JP2008038750A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気マニホールド及び流体配管をエンジン上部の空間に効率良く配置することができるとともに、各吸気管にブローバイガスを略均等に分配することができるエンジンの吸気装置を提供すること。
【解決手段】複数の気筒を鉛直線に対して傾斜させた状態で車両のフロアFLの下方(床下)に搭載されるエンジンに設けられる装置であって、サージタンク16と複数の吸気管17〜20及び吸気管フランジを備えた吸気マニホールドをエンジンの上部に配設して成るエンジンの吸気装置において、中央吸気管18,19の上流端をサージタンク16の側壁16aの中央下部に接続し、その外側斜め上方に、端部吸気管17,20の上流端を平面視で前記中央吸気管18,19に重ねて接続するとともに、ガス導入部(ブローバイガス配管の下流端)をサージタンク16の側壁16aの吸気管17〜20によって囲まれる空間Sの上部に接続する。
【選択図】図5

Description

本発明は、複数の気筒を鉛直線に対して傾斜させた状態で車両の床下に搭載されるエンジンの吸気装置に関するものである。
車両の床下に搭載されるエンジンは、車両の床下に所要の最低地上高を確保するために気筒を鉛直線に対して傾斜させている(特許文献1,2参照)。そして、このエンジンの上部には、吸気マニホールド、冷却水配管やブローバイガス配管等の流体配管、ハーネス等が配置されている。
ところで、車両の床下に搭載されるエンジンの上部は車両の床によって高さが制限されるため、吸気マニホールドを構成するサージタンクや吸気管を車両の床とエンジンとの間の空間に効率良く配設しなければ、冷却水配管やブローバイガス配管等の流体配管を配設することが困難になる。
そこで、特許文献3には、図6及び図7に示すような吸気装置が提案されている。
即ち、図6は従来の吸気装置の吸気マニホールドの平面図、図7は図6のC−C線断面図であり、図示のように、吸気マニホールド15’の4本の吸気管17’,18’,19’,20’を2本ずつ上下方向に重ねてサージタンク16’に接続する構成が採用されている。
特開平11−200968号公報 特開2004−339990号公報 特開2002−364380号公報
しかしながら、特許文献3において提案された図6及び図7に示す吸気装置においては、各吸気管17’〜20’の間隔が狭く、サージタンク16’にブローバイガス導入用のガス導入部22’を設ける場合、このガス導入部22’を吸気管18’,19’の上方に配置すると、サージタンク16’の高さが高くなり、図7に示すようにガス導入部22’と車両のフロアFL’とのクリアランスδ’が小さくなるという問題がある。
又、図7に示すように、ガス導入部22’から各吸気管17’〜20’の上流開口端(サージタンク16’への接続部)中心までの距離a’,b’に差が生じるため、該ガス導入部22’からサージタンク16’へと戻されるブローバイガスが各吸気管17’〜20’に均等に分配されず、エンジンの安定した運転が阻害されるという問題も発生する。
従って、本発明の第1の目的とする処は、吸気マニホールド及び流体配管をエンジン上部の空間に効率良く配置することができるとともに、サージタンクの高さを高くすることなく該サージタンクにブローバイガス配管を接続して各吸気管にブローバイガスを略均等に分配することができるエンジンの吸気装置を提供することにある。
他方、吸気管にサーモケースを一体に形成し、該サーモケースにサーモスタット収納部と冷却水導入部及びヒータ用冷却水取出部を設けた場合、冷却水温が低いエンジン始動時等の暖機運転時に冷却水の全量をサーモスタットを素通りしてヒータ用冷却水取出部へと流す構成が採用されていたため、暖機運転時にはサーモスタットによって冷却水の熱が直接感知されず、サーモスタットの温度追従性が悪く、その動作に時間遅れが生ずるという問題があった。
従って、本発明の第2の目的とする処は、冷却水量を制御するサーモスタットの温度追従性を高めることができるエンジンの吸気装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、複数の気筒を鉛直線に対して傾斜させた状態で車両の床下に搭載されるエンジンに設けられる装置であって、サージタンクと、該サージタンクと各気筒とを連結する複数の吸気管及び各吸気管を前記エンジンに連結する吸気管フランジを備えた吸気マニホールドを前記エンジンの上部に配設し、前記サージタンクを平面視で気筒列と直交する方向で且つ前記吸気管フランジに対向する位置に配置するとともに、前記吸気管の各上流端を気筒順に平行に並べて前記サージタンクの気筒列方向と平行な側壁に接続する一方、該吸気管の近傍に、冷却水配管及びブローバイガス配管を含む流体配管を配設して成るエンジンの吸気装置において、
