JP2008043636A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】図柄変動が連続しているにも拘わらず対応する演出表示に連続性がないというような図柄変動と演出表示内容との間の不整合を極力防止できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】図柄表示手段による図柄変動中の1又は複数のタイミングでの保留個数に基づいて、それ以降の図柄変動に対応する部分演出パターンを選択する部分演出パターン選択手段を備え、演出表示手段を制御する演出表示制御手段は、演出パターン選択手段により選択された演出パターンP1〜P5に基づいて演出表示を開始させると共に、部分演出パターン選択手段74により部分演出パターンP5a,P5bが選択された場合には、それ以降の演出表示をその部分演出パターンP5a,P5bに基づいて行うように構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機、アレンジボール機等の弾球遊技機であって、遊技図柄の変動に対して、その複数回の図柄変動にわたって連続性を持たせた演出表示を行うようにした弾球遊技機に関するものである。
例えばパチンコ機においては、通過ゲート等の図柄始動手段が遊技球を検出することに基づいて図柄表示手段において遊技図柄の変動を開始させ、その変動後の停止図柄が予め定められた大当たり態様となることに基づいて遊技者に有利な利益状態を発生させるようにしたものが主流となっている。
この種のパチンコ機では、図柄始動手段が遊技球を検出したときに例えば大当たり判定用乱数の値を取得し、その大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致した場合に、遊技図柄を大当たり態様で停止させて利益状態を発生させるようになっている。また、例えば図柄変動中に図柄始動手段が遊技球を検出した場合には、そのときに取得した大当たり判定用乱数値を所定の上限個数を限度として記憶し、図柄変動が終了する毎に、その記憶された大当たり判定用乱数値に基づく図柄変動を順次行うようになっている。
また、従来より、この未だ図柄変動に供されていない大当たり判定用乱数値の数(以下、保留個数という)に基づいて、例えば図柄変動開始時の保留個数に応じて、その図柄変動に対する演出内容を切り換えるようにした弾球遊技機が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−282455号公報
ところで、図柄変動が複数回連続して行われる場合には、例えばそれが途切れるまで、各図柄変動に対する演出表示を、連続性のある一連のストーリーを構成するように行うことが考えられる。
この場合、図柄変動が連続して行われるか否かは保留個数によって判断することができるため、例えば従来と同様、図柄変動開始時の保留個数に応じて、例えば保留個数が1以上であれば次に継続する継続演出を選択し、保留個数が0であれば次に継続しない終幕演出を選択するように構成することが考えられる。
しかしながら、保留個数は図柄変動中も変動するから、例えば図柄変動開始時に保留個数が0であっても、その図柄変動中に1又はそれ以上となる可能性がある。従って、例えば図柄変動開始時にそのときの保留個数0に基づいて終幕演出を選択すると、その図柄変動中に保留個数が1以上に増加し、終幕演出を行ったにも拘わらず引き続き図柄変動が開始するというような、図柄変動と演出内容との不整合が頻出する可能性があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、図柄変動が連続しているにも拘わらずそれに対応する演出表示に連続性がないというような図柄変動と演出表示内容との間の不整合を極力防止できる弾球遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、図柄始動手段14と、該図柄始動手段14が遊技球を検出することに基づいて取得される変動記憶情報を図柄変動に供されるまで記憶する情報記憶手段49と、前記変動記憶情報に基づいて遊技図柄を変動表示すると共に、その変動記憶情報が所定の大当たり変動記憶情報である場合には大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で前記遊技図柄を停止させる図柄表示手段23と、該図柄表示手段23の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて利益状態を発生させる利益状態発生手段52と、前記図柄表示手段23による図柄変動に時間的に同調するように所定の演出パターンに従って演出表示を行う演出表示手段25と、前記図柄表示手段23による図柄変動の開始時に、前記変動記憶情報の記憶個数である保留個数に基づいて前記演出パターンを選択する演出パターン選択手段63と、該演出パターン選択手段63により選択された演出パターンに基づいて前記演出表示手段25を制御する演出表示制御手段73とを備えた弾球遊技機において、前記図柄表示手段23による図柄変動中の1又は複数の所定タイミングでの前記保留個数に基づいて、それ以降の図柄変動に対応する部分演出パターンを選択する部分演出パターン選択手段74を備え、前記演出表示制御手段73は、前記演出パターン選択手段63により選択された前記演出パターンに基づいて演出表示を開始させると共に、前記部分演出パターン選択手段74により部分演出パターンが選択された場合には、それ以降の演出表示をその部分演出パターンに基づいて行うように構成されているものである。
