JP2008042624A - 移動体通信端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アプリケーションプログラムに応じて文字や移動オブジェクト等の描画要素を適切な描画方向で描画することができる移動体通信端末を提供する。
【解決手段】 移動体通信端末(携帯電話機)20は、表示手段212と、表示手段の画面に表示する画像の一部を構成する描画要素を画面の所定方向に連続的に描画するように表示手段を制御する表示制御手段213とを備え、表示手段への画像表示を伴うアプリケーションプログラムを実行できる。表示制御手段213は、アプリケーションプログラムによって指定された描画方向に描画要素を描画するように制御する。上記描画要素が、その中心を基準した回転位置が互いに異なる複数の向きに描画可能であある場合は、アプリケーションプログラムによって指定された向きに上記描画要素を描画するように制御してもよい。
【選択図】 図5

Description

本発明は、画像の表示を伴うアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機等の移動体通信端末に関するものである。
従来、この種の移動体通信端末として、プラットフォームに依存しないJAVA(登録商標)等のオブジェクト指向のプログラミング言語で記述されたアプリケーションプログラムを実行可能な携帯電話機が知られている(例えば特許文献1参照)。このような携帯電話機では、移動体通信ネットワーク上のサーバから利用者が所望のアプリケーションプログラムをダウンロードして携帯電話機内に登録しておく。この登録されているアプリケーションプログラムを利用者が起動して実行することにより、携帯電話機上でディスプレイ上への画像表示を伴うゲーム、ブラウザ、文字情報入力などの各種機能を実現することができる。
特開2000−347867号公報
一方、近年、ディスプレイ(表示手段)の画面を縦長表示にしたり横長表示にしたりできるようにディスプレイを90度回転できるようにした携帯電話機が用いられるようになってきている。このように画面の回転が可能な携帯電話機でアプリケーションプログラムを実行できるようにした場合、アプリケーションプログラムの実行中に画面に表示する文字等の描画要素が所定の方向に描画されないおそれがある。例えば、アプリケーションプログラムの実行中に利用者が入力する文字が左から右に向かう方向に連続的に描画されるディスプレイの画面を反時計方向に回転すると、回転後の画面では下から上に向かう方向に文字が描画されてしまう。また、ゲームのアプリケーションプログラムの場合、そのゲームの画面に表示するゲームキャラクタやシューティングゲームの弾丸等の移動オブジェクトが、プログラム作成時に予定していた方向とは異なる方向に移動するように描画されるおそれがある。例えば、ゲームキャラクタ等の移動オブジェクトが左から右に移動していた画面を時計方向に回転すると、回転後の画面では、プログラム作成時に予定していない上から下に向かう方向にゲームキャラクタ等の移動オブジェクトが移動するように描画されてしまう。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、アプリケーションプログラムに応じて文字や移動オブジェクト等の描画要素を適切な描画方向で描画することができる移動体通信端末を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、画像を表示する表示手段と、該表示手段の画面に表示する画像の一部を構成する描画要素を該画面の所定方向に連続的に描画するように該表示手段を制御する表示制御手段とを備え、該表示手段への画像表示を伴うアプリケーションプログラムを実行可能な移動体通信端末であって、上記表示制御手段は、上記アプリケーションプログラムによって指定された描画方向に上記描画要素を描画するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記描画要素は、その中心を基準した回転位置が互いに異なる複数の向きに描画可能であり、上記表示制御手段は、上記アプリケーションプログラムによって指定された向きに上記描画要素を描画するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の移動体通信端末において、上記描画要素の向きは、上記アプリケーションプログラム自体に記述されているコマンド又は上記アプリケーションプログラムのプロパティファイル中の属性情報で指定されていることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1の移動体通信端末において、上記描画要素は、その中心を基準した回転位置が互いに異なる複数の向きに描画可能であり、上記表示制御手段は、上記移動体通信端末を操作する利用者が上記表示手段の画面を見たときに上記描画要素の上下が適切になる向きに上記描画要素を描画するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3又は4の移動体通信端末において、上記描画要素の描画方向は、上記アプリケーションプログラム自体に記述されているコマンド又は上記アプリケーションプログラムのプロパティファイル中の属性情報で指定されていることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4又は5の移動体通信端末において、上記描画要素は、上記アプリケーションプログラムによって指定された文字又は利用者が入力した文字であることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4又は5の移動体通信端末において、上記描画要素は、上記アプリケーションプログラムによって指定された、上記表示手段の画面中の移動オブジェクトであることを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の移動体通信端末において、上記表示手段の画面の回転を検知する画面回転検知手段を備え、上記アプリケーションプログラムは、上記画面回転検知手段が上記画面の回転を検知した場合に上記描画要素の描画方向の切り換えを指示する指令を発するものであり、上記表示制御手段は、上記指令に基づいて上記描画方向を切り換えて上記描画要素を描画するように制御することを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の移動体通信端末において、上記表示手段の画面の回転を検知する画面回転検知手段を備え、上記表示制御手段は、上記画面回転検知手段の検知結果に基づいて上記描画方向を切り換えて上記描画要素を描画するように制御することを特徴とするものである。
ここで、上記「描画要素」とは、表示手段の画面に描画される画像の一部を構成する要素である。例えば、表示手段の画面に表示する画像が文字情報の画像である場合は、文字1つ1つが描画要素である。この場合の「描画方向」とは、画面上で複数の文字を連続的に描画していく文字の並び方向である。また、表示手段の画面に表示する画像がゲームにおけるキャラクタ、飛行機、ミサイル等の移動オブジェクトが移動するような画像の場合は、その移動オブジェクトが描画要素である。この場合の「描画方向」とは、画面上で移動オブジェクトが時間とともに移動していく方向である。
本発明によれば、アプリケーションプログラムを実行するとき、そのアプリケーションプログラムによって指定された描画方向に文字や移動オブジェクト等の描画要素を描画できるので、アプリケーションプログラムに応じて文字や移動オブジェクト等の描画要素を適切な描画方向で描画することができるという効果がある。
以下、本発明を移動体通信端末としての携帯電話機に適用した実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る携帯電話機20を用いた移動体通信システムの主要部を示す説明図である。この移動体通信システムにおいて、ユーザー1が使用する携帯電話機20は、プラットフォームに依存しないオブジェクト指向プログラミングによって開発されたアプリケーションプログラムを実行可能な構成を有している。このアプリケーションプログラムとしては、JAVA(登録商標)、C、C++等のプログラム言語で記述されたアプリケーションプログラムなどが挙げられる。また、これらのアプリケーションプログラムの実行環境は、JAVA(登録商標)の仮想マシン(VM:Virtual Machine)やBREW(登録商標)等のミドルウェアによって構築される。このアプリケーションプログラムは、携帯電話機20にプレインストールされているものであってもいいし、通信ネットワークとしての携帯電話通信網を介してダウンロードサーバからダウンロードし携帯電話機20に保存して登録したものでもよい。