前記吸気管のうち気筒列方向中央部に配される中央吸気管の上流端を前記サージタンクの側壁の中央下部に接続し、その外側斜め上方に、気筒列方向端部に配される端部吸気管の上流端を平面視で前記中央吸気管に重ねて接続するとともに、前記ブローバイガス配管の下流端を前記サージタンクの側壁の前記吸気管によって囲まれる部分の上部に接続したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブローバイガス配管の下流端の前記サージタンクの側壁への接続位置を、前記吸気管の上流開口端中心からの距離が略等しくなる位置としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記端部吸気管の一方にサーモケースを一体に形成し、該サーモケースにサーモスタット収納部と冷却水導入部及びヒータ用冷却水取出部を設けるとともに、前記冷却水導入部からサーモケース内に導入される冷却水を前記サーモスタット収納部を経由して前記ヒータ用冷却水取出部へと導くための隔壁をサーモケース内に形成したことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、吸気管のうち気筒列方向中央部に配される中央吸気管の上流端をサージタンクの側壁の中央下部に接続し、その外側斜め上方に、気筒列方向端部に配される端部吸気管の上流端を平面視で前記中央吸気管に重ねて接続したため、サージタンクに複数の吸気管を一列に並べて連結する構成に比べ、吸気マニホールドの気筒列方向の幅を縮小して該吸気マニホールドをエンジンの上部の空間に効率良く配置することができるとともに、端部吸気管の長さが中央吸気管の長さよりも大幅に長くなることがなく、吸気管の等長化を実現することができる。
又、ブローバイガス配管の下流端をサージタンクの側壁の吸気管によって囲まれる部分の上部に接続したため、サージタンクの高さを高くすることなく該サージタンクにブローバイガス配管を接続することができ、ブローバイガス配管をエンジンの上部の空間に効率良く配置してエンジンと車両の床との間に所要のクリアランスを確保することができる。
請求項2記載の発明によれば、ブローバイガス配管の下流端のサージタンクの側壁への接続位置を、吸気管の上流開口端中心からの距離が略等しくなる位置としたため、エンジンからブローバイガスを通ってサージタンクへと戻されるブローバイガスが各吸気管に略均等に分配され、エンジンの安定した運転が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、エンジンの暖機運転時等において冷却水がラジエータをバイパスして車室内のヒータへと流される場合においても、冷却水導入部からサーモケース内に導入される冷却水は、隔壁によってサーモスタット収納部を経由するため、サーモスタット導入部に収納されたサーモスタットが冷却水の温度を直接感知して時間遅れなく動作し、その温度追従性が高められる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る吸気装置を備えたエンジンの正面図、図2は同エンジンの平面図、図3は吸気マニホールドの一部を破断した平面図、図4は同吸気マニホールドの側面図(図3の矢視A方向の図)、図5は図3のB−B線断面図である。
図1に示すように、車両のフロアFLの下方にはエンジン1が気筒を鉛直線Mに対して傾斜させた状態でマウントメンバ50上に搭載されている。ここで、正面視略U字状の前記マウントメンバ50は、車両の左右に車体前後方向(図1の紙面垂直方向)に配された左右のサイドメンバ51にその両端が取り付けられており、このマウントメンバ50上に左右のマウントゴム52(図1には一方のみ図示)を介して搭載されている。
ここで、エンジン1は、4つの気筒を車体前後方向(図2の左右方向)に並設して成る直列4気筒エンジンであって、図1に示すように、4つの気筒は、そのシリンダ軸線Lが正面視(クランク軸方向視)で鉛直線Mに対して図示の角度θだけ車両の左側(図1の右側)に傾斜している。
そして、図1に示すように、エンジン1の下部にはオイルパン2が配置されており、エンジン1の前面側には、エンジン1の動力の一部で駆動される補機としてのウォータポンプ3、空調用コンプレッサ4及びオルタネータ5が配されている。ここで、車体前後方向に延びるクランク軸6の前端部には大小異径の2段の駆動プーリ7,8が結着され、前記ウォータポンプ3、空調用コンプレッサ4及びオルタネータ5の各入力軸端には小径の従動プーリ9,10,11がそれぞれ結着されている。そして、小径側の駆動プーリ8と前記従動プーリ9,10との間には無端状の駆動ベルト12が巻装され、大径側の駆動プーリ7と前記従動プーリ11との間には無端状の駆動ベルト13が巻装されており、クランク軸6の回転は、小径側の駆動プーリ8及び駆動ベルト12を経て従動プーリ9,10に伝達されてウォータポンプ3と空調用コンプレッサ4が駆動されるとともに、大径側の駆動プーリ7及び駆動ベルト13を経て従動プーリ11に伝達されてオルタネータ5が駆動される。
