JP2008039739A - アイシング用秤皿及び計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の計量装置に適用可能であり、被計量物を回転させながら計量が可能であり、かつ計量変動の発生が抑制されるアイシング用秤皿を提供することを目的とする。また、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつコンパクトに構成可能な計量装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のアイシング用秤皿は、計量するためのロードセル3と、鉛直方向に延びて前記ロードセルに下端部が接続されたフレーム4と、前記フレームの上端部に水平方向に延びるように形成された基板5と、を備える計量装置において、基板5の上面に取り付けられるアイシング用秤皿6であって、被計量物が載置される回転天板13と、回転天板13の下面に接合されて、回転天板13を複数の位置において支持し、かつ、回転自在に支持する回転支持部材14と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、計量装置におけるアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置に関する。
一般的に、被計量物を載置する秤皿を有する計量装置は、秤皿を支持するフレームが計量機構に接続されている構造を有している。
特許文献1には、計量機構に着脱可能な秤皿の取付構造が開示されている。
また、特許文献2には、ケーキのデコレーション作業であるアイシング(icing)をしながら計量可能な計量装置が開示されている。
特開2006−46912号公報 米国特許5,547,507号公報
特許文献2の図1及び図2に示されるように、特許文献2の計量装置では、秤皿(a platen)はフランジ(a flange)によって鉛直方向に延びる軸(a shaft)に支持されている。軸は計量機のハウジングに差し込まれて軸回転可能に支持されている。したがって、秤皿は軸の上端において回転可能に構成されている。また、軸の下端は、片持ち梁(a cantilevered beam)あるいはバネ(a spring)で垂直方向に変位可能に支持されていて、その鉛直方向の変位を線形電位差計(a rectilinear potentiometer)によって検出するように構成されている。
しかし、このような構成であると、秤皿に載置される被計量物の重心位置によって、軸にモーメント力がかかると片持ち梁の変位がモーメント力の影響によって変化するので、回転に伴って計量変動が生じる。また、軸がベース(a base)及びベースに形成された凹部(a recess)のいずれかに接触すると片持ち梁及びバネにかかる荷重力が変化するので、回転に伴って計量変動が生じる。
また、このような構成であると、軸を長くすることによって、これらの回転に伴う計量変動が軽減される傾向があるが、計量装置自体の高さを大きくすることとなり、計量装置が大型化してしまうという問題もあった。
さらに、このような構成を既存の計量装置を利用して構成することは困難であった。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、既存の計量装置に適用可能であり、被計量物を回転させながら計量が可能であり、かつ計量変動の発生が抑制されるアイシング用秤皿を提供することを目的とする。また、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつコンパクトに構成可能な計量装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1の本発明のアイシング用秤皿は、計量するためのロードセルと、鉛直方向に延びて前記ロードセルに下端部が接続されたフレームと、前記フレームの上端部に水平方向に延びるように形成された基板と、を備える計量装置において、前記基板の上面に取り付けられるアイシング用秤皿であって、
被計量物が載置される回転天板と、
前記回転天板の下面に接合されて、前記回転天板を複数の位置において支持し、かつ、回転自在に支持する回転支持部材と、を有する。このような構成とすると、既存の計量装置に適用可能であり、被計量物を回転させながら計量が可能であり、かつ計量変動の発生を抑制することができる。
第2の本発明のアイシング用秤皿は、前記回転支持部材が、前記回転天板の下面に取り付けられる上側部材と、前記基板の上面に取り付けられる下側部材と、前記上側部材と前記下側部材との間に挟まれている複数のローラ又は球体と、を有するとよい。このように構成すると。回転天板及び基板への回転支持部材の取り付けを容易にすることができる。
