JP2008042958A - 半導体モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体スイッチング素子から出力される電流に重畳する微小な高周波ノイズを検出可能な半導体モジュールを提供する。
【解決手段】IGBT素子Q1は、主セル部31と、センスセル部32とを含む。主セル部31から主電流I1が出力される。センスセル部32からは主電流I1に比例するセンス電流Iが出力される。インダクタL1はセンス電流Iを時間微分する。これによりインダクタL1の両端には電圧V1が生じる。主電流I1に高周波ノイズが重畳した場合にはセンス電流Iに高周波成分が含まれる。高周波成分の周波数が高くなるほど電圧V1が大きくなる。電圧V1を検出することで主電流I1に重畳する高周波ノイズを検出できる。
【選択図】図2

Description

本発明は半導体モジュールに関し、特に、負荷の部分放電を監視する機能を備える半導体モジュールに関する。
たとえば特開2003−274667号公報(特許文献1)は、三相モータの巻線電流を検出する回路を備えた三相インバータ用パワーモジュールを開示する。このパワーモジュールでは、三相フルブリッジ回路の下アームを構成するIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)に、エミッタが主エミッタとセンスエミッタとに2分割されたセンスIGBTが用いられる。センスエミッタと接地端子との間には電流/電圧変換用のシャント抵抗が接続される。センスエミッタから電流が出力されるとシャント抵抗の両端に電圧が生じる。この電圧に基づいて主電流の大きさあるいは回生電流の大きさが検出される。
特開2003−274667号公報
回転機等の負荷に含まれる絶縁体中に微小な空隙等が存在すると、その部分に電界が集中して微弱な放電が発生する。このような放電は一般的に「部分放電」と呼ばれる。部分放電が生じると絶縁体が劣化しやすくなるので、長時間使用する間にこの部分放電発生部において絶縁破壊が生じることがある。回転機において部分放電が起こる場所は様々であるが、たとえば固定子巻線のターン間、単固定端子間、巻線の端部等で部分放電が生じることがある。
部分放電が生じると負荷を流れる電流に微弱な高周波成分が重畳する。上述のごとく従来の半導体モジュールにおいても負荷に流れる電流を検出する機能を有し、特開2003−274667号(特許文献1)に開示されているように、従来はセンスエミッタに接続された抵抗に生じる電圧を測定する。しかしながらこの方法は負荷の通常運転時あるいは地絡時等における大きな電流を測定するには優れているものの、部分放電の測定のように微弱な高周波電流の測定に関しては十分な検出感度が得られない。
一方、回転機に部分放電が生じているかどうかを検出するため、高周波アンプを用いて電流の高周波成分を測定する方法、あるいは部分放電により生じた電波をアンテナにより検出する方法等が用いられている。しかしこれらの方法を実施する場合には、部分放電を検出する装置を回転機の内部あるいは近傍に設ける必要がある。
本発明の目的は、半導体スイッチング素子から出力される電流に重畳する微小な高周波ノイズを検出可能な半導体モジュールを提供することである。
本発明は要約すれば、半導体モジュールであって、半導体スイッチング素子と、検出器とを備える。半導体スイッチング素子は、主電流を出力する主セル部と、主電流に比例するセンス電流を出力するセンスセル部とを有する。検出器は、半導体スイッチング素子のスイッチング周波数よりも周波数が高い所定の周波数成分がセンス電流に含まれているか否かを検出する。
本発明によれば、半導体スイッチング素子から出力される主電流に重畳する微小な高周波ノイズをセンス電流により検出できる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、実施の形態1の半導体モジュールの構成例を示す図である。
図1を参照して、IPM(インテリジェントパワーモジュール)100は、本発明の半導体モジュールに対応する。IPM100は負荷である三相モータ102を駆動する。
IPM100は、端子T1,T2,TU,TV,TWと、U相アーム1と、V相アーム2と、W相アーム3とを含む。
端子T1には電位VCCが与えられ、端子T2には接地電位が与えられる。
U相アーム1は、端子T1と端子T2との間に直列に接続されるIGBT素子Q1,Q2と、IGBT素子Q1,Q2にそれぞれ逆並列に接続されるダイオードD1,D2と、監視部11,12と、IGBT素子Q1,Q2をそれぞれ駆動する駆動回路21,22とを含む。