また、携帯電話機20は、無線通信回線を介して、通信ネットワークとしての携帯電話通信網10に接続することができる。この携帯電話通信網10には、プログラム提供用サーバとしてのアプリケーションプログラムダウンロードサーバ(以下、「ダウンロードサーバ」という。)11が接続されている。また、携帯電話通信網10には、ダウンロードサーバ11のほか、Webサーバ12や、図示しない情報提供サーバ、位置登録サーバ、メールサーバ等も接続されている。なお、これらサーバは単一のサーバで構成してもよい。また、これらのサーバは、互いに異なる構成を有する専用の制御装置として構成してもいいし、汎用のコンピュータシステムを用いて構成してもよい。また、各サーバは、1台のコンピュータで構成してもいいし、複数の機能をそれぞれ受け持つ複数台のコンピュータをネットワークで結んで構成してもよい。
ダウンロードサーバ11は、携帯電話機20からのダウンロード要求を受け付けると、その要求に係るアプリケーションプログラムを携帯電話機20に対して送信する。また、Webサーバ12は、携帯電話機20からの閲覧要求を受け付けると、その要求に係る閲覧画面であるWebページ画面を携帯電話機20に対して送信する。
ダウンロードサーバ11から提供されるアプリケーションプログラムは、アプリケーションプログラムの開発元2から提供される。具体的には、例えば、アプリケーションプログラム開発元2側のパーソナルコンピュータ等から、専用回線や公衆回線を介してダウンロードサーバ11にアップロードして提供する。なお、開発したアプリケーションプログラムを記録した光ディスクや磁気ディスク等の記録媒体を、アプリケーションプログラム開発元2からダウンロードサーバ11を管理・運営する通信事業者に送り、その記録媒体内のアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11で読み取るようにして、提供してもよい。このようにして提供されたアプリケーションプログラムは、携帯電話機20から携帯電話通信網10を介してダウンロード可能な状態でダウンロードサーバ11に登録される。
上記位置登録サーバは、各携帯電話機20の位置している現在位置の情報すなわち各携帯電話機20が位置している位置登録管理エリアの位置情報を登録して管理するサーバである。この位置登録管理エリアは、各携帯電話機20と無線通信する基地局が管轄する一つのセルからなるエリアであっていいし、隣接する複数のセルを一つのグループとして管理されるエリアであってもよい。一つの位置登録管理エリアの典型的なサイズは数km〜数百mである。上記位置登録サーバに対する各携帯電話機20の位置登録は、電源ON時に、定期的に、及び携帯電話機20が位置するセルが変わるたびに行われる。
上記情報提供サーバは、各位置登録管理エリアの基地局を介して、所定の通信チャンネルによって地域情報、該当する位置登録管理エリアの位置情報(緯度、経度、住所)、コンテンツ情報等の各種情報を配信する。このように各種情報が送信されている通信チャンネルについて、携帯電話機20が所定のタイミングで受信動作を実行することにより、その通信チャンネルで送信されている情報を取得し情報記憶手段としての内部メモリーに保存することができる。各通信チャンネルに対する受信動作は、予め初期設定で設定されているタイミングや、利用者が設定したタイミングで実行することができる。この受信動作は定期的に実行してもいいし、不定期に実行してもよい。
上記メールサーバは、各携帯電話機20から送信されたメールのデータを次のメールサーバに転送したり、各携帯電話機20宛に送られてきたメールを受信して保存・管理し、各携帯電話機20からのメール取得要求に応じて受信メールのデータを各携帯電話機に送信したりする。
図2及び3は携帯電話機20の外観図であり、図4は、その携帯電話機20のハードウェア構成を示す概略構成図である。この携帯電話機20は、操作部220と表示部221とがアーム部222で連結された構造を有している。表示部221は、利用者が操作することにより図2の縦向きからA方向に90度回転させ、図3に示すように横向きにできるように回転可能に構成されている。また、携帯電話機20は、図4に示すようにシステムバス200、CPU201、RAM202やROM203等からなるデータ記憶手段、入力装置204、出力装置205、携帯電話通信網用通信装置206及び表示部回転センサ207を備えている。CPU201やRAM202等の構成要素は、システムバス200を介して、互いに各種データや後述のプログラムの命令等のやり取りを行っている。上記入力装置204は、データ入力キー(テンキー、*キー、#キー)21、通話開始キー22、終話キー23、スクロールキー24、多機能キー25、マイク26等から構成されている。上記出力装置205は、表示手段である液晶ディスプレイ(LCD)27、スピーカ28等から構成されている。