本発明によれば、図柄変動中に保留個数が0から1以上に変化した場合であってもそれに対応して演出表示内容を変更することができ、図柄変動が連続しているにも拘わらずそれに対応する演出表示に連続性がないというような図柄変動と演出表示内容との間の不整合を極力防止できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図5は本発明をパチンコ機に採用した第1の実施形態を例示している。図1において、遊技機本体1は、矩形状の外枠2と、この外枠2の前側に開閉自在に枢着された前枠3とを備えている。前枠3の前側にはガラス扉4と前面板5とが上下に配置され、前枠3に開閉自在に枢支されている。
前面板5の前側には発射用の遊技球を貯留する上皿6が、前面板5の下側で前枠3の前側には余剰球等を貯留する下皿7が、夫々配置されている。下皿7の一側、例えば向かって右側には、遊技球を発射する発射手段(図示省略)の発射ハンドル8が、前枠3の前側に突出状に設けられている。
9は遊技盤で、ガラス扉4の後側に対応するように、前枠3の裏側に着脱自在に装着されている。遊技盤9の前面側には、図2に示すように、発射手段から発射された遊技球を案内するガイドレール10が略円弧状に配設されると共に、そのガイドレール10の内側の遊技領域11に、可変表示手段12、普通図柄始動手段13、特別図柄始動手段(図柄始動手段)14、大入賞手段15、普通入賞手段16等の各種遊技部品が配置されている。
可変表示手段12は、例えば遊技領域11の略中央に配置されており、遊技盤9に前面側から装着された表示ケース17と、この表示ケース17の略中央に配置された例えば液晶式の可変表示部18とを備えている。表示ケース17には、普通図柄表示手段21、普通保留個数表示手段22、特別図柄表示手段(図柄表示手段)23、特別保留個数表示手段24等が設けられている。可変表示部18は、各種動画、静止画等を表示可能であり、演出表示手段25を構成している。
普通図柄表示手段21は、普通図柄を変動表示するためのもので、複数種類(ここでは2種類)の普通図柄(ここでは「○」「×」)に対応する複数個(ここでは2個)の発光手段により構成されており、通過ゲート等よりなる普通図柄始動手段13が遊技球を検出することを条件にそれら2つの発光手段が交互に点灯するように所定時間点滅して、普通図柄始動手段13による遊技球検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致する場合には当たり態様に対応する「○」側の発光手段が点灯した状態で、それ以外の場合には外れ態様に対応する「×」側の発光手段が点灯した状態で、点滅が停止するようになっている。
また、普通図柄表示手段21の変動表示中、又は後述する普通利益状態中に普通図柄始動手段13が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された当たり判定用乱数値が予め定められた上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光手段よりなる普通保留個数表示手段22がその発光個数により当たり判定用乱数値の記憶個数(以下、普通保留個数という)を表示して、その時点での普通保留個数を遊技者に報知するようになっている。
特別図柄始動手段14は、開閉自在な左右一対の開閉爪14aを備えた可変作動式の電動式チューリップ等により構成されており、普通図柄表示手段21の変動後の停止図柄が当たり態様となって普通利益状態が発生したときに、開閉爪14aが所定時間開状態に作動するようになっている。
特別図柄表示手段23は、1個又は複数個、例えば1個の特別図柄を変動表示可能な7セグメント式等の表示手段により構成されており、特別図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に特別図柄を所定時間変動表示して、特別図柄始動手段14による遊技球検出時に取得された大当たり判定乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致する場合には所定の大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で停止するようになっている。
特別図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能である。本実施形態では、特別図柄に10種類の数字図柄「0」〜「9」と記号図柄「−」とが用いられており、「0」〜「9」が大当たり態様、「−」が外れ態様に設定されている。
また、特別図柄の変動表示中、又は後述する特別利益状態中に特別図柄始動手段14が遊技球を検出した場合には、その検出時に取得された大当たり判定乱数値等が所定の上限保留個数、例えば4個を限度として記憶されると共に、例えば上限保留個数と同数の発光手段よりなる特別保留個数表示手段24がその発光個数により大当たり判定乱数値の記憶個数(以下、特別保留個数という)を表示して、その時点での特別保留個数を遊技者に報知するようになっている。
演出表示手段25は、特別図柄表示手段23による特別図柄の変動表示と時間的に同調するように演出表示を行うもので、1個又は複数個、例えば左右方向に3個並べられた演出図柄と、例えばその演出図柄の背景に表示される演出画像とを可変表示部18にアニメーション表示可能に構成されており、演出図柄及び演出画像の変動表示を、所定の演出パターンに従って特別図柄の変動開始と同時に開始させ、特別図柄の変動終了と同時に終了させるようになっている。