第3の本発明のアイシング用秤皿は、前記回転支持部材の外周側において、前記基板と前記回転天板との間を狭め、かつ空間形状を屈曲させるように構成する、シール部材を有するとよい。このように構成すると、回転支持部材は、基板と回転天板とシール部材とによって包囲されるので、回転支持部材内への異物の侵入によるアイシング用秤皿の回転支障を防止することができる。
第4の本発明のアイシング用秤皿は、前記回転天板の上面に着脱可能な天板を有し、該天板に被計量物が載置されるとよい。このように構成すると、ケーキに好適な天板の形状を容易に選択することができる。
第5の本発明のアイシング用秤皿は、前記回転支持部材が、前記回転天板と前記基板との間に環状に配列されている複数のローラ又は球体と、前記ローラ又は球体を自転自在に保持する回転体支持枠と、を有するとよい。このように構成すると、回転支持部材の構造を簡素化することができる。
第6の本発明の計量装置は、下部において前記ロードセルに固定されたフレームと、
前記フレームの上端において水平方向に延びて配設された基板と、
前記基板の上面に前記回転支持部材の下面が接合された請求項1に記載のアイシング用秤皿と、を備えている。このように構成すると、計量装置は、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつ計量装置をコンパクトに構成することができる。
第7の本発明の計量装置は、前記フレームに支持され、かつ前記回転天板を回転駆動させる回転機構を有するとよい。このように構成すると、アイシング作業の作業者による回転天板の回転動作を省略することができるので、アイシング作業の負担をより軽減することができる。
第8の本発明の計量装置は、前記ロードセルと前記フレームとを複数有し、前記基板が前記フレームによって多点支持されているとよい。このように構成すると、計量装置の高さを薄くすることができる。
本発明のアイシング用秤皿は、既存の計量装置に適用可能であり、被計量物を回転させながら計量が可能であり、かつ計量変動の発生が抑制されるという効果を奏する。また、本発明の計量装置は、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつコンパクトに構成可能であるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。図2は、図1のII−II線矢視図である。図2では、説明の便宜上、基板5の一部を裁断してアイシング用秤皿6の構造を示す。
第1実施形態の計量装置100は、筐体1の中に公知の計量機構が構成されている。すなわち、計量機構は、筐体1の中に据付部材2によって一端が装着されたロードセル3と、ロードセル3の他端に固定されて、鉛直上方に延びる柱状及びのフレーム4と、フレーム4の上端部において水平方向に延びるように形成された基板5と、を有して構成されている。これによって、基板5に上方からかかる荷重力は、フレーム4によってロードセル3の他端にかかり、ロードセル3に歪みを生じさせ、該歪みのよって荷重力を検出することができる。
ここで、ロードセル3は、フレーム4と据付部材2との間を平行する2本の腕で結ぶ形状であるので、ロバーバル機構を利用している。すなわち、ケーキCの荷重中心が基板5のどこに位置しても正確な計量が可能である。
また、フレーム4は、円柱状あるいは多角柱状であればよく、その円柱あるいは多角柱の中心軸Zは、基板5の板面の中心を鉛直方向に貫通している。フレーム4は、筐体1の上壁との間を隙間を有するように貫通している。あるいは、フレーム4にかかる荷重力を伝達しないような、軽く柔軟な部材によるカバーが当該隙間に設けられていてもよい。
さらに、筐体1は矩形であって、フレーム4に支持されている基板5は、筐体1の上面を覆う四角形の平面を有している。基板5は、フレーム4が下面に取り付けられている本体5Bと、本体5の上面を覆うカバー5Aとに分割されて構成されている。カバー5Aの上面には、回転支持部材14が取り付けられている。カバー5Aは、カバー5Aの側縁が本体5Bの側縁に係合して、本体5Bに取り付けられている。カバー5Aはステンレス、合成樹脂等から構成されている。
なお、基板5は、カバー5Aが省略されて、本体5Bのみで構成されていてもよい。
基板5の上面に本発明の特徴であるアイシング用秤皿6が取り付けられている。アイシング用秤皿6は、ケーキCが載置されるための天板11と、天板11がその上面に配設される円形の回転天板13と、回転天板13の下面に接合されて、回転天板13を複数の位置において支持し、かつ、所定の中心軸(回転中心)Zの周りに回転自在に支持する回転支持部材14と、を有して構成されている。なお、円形のケーキCの場合には、天板11を用いずに回転天板13に直接ケーキCを載置することもできる。