上記携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して他の携帯電話機や上述したサーバ11等と通信するためのものである。この携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話機通信網10を介して他の携帯電話機とメールのやり取りを行ったり、携帯電話機通信網10からゲートウェイサーバを介して、インターネット等の外部の通信ネットワークに接続し、インターネット上での電子メールのやり取り等を行ったりするためのものである。更に、この携帯電話通信網用通信装置206は、携帯電話通信網10を介して、ダウンロードサーバ11が提供するアプリケーションプログラムをダウンロードしたり、現在位置の位置情報を含む配信情報を受信したりする情報受信手段としても用いられる。
また、上記ユーザー1が操作可能な上述のテンキー21、通話開始キー22、終話キー23等で構成されている操作部220を操作することにより、ユーザーは、携帯電話機20に対してURL等のデータを入力したり、電話着信の際に通話の開始及び終了を行ったり、アプリケーションプログラムの選択、起動及び停止を行ったりすることができる。また、ユーザーは操作部を操作することにより、上記ダウンロードサーバ11からアプリケーションプログラムをダウンロードして登録したり、登録したアプリケーションプログラムを選択して実行したりすることができる。また、ユーザーは操作部を操作することにより、携帯電話通信網10の情報提供サーバから受信した情報を表示することもできる。
上記液晶ディスプレイ(LCD)27やスピーカ28等からなる出力装置は表示部221に設けられ、携帯電話通信網10を介して受信したWebページ画面を液晶ディスプレイ(LCD)27に表示したり、携帯電話通信網10から情報を着信した旨をユーザーに報知したりするときに用いられる。具体的には、その情報を着信すると、出力部の液晶ディスプレイ(LCD)27に着信報知画像を表示したり、スピーカ28から着信音を出力させたりする。また、出力部は、上記ゲーム等のアプリケーションプログラムの実行中に、そのプログラム実行に関連した画像の表示や音の出力に用いたり、情報提供サーバから受信した情報を表示したりするときにも用いられる。なお、上記スピーカ28は、通話中の音声を聞くための受話器用スピーカ(レシーバ)と、着信音や音楽などを出力する外部出力用スピーカとを別々に設けて構成してもいいし、これらの受話器用スピーカ及び外部出力用スピーカを兼用するように一つのスピーカで構成してもよい。
上記表示部回転センサ207は、表示部221が取り付けられているアーム部222に設けられ、マイクロスイッチなどによって表示部221の回転を検知する。
図5は、本実施形態に係る携帯電話機20の主要部を抽出して示した機能ブロック図であり、図6は、その携帯電話機20におけるソフトウェア構造の説明図である。この携帯電話機20は、アプリケーションプログラム実行管理手段(アプリケーションプログラム実行管理部)211と、画像を表示する表示手段212と、表示手段212を制御する表示制御手段213と、表示手段の212の画面の回転を検知する画面回転検知手段214とを有している。これら複数の手段のうち、表示手段212、表示制御手段213及び画面回転検知手段214は、携帯電話機のネイティブ側の電話機プラットフォーム210内に設けられている。また、携帯電話機20は、CPU等からなるハードウェア上で所定のプログラムを実行することにより、アプリケーションプログラム実行管理手段211及び表示制御手段213の各機能を実現している。
上記アプリケーションプログラム実行管理手段211は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202等で構成されている。このアプリケーションプログラム実行管理手段211は仮想マシンとも呼ばれ、図6のソフトウェア構造上において中央の「プログラム実行環境」に対応している。アプリケーションプログラム実行管理手段211は、オブジェクト指向プログラミングで開発されたアプリケーションプログラムに利用されるクラスライブラリ、実行環境管理ライブラリ、アプリケーション管理等のソフトウェアを提供し、アプリケーションプログラムの実行環境を管理する。
ここで、アプリケーションプログラムは、クラスライブラリAPI(アプリケーションインターフェース)を介して上記プログラム実行環境内にある関数等のクラスライブラリを呼び出して使用できるようになっている。この関数等のクラスライブラリの呼び出しの履歴は、アプリケーションプログラムの仮想的な実行環境(仮想マシンVM)が終了するまで保持される。