又、図示しないが、エンジン1の前方の車両前面にはラジエータが配置され、エンジン1の後部にはトランスミッションが取り付けられており、クランク軸6の回転はトランスミッションによって変速されて後輪に伝達される。尚、図2に示すように、エンジン1の左側部からは排気マニホールド14が車体後方に向かって導出している。
次に、本発明に係る吸気装置の構成について説明する。
エンジン1の上部には、吸気装置を構成する吸気マニホールド15が配設されており、この吸気マニホールド15は、矩形ボックス状のサージタンク16と、該サージタンク16と4つの各気筒とを連結する4本の吸気管17,18,19,20と、各吸気管17〜20をエンジン1に連結するプレート状の吸気管フランジ21とを一体化して構成されている。
上記サージタンク16は、図2に示すように、平面視で気筒列と直交する方向(車幅方向)で且つ前記吸気管フランジ21に対向する位置(エンジン1の上部の右側位置)に配置されており、エンジン1に取り付けられる前記吸気管フランジ21には4本の前記吸気管17〜20の下流端が気筒順に車体前後方向に略等間隔に並べられて接続されており、これらの吸気管17〜20の下流端は、エンジン1の各気筒(車体前方のものから順に番号「#1」、「#2」、「#3」、「#4」を付す)の吸気通路(不図示)にそれぞれ接続されている。
4本の吸気管17,18,19,20を車体前方のものから順に第1〜第4吸気管(#1気筒〜#4気筒に接続される吸気管)とする場合、中央の2本の第2及び第3吸気管18,19を「中央吸気管」と称し、その両側の端部に配される2本の第1及び第4吸気管17,20を「端部吸気管」と称することとする。
而して、中央吸気管である第2及び第3吸気管18,19は、平面視では図3に示すように吸気管フランジ21からサージタンク16に向かって互いに略平行にストレートに延びており、側面視では図4に示すように吸気管フランジ21から逆U字状に折り曲げられた後に略水平に延び、その上流端は、図5に示すように、サージタンク16の気筒列方向と平行な側壁16aの中央下部に車体前後方向(図5の左右方向)に並んで接続されている。
他方、端部吸気管である第1及び第4吸気管17,20は、平面視では図3に示すように吸気管フランジ21から互いに近づく方向に折り曲げられた後に第2及び第3吸気管18,19の斜め上方をサージタンク16に向かってストレートに延び、側面視では図4に示すように吸気管フランジ21から円弧状に曲げられて上方へ立ち上がった後にサージタンク16に向かって略水平にストレートに延び、その上流端は、図5に示すように、サージタンク16の側壁16aの第2及び第3吸気管18,19のサージタンク16への接続部の外側斜め上方に、平面視で第2及び第3吸気管18,19に重ねて接続されている。
上述のように第1〜第4吸気管17〜20の各上流端を図5に示すような位置関係をもってサージタンク16の側壁16aに接続したため、サージタンク16の側壁16aには吸気管17〜20によって囲まれる空間Sが形成されることなり、本実施の形態では、サージタンク16の側壁16aの空間Sの幅方向中央上部にガス導入部(ユニオン)22が接続されている。
ところで、エンジン1のクランク室に漏れ出た未燃ガスであるブローバイガスは、図2に示すように、PCVバルブ23からブローバイガス配管24を通ってサージタンク16に戻されるが、ブローバイガス配管24は、エンジン1のシリンダヘッドカバー1Aの車体前端部に取り付けられた前記PCVバルブ23から延びて車体後方へ折り曲げられた後、エンジン1の上方の第2吸気管18と第3吸気管19の間をサージタンク16に向かって略水平に横方向に延び、その下流端は前記ガス導入部22に接続されている。
而して、ブローバイガス配管24の下流端が接続されるガス導入部22が前述のようにサージタンク16の側壁の吸気管17〜20によって囲まれる空間Sの上部に取り付けられているため、該ガス導入部22のサージタンク16への開口部(ブローバイガスの導入口)から各吸気管17〜20の上流開口端中心までの距離aを略等しく設定することができる。
又、図1及び図2に示すように、サージタンク16の他方の側壁16bにはスロットルボディ25が接続されており、このスロットルボディ25は、不図示のエアクリーナに接続されている。
