JP2008041286A - メモリーカード用コネクタ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/72Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures
    • H01R12/722Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits
    • H01R12/725Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits containing contact members presenting a contact carrying strip, e.g. edge-like strip

Abstract

【課題】 誤挿入防止突起部を備えたメモリーカード用コネクタの提供。
【解決手段】 対向して設けるハウジング本体2とメタルプレート3とによってカード収容空間8を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口4を形成し、カード挿入口4と対向するハウジング基部21にはメモリーカードMCのカードパッド部MC2と接触することで電気的に接続させるコンタクト5を複数並設するメモリーカード用コネクタ1において、
カード挿入口4と対向する側のメタルプレート3には、メタルプレート3の一部を突出させる突起部7を形成し、突起部7がカード挿入口4側を切欠させるかまたはカード挿入口4側とハウジング基部21側を切欠させてカード収容空間8側へ突設させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、メモリーカード用コネクタにかかる。詳細には、メモリーカード挿入時に、メモリーカードを所定位置で停止可能なメモリーカード用コネクタ、あるいは、上下逆での挿入を防止するための逆挿し防止構造を有するメモリーカードに対応して逆挿しを防止可能なメモリーカード用コネクタに関する。
メモリーカード用コネクタは、メモリーカードが挿入されると、コネクタ内部に設けるコンタクトとメモリーカードに設けられているカードパッド部とが電気的に接続され、この適切な接続が成された位置より深くメモリーカードを挿入できないようにメモリーカードの挿入側端部とメモリーカード用コネクタに設ける突出部とが当接する構成のものがあった。
また、メモリーカードではカードパッド部とコンタクトとが適切に接続されなければならないので、メモリーカードの挿入方向は一義的に決まっている。この挿入方向を誤ると、挿入時にメモリーカードの挿入側先端がメモリーカード用コネクタのコンタクトを破損してしまうので、メモリーカードの誤挿入を防止しなければならない。そこで、メモリーカードの上下逆での挿入を防止するために、逆方向で挿入されたメモリーカードの挿入側先端と当接する突起部を設けて誤挿入を防止する構成のものがあった。
そして、一般にメモリーカード用コネクタは、メモリーカードが挿入されるカード挿入部を凹状に形成し一方の端部にコンタクトが設けられるハウジングと、ハウジング上面を覆いハウジングの凹状部分との間にカード挿入空間を形成するプレートとからなる。
このようなメモリーカード用コネクタでは、挿入されたメモリーカードと当接する突起部は、ハウジングに設けるか、プレートに設けることとなる。
該突起部をハウジングに設ける場合には、従来例1のプレートを取外した状態を示す図7に表すように、メモリーカード用コネクタ100のハウジング101の一端に密集して並設されているコンタクト102付近であるA部に設けることとなるので、突起部となるリブを設けるスペースを確保するためにコンタクト102の形状が限定されてしまうという問題点があった。また、ハウジング101は樹脂からなるので、メモリーカードの抜き差しを何度も行うことでリブが摩耗してしまい耐久性や強度的に問題があった。
他方、ハウジングと係止させるプレートは、金属板からなるので、強度的にはハウジングより優れている。そこで、プレートを利用してメモリーカードの挿入位置を規制するものもあった。
プレートに突起部を設ける例としては、『カード用コネクタ』(特開2004-127731、以後従来例2という)がある。
従来例2は、『(請求項1)複数の端子が並列して装着された絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングの少なくとも一部を覆うように設けられたメタルシェルとを備え、
絶縁ハウジングとメタルシェルが共同して形成したカード受入空洞に、前記端子のコンタクト片を臨ませて、カード受入空洞に挿入されたカードの接点に係合するようにしたカード用コネクタにおいて、
前記メタルシェルは、カード受入空洞に挿入されたカードの接点が並列して設けられた面と対向する覆い板部を有し、この覆い板部を切り起こして断面U字状に成形された誤挿入防止用突部がカード受入空洞内に突出させてあり、カード受入空洞にカードを挿入した時、カードの接点が並列して設けられた面内に形成した進入溝に進入するようにしてあることを特徴とするカード用コネクタ。』他からなる
