JP2008042986A - ブラシレスモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】部品点数を低減することができるとともに、製造を簡略化することができるブラシレスモータを提供する。
【解決手段】ブラシレスモータは、放射状に延びる複数のティース部17bを有するステータコア17と、ステータコア17のティース部17bに巻回された巻線Daと複数の巻線Daを繋ぐ渡り線Dbとを連続して構成する導線Dと、ステータコア17における軸方向一端側に配置され、導線Dの一部に対して電気的に接続される接続端子32を有し該接続端子32を介して巻線Daに駆動電流を供給するための回路装置14とを備える。ステータコア17における軸方向一端側には、渡り線Dbの一部としての渡り線接続部Db1〜Db3を接続端子32(先端部32a)と対応した位置に案内するためのガイド部Gが設けられ、接続端子32は、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と溶接によって電気的に接続される。
【選択図】図2
【解決手段】ブラシレスモータは、放射状に延びる複数のティース部17bを有するステータコア17と、ステータコア17のティース部17bに巻回された巻線Daと複数の巻線Daを繋ぐ渡り線Dbとを連続して構成する導線Dと、ステータコア17における軸方向一端側に配置され、導線Dの一部に対して電気的に接続される接続端子32を有し該接続端子32を介して巻線Daに駆動電流を供給するための回路装置14とを備える。ステータコア17における軸方向一端側には、渡り線Dbの一部としての渡り線接続部Db1〜Db3を接続端子32(先端部32a)と対応した位置に案内するためのガイド部Gが設けられ、接続端子32は、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と溶接によって電気的に接続される。
【選択図】図2
Description
本発明は、ブラシレスモータに関するものである。
従来、ブラシレスモータにおいては、ステータコア(ティース部)に巻回された巻線と複数の巻線を繋ぐ渡り線とを構成する導線の一部が、巻線に駆動電流を供給するための回路装置に電気的に接続される。そして、このようなブラシレスモータとしては、巻線と渡り線とを構成する導線の一部がステータコアに組み付けられたターミナルに電気的に接続され、そのターミナルに回路装置の接続部が電気的に接続されたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−356024号公報
しかしながら、上記したようなブラシレスモータでは、ターミナルが部品点数を多くしてしまうという問題があるともに、ターミナルをステータコア側に組み付ける工程や導線とターミナルとを電気的に接続する工程(例えば、ターミナルに導線を圧着してヒュージング)が必要で、それら工程が製造を複雑化してしまうという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数を低減することができるとともに、製造を簡略化することができるブラシレスモータを提供することにある。
請求項1に記載の発明では、放射状に延びる複数のティース部を有するステータコアと、前記ステータコアの前記ティース部に巻回された巻線と複数の前記巻線を繋ぐ渡り線とを連続して構成する導線と、前記ステータコアにおける軸方向一端側に配置され、前記導線の一部に対して電気的に接続される接続部を有し該接続部を介して前記巻線に駆動電流を供給するための回路装置とを備えたブラシレスモータであって、前記ステータコアにおける軸方向一端側には、前記渡り線の一部を前記接続部と対応した位置に案内するためのガイド部が設けられ、前記接続部は、前記ステータコアにおける軸方向一端側で前記渡り線の一部と溶接によって電気的に接続された。
同構成によれば、ステータコアにおける軸方向一端側には、渡り線の一部を回路装置の接続部と対応した位置に案内するためのガイド部が設けられるため、渡り線の一部を容易に接続部と対応した位置に配置(保持)することができる。よって、接続部を、ステータコアにおける軸方向一端側で渡り線の一部と溶接によって電気的に接続するといった作業が容易となる。又、接続部は、ステータコアにおける軸方向一端側で渡り線の一部と(直接)溶接によって電気的に接続されるため、ステータコア側に導線及び接続部が接続されるターミナル(別部材)を設ける必要がない。よって、ターミナルを有するものに比べて、部品点数を低減することができる。又、ターミナルを有するものに比べて、ターミナルをステータコア側に組み付ける工程が不要になるとともに、導線とターミナルとを電気的に接続する工程(例えば、ターミナルに導線を圧着してヒュージング)が不要になる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、前記ステータコアには、前記巻線との間に介在されるインシュレータが装着され、前記ガイド部は、前記インシュレータに一体形成された。