また、プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリは、電話機プラットフォームAPIを介して後述の電話機プラットフォーム内の電話機プラットフォームライブラリを呼び出して使用できるようになっている。
上記表示手段212は、液晶ディスプレイ(LCD)27で構成され、各種画像を表示することができる。例えば、移動体通信端末内の内部メモリ(RAM202)に保存されている画像データや、メモリーカード29などの外部記憶装置に保存されている画像データに対応する画像を表示することができる。また、撮像デバイス208で撮影した画像や、携帯電話通信網10を介してアクセス可能なWebサーバ12等に保存されている画像データに対応する画像を表示することもできる。さらに、アプリケーションプログラム実行管理手段211で実行しているアプリケーションプログラムに組み込まれている画像データに対応する画像を表示することもできる。
上記表示制御手段213は、上述のシステムバス200、CPU201やRAM202等で構成されている。この表示制御手段213は、アプリケーションプログラム実行管理手段211から受けた画像表示指令に基づいて、画像を構成する各描画要素を所定の描画方向で表示手段212に表示する。この描画方向などを指定する画像表示指令は次のように生成される。例えば、アプリケーションプログラム実行管理手段211でアプリケーションプログラムを実行開始するときに、アプリケーションプログラムの本体ファイルとともにプロパティファイルであるJAD(Java Application Descriptor)ファイルを読み込み、そのJADファイルに記述されている属性情報に基づいて、アプリケーションプログラムの実行開始時における初期状態を設定するように上記画像表示指令が生成される。また、アプリケーションプログラム実行管理手段211で実行されているアプリケーションプログラムの実行中は、そのアプリケーションプログラム本体に記述されているコマンドに基づいて上記画像表示指令が生成される場合もある。
上記画面回転検知手段214は、上述の表示部回転センサ207等で構成され、上記表示手段212の画面の回転を検知する。この検知結果は、電話プラットフォームのイベントとして、アプリケーションプログラム実行管理手段211に通知される。このイベントをトリガーとして上記画像表示指令が生成される場合もある。また、画面回転検知手段214の検知結果が表示制御手段213に直接送られて表示手段212の制御に用いられる場合もある。
また、本実施形態の携帯電話機は図示しない主制御部を備えている。この主制御部は上記CPU201、RAM202、ROM203等で構成され、アプリケーションプログラム実行管理手段211や他の各部との間で制御命令や各種データのやりとりを行い、これらと協働して制御を行う。また、主制御部は、図6のソフトウェア構造上において最下部の「電話機プラットフォーム」にあり、上記電話通信等を制御するための制御用プログラムやユーザインターフェースを実行したり、電話機プラットフォームライブラリを提供したりする。この電話機プラットフォームは、上記プログラム実行環境内の実行環境管理ライブラリに対してイベントを送ることによりアプリケーションプログラムにおける各種処理を実行したり、アプリケーション管理APIを介して上記プログラム実行環境内のアプリケーション管理のソフトウェアを呼び出して使用したりできるようになっている。
携帯電話機20を所定の手順に従って動作させる電話機プラットフォームを構築するための制御用プログラムは、RAM202やROM203に記憶されている。また、基本OS(オペレーティングシステム)のプログラムや、上記プログラム実行環境を構築するためのプログラム及びアプリケーションプログラムも、RAM202やROM203に記憶されている。そして、これらのプログラムは、必要に応じてCPU201やRAM202中の作業エリアに呼び出されて実行される。
上記構成の携帯電話機20において、ダウンロードサーバ11からアプリケーションプログラムをダウンロードするときは、ユーザー1は、操作部のキーを操作して、ダウンロードサーバ11にアクセスする。これにより、ダウンロード可能なアプリケーションプログラムを選択するためのダウンロード選択画面がディスプレイ27上に表示される。そして、そのダウンロード選択画面において、ユーザーが希望するアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、主制御部が携帯電話通信網用通信装置206を制御して、そのアプリケーションプログラムをダウンロードサーバ11からダウンロードする。
