JP2008039746A - 光検出方法および光検出装置 - Google Patents

光検出方法および光検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】照射する光の光量レベルを抑えることで、装置の大型化および外界に与える影響を抑えながらも、所定範囲の光量レベルが高い環境でも反射光を高い精度で検出することができる光検出装置を提供すること。
【解決手段】コントロールユニットCUが、投光装置1により光の照射を行っていない状態で撮像を行わせて背景情報を取得し、一方、光の照射を行っている状態で撮像を複数回行わせて投光情報を複数取得し、さらに、背景情報の受光量C1および撮像時間T1と、投光情報の撮像時間T2および撮像回数nと、に基づいて、投光情報における背景の受光量の積算値に相当する補完受光量CHを求め、複数の投光情報の受光量を積算した値C2から、補完受光量CHを差し引いてパターン光を抽出する光検出装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の光を照射し、その照射光を含む領域を撮像して照射光を抽出する処理を行う、例えば、距離計測装置などに用いられる光検出方法および光検出装置に関する。
従来、スリット光を所定範囲に向けて照射し、この照射した光をCCDなどで撮像し、その撮像データを処理して所定範囲に存在する物体までの距離や物体の形状などを測定するのに使用する光検出装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この従来技術では、撮像手段の画素の受光量が、飽和量に満たない最適量となるように、光の照射時間あるいは受光する時間を、段階的に微調整するようにしている。
特開2000−97629号公報
しかしながら、上記従来技術では、照射する光の光量レベルが周囲環境の光量レベルに比べて低い場合、その照射光を検出することが困難であった。
すなわち、室内や夜間にスリット光を照射する場合は、照射した光の検出は容易であるが、例えば、太陽光が照りつける屋外などのように周囲環境の光量レベルが高い場所で測定を行う場合、照射されている光を検出することが難しいとともに、周囲環境の光量が変化した場合に、これに対応して光を検出するのが難しい。
また、明るい屋外で検出可能な光量レベルのスリット光を照射する場合、相当に高い光量レベルのスリット光を照射する必要があり、この場合、装置の大型化を招くとともに、照射するスリット光が外界に与える影響が大きくなる。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたもので、照射する光の光量レベルを抑えることで、装置の大型化および外界に与える影響を抑えながらも、周囲環境の光量レベルが高い環境や光量レベルが変化しても反射光を高い精度で検出することができる光検出方法および光検出装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、投光手段が光の照射を行っていない状態で所定範囲の撮像を行って背景情報を取得し、一方、投光手段が光の照射を行っている状態で前記所定範囲の撮像を複数回行って投光情報を複数取得し、次に、前記背景情報の受光量および撮像時間、前記投光情報の撮像時間および撮像回数に基づいて、前記投光情報における背景の受光量の積算値に相当する補完受光量を求め、複数の投光情報の受光量の積算値から補完受光量を差し引いた受光量が存在する部分を照射光として抽出することを特徴とする光検出方法とした。
本発明では、投光手段が光の照射を行っていない状態で所定範囲を撮像手段により撮像して背景情報を取得し、一方、投光手段が光の照射を行っている状態で所定範囲の撮像を複数回行って投光情報を複数取得する。
次に、背景情報の受光量および撮像時間、投光情報の撮像時間および撮像回数に基づいて、投光情報における背景の受光量を積算した受光量に相当する補完受光量を求める。
さらに、複数の投光情報の受光量を積算した値から、前記補完受光量を差し引いた受光量が存在する部分を照射光として抽出する。
このように本発明では、抽出される光の照射状態で複数回撮像した投光情報において照射光相当分の受光量を撮像回数分だけ積算した受光量として抽出するようにしている。
したがって、背景の光量と比較して照射光の光量レベルが低い場合や、背景の光量レベルが変化した場合であっても、照射光を1回のみ撮像して照射光を抽出するのと比較して、照射光をより高い精度で抽出することが可能となる。
