得る搬送ローラと、前記搬送ローラとで記録媒体を挟む位置と挟まない位置とを選択的に取り得るニップローラとを有し、前記搬送ローラが前記突出位置にあるときに前記保持面に保持された記録媒体を前記保持面の外へ向けて搬送する搬送機構と、
    前記インクジェットヘッドが前記保持面上に保持された記録媒体に向けてインクを吐出するように、前記インクジェットヘッドを制御する印字制御手段と、
    前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるとともに前記ニップローラを前記挟む位置に移動させ、前記突出位置にある前記搬送ローラを回転させるように、前記搬送機構を制御する搬送制御手段とを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記保持部材が、前記保持面において開口する貫通孔を有しており、
    前記搬送ローラが、前記開口から突出することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記開口の中心が、前記保持面から搬送される記録媒体の搬送方向に平行な記録媒体の中心線と重なる位置に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記搬送機構が、
    前記搬送ローラに記録媒体を搬送する回転力を付与する駆動機構と、
    前記搬送ローラを変位可能に支持する第1支持部材と、
    前記搬送ローラを前記突出位置と前記退避位置とに選択的に移動させるように前記第1支持部材を変位させる第1変位手段とを有しており、
    前記搬送制御手段が、前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるように前記第1変位手段を制御し、前記突出位置にある前記搬送ローラを回転させるように前記駆動機構を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記搬送制御手段が、前記保持面から記録媒体を前記保持面の外へ向けて搬送した後、前記搬送ローラを前記退避位置に移動させるように、前記第1変位手段を制御することを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記搬送機構が、
    前記ニップローラを変位可能に支持する第2支持部材と、
    前記ニップローラを前記挟む位置と前記挟まない位置とに選択的に移動させるように前記第2支持部材を変位させる第2変位手段とをさらに有しており、
    前記搬送制御手段が、前記搬送ローラが前記突出位置に移動したときに、前記ニップローラを前記挟む位置に移動するように、前記第2変位手段を制御することを特徴とする請求項4又は5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記駆動機構が、前記保持面に平行で前記搬送機構による記録媒体の搬送方向と直交する軸を有しており、
    前記第1及び第2支持部材が前記軸を中心として揺動することを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記搬送制御手段は、
    前記搬送ローラを前記突出位置に移動させるとき、前記搬送ローラを前記保持面からの突出量が前記突出位置よりも大きい剥離位置を経由して前記突出位置に移動することを特徴とする請求項6又は7に記載のインクジェット記録装置。
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