具体的に説明すると、本実施形態において、アプリケーションプログラムは、プロパティ情報を格納したJADファイル(テキストデータ)とプログラム本体であるJARファイル(バイナリデータ)とからなる。JADファイルには、アプリケーション名、アプリケーションのバージョン、アプリケーションのベンダー名、JARファイルが保存されているURLデータなどの基本データのほか、当該アプリケーションプログラムが認証済みのものか、当該アプリケーションプログラムがネットワークに接続した状態で使用されるものか、当該アプリケーションプログラムが常駐型のものであるかなどの設定データが含まれている。また、このJADファイルには、当該アプリケーションプログラムに関する関連情報を公開している公式WebページのURL(配信元アドレスデータ)も含まれている。そして、上記ダウンロード選択画面においてユーザーが希望するアプリケーションプログラムが選択されると、アプリケーションプログラムのうちJADファイルだけをダウンロードする。その後、主制御部は、そのJADファイルの中から、JARファイルが保存されているURLデータを読み出し、そのURLにアクセスし、JARファイルをダウンロードする。このようにしてダウンロードされたJADファイル及びJARファイルからなるアプリケーションプログラムは、主制御部により、RAM102に記憶される。
このようにしてダウンロードしたアプリケーションプログラムを実行する場合、ユーザー1は、操作部のキーを操作して、実行するアプリケーションプログラムを選択するためのアプリケーション選択画面をディスプレイ27上に表示させる。そして、そのアプリケーション選択画面において、ユーザーが希望するアプリケーションプログラムをスクロールキー24を用いて選択し、多機能キー25を押下すると、上記アプリケーションプログラム実行管理手段(アプリケーションプログラム管理部)211は、JARファイルを読み出してアプリケーションプログラムを起動する。このとき、必要に応じて、JADファイルの設定データを参照し、その設定データに従った処理動作を行う環境を設定する。また、アプリケーションプログラム実行中に特定の処理動作を行う際、その処理動作に関するJADファイルの設定データを参照し、そのアプリケーションプログラムに適した処理動作を行うようにする。アプリケーションプログラムとしては、操作部の各種キーを操作してゲーム等を楽しむアプリケーションプログラムのほか、ディスプレイ27上に3次元動画からなる待ち受け画面を表示させたりする常駐型のアプリケーションプログラムなど、あらゆるアプリケーションプログラムが含まれる。
図7(a)及び(b)はそれぞれ、上記アプリケーションプログラムで指定する画面上の文字(描画要素)の描画方向の例を示す説明図である。図7(a)の縦画面モードの表示例では、画面301の例えば図中の下側の仮想基準線300に対して平行な描画方向Bに沿って文字が横書きで印字されるように表示制御されている。一方、図7(b)の縦画面モードの表示例では、画面302の仮想基準線300に対して直交する描画方向Cに沿って文字が縦書きで印字されるように表示制御されている。なお、図7(a)及び(b)の例の場合、各画面301、302の仮想基準線300が下側に位置する状態で利用者が画面を見ていることを前提として、画面に描画する文字の向きが制御される。この文字の向きは、表示制御手段213が自律的に制御してもいいし、表示制御手段213がアプリケーションプログラム実行管理手段211からの指令に基づいて制御してもよい。
図8(a)及び(b)はそれぞれ、画面を90度回転させる画面回転の前後におけるアプリケーションプログラムで指定する画面上の文字(描画要素)の描画方向の例を示す説明図である。この例の場合の描画方向は、JADファイルに記述されている属性情報の1つであるMIDxlet-WideScreenで次のように指定できる。例えば、図8(a)の縦画面モードでは、MIDxlet-WideScreenの属性の値として、縦向き画面に対応する「N」(デフォールト値)が記述される。一方、図8(b)の横画面モードでは、MIDxlet-WideScreenの属性の値として、横向き画面に対応する「Y」が記述される。図8(a)の縦画面モードの表示例では、画面303の仮想基準線300に対して平行な描画方向Dに沿って文字が横書きで印字されるように表示制御されている。