演出図柄には、数字図柄、アルファベット図柄、キャラクター図柄、その他の図柄を適宜使用可能である。本実施形態では、「0」〜「9」の10種類の数字図柄を左、中、右の演出図柄に夫々用いており、「6・6・6」「7・7・7」等、3つの図柄が全て同じ図柄で揃ったものを大当たり態様、少なくとも1つの図柄が異なるものを外れ態様としている。
なお、演出表示手段25による演出図柄の変動後の停止図柄は、特別図柄表示手段23による特別図柄が大当たり態様で停止する場合にはその特別図柄と同じ数字図柄よりなる大当たり態様となり、特別図柄が外れ態様で停止する場合には任意の外れ態様となる。例えば、特別図柄が「7」で停止する場合には演出図柄は「7・7・7」で停止し、特別図柄が「−」で停止する場合には演出図柄は「3・4・5」等の任意の外れ態様で停止するようになっている。
また、演出画像は、特別図柄及び演出図柄の変動開始から変動終了までで一幕分となるように、演出パターン毎に異なるストーリーに従って構成されている。また、各演出パターンは、変動時間の長短に拘わらず、その時間軸に沿って複数の場面、例えば第1場面から第4場面までの4つの場面で構成されている。本実施形態の演出画像は、例えば格闘シーンの映像により構成されており、第1場面として「対峙」の1種類が、第2場面として「攻撃」「防御」の2種類が、第3場面として「成功」「失敗」「反撃」「回避」「命中」の5種類が、第4場面として「勝利」「継続」「敗北」の3種類が夫々設けられている。
また、特別図柄の変動開始から変動終了までに対応する演出パターンとは別に、特別図柄の変動中の所定時点以降、例えば第3場面と第4場面のみ、或いは第4場面のみに対応する部分演出パターンが設けられている。
この部分演出パターンは、特定の演出パターン又は部分演出パターンに対応して設けられており、対応する演出パターン又は部分演出パターンの対応場面と入れ替えても、一連のストーリーが完成するように構成されている。
本実施形態では、図4に示すように、演出パターンとしてP1〜P5の5種類が設けられると共に、演出パターンP5に対応して1種類の部分演出パターンP5aが、この部分演出パターンP5aに対応して1種類の部分演出パターンP5bが、夫々設けられている。
図4に示すように、演出パターンP1は、第1〜第4場面の組み合わせが「対峙」「攻撃」「成功」「勝利」となっており、同様に、演出パターンP2は「対峙」「攻撃」「成功」「継続」、演出パターンP3は「対峙」「攻撃」「失敗」「継続」、演出パターンP4は「対峙」「防御」「反撃」「勝利」、演出パターンP5は「対峙」「防御」「回避」「継続」となっている。
部分演出パターンP5aは、演出パターンP5の第3場面及び第4場面に対応しており、その第3、第4場面の組み合わせが「命中」「継続」となっている。部分演出パターンP5bは、部分演出パターンP5aの第4場面に対応しており、その第4場面が「敗北」となっている。
なお、最終の第4場面の内容は特別図柄の変動後の停止図柄に対応しており、「勝利」は大当たり態様に、「継続」及び「敗北」は外れ態様に夫々対応している。即ち、最終の第4場面が「勝利」となっている演出パターンP1,P4が大当たり態様に対応し、「継続」又は「敗北」となっている演出パターンP2,P3,P5及び部分演出パターンP5a,P5bが外れ態様に対応している。
また、演出パターン及び部分演出パターンには、その最終場面で演出が一旦完結するように構成された完結型と、その最終場面が次の演出パターンに継続するように構成された継続型の2種類がある。本実施形態では、最終の第4場面が「勝利」又は「敗北」となっている演出パターンP1及び部分演出パターンP5bが完結型で、第4場面が「継続」となっている演出パターンP2,P3,P5及び部分演出パターンP5aが継続型である。
大入賞手段15は、遊技者に有利な開状態と遊技者に不利な閉状態とに変化可能な開閉板15aを備えた可変作動式であって、特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が大当たり態様となることに基づいて特別利益状態が発生したときに、開閉板15aが前側に所定時間開放して、その上に落下した遊技球を内部へと入賞させるようになっている。
なお、大入賞手段15は、その開放から所定時間(例えば28秒間)が経過するか、所定時間内に所定数(例えば10個)の遊技球が入賞すること等の所定条件の成立により開閉板15aを閉じると共に、その開放動作を所定回数(例えば15回)繰り返すようになっている。
図3は本パチンコ機の制御系のブロック図である。図3において、31は主制御基板、32は演出制御基板で、これら各制御基板31,32は、遊技盤9に装着された可変表示手段12その他の複数個の遊技部品を裏側から一括して覆う裏カバーの裏側等、前枠3及び遊技盤9を含む遊技機本体1の裏側の適宜箇所に着脱自在に装着された基板ケースに夫々収納されている。
主制御基板31は、主に遊技盤9側の遊技動作に関わる制御を行うためのもので、CPU、ROM、RAM等により構成される普通乱数作成手段41、普通始動口チェック手段42、普通乱数記憶手段43、普通図柄処理手段44、普通図柄表示制御手段45、普通利益状態発生手段46、特別乱数作成手段47、特別始動口チェック手段48、特別乱数記憶手段49、特別図柄処理手段50、特別図柄表示制御手段51、特別利益状態発生手段52、制御コマンド送信手段53等を備えている。