これにより、投光手段の小型化を図るとともに、照射光が外界に与える影響を小さくしながらも、照射光を高い精度で抽出することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
この実施の形態の光検出装置は、所定範囲に向けて光(PL)を照射する投光手段(1)と、この投光手段(1)から照射された光を含む前記所定範囲を撮像する撮像手段と(2)と、前記投光手段(1)および撮像手段(2)の作動を制御する作動制御手段(CU)と、前記撮像手段(2)で得られた撮像情報の中から照射光(PL)を抽出する処理を行う受光処理手段(CU)と、を備えた光検出装置であって、前記作動制御手段(CU)が、前記撮像手段(2)により、前記投光手段(1)が光の照射を行っていない状態で前記所定範囲の撮像を行わせて背景情報を取得し、一方、前記投光手段(1)が光の照射を行っている状態で前記所定範囲の撮像を複数回行わせて投光情報を複数取得し、前記受光処理手段(CU)が、背景情報の受光量および撮像時間と、投光情報の撮像時間および撮像回数と、に基づいて、前記投光情報における背景の受光量の積算値に相当する補完受光量(CH)を求め、さらに、前記複数の投光情報の受光量の積算値(C2)から前記補完受光量(CH)を差し引いた受光量が存在する部分を照射光(PL)として抽出することを特徴とする光検出装置とした。
図1〜図10に基づいて本発明の最良の実施の形態の実施例1の光検出装置について説明する。
実施例1の光検出装置は、図2に示すように、車両MBに搭載された距離計測装置Aに適用されている。
この距離計測装置Aは、車両前方を検出対象領域(所定範囲)として、検出対象領域に存在する物体M(図5参照)との距離を計測するもので、車両MBのフロントバンパ3の下部左右に搭載された一対の投光装置(投光手段)1,1と、車両MBのルーフ4の前端部中央裏側の図示を省略したルームミラーの近傍に取り付けられたカメラ(撮像手段)2とを備えている。
投光装置1は、複数のスリット状の光から成る図3に示すパターン光PLを車両前方へ向けて照射可能に構成されており、例えば、図4に示すように、光源11とレンズ12とスリット板13とレンズ14を順に配列して構成することができる。
なお、スリット板13は、図3に示す形状のパターン光PLを照射可能に、図4に示すように、縦方向に延在された縦スリット13aと、これに直交して延在された複数の横スリット13b,13b,13b,13bと、縦横の両スリット13a,13bに斜めに交差する斜めスリット13c,13c,13c,13cと、を有している。
したがって、1つの投光装置1から、図3に示すように、車両前方に延在された縦照射光PL1と、車両前方において略水平に延在された4本の横照射光PL2,PL2,PL2,PL2と、縦照射光PL1と交差するように斜め方向に照射された4本の斜め照射光PL3,PL3,PL3,PL3とが照射されて、パターン光PLが形成される。また、左右の投光装置1,1からそれぞれ照射された横照射光PL2,PL2は、車両MBから等距離で、それぞれ一直線上に連続するように照射されるように設定されている。
図2に戻り、カメラ2は、図示を省略したCCD(Charge Coupled Devices)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子(画素)を用いた輝度画像を撮像するもので、検出対象領域である車両前方を撮像する。
このカメラ2による撮像例を図5に示しており、図示の例では画像PC撮像された道路RDの上に、パターン光PLが照射され、かつ、物体Mが存在している状態を示している。なお、図示のようにパターン光PLが照射された状態で撮像された画像PCを、以下、パターン光画像と称する。
カメラ2を撮像して得られた情報は、図1に示す受光処理手段としてのコントロールユニットCUに入力される。コントロールユニットCUは、カメラ2を含む図外の車載センサから信号を入力して、物体を検出し、その物体までの距離を計測するもので、図示を省略したRAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory),CPU(Central Processing Unit)などを備えた周知のものである。
図1では、コントロールユニットCUにおいて、投光装置1およびカメラ2の作動を制御する作動制御手段に相当する部分と、車両前方を撮像した画像からパターン光PLを抽出する受光処理手段に相当する部分と、を機能別に表している。
この図に示すように、コントロールユニットCUは、投光装置1の照射作動およびカメラ2の撮像作動を制御するセンサ駆動制御手段31を有している。このセンサ駆動制御手段31は、時間制御手段32による時間制御に基づいて、投光装置1による光の照射開始タイミングと光照射時間を制御し、かつ、カメラ2による撮像を実行するタイミングおよび撮像時間を制御する。