そして従来例2は、図8および図9に表すように、従来例1同様、絶縁ハウジング202とプレートであるメタルシェル203とによってカード受入空洞204を形成し、カード受入空洞204のカード挿入口241と対向側の絶縁ハウジング202に端子201を複数並設してなる。端子201の一端はハウジング202の外部に位置させ、他端はカード受入空洞204内にコンタクト片212として臨ませてある。
また、メタルシェル203には、平面視でコンタクト片212側部位置に、誤挿入防止用突部235を設けてある。誤挿入防止用突部235は、図9に表すように、メタルシェル203の一部を切り起こしてU字状に形成してある。従って、誤挿入防止用突部235は片持ち状に形成されている。
205はメモリーカードであり、メモリーカード205の一端に端子201のコンタクト片212と接触されて電気的に接続される接点252を設けてある。そして、メモリーカード205は、接点252側側部の一方を矢示Bのように切り欠いて切欠部500を設けてある。
そして、メタルシェル203に設けた誤挿入防止用突部235は、メモリーカード205をカード受入空洞204内に挿入した際の切欠部500の位置に設けてある。これによって、メモリーカード205の左右を逆に(表裏を逆に)挿入した際には、誤挿入防止用突部235にメモリーカード205の先端が当接して、メモリーカード205が誤挿入防止用突部235より先へは挿入できなくなる。
従来例2は、メモリーカード205の挿入方向が間違っている場合にはメモリーカード205を挿入できなくするための誤挿入防止を目的としているが、誤挿入防止用突部235をメモリーカード205が挿入される適正位置となるように設けることで、メモリーカード205の挿入位置を適正に保つこともできる。
特開2004-127731号公報
しかしながら、従来例1では、使用者がメモリーカードMCを挿入し、メモリーカードMCのカードパッド部MC1がコンタクト102と接触した状態でメモリーカード用コネクタ内に装着状態となる。この時、メモリーカードとハウジング101に設けたリブとが当接してメモリーカードの挿入位置が規定されることとなるが、前記したとおり、ハウジングに設けたリブは、ハウジング101の一端に密集して並設されているコンタクト102付近であるA部に設けることとなるので、スペースを確保するのが困難であるという問題点を有した。そして、仮にこのスペースを確保するためにはコンタクト102をスペース確保が可能な形状にしなければならずコンタクト102の形状が限定されてしまうという問題点があった。また、リブを設けて用いたとしても、ハウジング101の素材が樹脂であることから、メモリーカードの抜き差しに伴う当接を繰り返すこととなるので、リブが耐摩耗性、耐久性、および、強度に問題を生じてしまう場合があった。
また、従来例2では、プレートであるメタルシェル203が金属板からなるので、絶縁ハウジング202に比して強度等は良好となるが、メタルシェル203の厚みは0.6mm等と薄いので、プレートであるメタルシェル203を切り欠いて片持ち支持状態に設ける誤挿入防止用突部235は、やはり繰返しメモリーカード205と当接されると、支持部分に繰返し荷重により劣化が発生し、誤挿入防止用突部235が破損してしまうというような問題が発生してしまう。勿論、メタルシェル203の厚みを増せば良いが、メタルシェル203を厚くするのでは、部品コストが嵩む等の問題点が発生してしまう。そして、誤挿入防止用突部235として設ける場合には、誤った方向で挿入された場合のみ誤挿入防止用突部235にメモリーカード205が当接することとなるが、メモリーカード205の挿入位置を適正に保つために用いる場合には、メモリーカード205挿入時には必ず誤挿入防止用突部235と当接することとなり、誤挿入防止用突部235が破損してしまうというような問題点は更に深刻化することとなる。
更に、切り起こした誤挿入防止用突部235は、メモリーカードの先端と当接する部分が小さいので、メモリーカードの先端を摩耗させたり破損させたりするという問題点を有する。
そして、誤挿入防止用突部235の機械的強度をメタルシェル203の厚みを増さずに大きくしたり、メモリーカードの先端が破損しないようにするには、誤挿入防止用突部235を大きく切り起こすことが考えられるが、この場合には、メタルシェル203の表面積が減少してしまい、メタルシェル203そのものの機械的強度が低下してしまうという問題点を有した。
そこでこの発明では、メモリーカードの挿入位置を適正に保つことが可能な、あるいは、誤挿入された場合にメモリーカードの挿入を阻止することが可能なメモリーカード用コネクタとして、
対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、突起部がカード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させてカード収容空間側へ突設されることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