IGBT素子Q1,Q2の各々は、主セル部と、センスセル部とを有する半導体スイッチング素子である。IGBT素子Q1,Q2のエミッタは主セル部のエミッタ(主エミッタ)とセンスセル部のエミッタ(センスエミッタ)とに2分割される。主エミッタから流れ出る主電流とセンスエミッタから流れ出るセンス電流との比率としては例えば1000:1に設定される。
一般的にIGBT素子は半導体チップに形成された多数の単位セルから構成されている。主セル部のセル数とセンスセル部のセル数とを適切に設定することによって、上記のような電流比を設定することが可能になる。
IGBT素子Q1のコレクタは端子T1に接続され、IGBT素子Q1のゲートは駆動回路21に接続され、IGBT素子Q1の主エミッタは端子TUに接続される。IGBT素子Q2のコレクタは端子TUに接続され、IGBT素子Q2のゲートは駆動回路22に接続され、IGBT素子Q2の主エミッタは端子T2に接続される。
監視部11はIGBT素子Q1のセンスエミッタと端子TUとの間に設けられる。監視部12はIGBT素子Q2のセンスエミッタと端子T2との間に設けられる。
駆動回路21,22は、特定の周波数を有する信号をIGBT素子Q1,Q2にそれぞれ送る。IGBT素子Q1,Q2はその信号の周波数(スイッチング周波数)でオン/オフを繰返す。三相モータ102に部分放電が生じた場合には、このスイッチング周波数よりも高い周波数を有する周波数成分(高周波ノイズ)が、三相モータ102の内部を流れる主電流に重畳する。
IGBT素子Q1,Q2のセンスエミッタから出力されるセンス電流は主電流に比例する。よって主電流に高周波ノイズが重畳すると、IGBT素子Q1,Q2のスイッチング周波数よりも周波数が高い高周波成分がセンス電流に含まれる。
監視部11,12は、IGBT素子Q1,Q2からそれぞれ出力されるセンス電流に上記の高周波成分が含まれるか否かを監視する。監視部11,12は監視結果を信号S1,S2としてそれぞれ出力する。
信号S1,S2はIPM100の外部に設けられた制御装置104に送られる。制御装置104は信号S1,S2に応じて、各種の処理を行なう。たとえば制御装置104は駆動回路21,22を制御したり、三相モータ102の交換が必要か否かを判断したりする。
V相アーム2およびW相アーム3はU相アーム1と同一の構成を有する。よってV相アーム2の構成およびW相アーム3の構成について詳細な説明は以後繰返さない。
次に、IGBT素子Q1および監視部11の構成をより詳細に説明する。IGBT素子Q2および監視部12の構成は、以下の図においてIGBT素子Q1をIGBT素子Q2に、監視部11を監視部12にそれぞれ置き換えた構成となる。
図2は、図1のIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。
図2を参照して、IGBT素子Q1は、主セル部31と、センスセル部32とを含む。主セル部31は主エミッタ端子に対応するパッドP1を有する。センスセル部32はセンスエミッタ端子に対応するパッドP2を有する。
なお、図2はIGBT素子Q1の表面を模式的に示す。IGBT素子Q1の表面の全体はエミッタ電極に覆われている。図示しないがIGBT素子Q1のゲート電極は、エミッタ電極の下部に設けられている。また、IGBT素子Q1の裏面(図示せず)にはIGBT素子Q1のコレクタ電極が設けられている。
図1に示す三相モータ102の動作時にはパッドP1を介して主セル部31から主電流I1が出力される。センスセル部32からはパッドP2を介して主電流I1に比例するセンス電流Iが出力される。
監視部11はインダクタ(コイル)L1と電圧検出部41とを含む。インダクタL1の一方端はパッドP2に結合される。インダクタL1の他方端およびパッドP1はともに端子TUに結合される。
インダクタL1の一方端から他方端に向けてセンス電流Iが流れるとインダクタの両端に起電圧が生じる。この起電圧を電圧V1とし、インダクタL1のインダクタンス成分をLとすると、電圧V1はV1=L×(dI/dt)となる。つまりインダクタL1はセンス電流Iを時間微分する役割を果たす。電圧検出部41はたとえば電圧V1のピーク値を検出して、電圧V1のピーク値の情報を監視結果(信号S1)として出力する。
従来のIPMではパッドP2と端子TUとの間に抵抗が接続される。パッドP2からセンス電流Iが出力されると、抵抗の両端子間に電圧が生じる。この電圧に基づいて主電流I1の大きさが検出される。
