JP2008041286A - メモリーカード用コネクタ - Google Patents
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- H01R12/725—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures coupling with the edge of the rigid printed circuits or like structures coupling devices mounted on the edge of the printed circuits containing contact members presenting a contact carrying strip, e.g. edge-like strip
Abstract
【解決手段】 対向して設けるハウジング本体2とメタルプレート3とによってカード収容空間8を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口4を形成し、カード挿入口4と対向するハウジング基部21にはメモリーカードMCのカードパッド部MC2と接触することで電気的に接続させるコンタクト5を複数並設するメモリーカード用コネクタ1において、
カード挿入口4と対向する側のメタルプレート3には、メタルプレート3の一部を突出させる突起部7を形成し、突起部7がカード挿入口4側を切欠させるかまたはカード挿入口4側とハウジング基部21側を切欠させてカード収容空間8側へ突設させる。
【選択図】 図1
Description
また、メモリーカードではカードパッド部とコンタクトとが適切に接続されなければならないので、メモリーカードの挿入方向は一義的に決まっている。この挿入方向を誤ると、挿入時にメモリーカードの挿入側先端がメモリーカード用コネクタのコンタクトを破損してしまうので、メモリーカードの誤挿入を防止しなければならない。そこで、メモリーカードの上下逆での挿入を防止するために、逆方向で挿入されたメモリーカードの挿入側先端と当接する突起部を設けて誤挿入を防止する構成のものがあった。
このようなメモリーカード用コネクタでは、挿入されたメモリーカードと当接する突起部は、ハウジングに設けるか、プレートに設けることとなる。
該突起部をハウジングに設ける場合には、従来例1のプレートを取外した状態を示す図7に表すように、メモリーカード用コネクタ100のハウジング101の一端に密集して並設されているコンタクト102付近であるA部に設けることとなるので、突起部となるリブを設けるスペースを確保するためにコンタクト102の形状が限定されてしまうという問題点があった。また、ハウジング101は樹脂からなるので、メモリーカードの抜き差しを何度も行うことでリブが摩耗してしまい耐久性や強度的に問題があった。
プレートに突起部を設ける例としては、『カード用コネクタ』(特開2004-127731、以後従来例2という)がある。
従来例2は、『(請求項1)複数の端子が並列して装着された絶縁ハウジングと、絶縁ハウジングの少なくとも一部を覆うように設けられたメタルシェルとを備え、
絶縁ハウジングとメタルシェルが共同して形成したカード受入空洞に、前記端子のコンタクト片を臨ませて、カード受入空洞に挿入されたカードの接点に係合するようにしたカード用コネクタにおいて、
前記メタルシェルは、カード受入空洞に挿入されたカードの接点が並列して設けられた面と対向する覆い板部を有し、この覆い板部を切り起こして断面U字状に成形された誤挿入防止用突部がカード受入空洞内に突出させてあり、カード受入空洞にカードを挿入した時、カードの接点が並列して設けられた面内に形成した進入溝に進入するようにしてあることを特徴とするカード用コネクタ。』他からなる
また、メタルシェル203には、平面視でコンタクト片212側部位置に、誤挿入防止用突部235を設けてある。誤挿入防止用突部235は、図9に表すように、メタルシェル203の一部を切り起こしてU字状に形成してある。従って、誤挿入防止用突部235は片持ち状に形成されている。
そして、メタルシェル203に設けた誤挿入防止用突部235は、メモリーカード205をカード受入空洞204内に挿入した際の切欠部500の位置に設けてある。これによって、メモリーカード205の左右を逆に(表裏を逆に)挿入した際には、誤挿入防止用突部235にメモリーカード205の先端が当接して、メモリーカード205が誤挿入防止用突部235より先へは挿入できなくなる。
従来例2は、メモリーカード205の挿入方向が間違っている場合にはメモリーカード205を挿入できなくするための誤挿入防止を目的としているが、誤挿入防止用突部235をメモリーカード205が挿入される適正位置となるように設けることで、メモリーカード205の挿入位置を適正に保つこともできる。
更に、切り起こした誤挿入防止用突部235は、メモリーカードの先端と当接する部分が小さいので、メモリーカードの先端を摩耗させたり破損させたりするという問題点を有する。
そして、誤挿入防止用突部235の機械的強度をメタルシェル203の厚みを増さずに大きくしたり、メモリーカードの先端が破損しないようにするには、誤挿入防止用突部235を大きく切り起こすことが考えられるが、この場合には、メタルシェル203の表面積が減少してしまい、メタルシェル203そのものの機械的強度が低下してしまうという問題点を有した。
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、突起部がカード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させてカード収容空間側へ突設されることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、
突起部は、カード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させて設け、突起部の突設位置はメタルプレートのカード収容空間側であって、カード収容空間へメモリーカードを正常に挿入した際にメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入可能であり、且つ、カード収容空間へメモリーカードを誤挿入した際にはメモリーカードの挿入側先端とコンタクトとが接触する以前にメモリーカードの挿入側先端が突起部と当接する位置であることを特徴とするメモリーカード用コネクタ、