ここで、時間制御手段32による、投光作動と撮像作動の実行タイミングの制御について簡単に説明する。
撮像作動は、あらかじめ設定された周期により行われる。本実施例1では、カメラ2として、例えば、30〜1000/秒の周期で(言い換えると、毎秒30〜1000フレーム)の撮像が可能ないわゆる高速フレーム式のカメラを用いている。
図6は、1フレーム中の背景撮像時間T1およびパターン光撮像時間(投光撮像時間)T2と受光量Lとの関係を示しており、図示のように、受光量Lは各撮像時間T1,T2に比例して上昇する。そこで、時間制御手段32は、撮像時に、図示を省略した撮像素子が飽和する受光量である飽和受光量LMに達しない受光量で撮像を行うように各撮像時間T1,T2の長さを設定する。
ここで、背景撮像時間T1は、背景画像を撮像する時間のことであり、パターン光撮像時間T2は、パターン光画像PLを撮像する時間のことである。
なお、背景画像とは、パターン光PLを照射していない状態で検出対象領域を撮像したときの画像のことであり、この背景画像を撮像して得られた撮像情報を、本明細書では背景情報と称する。
一方、パターン光画像PCは、前述のように、パターン光PLを照射した状態で検出対象領域を撮像したときの画像、すなわち、背景画像にパターン光PLが重なった画像のことであり(図5参照)、このパターン光画像PCを撮像して得られた撮像情報を、本明細書では投光情報と称する。図6に示す例では、パターン光撮像時間T2が、3回設定されており、パターン光画像PCが3回撮像されている。
なお、1フレーム中において、背景撮像時間T1が経過後の時間LTは、投光装置1からパターン光PLが照射されており、このパターン光PLが照射されている時間LTを、本明細書では、投光時間と称する。
背景撮像時間T1の設定は、前フレームにおける背景撮像時間T1と、その背景画像の受光量Lとに基づいて、受光量Lが飽和受光量LMを下回るように行われる。また、背景撮像時間T1は、最大で1フレームの1/2を越えないように設定されている。
一方、パターン光撮像時間T2の設定は、背景画像の受光量(外界の明るさ(lx))Lに基づいて行われる。すなわち、本実施例1では、あらかじめ、図7に示す撮像回数特性に示すように、外界の明るさ(lx)に応じたパターン光画像PCの撮像回数nが設定されている。したがって、時間制御手段32は、1フレーム中の投光時間LTを、図7に示す撮像回数特性に基づいて得られた撮像回数nで割った時間をパターン光撮像時間T2とする。
なお、撮像回数特性は、図示のように、撮像回数nが、外界の明るさ(lx)が明るいほど多く、暗いほど少なくなるように設定されており、最も暗い状態でn=1、最も明るい状態でn=6となるように設定されている。また、撮像回数nは、背景画像にパターン光PLを加えた受光量が、飽和受光量LMを越えないようなパターン光撮像時間T2が算出されるように設定されている。
図1に戻り、カメラ2で撮像(受光)して得られた背景情報および投光情報は、背景情報が第1保持部33に、投光情報が第2保持部34に、それぞれ一時的に保持される。
そして、これらの情報が、補完処理手段35および信号処理手段36で処理され、パターン光PLが抽出される。
補完処理手段35では、1フレーム中で、パターン光画像PCにおける、背景画像相当の受光量である補完受光量CHを算出する。
すなわち、図6に示す例のように、パターン光画像PCを3回撮像した場合、各パターン光画像PCの受光量CP1を積算した受光量C2は、背景画像に相当する受光量C2hと、パターン光PLに相当する受光量C2pと、をそれぞれ3倍して加算した値となる。
そこで、補完処理手段35では、この背景画像に相当する受光量C2hを3倍したのに相当する受光量を補完受光量CHとして算出する。
ここで、パターン光撮像時間T2における背景画像分の受光量C2hは、背景撮像時間T1の受光量C1に基づいて求めることができる。すなわち、T1:T2=C1:Chの関係であるから、C2h=T2×C1/T1により求めることができる。したがって、補完受光量CHは、C2h×nから求めることができる。
このように、補完処理手段35では、両撮像時間T1,T2とパターン光画像PCの撮像回数nと受光量C1とに基づいて、補完受光量CHを求める。
信号処理手段36は、補完処理手段35で得られた補完受光量CHと、第2保持部34に保持されているパターン光画像情報とに基づいて、パターン光画像PCの受光量を積算した受光量C2から補完受光量CHを差し引いたパターン光受光量CPを求める。