センス電流I自体が主電流I1に比べて非常に小さいため、主電流I1に高周波ノイズが重畳したとしても、センス電流Iに含まれる高周波成分の大きさは非常に小さくなる。しかし、V1=L×(dI/dt)の関係から、高周波成分の周波数が高くなるほど電圧V1が大きくなるので、電圧V1を検出することが容易になる。これにより主電流I1に高周波ノイズが重畳したこと、すなわち負荷に部分放電が生じたことを検出できる。
なお、電圧V1の大きさとセンス電流Iの高周波成分の大きさとは、相関関係にあるとみなすことができる。つまりセンス電流Iの高周波成分が大きくなるほど電圧V1も大きくなる。このことは電圧V1が高くなるほど負荷の絶縁低下が進行していることを示す。
このように実施の形態1によればIPMが負荷の部分放電を監視する。このため実施の形態1によれば負荷の内部あるいは近傍に部分放電を測定する装置を設けなくてもよくなる。また、図1に示すように、信号S1,S2を制御装置104に送ることで部分放電をオンラインで監視することができる。さらに、負荷に発生する部分放電をリアルタイムで監視することが可能になる。
[実施の形態2]
図3は、実施の形態2の半導体モジュールの構成例を示す図である。
図3および図1を参照して、IPM100AはU相アーム1に代えてU相アーム1Aを含む点でIPM100と異なる。V相アーム2およびW相アーム3はU相アーム1Aと同一の構成を有する。IPM100Aの他の部分の構成はIPM100の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
U相アーム1Aは監視部11,12に代えて監視部11A,12Aを含む点でU相アーム1と異なる。U相アーム1Aの他の部分の構成はU相アーム1の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
監視部11A,12Aは負荷の部分放電を監視することができるだけでなく、従来のIPMと同様にIGBT素子から出力される主電流の大きさを検出することができる。
監視部11A,12Aは、IGBT素子Q1,Q2からそれぞれ出力されるセンス電流に含まれる高周波成分の有無を監視して、監視結果を示す信号S1,S2をそれぞれ出力する。この点は実施の形態1と同様である。
監視部11AはIGBT素子Q1の主セルから出力される電流の大きさを検出して、検出結果を示す信号S1Aを出力する。駆動回路21は信号S1Aを受け、たとえばIGBT素子Q1に流れる電流が過大であることを検知するとIGBT素子Q1をオフする。
監視部12AはIGBT素子Q2の主セルから出力される電流の大きさを検出して、検出結果を示す信号S2Aを出力する。駆動回路22は信号S2Aを受け、たとえばIGBT素子Q2に流れる電流が過大であることを検知するとIGBT素子Q2をオフする。
図4は、図3のIGBT素子Q1および監視部11Aの構成を示す図である。
図4を参照して、監視部11Aは、電流センサSNSと、監視部11とを備える。電流センサSNSは、抵抗R1と、抵抗R1に対応して設けられる電圧検出部41Aとを含む。
抵抗R1の一方端はパッドP2に結合され、抵抗R1の他方端はインダクタL1の一方端に結合される。抵抗R1にセンス電流Iが流れると電圧V1Aが生じる。電圧検出部41Aはこの電圧V1Aを検出して検出結果を信号S1Aとして出力する。
また、図4に示す監視部11の構成は図2に示す監視部11の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
実施の形態1では監視部11はセンス電流Iの高周波成分のみ検出可能である。言い換えると実施の形態1ではセンス電流Iの低周波成分を検出できない。つまり実施の形態1では三相モータ102の動作時に三相モータ102に流れる電流の大きさは検出できない。
これに対し、実施の形態2では抵抗R1およびインダクタL1を用いることでセンス電流Iの低周波成分および高周波成分をそれぞれ検出できる。これにより実施の形態2によれば1つのセンスセル部から流れ出る電流により負荷に流れる電流の大きさを検出できるだけでなく、負荷に部分放電が生じたことも検出できる。
なお、図4では抵抗R1がインダクタL1よりもIGBT素子Q1の近くに設けられているが、インダクタL1を抵抗R1よりもIGBT素子Q1の近くに設けてもよい。
[実施の形態3]
実施の形態3の半導体モジュールの全体構成は図3に示すIPM100Aの構成と同様である。ただし実施の形態3では図3に示すIGBT素子Q1および監視部11Aの構成が実施の形態2と異なる。よって以下、IGBT素子Q1および監視部11Aの構成について説明する。