普通乱数作成手段41は、変動後の普通図柄を当たり態様とするか否かの判定に用いる当たり判定用乱数を所定時間毎に繰り返し発生する普通乱数作成処理を行うように構成されている。
普通始動口チェック手段42は、普通図柄始動手段13による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、普通図柄始動手段13が遊技球を検出することを条件に普通乱数作成手段41で作成された当たり判定用乱数値を取得し、その当たり判定用乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として普通乱数記憶手段43に記憶させるように構成されている。
普通図柄処理手段44は、普通図柄の変動表示に関する処理を行うもので、普通図柄表示手段21が変動表示可能な状態となり且つ普通乱数記憶手段43に1個以上の当たり判定用乱数値が記憶されている場合(普通保留個数が1以上の場合)に、普通乱数記憶手段43に最も早く記憶された当たり判定用乱数値を取り出し、その当たり判定用乱数値が予め定められた当たり判定値と一致するか否かに基づいて当たり/外れの判定を行う当たり判定機能、複数種類の変動時間の中から1つを選択する変動時間選択機能等を備えている。
普通図柄表示制御手段45は、普通図柄表示手段21の表示制御を行うもので、普通図柄処理手段44の当たり判定結果及び変動時間選択結果に基づいて、普通図柄表示手段21上で普通図柄の変動表示を開始させると共に、所定の変動時間経過後に、当たり判定の場合には「○」、外れ判定の場合には「×」で普通図柄の変動を停止、確定させるように構成されている。
普通利益状態発生手段46は、普通図柄処理手段44の当たり判定機能による判定結果が当たり判定となり、普通図柄表示手段21の変動後の普通図柄が当たり態様となることに基づいて、特別図柄始動手段14の開閉爪14aを所定時間開放させる普通利益状態を発生させるものである。
特別乱数作成手段47は、変動後の特別図柄を大当たり態様とするか否かの判定に用いる大当たり判定用乱数の他、変動後の特別図柄が大当たり態様となる場合の停止図柄の選択に用いる大当たり図柄用乱数、演出パターンの選択に用いる演出パターン選択用乱数、その他の所定の乱数を繰り返し発生する特別乱数作成処理を行うように構成されている。
特別始動口チェック手段48は、特別図柄始動手段14による遊技球の検出に基づく処理を行うもので、特別図柄始動手段14が遊技球を検出することを条件に特別乱数作成手段47で作成された大当たり判定用乱数値、大当たり図柄用乱数値を夫々取得し、それら当たり判定用乱数値及び当たり図柄用乱数値を予め定められた上限保留個数(例えば4個)を限度として特別乱数記憶手段49に記憶させるように構成されている。
特別図柄処理手段50は、特別図柄に関する処理を行うもので、大当たり判定手段61、特別停止図柄選択手段62、演出パターン選択手段63等を備えている。
大当たり判定手段61は、乱数抽選により変動後の特別図柄を大当たり態様とするか否かの大当たり判定を行うもので、特別図柄表示手段23が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段49に1個以上の大当たり判定用乱数値が記憶されている場合(特別保留個数が1以上の場合)に、特別乱数記憶手段49に最も早く記憶された大当たり判定用乱数値を取り出し、その大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに基づいて大当たり/外れの判定を行うように構成されている。
特別停止図柄選択手段62は、特別図柄の変動後の停止図柄を選択するもので、大当たり判定手段61による大当たり/外れの判定結果と、特別乱数記憶手段49に大当たり判定用乱数値と共に記憶されている大当たり図柄用乱数値とに基づいて、特別図柄の変動後の停止図柄を選択するように構成されている。
例えば、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定であった場合には、大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり態様の図柄である「0」〜「9」の何れかが選択され、大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定であった場合には、外れ態様の図柄である「−」が選択される。
演出パターン選択手段63は、特別図柄表示手段23による図柄変動の開始時に演出パターンを選択するもので、大当たり判定手段61による大当たり/外れの判定結果と、その時点(特別図柄の変動開始時点)での特別保留個数とに基づいて、複数種類の演出パターンP1〜P5の中から1つを選択するように構成されている。
本実施形態では、図4に示すように、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定である場合には、特別保留個数の値に拘わらず、最終の第4場面が「勝利」となっている完結型の演出パターンP1,P4の何れかが選択され、大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定である場合には、特別保留個数が1以上であれば第4場面が「継続」となっている継続型の演出パターンP2,P3,P5の何れかが、特別保留個数が0であれば、第4場面が「継続」となっている継続型の演出パターンP2,P3,P5のうち、対応する部分演出パターンP5a,P5bが設けられている演出パターンP5が、夫々選択されるようになっている。