を提供する。従ってメモリーカード用コネクタでは、突起部が切り起こした形状ではなく、カード挿入口側の一方のみが切り欠かれて突出させた形状、あるいは、カード挿入口側とハウジング本体側とを例えば平行に切り欠いて該切り欠かれて突出させた形状にしている。従って突出部は、カード挿入口側以外の各部がメタルプレートと一体に型押成形等によって形成されるか、切欠部以外の二方がメタルプレートと一体に型押し成形等によってビート状に成形される。そして、この切り欠かれて突出された切欠部がメモリーカードと当接するので、メモリーカード当接時の負荷に耐える。
また、メモリーカードを逆方向に挿入した際に誤挿入を防止可能なメモリーカード用コネクタとしては、
対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、
突起部は、カード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させて設け、突起部の突設位置はメタルプレートのカード収容空間側であって、カード収容空間へメモリーカードを正常に挿入した際にメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入可能であり、且つ、カード収容空間へメモリーカードを誤挿入した際にはメモリーカードの挿入側先端とコンタクトとが接触する以前にメモリーカードの挿入側先端が突起部と当接する位置であることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
を提供する。従って、このメモリーカード用コネクタでは、前記同様の形状の突出部が、メモリーカードのパッド部に形成されるパッド溝に侵入可能に位置されるように形成される。従って、メモリーカードを正常な状態にカード挿入口から挿入した際には、突出部がパッド部に形成されたパッド溝に入り込むので、メモリーカードは所定の位置まで挿入されてコンタクトとカードパッド部とが正常に電気的に接続される。また、メモリーカードを表裏逆に挿入すると、カードパッド部のパッド溝がメタルプレートとは反対側に開口された状態となるので、突起部がパッド溝に侵入せず、メモリーカードの挿入側先端に当接してしまい、突起部より先への挿入を防止するので、逆方向での挿入を阻止する。
従って、この発明によれば、メタルプレートに突設した突起部は、その一方あるいは二方が切欠され、他の部分がメタルプレートと一体のままなので、機械的強度を充分に得ることができるという効果を有する。
また、メタルプレートと一方のみが一体となるように切り起こした状態の従来例2では、切り起こし量を増やすと、メタルプレートの表面積が減少しメタルプレートの機械的強度が低下するが、この発明では、突起部を増やしても、少なくとも突起部の両端がメタルプレートと一体となっているため、メタルプレートの機械的強度がさほど低下することがないという効果を有する。
そして、この発明では、突起部がメタルプレートの機械的強度をさほど低下させないことから、突起部を複数設けることや、大きく設けることもでき、メモリーカードの先端と当接した際の当接部分を広範囲とできるので、メモリーカードの先端の一部のみに大きな力が加わることを防止することも可能となり、メモリーカードの先端の破損を防止可能であるという効果を有する。
ハウジング本体にメタルプレートを係止することでメモリーカードを収容可能なカード収容空間を内部に設けた本体を構成する。本体の一方端はカード挿入口として開口していおり、カード挿入口と対向する端部はハウジング本体の基端部でありハウジング基部を形成する。
ハウジング基部には、コンタクトが複数並設固定される。コンタクトは中間部がハウジング基部に固定されており、中間部から延設される両端のうち一方端はカード挿入口側へ突出してハウジングのカード収容空間内に位置され接点部を形成しメモリーカードのカードパッド部と電気的に接続可能にばね力を持って構成する。また他端は、コネクタ外部へ位置されて基板等の電子部材と電気的に接続可能に構成される。
ハウジング本体のメモリーカード挿脱方向と平行な側面には、該側面に進退可能であり、挿入されたメモリーカード側へ付勢力を持って突出しているハーフロック機構を設ける。このハーフロック機構は、中間部が突出するように折曲された板ばねからなり、中間部の突出がメモリーカードに設けられるハーフロック凹部と係止可能なハーフロック係止部を構成する。そしてハーフロック機構は、押圧されることで該側面内へ移動しメモリーカードの挿脱を行わせるが、メモリーカードのハーフロック凹部に係止することで、作業者による着脱時のような力が加わらない限りハーフロック凹部との係止が解除されない。