図5は、実施の形態3におけるIGBT素子Q1および監視部11Aの構成を示す図である。
図5および図4を参照して、実施の形態3ではIGBT素子Q1は主セル部31、センスセル部32に加えてセンスセル部33を含む。この点で実施の形態3は実施の形態2と異なる。
センスセル部33はセンスエミッタ端子に対応するパッドP3を有する。主セル部31のパッドP1から主電流I1が出力されると、主電流I1に比例するセンス電流I2がパッドP3から出力される。
電流センサSNSはセンス電流I2の大きさを検出する。抵抗R1の一方端はパッドP3に結合され、抵抗R1の他方端は端子TUに結合される。抵抗R1にセンス電流I2が流れると抵抗R1の両端に電圧V2が生じる。電圧検出部41Aは電圧V2を検出して検出結果を示す信号S1Aを出力する。
センスセル部から出力される電流の大きさはセンスセル部の面積に依存する。主電流I1の大きさおよび主電流I1に含まれる高周波ノイズの大きさをともに精度よく検出するためには、抵抗R1に流れる電流量とインダクタL1に流れる電流量とを別々に設定したほうがよい場合もある。
センスセル部32,33の面積は抵抗R1およびインダクタL1にそれぞれ流れる電流量に対応した面積に設定される。これにより実施の形態3によれば、負荷の部分放電を精度よく検出できるとともに、負荷に流れる電流の大きさ(主電流の大きさ)を精度よく検出することができる。
[実施の形態4]
実施の形態4の半導体モジュールの全体構成は図1に示すIPM100の構成と同様である。ただし実施の形態4と実施の形態1とは図1に示す監視部11,12の内部構成が異なる。以下、代表的に監視部11の構成について説明する。監視部12の構成は監視部11の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図6は、実施の形態4におけるIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。
図6を参照して、監視部11は、インダクタL1と、フィルタF1と電圧検出部41とを含む。図6および図2を参照すれば分かるように、実施の形態4ではインダクタL1の前段にフィルタF1が設けられる。フィルタF1の入力端子はパッドP2に結合され、フィルタF1の出力端子はインダクタL1の一方端に結合される。この点で実施の形態4の半導体モジュールは実施の形態1の半導体モジュールと相違する。
パッドP1から主電流I1が出力されるとパッドP2からは主電流I1に比例するセンス電流I0が出力される。フィルタF1は、たとえば10MHz以下の周波数を有する周波数成分をカットするために設けられる。
多くの場合、負荷の部分放電が生じたときに主電流に重畳する高周波信号の周波数は数GHz程度である。よってセンス電流I0にも数GHz程度の周波数を有する高周波成分が含まれる。フィルタF1は、センス電流I0からこの高周波成分よりも周波数の低い周波数成分を取り除く。
主電流I1のほとんどは低周波成分である。言い換えればセンス電流のほとんどは低周波成分である。このため実施の形態1〜3によれば高周波成分がセンス電流の中に含まれているかどうかを検出しにくい可能性がある。これに対し実施の形態4ではセンス電流から低周波成分を予め除去するので、高周波成分を精度よく検出できる。よって負荷の部分放電を精度よく検出できる。
なお、監視部11は図4に示す電流センサSNSをさらに備えてもよい。これにより実施の形態4においても主電流I1の大きさを検出することができる。ただしこの場合にはフィルタF1よりもIGBT素子Q1に近い側に抵抗を設ける必要がある。
[実施の形態5]
実施の形態5の半導体モジュールの全体構成は図1に示すIPM100の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。実施の形態5は実施の形態4に対して、監視部11の内部に設けられるフィルタの種類が異なる。以下、実施の形態4と同様に、監視部11の構成について代表的に説明する。監視部12の構成は監視部11の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図7は、実施の形態5におけるIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。