特別図柄表示制御手段51は、特別図柄表示手段23の表示制御を行うもので、大当たり判定手段61による判定が行われた後、特別図柄表示手段23上で特別図柄の変動表示を開始させると共に、演出パターン選択手段63により選択された演出パターンに対応する変動時間が経過したときに特別停止図柄選択手段62で選択された停止図柄で特別図柄の変動を停止・確定させるように構成されている。
特別利益状態発生手段52は、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定となり、特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が「7」等の大当たり態様となることに基づいて遊技者に有利となる特別利益状態を発生させるもので、特別図柄表示手段23の変動後の特別図柄が大当たり態様となった後に、大入賞手段15が開状態となる開放作動状態をインターバル時間を挟んで所定回数(例えば15回)繰り返し発生させるようになっている。
制御コマンド送信手段53は、所定の制御コマンドを一方向通信により演出制御基板32側に送信して制御指令を与えるためのもので、特別図柄処理手段50の制御に基づいて演出パターン指定コマンド、特別停止図柄指定コマンド、特別図柄停止コマンド等の演出表示制御コマンドを演出制御基板32側に送信する機能、各種遊技状態に応じて演出制御基板32側に音声、ランプの制御コマンドを送信する機能等を備えている。
演出制御基板32は、演出表示手段25、音声出力手段70、ランプ手段71等の各種演出手段を制御するためのもので、演出停止図柄選択手段72、演出表示制御手段73、部分演出パターン選択手段74、音声制御手段75、ランプ制御手段76等を備えている。
演出停止図柄選択手段72は、特別停止図柄指定コマンドに基づいて演出図柄の変動後の停止図柄を選択するもので、特別停止図柄指定コマンドで指定された特別停止図柄が大当たり態様に対応する「7」等の場合にはその特別停止図柄と同じ図柄を揃えた「7・7・7」等の大当たり態様を、特別停止図柄が外れ態様に対応する「−」の場合には「3・4・5」「7・6・7」等の外れ態様を、夫々選択するように構成されている。
演出表示制御手段73は、演出表示手段25の表示制御を行うもので、演出図柄表示制御手段73aと演出画像表示制御手段73bとを備えている。
演出図柄表示制御手段73aは、演出図柄の表示制御を行うもので、主制御基板31側から演出パターン指定コマンドを受信したときに、指定された演出パターンに従って演出図柄の変動を開始させると共に、特別図柄停止コマンドを受信したときに、演出停止図柄選択手段72で選択された演出停止図柄で演出図柄の変動を停止・確定させるように構成されている。
演出画像表示制御手段73bは、演出画像の表示制御を行うもので、演出図柄表示制御手段73aによる演出図柄の変動表示と並行して、演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンに従って演出画像を第1場面から第4場面まで順次表示させるように構成されている。
部分演出パターン選択手段74は、特別図柄及び演出図柄の図柄変動中に部分演出パターンを選択するもので、対応する部分演出パターンが存在する演出パターン又は部分演出パターンによる演出表示が行われていることを条件に、その図柄変動中の所定のタイミングで部分変動パターンに切り替えるか否かの切替判定を行い、その判定において部分変動パターンに切り替える旨の判定結果が出た場合には、所定の部分演出パターンを選択するように構成されている。
本実施形態では、図4に示すように、演出パターンP5に対応して、その第2場面から第3場面への移行直前のタイミングで第1切替判定が行われ、また部分演出パターンP5aに対応して、その第3場面から第4場面への移行直前のタイミングで第2切替判定が行われるように設定されている。
第1切替判定では、その時点での特別保留個数の値が0であることを条件に部分変動パターンに切り替える旨の判定がされ、それに基づいて部分演出パターンP5aが選択されるようになっている。
また、第2切替判定では、その時点での特別保留個数の値が0であることを条件に部分変動パターンに切り替える旨の判定がされ、それに基づいて部分演出パターンP5bが選択されるようになっている。
なお、演出画像表示制御手段73bは、部分演出パターン選択手段74により新たに部分演出パターンが選択された場合には、それ以降の演出表示をその部分演出パターンに基づいて行うように構成されている。
音声制御手段75は、スピーカー等の音声出力手段70の音声出力制御を行うもので、主制御基板31側からの音声制御コマンドに基づいて音声出力手段70から所定の効果音等を出力させるようになっている。
ランプ制御手段76は、ランプ手段71等の表示制御を行うもので、主制御基板31側からのランプ制御コマンドに基づいてランプ手段71等を所定のパターンで発光させるようになっている。
続いて、以上のような構成の本パチンコ機における処理動作を、特別図柄表示手段23及び演出表示手段25に係る処理動作を中心に更に具体的に説明する。
遊技に際して遊技者が発射ハンドル8を操作すると、発射手段により遊技球が遊技領域11内に連続的に発射される。発射された遊技球が遊技領域11内を落下する際に特別図柄始動手段14に入賞すると、特別始動口チェック手段48により、特別保留個数が上限個数(例えば4個)未満であることを条件に、特別乱数作成手段47により取得された大当たり判定用乱数値及び大当たり図柄用乱数値が、そのときの特別保留個数に関連付けられた形で特別乱数記憶手段49に格納される。