また、メタルプレートと一方のみが一体となるように切り起こした状態の従来例2では、切り起こし量を増やすと、メタルプレートの表面積が減少しメタルプレートの機械的強度が低下するが、この発明では、突起部を増やしても、少なくとも突起部の両端がメタルプレートと一体となっているため、メタルプレートの機械的強度がさほど低下することがないという効果を有する。
ハウジング基部には、コンタクトが複数並設固定される。コンタクトは中間部がハウジング基部に固定されており、中間部から延設される両端のうち一方端はカード挿入口側へ突出してハウジングのカード収容空間内に位置され接点部を形成しメモリーカードのカードパッド部と電気的に接続可能にばね力を持って構成する。また他端は、コネクタ外部へ位置されて基板等の電子部材と電気的に接続可能に構成される。
他方、メモリーカードがカード挿入口から表裏逆等の異常な状態で挿入されると、メモリーカードの挿入側端部にはパッド溝が存在しないので、挿入されたメモリーカードの挿入側端部がコンタクトに到達する前に誤挿入防止用突部に当接する。これにより、メモリーカードは、当接位置より深く挿入できない。
この実施例では、ハーフロック係止部6はメタルプレート3の一部を折曲部31から折曲してメタルプレート3と一体的に成形し、メタルプレート3とハウジング本体2とを係止する際にハウジング本体2に設ける溝と係止し、該係止した部分がハーフロック係止部6の基端部61となる。
誤挿入防止突起部7は、図1および図4に表すように、メモリーカード用コネクタ1のハウジング基部21側であり、且つ、ハウジング基部21に設けたコンタクト5よりカード挿入口4側に位置し、カード収容空間8側に突設する。詳細には、誤挿入防止突起部7は、メタルプレート3をメモリーカードMC挿入方向に平行に並んで2箇所切欠した切欠部71によってメタルプレート3からカード収容空間8側へビート状に突起させて形成し、メモリーカードMCの幅方向となる両端がメタルプレート3と一体に連結した支持部72によって支持され、ビート部73がカード収容空間8側にメタルプレート3表面と平行に突出される。誤挿入防止突起部7は、メタルプレート3を成形するプレス加工時に同時に型押し加工によって形成される。
他方、図5(b)に表すように、メモリーカードMCの表裏を逆にして挿入した場合には、メモリーカードMCの挿入側端部MC6に設けたカードパッド部MC2がメタルプレート3とは逆側に位置することとなるので、メモリーカードMC挿入途中で誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6の先端と当接することとなる。これにより、メモリーカードMCは、コンタクト5に到達する前にその挿入が制限されて停止されるので、コンタクト5がメモリーカードMCの挿入側端部MC6によって破損されることが無い。
この実施例では、図1等に表すように誤挿入防止突起部7の幅が比較的狭いが、誤挿入防止突起部7が両端支持のビート状に形成されているため、メタルプレート3の機械的強度を低下させることがほとんど無いので、メモリーカードMCの幅方向にカードパッド部MC2の幅に亙って幅広に設けても良い。この場合には、メモリーカード誤挿入時に、誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6と広範囲に亙って当接するので、メモリーカードMCの損傷に対する安全性が向上する。
このようなメモリーカードMCに対応するには誤挿入防止突起部7を、パッド溝MC7内に入り込むことが可能な幅に形成し、且つ、接触部に接触しないような突出量に突設する。そして、誤挿入防止突起部7を、挿入されるメモリーカードMCのパッド溝MC7と対向する位置に設ける。
他方、メモリーカードMCが表裏誤って挿入された場合には、実施例1同様に誤挿入防止突起部7がメモリーカードMCの挿入側端部MC6と当接し、当接位置以上にメモリーカードMCが挿入できなくなる。
この場合には、メモリーカードMCを最奥部まで挿入した状態の時に、図3に表すカードパッド部MC2とカード表面MC1との段差部MC9に、誤挿入防止突起部7が当接する位置に設ける。これにより、メモリーカードMCは誤挿入防止突起部7と当接してそれ以上挿入ができない位置まで挿入すると、自動的に最奥部の所定位置へ挿入完了となる。このようにすることで、メモリーカードMCの挿入側先端がメモリーカード用コネクタ1のハウジング基部21と当接しない位置で正常な挿入を完了できる。
図6に表すように、誤挿入防止突起部7のカード挿入口4側のみに切欠部71を設け、半球状に突出するように設けても良い。
D 塵や埃
MC メモリーカード
MC1 カード表面
MC2 カードパッド部
MC3 溝部
MC4 ハーフロック側側面
MC6 挿入側端部
MC7 パッド溝
MC8 接触部
1 メモリーカード用コネクタ
2 ハウジング本体
21 ハウジング基部
22 側縁部
24 壁部
25 案内溝
3 メタルプレート
4 カード挿入口
5 コンタクト
51 接続端子部
52 接点部
6 ハーフロック係止部
61 係止突部
62 基端部
63 揺動端
7 誤挿入防止突起部(突起部)
71 切欠部
72 支持部72
8 カード収容空間
Claims (2)
- 対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、突起部がカード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させてカード収容空間側へ突設されることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。 - 対向して設けるハウジング本体とメタルプレートとによってカード収容空間を形成する本体を構成し、本体の一方を開口してカード挿入口を形成し、カード挿入口と対向するハウジング基部にはメモリーカードのカードパッド部と接触することで電気的に接続させるコンタクトを複数並設するメモリーカード用コネクタにおいて、
ハウジング基部側のメタルプレートには、メタルプレートの一部を突出させる突起部を形成し、
突起部は、カード挿入口側を切欠させるかまたはカード挿入口側とハウジング基部側を切欠させて設け、突起部の突設位置はメタルプレートのカード収容空間側であって、カード収容空間へメモリーカードを正常に挿入した際にメモリーカードのカードパッド部に形成したパッド溝に進入可能であり、且つ、カード収容空間へメモリーカードを誤挿入した際にはメモリーカードの挿入側先端とコンタクトとが接触する以前にメモリーカードの挿入側先端が突起部と当接する位置であることを特徴とするメモリーカード用コネクタ。
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