図7および図6を参照して、実施の形態5では監視部11は、フィルタF1に代えてバンドパスフィルタであるフィルタF2を含む。この点で実施の形態5は実施の形態4と異なる。なお図7に示す監視部11の他の部分の構成は図6に示す監視部11の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
フィルタF2はセンス電流I0に含まれる高周波成分のみを選択的に通過させる。フィルタF2はセンス電流I0に含まれる高周波成分(図7ではセンス電流Iと示す)が出力される。よって実施の形態5によれば負荷の部分放電を精度よく検出できる。
バンドパスフィルタの周波数帯域の下限値および上限値はたとえば以下の方法により定めることができる。たとえば下限値は、負荷運転時の電流のスイッチング波形(特に立ち上がり時)に応じて設定される。立ち上がり時の電流波形がどれだけ急峻になるかはIGBT等、IPMに用いられる半導体スイッチング素子の特性に依存する。立上がり時の周波数が500kHzであれば、下限値は500kHzよりも若干高く(たとえば1MHz)設定される。一方、部分放電に伴う高周波成分の周波数の上限は、一般的に数GHz程度と考えられている。この点を考慮して上限値はたとえば10GHzに設定される。
なお、実施の形態5において監視部11は図4に示す電流センサSNSをさらに備えてもよい。これにより実施の形態5においても主電流I1の大きさを検出することができる。ただしこの場合には実施の形態4と同様にフィルタF2よりもIGBT素子Q1に近い側に抵抗を設ける必要がある。
[実施の形態6]
図8は、実施の形態6の半導体モジュールの構成例を示す図である。
図8および図1を参照して、IPM100BはU相アーム1に代えてU相アーム1Bを含む点でIPM100と異なる。V相アーム2およびW相アーム3はU相アーム1Bと同一の構成を有する。IPM100Bの他の部分の構成はIPM100の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
U相アーム1Bは監視部11,12に代えて監視部11B,12Bを含む点でU相アーム1と異なる。U相アーム1Bの他の部分の構成はU相アーム1の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
監視部11B,12Bは、三相モータ102の部分放電がある程度大きくなったことを検知すると、制御装置104に対して検知結果、すなわち負荷の部分放電がある程度大きくなったことを示す信号S11,S12をそれぞれ送信する。制御装置104が表示画面を有するコンピュータである場合、たとえば制御装置104は信号S11,S12を受けると絶縁劣化が進んでいることを知らせるメッセージを画面に表示させる。
図9は、図8に示すIGBT素子Q1および監視部11Bの構成を示す図である。
図9および図2を参照して、監視部11Bは、電圧検出部41に代えて電圧検出部41Bを含む点で監視部11と異なる。監視部11Bの他の部分の構成については監視部11と同様であるので以後の説明は繰返さない。
図10は、図9のインダクタL1の両端に発生する電圧V1の波形を模式的に示す図である。
図10および図9を参照して、三相モータ102の内部に部分放電が生じたまま三相モータ102の動作を続けた場合には、時間tの経過に従って電圧V1のピーク値が大きくなる。
一般的に絶縁劣化が進むにつれて部分放電の大きさは大きくなる。部分放電が大きくなると絶縁破壊が生じる確率が高くなる。電圧V1の大きさは部分放電の大きさ(すなわちセンス電流Iに含まれる高周波成分の大きさ)と相関がある。つまり電圧V1のピークが次第に大きくなっているということは絶縁劣化が進行していることを示す。
電圧検出部41Bは電圧V1の値がしきい値VH以上か否かを監視して監視結果である信号S11を出力する。これにより負荷が絶縁破壊を起こす可能性が高くなったこと、すなわち負荷のメンテナンスあるいは交換が必要になったことをIPM100Bは外部に通知することができる。なお電圧検出部41Bは本発明の「電圧監視部」に対応する。
なお実施の形態6のIPMが行なう通知の方法は様々であり、たとえば以下のような方法でもよい。
図11は、実施の形態6の半導体モジュールの変形例を示す図である。
図11および図8を参照して、IPM100B1はU相アーム1Bに代えてU相アーム1B1を含む。U相アーム1B1はLED(Light Emitting Diode)51A,52Aと、信号S11を受けるとLED51Aを点灯させる点灯回路51と、信号S12を受けるとLED52Aを点灯させる点灯回路52とを含む。この構成によれば、たとえば保守員がIPMを見た場合に、三相モータのメンテナンス(あるいは交換)が必要かどうかを容易に把握できる。