特別図柄表示手段23が変動表示可能な状態となり且つ特別乱数記憶手段49に1個以上の大当たり判定用乱数値が記憶されている場合(特別保留個数が1以上の場合)には、特別乱数記憶手段49に最も早く記憶された大当たり判定用乱数値及び大当たり図柄用乱数値が取り出されると共に特別保留個数の値が1減算され(以下、この減算後の特別保留個数を特に「変動開始時特別保留個数」という)、大当たり判定手段61により、その取り出された大当たり判定用乱数値が予め定められた大当たり判定値と一致するか否かに基づいて大当たり/外れの判定が行われ、特別停止図柄選択手段62により特別停止図柄が、演出パターン選択手段63により演出パターンが夫々選択される。
特別停止図柄選択手段62は、大当たり判定手段61による判定結果と、大当たり判定用乱数値と共に取り出された大当たり図柄用乱数値とに基づいて、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定であった場合には、大当たり図柄用乱数値に基づいて大当たり態様の図柄である「0」〜「9」の何れかを選択し、大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定であった場合には、外れ態様の図柄である「−」を選択する。
また、演出パターン選択手段63は、大当たり判定手段61による判定結果と変動開始時特別保留個数とに基づいて、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定であった場合には演出パターンP1,P4の何れかを選択し、大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定であった場合には、変動開始時特別保留個数が1以上であれば演出パターンP2,P3,P5の何れかを、変動開始時特別保留個数が0であれば演出パターンP5を、夫々選択する。
そして、制御コマンド送信手段53を介して演出制御基板32側に演出パターン指定コマンド及び特別停止図柄指定コマンドが送信されると共に、特別図柄表示制御手段51の制御により特別図柄表示手段23上で特別図柄の変動表示が開始され、その後、演出パターン選択手段63により選択された演出パターンに対応する変動時間が経過したときに、制御コマンド送信手段53を介して演出制御基板32側に特別図柄停止コマンドが送信されると共に、特別図柄表示制御手段51の制御により特別停止図柄選択手段62で選択された停止図柄で特別図柄の変動が停止・確定される。
演出制御基板32側では、主制御基板31側から演出パターン指定コマンド及び特別停止図柄指定コマンドを受信すると、演出図柄表示制御手段73a、演出画像表示制御手段73bの制御により、演出パターン指定コマンドで指定された演出パターンに従って演出表示手段25上で演出図柄の変動表示及び演出画像の表示が開始される。
そして、演出図柄は、特別停止図柄指定コマンドに基づいて演出停止図柄選択手段72により選択された停止図柄での停止に向けて変動が進められ、演出画像は、演出パターンで設定された第1〜第4場面の表示が順次進められる。
このとき、演出パターンP5に従って演出画像の表示が行われている場合には、その第2場面から第3場面への移行直前のタイミングで第1切替判定が行われる。この第1切替判定では、その時点での特別保留個数の値が1以上の場合、即ち変動開始時点で既に特別保留個数が1以上であった場合、又は変動開始からこの第1切替判定までの間に特別保留個数が1以上に増加した場合は、第3場面以降もそのまま継続型の演出パターンP5による表示が行われる(図5(a))。
一方、この第1切替判定の時点で未だ特別保留個数の値が0であれば、部分演出パターン選択手段74により部分演出パターンP5aが選択され、演出画像表示制御手段73bにより、演出画像の表示が第3場面から部分演出パターンP5aに切り替えられる(図5(b)(c))。
更に、部分演出パターンP5aによる演出図柄の表示中には、その第3場面から第4場面への移行直前のタイミングで第2切替判定が行われる。この第2切替判定では、その時点での特別保留個数の値が1以上の場合、即ち第1切替判定からこの第2切替判定までの間に特別保留個数が1以上に増加した場合は、第3場面以降もそのまま継続型の部分演出パターンP5aによる表示が行われる(図5(b))。
一方、この第2切替判定の時点でも未だ特別保留個数の値が0であれば、部分演出パターン選択手段74により完結型の部分演出パターンP5bが選択され、演出画像表示制御手段73bにより、演出画像の表示が第4場面から部分演出パターンP5bに切り替えられる(図5(c))。
このように、本実施形態のパチンコ機では、図柄変動開始時に選択された演出パターンを、図柄変動中の特別保留個数の変化に基づいて必要に応じて変動途中で別の部分演出パターンに切り替えることができるように構成されているため、例えば図柄変動開始時には0であった特別保留個数が図柄変動中に1以上に増加した場合であっても、その特別保留個数の変化に応じて継続型の演出パターンを実行でき、従来のように完結型の演出を行ったにも拘わらず引き続き図柄変動が開始するというような、図柄変動と演出内容との不整合を極力防止できる利点がある。