同構成によれば、ガイド部は、ステータコアに一般的に装着されるインシュレータに一体形成されるため、部品点数を多くしてしまうことがない。又、ガイド部は、成形の容易な(例えば樹脂製の)インシュレータに一体形成されるため、容易に設けることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1又は2に記載のブラシレスモータにおいて、前記ガイド部は、軸方向に突出して前記渡り線の一部の径方向内側への移動を規制するための内側壁を含む。
同構成によれば、ガイド部は、軸方向に突出して渡り線の一部の径方向内側への移動を規制するための内側壁を含むため、渡り線の一部が径方向内側に移動してしまうことが規制される。
請求項4に記載の発明では、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、前記ガイド部は、軸方向に突出して前記渡り線の一部の径方向外側への移動を規制するための外側壁を含む。
同構成によれば、ガイド部は、軸方向に突出して前記渡り線の一部の径方向外側への移動を規制するための外側壁を含むため、渡り線の一部が径方向内側に移動してしまうことが規制される。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載のブラシレスモータにおいて、前記内側壁及び前記外側壁の組が径方向に2組以上並設され、径方向の中間の前記内側壁及び前記外側壁が1つの共通壁よりなる。
同構成によれば、前記内側壁及び前記外側壁の組が径方向に2組以上並設され、径方向の中間の内側壁及び外側壁が1つの共通壁よりなる、即ち1つの共通壁が内側壁を構成するとともに外側壁をも構成するため、径方向の中間の内側壁及び外側壁をそれぞれ別に形成した場合に比べて、例えば、それらの径方向のスペースを小さくすることができる。
本発明によれば、部品点数を低減することができるとともに、製造を簡略化することができるブラシレスモータを提供することができる。
以下、本発明をエンジン冷却用の電動ファン装置に具体化した一実施の形態を図1〜図3に従って説明する。図1に示すように、電動ファン装置1は、ブラシレスモータ11とファン12とを備えている。ブラシレスモータ11は、ステータ13、回路装置14、及びロータ15を備えている。
ステータ13は、筒部17a及び筒部17aから放射状に延びる複数のティース部17bを有するステータコア17と、ステータコア17に装着されたインシュレータ18,19と、各ティース部17bにインシュレータ18,19を介して巻回された巻線Daと複数の巻線Daを繋ぐ渡り線Dbとを連続して構成する導線Dとを備えている。尚、本実施の形態のステータコア17におけるティース部17bは、12個形成されている(図2参照)。又、本実施の形態の各ティース部17bにおける巻線Daは、3相の各相(U相、V相、W相)に対応したものが周方向に2つずつ並んで(即ち、U相、U相、V相、V相、W相、W相、U相、U相…の順に)順次配設されている。又、本実施の形態の渡り線Dbは、周方向に隣り合わない、言い換えると周方向に2つ以上離間したティース部17bにおける巻線Da同士を繋ぐものである。
詳しくは、ステータ13は、図1に示すように、略円盤板形状の板部21aに略円筒状の円筒部21bが立設されたセンターピース21に固定されるものであって、ステータコア17の筒部17aが前記円筒部21bに外嵌されている。
インシュレータ18,19は、絶縁性の樹脂製であって、ステータコア17の軸方向両端側からそれぞれ装着可能に軸方向に一対設けられている。又、インシュレータ18,19は、前記ステータコア17の筒部17aの軸方向端面を覆う環状被覆部18a,19aと、前記ステータコア17のティース部17bを覆うティース被覆部18b,19bとを備える。
又、ステータコア17における軸方向一端側(センターピース21の板部21a側であって、図1において左側、図2において紙面手前側)のインシュレータ18には、前記渡り線Dbの一部としての渡り線接続部Db1〜Db3を後述する接続位置に案内するためのガイド部Gが形成されている。
詳しくは、本実施の形態のガイド部Gは、環状被覆部18aの内縁近傍において軸方向に突出した内側壁18cと、その内側壁18cの径方向外側において軸方向に突出した共通壁18dと、その共通壁18dの径方向外側において軸方向に突出した外側壁18eとを備える。尚、共通壁18dは、内側壁18cと共に1つの組をなしてその外側壁を構成するとともに、外側壁18eと共に1つの組をなしてその内側壁を構成することになる。