メタルプレートには、突出させた突起部である誤挿入防止用突部をカード収容空間側に設け、メタルプレートの挿入口と対向するハウジング基部側で、コンタクトよりカード挿入口側に位置させる。該誤挿入防止用突部は、メタルフレームに設けたメモリーカード挿脱方向に平行な2本の切欠部によって両端が支持された状態でプレス加工によってビート形状に突出形成される。従って、該誤挿入防止用突部は、メモリーカード挿脱方向に切欠部があり、切欠部の両端で支持された状態となる。そして、誤挿入防止用突部は、メモリーカード用コネクタのカード収容空間へメモリーカードが正常に挿入された際には誤挿入防止用突部がメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入可能であり、且つ、カード収容空間へメモリーカードを誤挿入した際にはメモリーカードの挿入側先端とコンタクトとが接触する以前にメモリーカードの挿入側先端が誤挿入防止用突部と当接する位置となるように設ける。
このように構成するメモリーカード用コネクタにおいて、メモリーカードがカード挿入口から正常な方向で挿入されると、誤挿入防止用突部がメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入し、誤挿入防止用突部がメモリーカードと緩衝することなく、やがてコンタクト接点部がカードパッド部へ乗り上げてカードパッド部を押圧しながら摺動移動される。
他方、メモリーカードがカード挿入口から表裏逆等の異常な状態で挿入されると、メモリーカードの挿入側端部にはパッド溝が存在しないので、挿入されたメモリーカードの挿入側端部がコンタクトに到達する前に誤挿入防止用突部に当接する。これにより、メモリーカードは、当接位置より深く挿入できない。
以下にこの発明の実施例を、図面に基づき説明する。図1はこの発明の実施例を表す斜視説明図であり、図2はメタルプレートを取外した状態の実施例を表す斜視説明図であり、図3はメモリーカードMCを表す斜視説明図で(a)はメモリースティックを表し(b)は他のメモリーカードを表す。図4はカード収容空間側から視た突起部を表す斜視説明図であり、図5(a)は正常な方向にメモリーカードを挿入した状態を表すメタルプレートの外からカード収容空間側を視た斜視透視説明図であり同(b)は表裏逆にメモリーカードを挿入した状態を表すカード収容空間からメタルプレート側を視た斜視説明図であり、図6は他の誤挿入防止突起部を表す説明図である。
1はこの発明に係るメモリーカード用コネクタである。メモリーカード用コネクタ1(以下、単にコネクタ1という。)は、本体を構成するハウジング本体2とメタルプレート3とを係止させて筐体構造をなし、内部にカード収容空間8を形成してなる。
ハウジング本体2は、絶縁体である高分子樹脂によって成型されており、断面視コ字状に折曲されたメタルプレート3と係止する係止溝(図示せず)によってメタルプレート3が上面に覆い被さるように固定される。ハウジング本体2およびメタルプレート3とで構成する本体の一方は開口しており、メモリーカードを挿入するカード挿入口4を形成している。更に、カード挿入口4と対向する端部は、図2に表すように、ハウジング基部21を形成して複数のコンタクト5が固定される。またハウジング基部21の両端からは、カード挿入口4側へ延設した側縁部22を設ける。従って、カード挿入口4から挿入されるメモリーカードMCは、側縁部22に案内されながら挿入される。
ハウジング基部21に固定されるコンタクト5は図2に表すように、中間部をハウジング基部21に固定され中間部から延設する一端がメモリーカード用コネクタ1の外部へ位置されて接続端子部51を構成する。又、コンタクト5の中間部から延設する他端はカード挿入口4側へ突出してメモリーカード用コネクタ1のカード収容空間8内に位置され接点部52を形成しメモリーカードMCのカードパッド部MC2と電気的に接続可能に構成する。そして、接点部52は先端部が湾曲あるいは折曲されており、該折曲された接点部52の湾曲あるいは折曲された突部がカードパッド部MC2と接触圧をもって電気的な接続がなされ、この接続を良好に保持可能にばね力を持って構成する。
6はハーフロック係止部である。ハーフロック係止部6は、ハウジング本体2の一方の側縁部22に設ける。この一方の側縁部22は、メモリーカード用コネクタ1に挿入されたメモリーカードMCに設けるハーフロック溝部MC3と対向する側の側縁部22である。そして、ハーフロック係止部6は、中間部をV字状となるように突状に折曲して形成した係止突部61を設けた板ばねからなり、基端部62が側縁部22へ係止固定され、先端となる他端が揺動端63を形成する。そして、ハーフロック係止部6は基端部61を揺動中心として揺動可能であり、メモリーカードMCによって係止突部61を押圧されると、揺動するが、メモリーカードMC側へ常にばね力による付勢力を働かせる。
この実施例では、ハーフロック係止部6はメタルプレート3の一部を折曲部31から折曲してメタルプレート3と一体的に成形し、メタルプレート3とハウジング本体2とを係止する際にハウジング本体2に設ける溝と係止し、該係止した部分がハーフロック係止部6の基端部61となる。