回転支持部材14には、回転天板13を複数の位置において支持する、環状のスラスト軸受けが用いられている。例えば、いわゆるLazy Susan タイプのベアリングが好適である。図に示すようにスラスト軸受けは、一般的に相互に回転自在に接合されている上側部材14Bと下側部材14Aとを有して構成されている。
回転支持部材14と回転天板13及び基板5との接合にはスポット溶接、螺旋止め、接着剤のような公知の取付手段が用いられる。ここでは、複数の位置でのスポット溶接部18によって回転支持部材14の上面側の上側部材14Bが回転天板13に接合されている。また、複数のネジ17によって、回転支持部材14の下面側の下側部材14Aが基板5に取り付けられている。これによって、回転支持部材14が基板5に平行して回転天板13を基板5上に水平に支持すると共に、中心軸Zを回転中心として回転天板13を回転自在に支持している。
天板11は、回転天板13の上面に着脱可能に取り付けられている。ここでは、天板11の下面に構成された取付機構12によって回転天板13の上面に着脱される。取付機構12は、回転天板13の外周側面に係合するように天板11の下面に構成された一対の係合具12Bと、回転天板13を一対の係合具12Bと共に挟み込むようにして天板11の下面に配設されたクランプ用ネジ12Aと、によって構成されている。クランプ用ネジ12Aは天板11の下面に形成されたネジ孔に螺入されている。すなわち、一対の係合具12Bが回転天板13の外周に係合するようにして天板11を回転天板13の上面に載せた後、クランプ用ネジ12Aを締め付けることによって、天板11が回転天板13の上面に装着される。
また、天板11は円形以外の多角形のケーキが載置される場合、あるいは回転天板13よりも大きな直径の円形のケーキが載置される場合、に用いられる。したがって、天板11の平面形状は、ここでは長方形であるが、ケーキCの形状に応じて、円形、多角形等適宜好適な平面形状が用いられる。このような天板11の着脱構造によって、ケーキCに好適な天板11の形状を容易に選択することができる。
このような構成により、本発明の秤皿6は、既存の計量装置の基板上に接合可能であるので、既存の計量装置に適用可能である。また、天板11上のケーキCは、中心軸Zを回転中心として回転可能に載置される。さらに、フレーム4は、ロードセル3に固定して支持されているので、計量装置100の他の構成部材との接触による荷重力の変化もなく、かつ、フレーム4に生ずるモーメント力による計量誤差への影響も生じない。したがって、本発明のアイシング用秤皿6は、被計量物を回転させながら正確な計量が可能であり、かつ計量変動の発生を抑制することができる。
また、本発明の計量装置100は、フレーム4の鉛直方向の長さを確保する必要がないので、筐体1をコンパクトに構成することができる。したがって、本発明の計量装置100は、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつコンパクトに構成することが可能である。
さらに、本発明の回転支持部材14は、上側部材14B及び下側部材14Aをそれぞれ公知の取り付け方法によって円形の回転天板13及び基板5に取り付けることができるので、回転天板13及び基板5への回転支持部材14の取り付けを容易にすることができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。
図に示すように、本発明の第2実施形態は、基板5、フレーム4及び回転支持部材14の構造において第1実施形態と相違しており、他の構成要素は第1実施形態と同じ構成である。そこで、図4において図1に示した構成要素と同一の構成要素には各々同一の符号を付してその説明を省略し、相違点であるフレーム4と回転支持部材14とを説明する。
フレーム4は、下部が円柱若しくは多角柱の軸体に形成されているが、フレーム4の上部は複数の梁4Aに分かれた形状に形成されている。複数の梁4Aは、斜め上方に向けて放射状に拡がるように形成されている。筐体1の上面には複数の孔部が複数形成されていて、梁4Aはそれぞれの孔部を貫通して、各梁4Aの上端が基板5の本体5Bの下面に螺旋止めされている。
回転支持部材14は、上下方向に重ね合わされた下部円板(上側部材)14Aと上部円板(下側部材)14Bとを有している。下部円板14Aの中央部は上方に屈曲されて円錐台状の凸部14Jに形成されている。この凸部14Jの中心部に貫通孔が形成されている。上部円板14Bの中央部は下方に屈曲されて逆円錐台状の凹部14Kに形成されている。この凹部14Kの中心部に貫通孔が形成されている。この凸部14Jの貫通孔とこの凹部14Kの貫通孔とにピン14Dが挿通されている。ピン14Dの両端(上端及び下端)には頭部が形成されていて、凸部14Jと凹部14Kとが回転自在になるようにしてピン14Dの両頭部の間に挟まれている。これにより、下部円板14Aと上部円板14Bとは、ピン14Dの周りに互いに摺動しながら回転可能に連結されている。