一方、図8(b)の横画面モード(ワイド画面モード)の表示例では、画面304の仮想基準線300に対して直交する描画方向Eに沿って文字が横書きで印字されるように表示制御されている。なお、図8(a)の場合は、画面303の仮想基準線300が下側に位置する状態で利用者が画面を見ていることを前提として、画面に描画する文字の向きが制御される。そして、図8(b)の場合は、画面304の仮想基準線300が右側に位置する状態で利用者が画面を見ていることを前提として、画面に描画する文字の向きが制御される。この文字の向きは、表示制御手段213が自律的に制御してもいいし、表示制御手段213がアプリケーションプログラム実行管理手段211からの指令に基づいて制御してもよい。
図9(a)及び(b)はそれぞれ、画面を上下2分割した場合の画面上の文字(描画要素)の描画方向の例を示す説明図である。各画面305、306の上画面305U、306Uには、アプリケーションプログラムの内容に応じて生成された画像表示指令に基づいてアプリケーション画像を表示される。一方、各画面305、306の下画面305L、306Lには、ネイティブ側の電話機プラットフォームに組み込まれている文字入力用のFEP(フロントエンドプロセッサ)を用いて利用者が入力した文字情報が表示される。この下画面305L、306Lの表示は、FEPからの指令に基づいて表示制御手段213により制御される。図9(a)の画面305では、上画面305Uのアプリケーション画面及び下画面305LのFEP画面の両方とも、描画方向が仮想基準線300と平行な横方向Fに制御されている。一方、図9(b)の画面306では、上画面306Uのアプリケーション画面の描画方向が仮想基準線300に直交する縦方向Gに制御され、下画面305LのFEP画面の描画方向が仮想基準線300に平行な横方向Hに制御されている。
なお、上記図7〜9では、アプリケーションプログラムに基づいて画像が表示されるアプリケーション画面に、アプリケーションプログラムによって指定された文字や利用者が入力した文字を表示する場合について説明したが、描画方向を指定する描画要素は文字以外でもよい。例えば、ゲームアプリケーションプログラムの場合のように、画面中を移動するキャラクタ、飛行機、ミサイル等の移動オブジェクトを、アプリケーションプログラムによって指定された描画方向に描画するように制御してもよい。
以上、本実施形態によれば、アプリケーションプログラムに応じて文字や移動オブジェクト等の描画要素を適切な描画方向で描画することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、JAVA(登録商標)等のプログラム言語を用いたプラットフォームに依存しないオブジェクト指向のプログラミングで開発されたアプリケーションプログラムを実行できる携帯電話機について説明したが、本発明は、携帯電話機で実行するアプリケーションプログラムの種類に限定されることなく適用でき、同様な効果が得られるものである。
また、本発明は、携帯電話機に限定することなく、アプリケーションを実行可能な様々な移動体通信端末に適用することができる。すなわち、本発明における「移動体通信端末」としては、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communication)方式、TIA(Telecommunications Industry Association)方式等の携帯電話機、IMT(International Mobile Telecommunications)−2000で標準化された携帯電話機、TD−SCDMA(Time Division Synchronous Code Division Multiple Access)方式の一つであるTD−SCDMA(MC:Multi Carrier)方式の携帯電話機、PHS(Personal Handyphone System)、自動車電話機、固定電話機等の通話機能を有する電話機が挙げられる。また、この「移動体通信端末」としては、上記電話機のほか、通話機能を有するPDA(Personal Digital Assistance)等の通信端末も挙げられる。
また、上記移動体通信端末における処理・制御は、それらに設けられたコンピュータで所定のプログラムを実行することによって実現することもできる。このコンピュータで用いるプログラムの受け渡しは、デジタル情報としてプログラムを記録したFD,CD−ROM等の記録媒体を用いて行なってもいいし、コンピュータネットワーク等の通信ネットワークを用いて行なってもよい。