内側壁18cは、環状被覆部18aの周方向の一部に形成されるとともに、その径方向位置における接線方向に延びるように(直線状に)形成されている。又、共通壁18dは、内側壁18cと平行で内側壁18cと同形状に形成されている。又、外側壁18eは、その径方向内側の面が共通壁18dと平行でその径方向外側の面が環状被覆部18a(インシュレータ18)の軸中心を中心とした円弧形状に形成されている。
そして、内側壁18cと共通壁18dとの径方向の間には、渡り線接続部Db1が案内されて支持(径方向の移動が規制)されている。尚、この内側壁18cと共通壁18dとの間の渡り線接続部Db1は、例えば、U相に対応した巻線Da及び渡り線Dbを連続して構成する導線Dの両端部であって、その両端部が周方向両方から互いに近づくように案内されるとともにその先端が一定の間隔を有して共に軸方向に立ち上げられて保持されている。又、共通壁18dと外側壁18eの径方向の間には、渡り線接続部Db2,Db3が案内されて支持(径方向の移動が規制)されている。尚、この内側壁18cと共通壁18dとの間の一方(図2中、反時計回り側)の渡り線接続部Db2は、例えば、V相に対応した巻線Da及び渡り線Dbを連続して構成する導線Dの両端部であって、その両端部が周方向一方(図2中、反時計回り方向)から(軸方向に重なって)案内されるとともにその先端が一定の間隔を有して共に軸方向に立ち上げられて保持されている。又、この内側壁18cと共通壁18dとの間の他方(図2中、時計回り側)の渡り線接続部Db3は、例えば、W相に対応した巻線Da及び渡り線Dbを連続して構成する導線Dの両端部であって、その両端部が周方向他方(図2中、時計回り方向)から(軸方向に重なって)案内されるとともにその先端が一定の間隔を有して共に軸方向に立ち上げられて保持されている。
又、ステータコア17における軸方向一端側(図2において紙面手前側)のインシュレータ18(環状被覆部18a)には、前記渡り線Dbの一部としての中性点接続部Db4〜Db6を中性点ターミナルTの各中性点接続部Taと対応した位置に案内するための中性点ガイド部Cが軸方向に突出して形成されている。尚、本実施の形態の中性点ガイド部Cは、各相(U相、V相、W相)に対応して周方向に3つ並設され、それらは周方向の一部であって前記ガイド部Gの180°反対側に設けられている。そして、各中性点ガイド部Cには中性点接続部Db4〜Db6が案内されて支持(径方向の移動が規制)され、各中性点接続部Db4〜Db6は中性点ターミナルTに形成された各中性点接続部Taにそれぞれ電気的に接続され同電位とされている。
又、ステータコア17における軸方向一端側(図2において紙面手前側)のインシュレータ18(環状被覆部18a)には、前記渡り線接続部Db1〜Db3及び中性点接続部Db4〜Db6を除く前記渡り線Dbを周方向に案内するための周方向ガイド部Sが各所で軸方向に突出して形成されている。そして、各周方向ガイド部Sには、渡り線Dbが周方向に案内されて支持(径方向の移動が規制)されている。
回路装置14は、巻線Daに供給する駆動電流を生成するためのスイッチング素子を含む回路(図示略)と、その回路を収容する樹脂ケース31と、樹脂ケース31内から外部に延びて前記渡り線接続部Db1〜Db3に対して電気的に接続される接続部としての複数の接続端子32とを備える。接続端子32は、図2に示すように、3つの前記渡り線接続部Db1〜Db3に対応して3つ設けられ、それらの各先端部32aは、前記ガイド部Gによって渡り線接続部Db1〜Db3が案内される接続位置と対応した位置に形成されている。
そして、回路装置14は、その樹脂ケース31が前記センターピース21の板部21a(ステータ13)に対して固定されるとともに、図3に示すように、接続端子32の先端部32aが渡り線接続部Db1〜Db3に当接(渡り線接続部Db1〜Db3の前記両端部に挟持)されて該渡り線接続部Db1〜Db3と溶接によって電気的に接続されている。尚、図1〜図3では、渡り線接続部Db1〜Db3や接続端子32(先端部32a)を模式的に図示しているが、これらはレーザビームを照射するレーザ溶接によって(溶かされて)電気的に接続されるとともに固定されている。又、センターピース21の板部21aには、前記接続端子32を軸方向に通過させるための貫通孔21c(図1参照)が形成されている。