下部円板14Aは、その下面が基板5の上面に接合され、かつピン14Dの中心軸がフレーム4の中心軸Zに一致するようにして、締結ネジ17によって基板5の上面に固定されている。上部円板14Bは、その上面が回転天板13の下面に接合されかつピン14Dの中心軸が回転天板13の中心軸に一致するようにして、回転天板13の下面に固定されている。上部円板14Bは、その周縁部においてスポット溶接部18によって回転天板13の下面に固定されている。
また、上部円板14Bの下面の周縁部には下方に突出するように環状のボール収容部14Lが形成されている。ボール収容部14Lは、下方に開口している環状の溝に複数のボール14Cが連なるように収容されて構成されている。ボール14Cは、ボール収容部14L内面と下部円板14Aの上面とに接触し、上部円板14Bのピン14D周りの回転時には、ボール14Cはボール収容部113内で回転する。これによって、上部円板14B回転時においても、上部円板14Bに加わる荷重をピン14Dとボール14Cとに分散させて下部円板14Aに伝達することができる。
したがって、回転支持部材14は、回転天板13からの荷重をピン14D及びボール収容部14Lを経由して基板5に伝達しながら、回転天板13をフレーム4の中心軸Zの周りに回転自在に基板5上に支持する。
本実施形態の構成によって、第1実施形態と同様の効果をうることができる。
(第3実施形態)
図4は、本発明の第3実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。
図に示すように、本発明の第3実施形態は、回転支持部材14の構造とシール部材20の追加において第1実施形態と相違しており、他の構成要素は第1実施形態と同じ構成である。そこで、図4において図1に示した構成要素と同一の構成要素には各々同一の符号を付してその説明を省略し、回転支持部材14の相違箇所とシール部材20とを説明する。
回転支持部材14は、図3と同様の上部円板14Bと下部円板14Aとを有し、中心軸Zにおいてピン14Dによって回転自在に接合されている。ここで、ピン14は、鉛直方向下方に延びて、基板5に接合されている。すなわち、ピン14によって、回転支持部材14は基板5に接合されているので、ネジ17は省略されている。
また、下部円板14Aの周縁部には均等な間隔で、下部円板14Aと上部円板14Bとを円周方向に回転させるようにローラ14Eが数カ所に配設されている。ローラ14Eは、下部円板の周縁部に突設されたピン受け部14Gに半径方向かつ水平方向に支持されたピン14Fによって車輪のように配設されている。これによって、ローラ14Eが下部円板14A及び上部円板14Bに接触して、上部円板14Bの回転を支持することができる。
シール部材20は回転支持部材14の外周側において、基板5と回転天板13との間を狭め、かつ空間形状を屈曲させるように構成されている。すなわち、シール部材20は、基板5の上面に突設された環状の上部材20Aと、回転天板13の下面周縁部に突設された環状の下部材20Bとを接近させて構成されている。また、上部材20Aの堤部20Cは下部材20Bの溝部20D内に位置し、下部材20Bの堤部20Eは上部材20Aの溝部20F内に位置している。これによって、回転支持部材14は、基板5と回転天板13とシール部材20とによって包囲されているので、外部の粉体及び流体は回転支持部材14に接近が難しくなる。すなわち、回転支持部材14内への異物の侵入によるアイシング用秤皿6の回転支障を防止することができる。
なお、図5は、シール部材20の第1変形例である。
シール部材20は、断面視において鋸刃状の環状の上部材20Aと、同じく断面視において鋸刃状の環状の下部材20Bとが間に狭隘な空間を有するように接近して配設されて構成されている。
なお、図6は、シール部材20の第2変形例である。
シール部材20は、下方に延伸する延伸端が環状に形成されている上部材20Aと、上部材20Aの延伸端を収容する凹部が環状に形成されている下部材20Bとによって構成されている。
上部材20Aは可撓性を有する樹脂材料によって構成されている。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。
図に示すように、本発明の第4実施形態は、回転天板13を自動的に回転させる回転機構30の配設において第1実施形態と相違しており、他の構成要素は第1実施形態と同じ構成である。そこで、図4において図1に示した構成要素と同一の構成要素には各々同一の符号を付してその説明を省略し、相違点である回転機構30を説明する。