また実施の形態6では、電圧検出部41Bがしきい値VHを変更できることが好ましい。たとえば制御装置104からある値が与えられると、電圧検出部41Bは記憶するしきい値VHを制御装置104から与えられた値に変更する。
部分放電の大きさは負荷である回転機に大きく依存する。絶縁破壊を生じさせずに回転機を使いつづけるためには、回転機の用途あるいは経済効率を考慮しながら回転機の残り寿命を定める必要がある。
図面上は同一の回転機であっても、部分放電の大きさや生じやすさは回転機ごとに異なる。ただし部分放電の大きさや生じやすさはいくつかのパターンに分類することができる。これらのパターンに従って、どのくらい後に絶縁破壊が生じるか、あるいは、今後絶縁破壊が生じる確率がどのくらいか、といったことなどをある程度経験的に把握することができる。
しかしながら回転機の部分放電の大きさは一台ごとに異なる。このため部分放電の傾向を大まかに把握できても、実際に動作させてみないと回転機の部分放電の大きさは正確には分からない。このような理由により、しきい値VHは、実際の部分放電の大きさを測定した後に調整することが好ましい。
以上のように実施の形態6によれば、部分放電が進行した場合に、部分放電が進行したことをIPMが通知する。これにより絶縁破壊が生じる前に負荷のメンテナンスあるいは交換を行なうことが可能になる。
[実施の形態7]
図12は、実施の形態7の半導体モジュールの構成例を示す図である。
図12および図1を参照して、IPM100CはU相アーム1に代えてU相アーム1Cを含む点でIPM100と異なる。V相アーム2およびW相アーム3はU相アーム1Cと同一の構成を有する。IPM100Cの他の部分の構成はIPM100の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
U相アーム1Cは監視部11,12に代えて監視部11C,12Cを含む点でU相アーム1と異なる。U相アーム1Cの他の部分の構成はU相アーム1の対応する部分の構成と同様であるので以後の説明は繰返さない。
監視部11C,12Cは、具体的にはインダクタである。図12に示すようにインダクタL1,L2は監視部11C,12Cにそれぞれ対応する。
インダクタL1の一方端はIGBT素子Q1のセンスエミッタ端子および端子T1Aに結合され、インダクタL1の他方端は端子T1Bおよび端子TUに結合される。インダクタL2の一方端はIGBT素子Q2のセンスエミッタ端子、および端子T2Aに結合され、インダクタL2の他方端は端子T2に結合される。
インダクタL1はIGBT素子Q1のセンスエミッタ端子から出力されるセンス電流に含まれる高周波成分を時間微分する。これによりインダクタL1の両端には電圧V1が生じる。インダクタL1の両端に端子T1A,T1Bがそれぞれ結合されているので端子T1A,T1B間の電圧は電圧V1に等しくなる。
インダクタL2はIGBT素子Q2のセンスエミッタ端子から出力されるセンス電流に含まれる高周波成分を時間微分する。これによりインダクタL2の両端には電圧V3(起電圧)が生じる。インダクタL2の両端に端子T2A,T2がそれぞれ結合されているので端子T2A,T2間の電圧は電圧V3に等しくなる。
制御装置104は電圧V1,V3を受けて三相モータ102における部分放電の有無を監視する。すなわち制御装置104は監視装置として機能する。
たとえば複数の回転機に対応して複数のIPM100Cがそれぞれ設けられている場合には、制御装置104は各IPM100Cから電圧V1,V3に相当する電圧を受ける。これにより制御装置104は複数の回転機の絶縁劣化の進行状況を一括して監視できる。
また、実施の形態7の半導体モジュールによれば監視部の構成を簡単にすることができる。
なお、本発明の半導体モジュールが備える検出機能は、負荷の部分放電を検出するための用途に限定されるものではない。本発明の半導体モジュールは半導体スイッチング素子のスイッチング周波数よりも周波数が高い周波数成分がセンス電流に含まれていても、その周波数成分を検出できる。
また、上述の説明では負荷の例として回転機を示した。しかし絶縁劣化による部分放電は電気機器一般に見られるものである。すなわち本実施の形態の半導体モジュールは回転機以外の電気機器、および接続ケーブル等に生じた部分放電も監視できる。