以上の処理は、撮像素子単位で実行され、パターン光受光量CPが存在する画素を抽出することで、パターン光PLの照射箇所を抽出することができる。
コントロールユニットCUでは、このようにして抽出された画像上のパターン光PLと画像上に検出した物体Mとの相対位置に基づいて、実際の車両に対する物体Mの距離を含む相対位置の測定を行う。
なお、この相対位置の測定については、本発明の要旨とする部分ではないので詳細な説明は省略するが、これを簡単に説明すると、投光装置1とカメラ2とがあらかじめ設定された位置に配置されており、図5に示すように、車両前方にパターン光PLを照射したときの各照射光PL1,PL2,PL3の車両MBに対する相対位置があらかじめ分かっている。そこで、画像上の物体Mとパターン光PLとの相対位置に基づいて、実際の物体Mの存在位置を測定することができる。
次に、実施例1の作動を図8のフローチャートを参照しつつ簡単に説明する。
まず、第1保持部33に保持されている前フレームの背景画像情報に基づいて、時間制御手段32において背景撮像時間T1を算出する(ステップS1)。
次に、センサ駆動制御手段31の制御に基づいて、カメラ2により背景撮像時間T1だけ背景画像を撮像し、その背景画像情報を第1保持部33に保持する(ステップS2)。
この場合、背景画像の光量レベルが低い場合には、背景撮像時間T1が長くなり、最長で、図9に示すように、1フレームの1/2となる。
一方、背景画像の光量レベルが高い場合には、図6に示すように、背景撮像時間T1が短くなる。
次に、時間制御手段32において、1周期(1フレーム)における残りの撮像時間(=投光時間LT)を算出し、さらに、パターン光撮像時間T2を算出する(ステップS4)。なお、パターン光撮像時間T2は、第1保持部33に保持されている背景画像情報の受光量C1に応じ、図7の撮像回数特性に基づいて、パターン光画像PCの撮像回数nを求め、この投光時間LTを撮像回数nで除算して求める。
次に、センサ駆動制御手段31により投光装置1を作動させて、1フレーム中において、背景画像を撮像した残り時間に、ステップS3で得られた投光時間LTだけパターン光PLを照射させる(ステップS5)。
さらに、パターン光PLが照射されている状態で、センサ駆動制御手段31により、カメラ2を作動させて、パターン光撮像時間T2の撮像を撮像回数nだけ行って、n個のパターン光画像を撮像し、その投光情報を第2保持部34に保持する(ステップS6)。
次に、時間制御手段32から背景撮像時間T1、パターン光撮像時間T2、撮像回数nのデータを補完処理手段35に転送する(ステップS7)。
次に、補完処理手段35では、両撮像時間T1,T2の比率に基づいて、第1保持部33に保持された背景情報における受光量C1を補完して補完受光量CHを求める(ステップS8)。
次に、信号処理手段36により、補完処理手段35で得られた補完受光量CHと、第2保持部34に保持されたパターン光画像PCの受光量C2と、の差分であるパターン光受光量CPを求める(ステップS9)。
そして、パターン光受光量CPが存在する撮像画素に基づいてパターン光PLの照射箇所を抽出し(ステップS10)、かつ、投光装置1によるパターン光PLの照射を終了する(ステップS11)。
以上説明してきたように、本実施例1では、背景画像の光量レベルが高い(明るい)場合には、パターン光画像PCを複数取得し、これら複数のパターン光画像PCにおけるパターン光PLに相当する受光量C2pを積算して、画像上のパターン光PLを抽出するようにした。
したがって、背景の光量レベルと比較してパターン光PLの光量レベルが低い場合や、背景の光量レベルが変化した場合であっても、パターン光画像PCを1回のみ撮像してパターン光PLを抽出するのと比較して、パターン光PLの光量レベルを高くすることなしに、パターン光PLを高い精度で抽出することが可能となる。
これにより、投光装置1の小型化を図ることが可能となるとともに、パターン光PLが外界に与える影響を小さくしながらも、画像上のパターン光PLを高い精度で抽出することが可能となる。
さらに、本実施例1では、パターン光画像PCの撮像を、1フレーム中で、背景画像の撮像を行わない無駄な時間を利用して行うようにしている。すなわち、図10に示すように、背景の光量レベルが低い場合には、1フレームの全てを使って撮像を行っても、受光量Lが飽和受光量LMに達しないが、背景の光量レベルが高い場合には、撮像時間を短くしないと、受光量Lが飽和受光量LMに達してしまう。この場合、撮像を行わない時間が無駄になる。