回転機構30は、回転天板13の下面に回転支持部材14の外周側を囲んで配設された、外周側に歯を有する環状ギア31と、環状ギア31に噛み合うようにして配設された駆動ギア32と、下方に向かって筐体1内にまで延びる駆動軸33と、駆動軸を軸回転させる電動機34と電動機34をフレーム4に支持する梁35とを有して構成されている。図示しないが、電動機34には被計量物であるケーキCの重量に比べて無視できるほど軽量のリード線が引っ張り応力が発生しないように緩やかに接合されている。また、電動機34は回転速度を適宜調整できるモータを用いるとよい。
これによって、回転天板13は回転機構30によって自動的に回転駆動されるので、アイシング作業の作業者による回転天板の回転動作を省略することができる。すなわち、アイシング作業の負担をより軽減することができる。
なお、駆動軸31の構造はピニオン、ギア及びタイミングベルトを介在させて構成することもできる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。
図に示すように、本発明の第5実施形態は、筐体1、筐体1の内部の計量機構、基板5の平面形状及び回転支持部材14の構造において第2実施形態と相違しており、他の構成要素は第2実施形態と同じ構成である。そこで、図8において図3に示した構成要素と同一の構成要素には各々同一の符号を付してその説明を省略し、相違点である、筐体1、筐体1の内部の計量機構、フレーム4及び回転支持部材14を説明する。
本実施形態の計量装置140の筐体1は、上蓋部と側壁部とからなっている。つまり、筐体1は、ロードセル3を上方及び側方から覆う蓋部を構成している。
また、筐体1の上蓋部及び基板5(カバー5A及び本体5Bを総称して基板5という)はそれぞれほぼ同形の四角形であって、筐体1の上蓋部の上面に基板5が重ねられている。
筐体1の内部の計量機構を説明する。四角形の筐体1の上蓋部の下面の4隅それぞれにおいてフレーム4が下方に延びるように装着されている。ここでは、筐体1の上蓋部と基板5とを貫いてフレーム4のネジ孔にネジが装着されている。また、筐体1はフレーム4を介在させてロードセル3にのみ支持されている。さらに、ロードセル4を支持する据付部材2が計量装置140の脚部を構成している。
すなわち、本実施形態の筐体1の内部の計量機構は4対のロードセル3、フレーム4及び据付部材2を備えている。そして、それぞれのフレーム4がそれぞれのロードセル3によって支持され、それぞれのロードセル3はそれぞれの据付部材2によって支持されている。そして、4つの据付部材2が計量装置140の脚部となっている。
これによって、筐体1及びロードセル3を小さく構成することができるので、計量装置140の厚さを薄くすることができる。このような筐体1及び計量機構としては、Yamato Corporation製PB−200、DSR−400が好適である。
回転支持部材14は、環状に配列された複数のボール14Cと、ボール14Cを自転自在に支持する回転体支持枠14Mとを有している。ボール14C及び回転体支持枠14Mは樹脂材料で構成されている。
回転体支持枠14Mは、中心部のハブ14N、周縁部のリム14P、及びハブとリムとを結ぶスポーク14Qを有する、薄肉の車輪状の部材である。
中心部のハブ14Nには、車軸方向に貫通するピン孔が形成されている。
周縁部のリム14Pには、ボール14Cの側方を包囲して、ボール14Cを自転自在に保持する保持枠14Rが環状に並んで形成されている。ここでは、保持枠14Rは、ボール14Cの径よりもやや大きい孔部によって構成されていて、保持枠14Rにボール14Cが緩やかに嵌められている。
回転体支持枠14Mは、円形の回転天板13の回転中心を貫通する中心軸Zにハブ14Nのピン孔が重なるようにして配設されている。また、ピン14Dが、回転天板13の回転中心を鉛直下方に延びて、回転体支持枠14Mのハブ14Nのピン孔を通って、基板5に接合されている。これによって、回転体支持枠14Mは回転天板13と共にピン14Dの周りに回転自在に接合される。また、ボール14Cが基板5のカバー5A及び回転天板13に接触して、回転天板13の回転移動を支持することができる。さらに、回転支持部材14の構成要素数を少なくすることができるので、回転支持部材14の構造を簡素化することができる。
なお、回転体支持枠14Mは、ピン14Dの周りに固定されていてもよい。ボール14Cの自転によって回転天板13をピン14Dの周りに回転させることができる。
また、ボール14Cの代わりに、第3実施形態のローラ14Eを用いることもできる。つまり、保持枠14Rに、回転天板14Cを円周方向に回転させるようにローラ14Eが配設されている。図4に示すピン14Fが、保持枠14Rの枠縁部に回転体支持枠14Mの半径方向に延びて橋渡しされると、ローラ14Eは、回転天板13及び基板5に接触して、回転天板13の回転を支持することができる。