ここで、メモリーカード用コネクタ1に挿入して用いるメモリーカードMCについて説明する。メモリーカードMCは、電気的な接続を行い他の機器等と情報交換あるいは信号授受を行うためのカードパッド部MC2がカード表面に露出されているカードであり、メモリースティックカード等である。そこで、図3に基づいてメモリーカードMCの構造を説明する。
メモリーカードMCは、カード表面MC1の一方端にカードパッド部MC2を露出してなる。このカードパッド部MC2は、メモリーカード用コネクタ1への挿入側端部MC6にカード表面MC1より全体に段差を設けて凹状に形成され、カードパッド部MC2から更に段差を設けて凹状に複数のパッド溝MC7が形成されて各パッド溝MC7に各接触部MC8が設けられている。接触部MC8は、メモリーカード用コネクタ1のコンタクト4と接触されて電気的な接続が成される端子である。パッド溝MC7は、挿入側端部MC6と平行に複数並設されるカードである。又、カード表面MC1の端部のうち、メモリーカード用コネクタ1への挿入時に側縁部22と対向する一方の端部には、ハーフロック側側面MC4まで連続する半円状の溝部MC3が形成される。この溝部MC3は、メモリーカード用コネクタ1に設けるハーフロック係止部6が係止される溝で半円形状に設けられており、ハーフロック係止部6と係止する位置でメモリーカードMCのカードパッド部MC2とコンタクト5の接点部とが接触保持状態となる。
尚、メモリーカードMCのカードパッド部MC2は、カードパッド部MC2全体がカード表面MC1より1段低い凹状に形成され、その形状から更に1段下がった状態でパッド溝MC7が形成されるが、図3(b)に表すように、カードパッド部MC2全体がカード表面MC1と段差が無く形成されており、パッド溝MC7がカード表面MC1より1段下がった凹状に形成されているものもある。
次いで、メモリーカード用コネクタ1のメタルプレート3に設ける誤挿入防止突起部7について説明する。
誤挿入防止突起部7は、図1および図4に表すように、メモリーカード用コネクタ1のハウジング基部21側であり、且つ、ハウジング基部21に設けたコンタクト5よりカード挿入口4側に位置し、カード収容空間8側に突設する。詳細には、誤挿入防止突起部7は、メタルプレート3をメモリーカードMC挿入方向に平行に並んで2箇所切欠した切欠部71によってメタルプレート3からカード収容空間8側へビート状に突起させて形成し、メモリーカードMCの幅方向となる両端がメタルプレート3と一体に連結した支持部72によって支持され、ビート部73がカード収容空間8側にメタルプレート3表面と平行に突出される。誤挿入防止突起部7は、メタルプレート3を成形するプレス加工時に同時に型押し加工によって形成される。
このように構成するメモリーカード用コネクタ1では、カード挿入口4からメモリーカードMCが正常な方向で挿入されると、やがてメモリーカードMCの挿入側端部MC6が挿入と共にハウジング基部21に近づく。すると、コンタクト5がメモリーカードMCのカードパッド部MC2へ乗上げるようにして押圧接触する。この時、誤挿入防止突起部7は、図5(a)に表すように、メモリーカードMCの表面MC1より凹状に窪んだカードパッド部MC2がメタルプレート3と対向する側に位置しているので、カードパッド部MC2に触れることなくメモリーカードMCが挿入される。
他方、図5(b)に表すように、メモリーカードMCの表裏を逆にして挿入した場合には、メモリーカードMCの挿入側端部MC6に設けたカードパッド部MC2がメタルプレート3とは逆側に位置することとなるので、メモリーカードMC挿入途中で誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6の先端と当接することとなる。これにより、メモリーカードMCは、コンタクト5に到達する前にその挿入が制限されて停止されるので、コンタクト5がメモリーカードMCの挿入側端部MC6によって破損されることが無い。
この実施例では、図1等に表すように誤挿入防止突起部7の幅が比較的狭いが、誤挿入防止突起部7が両端支持のビート状に形成されているため、メタルプレート3の機械的強度を低下させることがほとんど無いので、メモリーカードMCの幅方向にカードパッド部MC2の幅に亙って幅広に設けても良い。この場合には、メモリーカード誤挿入時に、誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6と広範囲に亙って当接するので、メモリーカードMCの損傷に対する安全性が向上する。
尚、実施例1では、メモリーカードMCは、図3(a)に表すように、カードパッド部MC2が表面MC1から一段窪んだ凹状に設けられ更にもう一段窪んだ凹状にパッド溝MC7が設けられている例であったが、メモリーカードMCによっては、図3(b)に表すようにカードパッド部MC2はカード表面MC1と同一面に有り、これから一段窪んだ凹状にパッド溝MC7が形成されているものもある。
このようなメモリーカードMCに対応するには誤挿入防止突起部7を、パッド溝MC7内に入り込むことが可能な幅に形成し、且つ、接触部に接触しないような突出量に突設する。そして、誤挿入防止突起部7を、挿入されるメモリーカードMCのパッド溝MC7と対向する位置に設ける。