更に、図2〜図4に示すように、吸気マニホールド14の一方の端部吸気管である第1吸気管17の吸気管フランジ21の近傍にはサーモケース26が一体に形成されている。このサーモケース26には、サーモスタット収納部26Aと冷却水導入部26B及びヒータ用冷却水取出部(ユニオン)26Cが設けられており、サーモスタット収納部26Aには、冷却水温によって冷却水の流れを制御するための不図示のサーモスタットが収納されている。
ところで、図2に示すように、エンジン1のシリンダヘッド1Bの後端部からは冷却水配管27が車体後方に向かって延びており、この冷却水配管27は、直角に折り曲げられて吸気マニホールド15の吸気管17〜20の下方を車体前方に向かってストレートに延び、その端部は前記サーモケース26の冷却水導入部26Bに接続されている。
又、サーモケース26の前記ヒータ用冷却水取出部(ユニオン)26Cは、車室内の不図示のヒータに接続されており、前記サーモスタットは、不図示のラジエータに接続されている。尚、サーモスタットは、冷却水温が設定値よりも低いときに閉じて冷却水の全量をヒータ用冷却水取出部26Cへと流すバルブが設けられている。
而して、本実施の形態では、図3に示すように、サーモケース26の内部には、冷却水導入部26Bからサーモケース26内に導入される冷却水をサーモスタット収納部26Aを経由してヒータ用冷却水取出部26Cへと導くための隔壁26aが一体に形成されている。
以上のように構成された吸気装置においては、エンジン1に発生するクランキング負圧に引かれて新気が不図示のエアクリーナにて浄化され後にスロットルボディ25を経てサージタンク16内に導入されるとともに、エンジン1のクランクケース内に漏れ出たブローバイガスがPCVバルブ23からブローバイガス配管24を通ってサージタンク16内に戻される。
そして、サージタンク16内に導入された新気は、ブローバイガスと共に各吸気管17〜20をエンジン1に向かって流れ、この新気に不図示のインジェクタから燃料が噴射されることによって所定の空燃比(A/F)の混合気が形成され、この混合気が各気筒のシリンダ燃焼室での燃焼に供される。
又、前記ウォータポンプ3によってエンジン1内を冷却水が循環せしめられ、この冷却水によってエンジン1の各部が冷却される。そして、エンジン1の各部の冷却に供されて温度が上昇した冷却水は、エンジン1から冷却水配管27を通ってサーモケース26へと導入される。
サーモケース26内には、冷却水導入部26Bから冷却水が導入されるが、この冷却水の温度が低い暖機運転時等においてはサーモスタットのバルブが閉じ、冷却水は、不図示のラジエータをバイパスしてその全量がヒータ用冷却水取出部26Cへと流れて車室内のヒータへと供給されて車室の暖房に供される。この場合、サーモケース26内には前述のように隔壁26aが形成されているため、冷却水は、サーモスタット収納部26Aを素通りしてそのままヒータ用冷却水取出部26Cへと流れることがなく、図3に矢印にて示すように、必ずサーモスタット収納部26Aを経由してヒータ用冷却水取出部26Cへと流れる。このため、サーモスタット収納部26Aに収納されたサーモスタットは、冷却水の温度を直接感知して動作し、その温度追従性が高められ、冷却水の流れがその温度に応じて迅速且つ適正に制御される。
尚、冷却水の温度が上昇して設定値を超えると、サーモスタットのバルブが開いて冷却水の一部がラジエータに導かれ、ラジエータでの放熱によって冷却水が冷却される。
以上において、本発明に係る吸気装置によれば、吸気マニホールド15の吸気管17〜20のうち気筒列方向中央部に配される中央吸気管としての第2及び第3吸気管18,19の上流端をサージタンク16の側壁16aの中央下部に接続し、その外側斜め上方に、気筒列方向端部に配される端部吸気管として第1及び第4吸気管17,20の上流端を平面視で前記第2及び第3吸気管18,19に重ねて接続したため、サージタンクに複数の吸気管を一列に並べて連結する従来の構成に比べ、吸気マニホールド15の気筒列方向の幅を縮小して該吸気マニホールド15をエンジン1の上部の空間に効率良く配置することができるとともに、端部吸気管である第1及び第4吸気管17,20の長さが中央吸気管である第2及び第3吸気管18,19の長さよりも大幅に長くなることがなく、吸気管17〜20の等長化を実現し、吸気慣性効果を有効に利用してエンジン1の出力向上を図ることができる。
又、本発明に係る吸気装置においては、ブローバイガス配管24の下流端が接続されるガス導入部22をサージタンク16の側壁16aの吸気管17〜20によって囲まれる空間Sの上部に接続したため、サージタンク16の高さを高くすることなく該サージタンク16にブローバイガス配管24を接続することができ、図5に示すように、ブローバイガス配管24をエンジン1の上部に車両のフロアFLとの間に形成される空間に効率良く配置してエンジン1と車両のフロアFLとの間に所要のクリアランスδを確保することができる。