さらに、ボール14C及びローラ14Eは球径及びローラ径を大きくするとよい。これによって回転天板13が上下に波うつ現象を抑制することができる。
上記実施形態は、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものであり、上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明の範囲を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を変更できる。
例えば、天板11を省略することもできる。すなわち、回転天板13にケーキCを載置して回転させながら、計量をすることも可能である。
本発明のアイシング用秤皿は、既存の計量装置に適用可能であり、被計量物を回転させながら計量が可能であり、かつ計量変動の発生が抑制されるアイシング用秤皿として有用である。また、本発明の計量装置は、被計量物を回転させながら計量が可能であり、計量変動の発生が抑制され、かつコンパクトに構成可能である計量装置として有用である。
本発明の第1実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。 図1のII−II線矢視図である。 本発明の第2実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。 本発明の第3実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。 シール部材の第1変形例である。 シール部材の第2変形例である。 本発明の第4実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。 本発明の第5実施形態のアイシング用秤皿及びそれを用いた計量装置の模式図である。
符号の説明
1 筐体
2 据付部材
3 ロードセル
4 フレーム
4A 梁
5 基板
5A カバー
5B 本体
6 アイシング用秤皿
11 天板
12 取付機構
12A クランプ用ネジ
12B 係合具
13 回転天板
14 回転支持部材
14A 下部円板
14B 上部円板
14C ボール
14D ピン
14E ローラ
14F ピン
14G ピン受け部
14J 凸部
14K 凹部
14L ボール収容部
14M 回転体支持枠
14N ハブ
14P リム
14Q スポーク
17 ネジ
18 スポット溶接部
20 シール部材
20A、20B 溝部材
20C、20E 堤部
20D、20F 溝部
30 回転機構
31 環状ギア
32 駆動ギア
33 駆動軸
34 電動機
35 梁
C ケーキ
Z 中心軸
100、110、120,130、140 計量装置

Claims (8)

  1. 計量するためのロードセルと、鉛直方向に延びて前記ロードセルに下端部が接続されたフレームと、前記フレームの上端部に水平方向に延びるように形成された基板と、を備える計量装置において、前記基板の上面に取り付けられるアイシング用秤皿であって、
    被計量物が載置される回転天板と、
    前記回転天板の下面に接合されて、前記回転天板を複数の位置において支持し、かつ、回転自在に支持する回転支持部材と、を有する、アイシング用秤皿。
  2. 前記回転支持部材が、前記回転天板の下面に取り付けられる上側部材と、前記基板の上面に取り付けられる下側部材と、前記上側部材と前記下側部材との間に挟まれている複数のローラ又は球体と、を有する、請求項1に記載のアイシング用秤皿。
  3. 前記回転支持部材の外周側において、前記基板と前記回転天板との間を狭め、かつ空間形状を屈曲させるように構成する、シール部材を有する、請求項1に記載のアイシング用秤皿。
  4. 前記回転天板の上面に着脱可能な天板を有し、該天板に被計量物が載置される、請求項1に記載のアイシング用秤皿。
  5. 前記回転支持部材が、前記回転天板と前記基板との間に環状に配列されている複数のローラ又は球体と、前記ローラ又は球体を自転自在に保持する回転体支持枠と、を有する、請求項1に記載のアイシング用秤皿。
  6. 下部において前記ロードセルに固定されたフレームと、
    前記フレームの上端において水平方向に延びて配設された基板と、
    前記基板の上面に前記回転支持部材の下面が接合された請求項1に記載のアイシング用秤皿と、を備えた、計量装置。
  7. 前記フレームに支持され、かつ前記回転天板を回転駆動させる回転機構を有する、請求項6に記載の計量装置。
  8. 前記ロードセルと前記フレームとを複数有し、
    前記基板が前記フレームによって多点支持されている、請求項6に記載の計量装置。


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