本実施例1では、背景の光量レベルが高い場合には、この無駄な時間を利用してパターン光画像PCの撮像を行うため、背景画像の撮像とパターン光画像PCの撮像とをそれぞれ別のフレームで行う場合に比べて、短時間に効率的に両画像情報を得ることができる。
また、このように短時間で両画像情報を得ることは、時々刻々と移動する車両MBにおいて、その前方に存在する物体Mの検出を行うのにあたり、より有効である。
なお、背景の光量レベルが低い場合には、背景撮像時間T1が1フレームの1/2であっても、パターン光PLに相当する受光量C2pは、識別するのに充分な量が得られる。
しかも、本実施例1では、背景が明るいほど、背景撮像時間T1が短い時間となり投光時間LTが長く設定されるため、パターン光画像PCの撮像回数nを多くして、パターン光PL相当分の光量を多く蓄積することができる。よって、背景の光量レベルが高い場合や背景の光量レベルが変化する場合であっても、高い精度でパターン光PLの抽出が可能となる。
これは、昼夜を問わず走行して、周囲環境が短時間に変化する車両MBにおいて、その前方に存在する物体Mの検出を行うのにあたり、より有効である。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態および実施例1ないし実施例7を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態および実施例1ないし実施例7に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
すなわち、実施例1では、本発明の光検出装置および光検出装置として、車両に搭載して実行するものを示したが、これに限定されない。例えば、鉄道や船舶などの他の乗り物や、産業ロボット・警備ロボット・介護ロボットなどのロボットあるいは産業機器などの移動する装置に適用できる他、固定して測定する機器にも適用することができる。
また、投光手段から照射する光は、実施例1で示した形態のパターン光PLに限定されるものではなく、適用された機器および所定範囲および検知対象物に応じて最適の形態の光を照射すればよい。例えば、単に縦横の格子状のパターン光を照射するようにしてもよい。
また、実施例1では、1フレーム中で、背景情報の取得と投光情報の取得とを行う例を示したが、これに限定されず、別個のフレームでそれぞれ背景情報と投光情報との取得を行うようにしてもよい。さらに、この場合、背景情報と投光情報とは、いずれを先に取得してもよい。
また、実施例1では、投光撮像時間T2を、今回取得した背景情報の受光量に応じて決定する例を示したが、背景撮像時間T1と同様に、前回の背景情報の受光量に応じて決定するようにしてもよい。さらに、投光撮像時間T2は、実施例1では、パターン光PLを照射した受光量CP1が飽和受光量LMを越えないように設定した例を示したが、その背景分の受光量C2hが飽和受光量LMを超えない範囲であれば、受光量CP1が飽和受光量LMを越える受光量に設定することもできる。すなわち、この場合でも、パターン光撮像時間T2で撮像して得られたパターン光画像情報には、パターン光分の受光量の一部が上乗せされている。したがって、これを積算することで、パターン光受光量CPを抽出することが可能である。
本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置に相当する部分を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置を適用した距離計測装置Aおよびこれを搭載した車両MBを示す斜視図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置から照射するパターン光PLを示す平面図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置の投光装置1の構造の概略を示す構造説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置のカメラ2で撮像したパターン光画像PCを示す説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置における背景の光量レベルが高いときの、背景撮像時間T1,パターン光撮像時間T2と、その受光量C1,C2および補完受光量CHの関係を示す説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置におけるパターン光画像の撮像回数特性図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置のコントロールユニットCUにおける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置における背景の光量レベルが低い場合の撮像例の説明図である。 本発明の実施の形態の実施例1の光検出装置との比較例であって、1フレームで1回の撮像を行う場合の説明図である。