その後、演出制御基板32が主制御基板31側から特別図柄停止コマンドを受信したとき、演出図柄は演出停止図柄選択手段72により選択された停止図柄で停止・確定すると共に、第1〜第4場面まで順次行われてきた演出画像の表示が終了する。そして、その時点で特別保留個数が1以上であれば、続けて特別図柄及び演出図柄の変動表示、及び演出画像の表示が新たに開始される。
以上説明したように、本実施形態のパチンコ機は、特別図柄表示手段23による図柄変動中の1又は複数の所定タイミングでの特別保留個数に基づいて、それ以降の図柄変動に対応する部分演出パターンを選択する部分演出パターン選択手段74を備え、演出表示制御手段73は、演出パターン選択手段63により選択された演出パターンに基づいて演出表示を開始させると共に、部分演出パターン選択手段74により部分演出パターンが選択された場合には、それ以降の演出表示をその部分演出パターンに基づいて行うように構成されているため、図柄変動中に特別保留個数が0から1以上に変化した場合であってもそれに対応して演出表示内容を変更することができ、図柄変動が連続しているにも拘わらずそれに対応する演出表示に連続性がないというような図柄変動と演出表示内容との間の不整合を極力防止できる利点がある。
また、演出パターン及び部分演出パターンには、その最終場面で演出が一旦完結するように構成された完結型と、その最終場面が次の演出パターンに継続するように構成された継続型の2種類が設けられており、演出パターン選択手段63は、特別図柄表示手段23の変動後の停止図柄が外れ態様となる場合には継続型の演出パターンを選択し、部分演出パターン選択手段74は、図柄変動中の最終の所定タイミング(第2切替判定時)における特別保留個数が0である場合に、それ以降の図柄変動に対応する完結型の部分演出パターンを選択するように構成されているため、特別図柄始動手段14への入賞率が高く、図柄変動開始時の特別保留個数が0であってもその後の図柄変動中に1以上に増加する可能性が高い場合には、部分演出パターンへの切替を最小限に抑えることが可能である。
図6は本発明の第2の実施形態を例示し、演出パターン選択手段63が、特別図柄表示手段23の変動後の停止図柄が外れ態様となる場合で且つ変動開始時特別保留個数が0である場合には完結型の演出パターンを選択し、部分演出パターン選択手段74が、第1,第2切替判定の何れかのタイミングで特別保留個数が1以上となった場合に、それ以降の図柄変動に対応する継続型の部分演出パターンを選択するように構成した例を示している。
本実施形態では、図6に示すように、演出パターンP5が完結型に設定され、その演出パターンP5に対応する部分演出パターンP5a,P5bが継続型に設定されている。その他の演出パターンP1〜P4については第1の実施形態と同様である。

また、本実施形態では、演出パターン選択手段63は、大当たり判定手段61による判定結果が大当たり判定である場合には、特別保留個数の値に拘わらず、最終の第4場面が「勝利」となっている完結型の演出パターンP1,P4の何れかが選択され、大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定である場合には、特別保留個数が1以上であれば第4場面が「継続」となっている継続型の演出パターンP2,P3の何れかが、特別保留個数が0であれば、第4場面が「敗北」となっている完結型の演出パターンP5が、夫々選択されるようになっている。
また本実施形態では、部分演出パターン選択手段74により、図6に示すように、演出パターンP5の第2場面から第3場面への移行直前のタイミングで行われる第1切替判定において、その時点での特別保留個数の値が1以上であることを条件に部分変動パターンに切り替える旨の判定がされ、それに基づいて部分演出パターンP5aが選択され、また演出パターンP5の第3場面から第4場面への移行直前のタイミングで行われる第2切替判定において、その時点での特別保留個数の値が1以上であることを条件に部分変動パターンに切り替える旨の判定がされ、それに基づいて部分演出パターンP5bが選択されるようになっている。
即ち、演出パターンP5に従って演出画像の表示が行われている場合、即ち大当たり判定手段61による判定結果が外れ判定で且つ変動開始時特別保留個数が0であった場合には、その第2場面から第3場面への移行直前のタイミングで第1切替判定が行われ、この第1切替判定では、その時点での特別保留個数の値が0の場合、即ち変動開始からこの第1切替判定までの間に特別保留個数が0のまま増加しなかった場合は、第3場面以降もそのまま完結型の演出パターンP5による表示が行われる(図7(a))。
一方、この第1切替判定の時点で特別保留個数の値が1以上であれば、即ち変動開始からこの第1切替判定までの間に特別保留個数が0から増加した場合には、部分演出パターン選択手段74により部分演出パターンP5aが選択され、演出画像表示制御手段73bにより、演出画像の表示が第3場面から部分演出パターンP5aに切り替えられる(図5(b))。
また、第1切替判定以降も演出パターンP5による演出図柄が継続されている場合には、その第3場面から第4場面への移行直前のタイミングで第2切替判定が行われるが、この第2切替判定では、その時点での特別保留個数の値が依然として0の場合には、第4場面もそのまま完結型の演出パターンP5による表示が行われる(図5(a))。
一方、この第2切替判定の時点で特別保留個数の値が1以上であれば、即ち変動開始からこの第1切替判定までの間に特別保留個数が0から増加した場合には、部分演出パターン選択手段74により継続型の部分演出パターンP5bが選択され、演出画像表示制御手段73bにより、演出画像の表示が第4場面から部分演出パターンP5bに切り替えられる(図5(c))。