ロータ15は、有底筒形状のヨーク41と、ヨーク41の内周面に固定された複数のマグネット42と、ヨーク41の中央に固定された回転軸43とを備えている。ロータ15は、マグネット42が前記ステータコア17(ティース部17b)の外周と対向するように配置されるとともに、回転軸43がセンターピース21の円筒部21bに保持された軸受44によって(ステータ13に対して)回転可能に支持されている。又、本実施の形態のヨーク41の外周面には、前記ファン12が固定されている。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)ステータコア17における軸方向一端側には、渡り線Dbの一部としての渡り線接続部Db1〜Db3を回路装置14の接続端子32(先端部32a)と対応した位置(接続位置)に案内するためのガイド部Gが設けられるため、渡り線接続部Db1〜Db3を容易に接続端子32(先端部32a)と対応した位置に配置(保持)することができる。よって、接続端子32を、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と溶接によって電気的に接続するといった作業が容易となる。又、接続端子32は、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と(直接)溶接によって電気的に接続されるため、ステータコア17側に導線及び接続部が接続されるターミナル(別部材)を設ける必要がない。よって、ターミナルを有するものに比べて、部品点数を低減することができる。又、ターミナルを有するものに比べて、ターミナルをステータコア17側に組み付ける工程が不要になるとともに、導線とターミナルとを電気的に接続する工程(例えば、ターミナルに導線を圧着してヒュージング)が不要になる。よって、部品点数を低減することができるとともに、製造を簡略化することができる。
(1)ステータコア17における軸方向一端側には、渡り線Dbの一部としての渡り線接続部Db1〜Db3を回路装置14の接続端子32(先端部32a)と対応した位置(接続位置)に案内するためのガイド部Gが設けられるため、渡り線接続部Db1〜Db3を容易に接続端子32(先端部32a)と対応した位置に配置(保持)することができる。よって、接続端子32を、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と溶接によって電気的に接続するといった作業が容易となる。又、接続端子32は、ステータコア17における軸方向一端側で渡り線接続部Db1〜Db3と(直接)溶接によって電気的に接続されるため、ステータコア17側に導線及び接続部が接続されるターミナル(別部材)を設ける必要がない。よって、ターミナルを有するものに比べて、部品点数を低減することができる。又、ターミナルを有するものに比べて、ターミナルをステータコア17側に組み付ける工程が不要になるとともに、導線とターミナルとを電気的に接続する工程(例えば、ターミナルに導線を圧着してヒュージング)が不要になる。よって、部品点数を低減することができるとともに、製造を簡略化することができる。
(2)ガイド部Gは、ステータコア17に一般的に装着されるものであるインシュレータ18に一体形成されるため、部品点数を多くしてしまうことがない。又、ガイド部Gは、成形の容易な(樹脂製の)インシュレータ18に一体形成されるため、容易に設けることができる。
(3)ガイド部Gは、軸方向に突出して渡り線接続部Db1〜Db3の径方向内側への移動を規制するための内側壁18c(共通壁18d)を含むため、渡り線接続部Db1〜Db3が径方向内側に移動してしまうことが規制される。
(4)ガイド部Gは、軸方向に突出して渡り線接続部Db1〜Db3の径方向外側への移動を規制するための外側壁18e(共通壁18d)を含むため、渡り線接続部Db1〜Db3が径方向内側に移動してしまうことが規制される。
(5)1つの共通壁18dは、内側壁18cと共に1つの組をなしてその外側壁を構成するとともに、外側壁18eと共に1つの組をなしてその内側壁を構成するため、それらの(共通壁18dによって構成される)内側壁及び外側壁をそれぞれ別に形成した場合に比べて、例えば、それらの径方向のスペースを小さくすることができる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、ガイド部G(内側壁18c、共通壁18d、及び外側壁18e)は、インシュレータ18に一体形成されるとしたが、これに限定されず、インシュレータの別部材として固定して設けてもよい。
・上記実施の形態では、ガイド部G(内側壁18c、共通壁18d、及び外側壁18e)は、インシュレータ18に一体形成されるとしたが、これに限定されず、インシュレータの別部材として固定して設けてもよい。
・上記実施の形態では、ガイド部Gは、渡り線接続部Db1〜Db3の径方向内側への移動を規制するための内側壁18c(共通壁18d)を含むとしたが、例えば、導線D(巻線Da)の緊縛力等により渡り線接続部Db1〜Db3の径方向内側への移動が発生し難い場合等、内側壁を省略してもよい。