符号の説明
1 投光装置(投光手段)
2 カメラ(撮像手段)
31 センサ駆動制御手段(作動制御手段)
32 時間制御手段(作動制御手段)
33 第1保持部(受光処理手段)
34 第2保持部(受光処理手段)
35 補完処理手段(受光処理手段)
36 信号処理手段(受光処理手段)
C1 (背景撮像時間T1の)受光量
C2 (各パターン光画像PCの受光量CP1を積算した)受光量
CH 補完受光量
CP パターン光受光量
CU コントロールユニット(作動制御手段、受光処理手段)
LM 飽和受光量
LT 投光時間
n 撮像回数
PL パターン光(照射光)
T1 背景撮像時間
T2 パターン光撮像時間

Claims (5)

  1. 投光手段から所定の光を照射し、この光の照射範囲を含む所定範囲を撮像手段により撮像し、その撮像情報に基づいて前記投光手段から照射された光を抽出する光検出方法であって、
    前記撮像手段により、前記投光手段が光の照射を行っていない状態で前記所定範囲の撮像を行って背景情報を取得し、一方、前記投光手段が光の照射を行っている状態で前記所定範囲の撮像を複数回行って投光情報を複数取得し、
    次に、前記背景情報の受光量および撮像時間と、前記投光情報の撮像時間および撮像回数と、に基づいて、前記投光情報における背景の受光量の積算値に相当する補完受光量を求め、
    前記複数の投光情報の受光量の積算値から前記補完受光量を差し引いた受光量が存在する部分を前記投光手段から照射された光として抽出することを特徴とする光検出方法。
  2. 所定範囲に向けて光を照射する投光手段と、前記光の照射範囲を含む前記所定範囲を撮像する撮像手段と、前記投光手段および撮像手段の作動を制御する作動制御手段と、前記撮像手段で得られた撮像情報の中から前記投光手段から照射された光を抽出する処理を行う受光処理手段と、を備えた光検出装置であって、
    前記作動制御手段が、前記撮像手段により、前記投光手段が光の照射を行っていない状態で前記所定範囲の撮像を行わせて背景情報を取得し、一方、前記投光手段が光の照射を行っている状態で前記所定範囲の撮像を複数回行わせて投光情報を複数取得し、
    前記受光処理手段が、前記背景情報の受光量および撮像時間と、前記投光情報の撮像時間および撮像回数とに基づいて、前記投光情報における背景の受光量の積算値に相当する補完受光量を求め、さらに、前記複数の投光情報の受光量の積算値から前記補完受光量を差し引いた受光量が存在する部分を前記投光手段から照射された光として抽出することを特徴とする光検出装置。
  3. 前記作動制御手段が、
    前記撮像手段を、あらかじめ設定された作動周期で前記背景情報を取得する撮像を実行させるとともに、1作動周期内において、前記背景情報の取得後に前記投光情報を取得する撮像を実行させ、
    前記背景情報を取得する撮像を実行する時間である背景撮像時間を、前回取得した背景情報の受光量に応じ、画素が飽和しない範囲の時間であって、1作動周期の1/2以下の時間に設定し、
    1作動周期内の背景撮像時間の経過後の余っている時間内に、前記投光手段による光の照射を実行させるとともに、前記撮像手段により前記投光情報を取得させ、
    この投光情報を取得する撮像を実行する時間である投光撮像時間を、今回取得した背景情報の受光量に応じ、背景の光量により受光素子が飽和しない範囲の時間であって、投光時間内に複数回の撮像を実行できる時間に設定するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光検出装置。
  4. 前記作動制御手段は、前記投光撮像時間を、背景に前記投光手段から照射された光が重なった部分で、受光素子が飽和しない時間に設定されていることを特徴とする請求項3に記載の光検出装置。
  5. 前記投光手段、撮像手段、作動制御手段、信号処理手段が、車両に搭載され、
    前記投光手段が、車両の前方に車両からの相対距離の基準となる光を投光し、
    前記撮像手段が、車両の前方を前記所定範囲として撮像可能に搭載されていることを特徴とする光検出装置。
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