以上のように、本実施形態のように構成した場合も、第1の実施形態と同様、図柄変動中に特別保留個数が0から1以上に変化した場合であってもそれに対応して演出表示内容を変更することができ、図柄変動が連続しているにも拘わらずそれに対応する演出表示に連続性がないというような図柄変動と演出表示内容との間の不整合を極力防止できる利点がある。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、複数の演出パターンに部分演出パターンを設けてもよいし、1回の切替判定において複数の部分演出パターンへの切替を判定するようにしてもよい。
切替判定は1回の図柄変動中に1回のみ行うようにしてもよいし、3回以上行ってもよい。なお、図柄変動中の最終の切替判定のタイミングは、可能な限り遅く設定することにより、図柄変動と演出表示内容との間で不整合が発生する確率を低く抑えることができる。
演出パターンの内容は、格闘に関するものに限られず、ストーリー性のあるものであればどのようなものでもよい。
また、実施形態では本発明をパチンコ機に適用した例を示したが、アレンジボール機等の他の弾球遊技機においても同様に実施可能であることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態を示すパチンコ機の斜視図である。 本発明の第1の実施形態を示す遊技盤の正面図である。 本発明の第1の実施形態を示す制御系のブロック図である。 本発明の第1の実施形態を示す演出パターン及びその選択条件の一例である。 本発明の第1の実施形態を示す演出画像の表示例である。 本発明の第2の実施形態を示す演出パターン及びその選択条件の一例である。 本発明の第2の実施形態を示す演出画像の表示例である。
符号の説明
14 特別図柄始動手段(図柄始動手段)
23 特別図柄表示手段(図柄表示手段)
25 演出表示手段
49 特別乱数記憶手段(情報記憶手段)
52 特別利益状態発生手段(利益状態発生手段)
63 演出パターン選択手段
73 演出表示制御手段
74 部分演出パターン選択手段

Claims (3)

  1. 図柄始動手段(14)と、該図柄始動手段(14)が遊技球を検出することに基づいて取得される変動記憶情報を図柄変動に供されるまで記憶する情報記憶手段(49)と、前記変動記憶情報に基づいて遊技図柄を変動表示すると共に、その変動記憶情報が所定の大当たり変動記憶情報である場合には大当たり態様で、それ以外の場合には外れ態様で前記遊技図柄を停止させる図柄表示手段(23)と、該図柄表示手段(23)の変動後の停止図柄が大当たり態様となることに基づいて利益状態を発生させる利益状態発生手段(52)と、前記図柄表示手段(23)による図柄変動に時間的に同調するように所定の演出パターンに従って演出表示を行う演出表示手段(25)と、前記図柄表示手段(23)による図柄変動の開始時に、前記変動記憶情報の記憶個数である保留個数に基づいて前記演出パターンを選択する演出パターン選択手段(63)と、該演出パターン選択手段(63)により選択された演出パターンに基づいて前記演出表示手段(25)を制御する演出表示制御手段(73)とを備えた弾球遊技機において、前記図柄表示手段(23)による図柄変動中の1又は複数の所定タイミングでの前記保留個数に基づいて、それ以降の図柄変動に対応する部分演出パターンを選択する部分演出パターン選択手段(74)を備え、前記演出表示制御手段(73)は、前記演出パターン選択手段(63)により選択された前記演出パターンに基づいて演出表示を開始させると共に、前記部分演出パターン選択手段(74)により部分演出パターンが選択された場合には、それ以降の演出表示をその部分演出パターンに基づいて行うように構成されていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記演出パターン及び前記部分演出パターンには、その最終場面で演出が一旦完結するように構成された完結型と、その最終場面が次の演出パターンに継続するように構成された継続型の2種類が設けられており、前記演出パターン選択手段(63)は、前記図柄表示手段(23)の変動後の停止図柄が外れ態様となる場合には前記継続型の演出パターンを選択し、前記部分演出パターン選択手段(74)は、図柄変動中の最終の前記所定タイミングにおける前記保留個数が0である場合に、それ以降の図柄変動に対応する前記完結型の部分演出パターンを選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記演出パターン及び前記部分演出パターンには、その最終場面で演出が一旦完結するように構成された完結型と、その最終場面が次の演出パターンに継続するように構成された継続型の2種類が設けられており、前記演出パターン選択手段(63)は、前記図柄表示手段(23)の変動後の停止図柄が外れ態様となる場合で且つ図柄変動開始時の前記保留個数が0である場合には前記完結型の演出パターンを選択し、前記部分演出パターン選択手段(74)は、前記所定タイミングの何れかにおける前記保留個数が1以上となった場合に、それ以降の図柄変動に対応する前記継続型の部分演出パターンを選択するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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