本発明の実施形態に係る携帯電話機を用いた移動体通信システムの主要部を示す説明図。 携帯電話機の画面を回転させる前の外観図。 携帯電話機の画面を回転させた後の外観図。 携帯電話機のハードウェア構成を示す概略構成図。 携帯電話機の主要部を抽出して示した機能ブロック図。 携帯電話機におけるソフトウェア構造の説明図。 (a)及び(b)はアプリケーションプログラムで指定する画面上の文字(描画要素)の描画方向を例示する説明図。 画面を90度回転させる画面回転の前後におけるアプリケーションプログラムで指定する画面上の文字(描画要素)の描画方向を例示する説明図。 画面を上下2分割した場合の画面上の文字(描画要素)の描画方向を例示する説明図。
符号の説明
10 携帯電話通信網
20 携帯電話機
210 電話機プラットフォーム
211 アプリケーションプログラム実行管理手段
212 表示手段
213 表示制御手段
214 画面回転検知手段

Claims (9)

  1. 画像を表示する表示手段と、該表示手段の画面に表示する画像の一部を構成する描画要素を該画面の所定方向に連続的に描画するように該表示手段を制御する表示制御手段とを備え、該表示手段への画像表示を伴うアプリケーションプログラムを実行可能な移動体通信端末であって、
    上記表示制御手段は、上記アプリケーションプログラムによって指定された描画方向に上記描画要素を描画するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  2. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記描画要素は、その中心を基準した回転位置が互いに異なる複数の向きに描画可能であり、
    上記表示制御手段は、上記アプリケーションプログラムによって指定された向きに上記描画要素を描画するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  3. 請求項2の移動体通信端末において、
    上記描画要素の向きは、上記アプリケーションプログラム自体に記述されているコマンド又は上記アプリケーションプログラムのプロパティファイル中の属性情報で指定されていることを特徴とする移動体通信端末。
  4. 請求項1の移動体通信端末において、
    上記描画要素は、その中心を基準した回転位置が互いに異なる複数の向きに描画可能であり、
    上記表示制御手段は、上記移動体通信端末を操作する利用者が上記表示手段の画面を見たときに上記描画要素の上下が適切になる向きに上記描画要素を描画するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  5. 請求項1、2、3又は4の移動体通信端末において、
    上記描画要素の描画方向は、上記アプリケーションプログラム自体に記述されているコマンド又は上記アプリケーションプログラムのプロパティファイル中の属性情報で指定されていることを特徴とする移動体通信端末。
  6. 請求項1、2、3、4又は5の移動体通信端末において、
    上記描画要素は、上記アプリケーションプログラムによって指定された文字又は利用者が入力した文字であることを特徴とする移動体通信端末。
  7. 請求項1、2、3、4又は5の移動体通信端末において、
    上記描画要素は、上記アプリケーションプログラムによって指定された、上記表示手段の画面中の移動オブジェクトであることを特徴とする移動体通信端末。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の移動体通信端末において、
    上記表示手段の画面の回転を検知する画面回転検知手段を備え、
    上記アプリケーションプログラムは、上記画面回転検知手段が上記画面の回転を検知した場合に上記描画要素の描画方向の切り換えを指示する指令を発するものであり、
    上記表示制御手段は、上記指令に基づいて上記描画方向を切り換えて上記描画要素を描画するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
  9. 請求項1、2、3、4、5、6又は7の移動体通信端末において、
    上記表示手段の画面の回転を検知する画面回転検知手段を備え、
    上記表示制御手段は、上記画面回転検知手段の検知結果に基づいて上記描画方向を切り換えて上記描画要素を描画するように制御することを特徴とする移動体通信端末。
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