さらに、上述の説明では本実施の形態の半導体モジュールに用いられる半導体スイッチング素子としてIGBTを示した。ただし、半導体スイッチング素子として、たとえば電流センス機能を有するMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)が本実施の形態の半導体モジュールに用いられてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
実施の形態1の半導体モジュールの構成例を示す図である。 図1のIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。 実施の形態2の半導体モジュールの構成例を示す図である。 図3のIGBT素子Q1および監視部11Aの構成を示す図である。 実施の形態3におけるIGBT素子Q1および監視部11Aの構成を示す図である。 実施の形態4におけるIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。 実施の形態5におけるIGBT素子Q1および監視部11の構成を示す図である。 実施の形態6の半導体モジュールの構成例を示す図である。 図8に示すIGBT素子Q1および監視部11Bの構成を示す図である。 図9のインダクタL1の両端に発生する電圧V1の波形を模式的に示す図である。 実施の形態6の半導体モジュールの変形例を示す図である。 実施の形態7の半導体モジュールの構成例を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B,1B1,1C U相アーム、2 V相アーム、3 W相アーム、11,12,11A,12A,11B,12B,11C,12C 監視部、21,22 駆動回路、31 主セル部、32,33 センスセル部、41,41A,41B 電圧検出部、51,52 点灯回路、51A,52A LED、100,100A,100B,100B1,100C IPM、102 三相モータ、104 制御装置、D1,D2 ダイオード、F1,F2 フィルタ、L1,L2 インダクタ、P1〜P3 パッド、Q1,Q2 IGBT素子、R1 抵抗、SNS 電流センサ、T1,T2,TU,TV,TW,T1A,T1B,T2A 端子。

Claims (9)

  1. 主電流を出力する主セル部と、前記主電流に比例するセンス電流を出力するセンスセル部とを有する半導体スイッチング素子と、
    前記半導体スイッチング素子のスイッチング周波数よりも周波数が高い所定の周波数成分が前記センス電流に含まれているか否かを検出する検出器とを備える、半導体モジュール。
  2. 前記検出器は、一方端から他方端に向かって前記センス電流が流れ、前記所定の周波数成分に応じた起電圧が前記一方端と前記他方端との間に生じるインダクタを含む、請求項1に記載の半導体モジュール。
  3. 前記検出器は、
    前記インダクタに直列に接続され、前記センス電流の大きさを検出する電流センサをさらに含む、請求項2に記載の半導体モジュール。
  4. 前記半導体素子は、
    前記主電流に比例する他のセンス電流を出力する他のセンスセル部をさらに含み、
    前記検出器は、
    前記他のセンス電流の大きさを検出する電流センサをさらに含む、請求項2に記載の半導体モジュール。
  5. 前記検出器は、
    前記センスセル部が有する前記センス電流を出力する端子に入力端子が結合され、前記インダクタの前記一方端に出力端子が結合され、前記センス電流から前記所定の周波数成分よりも低周波側にある周波数成分を取り除くフィルタをさらに含む、請求項2に記載の半導体モジュール。
  6. 前記検出器は、
    前記センスセル部が有する前記センス電流を出力する端子に入力端子が結合され、前記インダクタの前記一方端に出力端子が結合され、前記センス電流を受けて前記所定の周波数成分を通過させるバンドパスフィルタをさらに含む、請求項2に記載の半導体モジュール。
  7. 前記検出器は、
    前記電圧の値が所定値以上か否かを監視して、監視結果を出力する電圧監視部をさらに含む、請求項2に記載の半導体モジュール。
  8. 前記インダクタの前記一方端および前記他方端にそれぞれ結合される第1および第2の出力端子をさらに備える、請求項2に記載の半導体モジュール。
  9. 前記主電流は、前記半導体モジュールに接続された負荷に流れ、
    前記所定の周波数成分は、前記負荷の部分放電に伴って前記主電流に重畳する高周波ノイズの周波数成分に対応する周波数成分である、請求項1に記載の半導体モジュール。
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