従って、メモリーカードMCの正常挿入時には誤挿入防止突起部7がパッド溝MC7に入り込むので、正常な挿入位置までメモリーカードMCを挿入でき、コンタクト5とパッド溝MC7の接触部MC8とが接触して電気的な接続が成される。
他方、メモリーカードMCが表裏誤って挿入された場合には、実施例1同様に誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6と当接し、当接位置以上にメモリーカードMCが挿入できなくなる。
また、上記実施例では、誤挿入防止突起部7はメモリーカードMCの誤挿入時に、メモリーカードMCがコンタクト5と接触してコンタクト5を損傷しないように設けたが、誤挿入防止突起部7によってメモリーカードMCの正常挿入時の挿入最奥部位置を規定する位置決めに用いても良い。
この場合には、メモリーカードMCを最奥部まで挿入した状態の時に、図3に表すカードパッド部MC2とカード表面MC1との段差部MC9に、誤挿入防止突起部7が当接する位置に設ける。これにより、メモリーカードMCは誤挿入防止突起部7と当接してそれ以上挿入ができない位置まで挿入すると、自動的に最奥部の所定位置へ挿入完了となる。このようにすることで、メモリーカードMCの挿入側先端がメモリーカード用コネクタ1のハウジング基部21と当接しない位置で正常な挿入を完了できる。
尚、上記各実施例では、誤挿入防止突起部7を一箇所のみに設けたが、誤挿入防止突起部7が両端支持のビート状に形成されているため、メタルプレート3の機械的強度を低下させることがほとんど無いので、複数箇所に設けることも可能である。
また、上記各実施例では、誤挿入防止突起部7は、両端支持のビート状に設けたが、
図6に表すように、誤挿入防止突起部7のカード挿入口4側のみに切欠部71を設け、半球状に突出するように設けても良い。
上記のように構成するメモリーカード用コネクタは、コンピュータや携帯電話等の電子機器への利用が可能である。
この発明の実施例を表す斜視説明図 メタルプレートを取外した状態の実施例を表す斜視説明図 (a)はメモリースティックカードの斜視説明図(b)は他のメモリーカードカードの斜視説明図 カード収容空間側から視た突起部を表す斜視説明図 (a)は正常な方向にメモリーカードを挿入した状態を表すメタルプレートの外からカード収容空間側を視た斜視透視説明図、(b)は表裏逆にメモリーカードを挿入した状態を表すカード収容空間からメタルプレート側を視た斜視説明図 他の誤挿入防止突起部を表す説明図 従来例1を表す斜視説明図 従来例2のカード挿入状態を表す説明図 従来例2の部分斜視説明図
符号の説明
A プッシュバック量
D 塵や埃
MC メモリーカード
MC1 カード表面
MC2 カードパッド部
MC3 溝部
MC4 ハーフロック側側面
MC6 挿入側端部
MC7 パッド溝
MC8 接触部
1 メモリーカード用コネクタ
2 ハウジング本体
21 ハウジング基部
22 側縁部
24 壁部
25 案内溝
3 メタルプレート
4 カード挿入口
5 コンタクト
51 接続端子部
52 接点部
6 ハーフロック係止部
61 係止突部
62 基端部
63 揺動端
7 誤挿入防止突起部(突起部)
71 切欠部
72 支持部72
8 カード収容空間

Claims (2)

  1. 対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
    ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、突起部がカード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させてカード収容空間側へ突設されることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。
  2. 対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
    ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、
    突起部は、カード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させて設け、突起部の突設位置はメタルプレートのカード収容空間側であって、カード収容空間へメモリーカードを正常に挿入した際にメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入可能であり、且つ、カード収容空間へメモリーカードを誤挿入した際にはメモリーカードの挿入側先端とコンタクトとが接触する以前にメモリーカードの挿入側先端が突起部と当接する位置であることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。
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