更に、図5に示すように、ガス導入部22のサージタンク16への開口部(ブローバイガスの導入口)から各吸気管17〜20の上流開口端中心までの距離aを略等しく設定することができるため、エンジン1からブローバイガス配管24を通ってサージタンク16へと戻されるブローバイガスが各吸気管17〜20に略均等に分配され、エンジン1の安定した運転が可能となる。
尚、以上は本発明を特に直列4気筒エンジンに対して適用した形態について説明したが、本発明は、複数の気筒を鉛直線に対して傾斜させた状態で車両の床下に搭載されるエンジン全般に適用可能であって、その気筒数は問わない。
本発明に係る吸気装置を備えたエンジンの正面図である。 本発明に係る吸気装置を備えたエンジンの平面図である。 本発明に係る吸気装置の吸気マニホールドの一部を破断した平面図である。 本発明に係る吸気装置の吸気マニホールドの側面図(図3の矢視A方向の図)である。 図3のB−B線断面図である。 従来の吸気装置の吸気マニホールドの平面図である。 図6のC−C線断面図である。
符号の説明
1 エンジン
1A シリンダヘッドカバー
1B シリンダヘッド
2 オイルパン
3 ウォータポンプ
4 空調用コンプレッサ
5 オルタネータ
6 クランク軸
7,8 駆動プーリ
9〜11 従動プーリ
12,13 駆動ベルト
14 排気マニホールド
15 吸気マニホールド
16 サージタンク
16a,16b サージタンクの側壁
17〜20 吸気管
21 吸気管フランジ
22 ガス導入部
23 PCVバルブ
24 ブローバイガス配管
25 スロットルボディ
26 サーモケース
26A サーモスタット収納部
26B 冷却水導入部
26C ヒータ用冷却水取出部
26a 隔壁
27 冷却水配管
50 マウントメンバ
51 サイドメンバ
52 マウントゴム
FL 車両のフロア
L 気筒のシリンダ軸線
M 鉛直線
S 空間
θ 気筒の傾斜角
δ クリアランス

Claims (3)

  1. 複数の気筒を鉛直線に対して傾斜させた状態で車両の床下に搭載されるエンジンに設けられる装置であって、サージタンクと、該サージタンクと各気筒とを連結する複数の吸気管及び各吸気管を前記エンジンに連結する吸気管フランジを備えた吸気マニホールドを前記エンジンの上部に配設し、前記サージタンクを平面視で気筒列と直交する方向で且つ前記吸気管フランジに対向する位置に配置するとともに、前記吸気管の各上流端を気筒順に平行に並べて前記サージタンクの気筒列方向と平行な側壁に接続する一方、該吸気管の近傍に、冷却水配管及びブローバイガス配管を含む流体配管を配設して成るエンジンの吸気装置において、
    前記吸気管のうち気筒列方向中央部に配される中央吸気管の上流端を前記サージタンクの側壁の中央下部に接続し、その外側斜め上方に、気筒列方向端部に配される端部吸気管の上流端を平面視で前記中央吸気管に重ねて接続するとともに、前記ブローバイガス配管の下流端を前記サージタンクの側壁の前記吸気管によって囲まれる部分の上部に接続したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記ブローバイガス配管の下流端の前記サージタンクの側壁への接続位置を、前記吸気管の上流開口端中心からの距離が略等しくなる位置としたことを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記端部吸気管の一方にサーモケースを一体に形成し、該サーモケースにサーモスタット収納部と冷却水導入部及びヒータ用冷却水取出部を設けるとともに、前記冷却水導入部からサーモケース内に導入される冷却水を前記サーモスタット収納部を経由して前記ヒータ用冷却水取出部へと導くための隔壁をサーモケース内に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載のエンジンの吸気装置。
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US11035328B1 (en) 2019-12-16 2021-06-15 Hyundai Motor Company Intake manifold
JP2021139301A (ja) * 2020-03-02 2021-09-16 スズキ株式会社 エンジンにおけるブローバイガス還流構造

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