・上記実施の形態では、ガイド部Gは、渡り線接続部Db1〜Db3の径方向外側への移動を規制するための外側壁18e(共通壁18d)を含むとしたが、例えば、導線D(巻線Da)の緊縛力等により渡り線接続部Db1〜Db3の径方向外側への移動が発生し難い場合等、外側壁を省略してもよい。
・上記実施の形態では、1つの共通壁18dが、内側壁18cと共に1つの組をなしてその外側壁を構成するとともに、外側壁18eと共に1つの組をなしてその内側壁を構成し、内側壁及び外側壁の組が径方向に2組並設されるものとしたが、これに限定されず、例えば、内側壁及び外側壁の組が径方向に3組以上並設されるものとしてもよい。尚、この場合、勿論、共通壁を2つ以上としてもよい。又、内側壁及び外側壁の組が径方向に並設されないものとしてもよく、例えば、内側壁及び外側壁の組が周方向に並設されるものとしてもよい。
・上記実施の形態では、渡り線接続部Db1〜Db3と接続端子32とが非接触溶接の1つであるレーザ溶接によって電気的に接続されるとしたが、これに限定されず、治具(例えば一対の電極等)を接触させて溶接を行う接触溶接や、アーク溶接や電子ビーム溶接等の他の非接触溶接によって電気的に接続されるとしてもよい。
・上記実施の形態では、ガイド部Gによって案内されて支持される渡り線の一部(渡り線接続部Db1〜Db3)は、各相に対応した巻線Da及び渡り線Dbを連続して構成する導線Dの両端部であるとしたが、これに限定されず、導線Dの中間部をガイド部Gによって案内されて支持される渡り線の一部(渡り線接続部)としてもよい。
・上記実施の形態では、ティース部17bの数が12のブラシレスモータ11としたがこれに限定されず、ティース部の数が他の数のブラシレスモータにおいて実施してもよい。
・上記実施の形態では、本発明をエンジン冷却用の電動ファン装置に具体化したが、勿論、他の装置におけるブラシレスモータに変更してもよい。
14…回路装置、17…ステータコア、17b…ティース部、18…インシュレータ、18c…ガイド部の一部を構成する内側壁、18d…ガイド部の一部を構成する共通壁、18e…ガイド部の一部を構成する外側壁、32…接続端子(接続部)、D…導線、Da…巻線、Db…渡り線、Db1〜Db3…渡り線接続部(渡り線の一部)、G…ガイド部。
Claims (5)
- 放射状に延びる複数のティース部を有するステータコアと、
前記ステータコアの前記ティース部に巻回された巻線と複数の前記巻線を繋ぐ渡り線とを連続して構成する導線と、
前記ステータコアにおける軸方向一端側に配置され、前記導線の一部に対して電気的に接続される接続部を有し該接続部を介して前記巻線に駆動電流を供給するための回路装置と
を備えたブラシレスモータであって、
前記ステータコアにおける軸方向一端側には、前記渡り線の一部を前記接続部と対応した位置に案内するためのガイド部が設けられ、
前記接続部は、前記ステータコアにおける軸方向一端側で前記渡り線の一部と溶接によって電気的に接続されたことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1に記載のブラシレスモータにおいて、
前記ステータコアには、前記巻線との間に介在されるインシュレータが装着され、
前記ガイド部は、前記インシュレータに一体形成されたことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1又は2に記載のブラシレスモータにおいて、
前記ガイド部は、軸方向に突出して前記渡り線の一部の径方向内側への移動を規制するための内側壁を含むことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のブラシレスモータにおいて、
前記ガイド部は、軸方向に突出して前記渡り線の一部の径方向外側への移動を規制するための外側壁を含むことを特徴とするブラシレスモータ。 - 請求項4に記載のブラシレスモータにおいて、
前記内側壁及び前記外側壁の組が径方向に2組以上並設され、径方向の中間の前記内側壁及び前記外側壁が1つの共通壁よりなることを特徴とするブラシレスモータ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009284648A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Mitsubishi Electric Corp | 回転電機 |
-
2006
- 2006-08-02 JP JP2006210929A patent/JP2008042986A/ja not_active Abandoned
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